JPH02631A - ヒドロキシ末端停止ポリカーボネート - Google Patents

ヒドロキシ末端停止ポリカーボネート

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JPH02631A
JPH02631A JP63304261A JP30426188A JPH02631A JP H02631 A JPH02631 A JP H02631A JP 63304261 A JP63304261 A JP 63304261A JP 30426188 A JP30426188 A JP 30426188A JP H02631 A JPH02631 A JP H02631A
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carbon atoms
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JP63304261A
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Niles Richard Rosenquist
ナイルズ・リチャード・ローゼンクイスト
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/04Aromatic polycarbonates
    • C08G64/06Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation
    • C08G64/14Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation containing a chain-terminating or -crosslinking agent

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明はポリカニボネート樹脂に関し、更に詳しくはヒ
ドロキシル基で末端停止されたポリマー鎖を含むポリカ
ーボネート樹脂、それらの製造法及び利用法に関する。
先行技術の簡潔な説明 本発明に対する先行技術ではないが、ヒドロキシルポリ
カーボネート樹脂及びそれらの製造法が、1986年1
2月80付提出のピルス(Pyles )、ロンシリ−
(Longely )及びハサウエイ(llathaw
ay)による米国特許出願節939,391号の明細書
に記載されている。その製造法は、ヒドロキシル末端停
止ポリカーボネート樹脂を生成させるための、樹脂製造
における連鎖停止剤として例えば式: (式中R′はアルキレン基又はアリーレン基を表わす) で示される様なモノ保護ビスヒドロキシル化合物の使用
及びその後の保護基の除去を必要とする。
これらのヒドロキシ末端停止樹脂は、その後ヒドロキシ
基での反応を経てポリマーブレンド及び共重合体の製造
に有用な反応性末端基樹脂に転化される。
他のヒドロキシル末端停止ポリカーボネートも、本発明
に先行して知られている。しかし、ヒドロキシル基末端
停止ポリカーボネート樹脂は、一般に、そしてとりわけ
有利で良く知られた界面組合反応で直接製造される場合
には製造が困難である。
この方法においては、従来から当量過剰のハロゲン化カ
ルボニルをビスフェノール及びモノ官能性連鎖停止剤と
反応させるのが最も有利であるために、困難が生ずる。
即ち、この方法で直接ヒドロキシル末端停止樹脂を製造
するためには、連鎖停止剤を省略し、そして僅かに当量
未満のハロゲン化カルボニルを必要とする。しかし、ハ
ロゲン化カルボニルの添加速度の調節及びハロゲン化カ
ルボニルの副反応及び揮発に伴なう損失の調節が困難な
ため、ヒドロキシ末端基量及び樹脂分子量の調節が困難
となる。
本発明方法は、界面重合でのヒドロキシル末端基を含む
ポリカーボネート樹脂の製造を可能にする。得られるポ
リマーは、熱可塑性成形品において音用な特性をaする
ポリカーボネート共重合体を製造するのに宵月な末端基
構造を存する。
発明の概要 本発明は、界面重合条件下、分子口を調節する割合の式
(I): (式中Rは1乃至約12個の炭素原子を含むアルキレン
基を表わす) の化合物の存在下で二価フェノールをハロゲン化カルボ
ニルと反応させることからなる、ヒドロキシル基で末端
停止されたポリマー鎖を含むポリカーボネート樹脂の製
造法に係わる。本明細書で用いられる用語「アルキレン
」は、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基、ベンチレン基、ヘキシレン基、ヘキシレン
基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシ
レン基、ドデシレン基及びそれらの異性体等の分枝状及
び線状両方の、母体炭化水素から2個の水素原子を取除
いて得られる、2価の成分を意味する。
好適なアルキレン基は、2,2−ジメチルプロピレン基
である。
発明の好適な態様の詳細な説明 ポリカーボネート樹脂及びそれらの界面重合による製造
法は良く知られており、例えば米国特許第3,028,
365号、同3,334,154号、同3,275,6
01号、同3. 915. 926号、同3,030,
331号、同3,169゜121号、同3,027,8
14号及び同4,188.314号各明細書に示されて
いる詳細な事項が参照される。
一般的に、前記界面重合の方法は二価フェノールのハロ
ゲン化カルボニル(カーボネート前駆物質)との反応か
ら成る。
前記製造法の反応条件は変動し得るが、好適な方法のい
くつかは、典型的にはジフェノール反応物質を水性苛性
液中に溶解又は分散させること、得られる混合物を適宜
の水不混和性溶剤媒体に加えること及び適切な触媒の存
在下、および調節されたpH条件下で前記反応物質をホ
スゲン等のカーボネート前駆物質と接触させることを含
む。最も普通に用いられる水不混和性溶剤は、塩化メチ
レン、1.1−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トル
エン等を包含する。
使用される触媒は、二価フェノール反応物質のカーボネ
ート前駆物質との重合速度を高める。代表的で、しかし
これらに限定されない触媒の例は、トリエチルアミン等
の第三級アミン、第四級ホスホニウム化合物、第四級ア
ンモニウム化合物等を包含する。本発明に係わるポリカ
ーボネート樹脂の好適な製造法は、ホスゲン化反応を含
む。ホスゲン化反応が進行する温度は、0℃より低い温
度から100℃を超える温度までの範囲で変動し得る。
ホスゲン化反応は、好ましくは室温(25℃)乃至50
℃の温度で進行する。反応が発熱性であるため、ホスゲ
ンの添加速度が反応温度を調節するために用いられる。
必要とされるホスゲンの量は、−船釣に二価フェノール
の量、および存在する場合にはジカルボン酸の量によっ
て決められる。
本発明に係わるポリカーボネート樹脂の製造に使用され
る二価フェノール反応物質は一般的に良く知られた化合
物であり、同様にそれらの製造法も良く知られている。
上記二価フェノールの代表例は、一般式(■): (式中Aは1乃至約15個の炭素原子を含む2価の炭化
水素基、1乃至約15個の炭素原子を含むハロゲンで置
換された2価の炭化水素基及びs−−5−s−−s−−
s−−o− 又は−C−等の二価の基から成る群から選ばれ、式(I
I)中の各Xは夫々ハロゲン原子、1乃至約8個の炭素
原子を含むアルキル基、6乃至18個の炭素原子を含む
アリール基、7乃至約14個の炭素原子を含むアルアル
キル基等のヒドロカルビル基、1乃至約8個の炭素原子
を含むオキシアルキル基及び6乃至19個の炭素原子を
含むオキシアリール基から成る群から選ばれ、mは0又
は1であり、そしてyはO乃至4の整数である)のフェ
ノール性ジオールである。
有利に使用されるいくつかの二価フェノールの代表例は
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
4.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へブタン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニ
ル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン等のビスフェノール;ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3゜5
−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル等の二
価フェニルエーテル、p、  p’ −ジヒドロキシジ
フェノール、3.3’ −ジクロロ−4゜4′−ジヒド
ロキシジフェノール等のジヒドロキシジフェノール;ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン等のジ
ヒドロキシアリールスルホン;レゾルシノール及びハイ
ドロキノン等のジヒドロキシベンゼン;1,4−ジヒド
ロキシ−2,5−ジクロロベンゼン、1,4−ジヒドロ
キシ−3−メチルベンゼン等のハロー及びアルキル−置
換ジヒドロキシベンゼン;及びビス(4ヒドロキシフエ
ニル)スルフィド及びビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホキシド等のジヒドロキシジフェニルスルフィド及
びスルホキシドである。様々なそのほかの二価フェノー
ルも人手可能であり、そして米国特許節2,999,8
35号、同3,028,365号及び同3,153゜0
08号各明細書に開示されている。勿論、2種又はそれ
以上の異なる二価フェノール又は二価フェノールとグリ
コールの組合せを使用することも可能である。
好適な式(n)の二価フェノールは、4.4’ビスフエ
ノール類である。
本発明に係わる樹脂の製造に使用されるカーボネート前
駆物質は、ハロゲン化カルボニル、炭酸ジアリール又は
ビスハロホルメートであり得る。
ハロゲン化カルボニルは、臭化カルボニル、塩化カルボ
ニル及びそれらの混合物を包含する。ビスハロホルメー
トは、2.3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ハイドロキノン等のビスクロロホルメートなどの二
価フェノールのビスハロホルメート、エチレングリコー
ル、ネオペンチレンゲリコール、ポリエチレングリコー
ル等のビスクロロホルメートなどのグリコールのビスク
ロロホルメートを包含する。使用し得る炭酸ジアリルの
代表例は、炭酸ジフェニル及び炭酸ジ(トリル)等の炭
酸ジ(アルキルフェニル)である。
適切な炭酸ジアリールのいくつかのそのほかの非限定的
な例は、炭酸ジ(ナフチル)、炭酸フェニルトリル等を
包含する。
好適なカーボネート前駆物質はハロゲン化カルボニルで
あり、ホスゲンとしても知られている塩化カルボニルが
好適なハロゲン化カルボニルである。
本明細書で使用される用語「ポリカーボネート」は、コ
ポリエステル−ポリカーボネート、即ち式:(式中りは
重合反応に使用される二価フェノールの2価の芳香族基
である) の繰返しポリカーボネート鎖単位に加えて、例えば式: (式中R2は以下に定義されるとおりである)の反復、
即ち繰返しカルボン酸エステル単位を含む樹脂を包含す
る。
コポリエステル−ポリカーボネート樹脂もまた、当該技
術分野の熟達者に良く知られた界面重合法によって製造
され、例えば米国特許第3,169゜121号及び同4
,487,896号各明細書が参照される。
一般的に、コポリエステル−ポリカーボネート樹脂はポ
リカーボネートホモポリマーの製造に関して前述したと
おりにして、しかし水不飽和性溶剤中に添加された二官
能性カルボン酸(エステル前駆物質)の存在下で製造さ
れる。
−殻内に、線状ポリエステルの製造に従来から使用され
ている全ての二官能性カルボン酸(ジカルボン酸)を本
発明に係わるコポリエステル−カーボネート樹脂の製造
に使用することができる。
−殻内に、使用し得る二官能性カルボン酸は脂肪族カル
ボン酸、芳香族カルボン酸及び脂肪族−芳香族カルボン
酸を包含する。これらの酸は良く知られており、そして
例えば米国特許第3,169゜121号明細書に記載さ
れている。上記二官能性カルボン酸の代表例は、式(■
): Rl + R2−芙−−C00H の二官能性カルボン酸である。式中、R2はアルキレン
、アルキリデン又は脂環式基、エチレン性不飽和を含む
アルキレン、アルキリデン又は脂環式基、フェニレン、
ビフェニレン等の芳香族u、アルキレン又はアルキリデ
ン基等の非芳香族結合を介して連結された2個又はそれ
以上の芳香族基、そしてトリレン、キシレン等の2価の
アルアルキル基である。R1は、カルボキシル又はヒド
ロキシル基である。文字qは、R1がヒドロキシル基の
場合は1、R1がカルボキシル基の場合は0又は1を表
わす。
使用される好適な二官能性カルボン酸は、芳香族ジカル
ボン酸である。とりわけを用な芳香族ジカルボン酸は、
一般式(■): で表わされるものである。式中jは、0乃至4の値を有
する正の整数であり、そして各R3は夫々アルキル基、
好ましくは低級アルキル基(1乃至約5個の炭素原子を
含む)から成る群から選ばれる。
単一の酸と同様に、これらの二官能性カルボン酸の混合
物も使用し得る。従って、本明細書中で二官能性カルボ
ン酸という用語が使われている場合、この用語は個々の
カルボン酸と同様に2種又はそれ以上の異なる二官能性
カルボン酸の混合物をも包含するものと理解されるべき
である。
芳香族ジカルボン酸として最適なのは、イソフタル酸、
テレフタル酸及びこれらの混合物である。
とりわけ有用な二官能性カルボン酸は、テレフタル酸の
イソフタル酸に対する重量比が約10:1乃至約0.2
:9.8の範囲内であるイソフタル酸とテレフタル酸の
混合物から成る。
二官能性カルボン酸自体を使用するよりも、前記酸の反
応性誘導体を使用することができるし、そしてしばしば
−層好ましい。これら反応性誘導体の例は、酸ハライド
である。好適な酸ハライドは、酸ジクロリド及び酸ジブ
ロミドである。従って、イソフタル酸、テレフタル酸又
はこれらの混合物の代りにイソフタロイルジクロリド、
テレフタロイルジクロリド及びこれらの混合物を使用す
ることができる。
本発明に係わるコポリエステル−カーボネート樹脂を製
造するのに使用される反応物質の割合は、製品樹脂の意
図された利用法に応じて変動し得る。
当該技術分野の熟達者は、前記米国特許明細書に記載さ
れている様に有用な割合を知っている。−般的に、エス
テル結合の量はカーボネート結合に対して約5乃至約9
0モルパーセント、好ましくは約35乃至約80モルパ
ーセントであり得る。
例えば、イソフタロイルジクロリド4モル及びホスゲン
1モルと5モルのビスフェノールを完全に反応させると
、80モルパーセントのエステル結合をaするコポリエ
ステル−カーボネートを与える。
そのほかに本発明の範囲内には、カーボネート前駆物質
及び随意にエステル前駆物質も含まれる反応混合物中に
少量(典型的には使用される二価フェノールの口を!!
準として0.05乃至2モルパーセント)の多官能性芳
香族化合物を熱可塑性のランダムに枝分れしたポリカー
ボネートを与えるために二価フェノールとの共反応物質
として加えて形成されたランダムに枝分れしたポリカー
ボネート樹脂も包含される。これらの多官能性芳香族化
合物は、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボン酸無水
物、ハロホルミル又はこれらの混合物であり得る。これ
ら多官能性化合物のいくつかの例示的で非限定的な例は
、トリメリド酸無水物、トリメリド酸、トリメリチルト
リクロリド、4−クロロホルミルフタル酸無水物、ピロ
メリト酸、ピロメリト酸二無水物、メリト酸、メリト酸
無水物、トリメシン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物等を包含す
る。ランダムに枝分れしたポリカーボネートを製造する
のに有用な他の有機多官能性化合物が、米国特許第3,
635,895号及び同4゜001.184号各明細書
に開示されている。
従来からのポリカーボネート製造の界面重合法において
は、通常分子量調節剤(連鎖停止剤)がカーボネート前
駆物質との接触の前又は接触の間に反応混合物に添加さ
れる。有用な分子は調節剤は、これらに限定されないが
フェノール、クロマン−■、パラターシャリ−ブチルフ
ェノール、pクミルフェノール等の一価フエノールを包
含する。分子量調節の方法は当該技術分野で良く知られ
ており、本発明に係わる樹脂の分子量を調節するために
使用される。
本発明方法は、新規な連鎖停止剤の使用によって、従来
からのポリカーボネート製造に関する界面重合法から逸
脱している。単独の連鎖停止剤として、又は1種又はそ
れ以上の前記公知の連鎖停止剤との組合せで使用される
のは、前記式(1)のエステル化合物である。フェニル
環に直接結合したヒドロキシル基は反応して樹脂鎖を末
端キャップするヒドロキシル基であり、脂肪族ヒドロキ
シルは未反応で遊離のままその後の反応に残される。
反応混合物に添加される化合物(I)の割合は変動し得
るが、しかし通常は式(II)の二価フェノール反応物
質の0.5乃至25モルパーセントである。
式(1)の化合物は、それらの製造法と共に一般に良く
知られており、例えばカビル、ジャーナル・オブ・ザ・
ソサエティ・オブ・ケミカル・インダストリイ(ロンド
ン)66.175(1947)  [Cavlll、J
、Soc、Chem、Ind、、(London) 6
8,175(1947)]及びジャーナル・オブ・オル
ガニック・ケミストリィ、9.299(1944)  
[J、Organlc Chem、、9. 299(1
944)]に記載された一般的な方法が参照される。
一般的に、式(1)の化合物はヒドロキシ安息香酸の式
(■): HO−R−OH (式中Rは前記で定義されたとおりである)のアルコー
ルによるエステル化によって製造され得る。
式(V)のアルコールは良く知られている。式(V)の
アルコールの代表例は、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、2,2−ジメチル
プロピレングリコール等である。
当該技術分野の熟達者は、以上に示された説明から本発
明に係わるポリカルボネート樹脂が式(): (式中Rは前記の意味を有する) て表わされ得ると理解されよう。式(VI)の末端キャ
ップされたポリカーボネート樹脂は、ポリエステル、ポ
リエステル−アミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリ
フェニレンエーテル等の反応性ポリマーとのポリカーボ
ネートブロック共重合体の製造の中間体として有用であ
る。
前述の本発明に係わるポリカーボネート樹脂は、約10
,000乃至約200,000、好ましくは約30,0
00乃至約150,000の重量平均分子ゴ及び塩化メ
チレン中、25℃で測定して少なくとも約0.3dl/
g、好ましくは約0. 45乃至約1.40dl/gの
固有粘度を有し得る。
以下の実施例及び製造例は、本発明の製造法及び利用法
の態様を説明し、本発明の実施について本発明者の意図
する最良の態様を示しているが、しかし本発明を限定す
るものと解釈されるべきではない。報告されているとこ
ろでは以下の試験が行なわれた。
固有粘度 固何粘度は、25°Cの温度、塩化メチレン中で411
1定され、そしてデシリットル/グラム(dl/ g 
)の単位で報告されている。
実施例1 機械的かくはん器具、p++プローブ、水性苛性液導入
管及びドライアイス凝縮器及びガス導入管が接続された
クライゼンアダプターを取付けた10100O四ツ目フ
ラスコ中に、水280m1.塩化メチレン350m1、
トリエチルアミン1.4m1(Q。
01モル)、ビスフェノール−A57g(0,25モル
)、2−ヒドロキシエチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト1.48g (0,0081モル、3.24モル%)
が装入された。かくはん下、2596水酸化ナトリウム
水溶液の添加によりpHを10.0乃至11.0の範囲
内に維持しながら、ホスゲンがフラスコ中に1g/分の
速度で30分間導入された。その後、pHが11に調節
された。その後、樹脂層がブライン層から分離され、洗
液が酸性となるまで3重量 9611c 1水溶液で洗
浄され、次いで蒸留水で2度洗浄された。その後、樹脂
がワーリングブレンダー内のメタノール1600m1中
で沈澱され、そして更に500m1のメタノールで洗浄
された。
得られたポリカーボネート樹脂は、0.502の固有粘
度を示した。この固有粘度は、同モル量の従来からのモ
ノ官能性フェノール(例えばフェノール、jert−ブ
チルフェノール)が末端キャップ剤として使用される場
合に得られる固有粘度と本質的に同じであり、このこと
は2−ヒドロキシエチル−4−ヒドロキシベンゾエート
がフェノール性ヒドロキシ位でのみ反応したことを示し
ている。樹脂は、更に脂肪族ヒドロキシ基の特徴である
3 500cm−’での吸収を示す赤外線分析によって
特色づけられた。このピークは、従来からのモノ官能性
フェノールを末端キャップ剤として使用して製造される
ポリカーボネート樹脂には存在しない。
かくして得られた樹脂は、官能化ポリカーボネート脂の
製造及び多種多様の反応性熱可塑性ポリマー(例えばポ
リアミド、ポリエステル、ポリウレタン等)とのブロッ
ク共重合体の製造に使用される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)界面重合条件下、分子量を調節する割合の式(
    I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは1乃至約12個の炭素原子を含むアルキレン
    基を表わす) の化合物の存在下で二価フェノールをハロゲン化カルボ
    ニルと反応させることからなるヒドロキシエステル基連
    鎖停止ポリカーボネート樹脂の製造法。
  2. (2)二価フェノールが式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは1乃至約15個の炭素原子を含む2価の炭化
    水素基、1乃至約15個の炭素原子を含むハロゲンで置
    換された2価の炭化水素基及び−S−、−S−S−、▲
    数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表
    等があります▼、−O−又は▲数式、化学式、表等があ
    ります▼等の二価の基から成る群から選ばれ、式(II)
    中の各Xは夫々ハロゲン原子、ヒドロカルビル基、オキ
    シアルキル基又はオキシアリール基から成る群から選ば
    れ、mは0又は1であり、そしてyは0乃至4の整数で
    ある) を有する二価フェノールから選ばれる請求項1記載の製
    造法。
  3. (3)ハロゲン化カルボニルがホスゲンである請求項2
    記載の製造法。
  4. (4)Rがエチレン基を表わす請求項1記載の製造法。
  5. (5)Rが枝分れアルキレン基である請求項1記載の製
    造法。
  6. (6)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは1乃至約12個の炭素原子を含むアルキレン
    基を表わす) の1価の成分で末端キャップされたポリカーボネート樹
    脂。
  7. (7)Rが枝分れアルキレン基を表わす請求項6記載の
    樹脂。
  8. (8)Rがエチレン基を表わす請求項6記載の樹脂。
  9. (9)Rが2、2−ジメチルプロピレン基を表わす請求
    項7記載の樹脂。
  10. (10)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは1乃至約12個の炭素原子を含むアルキレン
    基である) のポリカーボネート。
JP63304261A 1987-12-04 1988-12-02 ヒドロキシ末端停止ポリカーボネート Pending JPH02631A (ja)

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