JPH0269117A - 地下埋設施設用植物栽培容器への給水方法及び自動給水式地下埋設施設用植物栽倍容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、植物栽培容器に関し、特に、防火水槽、浄化
槽等の地下埋設施設のマンホール蓋の代わりに使用する
植物栽培容器に適した給水方法及び自動給水式地下埋設
施設用植物栽培容器に関する。

（従来の技術） 従来、地下埋設施設の点検口に敷設する安全蓋として鋼
製の蓋が使用されているが、この鋼製の蓋は美観上の点
、土地の有効利用の点等で好ましものとは言えなかった
。そこで、この鋼製蓋の代わりに植物栽培容器を設置す
ることが提案されるに到った（実公昭５８−１８６９７
号）。しかしながら、せっかく美化を目的として植物栽
培容器を設置しても、植え込んだ植物の栽培管理をどの
ような管理体制で行うかが問題となる。部ち、植物にと
って一番大切な水やりを人為的に行うには、人件費の点
で莫大な予算が必要となる。そこで、地下埋設施設用植
物栽培容器の栽培管理において、特に、人為的な給水を
必要としない給水方法の開発が望まれるに到った。

一方、植物栽培容器への給水に関しては、色々な提案が
なされている。その主なものとして、「植物の育成方法
並びにその装置（特開昭５７−１４１２２７号）」、［
植物栽培装置（実開昭６１−９５２６４号）」、［植物
育成用容器（実開昭５８−１３０４４３号）」、「植物
育成容器（特開昭６２−６１５２２号）」、「屋外用の
溶液栽培装置（実開昭６３−４２０４９号）」、「プラ
ンタ−（実開昭６３−３６２４６号）」、［溶液栽培装
置（実開昭６３−１５７５８号）」、「簡易揚水フラワ
ーポット（実開昭６２−１８７５６５号）」、「盆栽プ
ランタ−（実開昭６０−４４５５５号）」、「給水ブラ
ンター（実開昭５７−８０２．１１号）」、「滞留水位
調整式プランタ−（実開昭５７−３３１６１号）」、［
プランター（実開昭５７−１８３４５号）」、１毛管現
象による自動給水式プランタ−（実開昭５６−５０２４
９号）」、「プランタ−（実開昭５５−１３１６４８号
）」、「植物育成槽（実開昭５５−１１８９５３号）」
、「プランタ−（実開昭５５９３２５４号）」、「プラ
ンタ−（特開昭５８−１０７１２０号）」、「溶液自給
式プランタ−（特開昭５２−３８３４４号）」等が挙げ
られる。

しかしながら、上記提案は何れも予め人為的に水を貯溜
し、数日の水の供給を省力化したものに過ぎず、家庭用
の植物栽培容器としては適しているが、離れた箇所に多
数設置される性格を有する地下埋設施設用植物栽培容器
には適さないものであった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明者等は、上記従来の欠点を解決すべく鋭意検討を
重ねた結果、地下埋設施設内の温か（湿った環境に注目
し、植物栽培容器の下方に皿状体を配し、植物栽培容器
の外壁に結露する水滴を該皿状体に貯溜することにより
、植物栽培容器内に給水するための水を確保することが
できることを見出し本発明に到達した。

従って、本発明の第１の目的は、人為的給水をとにある
。

本発明の第２の目的は、人為的給水を必要とせず自動で
水の補給ができる自動給水式地下埋設施設用植物栽培容
器を提供することにある。

（課題を解決するだめの手段） 本発明の上記の諸口的は、地下埋設施設の点検口に着脱
自在に挿入固定する、底面に通水孔を有する植物栽培容
器の下方に皿状体を配置せしめることにより、該植物栽
培容器の外壁に付着する結露水を前記皿状体に集水して
貯溜し、該集水した水を前記植物栽培容器内へ供給する
ことを特徴とする地下埋設施設用植物栽培容器への給水
方法及び自動給水式地下埋設施設用植物栽培容器により
達成された。

以下本発明の地下埋設施設用植物栽培容器への給水方法
及び自動給水式地下埋設施設用植物栽培容器を実施例に
基づいて詳しく説明する。

第１図は、本発明の、地下埋設施設用植物栽培容器への
給水方法を実施する一態様を示す断面図である。

第１図において、符号（１）は、地下埋設施設の点検口
（２）の上縁部に設置した嵩上げ部である。嵩上げ部（
１）は筒状をなし、その平面形状は円形、四角形等適宜
選択することができる。又、嵩上げ部（１）を地下埋設
施設の点検口（２）の上縁部に固定する手段は、嵩上げ
部（１）の下端をフランジ型にし、ホールインアンカー
（３）等で固定し、その上をモルタル詰め（４）する等
適宜選択することができる。しかしながら、本発明は必
ずしも嵩上げ部（１）を要するというものではなく、既
設の地下埋設施設の点検口に直接使用する植物栽培容器
についても適用することができる。

符号（５）は、底面に水や空気を供給するための通水孔
（６）が穿設された植物栽培容器であり、点検口（２）
に挿入固定する。植物栽培容器（５）を嵩上げ部（１）
内に固定する場合は、植物栽培容器（５）の上縁を外側
に折り返した状態とし該曲折部を嵩上げ部（１）の上縁
に係止せしめる等適宜選択することができるが、地下埋
設施設の点検の際には、取り外すことができるように着
脱自在に固定しなければならない。又、植物栽培容器（
５）を既設の地下埋設施設に固定する場合には、例えば
植物栽培容器の側面の所定の箇所に第３図に示した如く
段差を設け、該段差部を点検口の蓋を設置するための段
差部に嵌合せしめることにより固定することができる。

符号（７）は、植物栽培容器（５）の下方に配した皿状
体である。皿状体（７）の外径は、植物栽培容器（５）
の下面の外径よりも大で、嵩上げ部（１）の内径よりも
小とする。これは、地下埋設施設内の湿った温かい空気
が該皿状体（７）により遮断されないようにするためと
結露水を最大限に集水するためであり、植物栽培容器の
下部が球面体である場合には、結露水を集水するのに有
効な範囲を皿状体（７）の外径とする。又、皿状体（７
）と植物栽培容器（５）の底面との配置は皿状体（７）
に貯溜した水が植物栽培容器（５）の底部と容易に接し
、通水孔（６）より貯溜水を給水できる程度に隙間をあ
けて配置することが好ましい。本発明の方法には皿状体
（７）を植物栽培容器（５）とも、嵩上げ部（１）とも
無関係に、例えば、地下埋設施設の点検口に支持部を設
け、その支持部に載置せしめることにより固定すること
も包含する（第１図）が、点検時の取り外し手間等を考
慮して、植物育成容器（５）に固着せしめ、水を自動的
に給水することのできる自動給水式の植物栽培容器とす
ることが保守管理上好ましい（第２図及び第３図）。固
着手段としては、植物栽培容器（５）の底部にボルト等
により吊り下げたり、嵩上げ部（１）内にアングル等の
縁材を突没せしめて皿状体（７）を載置する等適宜選択
することができる。　皿状体（７）からの給水手段とし
ては、前述した通水孔をとうして直接給水する方法の他
にも、他の手段、例えば毛管給水ロープを使用して、皿
状体（７）から植物栽培容器（５）内へ、毛管現象を利
用して水を供給するようにしても良い（第２図）。毛管
給水ローブは植物栽培容器（５）の上部、中部又は通水
孔（６）等から皿状体（７）内に下げることができる。

（作　用） 以下、本発明の地下埋設施設用植物栽培容器への給水方
法を作用と共に更に詳しく説明する。

地下埋設施設内の湿った温かい空気中の水分は、温度の
差による結露現象によって植物栽培容器の外面に結露水
として付着する。この結露水は、次第に水滴となって皿
状体に落下し貯溜される。皿状体に貯溜された結露水は
、植物栽培容器の通水孔を通って又は毛管給水ロープ等
の給水手段によって植物栽培容器の土壌中に供給される
。

（発明の効果） 以上詳述した如く、本発明の地下埋設施設用植物栽培容
器への給水方法及び自１すＪ給水式地下埋設施設用植物
栽培容器を用いれば、植物栽培容器内の土壌を常に湿っ
た状態にし、人為的な水の補給を必要とせず、植物体に
適した環境を保持せしめることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の地下埋設施設用植物栽培容器への給
水方法の一態様を示す断面図であり、皿状体を点検口に
取り付けたアングルに載置せしめた例である。 第２図は、皿状体からの給水手段として毛管給水ローブ
を使用する本発明の自動給水式地下埋設施設用植物栽培
容器の例を示す断面図である。 第３図は、既設の地下埋設施設の点検口の蓋の設置部に
直接本発明の自動給水式地下埋設施設用植物栽培容器を
設置した例である。 １・・・・嵩上げ部 ２・・・・点検口 ３・・・・ホールインアンカー ４・・・・モルタル詰め ５・・・・植物栽培容器 ６・・・・通水孔 ７・・・・皿状体 ８・・・・地下埋設施設本体 出願人　　　　　　　　　　　協和電設株式会社代理人
　弁理士　　　　　　　滝　１）清　暉第 図 第 図 ボルト 吊 コ 通水孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）地下埋設施設の点検口に着脱自在に挿入固定する、
   底面に通水孔を有する植物栽培容器の下方に皿状体を配
   置せしめることにより、該植物栽培容器の外壁に付着す
   る結露水を前記皿状体に集水して貯溜し、該集水した水
   を前記植物栽培容器内へ供給することを特徴とする地下
   埋設施設用植物栽培容器への給水方法。 ２）皿状体に貯溜された水と植物栽培容器の底部が接触
   し得るように皿状体を配置することにより、皿状体に集
   水した水を通水孔を介して前記植物栽培容器内へ供給す
   る請求項１に記載の地下埋設施設用植物栽培容器への給
   水方法。 ３）地下埋設施設の点検口に着脱自在に挿入固定する手
   段を周縁の何れかの箇所に有すると共に底面に通水孔を
   有する植物栽培容器と該植物栽培容器の底部下面に固着
   した皿状体とからなる自動給水式地下埋設施設用植物栽
   培容器。