JPH0264416A - 配管系の流量計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は配管系の流量計測装置に係り、特に上下水道等
における送配水管路の内部を流れる水の流量を計ｎ１す
る流量計測装置に関する。

（従来の技術とその課題） 一般に、上下水道設備等では、上流における１本の管路
から、−旦、複数本の分岐管路に分岐し、その後、再び
下流における１本の管路に合流させるよう配管したもの
が知られている。

ところで、この種の従来の送配水管路系においては、各
分岐管路の内部を流れる水の流量を計測する場合、各分
岐管路毎に個別に流量計を取付けなければならない。

しかしながら、配管位置や配管形状等の都合、あるいは
設備経費上の都合等により、各分岐管路毎に個別に流量
計を取付けることができない場合が生じる。このような
場合には、各分岐管路の内部を流れる水の流量を計測す
ることができないという問題が生じる。

そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する
問題点を解消し、各分岐管路毎に個別に流量計を取付け
ることなく、各分岐管路の内部を流れる水の流量を計測
することができるようにした配管系の流量計測装置を提
供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、取水源から導出
された送配水管路を、複数本の分岐管路に分岐し、これ
ら送配水管路と分岐管路とを通して送配水先に水を供給
するようにした配管系の流量計測装置において、上記送
配水管路の途中に単一の総流量計を設けるとともに、上
記分岐管路の途中にそれぞれ調節弁を設け、これら調節
弁に該調節弁の弁開度を計測する調節弁開度計を設け、
この調節弁開度計からの弁開度計測値と上記総流量計か
らの総流量計測値とに基づいてそれぞれの分岐管路の内
部を流れる水の流量を算出する流量計測器を設けたこと
を特徴とするものである。

（作　用） 本発明によれば、取水源から送配水先に流れる総流量は
、単一の総流量計により計測される一方、分岐管路内の
水の流量を調節する調節弁の開度は、調節弁開度計によ
り計測され、そして、調節弁開度計からの弁開度針７Ｔ
Ｐｌ値と、総流量計からの総流量計測値とは、流量計測
器に入力され、ここでは、それぞれの分岐管路の内部を
流れる水の流量が算出され出力される。

（実施例） 以下、本発明による配管系の流量計測装置の一実施例を
添附図面を参照して説明する。

図において１は取水源を示している。この取水源１から
の水は１本の送配水管路２と、そこから分岐した複数本
の分岐管路３，３・・・３とを通して送配水先５に送ら
れるようになっている。送配水管路２の途中には単一の
総流量計６が組込まれ、分岐管路３，３・・・３の途中
には調節弁７，７・・・７と、調節弁開度計８．８・・
・８とが組込まれている。

また、総流量計６および各調節弁開度計８．８・・・８
には、種々のデータに基づいて、各分岐管路３３・・・
３の内部を流れる水の流量を算出する流量計ＡＪＪ器１
０が接続されている。

次に、本実施例の作用を説明する。

先ず、各分岐管路３の調節弁７の開度−損失係数特性ｆ
ｉと調節弁７の開度計測値ｕｉとから定まる調節弁７の
開度−損失係数ｆｉ（ｕｉ）、および調節弁７の弁口径
Ｌｉが、データとして、流量計測器１０に人力される。

次に、取水源ｌから各分岐管路３を通して送配水先５に
水を流すときに得られるデータ、すなわち、総流量５ｔ
６における総流量計測値Ｑｏと、各調節弁開度計８にお
ける弁開度計測値Ｕｉとが、流量計ＵＪ器１０に入力さ
れる。

これらデータに基づいて、流量計測器１０は、各分岐管
路３の内部を流れる水の流量を算出する。

図において、各分岐管路３の配管損失を無視できるとす
ると、各調節弁７の損失は等しくなる。

よって、各調節弁ｔｉ失をΔｈ、開度−損失係数特性ｆ
ｉ（ｕｉ）を７１１各調節弁流速をＶｌ、各調節弁断面
積をＳｉ、弁口径Ｌｉの１／２をＩｌ、分岐管路３の数
をｍ、同じく番号を１、重力加速度をｇとすると、 ｇ 各調節弁７を流れる流量をＱｉとすると、（１）、　　
（２）式から、 ここで、総流量計４ｐＩ値ＱＯは、 ＱＯ−Ｑ１＋Ｑ２＋−＋Ｑｍ−Σ　Ｑｉ以上から、各調
節弁７を流れる流量Ｑｉと、総流量計測値Ｑｏとの比は
、 したがって、各調節弁７を流れる流量Ｑｉは、Ω１２ 例えば、分岐管路３の数を３本（ｍ−３）れば、１本目
の分岐管路３を流れる流２Ｑ１Ω１２ とす は、 同様に、２本目の分岐管路３を流れる流ｍ０２３本目の
分岐管路３を流れる流ｍＱ３は、しかして、本実施例に
よれば、取水Ｒ１がら送敗配水先５に流れる総流量を、
単一の総流量計６により計ｎ１するだけで、そこから分
岐した複数本の分岐管路３の内部を流れる水の流量を、
それぞれ確実に計７１１１Ｊすることができる。

なお、以上は、取水源１から送配水先５に水を自然流下
させる場合について説明したが、本発明によれば、例え
ば、送配水管路２の途中にポンプ設備を備えているよう
な場合でも、同様に、分岐管路３の内部を流れる水の流
量を算出することができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、送配
水管路の途中に単一の総流量計を設けるとともに、分岐
管路の途中にそれぞれ調節弁を設け、これら調節弁に該
調節弁の弁開度を計、０１する調節弁開度計を設け、こ
の調節弁開度計からの弁開度計測値と総流量計からの総
流量計ｎ１値とに基づいてそれぞれの分岐管路の内部を
流れる水の流量を算出する流量計測器を設けたので、各
分岐管路毎に個別に流量計を取付けることなく、各分岐
管路の内部を流れる水の流量を簡単に計測することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による流量計Ｍ１装置の一実施例を示す系統
図である。 １・・・取水源、２・・・送配水管路、３・・・分岐管
路、５・・・送配水先、６・・・総流量計、７・・・調
節弁、８・・・調節弁開度計、１０・・・流量計測器。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取水源から導出された送配水管路を、複数本の分岐管路
   に分岐し、これら送配水管路と分岐管路とを通して送配
   水先に水を供給するようにした配管系の流量計測装置に
   おいて、上記送配水管路の途中に単一の総流量計を設け
   るとともに、上記分岐管路の途中にそれぞれ調節弁を設
   け、これら調節弁に該調節弁の弁開度を計測する調節弁
   開度計を設け、この調節弁開度計からの弁開度計測値と
   上記総流量計からの総流量計測値とに基づいてそれぞれ
   の分岐管路の内部を流れる水の流量を算出する流量計測
   器を設けたことを特徴とする配管系の流量計測装置。