JPH0259050A - 籾摺選別機の伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する籾摺選別機に利
用することができる。

〔従来技術〕

脱ぶ部と、内周面に多数の壷穴が構成されていて横軸回
りに回転する回転選別筒とを、近接配置し、脱ぷ部の脱
ぷロール及び籾送込ロールの軸芯方向と、回転選別筒側
の穀粒を移送する移送ラセンの軸芯を合致させて、これ
らの軸端部相互間をカップリングで連結して、伝動関係
の合理化をしたものに、実開昭６０−１７９３４３号公
報がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来装置は、脱ぷ部と回転選別筒とを近接配置する
にあたり、脱ぷ部の脱ぷロール部分を回転選別筒から近
い側に、脱ぷ部の伝動機構部分を回転選別筒の遠い側に
なるように配設していたので、脱ぷ部と回転選別筒との
間の狭い空間を利用して、脱ぷロールの交換作業をしな
ければならず、交換作業がしにくく、また、脱ぷ部と回
転選別筒との間に、脱ぷロール交換用の空間を確保する
必要件から、機体全体が大型化するという問題点があっ
た。

そこで、この発明は、このような問題点を解消しようと
するものである。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
手段は、脱ぷ部１と内周面に多数の壷穴が多数構成され
ていて横軸回りに回転する回転選別筒１４とを、脱ぷ部
１の脱ぷロール３，３の軸部、籾送込ロール４の軸部及
び回転選別筒１４の軸方向を同一方向にして近接配置し
、脱ぷ部１の脱ぷロール３，３部分を回転選別筒１４か
ら遠い側に、脱ぷ部１の伝動機構５部分を回転選別筒１
４の近い側になるように配設し、脱ぷ部１の籾送込ロー
ル４の軸部４ａの軸芯と、回転選別筒１４側の穀粒を搬
送する移送ラセン１９の軸部１９ａの軸芯あるいは回転
選別筒１４を駆動する駆動ローラ軸２８の軸芯とを一致
させて１両軸端部をカップリング３３で連結してなる籾
摺選別機の伝動装置の構成としたことである。

〔発明の作用効果〕

脱ぷ部１の構成部材である籾送込ロール４の軸部及び回
転選別筒１４側の移送装置の軸部等の構成部材を有効に
活用して、脱ぷ部１から回転選別筒１４側への伝動装置
を構成することができて、コストの低減を図ることがで
き、また、脱ぷ部１の脱ぶロール３，３部分を、回転選
別筒１４の遠い側に配置しているので、脱ぷロール３，
３の交換をする際に、広い空間を利用して楽に行なうこ
とができ、また、脱ぷ部１と回転選別筒１４との間に、
脱ぷロール３，３交換用の空間を確保する必要が無く、
機体を小型化することができる。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。１は、脱ぷ部で
、この脱ぷ部１は、籾ホッパ２．一対の脱ぷロール３，
３．脱ぷロール３，３へ籾を送り込む籾送込ロール４．
これらの脱ぷロール３，３゜籾送込ロール４を駆動する
伝動機構５等で構成されている。６は、摺落米の反射盤
で、脱ぷロール３．３の接合部下方に、脱ぷロール３の
軸芯方向に長く構成し、摺落米が摺落米風選路７の幅方
向（第１図の紙面と直交する方向）に拡散されるように
構成されている。なお、この反射盤６は、摺落米風選路
７と脱ぷ部１とを仕切る摺落棚８に取付ける構成として
いる。

７は、摺落米風選路で、前方の吸引ファン９により発生
する選別風によって、脱ぷ部１からの摺落米を風選し、
籾殻を吸引ファン９から排塵筒１０を経て機外へ排出し
、玄米および籾の混合米を下方の摺落米受樋１１へ落下
供給する。摺落米受樋１１に落下した混合米は、混合米
揚穀機１２で混合米ホッパ１３を経て、回転選別筒１４
側の混合米受樋も兼ねる供給樋１８の始端部へ搬送され
る構成である。

１５は、選別ケースで、この選別ケース１５内には、内
周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒１４が横
軸回りに回転できるよう、選別始端側（第１図で右側）
および選別終端側（第１図で左側）を、駆動ローラ１６
，１６で回転自在に支持されている。この回転選別筒１
４内には、供給ラセン１７の有る供給樋１８および仕上
米ラセン１９の有る仕上米樋２０を横架している。

この供給樋１８および仕上米樋２０を回転選別筒１４内
に配設するにあたっては、供給樋１８を第２図に示すよ
うに１回転選別筒１４の下方から上方へ回転する汲み上
げ側に、また、仕上米樋２０を回転選別筒１４の上方か
ら下方へ回転する側へ配設して、回転選別筒１４の壷穴
により低く汲み上げられた粒長の長い籾米及び一部の玄
米の混合米は、供給樋１８へ落下し、供給ラセン１７で
供給樋１８の終端側へ移送されるように構成されていて
、供給樋１８は混合米受樋の機能も兼ねている。

仕上米樋２ｏの排出側端部は、仕上米流下筒２１、仕上
米流穀板２２を介して仕上米受樋２３へ連通されていて
、玄米は仕上米流下筒２１および仕上米流穀板２２から
仕上米受樋２３へ落下する間に風選されて、仕上米受樋
２３へ流下した玄米は、仕上米揚穀機２４を介して機外
に取り出されるものである。

回転選別筒１４の排出側端部下方には、籾受樋２５を配
置し１回転選別筒１４の選別終端側から選別後の籾米を
主体とした穀粒が籾受樋２５に流入し、この穀粒は籾揚
穀機２６で脱ぷ部１の還元籾タンク２７へ還元されるよ
うに構成されている。

次に、脱ぷ部１から回転選別筒１４側への伝動装置につ
いて説明する。脱ぶ部１と内周面に多数の壷穴が多数構
成されていて横軸回りに回転する回転選別筒１４とを、
近接配置するにあたっては、脱ぷ部１の脱ぶロール３，
３の軸、籾送込ロール４の軸及び回転選別筒１４の供給
ラセン１７の軸方向、仕上米ラセン１９の軸方向、駆動
ローラ軸２８の軸方向を同一方向にして近接配置してい
る。

また、脱ぷ部１の脱ぶロール３部分は、ロールカバー２
９を取り外すことにより、着脱自在の構成とし、この脱
ぷ部１の脱ぷロール３，３部分を回転選別筒１４から遠
い側に、説ぷ部１の伝動機構５部分を回転選別筒１４の
近い側になるように配設ている。

選別ケース１５の脱ぷ部１側の前側壁１５ａから脱ぶ部
１側に、供給ラセン１７の軸部１７ａ。

仕上米ラセン１９の軸部１９ａ及び駆動ローラ軸２８．
２８の軸部２８ａ、２８ａを、夫々脱ぷ部１側に延長し
、これらの軸部１７ａ、１９ａ、２８ａ、２８ａには、
夫々プーリ３０，３０．・・・を取付けて、これらプー
リ３０，３０．・・・に伝動ベルト３１を巻きかけてい
る。また、仕上米ラセン１９の軸８部１９ａに取付けら
れたプーリ３０は、有効径が拡縮して調節される無段調
節プーリ３０ａとして、回転選別筒１４の回転数を調節
できる構成としている。なお、３２は、テンションプー
リである。

脱ぷ部１の籾送込ロール４の軸部４ａの軸芯と、回転選
別筒１４側の仕上米ラセン１９の軸部１９ａの軸芯とを
一致させて、これらの軸部４ａ、１９ａ間をカップリン
グ３３で連結している。４なお、籾送込ロール４の軸部
４ａから供給ラセン１７の軸部１７ａあるいは駆動ロー
ラ軸２８の軸部２８ａに動力を伝導する構成としてもよ
い。

次に実施例の作用について説明する。籾摺作業をする場
合には、籾ホッパ２へ原初を供給し、籾摺機の回転各部
を駆動する。すると、籾ホッパ２から脱ぷロール３，３
に供給された籾は脱ぷ作用を受け、摺落米は下方の摺落
米風選路７で風選され、籾殻は排塵筒１０から機外へ排
出される。玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋１１に落
下供給されて、混合米揚穀機１２で混合米ホッパ１３を
経て１回転選別筒１４側の供給樋１８の始端側へ揚上供
給され、供給樋１８内の供給ラセン１７で回転選別筒１
４の選別始端側へ供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別筒１４の壷穴により汲み上げられ。

粒長の短い玄米は高く汲み上げられて仕上米樋２０に落
下し、また、粒長の長い籾米及び一部の玄米の混合米は
、低く汲み上げられて供給樋１８に落下して選別される
。そして、供給樋１８に落下した未選別の混合米は、供
給ラセン１７で供給樋１８の搬送終端部から再度回転選
別筒１４内へ供給され、再選別される。

また、仕上米樋２０に落下した玄米は、仕上米ラセン１
９で仕上米流下筒２１に搬送され、仕上米流穀板２２を
経て仕上米受樋２３へ落下する間に選別風により選別さ
れ、仕上米揚穀機２４で機外へ取り出されるものである
。

回転選別筒１４の排出側端部へ送られた選別後の籾を主
体とした穀粒は、籾受樋２５へ流入し、籾揚穀機２６で
揚穀されて、脱ぷ部１へ還元され、再度脱ぷ部１で脱ぶ
作用を受けるものである。

上述のようにして、籾摺選別作業が行われるのであるが
、脱ぷ部１側から回転選別筒１４側へ動力を伝達するに
あたり、脱ぷ部１と内周面に多数の壷穴が多数構成され
ていて横軸回りに回転する回転選別筒１４とを、脱ぷ部
１の脱ぷロール３の軸部、籾送込ロール４の軸部及び回
転選別筒１４の軸方向を同一方向とし、脱ぷ部１の脱ぶ
ロール３．３部分を回転選別筒１４から遠い側に、脱ぶ
部１の伝動機構５部分を回転選別筒１４の近い側になる
ように配設し、脱ぷ部１の籾送込ロール４の軸部４ａの
軸芯と、回転選別筒１４側の仕上米ラセン１９の軸部１
９ａの軸芯とを一致させて、両軸端部をカップリング３
３で連結した構成としているので、脱ぷ部１及び回転選
別筒１４の構成部材を有効に活用して脱ぷ部１から回転
選別筒１４側への伝動装置を構成することができて、コ
ストの低減を図ることができ、また、脱ぷ部１の脱ぷロ
ール３，３部分を１回転選別筒１４の遠い側に配置して
いるので、脱ぷロール３，３の交換をする際に、広い空
間を利用して楽に行なうことができ、脱ぷ部１と回転選
別筒１４との間に、脱ぷロール３，３交換用の空間を確
保する必要が無く、機体をノ」）型化することができる
。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、反射盤の
平面図および側面図、第４図は、切断背面図である。 符号の説明 ５ａ ９ａ ８ａ 脱ぷ部 脱ぷロール 軸部 反射盤 摺落棚 排塵筒 混合米揚穀機 回転選別筒 前側壁 供給ラセン 供給樋 細部 仕上米流下筒 仕上米受樋 籾受値 還元籾タンク 軸部 プーリ 伝動ベルト カップリング ７ａ ０ａ 籾ホッパ 籾送込ロール 伝動機構 籾摺米風選路 吸引ファン 摺落米受樋 混合米ホッパ 選別ケース 駆動ローラ 軸部 仕上米ラセン 仕上米樋 仕」〕米滴流穀 板上米揚穀機 籾揚穀機 駆動ローラ軸 ロールカバー 無段調節プーリ テンションプーリ 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕脱ぷ部１と内周面に多数の壷穴が多数構成されて
   いて横軸回りに回転する回転選別筒１４とを、脱ぷ部１
   の脱ぷロール３，３の軸部、籾送込ロール４の軸部及び
   回転選別筒１４の軸方向を同一方向にして近接配置し、
   脱ぷ部１の脱ぷロール３，３部分を回転選別筒１４から
   遠い側に、脱ぷ部１の伝動機構５部分を回転選別筒１４
   の近い側になるように配設し、脱ぷ部１の籾送込ロール
   ４の軸部４ａの軸芯と、回転選別筒１４側の穀粒を搬送
   する移送ラセン１９の軸部１９ａの軸芯あるいは回転選
   別筒１４を駆動する駆動ローラ軸２８の軸芯とを一致さ
   せて、両軸端部をカップリング３３で連結してなる籾摺
   選別機の伝動装置。