JPH0263019B2 - - Google Patents

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JPH0263019B2
JPH0263019B2 JP58193022A JP19302283A JPH0263019B2 JP H0263019 B2 JPH0263019 B2 JP H0263019B2 JP 58193022 A JP58193022 A JP 58193022A JP 19302283 A JP19302283 A JP 19302283A JP H0263019 B2 JPH0263019 B2 JP H0263019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
mask body
inhalation
purification
closed
Prior art date
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Application number
JP58193022A
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English (en)
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JPS6083672A (ja
Inventor
Tamenobu Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Kogaku Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Kogaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamamoto Kogaku Co Ltd filed Critical Yamamoto Kogaku Co Ltd
Priority to JP58193022A priority Critical patent/JPS6083672A/ja
Publication of JPS6083672A publication Critical patent/JPS6083672A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クリーンルームや極乾燥ルーム等の
特殊環境下で使用される環境汚染防止用マスクに
関する。
近年、半導体製造所や手術室のような無塵、無
菌、無湿等のクリーンルームや極乾燥ルーム等の
特殊環境が増加しており、これらの特殊環境ルー
ム内で人が作業を行つた場合、呼気中の水分、炭
酸ガス、細菌等がルーム内の環境に影響を与え、
製品の歩留まりを下げる等、悪影響を及ぼしてい
た。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、呼気を浄
化した後に、特殊環境下に排出させることによつ
て、環境の汚染防止を図つたものであり、その特
徴とするところは、第1発明によれば、呼吸部を
覆うマスク体と、マスク体の前面側に装着された
ハウジングとからなり、ハウジングは仕切板によ
つて浄化室と吸入室とに分割され、浄化室のマス
ク体側壁部には、マスク体内から浄化室内への吐
出を可能として開閉自在に閉塞状とされた吐気弁
部が設けられると共に、浄化室の外部側壁部には
外部と連通する開口部が形成され、かつ浄化室内
には呼気浄化用フイルターが設けられ、吸入室の
マスク体側壁部には、吸入室内からマスク体内へ
の吸入を可能として開閉自在に閉塞状とされた吸
気弁部が設けられると共に、吸入室内には加湿手
段が設けられ、前記仕切板には浄化室と吸入室と
を連通させる連通孔が形成されてなる点にある。
また第2発明によれば、呼吸部を覆うマスク体
と、マスク体の前面側に装着されたハウジングと
からなり、ハウジングは仕切板によつて浄化室と
吸入室とに分割され、浄化室のマスク体側壁部に
は、マスク体内から浄化室内への吐出を可能とし
て開閉自在に閉塞状とされた吐気弁部が設けられ
ると共に、浄化室の外部側壁部には外部と連通す
る開口部が形成され、かつ浄化室内には呼気浄化
用フイルターが設けられ、吸入室内とマスク体内
とが連通状とされると共に、吸入室の外部側壁部
には外部から吸入室内への吸入を可能として開閉
自在に閉塞状とされた吸気弁部が設けられてなる
点にある。
以下、第1発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、第1図及び第2図において、1は環境汚
染防止用マスクで、略直方体形状のハウジング2
とマスク体3とを備えている。前記ハウジング2
は可撓性合成樹脂により形成されており、上下方
向中間部に仕切板4が設けられ、上側の浄化室5
と下側の吸入室6との2室に分割構成されてい
る。また浄化室5の外部側壁部を構成する上部の
天井板7には多数の通気孔8が形成されており、
外部と連通する開口部を構成している。さらに仕
切板4にも、浄化室5と吸入室6とを連通させる
多数の連通孔9が形成されている。
一方、吸入室6の下部の底板10には凹部11
が形成されている。。そして凹部11内には吸水
状とされたガーゼ12等が具備されており、加湿
手段としての加湿槽を構成している。また前記浄
化室5内には、乾燥剤、殺菌剤、炭酸ガス吸着剤
等の混合物を有する呼気浄化用フイルター13、
例えば合成ゼオライト系吸着剤等が充填されてい
る。さらに、ハウジング2の前面側の前面板14
はハウジング2本体側に対し、着脱自在に嵌着さ
れる蓋構造とされており、前面板14の両側縁に
はマスク1を顔面に装着するための取付バンドを
係合する係合部15が4個所に設けられている。
またハウジング2の後面側の後面板16には取付
板17が一体に形成されており、該取付板17の
外周縁にマスク体3前端部の環状凹部18が嵌着
されている。該マスク体3は顔面に密着するよう
柔軟な弾性材、例えば軟質ゴム材等により形成さ
れると共に、口及び鼻を覆うべく適宜筒状に形成
されている。そして吸入室6とマスク体3間に位
置する壁部としての取付板17に、吸入室6内か
らマスク体3内への吸入を可能として開閉自在に
閉塞状とされた吸気弁部19が設けられ、浄化室
5とマスク体3間に位置する壁部としての取付板
17に、マスク体3内から浄化室5内への吐出を
可能として開閉自在に閉塞状とされた吐気弁部2
0が設けられている。
前記吸気弁部19は、吸入室6の後面側に位置
した取付板17に形成された吸気開口部21と、
該吸気開口部21をマスク体3側より開閉自在に
閉塞すべく、装着された吸気弁22とを備え、該
吸気弁22は天然ゴム、シリコン等の可撓性のあ
る弾性材で円板状に形成され、吸気開口部21中
央より後方に突出された取付突起23に嵌合装着
されている。
前記吐気弁部20は、浄化室5の後面側に位置
した取付板17に形成された円形状の開口部24
と、該開口部24に着脱自在に取付けられた弁本
体25と、該弁本体25に装着された吐気弁26
とを備え、弁本体25はその円筒部外周面に螺旋
状の係合溝27が形成され、取付板17の開口部
24の径内方向に突設した係合突起28と係合し
ており、また円筒部外周面にOリング29が嵌装
され、弁本体25と取付板17との間をシールし
ている。また弁本体25の円筒部の浄化室5の側
端面には吐気開口部30が形成されると共に、弁
座31が形成され、径内方向に延設したスポーク
部32を介して吐気弁26の取付部33が形成さ
れている。前記吐気弁26は吸気弁22と同様に
天然ゴム又はシリコン等の可撓性のある弾性材で
形成されており、皿状弁部34の中央から一側へ
軸状取付部35が一体に突出形成され、この取付
部35がスポーク部32の中央の孔36に挿入さ
れ、カエリ部37によつて抜止めされている。そ
して弁部34の周縁が弁座31に弾圧的に当接さ
れ、吐気開口部30を浄化室5側より開閉自在に
閉塞している。
そして、マスク1を装着する場合には、マスク
体3を口及び鼻にあてがつて、取付バンドで装着
すればよい。そして吸気に際しては、外部の空気
は天井板7の通気孔8より浄化室5内に入り、呼
気浄化用フイルター13を介して、仕切板4の通
気孔9より吸入室6内に入り、さらに吸気開口部
21と吸気弁22間よりマスク体3内に吸入さ
れ、呼吸部である口及び鼻より吸にこまれる。こ
こに、天井板7の通気孔8、浄化室5、仕切板4
の通気孔9、吸入室6及び吸気開口部21により
空気吸入用の吸入路を構成する。また呼気に際し
ては、呼気弁部19側が閉塞状となり、吐気弁2
6の周縁と弁座31との間に間隙が形成され、従
つて、呼気は吐気開口部30を介して吐気弁26
と弁座31との間隙より浄化室5内に入り、呼気
浄化用フイルター13を介して、天井板7の通気
孔8より外部に排出される。ここに、吐気開口部
30、浄化室5及び天井板7の通気孔8により空
気排出用の吐出路を構成する。そして天井板7の
通気孔8は吐出路の外気側開口部を構成してい
る。
本発明の第1実施例は以上のように構成されて
おり、例えば極乾燥のクリーンルームで使用する
場合には、加湿槽のガーゼ12に予め水を吸水さ
せた状態で使用すれば、ルーム内の乾燥した清浄
空気は吸入路及び吸気弁部19を通つて吸入され
る。そしてこの吸入路途中におる吸入室6内で加
湿槽の水分により、吸入された空気が適宜加湿さ
れるため、極乾燥ルーム内での長時間作業であつ
ても、呼吸気の粘膜等の損傷が防止でき、人体の
保護が図れる。また呼気が吐気弁部20及び吐出
路を通つてルーム内に排出される際、浄化室5内
の呼気浄化用フイルター13を通過するため、呼
気浄化用フイルター13によつて呼気中の水分、
炭酸ガス、細菌等が吸着され、浄化された呼気が
ルーム内に排出される。従つて、特殊環境とされ
たルーム内の呼気による汚染が効果的に防止でき
る。また、浄化室5側の吐気弁部20や吸入室6
側の吸気弁部19の弁作用によつて、浄化室5側
の空気が直接吸入されることもなく、また吸入室
6側に呼気が直接吐出されることもなく、吸入室
6側から空気が吸入して浄化室5側に吐出すると
いう安定した空気吸入排出径路が確保され、呼吸
時における空気の吸入や排出が円滑に行なえる。
さらに、呼気浄化用フイルター13の乾燥剤とし
て塩化カルシウムを利用すれば、その吸水作用に
よつて吸水された呼気中の水分は水滴となり、仕
切板44の通気孔9を介して滴下され、凹部11
内のガーゼ12に吸水されるため、ガーゼ12に
注水しなくても良好な吸水状態が得られる利点が
ある。
第5図は第1発明の実施例を示しており、前記
実施例における吸気弁部19の前側に防塵フイル
ター38が着脱自在、或いは接着剤により固定さ
れた構造とされている。
第4図は第2発明の実施例を示しており、仕切
板4が盲状とされ、吸入室6の外部側壁部を構成
する前面板14に吸気弁部19が設けられてお
り、吸入室6内のマスク体3内とは連通状とされ
ている。そして吸入路と吐出路とは全く別径路と
して構成されている。尚、第1発明と同一構成部
分は同一符号を付し、説明は省略する。
第2発明にあつても、第1発明同様、浄化され
た呼気がルーム内に排出され、特殊環境とされた
ルーム内の呼気による汚染が有効に防止でき、吐
気弁部20や吸気弁部19の弁作用によつて、浄
化室5側の空気が吸入されることもなく、また吸
入室6側から外部に呼気が吐出されることもな
く、呼吸時における空気の吸入や排出が円滑に行
なえる。さらに吸入路と吐出路とを全く別径路と
しているため、空気の吸入がより円滑になされ
る。
尚、環境に応じて、吸入空気を加湿する加湿手
段だけでなく、冷却手段を具備させてもよい。ま
た、呼気浄化用フイルター13として乾燥剤、殺
菌剤、炭酸ガス吸着剤等の混合物を利用したもの
を示しているが、加熱殺菌方式による構造として
もよい。
以上のように、第1発明及び第2発明によれ
ば、呼気が浄化室内を通過する際、呼気浄化用フ
イルターによつて呼気が浄化され、その後外部に
排出されるため、クリーンルームや極乾燥ルーム
等の特殊環境下での作業に際しても、呼気による
その環境の汚染が効果的に防止できる。また吸気
弁部や吐気弁部の弁作用によつて吸入室側から空
気を吸入して浄化室側に吐出するという安定した
空気吸入排出径路が確保でき、呼吸時における空
気の吸入や排出が円滑に行なえる。
さらに第1発明によれば、吸入室内の加湿手段
によつて、吸入される空気が加湿され、極乾燥ル
ーム内での作業に際し、呼吸気の粘膜等の損傷が
防止でき、人体の保護が図れる。
また第2発明によれば、吸入路と吐出路とが全
く別径路となり、呼気浄化用フイルターを通過す
ることなく、空気の吸入がより円滑に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の実施例を示す側断面図、第
2図は第1図−線矢視図、第3図は吐気弁部
の分解斜視図、第4図は第2発明の実施例を示す
側断面図、第5図は第1発明の別の実施例を示す
側断面図である。 1……マスク、2……ハウジング、3……マス
ク体、5……浄化室、6……吸入室、13……呼
気浄化用フイルター、19……呼気弁部、20…
…吐気弁部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 呼吸部を覆うマスク体と、マスク体の前面側
    に装着されたハウジングとからなり、ハウジング
    は仕切板によつて浄化室と吸入室とに分割され、
    浄化室のマスク体側壁部には、マスク体内から浄
    化室内への吐出を可能として開閉自在に閉塞状と
    された吐気弁部が設けられると共に、浄化室の外
    部側壁部には外部と連通する開口部が形成され、
    かつ浄化室内には呼気浄化用フイルターが設けら
    れ、吸入室のマスク体側壁部には、吸入室内から
    マスク体内への吸入を可能として開閉自在に閉塞
    状とされた吸気弁部が設けられると共に、吸入室
    内には加湿手段が設けられ、前記仕切板には浄化
    室と吸入室とを連通させる連通孔が形成されてな
    ることを特徴とする環境汚染防止用マスク。 2 呼吸部を覆うマスク体と、マスク体の前面側
    に装着されたハウジングとからなり、ハウジング
    は仕切板によつて浄化室と吸入室とに分割され、
    浄化室のマスク体側壁部には、マスク体内から浄
    化室内への吐出を可能として開閉自在に閉塞状と
    された吐気弁部が設けられると共に、浄化室の外
    部側壁部には外部と連通する開口部が形成され、
    かつ浄化室内には呼気浄化用フイルターが設けら
    れ、吸入室内とマスク体内とが連通状とされると
    共に、吸入室の外部側壁部には外部から吸入室内
    への吸入を可能として開閉自在に閉塞状とされた
    吸気弁部が設けられてなることを特徴とする環境
    汚染防止用マスク。
JP58193022A 1983-10-14 1983-10-14 環境汚染防止用マスク Granted JPS6083672A (ja)

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JP58193022A JPS6083672A (ja) 1983-10-14 1983-10-14 環境汚染防止用マスク

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JP58193022A JPS6083672A (ja) 1983-10-14 1983-10-14 環境汚染防止用マスク

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JPS6083672A JPS6083672A (ja) 1985-05-11
JPH0263019B2 true JPH0263019B2 (ja) 1990-12-27

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JP58193022A Granted JPS6083672A (ja) 1983-10-14 1983-10-14 環境汚染防止用マスク

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Families Citing this family (5)

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