JPH0266602A - プログラマブルカムスイッチ装置 - Google Patents

プログラマブルカムスイッチ装置

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JPH0266602A
JPH0266602A JP21635188A JP21635188A JPH0266602A JP H0266602 A JPH0266602 A JP H0266602A JP 21635188 A JP21635188 A JP 21635188A JP 21635188 A JP21635188 A JP 21635188A JP H0266602 A JPH0266602 A JP H0266602A
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Kuniharu Mitsuki
光木 九二治
Shoji Ichikawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カム作動位置がプログラム自在なプログラ
マブルカムスイッチ装置に関し、特に、複数の機械軸に
設けられた各センサ都銀に対応するカムスイッチのオン
/オフ作動位置をプログラムするための設定器を各機械
軸で共用することができるようにしたことに関する。
[従来の技術] 自動機械等の回転軸の回転角度を位置センサによって電
気信号として取り出して、種々の制御信号を得るように
したプログラマブルカムスイッチ装置としては特開昭5
8−222306号に示されたものが知られている。そ
のようなプログラマブルカムスイッチ装置の一例を示す
と、第5図のようである。この装置は機械81−1〜8
1−nに設けられたセンサ部61−1〜61−nと、該
センサ部61−1〜61−nに夫々対応する変換器5−
1〜5−nから構成されている。
センサ部61−1〜61−nは、機械81−1〜81−
nの回転軸に夫々取り付けられ、各回転軸の回転位置を
検出するためのものである。各センサ部61−1〜61
−nによって検出された夫々の回転位置データは、信号
ケーブルSCを介し変換器5−1〜5−nに与えられる
変換器5−1〜5−nは、カム出力信号形成部とオン/
オフ設定部等を含み、夫々に対応するセンサ部61−1
〜61−nから与えられる位置データに応じカムスイッ
チ出力信号を出力する。オン/オフ設定部は1位置デー
タに応じたカムスイッチのオン/オフ作動位置をプロゲ
ラ設定するものであり、ここで設定されたカムスイッチ
のオン/オフ作動位置を示す設定データは、カム出力信
号形成部に与えられる。カム出力信号形成部は、オン/
オフ設定部から与えられたカム作動位置設定データをメ
モリ等に記憶すると共に、該メモリ(図示せず)に記憶
されている設定データに基づき、センサ部61−1〜6
1:nから与えられる各位置データに応じたカムスイッ
チのオン/オフ出力信号を形成し出力する。このように
、オン/オフ設定部はカムスイッチのオン/オフ作動位
置設定データの設定入力時にのみ使用され、該カムスイ
ッチ装置の運転時には用いられない。なお、1つのセン
サ部に対応するカム出力信号形成部からは複数のカムス
イッチ出力信号が出力される。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来のプログラマブルカムスイッチ装置で
は、変換器とカムスイッチのオン/オフ作動位置設定デ
ータを設定するためのオン/オフ設定部とは分離できな
い構成であり、運転時には用いられないオン/オフ設定
部が各変換器毎に設けられているため、製造コストが高
くなってしまう、という問題点があった。また、そのよ
うなオン/オフ設定部と変換器とを一体不可分に具えた
装置を複数の機械軸に対応して夫々設けねばならなかっ
たため、全体として装置規模が嵩張る傾向にあった、と
いう問題点もあった。また、センサ部の取り付は位置と
カムスイッチ装置の設置場所が離れている場合、オン/
オフ設定部のみを分離して機械軸のすぐ側まで持って行
くことはできなかったため、機械軸を動かして該機械軸
の動きを実際に確認しながらティーチングによるカムス
イッチのオン/オフ位置を設定することができなかった
、という問題点もあった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、変換器と
オン/オフ設定部を分離すると共にカムスイッチのオン
/オフ位置の設定を行なうための設定手段を複数の機械
軸で共用することができるようにしたプログラマブルカ
ムスイッチ装置を提供しようとするものである。
軸の現在位置を示す位置データを入力し、入力した所望
の位置データに対応してカムスイッチオン又はオフ位置
の設定を行う設定手段と、前記設定手段において設定し
たカムスイッチオン・オフ位置設定データを記憶する記
憶手段を含み、前記位置検出手段に対して選択的に接続
され、接続時において該位置検出手段から前記機械軸の
現在位置を示す位置データを入力し、入力した位置デー
タと前記記憶手段に記憶したカムスイッチオン・オフ位
置設定データとに基づき、前記機械軸の現在位置と設定
されたカムスイッチオン・オフ位置との関係に応じてカ
ムスイッチオン又はオフを示すカムスイッチ出力信号を
発生する出力信号発生手段とを具えたものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係るプログラマブルカムスイッチ装置は、機
械軸の位置を検出するための位置検出手段と、前記位置
検出手段に対して選択的に接続され、接続時において該
位置検出手段から前記機械[作用] 機械軸に設けられた位置検出手段では、機械軸の位置を
検出する。設定手段では、位置検出手段に対して選択的
に接続され、接続時において該位置検出手段から機械軸
の現在位置を示す位置データを入力し、入力した所望の
位置データに対応してカムスイッチオン又はオフ位置の
設定を行う。
出力信号発生手段では、設定手段において設定したカム
スイッチオン・オフ位置設定データを記憶する記憶手段
を含み、位置検出手段に対して選択的に接続され、接続
時において該位置検出手段から前記機械軸の現在位置を
示す位置データを入力し、入力した位置データと記憶手
段に記憶したカムスイッチオン・オフ位置設定データと
に基づき、機械軸の現在位置と設定されたカムスイッチ
オン・オフ位置との関係に応じてカムスイッチオン又は
オフを示すカムスイッチ出力信号を発生する。つまり、
この発明に係るプログラマブルカムスイッチ装置は、カ
ムスイッチオン又はオフ位置の設定を行うときに設定手
段を位置検出手段に接続し、この設定に応じたカムスイ
ッチ出力信号を発生するときに出力信号発生手段を位置
検出手段に接続する。従って、機械軸が複数ある場合で
あっても設定手段を各位置検出手段に選択的に接続する
ことにより該設定手段を複数の機械軸で共用することが
できる。また、設定手段を自動機械側に移して実際の機
械軸の動作状態を確認しながらカムスイッチオン・オフ
位置設定データの設定入力を行なうことも可能である。
また、上述したプログラマブルカムスイッチ装置の変更
例として、カムスイッチオン又はオフ位置の設定を行う
ときに設定手段を出力信号発生手段に接続し、位置検出
手段により検出した機械軸の現在位置を示す位置データ
を出力信号発生手段を経由して設定手段に入力し、入力
した位置データに基づき設定手段によりカムスイッチオ
ン又はオフ位置の設定を行うことも可能である。この場
合も、機械軸が複数ある場合であっても、設定手段を各
機械軸に対応する出力信号発生手段に選択的に接続する
ことにより該設定手段を共用することができるのである
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明に係るプログラマブル
カムスイッチ装置の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明に係るプログラマブルカムスイッチ装置
の一実施例を示すブロック図である。センサ部6o−1
〜60−4は、第6図のセンサ部61−1〜61−nと
同じ機能を果すものであってもよく、図示しない各機械
軸の現在位置データを夫々検出するものである。
設定器20は、任意のセンサ部60−1〜60−4から
現在位置データを入力し、その位置データに基づき各カ
ムのオン/オフ作動位置プログラムを適宜設定するもの
であり、制御部21、メモリ23と初期設定部26及び
オン/オフ設定部27や表示器24等から成るものであ
る。設定器20に入力される位置データは、センサイン
タフェース(以下、I/Fという)1を介し制御部21
に与えられる。制御部21は、メモリ23に対するデー
タの読み書き動作や表示器24における現在位置データ
等のモニタ表示など該設定器20全体の制御を行うと共
に、通信回線SDを介した変換器50との間でのデータ
通信の制御を行う。
メモリ23は随時読み書き可能なものであり、初期設定
部26から与えられる原点パラメータを記憶するパラメ
ータ記憶領域23aとオン/オフ設定部27から入力さ
れるカム作動位置設定データを記憶するプログラム記憶
領域23bが設けられている。なお、メモリ23として
、プログラムや各種データを記憶保持するために、例え
ば、バッテリーバックアップ可能なRAM若しくはEE
PROM等を用いるとよい。
初期設定部26は各センサ部60−1〜6〇−4毎の原
点パラメータを設定するものである。ここで設定入力さ
れた原点パラメータは、メモリ23のパラメータ記憶領
域23aに格納され、プログラム時に使用される。原点
パラメータとは、機械軸の原点とこの機械軸に取付けた
センサ部の原点とのずれを補正するための偏差値である
。例えば1機械軸の原点に対しセンサ部の原点がn度ず
れている角度で取り付けられている場合、[点パラメー
タはn度に対応する値である。センサ部から与えられる
位置データの値をこの原点パラメータにより補正するこ
とにより、機械軸の原点とセンサ部の原点とが合致して
いる状態と同等の位置データを得ることができる。従っ
て、センサ部を機械軸に取付ける際に両者の機械的原点
が正確に合致していなかったとしても、この原点パラメ
ータによる位置データの補正処理により、機械軸の原点
を基準にする正確な位置データを得ることができる。
オン/オフ設定部27は、1つの機械軸に対応して1ま
たは複数の各カムの作動位置を任意に設定するためのも
のである。例えば、機械軸の任意の回転角度をカムスイ
ッチオン開始位置として設定し、別の任意の回転角度を
カムスイッチオフ開始位置として設定するものである。
該オン/オフ設定部27によって設定入力されたカム作
動位置設定データは、メモリ23のプログラム記憶領域
23bに記憶される。このプログラム記憶領域23bは
、各機械軸毎の1または複数のカム作動位置設定データ
を夫々記憶することができるようになっていてもよい。
カム作動位置設定方式としては例えば特開昭58−22
2306号に示されたような方式を用いることができる
。この方式の場合、プログラム記憶領域23bにおける
1つのカムに対応するアドレス領域は、機械軸の全回転
範囲(例えば0〜360度の範囲)にわたる個々の回転
位置に対応して設けられており、プログラムされたカム
スイッチのオン/オフ状態に応じて、カムスイッチオン
となる回転位置に対応するアドレスではスイッチオンを
示すカムスイッチ出力信号1(117を夫々記憶し、カ
ムスイッチオフとなる回転位置に対応するアドレスでは
スイッチオンを示すカムスイッチ出力信号110 I+
を夫々記憶する。
このようなカム作動位置設定方式のものにおいて、ティ
ーチング方式によってカム作動位置すなわちカムスイッ
チオン/オフ位置の設定を行なう場合、1つのセンサ部
(60−1〜60−4のいずれか)から位置データを入
力し、該センサ部に対応する機械軸を実際に動かして該
機械軸を所望のカムスイッチオン開始位置に位置させ、
他方、オン/オフ設定部27において機械軸指定及びカ
ム番号指定等の操作を行なうと共にカムスイッチオン開
始位置設定操作を行ない、前記入力した機械軸の位置デ
ータ(これは実際のカムスイッチオン開始位置を示して
いる)によりアドレス指定してプログラム記憶領域23
bにスイッチオンを示す信号1117+を書き込む。ま
た、前記機械軸を所望のカムスイッチオン開始位置に位
置させると共に、オン/オフ設定部27においてカムス
イッチオン開始位置設定操作を行ない、入力した機械軸
の位置データ(これは実際のカムスイッチオン開始位置
を示している)によりアドレス指定しプログラム記憶領
域23bにスイッチオンを示す信号II OI+を書き
込む。また、上記のように設定されたカムスイッチオン
開始位置に対応するアドレスからカムスイッチオン開始
位置に対応するアドレスの直前のアドレスまでのすべて
のアドレスにスイッチオンを示す信号“1″を夫々書き
込む。また、それ以外のアドレスつまり上記のように設
定されたカムスイッチオフ開始位置に対応するアドレス
からカムスイッチオン開始位置に対応するアドレスの直
前のアドレスまでのすべてのアドレスにスイッチオフを
示す信号“0″を夫々書き込む。
設定器20に関連して、上述のように設定したカム作動
位置プログラムを保存するために、着脱式のカード状の
ICメモリからなるメモリカード25を設けてもよい。
該メモリカード25に対しデータの読み書きを行う場合
、設定器20に設けられた専用のメモリI/Fスロット
(図示せず)に該メモリカードを差し込むような構成に
なっており1例えば、前記プログラム記憶領域23bに
記憶したデータをこのメモリカード25に転送記憶する
。勿論、メモリカード25に代えて、磁気テープ等の着
脱可能な記憶媒体を用いることもできる。
表示器24は、任意のセンサ部60−1〜6〇−4から
与えられる現在位置データや他の各種データをモニタ表
示するデイスプレィである。この表示器24として1例
えば、CRTや液晶デイスプレィを用いることができる
。また、初期設定部26及びオン/オフ設定部27と表
示器24は。
例えば、キーボード等から成る端末装置を用いてもよい
上述のような設定器20において設定されたカムスイッ
チの作動位置データは、制御部21によってメモリ23
から読み出され、通信回線SDを介し変換器50に転送
される。
変換器50は、カム作動位置設定データを記憶したメモ
リ53を含み、センサ部60−1〜60−4からセンサ
I/F2を介して夫々与えられる現在位置データと各機
械軸毎に該メモリ53に記憶されているカム作動位置設
定データとに基づきカムスイッチ出力信号を発生するも
のである。制御部51は、メモリ53に対するカム作動
位置設定データの読み書き動作など該変換器50全体の
各種制御や、通信回線SDを介して設定器20との間で
行なうデータ通信の制御を行う。
メモリ53は、各機械軸毎の1または複数のカム作動位
置設定データを夫々記憶するための読み書き可能なもの
であり、前記設定器20において前述のように設定され
た各機械軸毎の1または複数のカム作動位置設定データ
が該メモリ53に転送記憶されるようになっている。す
なわち、プログラム記憶領域23bに前述のような設定
方式によって記憶されたカム作動位置設定データを、通
信回線SDを介して設定器2oから変換器50に導入し
、該メモリ53に転送記憶するのである。
該メモリ53は運転状態において、記憶されたカム作動
位置設定データを読み出すモードに設定される。制御部
51は、センサI/F2を介して与えられる各センサ部
60−1〜60−4の位置データに対応してアドレスデ
ータを夫々発生し、これを各機械軸毎のメモリ53の読
み出しアドレ大信号とする。メモリ53に転送記憶され
たカム作動位置設定データは前述のように各回転位置に
対応するスイッチオン/オフ状態に対応してLL 11
1または“0″′であるから、各機械軸の現在位置に応
じたスイッチオン/オフ状態に対応するカムスイッチ出
力信号“1”または“Q″が該メモリ53から読み出さ
れる。ここで読み出された設定データは出力ドライバ5
4に与えられ、カム出力信号として夫々出力される。な
お、該メモリ53として、例えば、バッテリーバックア
ップ可能なRAM若しくはEEPROM等を使用すると
よい。
各センサ部60−1〜60−4と設定器20または変換
部50の間はケーブルコネクタを介して選択的に接続す
ることができるようになっている。
すなわち、各センサ部60−1〜60−4の出力側には
ケーブルコネクタC1−1〜C1−4が夫々設けられて
おり、また、設定器20の入力側にはケーブルコネクタ
C3が設けられており、また、変換部50のセンタI/
F入力側にはケーブルコネクタC2−1〜C2−4が夫
々設けられている。
各ケーブルの選択的接続態様の一例を示すと、前述のテ
ィーチング方式によるカム作動位置設定データの設定入
力時には、所望のセンサ部60−1〜60−4のケーブ
ルコネクタC1−1〜C1−4のうち1つだけを選択し
、設定器20のケーブルコネクタC3と接続する。他方
、運転時には各センサ部6o−1〜60−4のケーブル
コネクタC1−1〜C1−4と変換器50の各ケーブル
コネクタC2−1〜C2−4を夫々接続する。
次に、上述の構成における各部の作用を説明する。設定
器20によって、例えばセンサ60−1に対応する機械
軸に関してカム作動位置の設定を行う場合、第2図(a
)に示す装置レイアラ1〜のように、センサ60−1が
設けられている機械側に該設定器20を移動し、センサ
60−1と設定器2oをコネクタケーブルC1−1,C
3を介して接続する。この状態で、初期設定部26によ
る前述の原点パラメータの設定を行なうと共に、前述の
ようなティーチング方式によるカムスイッチオン/オフ
作動位置設定データの設定操作を行なう。
また、コネクタケーブルの接続を切り換えることにより
、別の機械軸に関しても同様にティーチング方式による
所望のカムスイッチオン/オフ作動位置設定データの設
定操作を行なう。
このようにして所望の機械軸に対するカム作動位置設定
データを設定入力した後、第2図(b)に示す装置レイ
アウトのように、設定器20を制御盤側に移動し該設定
器20と変換器50とを通信回線SDを介して接続し、
前述のように設定したカム作動位置設定データを変換器
50のメモリ53に転送記憶する。
次に、運転時においては、第1図に示されているように
、各センサ部6o−1〜60−4のケーブルコネクタC
1−1〜C1−4と変換器50の各ケーブルコネクタC
2−1〜C2−4を夫々接続する。これにより、各機械
軸に対応する各センサ部60−1〜60−4で検出した
位置データがセンサI/F2を介して変換器50に夫々
与えられ、この各機械軸の現在位置データに応じて、前
述のように、前記メモリ53から各機械軸毎の各カムス
イッチのオン/オフ作動位置設定データが読み出され、
各カムスイッチ出力信号が並列的に発生される。
なお、第2図において説明したカム作動位置設定データ
の設定時における変更例としては、センサ部60−1〜
60−4から構成される装置データを変換器50に入力
し、該変換器50から所望の軸に対応する位置データを
通信回線SDによって設定器20に転送して設定する方
法がある。この方法では第3図のように、例えば、セン
サ部60−1から構成される装置データは変換器50の
センサI/F2に入力し、該変換器50から通信回線S
Dによって設定器20に転送する。このようにして、設
定器20に入力された位置データに応じて第2図におい
て説明したようなカム作動位置設定データの設定を行な
うことができる。
なお、センサ部60−1〜60−4としては、例えば、
特開昭57−70406号公報等において公知である誘
導型の位相シフト型アブソリュート位置センサを使用す
るとよい。そのような誘導型の位相シフト型位置センサ
を採用したセンサ部60−1及び設定器20におけるセ
ンサ部/F1゜の−例を第4図に示す。このようなアブ
ソリュート位置検出器は上記公報等において公知である
ため、以下簡単に説明する。
第4図において、センサ部60−1は、複数の極A−D
が円周方向に所定間隔(−例として90度)で設けられ
たステータ13と、各種A−Dによって囲まれたステー
タ空間内に挿入されたロータ14とを含んでいる。該ロ
ータ14は、モータ42の回転軸に接続されて該モータ
42の回転に連動して回転するものである。ロータ14
は1回転角度に応じて各種A−Dのりラフタンスを変化
させる形状及び材質からなり、−例として偏心円筒形で
ある。ステータ13の各種A−Dには1次コイルIA〜
ID及び2次コイル2A〜2Dが夫々巻回されている。
半径方向で対向する2つの極AとCは差動的に動作する
ようにコイルが巻かれ。
かつ差動的なりラフタンス変化が生じるようになってい
る。もう一方の極B、Dの対も同様である。
一方の極対A、Cの1次コイルLA、ICは正弦信号s
inωtで励磁され、他方の極対B、Dの1次コイルI
B、IDは余弦信号COSωtによって励磁される。そ
の結果、2次コイル2A〜2Dの合成出力Yとして、基
準の1次交流信号sinωt(またはcosωt)をロ
ータ14の回転角度θに応じた電気的位相角度だけ位相
シフトした信号Y=sin(ωt−θ)が得られるよう
にすることができる。
センサI/Flは、センサ部6o−1の1次コイルIA
〜IDに1次交流信号sinωt、 C09(+Jtを
供給すると共に、センサ部6oの2次出方信号Yにおけ
る1次交流信号sinωtに対する位相差θを測定する
ためのものである。所定の高速クロックパルスCPをカ
ウンタ16でカウントし、このカウンタ16の出力にも
とづきサイン・コサイン発生回路17で正弦信号sin
ωtと余弦信号cosωtを夫々発生し、これらを前述
の1次コイルIA、IB、IC,IDに夫々印加する。
一方、2次コイル2A〜2Dの出力信号Y=sin(ω
を一θ)はゼロクロス検出回路18に与えられ、この信
号Yの電気位相角ゼロのタイミングに同期してサンプリ
ングパルスLが出力される。この回路18の出力パルス
Lはラッチ回路19のラッチパルスとして使用される。
ラッチ回路19は回路18がら与えられたパルスLの立
上りに応じてカウンタ16のカウント出力をラッチする
。カウンタ16のカウント値が1巡する期間と正弦信号
sunωtの1周期とを同期させることができ、そうす
ると、ラッチ回路19には基準交流信号sinωtとセ
ンサ出力信号Y=sin(ωを一θ)との位相差θに対
応するカウント値がラッチされることになり、これが機
械軸の現在位置を示すディジタルアブソリュート位置デ
ータDθとして出力される。尚、サンプリングパルスL
はアブソリュート現在位置データDθの変化タイミング
を示すパルスとして適宜利用することができる。
他のセンサ部60−2乃至6o−4も第4図に示したセ
ンサ部60−1と同様の構成であってよい。また、変換
器50におけるセンサ部/F2も第4図に示したセンサ
I/F1と同様の構成であってよい。その場合、第4図
に示したセンサ部/F1と同様の構成のセンサI/F回
路を各センサ部60−1乃至60−4毎に夫々並列的に
設けてもよいし、あるいは、各センサ部6o−1乃至6
0−4間で共通のセンサI/F回路を時分割使用するよ
うにしてもよい。センサI/F回路を時分割使用する場
合は、例えば、第4図中のゼロクロス検出回路18とラ
ッチ回路19からなる回路10を各センサ部6o−1乃
至60−4 (すなわち各機械軸)に対応する数だけ設
け、カウンタ16及びサイン・コサイン発生回路17は
共用するようにする。
勿論、アブソリュート位置検出器6o−1としては、上
述したタイプ以外のタイプのもの(例えばレゾルバやそ
の他のロータリエンコーダ)を用いることも可能である
。また1回転位置検出器に限らず直線位置検出器であっ
てもよい。また、ディジタルアブソリュート型の位置検
出器に限らず、アナログアブソリュート型の位置検出器
を用いることも可能である。また、アブソリュート位置
検吊器としては、上記の例のような1回転アブソリュー
ト位置検出器に限らず、特開昭58−106691号に
示された多回転型アブソリュート位置検出器のようなも
のを用いてもよい。
なお、この実施例では、機械軸の回転位置に対応するカ
ム装置として説明しているが、周期回転位置に限らず直
線位置等に対応して作動するようにしてもよい。
また、カム作動位置設定方式としては、上記実施例で示
したような特開昭58−222306号に示されたよう
な方式に限らず、その他の方式であってもよい。例えば
、特公昭56−6568号公報において示されたような
カム作動位置設定方式を本発明において使用してもよい
。公報において示された方式を本発明において採用する
場合、各機械軸の所望の回転角度に応じてカム作動開始
値とカム作動終了値を夫々設定入力し、夫々の設定値を
記憶し、運転時に各機械軸毎に設定記憶された上記カム
作動開始値とカム作動終了値のデータを夫々読み出し、
読み出した上記カム作動開始値とカム作動終了値のデー
タとセンサ部からの現在位置データの値とを比較するこ
とにより、該現在位置が該カム作動開始値とカム作動終
了値の範囲にあるか否かを判定し、この判定に基づきカ
ムスイッチ出力信号を発生する。
また、この実施例では、4つの機械軸に夫々取り付けら
れたセンサ部と4軸対応の変換器などでカムスイッチ装
置が構成されているが、これらの装置構成は本実施例に
限定されるものではなく、1つの変換器が4以外の数の
機械軸に対応し得るようになっていてもよいし、また、
各軸筋に別々に変換器を夫々設けるようにしてもよい。
なお、同実施例では、設定器20において設定されたカ
ム作動位置設定データを通信回Al5Dを介して変換器
50に転送するようにしているが。
データ転送のための所定のケーブルコネクタを設定器2
0と変換器50に夫々設け、該ケーブルコネクタの配線
によって該設定データを変換器50に転送しメモリ53
に記憶するようにしてもよい。
また、変換器50の側でもメモリカード25等の記録媒
体を着脱可能に構成し、設定器20において所望のカム
作動位置設定データを記憶保持した該メモリカード25
等の記録媒体を変換器50に装着することにより、該設
定データを変換器50に転送し上記メモリ53に記憶す
るようにしてもよい。
また、上記実施例では、設定器20にカム作動位置設定
データ記憶用メモリとしてメモリ23を設けると共に各
軸筋のカム作動位置設定データを記憶するメモリ53を
変換器50に設けているが、これらメモリ23とメモリ
53に代えてメモリ23.53の夫々の機能をメモリカ
ード25等の記録媒体に課すようにしてもよい。すなわ
ち、設定器20におけるカム作動位置設定データの設定
時には、メモリカード25等の記録媒体を該設定器20
のメモリI/Fスロットに装着して設定データを該メモ
リカード25等の記録媒体に記憶する。
そして、運転時には、この設定データが記憶、されてい
る該メモリカード25等の記録媒体を変換器50の図示
しないメモリI/Fスロットに装着することによってメ
モリ53の機能を果すようにすることも可能である。
また、同実施例では、センサ部とカムスイッチ出力用の
変換器及び設定器を選択的に接続するためにケーブルコ
ネクタを用いているが1選択的に接続又は切り離すこと
ができる機能を有するものであるなら、コネクタに限ら
ずスイッチなど他の適宜のものであってもよい。
本発明の実施態様のいくつかを例示的に列挙すると下記
のようである。
(1)前記設定手段は、前記位置検出手段から入力した
前記位置データに基づき前記機械軸の現在位置を表示す
るモニター手段を含むものである請求項1に記載のプロ
グラマブルカムスイッチ装置。
(2)前記設定手段と前記出力信号発生手段との間を着
脱式の配線で接続し、この配線を介して前記設定手段に
おいて設定したカムスイッチオン・オフ位置設定データ
を前記出力信号発生手段に導入して前記記憶手段に記憶
するようにした請求項1に記載のプログラマブルカムス
イッチ装置。
(3)前記設定手段と前記出力信号発生手段との間を通
信手段を介して連絡し、この通信手段を介して前記設定
手段において設定したカムスイッチオン・オフ位置設定
データを前記出力信号発生手段に導入して前記記憶手段
に記憶するようにした請求項1に記載のプログラマブル
カムスイッチ装置。
(4)前記設定手段は着脱式の記録手段を含み、該設定
手段において設定したカムスイッチオン・オフ位置設定
データをこの記録手段に一旦記録し、この記録手段は前
記出力信号発生手段にも装着可能であり、前記カムスイ
ッチオン・オフ位置設定データを記録した前記記録手段
を前記出力信号発生手段に装着することにより該カムス
イッチオン・オフ位置設定データを該出力信号発生手段
に導入して前記記憶手段に記憶するようにした請求項1
に記載のプログラマブルカムスイッチ装置。
(5)前記記憶手段は着脱式の記録手段からなり、この
記録手段は前記設定手段にも装着可能であり、該設定手
段において設定したカムスイッチオン・オフ位置設定デ
ータをこの記録手段に記録した後、該記録手段を前記記
憶手段として前記出力信号発生手段に装着することによ
り該カムスイッチオン・オフ位置設定データを該出力信
号発生手段に導入するようにした請求項1に記載のプロ
グラマブルカムスイッチ装置。
(6)前記記録手段はカード式IC記憶素子からなるも
のである上記(4)項又は(5)項に記載のプログラマ
ブルカムスイッチ装置。
(7)前記設定手段と前記出力信号発生手段との間を着
脱式の配線で接続し、この配線を介して前記位置検出手
段により検出した前記機械軸の現在位置を示す位置デー
タを前記出力信号発生手段を経由して前記設定手段に入
力するようにした請求項2に記載のプログラマブルカム
スイッチ装置。
(8)前記設定手段と前記出力信号発生手段との間を通
信手段を介して接続し、この通信手段を介して前記位置
検出手段により検出した前記機械軸の現在位置を示す位
置データを前記出力信号発生手段を経由して前記設定手
段に入力するようにした請求項2に記載のプログラマブ
ルカムスイッチ装置。
[発明の効果] 以上の通りこの発明によれば、所望の機械位置に対応し
てカムスイッチのオン・オフ位置を設定するための設定
手段を、各機械軸の位置検出手段に対して選択的に接続
するように構成したため、1つの設定手段を複数の機械
軸に関して使用することができるため、製造コストの削
減が実現できる、という優れた効果を奏する。また、設
定手段と出力信号発生手段とを分離したため、設定手段
を機械軸のすぐ側まで持っていくことが容易となり、機
械軸の動きを実際に確認しながらカムスイッチのオン・
オフ位置を設定することが容易に行なえるようになる。
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るプログラマブルカムスイッチ装置
の一実施例を示すブロック図、第2図(a)、(b)は
同実施例におけるカム作動位置設定時とデータ転送時に
おける装置接続例を示す図、 第3図はカム作動位置設定時の装置接続例の変更例を示
す図、 第4図は同実施例におけるセンサ部及びセンサインタフ
ェースの一例を示す図、 第5図は従来のプログラマブルカムスイッチ装置の一例
を示す図、である。 5.50・・・変換器、20・・・設定器、21.51
・・・制御部、23.53・・・カム作動位置設定デー
タメモリ、23a・・・パラメータ記憶領域、23b・
・・プログラム記憶領域、24・・・表示器、25・・
・メモリカード、26・・・初期設定部、27・・・オ
フ/オン設定部、54・・・ドライバ、6o−1〜6o
−4・・・センサ部、C1−1〜C1−4.C2−1〜
C2−4.C3・・・ケーブルコネクタ、I/Fl、I
/F2・・・センサインタフェース、SD・・通信回線
。 出願人   工ヌエスディ株式会社 代理人   弁理士  飯塚 義仁 第2図 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機械軸の位置を検出するための位置検出手段と、 前記位置検出手段に対して選択的に接続され、接続時に
    おいて該位置検出手段から前記機械軸の現在位置を示す
    位置データを入力し、入力した所望の位置データに対応
    してカムスイッチオン又はオフ位置の設定を行う設定手
    段と、 前記設定手段において設定したカムスイッチオン・オフ
    位置設定データを記憶する記憶手段を含み、前記位置検
    出手段に対して選択的に接続され、接続時において該位
    置検出手段から前記機械軸の現在位置を示す位置データ
    を入力し、入力した位置データと前記記憶手段に記憶し
    たカムスイッチオン・オフ位置設定データとに基づき、
    前記機械軸の現在位置と設定されたカムスイッチオン・
    オフ位置との関係に応じてカムスイッチオン又はオフを
    示すカムスイッチ出力信号を発生する出力信号発生手段
    と を具え、カムスイッチオン又はオフ位置の設定を行うと
    きに前記設定手段を前記位置検出手段に接続し、この設
    定に応じたカムスイッチ出力信号を発生するときに前記
    出力信号発生手段を前記位置検出手段に接続するように
    し、前記機械軸が複数ある場合前記設定手段を各機械軸
    に対応する前記位置検出手段に選択的に接続することに
    より該設定手段を共用することができるようにしたこと
    を特徴とするプログラマブルカムスイッチ装置。
  2. (2)機械軸の位置を検出するための位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出した前記機械軸の現在位置
    を示す位置データを入力し、入力した所望の位置データ
    に対応してカムスイッチオン又はオフ位置の設定を行う
    設定手段と、 前記設定手段において設定したカムスイッチオン・オフ
    位置設定データを記憶する記憶手段を含み、前記位置検
    出手段に対応して設けられ、該位置検出手段から前記機
    械軸の現在位置を示す位置データを入力し、入力した位
    置データと前記記憶手段に記憶したカムスイッチオン・
    オフ位置設定データとに基づき、前記機械軸の現在位置
    と設定されたカムスイッチオン・オフ位置との関係に応
    じてカムスイッチオン又はオフを示すカムスイッチ出力
    信号を発生する出力信号発生手段と を具え、カムスイッチオン又はオフ位置の設定を行うと
    きに前記設定手段を前記出力信号発生手段に接続し、前
    記位置検出手段により検出した前記機械軸の現在位置を
    示す位置データを前記出力信号発生手段を経由して前記
    設定手段に入力し、入力した位置データにもとづき前記
    設定手段により前記カムスイッチオン又はオフ位置の設
    定を行い、前記機械軸が複数ある場合前記設定手段を各
    機械軸に対応する前記出力信号発生手段に選択的に接続
    することにより該設定手段を共用することができるよう
    にしたことを特徴とするプログラマブルカムスイッチ装
    置。
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