JPH026427A - ジカルボン酸およびホルミルカルボン酸の製造方法 - Google Patents

ジカルボン酸およびホルミルカルボン酸の製造方法

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JPH026427A
JPH026427A JP63156913A JP15691388A JPH026427A JP H026427 A JPH026427 A JP H026427A JP 63156913 A JP63156913 A JP 63156913A JP 15691388 A JP15691388 A JP 15691388A JP H026427 A JPH026427 A JP H026427A
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acid
hydrogen
formylcarboxylic
selectivity
cobalt
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JP63156913A
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Norio Okada
岡田 憲夫
Osamu Takahashi
収 高橋
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、不飽和カルボン酸から、ジカルボン酸および
ホルミルカルボン酸を同時に製造する方法に関するもの
である。
[従来の技術] ジカルボン酸は、各種化学製品の原料として有用である
。またホルミルカルボン酸も2官能性の化合物として各
種化学製品に広く用いられている一方、たとえば、水添
環化によりラクトンへ誘導されるなど化学品の中間体と
しても有用である。
従来、不飽和カルボン酸からジカルボン酸を製造する方
法や、不飽和カルボン酸からホルミルカルボン酸を製造
する方法は知られていない。
類似の反応として従来知られているものは、コバルト触
媒の存在下、不飽和カルボン酸またはそのエステルと一
酸化炭素、水素およびアルコールを反応させてジカルボ
ン酸エステルを製造する方法(特公昭45−32416
号公報)、コバルト触媒の存在下、α、β−不飽和カル
ポン酸エステルを一酸化炭素および水素と反応させホル
ミルカルボン酸エステルを製造する方法(特公昭58−
10139号公報、特公昭32−8177号公報)があ
る。
しかしながら、前者の場合、不飽和カルボン酸を原料と
して用いたときは、ジカルボン酸エステルの収率は著し
く低いという欠点があった。また両者において、不飽和
カルボン酸エステルを原料として用いた場合、それを対
応するカルボン酸とアルコールとから製造する工程が必
要であり、また生成物がカルボン酸エステルであるため
、カルボン酸を得るには、さらに加水分解を行う必要が
ある。そのため、工業規模で実施したときは、固定費が
高くなるという問題点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記従来技術の欠点を改良し、不飽和カルボ
ン酸から一段反応でジカルボン酸およびホルミルカルボ
ン酸を同時に、しかも効率よく製造する方法を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決しようとする手段] 上記目的を達成するために、本発明者らは、鋭意研究を
重ねた結果、驚くべきことに、オレフィンのヒドロホル
ミル化に必要な一酸化炭素と水素のほかに、水を存在さ
せることにより、不飽和カルボン酸からジカルボン酸お
よびホルミルカルボン酸を、同時に高収率で製造するこ
とができることを見出し、さらに、水素と水の仕込比を
変えることにより、生成物のジカルボン酸とホルミルカ
ルボン酸の生成比率を、制御することができることを見
出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、コバルト触媒の存在下、不飽和カ
ルボン酸、一酸化炭素、水素および水を反応させること
を特徴とするジカルボン酸およびホルミルカルボン酸の
製造方法である。
本発明において使用できる不飽和カルボン酸は、少なく
とも1個の炭素−炭素二1を結合を有するカルボン酸で
あれば特に制限されるものではない。
不飽和カルボン酸の好適な具体例としては、例えばアク
リル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、メタクリル酸、各種
(2−3−1または4−)ペンテン酸、ウンデシレン酸
、アンゲリカ酸、チグリン酸、β−メチルクロトン酸、
ケイ皮酸などを挙げることができる。これらの不飽和カ
ルボン酸は、一種単独で用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。本発明において使用する水素
は、純水素だけでなく、不純物を含んでもよい。
不純物としては、一酸化炭素、二酸化炭素またはメタン
、エタンなどの炭化水素などがある。このような水素の
具体例としては、たとえば水の電解、水性ガスの変性、
石油類のガス化などにより得られる水素がある。
本発明において使用する一酸化炭素は、純一酸化炭素だ
けでなく、不純物を含んでもよい。不純物としては水素
、二酸化炭素、水、メタン、エタンなどがある。
このような一酸化炭素の具体例としては、石油類のカス
化、メタノールのガス化、製鉄所副生ガスなどにより得
られる一酸化炭素がある。
本発明の反応における原料の使用量は、適宜定めること
ができるが、反応を回分式または半回分式で行う場合に
は、次のとおりである。水(a)に対する不飽和カルボ
ン酸(b)のモル比((b)/(a))は通常10”−
10−”の範囲であり、好ましくは、102〜10−2
の範囲である。
また一酸化炭素(c)に対する不飽和カルボン酸(b)
のモル比((b)/(c))は、通常103−10−3
の範囲であり、好ましくは102〜10−2の範囲であ
る。さらに、水素(d)に対する一酸化炭素(c)のモ
ル比((c)/(d))は、通常10”〜10−1の範
囲であり、好ましくは、102〜10−2である。
なお、本発明は、水素と水のモル比を変えることにより
、生成物のジカルボン酸とホルミルカルボン酸の生成比
率を制御することができる。
水素に対する水のモル比((a)/(d))が小さいと
、ホルミルカルボン酸の選択率が上がり、逆に大きいと
ジカルボン酸の選択率が上昇する。
水素に対する水のモル比((a)/(d))は通常10
3〜io−’の範囲であり、好ましくは102〜1O−
2の範囲である。
本発明において使用されるコバルト触媒としては、コバ
ルト成分を含む物質であれば、特に制限はなく、金属コ
バルト、無機コバルト化合物、有機コバルト化合物など
が挙げられる。無機コバルト化合物としては、たとえば
コバルト無機酸塩、コバルトハロゲン化物、酸化コバル
ト、水酸化コバルトなどが挙げられる。有機コバルト化
合物としては、たとえばジコバルトオクタカルボニル、
コバルト水素テトラカルボニル、テトラコバルトドデカ
カルボニル、アルキリジントリコバルトノナカルボニル
などのコバルトカルボニル化合物や、コバルト有機酸塩
などが挙げられる。これらのコバルト触媒は、一種単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
なお、本発明のコバルト触媒には、不飽和カルボン酸の
転化率を高めるために、助触媒を加えることが好ましい
。この助触媒としては、たとえば、三価のリン原子を分
子中に1個または2個以上含有する有機リン化合物やピ
リジン類などが挙げられる。三価のリン原子を分子中に
1個または2個以上含有する有機リン化合物としては、
たとえば、トリアルキルホスフィン、トリアリールホス
フィン、トリシクロアルキルホスフィン、ダイホスフィ
ンなどが挙げられるが、特にダイホスフィンが好ましい
。トリアルキルホスフィンの具体例としては、たとえば
、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、メチ
ルジエチルホスフィン、ジメチルエチルホスフィン、ト
リーn−プロピルホスフィン、トリー1so−プロピル
ホスフィン、メチルジ−n−プロピルホスフィン、ジエ
チル−n−プロピルホスフィン、エチルジー1so−7
’口ピルホスフィン、トリーn−ブチルホスフィン、ト
リーt−ブチルホスフィン、メチルジーn−ブチルホス
フィン、エチル−ジーn −ブチルホスフィン、ジエチ
ル−t−ブチルホスフィン、n−7’口ピルジーt−ブ
チルホスフィンなどが挙げられる。トリアリールホスフ
ィンの具体例としては、たとえばトリフェニルホスフィ
ン、トリトリルホスフィン、トリキシリルホスフィン、
ジフェニルトリルホスフィン、フエニルジトリルホスフ
ィン、トリルジキシリルホスフィンなどが挙げられる。
トリシクロアルキルホスフィンの具体例としては、たと
えばトリシクロペンチルホスフィン、トリシクロヘキシ
ルホスフィン、トリシクロへブチルホスフィン、トリメ
チルシクロへキシルホスフィン、トリエチルシクロへキ
シルホスフィン、シクロへキシルジシクロへブチルホス
フィンなどが挙げられる。ダイホスフィンの具体例とし
ては、たとえばビス(ジフェニルホスフィノ)メタン、
1.2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1.2
−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1.3−1
:”ス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、l、3−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1.4−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)ブタン、112−ビス(ジトリル
ホスフィノ)エタン、l、2−ビス(フェニルトリルホ
スフィノ)エタン、1.3−ビス(ジトリルホスフィノ
)プロパンなどが挙げられる。
ピリジン類としては、たとえば、ピリジン、α−ピコリ
ン、β−ピコリン、γ−ピコリン、各種(2,6−2,
3−2,4−2,5−)ルチジン、アミノピリジンなど
が挙げられる。これらの助触媒は、一種単独で用いても
よいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の反応においては、前記コバルト触媒の使用量は
原料の種類、反応温度および反応時間などに応じて適宜
定めればよいが、たとえば、反応を回分式または半回分
式で行う場合は、不飽和カルボン酸1モルに対し、co
z(co)aとして、通常10〜10−6モル、好まし
くは1〜10−4モルの割合で用いられる。助触媒を使
用する場合、助触媒の使用量は、特に限定されるもので
はなく、助触媒の種類によって適宜定めればよい。助触
媒が三価のリン原子を分子中に1個または2個以上含有
する有機リン化合物であときはP / Coの原子比が
通常、103〜10つであり、好ましくは、10’〜1
0−”である。助触媒が、ピリジン類であるときは、N
/Coの原子比が通常103〜10−3であり、好まし
くは102〜10−2である。
本発明の反応条件は、特に限定されるものではなく、不
飽カルボン酸の種類、原料の供給比、触媒の種類および
量などによって適宜定めればよい。
反応温度は通常、室温〜350℃の範囲であり、好まし
くは、50〜250℃の範囲である。反応圧力は、通常
、常圧〜500 kg/ cm2Gの範囲であり、好ま
しくは、10〜300kg/cm”Gの範囲である。反
応時間は、通常、0.05〜100時間の範囲で行われ
、好ましくは0.1〜50時間の範囲で行われる。
なお、前記反応においては、溶媒を用いてもよい。この
溶媒としては、反応雰囲気で原料等と反応しないものが
好ましく、たとえば、アルコール類、エーテル類、エス
テル類、ケトン類、アミド類、炭化水素類などがある。
前記反応は、回分法、半回分法、連続流通法なとの反応
形式によって実施することができる。
以上の方法によって、不飽和カルボン酸から、対応する
ジカルボン酸およびホルミルカルボン酸を製造すること
ができる。この対応するジカルボン酸とは、原料の不飽
和カルボン酸の不飽和結合を有する炭素がカルボキシル
化されたものをいい、対応するホルミルカルボン酸とは
、原料の不飽和カルボン酸の不飽和結合を有する炭素が
ヒドロホルミル化されたものをいう。
なお、得られたジカルボン酸およびホルミルカルボン酸
は、公知の方法で、分離、回収され、必要に応じて精製
される。
また、本発明においては、未反応物をリサイクルして反
応させることにより、高収率で、ジカルボン酸およびホ
ルミルカルボン酸を製造することができる。
[実施例] 次に本発明を実施例にて具体的に説明するが、本発明は
、これらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例1 容Ji150ccのオートクレーブに、アクリル酸20
.0.、水8.8g、溶媒として1,4−ジオキサン5
09を仕込み、さらにジコバルトオクタカルボニル(C
og(CO)A)0.64g、1,2−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)エタンo、a8gを仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比9515)の混合ガスを65
kg/cm2Gで加圧、120℃として2時間反応を実
施したシ反応終了後冷却し、反応器の内容物を取り出し
てガスクロマトグラフィーにて分析したところ、アクリ
ル酸の転化率98.6%、コハク酸の選択率91.7%
、β−ホルミルプロピオン酸の選択率1.0%の成績が
得られた。
実施例2 容量150ccのオートクレーブに、アクリル酸16.
0g、水7.Og、溶媒として1,4−ジオキサン50
9を仕込み、更にジコバルトオクタカルボニル(Cot
(CO)a)0.169.1.2−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)エタン0.17fiを仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比80/20)の混合ガスを6
5kg/cm2Gで加圧、125℃として3時間反応を
実施しI;。反応終了後冷却し、反応器の内容物を取り
出してガスクロマトグラフィーにて分析したところ、ア
クリル酸の転化率100%、コハク酸の選択率73.6
%、β−ホルミルプロピオン酸の選択率13.6%の成
績が得られた。
実施例3 容量150ccのオートクレーブに、アクリル酸16.
0g、水7.0g、溶媒として1,4−ジオキサン50
gを仕込み、さらにジコバルトオクタカルボニル(co
2(co)a)0.16g、1,2−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)エタン0.17gを仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比50150)の混合ガスを8
0kg7cm2Gで加圧、120°Cとして3時間反応
を実施した。反応終了後冷却し、反応器の内容物を取り
出してガスクロマトグラフィーにて分析したところ、ア
クリル酸の転化率80.0%、コハク酸の選択率34.
5%、β−ホルミルプロピオン酸の選択率50.6%の
成績が得られlこ 。
実施例4 容量150ccのオートクレーブに、アクリル酸16.
0g、水7.og、溶媒としてテトラヒドロフラン50
gを仕込み、さらにジコバルトオクタカルボニル(CO
2(Co)8)0.169.1,2−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)エタン0.179を仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比30/70)の混合ガスをl
 OOkg/ cts”Gで加圧、120℃として3時
間反応を実施した。反応終了後冷却し、反応器の内容物
を取り出してガスクロマトグラフィーにて分析したとこ
ろ、アクリル酸の転化率100%、コハク酸の選択率2
5.6%、β−ホルミルプロピオン酸の選択率62.6
%の成績が得られた。
比較例1 容量150ccのオートクレーブに、アクリル酸メチル
8.7g、水2.0g、溶媒として1.4−ジオキサン
50gを仕込み、ざらにジコバルトオクタカルボニル(
Cow (CO)a)0.169.112−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)エタン0.179を仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比80/20)の混合ガスをl
 OOkg/ cra”Gで加圧、140℃として3時
間反応を実施した。反応終了後冷却し、反応器の内容物
を取り出してガスクロマトグラフィーにて分析したとこ
ろ、アクリル酸の転化率が100%、γ−ケトピメリン
酸ジメチルが選択率50.9%で得られ、コハク酸の選
択率は0.6%、β−ホルミルプロピオン酸の選択率は
35.6%であった。
比較例2 容量150ccのオートクレーブに、アクリル酸メチル
8.7g、水2.0g、溶媒として1.4−ジオキサン
50gを仕込み、さらにジコバルトオクタカルボニル(
Co2(CO)a)0.169.1.2−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)エタン0.179を仕込んだ。
一酸化炭素/水素(容積比50150)の混合ガスを8
0kg/cm”Gで加圧、140°Cとして3時間反応
を実施した。反応終了後冷却し、内容物を取り出してガ
スクロマトグラフィーにて分析しt;ところ、アクリル
酸の転化率が100%、γケトピメリン酸ジメチルが選
択率15.0%で得られ、コハク酸の選択率は0.6%
、β−ホルミルプロピオン酸の選択率は80.0%であ
った。
実施例5 実m例2の1.2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンを除いた以外は実施例2と同様の反応を行った。
その結果、アクリル酸の転化率が54.6%、コハク酸
の選択率が76.9%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が15.8%であった。
実施例6 実施例3の1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンを除いた以外は実施例3と同様の反応を行った。
その結果、アクリル酸の転化率が59.2%、コハク酸
の選択率が57.3%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が39.1%であった。
実施例7 wa例4の1.2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンを除いた以外は実施例4と同様の反応を行った。
その結果、アクリル酸の転化率が48.3%、コハク酸
の選択率が36.4%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が59.1%であった。
実施例8 実施例2の1.2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンの代わりにトリフェニルホスフィンを同量用いた以外
は実施例2と同様の反応を行った。
その結果、アクリル酸の転化率が56.3%、コハク酸
の選択率が75.3%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が21.6%であった。
実施例9 実施例3の1.2− ヒス(ジフェニルホスフィノ)エ
タンの代わりにトリフェニルホスフィンを同量用いた以
外は実施例3と同様の反応を行った。
その結果、アクリル酸の転化率が61.1%、コハク酸
の選択率が60.0%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が32.4%であった。
実施例10 実施例2の112−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンの代わりに、l、3−ビス(ジフェニルホスフィノ)
プロパンを同量用いた以外は実施例2と同様の反応を行
った。
その結果、アクリル酸の転化率が70.3%、コハク酸
の選択率が78.6%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が18.0%であった。
実施例11 実施例3の1.2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ンの代わりに、l、3−ビス(ジフェニルホスフィノ)
プロパンを同量用いた以外は実施例3と同様の反応を行
った。
その結果、アクリル酸の転化率が72.1%、コハク酸
の選択率が53.0%、β−ホルミルプロピオン酸の選
択率が40.8%であった。
実施例12 実施例2のアクリル酸の代わりに、ビニル酢酸を8.0
g用いた以外は実施例2と同様の反応を行っIこ 。
その結果、ビニル酢酸の転化率が40.5%、グルタル
酸の選択率が74,9%、β−ホルミル酪酸の選択率が
20.8%であった。
実施例13 実施例3のアクリル酸の代わりに、ビニル酢酸を8.0
g用いた以外は実施例3と同様の反応を行っlこ 。
その結果、ビニル酢酸の転化率が49.3%、グルタル
酸の選択率が46.5%、β−ホルミル酪酸の選択率が
39.7%であった。
実施例14 実施例2のアクリル酸の代わりに、4−ペンテン酸を6
.0g用いた以外は実施例2と同様の反応を行った。
その結果、4−ペンテン酸の転化率が39.6%、アジ
ピン酸の選択率が68.4%、β−ホルミルペンタン酸
の選択率が25.0%であった。
実施例15 実施例3のアクリル酸の代わりに、4−べ゛ンテン酸を
6.0g用いた以外は実施例3と同様の反応を行った。
その結果、4−ペンテン酸の転化率が45.0%、アジ
ピン酸の選択率が41.3%、β−ホルミルペンタン酸
の選択率が50.7%であった。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、不飽和カルボン酸
から一段反応により、高い収率でジカルボン酸およびホ
ルミルカルボン酸を同時に製造することができ、しかも
、原料の水素と水の仕込比を変えることにより、生成物
のジカルボン酸とホルミルカルボン酸の生成比率を制御
することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コバルト触媒の存在下、不飽和カルボン酸、一酸化
    炭素、水素、および水を反応させることを特徴とするジ
    カルボン酸およびホルミルカルボン酸の製造方法。 2 コバルト触媒がコバルトカルボニル化合物を含有す
    るものである請求項1記載の方法。 3 コバルト触媒が、三価のリン原子を、分子中に1個
    または2個以上含有する有機リン化合物またはピリジン
    類の助触媒を含むものである請求項1記載の方法。
JP63156913A 1988-06-27 1988-06-27 ジカルボン酸およびホルミルカルボン酸の製造方法 Pending JPH026427A (ja)

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