JPH0266166A - 電子ビーム加熱成膜方法 - Google Patents

電子ビーム加熱成膜方法

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JPH0266166A
JPH0266166A JP21588788A JP21588788A JPH0266166A JP H0266166 A JPH0266166 A JP H0266166A JP 21588788 A JP21588788 A JP 21588788A JP 21588788 A JP21588788 A JP 21588788A JP H0266166 A JPH0266166 A JP H0266166A
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JP
Japan
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film
film forming
scanning
evaporation
beam current
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JP21588788A
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Inventor
Shoichi Ichikawa
市川 彰一
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野1 本発明は電子ビーム加熱成膜方法に関する。本発明の電
子ビーム加熱成膜方法はたとえば、真空蒸着法やイオン
ブレーティング法に適用することができる。
[従来の技術] 従来の電子ビーム加熱を採用する真空S着払やイオンブ
レーティング法などの電子ビーム加熱成膜法では、電子
ビームで蒸発源の蒸発面を2次元走査して加熱し、蒸発
粒子を蒸発させて被成膜部材表面に蒸着させる。そして
、蒸着膜の成膜速度を検出して、検出した成膜速度によ
りビーム電流を制御して成膜速度を一定化していた。即
ち、この方法では、成膜速度が低下すればビーム電流を
増加して蒸発粒子墓を増やし、成膜速度が増加すればビ
ーム電流を減少して蒸発粒子番を減らし、常に蒸発速度
即ら成膜速度を一定化している。なお、ビーム電流が一
定であるにもかかわらず、成膜速度が変化するのは、蒸
発の進行により蒸発点近傍における蒸発源表面の形状や
組成が微妙に変化するためである。従って、この方法で
は、定ビーム電流で加熱を実施する従来の他の電子ビー
ム加熱成膜法に較べて、蒸発源の物理的、化学的条件が
変化しても成膜速度の変動が少なく、例えば一定速度で
移動する長尺材料表面に成膜する場合などにおいて好都
合であった。
[発明が解決しようとする:!題〕 しかしながら、ヒ記した従来の電子ビーム加熱成膜方法
は、用途によっては成膜速度の均一性が不十分であると
いう問題があった。
この原因はまだわかっていないが、ビーム電流の変化に
よって蒸発面各部に与えられる加熱熱量が2次元的にば
らつき、その結果として2次元的な微小凹凸が蒸発面に
生じ、このような微小凹凸により蒸発粒子の蒸発方向が
変ったりすることもその一因と思われる。
例えば、蒸発そのものは蒸発源の既加熱領域全体から生
ずるから、既加熱領域全体からの蒸発量が少し減りそれ
を相殺するためにビーム電流を少し増加する場合につい
て考える。この場合、ビーム14流の増加後の増加ビー
ム′I!i流照射領域の蒸発ωは前記蒸発a減少を相殺
する必要のために基準蒸発量より大きくなり、その結果
として、この増加ビームN流照射領域は深く掘られる。
また、逆ケースでは、ビーム電流が減少した後の減少ビ
ーム電流照射領域の蒸発量は基準蒸発量よりも小さくな
り、その結果として、この減少ビーム電流照射領域は浅
く掘られる。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、成
膜均一性に秀れた電子ビーム加熱成膜方法を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の電子ビーム加熱成膜方法は、蒸発源の蒸発面を
電子ビームにより走査、加熱して蒸発させた蒸発粒子を
被成膜部材表面に蒸着して成膜する電子ビーム加熱成膜
方法において、被成膜部材表面に形成される蒸!a膜の
成膜速度を横出し、検出された前記成膜速度に応じてビ
ーム電流および走査速度をあり御することを特徴とする
本発明の電子ビーム加熱成膜方法は、真空蒸着法やイオ
ンブレーティング法に適用可能である。
電子ビームの走査は、蒸発源の蒸発面の2次元走査を意
味する。2次元走査法としては通常のラスクスキャンが
好適であるがヘリカルスキャンなどの他のスキャンを採
用することもできる。
[実施例] 本発明の電子ビーム加熱成膜方法の一実施例を、図面に
より説明する。
実施に用いたイオンブレーティング装置のブロック図を
第1図に示す。
このイオンブレーティング装置は、成膜部1と、成膜速
度検出装置を構成する膜厚モニター2と、膜厚モニタ2
の出力信号によってビーム電流及び走査′al!流を制
御して蒸発量部ら成膜速度を調節する制m+装置3とか
ら構成されている。
成膜部1は、排気装M(図示せず)に連結された真空容
器11と、真空容器11内部に載置されたるつは12と
、るつぼ12の側方に設けられた電子銃13及び偏向コ
イル14と、るつぼ12の上方に設けられた基板ホルダ
15と、るつぼ12と基板ホルダ15との間に設けられ
たシセッター16とからなる。るつぼ12にはその上面
に30mmx3Qmmの正方形の蒸発面をもつITOペ
レット100が入れられており、基板ホルダ15には被
成膜部材として30mmx30mmの正方形のガラス板
200がるつは12に対向するように配設されている。
膜厚モニタ2は、真空装置11内の基板ホルダ15の側
方に配設されている。膜厚モニタ2はるつぼ12に向い
て配設された測定子21と、真空装[12の外部に設け
られた計測部22とから構成されている。測定子21は
水晶振動子(図示せず)を内蔵しており、蒸着粒子の蒸
着による水晶振動子の固有振動周波数の変化を計測部で
計算して蒸着膜厚さや成膜速度を検出するものである。
制m装W13は、走査電流制御回路31と、偏向電流安
定化回路32と、ビーム電流ill I11回路33と
、加速電圧安定化回路34と、蒸発コントローラ35と
からなる。走査電流−11[1回路31は偏向コイル1
4に流れる走査N流を制御して電子ビームをX、Y走査
する回路である。偏向電流安定化回路32は、電子銃1
3から出たビーム電流をほぼ1801!Ila向させて
蒸発面のほぼ中央に衝突させるため(gA向ココイル1
4一つに所定のDC電流を供給する回路である。ビーム
電流制御回路33はビーム′R′vLを制御する回路で
ある。加速電圧安定化回路14は電子銃13に加える加
速電圧を安定化させる回路である。ちなみに、るつぼ1
2はアースされており、基板ホルダ15には一500v
のDCバイアス電圧が印加されている。蒸発コン1−ロ
ーラ15は、膜厚モニタ2の計測部22から得た成膜速
度により、最適な走査?!流確及びビーム電流値を求め
てそれにより走査電流制御回路31及びビーム電流制御
回路33を制御する回路である。
蒸着条件は、02ガス雰囲気で真空度4.0×0.01
Pa、ガラス板200の温度300℃、R「出力電力2
00W、加速電圧10kV、基準のビーム電流80mA
、成膜速度0,5nm/5ecrあり、厚さ500nm
のITO(インデイラム・ティン・オキサイド)膜をガ
ラス板200上に蒸着した。第3図に示すITOベレッ
ト100(蒸発源)の直径は45mm1蒸発面101の
一辺は30mmである。また基準の走査速度は蒸発面1
01全体を約20分で走査する速度に設定されている。
以下、本実施例の制御方法を実現するIII till
装置3の動作を、第2図のフローチャートにより具体的
に説明する@ まず電源投入とともに初期設定しまた各部が所定温度に
達するまで待機した模で成膜部1を作動させ(S1ン、
次いで成膜速度を取り込み(S3)、取込んだ成膜速度
の変動からそれを補償するための最適な走査電流及びビ
ームM流値を算出しくS5)、算出値に基づいて走査電
流及びビーム電流を制御しく87.89)、83に戻っ
て以下これを繰返す。
ここで、ビームN流及び走査N流の制御は以下のように
して行なわれる。
成膜速度の減少を検出した場合には、ビーム電流を増加
し、走査速度を増加する。その結果、ビーム電流の増加
によりdQ/dt(単位時間当たりの加熱熱量)は増加
するが、走査電流の増加によるX、Y両方向への走査速
度v−dL/dtも増加する。ただし、しは走査方向へ
の距離である。
従って、ビーム電流及び走査速度の増加により、dQ/
dLはdQ/dtはど増加せず、蒸発面各部における加
熱熱量分布のばらつきは軽減される。
なお、走査速度が増加すると、冷たい新規蒸発面の走査
量が増加するので、冷たい新規蒸発面を予熱するための
余分のビーム電流成分の増加は必要である。
逆に、成膜速度の増加を検出した場合には、ビーム電流
を減少し、走査速度を減少する。その結果、ビーム電流
の減少によりdQ/dt(単位時間当たりの加熱熱量、
dtは単位時間)は減少するが、走査電流の減少による
X、Y両方向への走査速度v−dL/dtも減少する。
従って、ビーム電流及び走査速度の減少により、dQ/
dLはdQ/dtはど減少せず、蒸発面各部における加
熱熱量分布のばらつきは軽減される。
なお、走査速度が減少すると、冷たい新規蒸発面の走査
量が減少するので、冷たい新規蒸発面を予熱するための
余分のビーム電流成分の減少が必要である。
このようにして得られたITO膜の成膜速度は0.5 
n m / s e C±5%以内とすることができた
。それに対し、走査電流制御行なわずにビー・ム電流制
罪だけを行なう従来方法では、±15%もの成膜速度の
ばらつきが発生することがあった。
実施例2 蒸着されたITO膜の厚さを1100n、基準走査速度
を約3倍とし基準成S速度をQ、5nm/SeG、蒸発
面101全体を10分で走査した他は、前記した実施例
1と同じ条件で成膜を実施した。そして、3分20秒の
成膜の模でガラス板200を取替えた。
本実施例によれば、3枚のガラス板200に同じ膜厚で
同じシート抵抗のITO膜を形成でき、従来のようにガ
ラス板200を取替える毎にITOペレット100を取
替えずに済み、■TOベレット100の使用量を低減す
ることができた。
し発明の効果〕 以上説明したように本発明の電子ビーム加熱成膜方法は
、検出された成膜速度により走査速度とビーム電流値 荒れが少なくでき、その結果として、成膜速度の均−化
に有効である。
また、蒸発面の荒れが少ないので、蒸発粒子の蒸発方向
が特定方向に集中するのを防止でき、更に、蒸発源の取
替え頻度を減らすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に使用されるイオンブレーテ
ィング装置のブロック図である。第2図は第1図に示す
制御装置3の動作を示すフローチャートである。第3図
は蒸発源を構成するITOペレッl−100の平面図で
ある。 特許出願人 トヨタ自e車株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸発源の蒸発面を電子ビームにより走査、加熱し
    て蒸発させた蒸発粒子を被成膜部材表面に蒸着して成膜
    する電子ビーム加熱成膜方法において、 被成膜部材表面に形成される蒸着膜の成膜速度を検出し
    、検出された前記成膜速度に応じてビーム電流および走
    査速度を制御することを特徴とする電子ビーム加熱成膜
    方法。
JP21588788A 1988-08-30 1988-08-30 電子ビーム加熱成膜方法 Pending JPH0266166A (ja)

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