JPH0258614A - 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ - Google Patents

鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ

Info

Publication number
JPH0258614A
JPH0258614A JP20806888A JP20806888A JPH0258614A JP H0258614 A JPH0258614 A JP H0258614A JP 20806888 A JP20806888 A JP 20806888A JP 20806888 A JP20806888 A JP 20806888A JP H0258614 A JPH0258614 A JP H0258614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe piles
cylindrical body
wall body
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20806888A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyokazu Sakaki
榊 豊和
Masanari Tominaga
富永 真生
Yukichi Echigo
越後 勇吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP20806888A priority Critical patent/JPH0258614A/ja
Publication of JPH0258614A publication Critical patent/JPH0258614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、防波堤や消波護岸などの海上土木構造物や、
護岸や岸壁などの沿岸土木構造物の構築の際に用いられ
る鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ
に関する。
〈従来の技術〉 防波堤や消波護岸などの海上土木構造物や、護岸や岸壁
などの沿岸土木構造物の構築の際に用いられる鋼管矢板
は、例えば第5図に示すように、鋼管杭lの外面の両側
に2個の継手部材2.2を勝手違いに取付けて構成し、
隣接する鋼管杭lの継手部材2を接合させてながら打設
することにより、連続壁体を構成するのが一般的である
ここで、継手部材2について、[土木・建築技術者のた
めの最新基礎設計・施工ハンドブック(■建設産業調査
会発行、295〜296頁)」を参照して少し詳しく説
明する。
第6図(a)は、いわゆるパイプ型といわれるもので、
鋼管杭1の外面の管軸方向に沿って予めスリット4を切
欠いた小径の鋼管3を溶接などで取付けておき、図示す
るように、互いにそのスリット4を嵌め合わせながら打
設して接合するものである。
また、第6図(b)は、パイプ−T型と称するもので、
一方の鋼管杭1にスリット4を切欠いた小径の鋼管3を
取付け、もう一方の鋼管杭1にT型部材5を取付けて互
いに嵌め合わせるように打設するものである。
さらに、第6図(C)に示すように、L型部材6で接合
する簡単な例もある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記したような継手部材を用いる場合、
以下のような課題がある。
■ 継手部材は、いずれも加工して溶接などで取付ける
ものであるから、その加工コストが高いものになる。
■ 海上構造物に使用する場合、防食を施す必要がある
が、従来の電気防食や塗覆装あるいはコーピングなどの
技術では、その耐久性に問題がある。
■ そこで、最近開発され普及されつつある重防食鋼管
杭などが注目されている。しかし、この重防食鋼管杭を
用いた重防食鋼管矢板は、例えば第7図に示すように、
鋼管杭1の外面に継手部材2を溶接などで取付けた後に
、特殊表面処理層7を介して例えばポリエチレンコーテ
ィングやウレタンエラストマなどの防食層8をコーティ
ングするものであるが、防食層8を設けるためにさらに
高価になること、また、継手部材2との結合部分の防食
層8が剥がれて防食性を損なうこと、さらに、継手部材
2に対して有効な防食被覆を施すことができないことな
どの問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであ
って、鋼管杭を用いても従来の継手部tAを用いないで
構築し得る壁体ならびにその構築法およびスペーサを提
供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、所定の間隔で打設される複数の鋼管杭と、そ
の互いに隣接される鋼管杭の間隙に介装して設けられる
スペーサとからなることを特徴とする鋼管杭による壁体
であり、 また、鋼管杭を所定の間隔で打設するとともに、その互
いに隣接する鋼管杭の間隙に筒状体を装着して、この筒
状体に流動剤を注入することを特徴とする鋼管杭による
壁体の構築法である。
さらに、可撓性と耐水性を有する筒状体と、この筒状体
の内面に充填される流動剤とからなることを特徴とする
鋼管杭による壁体に用いられるスペーサである。
〈作 用〉 本発明によれば、従来の継手部材の代わりに可撓性と耐
水性のある筒状体を鋼管杭の隙間に装着し、その筒状体
に流動剤を注入すると、その内圧によって筒状体の平面
形状が変化し、鋼管杭の外周面に密着するようになる。
そして、筒状体の鋼管杭からはみ出した部分の幅は、鋼
管杭の間隙部分のそれよりも大きくなるいわゆるビーナ
ツツ形状のスペーサを形成するようになる。
したがって、このように形成されたスペーサは、流動剤
が固結化された状態では鋼管杭の外周面によく密着して
鋼管杭の間隙から抜は出ることがないから、止水性のよ
い強固な壁体を構築することが可能である。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例について、図面を参照して詳し
く説明する。
第1図は本発明の実施例を示す平面図であり、第2図は
その正面図である。
図において、所定の間隔して打設される複数の鋼管杭1
,1の間隙に筒状体11が介装される。そして、この筒
状体11の内面には、例えばコンクリートやセメントミ
ルクなどの流動剤I2が注入されて、スペーサ13を構
成することによって、壁体14が構築される。
筒状体11の材質としては、例えばゴムやプラスチック
、ゴム引き布など可撓性と耐水性とを兼ね備えた材料で
あればどのようなものであってもよい。
また、その形状としては、特に限定する必要がないが、
鋼管杭1,1間に介装しやすくするために、例えば第3
図(a)に示すように、凸部11aにリブ15を1個な
いし複数個設けてもよく、あるいは第3図(b)に示す
ように、凸部11aそのものに複数の縦波を有するよう
な形状とするようにしてもよい なお、この筒状体11は底部を有する袋状のものであっ
てもよい。
つぎに、このようなスペーサ13を用いた壁体14の施
工方法について説明する。
■ 複数の鋼管杭1,1・・・を所定の間隔して連続し
て打設する。
■ 互いに隣接する鋼管杭1.1の間隙に筒状体11を
介装する。このとき、筒状体11の底面を海底面1Gに
固定させるか、根入れを持たせた状態で固定させる。
なお、例えば第4図に示すように、トレミー管のような
バイブ17を筒状体11の凸部11aに相当する部分の
内面に予め挿入して、それをガイドにして介装すること
もできる。
■ ついで、筒状体11の頂部から図示しないバイブを
用いて流動剤12を注入して底部から固結化させる。
なお、筒状体11の介装時に第4図に示ずようなバイブ
17を用いる場合は、そのバイブ】7をそのまま流動剤
12の注入バイブに兼用することができる。
■ このようにして筒状体11の頂部まで流動剤12を
注入して流動剤12の固結が完了した状態では、その強
度が十分確保されかつ鋼管杭1.1の面にしっかり密着
したスペーサ13が形成されることになる。
■ その後、海面18に突き出た鋼管杭1の頭部に従来
の工法通りにコンクリートキャップ19を施工すること
によって、謹岸あるいは防波堤を目的とした強固な壁体
14が構築される。
このようにして構築された壁体例えば防波堤のようなも
のは、鋼管杭とスペーサとがよく密着していて止水性が
よく、したがって海水などを透過することはないので、
例えば実公昭47−30733号公報に記載されている
ような従来の透過性のカーテン防波堤に比べてその施工
性および機能が極めて優れたものになる。
なお、上記実施例においては通常の黒皮付の鋼管杭を用
いる場合について説明したが、重防食鋼管杭を用いるよ
うにしても同様に壁体を構築することができることはい
うまでもない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、スペーサを設け
ることにより、従来の鋼管矢板壁の有する役割や機能を
損なうことなく、かつ、極めてシンプルな構成にするこ
とができるので、加工工程および施工時において大きな
コストダウンが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す平面図、第2図は、第
1図の正面図、第3図は、本発明の筒状体の実施例を示
す平面図、第4図は、筒状体の装着の例を示す平面図、
第5図は、鋼管矢板の従来例を示す斜視図、第6図は、
鋼管矢板の継手部材の従来例を示す平面図、第7図は、
重防食鋼管矢板の従来例を示す斜視図である。 1・・・鋼管杭 11・・・筒状体 13・・・スペーサ。 I5・・・リブ。 2・・・継手部材。 12・・・流動剤。 14・・・壁体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の間隔で打設される複数の鋼管杭と、その互い
    に隣接される鋼管杭の間隙に介装して設けられるスペー
    サとからなることを特徴とする鋼管杭による壁体。 2、鋼管杭を所定の間隔で打設するとともに、その互い
    に隣接する鋼管杭の間隙に筒状体を装着して、この筒状
    体に流動剤を注入することを特徴とする鋼管杭による壁
    体の構築法。 3、可撓性と耐水性を有する筒状体と、この筒状体の内
    面に充填される流動剤とからなることを特徴とする鋼管
    杭による壁体に用いられるスペーサ。
JP20806888A 1988-08-24 1988-08-24 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ Pending JPH0258614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20806888A JPH0258614A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20806888A JPH0258614A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0258614A true JPH0258614A (ja) 1990-02-27

Family

ID=16550114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20806888A Pending JPH0258614A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0258614A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010248745A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Kajima Corp 水中構造物の施工方法
JP2018012972A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 新日鐵住金株式会社 隙間止水構造、隙間止水方法および筒状体付き部材
JP2020045616A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社技研製作所 鋼管杭による連続壁及びその施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010248745A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Kajima Corp 水中構造物の施工方法
JP2018012972A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 新日鐵住金株式会社 隙間止水構造、隙間止水方法および筒状体付き部材
JP2020045616A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社技研製作所 鋼管杭による連続壁及びその施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2008147787A2 (en) Modular retaining wall
JPH0258614A (ja) 鋼管杭による壁体ならびにその構築法およびスペーサ
JP3330018B2 (ja) 乾式作業方法及びそれに用いる作業函
JP2783775B2 (ja) 生態系を考慮した護岸構造物
JPH09268562A (ja) 乾式作業方法及びそれに用いる作業函
JPS6145029A (ja) 重防食鋼管矢板の継手部防食シ−ル方法
JP2002105950A (ja) 継手管止水構造及び継手管の清掃方法
JP4340018B2 (ja) 直線形鋼矢板の継手止水構造と鋼矢板連続壁
JPH0730535B2 (ja) 人工礁及びその取付施工方法
JPS5855285B2 (ja) 護岸工事の構築物に対する防蝕方法及びこれに用いる防蝕用カバ−
JP3880403B2 (ja) 樋管の水みち形成防止方法およびその構造
JPH01260197A (ja) 推進工法および推進工法用継手
JPH01315529A (ja) ケーソン工法
JPH0643690B2 (ja) 築堤ブロツク用目地材
JP2524503B2 (ja) 膜構造潜堤およびその構築方法
JP2007051435A (ja) 鋼管矢板の継手方法および継手構造
JPS62237983A (ja) 廃棄物の漏失防止壁体
JP2522676B2 (ja) ユニット型柔構造潜堤及びその接合部構造
JPH0360974B2 (ja)
JPS62276112A (ja) 人工礁およびその施工方法
JPH0426499Y2 (ja)
JPH11269842A (ja) 海中土壁構造物
JP2515838Y2 (ja) 護岸構造物
JPH05346014A (ja) 止水膜
JP2000110139A (ja) 港湾構造物、河川構造物、海岸構造物、水処理施設等における 防菌構造体