JPH0256084A - マッチング方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、日本語を対象とする漢字ＯＣＲなどの文字認
識装置に関り、特に認識対象文字の特徴パターンと認識
辞書とのマツチング方式に関する。

〔従来の技術〕

文字認識装置においては、認識対象文字から特徴パター
ンを抽出し、予め用意された標準特徴パターンを集めた
認識辞書とのマツチングにより認識結果候補を決定する
。

このマツチング処理においては通常、認識対象文字の特
徴パターンと認識辞書に登録された各標準特徴パターン
との距離計算を行い、距離が一定値以下の文字コードを
距離の小さい順にソートして候補文字コードを得る。

認識辞書には標準特徴パターンとそれに対応した文字コ
ードが登録されているが、従来の認識辞書は第２図に示
されるように、同一のメモリブロック２０上に文字コー
ドの記憶領域２１と標準特徴パターンの記憶領域２２と
を有する構造となっていた。

この辞書構造では文字コードと標準特徴パターンとの読
み出しまたは距離演算を同時あるいは並行的に行うこと
は不可能であるため、従来のマツチング処理部は、認識
辞書から標準特徴パターンを読み出して距離演算を実行
し、その終了後に認ｍ辞書から文字コードを読み出す構
成であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように、従来は標準特徴パターンの読み出し、距離
演算、文字コードの読み出しを直列−的に行う必要があ
り、これがマツチング処理の高速化の妨げとなっていた
。

本発明の目的は、マツチング処理時間より文字コードの
読み出しのための時間を排除することにより高速のマツ
チング処理を可能とするマツチング方式を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、認識辞書の標準特徴パターンとそれに対応し
た文字コードとそれぞれ独立に読み出し可能な別々のメ
モリに格納し、標準特徴パターンの読み出しを、距離演
算と文字コードの読み出しと同時あるいは並行的に行う
ことを特徴とするものである。

〔作　用〕

文字コードの読み出し時間は標準特徴パターンの読み出
し、距離演算の時間に隠れるため、実質的にマツチング
処理時間は文字コード読み出し時間分だけ短縮し、マツ
チング処理は高速化する。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例に係る文字認識装置のマツチ
ング処理に関連する部分の構成を示すブロック図である
。

第１図において、１は認識対象文字のイメージから抽出
された特徴パターンを格納するための特徴パターンメモ
リ、２はそのアクセスのためのアドレスの発生部である
。

３は認識辞書の格納部であり、標準特徴パターンを格納
するための標準特徴パターンメモリ４と文字コードを格
納するための文字コードメモリ５とからなり、各メモリ
４，５は独立にアクセス可能である。６は標準特徴パタ
ーンメモリ４のアクセスのためのアドレスの発生部、７
は文字コードメモリ５のアクセスのためのアドレスの発
生部である。

８は距離演算部であって、標準特徴パターンメモリ４か
ら出力される標準特徴パターンと特徴パターンメモリ１
から出力された対象文字の特徴パターンとの距離演算（
次元毎の距離の計算と距離との累積加算）を行う。９は
各標準特徴パターンとの距離演算結果より候補文字とし
て残す必要があるか否か判定する判定部である。

１０は文字コードメモリ５から出力された文字コードを
一時的に保持するためのレジスタである。

１１は候補文字コードソート部であって、候補としての
文字コードを距離の小さい順にソートし、一定文字数ま
での文字コードおよび距離値を保持する。

１２はマツチング処理のシーケンスに従って上記各部の
動作を制御する制御部である。

次に、マツチング処理を説明する。制御部１２はアドレ
ス発生部２を制御してＬ＆識対象文字の特徴パターンを
メモリ１より出力させるとともに、アドレス発生部６，
７を制御し、メモリ４，５より標準特徴パターンと対応
した文字コードを順次出力させる。

距離演算部８はメモリ１から出力された認識対象文字の
特徴パターンと、メモ、す４から順次出力された標準特
徴パターンとの距離演算を行う。判定部９は各標準特徴
パターンについて求められた距離が一定以下であれば、
その距離値を候補文字コードソート部１１へ与え文字コ
ードのソートを指示する。候補文字コードソート部１１
は、この指示を受けた場合、レジスタ１０に保持されて
いる文字コードと、その時点で保持している文字コード
を、それぞれの距離値が小さい順にソートして保持する
。なお、ソート後の文字コード数が一定値を越えた場合
、最低順位の文字コードおよび距離値を廃棄する。

一つの認識対象文字に対する標準特徴パターンとの距離
演算、候補文字コードのソートを完了すると、制御部１
２からの指示により候補文字コードソート部１１は保持
していた文字コードおよび距離値をソート類に外部へ出
力する。

このように、認識辞書の文字コードの読み出しは、標準
特徴パターンの読み出しくあるいは距離演算）の間に行
われ、そのための時間はマツチング処理時間を増加させ
る原因にならない、したがって、標準特徴パターンの読
み出はおよび距離演算のための時間が従来と同等であれ
ば、マツチング処理時間をほぼ文字コード読み出し時間
の分だけ短縮できる。

なお、文字コードメモリ５を１ビツト構成とし、レジス
タ１０をシフトレジスタとし、文字コードメモリ５の読
み出しに同期したシフトロックをレジスタ１０に与える
ことにより、距離演算と並行して文字コードの読み出し
を行わせてもよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、認識
辞書の標準特徴パターンの読み出しあるいは距離演算と
同時ないし並行的に文字コードを読み出すことにより、
文字コード読み出し時間を見掛は上、マツチング処理時
間から排除し、マツチング処理を高速化することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る文字認識装置のマツチ
ング処理に関連した部分のブロック図、第２図は従来の
認識辞書構成の説明図である。 １・・・特徴パターンメモリ。 ２・・・アドレス発生部、　３・・・認識辞書格納部、
４・・・標準特徴パターンメモリ、 ５・・・文字コードメモリ。 ６．７・・・アドレス発生部、　８・・・距離演算部、
９・・・判定部、　１１・・・候補文字ソート部。 １２・・・制御部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）認識辞書の標準特徴パターンとそれに対応した文
   字コードとをそれぞれ独立に読み出し可能な別々のメモ
   リに格納し、標準特徴パターンの読み出しまたは距離演
   算と文字コードの読み出しとを同時または並行的に行う
   ことを特徴とする文字認識装置におけるマッチング方式
   。