JPH025862Y2 - - Google Patents

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JPH025862Y2
JPH025862Y2 JP1984042495U JP4249584U JPH025862Y2 JP H025862 Y2 JPH025862 Y2 JP H025862Y2 JP 1984042495 U JP1984042495 U JP 1984042495U JP 4249584 U JP4249584 U JP 4249584U JP H025862 Y2 JPH025862 Y2 JP H025862Y2
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JP
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cylinder
guide plate
rotating shaft
double cone
wall
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JP1984042495U
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JPS60155935U (ja
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は回転式の粉粒体混合装置、さらに詳
しくは二つの円垂筒を一つの円筒で接続して筒体
を形成するダブルコーンミキサーに関するもので
ある。
(ロ) 従来技術とその問題点 数種類の粉粒状体を混合する装置としてダブル
コーンミキサーが多用されるが、通常の機種より
も均一な混合を図り、不規則な分布が生じないよ
うに改良された従来技術としてはたとえば実公昭
57−60829号公報がある。これによれば頂部が容
器の排出口側に開口した一以上の円垂台状筒隔壁
をその中心軸が容器の非回転軸と一致するように
設けているので、隔壁で仕切られた各空間の粉粒
状体が各空間ごとに時間的なずれを伴いながら回
転に従つて合流と分配を繰り返し、結局分布のほ
とんどない均一な混合が達成されると謳つてい
る。しかしこの場合、原料Aと原料Bとを装入側
円垂筒の装入口から装入するとき、正面から見て
右半分と左半分に両材料を均等な割合で投入する
ことは普通考えられない。そして一旦左右の不均
等の分布が生じると、容器の回転によつて粉粒状
体が上下しても不均等のままで移動し、全体とし
て合流分配するまで時間がかかると思われる。す
なわち回転中に原材料の左右への移動が積極的に
すすまないから完全均等な混合体に仲々達しない
のである。特に原材料の間に比重や粘度、表面の
性状、流動性、時には帯電率に差があるときや、
ミキサーの容量が大きく円垂筒の傾斜面の混合効
果が中心附近の原材料に迄及ばないときは大きな
問題点となる。
(ハ) 考案の目的 この考案は上記の問題点を解決し、回転中に原
材料の左右への移動を促し短時間に均等な混合体
を得るダブルコーンミキサーを提供することを目
的とする。
(ニ) 考案の構成 此の考案に係るダブルコーンミキサーは二つの
円垂筒の夫々の短径側を開口部とし、夫々の長径
側を一つの円筒で接続して筒体を形成し、この円
筒を貫通する回転軸を介して駆動するものであつ
て、一方の円垂筒の内壁から他方の円垂筒の内壁
へかけて非回転軸の両側に亘り斜めに跨設する案
内板と、この案内板の一方の端部附近からその円
垂筒の開口部にかけて斜めに垂設する補助羽根を
設けることを特徴とするものである。
以下図に基づいて本考案を具体的に説明する。
1は一方の円垂筒であつて、これを装入側とす
ればその短径側の開口部が原材料の装入口2とな
り、これには開閉可能な装入口蓋3を装着する。
円垂筒1の長径側は円筒4と一体的に接続し、更
に他方の円垂筒5の長径側と接続している。この
円垂筒5が排出側となりその短径側の開口部が排
出口6を形成し、これに開閉自在に滑動する排出
口蓋7を貫通する。円筒4を横方向に貫通して回
転軸8を挿通し、二つの円垂筒1,5および一つ
の円筒4で形成する筒体(ミキサー容器)と一体
的に固着する。
9は一方の円垂筒1の内壁から円筒4を経て他
方の円垂筒5の内壁へかけて非回転軸の両側に亘
り斜めに跨設する案内板である。図の場合には筒
内のバランスに着目して、透視すれば回転軸、非
回転軸に夫々対称となるように二枚の板ををたす
きをかけた形で斜めに取付けている。案内板の数
は2本に限ることはないが円垂筒を等角度で分割
するのが好ましい。また斜めの角度や板の幅も原
材料の流動性、比重や処理容量によつて最適の範
囲を選べるが、一般に容量が大きくなるほど案内
板の突出する幅の割合を高めるほうが好ましい。
10は一方の円垂筒5の内壁に斜めに垂設する
補助羽根であつて円垂筒5にかける案内板9の端
部附近から、排出口6にかけて突設し、図の場合
は、透視すれば端面が非回転軸に対称に逆「ハ」
字状に2枚斜めに設けている。傾斜の方向は案内
板9の傾斜と逆方向であり、同数設けることが好
ましい。
(ホ) 考案の作用 一方の円垂筒1の開口部である装入口2から産
合しようとする数種類の粉粒状体を筒体へ投入す
ると、普通は他方の円垂筒5の閉じた排出口6を
底辺としたピラミツド状に原料が推積する。駆動
力が伝わつて回転軸8が回転をはじめると、この
回転軸と一体に固着する筒体が回転をはじめる。
推積した粉粒状体は円垂筒5の斜面に沿つて滑動
しながらピラミツド形を崩し、粉粒状体内部の摩
擦抵抗と重力の分力との兼ね合いで或角度まで回
転が進んだ点で下方へ転落をはじめ、筒体が180゜
回転したところで全量が下方へ落ちる。しかも内
壁に沿う或範囲にある粉粒状体は直下へ落ちるの
でなく、案内板9の上を滑動して下方斜めに対向
する他方の円垂筒斜面めざして移動する。このよ
うな斜めの滑動作用が層流となつて筒体内で互い
違いに案内板9の数だけ発生する。第1図に示す
ように回転軸8が矢視の方向に回転するとき、筒
体内では実線、点線で示す方向に粉粒状体の
「8」の字状の転動が繰返される。なお第5図は
通常のダブルコーンミキサーにおける粉粒状体の
移動を比較のため示したもので、上下する場合に
左右への動きが殆んど期待できず、その点に関し
ては引用した改良技術(実公昭57−60829号公報)
においても本質的に異なるものではない。
次ぎにミキサーを排出口6を下向けの位置とし
て停止し、排出口蓋7を開けると自重により案内
板9に導かれて斜めに自然落下してきた粉粒状体
は補助羽根10に至つて第3図に示すように逆斜
め方向に旋回する層流となつて器外に排出され
る。このような現象が設定した補助羽根10の数
だけ同時に起るから、排出口6の中心を頂点とす
る垂体面の軌跡を画いて混合体が斜めに排出され
る。第5図の排出口6を貫通する矢印は従来技術
における混合体の排出軌跡を比較のため示したも
のである。
(ヘ) 考案の効果 このダブルコーンミキサーは回転時にその筒体
内で前記のような粉粒状体の「8」の字状運動を
繰返すから左右の何れの個所においても、いわゆ
る死角を生むことなく短時間に完全な混合体を得
ることができる。また排出時にもストレートに排
出されるのではなく、混合体自身が旋回しながら
排出されるためせつかく均一に混合した状態から
再び偏析する心配もない。またこのミキサーは内
壁に鉄板を取付けるだけであるから構造簡単で製
作容易である。さらに排出後、混合体の残物が滞
溜することは構造上殆ど考えられないし、仮に湿
潤材料のため滞溜したとしても掃除が簡単で容易
に完全な排出をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るダブルコーンミキサー
の正面断面図、第2図は第1図のA−A矢視の側
面断面図、第3図は部分的な正面断面図、第4図
は一部断面の斜視図、第5図は従来技術のダブル
コーンミキサーの正面断面図。 1……(装入側)円垂筒、2……装入口、3…
…装入口蓋、4……円筒、5……(排出側)円垂
筒、6……排出口、7……排出口蓋、8……回転
軸、9……案内板、10……補助羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つの截頭円垂筒(以下単に「円垂筒」とい
    う)の夫々の短径側を開口部とし、夫々の長径側
    を一つの円筒で接続して筒体を形成し、この円筒
    を貫通する回転軸を介して駆動するダブルコーン
    ミキサーにおいて、一方の円垂筒の内壁から他方
    の円垂筒の内壁へかけて非回転軸の両側に亘り斜
    めに跨設する案内板と、この案内板の一方の端部
    附近からその円垂筒の開口部にかけて案内板と逆
    勾配で垂設する補助羽根を設けたことを特徴とす
    るダブルコーンミキサー。
JP1984042495U 1984-03-23 1984-03-23 ダブルコ−ンミキサ− Granted JPS60155935U (ja)

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JP1984042495U JPS60155935U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 ダブルコ−ンミキサ−

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JPS60155935U JPS60155935U (ja) 1985-10-17
JPH025862Y2 true JPH025862Y2 (ja) 1990-02-13

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ATE443566T1 (de) * 2006-06-27 2009-10-15 Dow Global Technologies Inc Doppelkonusmischer mit stromstörern und dessen verwendung
CN114177811A (zh) * 2021-12-23 2022-03-15 合肥小林日用品有限公司 一种取暖片生产原料用的混料装置及方法

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JPS60155935U (ja) 1985-10-17

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