JPH0257705A - 直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒状弾性体の加工方法 - Google Patents
直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒状弾性体の加工方法Info
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- JPH0257705A JPH0257705A JP20576288A JP20576288A JPH0257705A JP H0257705 A JPH0257705 A JP H0257705A JP 20576288 A JP20576288 A JP 20576288A JP 20576288 A JP20576288 A JP 20576288A JP H0257705 A JPH0257705 A JP H0257705A
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Landscapes
- Servomotors (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、フォースモータでスプールを直接駆動するタ
イプの直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒
状弾性体の加工方法に関する。
イプの直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒
状弾性体の加工方法に関する。
従来、直動形サーボ弁は、第9図に示すように、ボディ
8内に固定されたスリーブ2の中央部にスプール1が配
設され、スプール1の一端にはボビン4を介してコイル
バネ3Aが、他端には直接にコイルバネ3Bがそれぞれ
設けられており、ボビン4に巻回しされたコイル5に電
流を流すことによりボビン4とマグネット6との間に電
磁力を発生させ、スリーブ2内でスプール1を軸方向に
摺動させるようになっていた(特開昭49−13378
0号公報)。
8内に固定されたスリーブ2の中央部にスプール1が配
設され、スプール1の一端にはボビン4を介してコイル
バネ3Aが、他端には直接にコイルバネ3Bがそれぞれ
設けられており、ボビン4に巻回しされたコイル5に電
流を流すことによりボビン4とマグネット6との間に電
磁力を発生させ、スリーブ2内でスプール1を軸方向に
摺動させるようになっていた(特開昭49−13378
0号公報)。
また、第10図に示すように、コイルバネの代わりにス
プール1の一端側に弾性ゴム15を設けたものも提案さ
れていた(特開昭55−10198号公報)。
プール1の一端側に弾性ゴム15を設けたものも提案さ
れていた(特開昭55−10198号公報)。
さらに、第11図に示すように、周囲に開口部が形成さ
れた伸縮自在の筒状体16を、フォースモータ側と反対
側のスプール端部に連結するとともに、筒状体16には
ピストン17が内挿されているものも提案されている(
特開昭57−29802号公報)。
れた伸縮自在の筒状体16を、フォースモータ側と反対
側のスプール端部に連結するとともに、筒状体16には
ピストン17が内挿されているものも提案されている(
特開昭57−29802号公報)。
しかしながら、上記従来技術のうち、スプールの両端に
コイルバネを設けたものでは、コイルバネがスプールの
両端に不均一な軸方向の力を及ぼし、その不均一な力の
合力がスプールの軸線に対し、斜め方向に作用する為に
、前記スプールがコイルバネによって半径方向に押され
てスリーブ内面に押付けられ、スプールとスリーブ間の
摩擦力が増大され、スプールの操作信号に対する応答性
が悪化するという問題点があった。さらに、高い応答性
を実現する為には、コイルバネを十分かたくしなければ
ならないが、この油圧サーボ弁では、十分な粘性ダンピ
ングを付与することが難しいため、制御安定性に乏しい
ものであった。
コイルバネを設けたものでは、コイルバネがスプールの
両端に不均一な軸方向の力を及ぼし、その不均一な力の
合力がスプールの軸線に対し、斜め方向に作用する為に
、前記スプールがコイルバネによって半径方向に押され
てスリーブ内面に押付けられ、スプールとスリーブ間の
摩擦力が増大され、スプールの操作信号に対する応答性
が悪化するという問題点があった。さらに、高い応答性
を実現する為には、コイルバネを十分かたくしなければ
ならないが、この油圧サーボ弁では、十分な粘性ダンピ
ングを付与することが難しいため、制御安定性に乏しい
ものであった。
さらにこの方式で、スプールの動きにダンピングを付与
する方法には、スプール移動速度を検出し操作信号にフ
ィードバックする方式が゛あるが、これは、制御装置の
コストアップになるとともに適正なダンピングを与える
のが難しいという問題があった。
する方法には、スプール移動速度を検出し操作信号にフ
ィードバックする方式が゛あるが、これは、制御装置の
コストアップになるとともに適正なダンピングを与える
のが難しいという問題があった。
また、弾性ゴムを用いたものでは、ゴム自身の内部ヒス
テリシスによる減衰効果を利用したものであるが、ゴム
が非常に劣化しやすく、寿命が短い。操作油の進入によ
りゴムが膨潤する。常に均一な性質を得にくく製品の歩
留りが非常に悪い等の問題があった。
テリシスによる減衰効果を利用したものであるが、ゴム
が非常に劣化しやすく、寿命が短い。操作油の進入によ
りゴムが膨潤する。常に均一な性質を得にくく製品の歩
留りが非常に悪い等の問題があった。
さらに、伸縮自在の筒状体を設けたものでは、反フォー
スモータ側に弾性体と、振動減衰機構を設けている為サ
ーボ弁が大形化するという問題点があった。
スモータ側に弾性体と、振動減衰機構を設けている為サ
ーボ弁が大形化するという問題点があった。
本発明の目的゛は、スプールとスリーブの間の摩擦力を
低減させるとともに、寿命が長く、かつ小形化できる直
動形サーボ弁を提供することである。
低減させるとともに、寿命が長く、かつ小形化できる直
動形サーボ弁を提供することである。
また、本発明の他の目的は、上記直動形サーボ弁に用い
られる筒状弾性体を高精度に加工することができる加工
方法を提供することである。
られる筒状弾性体を高精度に加工することができる加工
方法を提供することである。
上記目的を達成するために1本発明は、スリーブ内に配
設されたスプールの一端に、コイルが巻回しされたボビ
ンを固定し、該ボビンの外側もしくは内側に磁性体を配
置して、前記コイルに電流を流すことにより電磁力を発
生させ、この電磁力によって前記スプールを前記スリー
ブ内で軸方向に摺動させる直動形サーボ弁において、前
記スプールの軸方向変位を中立位置に保持する筒状弾性
体をスプールのフォースモータ側に配設し、かつ前記ボ
ビンを電導材で形成したものである。
設されたスプールの一端に、コイルが巻回しされたボビ
ンを固定し、該ボビンの外側もしくは内側に磁性体を配
置して、前記コイルに電流を流すことにより電磁力を発
生させ、この電磁力によって前記スプールを前記スリー
ブ内で軸方向に摺動させる直動形サーボ弁において、前
記スプールの軸方向変位を中立位置に保持する筒状弾性
体をスプールのフォースモータ側に配設し、かつ前記ボ
ビンを電導材で形成したものである。
また、前記筒状弾性体の軸方向中間部には、らせん状ま
たは多数のスリット状の開口部が形成され、その筒状弾
性体はバネ鋼で形成されたものである。
たは多数のスリット状の開口部が形成され、その筒状弾
性体はバネ鋼で形成されたものである。
さらに、前記ボビンはアルミ合金で形成されたものであ
る。
る。
また、本発明の筒状弾性体の加工方法は、先ず金属性の
円筒体の中間部にらせん状または多数のスリット状の開
口部を切削し、該開口部に溶解可能な充填剤を充填した
後、前記円筒体の内径、外径および端面を研削し、次に
前記充填剤を溶かして製作するようにしたことである。
円筒体の中間部にらせん状または多数のスリット状の開
口部を切削し、該開口部に溶解可能な充填剤を充填した
後、前記円筒体の内径、外径および端面を研削し、次に
前記充填剤を溶かして製作するようにしたことである。
上記構成によれば、ボビンに巻回されたコイルに通電す
ると、ボビン及びスプールは、筒状弾性体の中間部分を
弾性変形(伸縮又は圧縮)して軸方向に変位する。この
場合、筒状弾性体は、通常のコイルバネの如き巻き始め
部および巻き終り部のバネ特性の不均質部分が存在せぬ
為、スプールに半径方向の力を与えず、スプールとスリ
ーブ間の摩擦力を増大させることはない。そして通電が
断たれるとスプール及びボビンは、筒状弾性体の弾性力
(バネ力)によって戻される。また、筒状弾性体が金属
性であるため、操作油の進入による特性の劣化がなく、
金属疲労限度以内の応力レベルで設計されていれば、半
永久的な寿命をもつ。
ると、ボビン及びスプールは、筒状弾性体の中間部分を
弾性変形(伸縮又は圧縮)して軸方向に変位する。この
場合、筒状弾性体は、通常のコイルバネの如き巻き始め
部および巻き終り部のバネ特性の不均質部分が存在せぬ
為、スプールに半径方向の力を与えず、スプールとスリ
ーブ間の摩擦力を増大させることはない。そして通電が
断たれるとスプール及びボビンは、筒状弾性体の弾性力
(バネ力)によって戻される。また、筒状弾性体が金属
性であるため、操作油の進入による特性の劣化がなく、
金属疲労限度以内の応力レベルで設計されていれば、半
永久的な寿命をもつ。
また、ゴムの如く材料の成分による、バネ定数の変化等
が非常に小さい為、非常に高い歩留りが得られる。
が非常に小さい為、非常に高い歩留りが得られる。
さらに、スプールの一端に取付けられたボビンの材質を
電導材としているので巻回されたコイルに通電されると
、コイルには、F=B・工・L(B:磁束密度、1二人
力電流、L:巻回されたコイルの長さ)によって表わさ
れる力が発生し、ボビン及びそれに固着されたスプール
が動く。そして、ボビンが磁束を横切ると、電磁誘導作
用によってボビンに電圧が誘起され、うず電流iがコイ
ルに流れる電流■と逆向きに流れる(フレミングの右手
の法則)。さらに、うず電流iと磁束の間で電磁力fが
コイルに発生する駆動力Fと逆方向に生じ、フォースモ
ータの駆動力はF−fとなる。ここで着目すべき点は、
うず電流によって生じる力fは、ボビンが磁束を横切る
速度に比例する為、入力電流の周波数が高くなると力f
も大きくなり、これが減衰力となり、特別な減衰機構を
付与せずに十分な減衰効果が得られ、スプールの停止特
性が良好となる。
電導材としているので巻回されたコイルに通電されると
、コイルには、F=B・工・L(B:磁束密度、1二人
力電流、L:巻回されたコイルの長さ)によって表わさ
れる力が発生し、ボビン及びそれに固着されたスプール
が動く。そして、ボビンが磁束を横切ると、電磁誘導作
用によってボビンに電圧が誘起され、うず電流iがコイ
ルに流れる電流■と逆向きに流れる(フレミングの右手
の法則)。さらに、うず電流iと磁束の間で電磁力fが
コイルに発生する駆動力Fと逆方向に生じ、フォースモ
ータの駆動力はF−fとなる。ここで着目すべき点は、
うず電流によって生じる力fは、ボビンが磁束を横切る
速度に比例する為、入力電流の周波数が高くなると力f
も大きくなり、これが減衰力となり、特別な減衰機構を
付与せずに十分な減衰効果が得られ、スプールの停止特
性が良好となる。
以下に本発明の一実施例を図面に従って説明する。第1
図は本発明に係る3方弁タイプの直動形サーボ弁の断面
を示している。図において、1はスプールであり、スリ
ーブ2の内部で摺動する。
図は本発明に係る3方弁タイプの直動形サーボ弁の断面
を示している。図において、1はスプールであり、スリ
ーブ2の内部で摺動する。
このサーボ弁は、Psより油圧を供給され、この油圧を
Pcより図示されていない操作物へ供給したり、または
、操作物からタンクへ逃したりするものである。スプー
ル1は、ボビン4と結合され、このボビン4にはコイル
5が巻かれている。そして、ボビン4は筒状弾性体7と
結合され、この筒状弾性体7の他端は、マグネット6に
結合されている。ボディ8はスリーブ2を収容し、油路
の連通作用を与えるものである。フォースモータを構成
する前記コイル5は、磁気回路のエア・ギャップ中に挿
入されており、その磁路は、マグネット6により形成さ
れる。ボビン4に設けられたコイル5に電流を印加する
と、それに比例的にスプール1を駆動する力が生じる。
Pcより図示されていない操作物へ供給したり、または
、操作物からタンクへ逃したりするものである。スプー
ル1は、ボビン4と結合され、このボビン4にはコイル
5が巻かれている。そして、ボビン4は筒状弾性体7と
結合され、この筒状弾性体7の他端は、マグネット6に
結合されている。ボディ8はスリーブ2を収容し、油路
の連通作用を与えるものである。フォースモータを構成
する前記コイル5は、磁気回路のエア・ギャップ中に挿
入されており、その磁路は、マグネット6により形成さ
れる。ボビン4に設けられたコイル5に電流を印加する
と、それに比例的にスプール1を駆動する力が生じる。
この駆動力によって、筒状弾性体7が伸長あるいは圧縮
され、スプール1の移動量は入力電流に比例したものと
なる。
され、スプール1の移動量は入力電流に比例したものと
なる。
また、筒状弾性体7は金属で作られており、第2図に示
すように、円筒の中間部にらせん状の溝を形成した構造
となっている。このため、スプール1と同軸心上に取付
けられた筒状弾性体7は、伸長あるいは圧縮により、ス
プール1対する偏寄力を生じることはない、しかし、金
属性の筒状弾性体7は内部ヒステリシスを持たない為、
減衰効果がほとんどなく、これだけでは、サーボ弁は非
常に不安定となる。そこで、ボビン4を第4図に示す構
造とし、その材質をアルミ合金等の電導材とすることに
より、ボビンの移動速度に比例したうず電流を生じさせ
、これにより、減衰力を発生させることができる。この
減衰力により、共振点のピークは小さく安定であり、む
やみに弾性体のばね定数をかたくする必要はない。
すように、円筒の中間部にらせん状の溝を形成した構造
となっている。このため、スプール1と同軸心上に取付
けられた筒状弾性体7は、伸長あるいは圧縮により、ス
プール1対する偏寄力を生じることはない、しかし、金
属性の筒状弾性体7は内部ヒステリシスを持たない為、
減衰効果がほとんどなく、これだけでは、サーボ弁は非
常に不安定となる。そこで、ボビン4を第4図に示す構
造とし、その材質をアルミ合金等の電導材とすることに
より、ボビンの移動速度に比例したうず電流を生じさせ
、これにより、減衰力を発生させることができる。この
減衰力により、共振点のピークは小さく安定であり、む
やみに弾性体のばね定数をかたくする必要はない。
なお、筒状弾性体7は第3図のような形状であってもよ
い。これは筒状弾性体7の中間部に多数のスリットが形
成されたもので、これらのスリットは中心軸に対して上
下お、よび左右に交互に設けられている。
い。これは筒状弾性体7の中間部に多数のスリットが形
成されたもので、これらのスリットは中心軸に対して上
下お、よび左右に交互に設けられている。
前述の実施例によれば、ボビン4を電導材とすると、第
5図(本実施例の効果を確認するための実験結果)に示
すように、十分な減衰効果が得られ、共振点のピークが
10dB以上のものを±3dB以内とすることができ、
ばね定数をかたくすることなく停止特性が良好となる。
5図(本実施例の効果を確認するための実験結果)に示
すように、十分な減衰効果が得られ、共振点のピークが
10dB以上のものを±3dB以内とすることができ、
ばね定数をかたくすることなく停止特性が良好となる。
また、筒状弾性体7はボビン4を介してスプール1に一
体的に固定されているので、1つの筒状弾性体7でスプ
−ル1の中立位置を保持することができる。さらに、減
衰効果をボビン4に持たせであるため、サーボ弁の制御
装置に特別な改良を施すことなしに筒状弾性体7を金属
製とすることができ、これによって筒状弾性体7の経年
劣化を防ぐことができるとともに、応力レベルを疲労限
度以内とすることにより、筒状弾性体7の寿命を半永久
的なものにすることが可能となる。また、材料成分によ
りバネ定数等の性能の変化が非常に少ないため、製作時
の歩留りを略100%にすることができる。
体的に固定されているので、1つの筒状弾性体7でスプ
−ル1の中立位置を保持することができる。さらに、減
衰効果をボビン4に持たせであるため、サーボ弁の制御
装置に特別な改良を施すことなしに筒状弾性体7を金属
製とすることができ、これによって筒状弾性体7の経年
劣化を防ぐことができるとともに、応力レベルを疲労限
度以内とすることにより、筒状弾性体7の寿命を半永久
的なものにすることが可能となる。また、材料成分によ
りバネ定数等の性能の変化が非常に少ないため、製作時
の歩留りを略100%にすることができる。
また、前述した筒状弾性体7は、第6図に示すように、
4方弁として2段形のサーボ弁30のパイロット弁とし
て使用することもできる。
4方弁として2段形のサーボ弁30のパイロット弁とし
て使用することもできる。
さらに、第7図は本発明の直動形サーボ弁を圧延機用油
圧圧下装置に使用した例である。図に示すように、ポン
プ14より供給された油は、本発明の直動形サーボ弁9
により、圧下ジヤツキ11に送られたり、または圧下ジ
ヤツキからタンク13へ戻されたりする。この時、ジヤ
ツキ11には、圧下ラムの高さを検出するセンサ12が
取付けられ、このセンサ12の信号を制御装置1oに取
り込み、サーボ弁9の入力電流を制御し、圧下ジヤツキ
11のストロークを制御するようになっている。
圧圧下装置に使用した例である。図に示すように、ポン
プ14より供給された油は、本発明の直動形サーボ弁9
により、圧下ジヤツキ11に送られたり、または圧下ジ
ヤツキからタンク13へ戻されたりする。この時、ジヤ
ツキ11には、圧下ラムの高さを検出するセンサ12が
取付けられ、このセンサ12の信号を制御装置1oに取
り込み、サーボ弁9の入力電流を制御し、圧下ジヤツキ
11のストロークを制御するようになっている。
また、本発明の筒状弾性体は、第9図に示す従来の直動
形サーボ弁において、スプール両側のコイルバネの代わ
りに使用することも可能である。
形サーボ弁において、スプール両側のコイルバネの代わ
りに使用することも可能である。
欣に本発明の直動形サーボ弁に用いられる筒状弾性体の
加工方法について説明する。
加工方法について説明する。
筒状弾性体を加工する際には、第8図に示すように、ま
ず、金属丸棒を図の2点鎖線で示す大きさに切削した後
に、その中間部にらせん溝を切削する。そして、内径及
び外形を研削するが、この時、面19の円筒に対する直
角度がくるっていると、サーボ弁においては、スプール
に半径方向の偏寄力を発生させてしまう。この為に十分
な精度で面19を研削しなければならないが、らせん溝
18が削られている為、半径方向の剛性が低下し、研削
精度を上げられない。そこで、らせん溝18に充填剤を
つめ、内径及び、外径1面19を研削し、その後、充填
剤を溶かす事により、十分精度の高い筒状弾性体7を得
ることができる。
ず、金属丸棒を図の2点鎖線で示す大きさに切削した後
に、その中間部にらせん溝を切削する。そして、内径及
び外形を研削するが、この時、面19の円筒に対する直
角度がくるっていると、サーボ弁においては、スプール
に半径方向の偏寄力を発生させてしまう。この為に十分
な精度で面19を研削しなければならないが、らせん溝
18が削られている為、半径方向の剛性が低下し、研削
精度を上げられない。そこで、らせん溝18に充填剤を
つめ、内径及び、外径1面19を研削し、その後、充填
剤を溶かす事により、十分精度の高い筒状弾性体7を得
ることができる。
以上説明したように、本発明の直動形サーボ弁によれば
、スプールには軸方向の力のみが作用するので、入プー
ルとスリーブの間の摩擦力が低減され、操作信号に対し
てスプールの応答性が向上する。
、スプールには軸方向の力のみが作用するので、入プー
ルとスリーブの間の摩擦力が低減され、操作信号に対し
てスプールの応答性が向上する。
また、筒状弾性体が金属製であるため、操作油に対する
劣化を防止することができ、直動形サーボ弁の寿命を長
くすることが可能である。
劣化を防止することができ、直動形サーボ弁の寿命を長
くすることが可能である。
さらに、筒状弾性体がフォースモータ側に設けられてい
るので、直動形サーボ弁自体を小型化することができる
。
るので、直動形サーボ弁自体を小型化することができる
。
また、本発明の筒状弾性体の加工方法によれば。
開口部に充填される充填剤により円筒体の剛性が大きく
なり、研削精度が向上する。
なり、研削精度が向上する。
第1図は本発明に係る直動形サーボ弁の断面図。
第2図は筒状弾性体の正面図、第3図は筒状弾性体の他
の実施例を示す正面図、第4図はボビンの斜視図、第5
図は本発明の直動形サーボ弁の応答性測定結果を示すグ
ラフ、第6図は本発明を2段形のサーボ弁に用いた図、
第7図は本発明を圧延機用油圧圧下装置に用いた図、第
8図は筒状弾性体の加工方法を示す説明図、第9図乃至
第11図はそれぞれ従来の直動形サーボ弁の断面図であ
る。 1・・・スプール、2・・・スリーブ、4・・・ボビン
、5・・・コイル、6・・・マグネット、7・・・筒状
弾性体。 8・・・ボディ、9・・・直動形サーボ弁。
の実施例を示す正面図、第4図はボビンの斜視図、第5
図は本発明の直動形サーボ弁の応答性測定結果を示すグ
ラフ、第6図は本発明を2段形のサーボ弁に用いた図、
第7図は本発明を圧延機用油圧圧下装置に用いた図、第
8図は筒状弾性体の加工方法を示す説明図、第9図乃至
第11図はそれぞれ従来の直動形サーボ弁の断面図であ
る。 1・・・スプール、2・・・スリーブ、4・・・ボビン
、5・・・コイル、6・・・マグネット、7・・・筒状
弾性体。 8・・・ボディ、9・・・直動形サーボ弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、スリーブ内に配設されたスプールの一端に、コイル
が巻回しされたボビンを固定し、該ボビンの外側もしく
は内側に磁性体を配置して、前記コイルに電流を流すこ
とにより電磁力を発生させ、この電磁力によって前記ス
プールを前記スリーブ内で軸方向に摺動させる直動形サ
ーボ弁において、前記スプールの軸方向変位を中立位置
に保持する筒状弾性体をスプールのフォースモータ側に
配設し、かつ前記ボビンを電導材で形成したことを特徴
とする直動形サーボ弁。 2、請求項1記載の直動形サーボ弁において、前記筒状
弾性体の軸方向中間部にらせん状または多数のスリット
状の開口部を形成したことを特徴とする直動形サーボ弁
。 3、請求項1または2記載の直動形サーボ弁において、
前記筒状弾性体をバネ鋼で形成したことを特徴とする直
動形サーボ弁。 4、請求項1記載の直動形サーボ弁において、前記ボビ
ンをアルミ合金で形成したことを特徴とする直動形サー
ボ弁。 5、筒状弾性体を加工する際に、先ず金属性の円筒体の
中間部にらせん状または多数のスリット状の開口部を切
削し、該開口部に溶解可能な充填剤を充填した後、前記
円筒体の内径、外径および端面を研削し、次に前記充填
剤を溶かして製作する筒状弾性体の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63205762A JP2564619B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | 直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒状弾性体の加工方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63205762A JP2564619B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | 直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒状弾性体の加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257705A true JPH0257705A (ja) | 1990-02-27 |
JP2564619B2 JP2564619B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16512248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63205762A Expired - Lifetime JP2564619B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | 直動形サーボ弁および該サーボ弁に用いられる筒状弾性体の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564619B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149305A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Hitachi Ltd | 直動形サーボ弁 |
JPH05288207A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Hitachi Ltd | 直動形サーボ弁 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57124104A (en) * | 1981-01-23 | 1982-08-02 | Hitachi Ltd | Direct-acting electrical hydraulic servo valve |
JPS5821008A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-07 | Hitachi Ltd | サ−ボ弁のスプ−ル定位装置 |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP63205762A patent/JP2564619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57124104A (en) * | 1981-01-23 | 1982-08-02 | Hitachi Ltd | Direct-acting electrical hydraulic servo valve |
JPS5821008A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-07 | Hitachi Ltd | サ−ボ弁のスプ−ル定位装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149305A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Hitachi Ltd | 直動形サーボ弁 |
JPH05288207A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Hitachi Ltd | 直動形サーボ弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564619B2 (ja) | 1996-12-18 |
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