JPH0261176A - 繊維の難燃加工法 - Google Patents

繊維の難燃加工法

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JPH0261176A
JPH0261176A JP21019388A JP21019388A JPH0261176A JP H0261176 A JPH0261176 A JP H0261176A JP 21019388 A JP21019388 A JP 21019388A JP 21019388 A JP21019388 A JP 21019388A JP H0261176 A JPH0261176 A JP H0261176A
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fiber
cloth
flame
processed
acrylamide
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Shizuo Kubota
静男 久保田
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WAKAYAMA PREF GOV
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WAKAYAMA PREF GOV
Wakayama Prefecture
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、繊維に難燃性を付与する方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から耐久性に優れた難燃繊維を得る方法として、ビ
ス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートおよびその
オリゴマーを繊維に付与し、この繊維に電子線あるいは
ガンマ線を照射する方法(W、に、Walsh et 
al、、J、Macromol Sci−Chem、、
Al0(4)695(1976) 、M、Shimad
a et al、 A、C,S。
Symposiun+ 5eries  N1212 
p、237(1983) 、特開昭62−141175
参照)や、ビニルホスホナートオリゴマーおよびN−メ
チロールアクリルアミドを綿布に付与するとともに、過
硫酸カリウム触媒で重合を起こさせる方法(益1)恭、
繊維、27.402(1975)、加工技術、 13 
274(197B))などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような方法のうち、前者の方法は、電子線やガン
マ線が人体に悪影響を及ぼすとともに、繊維の強度劣化
の原因ともなると言う問題がある一方、後者の方法は、
N−メチロールアクリルアミドをセルロースに反応させ
るために、加工後の布から人体に有害なホルムアルデヒ
ドが遊離発生すると言う問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みて、処理作業が安全
で、しかも、得られた製品から有害物質が発生すること
がない繊維の難燃加工法を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、このような目的を達成するために、ビニル
基を有しリンおよび/またはハロゲンを含む化合物と、
アクリルアミドとを繊維に付与したのち、この繊維を低
温プラズマ処理する繊維の難燃加工法を要旨としている
〔作 用〕
上記構成により、繊維に付与されたビニル基を有しリン
および/またはハロゲンを含む化合物と、アクリルアミ
ドとが低温プラズマにより繊維に固着し、普通の繊維を
耐久性のある難燃繊維に変化させる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明を、その実施例を参照しつつ詳しく説
明する。
ビニル基を有しリンおよび/またはハロゲンを含む化合
物と、アクリルアミドとが付与された繊維上に低温プラ
ズマ処理法によりプラズマを照射することにより、ラジ
カルが発生し、このラジカルが開始剤となりグラフト共
重合体が形成され繊維に耐久性に富んだ難燃性査付与す
ることができる。
ビニル基を有しリンおよび/またはハロゲンを含む化合
物としては、ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナ
ート、ジエチルビニルホスホナート、ジフェニルビニル
ホスフィン、トリフェニルビニルホスホニウムプロミド
、2.3−ジブロモプロピルアクリレート、2,3−ジ
ブロモプロピルメタクリレートなどが挙げられる。上記
化合物は、モノマーでもオリゴマーでも構わない。
低温プラズマ処理において用いる放電ガスは、エツチン
グ作用の大きなガスや難燃性を阻害するガスでなければ
、特に限定されないが、たとえば、窒素ガスが挙げられ
る。
放電ガスとして窒素ガスを用い゛た場合の処理条件とし
ては、プラズマが発生する条件であれば、特に限定され
ないが、真空度が1.5 Torr、放電出力が150
−程度が好ましい。
処理時間としては、30分以内が好ましい。30分を越
えると、逆にエツチングにより繊維を傷めるおそれがあ
る。
この加工法により難燃性が付与できる繊維は、特に限定
されない。天然繊維でもよいし、合成繊維でも構わない
(実施例1) ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートのオリゴ
マーであるホスコン76 (開成化学工業の商品名)が
25重量%、アクリルアミドが25重量%それぞれ混合
されたメタノール溶液に綿サテンを浸漬したのち、乾燥
して、ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートの
オリゴマーとアクリルアミドの付着率が88.8%の布
を得た。
この布を周波数が13.56MHz 、放電ガスが窒素
ガス、真空度力月、5 Torr、放電出力が150W
の条件でプラズマ処理を4.9分間行った。処理後、6
5“Cの条件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数
)を測定した。
さらに、この加工布の5回中温(60℃)ワッシャー法
による洗濯後のLOIをも測定した。
(実施例2) ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートが40重
量%、アクリルアミドが20重量%それぞれ混合された
メタノール溶液に綿サテンを浸漬したのち、乾燥して、
ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートとアクリ
ルアミドの付着率が119.7%の布を得た。
この布を周波数が13.56MHz 、放電ガスが窒素
ガス、真空度が1,5 Torr、放電出力が150−
の条件でプラズマ処理を4.3分間行った。処理後、6
5℃の条件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。こ
の加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数)
を測定した。
さらに、この加工布の5回中温(60℃)ワッシャー法
による洗濯後のLOIをも測定した。
(実施例3) 実施例1と同様のメタノール溶液に綿サテンを浸漬した
のち、乾燥して、ビス(2−クロロエチル)ビニルホス
ホナートのオリゴマーとアクリルアミドの付着率が88
.6%の布を得た。
この布を周波数が20KHz、放電ガスが窒素ガス、真
空度が1.5 Torr、放電出力が150讐の条件で
プラズマ処理を8.4分間行った。処理後、65℃の条
件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数
)を測定した。
さらに、この加工布の5回中温(60℃)ワッシャー法
による洗濯後のLOIをも測定した。
(実施例4) 実施例2と同様のメタノール溶液に綿サテンを浸漬した
のち、乾燥して、ビス(2−クロロエチル)ビニルホス
ホナートとアクリルアミドの付着率が82.3%の布を
得た。
この布を周波数が20KH2,放電ガスが窒素ガス、真
空度が1.5 Torr、放電出力が150讐の条件で
プラズマ処理を5゜4分間行った。処理後、65℃の条
件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数
)を測定した。
さらに、この加工布の5回中温く60℃)ワッシャー法
による洗濯後のLOIをも測定した。
(実施例5) 実施例1と同様のメタノール溶液にポリエステル/綿(
65/35)ブロードを浸漬したのち、乾燥して、ビス
(2−クロロエチル)ビニルホスホナートのオリゴマー
とアクリルアミドの付着率が71.2%の布を得た。
この布を周波数が13.56MHz 、放電ガスが窒素
ガス、真空度が2. OTorr、放電出力が150−
の条件でプラズマ処理を5.7分間行った。処理後、6
5℃の条件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。こ
の加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数)
を測定した。
さらに、この加工布の5回中温(60℃)ワッシャー法
による洗濯後のLOIをも測定した。
(実施例6) 実施例1と同様のメタノール溶液にポリエステルタフタ
を浸漬したのち、乾燥して、ビス(2クロロエチル)ビ
ニルホスホナートのオリゴマーとアクリルアミドの付着
率が53.3%の布を得たこの布を周波数が13.56
Mtlz 、放電ガスが窒素ガス、真空度が2. OT
orr、放電出力が150−〇条件でプラズマ処理を3
.5分間行った。処理後、65″Cの条件下で5分間湯
洗いを行って加工布を得た。この加工布の難燃化剤の付
着率、LOI(限界酸素指数)を測定した。
さらに、この加工布の5回中温(60°C)ワッシャー
法による洗濯後のLOIをも測定した。
(比較例1) ホスコン76が50重量%ン昆合されたメタノール溶液
に綿サテンを浸漬したのち、乾燥して、ビス(2−クロ
ロエチル)ビニルホスホナートのオリゴマーの付着率が
87.9%の布を得た。
この布を周波数が13.56M1lz 、放電ガスが窒
素ガス、真空度が1.5 Torr、放電出力が150
−の条件でプラズマ処理を19.2分間行った。処理後
、65°Cの条件下で5分間湯洗いを行って加工布を得
た。この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素
指数)を測定した。
(比較例2) ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートが50重
量%混合されたメタノール溶液に綿サテンを浸漬したの
ち、乾燥して、ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホ
ナートの付着率が77.0 %の布を得た。
この布を周波数が13.56MHz 、放電ガスが窒素
ガス、真空度・が1.5 Torr、放電出力が150
−の条件でプラズマ処理を4.8分間行った。処理後、
65℃の条件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数
)を測定した。
(比較例3) ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートのオリゴ
マーが50重雇%混合されたメタノール溶液に綿サテン
を浸漬したのち、乾燥して、ビス(2−クロロエチル)
ビニルホスホナートのオリゴマーの付着率が94.4%
の布を得た。
この布を周波数が20KHz、放電ガスが窒素ガス、真
空度が1.5 Torr、放電出力が15囲の条件でプ
ラズマ処理を6.5分間行った。処理後、65℃の条件
下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、LOI(限界酸素指数
)を測定した。
(比較例4) ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホナートが50重
量%混合されたメタノール溶液に綿サテンを浸漬したの
ち、乾燥して、ビス(2−クロロエチル)ビニルホスホ
ナートの付着率が83.9%の布を得た。
この布を周波数が20KHz、放電ガスが窒素ガス、真
空度が1.5 Torr、放電出力が150弱の条件で
プラズマ処理を8.5分間行った。処理後、65℃の条
件下で5分間湯洗いを行って加工布を得た。
この加工布の難燃化剤の付着率、Log(限界酸素指数
)を測定した。
上記実施例1〜6および比較例1〜4の加工布の難燃化
剤の付着率、LOIおよび加工布の5回中温(60℃)
ワッシャー法による洗濯後のLOIの測定結果を第1表
に示す。
第1表にみるように、この発明にがかる難燃加工法によ
る実施例1〜6で得られた布は、全て、すくれた難燃性
を洗)U後も持続させることができた。
〔発明の効果〕
この発明にかかる繊維の難燃加工法は、以上のように、
ビニル基を有しリンおよび/またはハロゲンを含む化合
物と、アクリルアミドとを繊維に付与したのち、この繊
維を低温プラズマ処理するようになっているので、優れ
た難燃性をいつまでも示す難燃繊維を得ることができる
。しかも、従来のように、電子線やガンマ線を用いるこ
とがないので、作業が非常に安全であり、繊維の強度低
下も起こらない。また、使用中にホルムアルデヒドを遊
離発生させることがないため、使用者に無害な難燃性繊
維を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル基を有しリンおよび/またはハロゲンを含
    む化合物と、アクリルアミドとを繊維に付与したのち、
    この繊維を低温プラズマ処理する繊維の難燃加工法。
JP63210193A 1988-08-24 1988-08-24 繊維の難燃加工法 Expired - Lifetime JPH0657911B2 (ja)

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