JPH0272379A

JPH0272379A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPH0272379A
Application number: JP22505388A
Authority: JP
Inventors: Shunkai Sako; 酒匂　春海; Kiyoshi Sakai; 酒井　清志; Teigo Sakakibara; 悌互榊原; Shoji Amamiya; 昇司雨宮
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-09-07
Filing date: 1988-09-07
Publication date: 1990-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は電子写真装置、静電記録装置等において使用さ
れるコロナ放電装置に関し、さらには像担持体に対して
長期間安定で均一な電荷の付与をできるコロナ放電装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来、静電記録、電子写真法において、線径０．１ｍｍ
程度のワイヤーに高電圧を印加することによりコロナ放
電を行うコロナ放電法が広く用いられている。

一方、コロナ放電装置としては、高圧電源に接続された
コロナ放電電極と、該コロナ放電電極を囲むシールド板
で構成されたコロトロン装置、もしくはコロトロン装置
に放電電流制御部材（以下、グリッドと称す。）を設け
たスコロトロン装置が知られている。このうちグリッド
に適当な電位を与えることで容易に像担持体への帯電を
制御できるスコロトロン装置が安定した画像形成には有
利で一般に広く用いられる仕方である。

〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら、
これらの装置を用いたコロナ放電法では、コロナ放電電
極、シールド板、グリッド等に異物の付着、即ち現像剤
、放電による酸化物。

空気中の塵埃等の付着による汚れが発生し、これが原因
となって帯電、除電等の放電にムラを生ずるという欠点
があった。

これに対処するために、例えば実開昭５７−９３９４２
号や特開昭５７−１８８０６２号、特公昭４０−１７２
２９号、特開昭６１−８０２２７号公報等に示されてい
るように、”コロナ放電装置内外の送風手段によって異
物の進入を制御する方法が掲示されているが、いずれも
長期間の使用において、コロナ放電装置の各部分への異
物の付着は避けられず、特にワイヤーの劣化は防止でき
ないため長期にわたって安定した放電特性を維持するこ
とは困難であった。

一方、特開昭６１−１８４５６９号公報等に示されてい
るように、フェルトや金属ワイヤのブラシ。

発泡状の弾性体等をワイヤ上に押圧して動かすことによ
って、付着した異物を清掃する方法も提示されているが
、この方法だと、像担持体に対し帯電を行っていない時
のみにしか清掃を行うことが出来ず、従って、長時間連
続して像担持体への帯電を行っている際に、異物の付着
が生じた場合の放電ムラを回避することが出来ない。ま
た、ワイヤー自体の酸化等による劣化は清掃では回復し
ないため、ワイヤーが劣化した際には、はりかえる以外
に放電ムラを解消する方法はなかった。

ところで、コロナ放電ワイヤーは、均一な放電を行わせ
るため、一般に表面に金をメツキして均一にしたワイヤ
ーを用いる。しかし、グリッドワイヤーは、汚れ、劣化
以外には金メツキをしな（でも放電ムラの原因とはなら
ないため、コスト的にも安価なステンレスワイヤーやタ
ングステンワイヤーを用いるのが通例である。しかし、
このステンレスワイヤーやタングステンワイヤー等は放
電によって発生した酸化物による劣化が著しく、従って
、このグリッドワイヤーの劣化が放電ムラの原因となる
ことが多かった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、グリッド
ワイヤーに対し、もしくはグリッドワイヤーとコロナ放
電ワイヤーに対し、そのワイヤーの巻き取り装置を有す
ることにより、いつでも未使用のワイヤーを像担持体に
対する帯電域に使用することが出来、放電ムラが生ずる
のを防止したものである。

また、ワイヤーの支持部に清掃部材を用いることにより
、更には、像担持体上の帯電域近傍の帯電域外に相当す
る場所に清掃部材を設けることによって、ワイヤーが帯
電域に達する前にあらかじめ清掃され、常に汚れていな
いきれいなワイヤーを帯電域上に存在させることが出来
るので、この方法を併用することが好ましい。

更に、ワイヤーの巻き取り装置自体にモーターを設ける
ことにより、人手をわずられすことなく自動的にワイヤ
ーが移動でき、また、その巻き取り速度を自由に変えら
れるようにすることにより、例えば、ステンレスワイヤ
ーと亜鉛メツキをしたステンレスワイヤーの様に、劣化
速度が異なるそれぞれのワイヤーを、そのワイヤー寿命
に合わせて無駄な（巻き取ることが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例にて説明する。

第１図は本発明の電子写真装置を説明するための概略図
である。ｌは導電性支持体上に光導電性層を基本構成体
とする感光体をドラム状に形成した感光体ドラムであり
、軸２により不図示の機枠に矢印方向に回転自在に軸支
されている。この感光体ドラムの周囲には、帯電器１２
．不図示の原稿を露光走査した時の光像露光１３．現像
器１４．転写帯電器１５．分離帯電器１６．クリーニン
グ装置１７゜前露光ランプ１８の各電子写真プロセス構
成要素等が配置されている。３′　は転写材供給用のカ
セット。

３は転写材、４は転写材送り出し用の供給ローラであり
、５はガイド版６を介して転写材３を感光体ドラムｌと
転写帯電器１５の間に送り込むレジストローラ、１６は
感光体ドラムｌから転写材３を分離させるための分離帯
電器、７は感光体ドラム１からの分離した転写材３を定
着装置へ搬送する搬送系で、搬送ベルトが張っである。

８は転写材上へ転写された現像剤（トナー）を転写材に
定着するための定着装置である。尚、９は転写前帯電器
、　　１０は転写前露光光源である。

従来、上記のような電子写真装置内の帯電器として使用
されるコロナ放電装置は、この装置内のコロナ放電ワイ
ヤーやグリッドワイヤーにトナーその他の塵埃、異物等
が付着し易く、この付着は放電量の減少や放電停止の原
因となる。また、放電によって発生したオゾンや窒素酸
化物はワイヤーを酸化劣化させ、このワイヤー劣化の有
無は現像時の感光体表面電位の差異となって現われ、同
一の現像を行っても一定の濃度が得られず画像に濃淡の
ムラを生じる。

本発明は上述の点に鑑みなされた”もので、第２ａ・２
ｂ図、第３ａ・３ｂ図、第４ａ・４ｂ図に本発明の実施
例を示す。第２ａ・２ｂ図において１９は放電ワイヤー
、２０は放電ワイヤーを支持する絶縁性ブロック、２１
は放電ワイヤーを包囲しているシールド板、２２はグリ
ッドワイヤー、２３ａ、２３ｂはワイヤーを巻き取る装
置、２４は未使用ワイヤーを保留するためのワイヤー送
り出しローラである。

ここで示すスコロトロン装置の場合、コロナ放電ワイヤ
ー１９とグリッドワイヤー２２の巻き取り装置が別々に
存在しても良く（第２ａ図）、同一のものを共有しても
良い（第２ｂ図）。

また第２ａ・２ｂ図のコロナ放電装置に対し、ワイヤー
の支持部に清掃部材２５を有したもの（第３ａ・３ｂ図
）、さらには像担持体上の帯電域近傍の帯電域外に相当
する場所に清掃部材２６を有したもの（第４ａ・４ｂ図
）を用いると本発明はより一層効果が得られる。

〔実施例１，２〕第１図に示す様な電子写真装置に於いて、第４ｂ図に示
したような本発明の帯電中長手方向長さ３００ｍｍのコ
ロナ放電装置を用いて１ａ万枚耐久テストを行った。但
し、コロナ放電装置のワイヤー巻き取り装置は、自動ワ
イヤー巻き取りモーターが付いており、コロナ放電ワイ
ヤーとしては金メツキをしたタングステンワイヤーを用
い、またグリッドワイヤーとしてはステンレスワイヤー
を用いて、その巻き取り速度を０　、１　ｍ　ｍ　７枚
に設定した。これを実施例１としてその結果を表１に示
す。

また実施例１において、ステンレスワイヤーのかわりに
タングステンワイヤーをドツトワイヤーとして用い、そ
のグリッドワイヤーの巻き取り速度を０．３ｍｍ／枚に
設定した以外は実施例１と同様の装置、実験を行った。

これを実施例２としてその結果を表１に示す。

〔実施例３．４．５］実施例１に用いた装置においてコロナ放電装置として、
それぞれ第４ｂ・４ａおよび３図のものを用いる以外は
実施例１と同様の装置を使用し、１ａ万枚耐久テストを
行った。これ等をそれぞれ実施例３．４および５として
その結果を表１に示す。但し、各々のワイヤーの巻き取
りは手巻きであり、その割合は実施例３が１００　ｍ　
ｍ　／　１０００枚、実施例４゜５が１００ｍｍ／９０
０枚である。

〔実施例６〕実施例１に用いた装置において、コロナ放電装置として
第２図のものを用いる以外は実施例１と同様の装置を使
用しｌＯ万方杖久テストを行った。但し、ワイヤーの巻
き取りは手巻きであり、その割合はコロナ放電ワイヤー
が１００　ｍ　ｍ　／　５００枚、グリッドワイヤーが
２００ｍｍ／１００枚とした。（これは第２ａ図のコロ
ナ放電装置においてグリッドワイヤーが帯電器の長手方
向に対し５往復しているためであり、例えばｌＯ往復な
ら２００　ｍ　ｍ　／　５０枚の巻き取り割合が必要で
あろう。）これを実施例６としてその結果を表１に示す
。

〔比較例１，２〕実施例１に用いた装置において、コロナ放電装置として
第４ｂ図に示す装置中のワイヤー巻き取り部送り出しロ
ーラを除去した以外は実施例１と同様の装置を使用し、
従ってワイヤー巻き取り操作を行うことな（１ａ万枚耐
久テストを行った。これを比較例１としてその結果を表
１に示す。

また、比較例１において、ステンレスワイヤーのかわり
にタングステンワイヤーをグリッドワイヤーとして用い
た以外は同様にして耐久テストを行った。これを比較例
２としてその結果を表１に示す。

〔比較例３〕実施例Ｉに用いた装置において、コロナ放電装置として
第４ｂ図に示す装置中のワイヤー巻き取り部、送り出し
ロール部を除去し、かつワイヤーに対し帯電器長手方向
への往復が可能な巾３ｍｍのフェルトの押圧清掃部材を
用いた以外は実施例１と同様の装置を使用し、１０万枚
耐久テストを行った。但し、押圧清掃部材によるワイヤ
ー清掃は１回／１００枚とした。これを比較例３として
その結果を表１に示す。

〔比較例４〕実施例１に用いた装置において、コロナ放電装置として
第４ｂ図に示す装置中のワイヤー巻き取り部、送り出し
ロール部を除去し、かつコロナ放電装置のシールド板側
から放電用開口部へ向けて風が流れるようなファンを設
ける。即ち送風手段を取り付けることにより、コロナ放
電装置内各部の異物の付着を防止するようにした以外は
実施例１と同様の装置を使用し、１０万枚耐久テストを
行った。これを比較例４としてその結果を表１に示す。

以上、表１に示すようにコロナ放電装置において、装置
内に異物が付着したりワイヤー自体の劣化によって引き
起されていた放電ムラを解消するための方法として、従
来抑圧清掃部材による定期的な清掃あるいは送風による
コロナ放電装置内への異物の導入の防止等が行われて来
たが、いずれも長期の使用にるワイヤーの汚れは回避で
きず、特にワイヤー自体が劣化した場合には清掃では放
電ムラが解消できず、ワイヤーのはりかえを余儀なくさ
れていた。しかし、ワイヤーに巻き取り装置を設け、ワ
イヤーの劣化具合に合わせて、常に汚れていないきれい
なワイヤーを帯電域上に存在させることが出来る本発明
を用いれば、長期間に亘って安定した放電が得られ、従
って長期間画像をみだすことな（使用するこが可能とな
り、また、従来市場においてメンテナンスとして行われ
ていたワイヤーのはりかえも、単にワイヤー巻き取り装
置を作動させるだけの簡単な操作を行うことで不用とな
った。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、コロナ放電装置に
用いるグリッドワイヤーもしくはグリッドワイヤーとコ
ロナ放電ワイヤーに対し、それぞれ巻き取り装置を設け
て巻き取りながら使用することにより、さらにはそれぞ
れのワイヤーが巻き取りの際の移動で清掃部材上を通過
して清掃されることによって、コロナ放電装置内の異物
による汚染やワイヤーの劣化を解消できる。よって、長
期間にわたで安定した放電特性を維持することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明コロナ放電装置が適用可能な電子写真装
置の概略図で、第２ａ図、第２ｂ図はスコロトロン装置
にそれぞれワイヤー巻き取り装置およびワイヤー送り出
しローラを設けた概略図であり、第３ａ図、第３ｂ図は
ワイヤー支持部に清掃部材が追加された装置をコロナ放
電ワイヤ一部（第３ａ図）グリッドワイヤ一部（第３ｂ
図）に分けて示した概略図であり、さらに第４ａ図、第
４ｂ図は像担持体上の帯電域近傍の帯電域外に相当する
場所に清掃部材を設けた装置（第４ａ図）およびワイヤ
ー支持部にも清掃部材を設けた装置（第４ｂ図）の縦断
面図である。１・・・感光体ドラム　　　　２・・・感光体回転軸３
・・・転写材　　　　　　　４・・・供給ローラ５・・
・レジストローラ　　　　６・・・ガイド版７・・・搬
送系　　　　　　　８・・・定着装置９・・・転写前帯
電器　　　　ＩＯ・・・転写前露光光源１１・・・現像
スリーブ　　　　１２・・・帯電器１３・・・光像露光
　　　　　　１４・・・現像器１５・・・転写帯電器　
　　　　１６・・・分離帯電器１７・・・クリーニング
装置　　１８・・・前露光ランプ１９・・・コロナ放電
ワイヤー　２０・・・絶縁性ブロック２１・・・シール
ド板　　　　　２２・・・グリッドワイヤー２３・・・
ワイヤー巻き取り装置２４・・・ワイヤー送り出しローラ２５．２６・・・清掃部材ご／Ｌ５／ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子写真プロセスに用いられるグリッドワイヤー
もしくはグリッドワイヤーとコロナ放電ワイヤーにおい
て、該ワイヤーの巻き取り装置を有することを特徴とす
る電子写真装置。
（２）グリッドワイヤーもしくはグリッドワイヤーとコ
ロナ放電ワイヤーの支持部に清掃部材を用いることを特
徴とする特許請求の範囲（１）記載の電子写真装置。
（３）グリッドワイヤーもしくはグリッドワイヤーとコ
ロナ放電ワイヤーにおいて、像担持体上の帯電域近傍の
帯電域外に相当する場所に清掃部材を有することを特徴
とする特許請求の範囲（１）および（２）記載の電子写
真装置。
（４）グリッドワイヤーもしくはグリッドワイヤーとコ
ロナ放電ワイヤーの巻き取りモーターを有し、該巻き取
りモーターの巻き取り速度が可変であることを特徴とす
る特許請求の範囲（１）、（２）および（３）記載の電
子写真装置。