JPH026261Y2 - - Google Patents

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JPH026261Y2
JPH026261Y2 JP5310985U JP5310985U JPH026261Y2 JP H026261 Y2 JPH026261 Y2 JP H026261Y2 JP 5310985 U JP5310985 U JP 5310985U JP 5310985 U JP5310985 U JP 5310985U JP H026261 Y2 JPH026261 Y2 JP H026261Y2
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JP
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synthetic resin
outer casing
coating layer
semi
soft
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JP5310985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術的分野〉 本考案は遠隔操作用として用いられるプツシユ
プルコントロールケーブルのアウターケーシング
に係り、特に細い径用のアウターケーシングの改
良に係る。
〈考案の技術的背景と問題点〉 従来のプツシユプルコントロールケーブルのア
ウターケーシングは、金属螺線管或いは合成樹脂
管の外周に、硬鋼線を複数本密着状か一定間隔を
持たせて並列に簾状に並べて緩いピツチで撚付け
て鎧装し、その外側を可撓性のよい合成樹脂で被
覆し、コントロールケーブルの押引の操作によつ
て生じるアウターケーシングに掛る引伸力、押圧
力により、該アウターケーシングに起る伸縮を鎧
装で防ぎ、コントロールケーブルの操作効率を向
上させるようにされている。
ところが、最近のコントロールケーブルは外径
を細く小型化すると共に、表面の平滑性、発艷性
や豊富な色彩による外観の美しさが要求される傾
向にあり、アウターケーシングもその構成上、薄
肉の合成樹脂ライナーにオイルテンパー線で鎧装
し、その上に合成樹脂被覆を薄肉に施こして従来
のφ5mm乃至6φmm外径をφ3.5mm乃至φ4mmと細径と
するようにされている。
オイルテンパー線は弾性が強いので、ライナー
の外周にオイルテンパー線を緩いピツチで撚付け
て鎧装すると、オイルテンパー線は弾発して撚付
けが戻り、鎧装は拡がり方向に分解する性質があ
る。これを合成樹脂で被覆して鎧装の拡がりを防
ぐようにしているが、被覆は薄肉であるため軟質
塩化ビニールや低密度ポリエチレンのような軟質
の合成樹脂を用いるとオイルテンパー線の弾撥は
防ぎきれない、そのためにポリプロピレンや高密
度ポリエチレン等の半硬質の合成樹脂で被覆して
弾撥を防いでいる。
被覆用として使われる軟質の合成樹脂は一般に
着色する色彩も豊富で色調も鮮明であるが半硬質
な合成樹脂は彩色も限定され色調も不鮮明にしか
できない。その上押出機によりアウターケーシン
グ鎧装上に被覆した時、軟質合成樹脂の表面の平
滑性、有艷性は害われないが、半硬質合成樹脂材
は平滑性がなく艷も失われ美観を害う。故に、オ
イルテンパー線の鎧装に半硬質合成樹脂を被覆し
たアウターケーシングは、その細径化にはよいが
外見上の美観は失われる欠点がある。
〈考案の目的〉 本考案のアウターケーシングは、オイルテンパ
ー線鎧装の外周に半硬質合成樹脂の被覆を施こ
し、更にその外側に軟質合成樹脂の被覆をして、
従来より細い外径で、耐伸縮性に富み光沢艷のあ
るプツシユプルコントロールケーブルのアウター
ケーシングとするものである。
〈考案の実施例〉 本考案を図面によつて説明すると、第1図のア
ウターケーシング1は低摩擦係数を持つ合成樹脂
の薄肉なライナー2の外周に、JISでSWOと表示
されるオイルテンパー線を複数本、相互の線は密
着さすか一定間隔を持たせて簾状に並列に並べ、
緩いピツチで撚付けて鎧装3とし、その外側にポ
リプロピレン又は高密度ポリエチレンの様な或る
程度の硬さがあり、可撓性に富む半硬質の合成樹
脂で被覆して第1被覆層4とし、更にその上に軟
質塩化ビニールや低密度ポリエチレンの様な表面
は平滑性があり、光沢艷に富み豊富な色彩が着色
できる軟質の合成樹脂で第2被覆層5を形成させ
てなるものである。第2被覆層5は単に美観を持
たすためのものであり、その厚さは被覆加工でき
る程度でよく、例えば0.2mm前後でよい。
〈考案の効果〉 本考案のアウターケーシングは合成樹脂の薄肉
なライナーの外周にオイルテンパー線を複数本撚
付けて鎧装し、その外側に半硬質合成樹脂の第1
被覆層と軟質合成樹脂の第2被覆層の被覆を施し
たので、アウターケーシングに掛る伸縮力はオイ
ルテンパー線の鎧装で防ぎ、該鎧装の弾撥崩形を
半硬質合成樹脂の第2被覆層で外見の美観を持た
すようにしたので、要望されている艷美観があり
径の細いコントロールケーブルが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の一部切欠斜視図であ
る。 1……アウターケーシング、2……ライナー、
3……鎧装、4……第1被覆層、5……第2被覆
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂の薄肉なライナーの外周に、複数本
    のオイルテンパー線を並列に並べて緩いピツチ
    で撚付けて鎧装し、その外側に半硬質合成樹脂
    を被覆して第1被覆層を形成し、更にその外周
    に軟質合成樹脂を被覆して第2被覆層とした細
    径用プツシユプルコントロールケーブルのアウ
    ターケーシング。 (2) 半硬質合成樹脂は、ポリプロピレン又は高密
    度ポリエチレンである実用新案登録請求の範囲
    第一項記載のアウターケーシング。 (3) 軟質合成樹脂は、軟質塩化ビニール又は低密
    度ポリエチレンである実用新案登録請求の範囲
    第一項記載のアウターケーシング。
JP5310985U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH026261Y2 (ja)

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JPS61168318U JPS61168318U (ja) 1986-10-18
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JP5088652B2 (ja) * 2008-07-22 2012-12-05 株式会社日本アルファ 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ

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JPS61168318U (ja) 1986-10-18

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