JPH0268715A - 薄膜磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

薄膜磁気記録媒体の製造方法

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JPH0268715A
JPH0268715A JP22070488A JP22070488A JPH0268715A JP H0268715 A JPH0268715 A JP H0268715A JP 22070488 A JP22070488 A JP 22070488A JP 22070488 A JP22070488 A JP 22070488A JP H0268715 A JPH0268715 A JP H0268715A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
thin film
recording medium
carbon protective
lubricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP22070488A
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English (en)
Inventor
Takao Takahashi
高橋 岳雄
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、固定磁気ディスク装置に用いられる薄膜磁
気記録媒体〈以下、単にディスクとも称する)の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
近年、固定磁気ディスク装置(以下HDDとも略称する
)は大記憶容量、 Low Bit Co5t、高速ア
クセスなど利点が多いことから、コンピュータなどの情
報処理装置の外部記憶装置として脚光を浴びている。特
にその記憶容量の増大は目覚ましく、3.5’HDDに
おいてはlO〜20MBであったのが40〜60MBへ
と推移してきているが、さらに記憶容量を増大させるこ
とが強く望まれている。
このような記憶容量の大容量化を実現するために、 (a)記憶素子としてのディスクの保磁力を高めること
によるディスクの高記録密度化 ら)磁気ヘッドの低浮上化によるディスクへの高記録密
度化 (C)搭載するディスク枚数を増加させることによる大
記憶容量化 が考えられ、研究、開発が進められている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は、上述の項目のうち(C)項に着目してHD
Dの記憶容量の増大を図るものである。
HDDにおいては、情報の記録・再生に際して、磁気ヘ
ッドがディスク表面でいわゆるC85(Contact
 5tart 5top)を繰り返す。CSSの回数が
多くなるにつれて、磁気ヘッドとディスク表面との摩擦
係数が増大してきて、ディスク表面に傷が生じたり、ヘ
ッドクラッンユが起きたり、ディスクが回転不能になっ
たりする不具合が発生するに至る。
従来、このような現象を防ぐために、ディスクの磁性層
上にカーボンからなる保護潤滑層を形成し、磁性層の保
護と同時にディスク表面の潤滑性を高め、摩擦係数を低
減し、またC8Sを繰り返したときの摩擦係数の増大を
抑えることを図っていたが、カーボン保護潤滑層だけで
は満足できる潤滑性が得られず、−船釣にはその上にさ
らに液体または固体の潤滑剤からなる潤滑層を形成して
潤滑性を向上させている。
ところで、記憶容量を増すためにHDDに搭載するディ
スク枚数を多くすると、上述の不具合が発生する危険性
が大きくなる。この対策として、ディスク表面の潤滑性
をさらに高め、摩擦係数を低減し安定化することが重要
な課題となる。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
表面の潤滑性が優れ、摩擦係数が小さ(、かつ、C8S
が多数回繰り返されても安定している薄膜磁気記録媒体
の製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、この発明によれば、非磁性基板上に形成
されたNi−P合金層上に非磁性金属下地層。
強磁性金属薄膜磁性層、カーボン保護潤滑層、液体潤滑
剤からなる潤滑層が順次形成されてなる薄膜磁気記録媒
体の製造方法において、前記カーボン保護潤滑層を15
0℃以上250℃以下の温度に保持された下地上にスパ
ッタ法で膜厚200Å以上400Å以下の膜として形成
することによって達成される。
〔作用〕
優れた潤滑性を得るためにはディスク表面に液体潤滑剤
の層が均一な厚さの安定した膜として形成されていなけ
ればならない。そのためには、液体潤滑剤と下地である
カーボン層との適合性が重要である。すなわち、カーボ
ン層表面が液体潤滑剤とのぬれ性が良く、かつ、強固な
密着性が得られる構造、形状であることが必要である。
カーボン層表面の構造、形状はその成膜条件に左右され
、下地(非磁性基板上に磁性層まで形成されたもの)温
度を150℃以上250℃以下に保持し、スパッタ法で
200Å以上400Å以下の厚さに成膜されたカーボン
層は液体潤滑剤に対して好適な適合性を有する。
従って、このような成膜条件で形成されたカーボン保護
潤滑層の上に液体潤滑剤からなる潤滑層を設けたディス
クは優れた潤滑性を有するものとなる。
〔実施例〕
ディスクのカーボン層成膜の因子とディスクの潤滑性と
の関係を探るために、直交配列法により実験を行った。
成膜因子として下地温度(Tsub) 。
スパッタ時のアルゴンガス圧(PAr)、膜厚(δ)を
とり、各因子を第1表に示す通り2水準に変化させて、
第2表に示すような8種類の実験を行い、試料を作製し
た。
第1表 第2表 試料は以下の方法で作製した。ディスク状A2合金基板
の表面に切削加工を施し、その上に無電解めっき法でN
i−P合金層を形成する。このNi−P合金層に超精密
平面研摩を施して表面粗さをRa で20Å以下とし、
さらにその上にTeXtureを施して所要の表面形状
の基板とする。この基板を精密洗浄した後、インライン
方式のスパッタ装置により所要の各層の成膜を行う。基
板をホルダーに装着し、スパッタ装置の仕込室へ搬入す
る。5X10−’Torr以下の高真空に排気した後、
成膜室へ搬送し、基板を所要の温度にまで加熱する。そ
の後、基板を低速搬送しなからCr下地層、 Co系合
金磁性層。
カーボン保護潤滑層をスパッタ法で順次成膜する。
カーボン成膜のときにはTsub、 PAr、  δを
それぞれ各実験に対応して変化させて各試料を作製した
成膜完了後、取出室へ搬送し、大気を導入後基板を取り
出す。次にカーボン保護潤滑層上に液体潤滑剤を塗布し
て潤滑層を形成しディスクとする。
これらの試料について潤滑性を評価した。潤滑性の評価
は一般にC8Sを所定回数繰り返したときの動摩擦係数
C8Sμを測定して評価するが、通常C8Sを2万回程
度以上行う必要があり測定に時間がかかるので、はぼ等
価の加速試験であるSCTを所定時間行ったときの動摩
擦係数SCTμ(Drug Te5tμ)を測定して評
価を行った。この方法は、ディスクを低速回転させ、デ
ィスク表面に磁気ヘッドを接触走行させて所定時間後の
動摩擦係数μを測定する評価方法である。SCTで60
分分間性させたときのμ値(μ)180mi、、)がC
552万回後のC8Sμと相関があるのでμ1160M
Inを測定して評価した。その結果を第2表に示しであ
る。この測定値について分散分析を行った分散分析表を
第3表として示す。
第3表 また、a :Tsub、  c :δを因子としてμM
60mInを推定した直交表推定値グラフを第2図に示
す。
第3表および第2図により、ディスクの潤滑性とカーボ
ン成膜時の基板温度Tsub 、カーボン膜厚δとが強
い相関があることが判る。
そこで、次にディスクの潤滑性を示すμM60ml、と
カーボン成膜時の基板温度Tsub 、カーボン膜厚δ
との関係を詳細に調べた。その結果を第1図に示す。第
1図はカーボン膜厚δをパラメータとして基板温度Ts
ubとμに60ainとの関係を示した線図である。
第1図よりTsubが高い程μに60m+、、が小さい
ことが判る。しかしながらディスク基板に形成されてい
るNi−P合金は約275℃で磁化し、R/W特性に悪
影響を及ぼすようになるので、Tsubは275℃以下
としなければならない。一方、一般にμに60aln値
は約0.32以下であることが要求されるのでTsub
は150℃以上でなければならないことが判る。
また、カーボン膜厚δが厚い程μX60+alnは小さ
くなるが、δが厚くなる程その差が小さくなり、350
人と400人ではほとんど差がないことが判る。
一方、カーボン層は磁性層の保護の役目も要求されてお
り、そのためにはδが200Å以上必要であることが知
られている。
以上の結果より、Tsubは150℃以上250℃以下
δは200Å以上400Å以下が好適であることが判る
〔発明の効果〕
この発明によれば、薄膜磁気記録媒体の製造方法におい
て、磁性層上に形成するカーボン保護潤滑層を150℃
以上250℃以下の温度に保持された下地上にスパック
法で膜厚200Å以上400Å以下の膜として形成する
このような成膜条件で形成されたカーボン層は、その上
に塗布される液体潤滑剤との適合性が好適で、液体潤滑
剤からなる良好な潤滑層が形成できることになる。
かくして、表面の潤滑性が優れ、摩擦係数が小さく、か
つ、C8Sが多数回繰り返されても摩擦係数の増加が少
ない薄膜磁気記録媒体が得られ、このような薄膜磁気記
録媒体を多数枚搭載することにより、固定磁気ディスク
装置の記憶容量を増4゜ 大させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカーボン膜厚δをパラメータとして基板温度T
subとμに60sinとの関係を示した線図、第2図
は基板温度Tsubとカーボン膜厚δを因子としてμ、
6゜、1.、を推定した直交表推定値グラフである。 0.28I

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)非磁性基板上に形成されたNi−P合金層上に非磁
    性金属下地層、強磁性金属薄膜磁性層、カーボン保護潤
    滑層、液体潤滑剤からなる潤滑層が順次形成されてなる
    薄膜磁気記録媒体の製造方法において、前記カーボン保
    護潤滑層が150℃以上250℃以下の温度に保持され
    た下地上にスパッタ法で膜厚200Å以上400Å以下
    の膜として形成されることを特徴とする薄膜磁気記録媒
    体の製造方法。
JP22070488A 1988-09-03 1988-09-03 薄膜磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH0268715A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61265725A (ja) * 1985-05-21 1986-11-25 Fuji Electric Co Ltd 磁気記録媒体
JPS61267929A (ja) * 1985-01-17 1986-11-27 Hitachi Metals Ltd 磁気記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61267929A (ja) * 1985-01-17 1986-11-27 Hitachi Metals Ltd 磁気記録媒体
JPS61265725A (ja) * 1985-05-21 1986-11-25 Fuji Electric Co Ltd 磁気記録媒体

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