JPH0260625A - 内視鏡の送気送水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｒ産業上の利用分野１ 本発明は、内視鏡の観察窓を洗浄するための送気送水装
置に関するものである。

［産業上の利用分野］ 内視鏡は、その挿入部を人体等の体内に挿入して、観察
、検査等を行うために用いられるが、この挿入部の先端
に設けた１８１察窓に体液等の異物か付着すると、観察
に支障を来たすことになるので操作中にいて、観察窓の
洗浄を行わなければならない。このために、内視鏡には
、観察窓に向けて洗浄液を供給して異物の洗い流しを行
ったり、また洗い流し後の液滴を払拭したりするために
、送気送水装置が組み込まれている。

この送気送水装置は、加圧エアを供給するための圧気源
と洗浄液タンクとからなる流体源を有し、これら圧気−
源及び洗浄液タンクは、それぞれ内視鏡に内蔵した空気
通路及び洗浄液通路に接続されている。これら空気通路
及び洗浄液通路は、それぞれ独立した状態のまま、また
は途中で合流せしめられて、挿入部の先端に設けた観察
窓に向けて開口する噴出口に導かれている。また、洗浄
液タンクから洗浄液通路に向けて洗浄液を圧送させるた
めに、前述した圧気源からの加圧エアが用いられ、この
加圧エアの供給路にタンク加圧配管を接続し、このタン
ク加圧配管を洗浄液タンクに接続してタンクを加圧する
ようになっている。そして、内視鏡の本体操作部には送
気送水バルブを内蔵し、この送気送水バルブにおける切
換機構として、操作ボタンを手指で操作することによっ
て、送気状態及び送水状態に切り換えることかできるよ
うに構成されている。

而して、洗浄液を供給するに当っては、この洗浄液に空
気を混入することにより霧状にして噴出口から噴出させ
るようにする方が、広い角度にわたって効率的に異物の
洗い流しを行うことができ、しかもこの洗い流し後の液
滴の除去も迅速に行うことができる等、洗浄効率が良好
となる。このために、送気送水バルブな送気状態と、送
気及び送水を同時に行う状態との間に切り換えることか
できるようになし、これによって洗浄液と空気との混合
流体を噴出させることができるようにしたものは、従来
から知られている。

［問題点を解決するための手段１ ところで、前述したように、送気送水バルブによって、
送気状態と、送気及び送水とを同時に行う混合流体供給
状態との間に切り換え可能とすると、混合流体供給状態
においては、圧気源からの加圧空気が噴出口と洗浄液タ
ンクとに同時に供給されることになるために、体腔内の
圧力が低い場合等においては、洗浄液タンクを十分に上
昇させることがてきず、洗浄液の噴出圧力が低くなり、
洗浄効率が低下する等の不都合を生じる欠点がある。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、洗浄液と空気との混合流体を供給
するに占って、この混合流体を十分な圧力をもって噴出
させることができるようにした内視鏡の送気送水装置を
提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本発明は、加圧エアを
供給する圧気源からの加圧エア供給通路に洗浄液タンク
に開口するタンク加圧配管を接続し、該タンク加圧配管
と洗浄液タンクからの洗浄液供給通路との間に連通部を
設けて、該連通部にタンク加圧配管側から洗浄液供給通
路側に向けて空気を流入させる逆止弁を介装する構成と
したことをその特徴とするものである。

［作用１ このように構成することによって、加圧エア供給通路と
流体噴出口との間の連通を遮断した状態で、洗浄液タン
クの加圧を行うことがてきるようになり、該洗浄液タン
クを所望の圧力状態に加圧することができる。従って、
洗浄液と空気との混合流体を高圧で噴出させることがで
きるようになり、洗浄効率を向上させることができる。

而して、この混合流体供給時においては、タンク加圧配
管は、連通路を介して噴出口に連なる洗浄液供給通路に
連通しているが、その間には逆臣弁が介装されており、
この′Ｊ１！正弁の開弁圧を適当に設定しておけば、洗
浄液タンク内に供給される圧力を低下させることはない
。また、このように連通路に逆上弁を介装させることに
よって、混合流体の供給を停止したときに、空気通路側
に洗浄液が流入するおそれはない。

［実施例Ｊ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第１図に内視鏡の全体構成を示す。図中において
、■は本体操作部、２は挿入部、３はユニバーサルコー
ドをそれぞれ示し、ユニバーサルコード３は光源装置４
に接続されている。そして、挿入部２の先端には、観察
窓５が形成されており、該挿入部２を体腔内に挿入した
状態で、前記光源装置４からライトガイド　（図示せず
）を介して体腔の内部に照明光を照射して、観察窓５に
より観察対象部の像を観察することができるようになっ
ている。

前述した観察窓５に体液等の異物か旧著すると、観察視
野が損なわれることになるので、必要に応じて該ｉＩ！
察窓５の洗浄を行わなければならない。この観察窓５の
洗節は、まず洗浄液によって、異物を洗い流し、然る後
に該観察窓５に付着する液滴を払拭するために、加圧エ
アを吹き付けるようにして行われる。また、この加圧エ
アは体腔を膨張させて、観察視野を広く取るためにも用
いられる。このために、内視鏡には送気送水装置か設け
られるようになっている。

そこで、次にこの送気送水装置について説明する。

１０はエアポンプ、１】は洗浄液タンクをそれぞれ示し
、エアポンプＩＯは光源装置４内に設置されており、該
エアポンプｌＯからのエア配管１２はユニバーサルコー
ド３のコネクタ部３ａに接続されるようになっている。

また、洗浄液タンク１１には二重管１３が接続され、該
二重管１３の内管１３ａの先端は洗浄液タンク１１の液
面下に位置しており、また外管１３ｂは該洗浄液タンク
１１の液面上に開口している。そして、この二重管１３
はコネクタ部３ａに着脱可能に接続せしめられている。

一方、内視鏡におけるユニバーサルコード３から本体操
作部１を介して挿入部２の先端近傍位置に至るまでの間
には、送気通路１４及び送液通路１５か設けられており
、これら送気通路１４及び送液通路１５は挿入部２の先
端近傍位置において合流して合流通路１６となっている
。そして、この合流通路１６は挿入部２の先端面におい
ては、観察窓５に向けて開口する噴出口１７に接続され
ている。

次に、本体操作部１には送気送水バルブ機構１８か設け
られており、前記送気通路１４及び送液通路１５は該送
気送水バルブ機構１８に接続されており、この送気通路
１４及び送水通路１５は切換弁１９によって流体供給源
側と噴出側との間のｔａｔｌｌを行われるようになって
いる。即ち、切換弁１９の弁体１９ａは図示の位置にあ
るときには、送気通路１４が弁室２０ａを介して流体供
給源側と噴出口１７側とを連通させ、また送液通路１５
は流体供給源側と噴出口１７との間の連通を遮断するよ
うになっている。そこで、切換弁１９が下方に押し込ま
れると、送気通路１４が遮断されて、送液通路１５が弁
室２０ｂを介して流体供給源側と噴出口１７側とが連通
ずる状態となる。そして、この切換弁１９の弁体１９ａ
の切り換えを行うために、該弁体１９ａには本体操作部
１の上面から突出するように操作ボタン１９ｂが設けら
れており、該操作ボタン１９ｂを手指で押動することに
よって切換弁１９の切り換えを行うことができるように
なっている。また、弁体１９ａから操作ボタン１９ｂに
向けて弁室２１１ａを大気に連通させるための大気連通
路２１か形成されており、この大気連通路２】は手指で
閉鎖可能となっている。。

而して、ユニバーサルコード３のコネクタ部３ａには、
第２図から明らかなように、送気通路１４に通じるエア
通路２２と送液通路１５と連通する洗浄液通路２３とが
設けられ、またエア通路２２にはタンク加圧通路２４が
分岐している。そして、このコネクタ部３ａを光源装置
４に接続したときには、エア配管１２はこのエア通路２
２と連通ずるようになっている。一方、二重管１３には
コネクタ部３ａへの接続部２５が設けられている。

この接続部２５は、二重管１３が接続される接続部本体
２Ｇとコネクタ部３ａにバヨネット機構等を介して着脱
可能に連結される連結リング２７とからなり、接続部本
体２６の一側には内管接続部２６ａと外管接続部２６ｂ
とが設けられ、二重管１３の内管１３ａ及び外管１３ｂ
がそれぞれ接続されるようになっている。そして、内管
接続部２６ａの内部には接続部本体２６を貫通するよう
に液流路２８が穿設されると共に、該液通路２８の外側
には、一端が外管接続部２６ｂに通じる複数のエア流路
２９が設けられており、該エア流路２９の他側は円環状
エア室３０に通している。そして、接続部２５をコネク
タ部３ａに連結したときには、洗浄液通路２３が液流路
２８を介して内管１３ａに、またタンク加圧通路２４が
円環状エア室３０及びエア流路２９を介して外管１３ｂ
に連通ずるようになっている。

さらに、第３図及び第４図に示したように、接続部本体
２６における円環状エア室３０と液流路２８との間の壁
部の一部に切欠きを設けることによって、それらの間を
連通させる連通路３１が形成されている。そして、液流
路２８内にはゴム等の弾性部材を円筒状に形成した逆止
弁３２が装着されており、該逆止弁３２によって円環状
エア室３０側から液流路２８側に向けてエアの流れは許
すが、該液流路２８側から円環状エア室３０側に向けて
洗浄液か流れるのを防止する構成となっている。また、
円環状エア室３０の内側壁面にはねじ部３３が形成され
Ｃおり、該ねじ部３３には通路ｔＡ整リング３４が螺合
されている。従って、この通路調整リング３４を適宜の
位置まで螺入することによって、連通路３１の開口面積
なＯから最大まで変化させることができるようになって
いる。

本実施例は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。

挿入部２を体腔の内部に挿入して、検査、観察を行うに
当っては、ユニバーサルコード３のコネクタ部３ａを光
源装置４に接続し、また二重管１３に連設した接続部２
５を該コネクタ部３ａに接続し、エアポンプ１０を常時
作動状態とする。従って、該エアポンプｌＯから供給さ
れるエアはエア配管１２からコネクタ部３ａのエア通路
２２を介して送気通路１４内に送り込まれるが、該送気
通路１４は切換弁１９の弁室２０ａから大気連通路２１
を介して大気に開放されるので、該エアポンプ１ｏは無
負荷状態で運転される。

そこで、体腔内を膨張させるには、本体操作部１に設け
た操作ボタン１９ｂの上面に手指を当接させることによ
り、大気連通路２１を閉鎖する。これによって、エアポ
ンプ１０から加圧エアか供給されることになる。ここで
、弁室２０ａによって送気通路１４のエアポンプ１０側
と噴出口１７側とか接続された状態に保持されているの
で、この加圧エアは送気通路１４９合流通路１６を介し
て噴出口１７から噴出せしめられることになる。なお、
このときに、エア通路２２からタンク加圧通路２４を介
して外管１３ｂから洗浄液タンク１１にも加圧エアが供
給されるが、切換弁１９によって送液通路１５が遮断さ
れているので、洗浄液か噴出口１７から流出することは
ない。

次に、観察窓５が体液等の異物で汚損されたときにおい
て、その洗浄を行うには１本体操作部１における操作ボ
タン１９ｂを押圧する。これによって、切換弁１９が切
り換わって、送液通路１５の洗浄液タンク１１側と噴出
口１７側との間か連通し、送気通路１４か遮断されるこ
とになる。従って、エアポンプ１０からの加圧エアはエ
ア通路２２からタンク加圧通路２４を介して二重管１３
の外管１３ｂから洗浄液タンクＩＪ内に供給されて、該
洗浄液タンク１１の液面を加圧し、この圧力によって、
洗浄液が内管１３ａから液流路２８に向けて流出する。

ここで、接続部２５における円環状エア室３ｏと液流路
２８との間は連通路３Ｉにより連通しているので、該連
通路３１に設けた逆止弁３２が、第３図に仮想線で示し
たように、開弁して加圧エアが液流路２８内に流入する
。従って、この液流路２８において、洗浄液に空気が混
入せしめられることになって、この混合流体は、洗浄液
通路２３及び送液通路１５１合流通路１６を順次介して
噴出口１７から観察窓５に向けて洗浄液が霧状となって
噴出せしめられることになる。

従って、観察窓５に対して広い範囲でむらなく洗浄液の
供給を行うことができ、しかもこの混合流体を高い圧力
で噴霧させることかできるので、体液等の異物を迅速か
つ確実に洗い流すことができるようになる。また、この
洗い流しを行った後に、観察窓５には殆ど液滴が付着し
ない状態となる。

このように異物の洗い流しが完了すると、大気連通路２
１を手指で閉鎖したままの状態で、切換弁１９を送気通
路１４か連通し、送液通路１５が遮断される状態に切り
換える。この結果、エアポンプｌＯからの加圧エアは噴
出口１７から観察窓５に向けて噴出せしめられることに
なり、この観察窓５に付着した洗浄液の液滴が払拭され
て、該観察窓５を完全に清浄化され、良好な観察視野を
確保することができるようになる。しかも、このように
切換弁１９を切り換えたときに、送液通路１５内に滞留
する洗浄液か逆流して連通路３１から外管１３ｂ側に流
入するおそれはないつ ここで、洗浄液に対する加圧エアの混合比率、即ち霧化
の程度は１通路調整リング３４を適宜螺回して、連通路
３Ｉの開口面積を制御することによって調整することが
てきる。即ち１通路調整リング３４をねじ部３３に沿っ
て螺入する方向に変位させれば、連通路３１の開口面積
が増大して、空気の混合比率が増大することになる。一
方、通路調整リング３４を戻す方向に螺回させると、連
通路３１の開口面積か減少して、空気の混合比率を少な
くすることができる。そして、通路調整リング３４が連
通路３１を完全に覆う状態となるようにすると、空気の
供給が遮断され、洗浄液のみの供給を行うこともできる
ようになる。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明は、タンク加圧配管と洗浄
液タンクからの洗浄液供給通路との間に連通部を設け、
該連通部にタンク加圧配管側から洗浄液供給通路側に向
けて空気を流入させる逆止弁を介装する構成としたので
、観察窓の洗浄を行う際に、洗浄液と空気との混合流体
を噴霧することができるようになり、該観察窓に対して
広い範囲にわたって効率的に洗浄液を供給することがで
き、しか°もこの供給圧力を高くすることができるよう
になるので、観察窓の洗浄効率を著しく向上させること
かできるようになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発町の一実施例を示すもので、第１図は内視鏡
の送気送水機構を示す全体構成図、第２図はコネクタ部
への送水機構接続部を示す断面図、第３図は第２図の要
部拡大図、第４図は接続部の外観斜視図である。 １：操作部本体、２：挿入部、３：ユニバーサルコード
、３ａ：コネクタ部、４：光源装置、５：観察窓、ｌＯ
：エアポンプ、１１：洗浄液タンク、１２：エア配管、
１３：二重管、１３ａ：内管、　１：ｌｂ　：外管、１
４：送気通路、１５：送液通路、１６：合流通路、１７
：噴出口、１８：送気送水バルブ機構、１９：切換弁、
２１：大気連通路、２２：エア通路、２３：洗浄液通路
、２４：タンク加圧通路、２５：接続部、２６：接続部
本体、２８：液流路、２９：エア流路、３０：円環状エ
ア室、３１：連通路、３２：逆山弁、３３：ねじ部、３
４：通路調整リング。 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧気源からの加圧エアと洗浄液タンクからの洗浄液とを
   供給することによって内視鏡の観察窓を洗浄するための
   ものにおいて、前記圧気源からの加圧エア供給通路に前
   記洗浄液タンクに開口するタンク加圧配管を接続し、該
   タンク加圧配管と前記洗浄液タンクからの洗浄液供給通
   路との間に連通部を設けて、該連通部に前記タンク加圧
   配管側から前記洗浄液供給通路側に向けて空気を流入さ
   せる逆止弁を介装する構成としたことを特徴とする内視
   鏡の送気送水装置。