JPH0259422A - 顆粒状石灰の製造方法 - Google Patents

顆粒状石灰の製造方法

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JPH0259422A
JPH0259422A JP21013388A JP21013388A JPH0259422A JP H0259422 A JPH0259422 A JP H0259422A JP 21013388 A JP21013388 A JP 21013388A JP 21013388 A JP21013388 A JP 21013388A JP H0259422 A JPH0259422 A JP H0259422A
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JP
Japan
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lime
water
granules
aqueous solution
disintegrate
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JP21013388A
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English (en)
Inventor
Kenji Numata
沼田 健治
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KITAGAMI SEKKAI KK
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KITAGAMI SEKKAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は、微粉状石灰から顆粒状石灰を製造する方法に
関し、更に詳しくは、乾燥状態では微粉状の石灰を取扱
い易い崩壊し難い安定した顆粒とすると共に、特に水又
は水溶液と接触した際に極めて容易に崩壊する性状を有
する顆粒状石灰の製造方法に関するものである。
(ロ)従来技術 石灰は、消石灰、生石灰、軽質炭酸カルシウム、重質炭
酸カルシウム等を問わず、各種の用途に使用される場合
、微粉状のために飛散等によりその取扱いが極めて不便
である。
そこで、この微粉石灰の飛散を防止して取扱いを容易と
するため、該微粉石灰を顆粒化する方法が種々提案され
ている。
微粉状石灰を造粒(ペレット化)する場合、−般的には
少量の添加剤を加えてペレット化することは可能であり
、その添加剤も用途に応じて種々のものが検討され提案
されているが、消石灰の場合には、単に水だけでも固化
して、乾燥顆粒はかなり固い(圧潰強度、タンブラ強度
等が大)ものとなる。
しかしながら、ここで問題なのは、これらの顆粒石灰は
木と接触しても原形のままでほとんど崩壊しないことに
ある0例えば、肥料用消石灰や炭カルは、使用に際して
は顆粒状のものが取扱い易いし、しかも使用後は水に接
して崩壊散乱(比表面積の拡大)する性状を有すること
が望ましい。
また、その他の用途に使用するときでも、上記の性状が
要求されるような場合には、水と接触しても崩壊しない
顆粒では役に立たないので使用できない。
仮に目的とする性状を有する顆粒ができたとしても、使
用する添加剤が高価なものである場合は経済的に成り立
たない、また、廉価な添加剤であっても添加率が高いと
、主成分の含有率が低下して製品規格を維持することが
できない。
更には、使用する添加剤が使用目的によっては致命的な
悪影響を及ぼすことになる。
即ち、肥料用石灰(消石灰、炭カル等)は植物の生育上
必須な養分として使用される他に、土壌の適正pHの確
保、土壌コロイドの団粒化の促a、*生物の活性の増大
等々の役割を果すものであり、その植物は人間が食物と
して摂取しており、生態系−ヒ何らの問題もないのであ
る。
しかるに、この石灰を顆粒化するための添加剤が、生態
系上人畜に有害な物質であれば使用できないのは勿論で
あり、また有害物質ではなくとも土壌令植物生育への悪
影響等を考慮しなくてはならず、おのずから厳しい制約
をうけることになる。
即ち、添加剤としては。
1)顆粒化するに必要なバインダーとして石灰粒子間の
接合力を増大せしめること。
2)水に易溶性であること。
3)生態系上なんらの問題もないこと。
4)土壌や植物の生育にも心配ないこと。
5)添加量は少なくてすむこと、ならびに、θ)価格的
にも安価であること。
等の諸条件が要求されるのである。
(ハ)発明の開示 本発明は、上記のような欠点を解消すると共に、を記の
ような諸条件を満たした添加剤を使用する顆粒化技術の
開発に鋭意研究を重ねた結果、顆粒化時に使用する添加
剤として炭水化物が上記の諸条件を満たすものであると
の知見を得て、この知見に基いて開発されたものである
本発明は、生態系上なんらの問題もなく、また土壌や植
物生育とも全く心配のいらない添加剤として炭水化物を
少量添加することにより、主成分の製品規格を損なうこ
となく経済的にも安価に目的とする顆粒状消石灰を製造
する方法を提供するものである。
即ち、本発明は石灰に水を添加して造粒するに際し、該
水に予め炭水化物を溶解した水溶液を使用することによ
り、乾燥状態では崩壊し難い安定した顆粒であって水あ
るいは水溶液と接触した時には極めて崩壊し易い顆粒と
することを特徴とする顆粒状石灰の製造方法である。
L記の炭水化物としては、単糖類のブドウ糖。
果糖、二糖類のショ糖、麦芽糖および多糖類のデンプン
等からなる群から選ばれる少なくとも一種であって、好
ましくはショ糖、デンプンが良いのである。
ブドウ糖、果糖は顆粒石灰に若干の着色(黄色)が見ら
れるので、商品価値の観点からあまり好ましくない。
また、炭水化物水溶液の濃度としてはlO〜5ogif
Lがよく1石灰に対する添加率は炭水化物として0.5
〜2.0重量%の範囲が良好である。
次に1本発明の詳細な説明する。
石灰に上記炭水化物のlO〜50g/l水溶液を石灰に
対して20〜40%加えて混練し、所定サイズに顆粒化
して85〜95℃で4〜5時間乾燥する。
炭水化物の石灰に対する添加率は、0.5〜2.0重量
%の範囲が良好であり、この程度の添加量では製品規格
を損なう虞れはほとんどなく、製品価格への影響もない
また、あらかじめ所定量の炭水化物を石灰に添加してお
き、所定量の水を加えて充分に混練した後、顆粒化して
もよいことは勿論である。
炭水化物水溶液の使用による造粒性と水に接触したとき
の崩壊性については、次のように考えられる。
肥料用消石灰の場合、単に水を加えて顆粒化したものは
、乾燥後は非常に硬くなり水に接触させても極めて崩壊
しがたく、この顆粒を長期間水中に浸漬しても顆粒状の
ままで1強度も殆んど変らない。
消石灰は生石灰(Cab)を消化工程で水和させ(乾式
消化)で製造され、その製造条件によって若干の差異が
あるが、非常に微粉で微粒子が集合したポーラス状の粒
子となっており、粒度分布は1〜50ルにわたり、to
IL以下が約50%もある。しかも消石灰の水に対する
溶解度は0℃で0、185 g / 100g−水と比
較的大きい。
このため、造粒の際にもともと密着し易い粒子状である
上に、添加した水に溶解した消石灰が微粒子間に介在し
、乾燥による結晶化によって微粒子相互の密着性を更に
強固にするものと考えられる。
同様に、炭カル(軽質又は重質の微粉状炭酸カルシウム
)を単に水を添加して顆粒にした場合は、粒度が細かく
て消石灰よりはやや粗粒側にあるとはいえ、微粒子の集
合したポーラス状粒子ではないために水の吸収が少なく
、まず造粒のための水の添加量が少ないし、また粒子相
互の密着性も悪く、造粒し難い、また、炭カルの水に対
する溶解度が非常に小さく、25℃で0.0015 g
 / 100g−水と消石灰の約1/100に過ぎない
このように、粒子形状による密着性不良とバインダーと
して作用する物質もないために、乾燥顆粒の水中崩壊性
は極めて良いが、生顆粒そのものの強度は極端に小さく
て壊れ易く、乾燥顆粒にしても同様である。
本発明は、上記両者の長所と短所を改善する方法を提案
するものであり、即ち石灰に炭水化物を溶解した水溶液
を添加する(炭水化物と水を別々に添加してもよい)こ
とによって消石灰顆粒の水中崩壊性を改善し、また一方
炭カルのように顆粒強度の弱いものを炭水化物自体のバ
インダー効果と炭水化物水溶液の有する粘着性によって
壊れ難い安定した顆粒とするものである。
消石灰の造粒に炭水化物を溶解した水溶液を添加すると
、消石灰の成分Ca(OH)2と炭水化物の成分例えば
ショ糖ではc、2 H22o。
ブドウ糖ではC6H120Bとの間に水に可溶の塩が生
成する。
実験によれば50g/l濃度のショ糖水溶液および75
g/l濃度のブドウ糖水溶液にそれぞれ過剰の消石灰を
投入し、時々撹拌しながら室温で数日間放置後、該水溶
液中のCaOを分析した結果、ショ糖水溶液では111
.9 g/文、ブドウ糖水溶液では22.7g/文とな
り、水のみの場合は1.2 ginであった。
上記の実験結果を考察するに、水の場合にはCa(OH
)2換算テ1.3 ginとなり、おおよそ溶解度に近
い値であり、ショ糖の場合はC+tHe t O+ I
 ”Ca(OH)y  (モノカルシウムサッカラード
)、ブドウ糖の場合はco Hl l!06 ・Ca 
(OH)tのような塩が生成されるものと考えられる。
即ち、ショ糖ではC+gHpt、O++  :CaOが
1 : 0.1flで、濃度比では50g1見78g/
l、またブドウ糖の場合はCo Hl 2,06  :
 Caoが1: Q、31で、褒度比では75g/交:
23g/lであるから、上記分析値の前者8.9 g/
文と後者22.7g/見は計算値に近いものであり、上
記の塩類の生成を裏付けるものである。
なお、後記実施例での顆粒中CaO分析値が炭水化物の
添加率からの計算値より若干低いのは、生成した塩類が
水和物の形であるためと考えられる。
上記のことから、消石灰を水で造粒した場合の溶解Ca
(OH)2の結晶化による粒子相互の密着性は、これに
代る塩に置き替わる結果弱まり、しかも水に極めて易溶
性の塩であるため、水と接触すると容易に崩壊する顆粒
となるのである。
炭水化物水溶液はそれ自体ある程度の粘稠性があり、更
に塩の生成で水溶液濃度が上昇するために造粒性を助長
し、生顆粒の安定性を増す効果もある。
炭カルを造粒する場合は、炭水化物水溶液の有する粘稠
性による造粒性の向丘と、炭水化物自体のバインダーと
しての効果による顆粒の安定性が向上し、崩壊し難い顆
粒が製造できるのそある。
上記のように、炭水化物水溶液を使用し消石灰や炭カル
を顆粒化せしめることによって、生顆粒や乾燥顆粒の強
度が大で崩壊し難く、取扱いが容易であり、かつ水と接
触することによって極めて崩壊し易い顆粒が製造できる
のである。
本発明は、石灰粉の顆粒化のみならず、多くの分野に適
用でき、特に食品や医薬品等の化学的拳物理的に生成さ
れる微粉状体の顆粒化の場合にも充分適用できるのであ
る。
次に1本発明を実施例によって説明する。
(ニ)実施例 実施例1 肥料用消石灰、同突カルの各20gに市販の白砂糖をそ
れぞれ濃度50g/l 、 25g/文に溶解した水溶
液8ccを加え、充分混練して6〜8■φの顆粒に造粒
した。
この顆粒を乾燥器で85〜95℃、4時間乾燥後放冷す
ることにより、取扱いには支障のない強度を持った顆粒
が得られた。
この乾燥顆粒を水に浸漬したところ、数分後から崩壊し
始め、約24時間後には完全に崩壊した。
念のために、肥料用消石灰と同50gAl濃度の砂糖水
溶液を8cc添加(砂糖添加率が対原料当り2重量%)
して製造した乾燥顆粒中のCaOを分析したところ、そ
れぞれ70.17%と87.14%であった。
これから、品質的にもほとんど低下してないことが分る
実施例2 実施例1と同様条件で、添加剤としてブト゛つ糖、果糖
およびデンプンを使用して、乾燥顆粒を製造した。
その結果は、いずれも取扱いには全く支障のない強度を
持った顆粒が得られ、水に浸漬して数分後から遅くとも
約24時間後には完全に崩壊した。
同様にして、対原料当り2重量%のブドウ糖添加の場合
と、対原料当り1重量%のデンプン添加の場合の消石灰
顆粒についてCaOの分析を行った結果、それぞれ+1
7.41%と[!8.57%の品位であった。
(ホ)発明の効果 以上のように、本発明によれば石灰のような微粉体を飛
散等の全くない取扱い易い顆粒とすることができると共
に、水あるいは水溶液に接触することによって極めて容
易に崩壊する性状を有する顆粒を製造することができる
のである。
また、バインダーとしての炭水化物は無害であり、その
添加量も微量で済むため、製品規格等を損なう虞れは全
くなく、製造工程も極めて簡単でコスト的にも安価であ
るので、生産性の向上が充分期待できる。
しかも、本発明法は生態系上も公害的にも全く問題がな
いので、医薬1食品業界や肥料業界等多くの分野の粉体
の処理に利用できる利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)石灰に水を添加して造粒するに際し、該水にあら
    かじめ炭水化物を溶解した水溶液を使用することにより
    、乾燥状態では崩壊し難く水或いは水溶液と接触したと
    きには極めて崩壊し易い顆粒とすることを特徴とする顆
    粒状石灰の製造方法。
  2. (2)前記炭水化物が単糖類のブドウ糖、果糖、二糖類
    のショ糖、麦芽糖および多糖類のデンプン等からなる群
    から選ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲第1
    項記載の顆粒状石灰の製造方法。
JP21013388A 1988-08-24 1988-08-24 顆粒状石灰の製造方法 Pending JPH0259422A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5332564A (en) * 1992-07-10 1994-07-26 Ecc International Inc. Process for production of rhombic shaped precipitated calcium carbonate
JPH06216223A (ja) * 1992-12-08 1994-08-05 Philips Electron Nv 半導体本体処理方法
JP2012130323A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Karushin:Kk 高溶解性の水酸化カルシウム溶液及びその粉末

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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