JPH0264093A - 分子線エピタキシャル成長方法 - Google Patents

分子線エピタキシャル成長方法

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JPH0264093A
JPH0264093A JP21424888A JP21424888A JPH0264093A JP H0264093 A JPH0264093 A JP H0264093A JP 21424888 A JP21424888 A JP 21424888A JP 21424888 A JP21424888 A JP 21424888A JP H0264093 A JPH0264093 A JP H0264093A
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JP
Japan
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substrate
cell
molecular beam
mask
opening
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Pending
Application number
JP21424888A
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English (en)
Inventor
Naoki Nishiyama
直樹 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は分子線エピタキシャル成長方法に関し、特に
、基板上に組成の異なる層を周期的に積層して半導体超
格子構造を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の超格子構造の形成においては、例えば第6
図に示すように、変化させる組成に応じて必要な数だけ
の原料供給源である分子線セル101A〜101Dを用
い、セルシャッタ102A〜102Dの開閉により組成
の切換えを行う方法を用いていた。
すなわち、各分子線セル101A〜101Dの開口部前
におかれたセルシャッタ102A〜102Dを選択的に
開くことにより各原料の分子線を基板103に照射し、
基板103上に超洛子を構成する各化合物半導体を形成
することができる。これらのプロセスは、高真空に保た
れた成長室104内で行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記セルシャッタの開閉による従来方法では、分子線セ
ル開口部の直前に配置されたセルシャッタを開閉するた
びに分子線セルの熱平衡状態がくずれ、分子線強度にオ
ーバーシュートが見られ制御性が劣るという問題があっ
た。
また、同種の原料であっても、各層の組成を周期的に変
化させる場合には、必要とする分子線セルの数が多くな
り、装置が複雑になるという問題があった。例えば、I
n   Ga   As10.7  0.3 I n   Ga   As超格子では、Gaもしくは
0.3  0.7 Inの分子線セルのいずれか一方は2本用意しなければ
ならない(第6図ではセル101AがGa分子線セル、
セル101Bおよび101CがIn分子線セル、セル1
01DがAs分子線セルであり、In分子線セルを2本
としている)。これは、これら■族元素の比率を各層間
で変える必要があるからであるが、このように原料の供
給量すなわち分子線強度の微妙な制御を必要とする元素
のセル数が増すことは操作上も望ましくない。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、基板と原料供給源であるセルとの間に、両
側のセルから供給される原料間の干渉を防ぐ仕切板と、
それらの原料をそれぞれ通過させる面積可変の開口部と
を有するマスクを配置し、基板を回転させながら、マス
ク開口部の面積を周期的に変化させることにより半導体
の組成を切換えるものである。
〔作用〕
基板各部は、回転に伴い、マスクの各開口部を通過する
間にそれぞれの原料の供給を受ける。その際、各開口部
の面積が変化すれば、その間に供給される原料の割合が
変化し、形成される半導体層の組成が変わる。
従来セル開口部直前に位置されていて、シャッタは不要
で、またマスクはセルから離して配置することによりセ
ルの熱平衡状態を乱すことがない。
さらに、それぞれ1本のセルでも、開口部の面糟比を変
化させることにより組成の異なる半導体層が形成される
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図ないし第3図を参照してこの発
明の一実施例を説明する。なお、図面の説明において、
同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略
する。
第1図は本実施例に用いる分子線エピタキシャル(MB
E)成長装置の内部を上から見た概略図、第2図はマス
クの斜視図である。
成長室1の側壁所定位置にセル2A〜2Dが配置され、
各セルの中心軸21A〜21Dが交差する位置に、基板
3が、Moブロックからなる基板ホルダ4により回転可
能に保持されている。
各セル2A〜2Dの開口部にはシャッタは設けられてお
らず、変りに、基板3とセル2A〜2Dとの間に、マス
ク5が配置されている。
マスク5は、垂直な仕切板51、この仕切板と一体に形
成され基板3に近接して配置された固定マスク板52お
よびこの固定マスク仮52とほぼ同一平面上に配置され
た可動マスク板53からなり、可動マスク板53は、回
転軸54を介して超高真空用回転導入器55に結合され
、成長室1外部より回転させうるちのとなっている。
固定マスク板52および可動マスク板53は、それぞれ
中心角θ −θ2−120’の扇形で、同心状に配置さ
れ、それらが基準位置にあるときは、図示のように仕切
板51を挾んで両側にそれぞれα−β−60″の開口部
56a、56bが左右対称に生ずるものとなっている。
回転軸54を回すことにより、両開口部の面積を変化さ
せることができるが、αが0″から120°まで変化す
るとき、つまり開口部56aの開口率がOから1まで変
化するとき、βは反対に120°から0@まで、つまり
開口部56bの開口率は1から0まで変化し、両開口部
は常にその開口率の和が1となる関係を維持する。
したがってこの装置において、仕切板51を挾んで両側
に位置するセル2Bとセル2Cとに、例えばそれぞれI
nおよびGaを収納してMBEを行なう場合、比較的強
い指向性を有するこれら■族の原料の分子線は、仕切板
51があるために相互に干渉することなべ、それぞれ開
口部56aおよび56bを通して基板3上に交互に照射
されることとなる。そして、その際、予め開口部56a
56bの開口率が0.5のときにlno、sGa   
Asとなるように設定しておけば、可動0.5 マスク板53にとりつけた回転軸54を回し、開口部5
6aの開口率をX(≦1)とy (x坂y≦1)との間
で切換えることにより、In、Gaともにそれぞれ1本
のセルにもかかわらず、In  Ga   As/In
  Ga   Asの組成X   l−x      
Y   1−Vの切換えが行なわれる。
なお、InとGaとがそれぞれ別々の開口部から供給さ
れることにより組成の微視的なゆらぎが生ずる可能性が
考えられるが、これは、基板3上のある部分がマスク開
口部の一つを通過する間にその部分に堆積する原料の厚
みが1原子層以下であるように、基板の回転速度と原料
の供給量、つまり分子線強度とを設定することにより容
易に解決される。
そこで、実際にセル2BにIn、セル2CにGaを収納
し、さらにセル2A、2DにAsを収納してMBEを行
ない、In  Ga   As/x      1−x In  Ga   As超格子の形成を行なった。基y
   t−y 板3として半絶縁性1nP基板を用い、形成条件は、基
板温度500℃、Ga分子線強度F、−6×1014/
c−・S、In分子線強強度 −7×n 1014/cds s、As圧2X10−5Torrと
した。このとき、基板3の回転速度は2Or pm以上
であればよい。
この場合、In分子線が通過するマスク開口部56aの
中心角を第3図(a)に示すように時間とともに周期的
に変化させ、そのときの組成の変化を調べたところ、同
図(b)に示すようになり、X線回折等の測定によって
超格子が形成されていることが確認された。
本実施例によれば、InおよびGaの分子線セルはそれ
ぞれ1本でよく、装置が簡略化されるとともに、熱平衡
状態の乱れによる分子線強度のオーバーシュートもなく
、層厚および組成の制御性も向上した。
なお、本実施例では、Asの分子線セルを、仕切板51
を挾んで両側に1本ずつ、併せて2本用いているが、■
族元素であるAsの分子線は、In、Gaとは異なり指
向性が弱く、仕切板による分離の効果はほとんどなく、
成長室1内全体に雰囲気のように広がるため、いずれか
1本のみとすることも可能である。
また、2本用いる場合でも、■族元素であるIn、Ga
と異なり、その供給量の微妙な制御は不要であるため、
装置ないし操作を特に複雑にすることはない。
この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。
例えば、第4図(a)に示すようにマスク開口部の中心
角(したがって面積)の変化率を徐々に変えることによ
り、同図(b)に示すように超格子を構成する各層の組
成が徐々に変化するような超格子を製作することも可能
である。
また、この発明により形成される超格子は、In  G
a   As/In  Ga、、Asに限らx   l
x      Y ず、In  AN   As/In  AΩ  As。
x   l−x      Y   1−YAN  G
a   As/AΩ Ga   As。
x   l−x      y   1−yIn  G
a   As/In  AΩ  As、等、x   l
−X      y   l−yさまざまな材料の組合
せが可能である。
もちろん、開口部の面積が変えられるマスク5の構造も
、この発明の主旨を変更しない範囲でさまざまな設計変
更が可能である。
また、第1図の例では、基板ホルダ4の回転軸と、基1
l123の主面に垂直な中心軸とが一致し、いわば基板
3がその中心軸のまわりに自転する構造をとるが、基板
の周辺部に比較して中心部は動きが小さく、開口部56
a、56bを通しての原料の切換えが必ずしもうまく行
なわれない可能性がある。これに対し、例えば第5図に
示すように基板ホルダ4の回転軸と基板3の中心軸とを
偏心させ、いわば基板3が基板ホルダ4の回転軸のまわ
りを公転する構造とすれば、基板全体にわたる組成の均
一性を向上することができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、両側のセルから供給される
原料間の干渉を防ぐ仕切板と、それらの原料をそれぞれ
通過させる面積可変の開口部とを有するマスクを基板と
セル間に配置し、マスク開口部の面積を変えることによ
り半導体の組成の切換えを行なうため、簡単な装置構成
および操作により、半導体超格子の形成に際し各半導体
層の組成を精密にかつ容易に制御性良く切換えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に用いるMBE成長装置
の概略構成図、第2図は、マスクの斜視図、第3図およ
び第4図は、それぞれ上記マスクの開口部の中心角と組
成との対応関係の一例を示す図、第5図は、変形例に用
いるMBE成長装置の概略構成図、第6図は、従来方法
に用いられるMBE成長装置の概略図である。 1・・・成長室、2A〜2D・・・セル、3・・・基板
、4・・・基板ホルダ、5・・・マスク、51・・・仕
切板、55a、56b・・・開口部。 特許出願人  住友電気工業株式会社 代理人弁理士   長谷用  芳  樹間      
   塩   1)  辰   也合理ぽメ〔慨〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高真空に維持された成長室内でセル内に収納された
    原料を蒸発させ、この成長室内の基板ホルダに支持され
    た基板表面に半導体層を成長させる分子線エピタキシャ
    ル成長方法において、基板とセル間に、両側のセルから
    供給される原料間の干渉を防ぐ仕切板と、それらの原料
    をそれぞれ通過させる面積可変の開口部とを有するマス
    クを配置し、基板ホルダを駆動して基板を回転させなが
    ら、マスク開口部の面積を同期的に変えることにより半
    導体の組成を切換え、超格子構造を形成することを特徴
    とする分子線エピタキシャル成長方法。 2、基板の回転速度および原料の供給量を、基板上のあ
    る部分がマスク開口部の一つを通過する間にその部分に
    堆積する原料の厚みが1原子層以下であるように設定す
    る請求項1記載の分子線エピタキシャル成長方法。
JP21424888A 1988-08-29 1988-08-29 分子線エピタキシャル成長方法 Pending JPH0264093A (ja)

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