JPH0255388B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0255388B2 JPH0255388B2 JP60141966A JP14196685A JPH0255388B2 JP H0255388 B2 JPH0255388 B2 JP H0255388B2 JP 60141966 A JP60141966 A JP 60141966A JP 14196685 A JP14196685 A JP 14196685A JP H0255388 B2 JPH0255388 B2 JP H0255388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blast furnace
- dust
- converter slag
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- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、高炉ガス清浄時に湿式集塵によつ
て回収した高炉湿ダストの利用方法に関する。 〔従来の技術〕 高炉湿ダストの利用法としては、例えば特開昭
57−60169号公報、特開昭59−13883号公報に記載
されているようにペレツト状に造粒し1250℃以上
で還元処理し脱Znして鉄分を回収する方法とか、
外熱を用いて乾燥してセメント原料とする方法が
提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 これらの従来の利用法は、いずれも高炉湿ダス
トの乾燥に外熱を使用して特別の処理を施すもの
であるためコスト高となり、左程経済的メリツト
が得られず、このため高炉設備において多量に発
生する高炉湿ダストは、そのまま設置された状態
にあり、利用率は極めて低いのが現状である。 この発明は、いままで実質的に未利用状態にあ
つた高炉湿ダストの利用法として、セメント原料
とするに当たつて、製鋼過程で発生する転炉スラ
グを使用して利用効率の向上を図るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、風化の進んでいない転炉スラグ砕石
を粉砕した直後に高炉湿ダストを加え混練し、そ
の際、表面に露出した活性度の高いCaOと高炉湿
ダストの水分との水和反応による発熱を利用する
ものである。 高炉湿ダストとCaOを含む塩基性粉末は、 CaO+H2O=Ca(OH)2+15.6kCal …(1) なる水和発熱反応が起こり、特に外部より熱を供
給することなく、混練中に水分の揮発、凝縮を起
こしダスト粒子間にある水分の分散を促進するこ
とができる。 そして、混合物中の転炉スラグ砕石は、混練中
に粉砕されることによつて、粒子内部に散在する
フリータイム(CaO)が表面に現出し、添加され
た高炉湿ダストの水分と接触し、常温化で前記(1)
の水和反応は更に進行する。生成したCa(OH)2
は、空気中のCO2と反応し、CaCO3として固定す
る結果、乾燥が進行して混練物はさらさらとなつ
て取扱い易くなる。しかもこの反応は短時間に進
行し能率的である。 また、本発明によつて得られたセメント原料は
セメント工場におけるキルンでの焼成に際して
は、高炉ダスト中のCが燃料源となり、さらに鉄
分はFeOとなり塩基性物質と反応して融点降下
し、クリンカ生成を助長し能率向上に寄与する。 以下実施例によつて本発明を説明する。 〔実施例〕 第1表に示す化学組成を有し、−125μmの粒子
を82.3%含む粒度構成を有し且つ水分含有量が28
重量%の高炉湿ダストと、水分含有量が0.8重量
%の転炉スラグを5mm以下に粉砕して得た転炉ス
ラグ粉とを第2表に示す混合割合で混合し、能力
500Kg/Hrのフレツトミルを使用して6分間混練
した。その後、各混合原料1tonを室内コンクリー
ト床にビニールシートを敷き、その上に上記混練
物を30cm高さ、幅50cmの堤状に積み上げ、1昼夜
経過後、5cmの厚さの表層を取り除き、底面まで
深さ25cm、直経20cmの円筒状に試料採集し水分測
定を行なつた。 第1図における実線は、同表に示す配合割合と
上記処理混合物中のフリー水分をプロツトしたも
のである。図中、点線は単に混合割合から計算し
た水分量を示す。本発明による配合物は、上記水
和反応の進行により、フリー水分の含有量は単な
る計算上の含有水分量と比較して減少しているこ
とが判る。そして、フリー水分が15重量%以下の
セメント原料としても最も適したものは、高炉湿
ダストと転炉スラグ粉との混合割合が略70:30の
ときに得られることが判る。 また、ついで、混合粉未を家屋床上高さ30cm以
内に敷きつめ24時間以上自然養生して後のフリー
水分の変化を調べた。第2図はこれによつて得た
上記各配合割合の混合物の養生日数とフリー水分
の含有量との関係を示す。同図から、いずれの配
合割合の場合でも、1日まではフリー水分の含有
量は比較的急速に減少するが、1日以降は略定常
状態を示すことが判つた。 この結果、上記混合物の1日以上経過したもの
は、安息角40°のホツパーで停滞無く排出するこ
とができる15重量%の含水量となり、セメント工
場へ運びだしてセメント原料を得ることができ
た。
て回収した高炉湿ダストの利用方法に関する。 〔従来の技術〕 高炉湿ダストの利用法としては、例えば特開昭
57−60169号公報、特開昭59−13883号公報に記載
されているようにペレツト状に造粒し1250℃以上
で還元処理し脱Znして鉄分を回収する方法とか、
外熱を用いて乾燥してセメント原料とする方法が
提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 これらの従来の利用法は、いずれも高炉湿ダス
トの乾燥に外熱を使用して特別の処理を施すもの
であるためコスト高となり、左程経済的メリツト
が得られず、このため高炉設備において多量に発
生する高炉湿ダストは、そのまま設置された状態
にあり、利用率は極めて低いのが現状である。 この発明は、いままで実質的に未利用状態にあ
つた高炉湿ダストの利用法として、セメント原料
とするに当たつて、製鋼過程で発生する転炉スラ
グを使用して利用効率の向上を図るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、風化の進んでいない転炉スラグ砕石
を粉砕した直後に高炉湿ダストを加え混練し、そ
の際、表面に露出した活性度の高いCaOと高炉湿
ダストの水分との水和反応による発熱を利用する
ものである。 高炉湿ダストとCaOを含む塩基性粉末は、 CaO+H2O=Ca(OH)2+15.6kCal …(1) なる水和発熱反応が起こり、特に外部より熱を供
給することなく、混練中に水分の揮発、凝縮を起
こしダスト粒子間にある水分の分散を促進するこ
とができる。 そして、混合物中の転炉スラグ砕石は、混練中
に粉砕されることによつて、粒子内部に散在する
フリータイム(CaO)が表面に現出し、添加され
た高炉湿ダストの水分と接触し、常温化で前記(1)
の水和反応は更に進行する。生成したCa(OH)2
は、空気中のCO2と反応し、CaCO3として固定す
る結果、乾燥が進行して混練物はさらさらとなつ
て取扱い易くなる。しかもこの反応は短時間に進
行し能率的である。 また、本発明によつて得られたセメント原料は
セメント工場におけるキルンでの焼成に際して
は、高炉ダスト中のCが燃料源となり、さらに鉄
分はFeOとなり塩基性物質と反応して融点降下
し、クリンカ生成を助長し能率向上に寄与する。 以下実施例によつて本発明を説明する。 〔実施例〕 第1表に示す化学組成を有し、−125μmの粒子
を82.3%含む粒度構成を有し且つ水分含有量が28
重量%の高炉湿ダストと、水分含有量が0.8重量
%の転炉スラグを5mm以下に粉砕して得た転炉ス
ラグ粉とを第2表に示す混合割合で混合し、能力
500Kg/Hrのフレツトミルを使用して6分間混練
した。その後、各混合原料1tonを室内コンクリー
ト床にビニールシートを敷き、その上に上記混練
物を30cm高さ、幅50cmの堤状に積み上げ、1昼夜
経過後、5cmの厚さの表層を取り除き、底面まで
深さ25cm、直経20cmの円筒状に試料採集し水分測
定を行なつた。 第1図における実線は、同表に示す配合割合と
上記処理混合物中のフリー水分をプロツトしたも
のである。図中、点線は単に混合割合から計算し
た水分量を示す。本発明による配合物は、上記水
和反応の進行により、フリー水分の含有量は単な
る計算上の含有水分量と比較して減少しているこ
とが判る。そして、フリー水分が15重量%以下の
セメント原料としても最も適したものは、高炉湿
ダストと転炉スラグ粉との混合割合が略70:30の
ときに得られることが判る。 また、ついで、混合粉未を家屋床上高さ30cm以
内に敷きつめ24時間以上自然養生して後のフリー
水分の変化を調べた。第2図はこれによつて得た
上記各配合割合の混合物の養生日数とフリー水分
の含有量との関係を示す。同図から、いずれの配
合割合の場合でも、1日まではフリー水分の含有
量は比較的急速に減少するが、1日以降は略定常
状態を示すことが判つた。 この結果、上記混合物の1日以上経過したもの
は、安息角40°のホツパーで停滞無く排出するこ
とができる15重量%の含水量となり、セメント工
場へ運びだしてセメント原料を得ることができ
た。
【表】
本発明は、従来未利用の状態で放置されていた
高炉湿ダストと微破砕転炉スラグの有効利用の途
を開くもので、しかも、セメント原料としても良
質のものが低コストで得られるという両面からの
メリツトは極めて大きい上、セメント工場におけ
る燃料原単位の低減、生産性の向上を図れるメリ
ツトもある。
高炉湿ダストと微破砕転炉スラグの有効利用の途
を開くもので、しかも、セメント原料としても良
質のものが低コストで得られるという両面からの
メリツトは極めて大きい上、セメント工場におけ
る燃料原単位の低減、生産性の向上を図れるメリ
ツトもある。
第1図は高炉湿ダストと転炉スラグとを混合し
たときの水和反応に基づく混合物中のフリー水分
の変化を示す図であり、第2図は混合後のフリー
水分の経時変化を示す図である。
たときの水和反応に基づく混合物中のフリー水分
の変化を示す図であり、第2図は混合後のフリー
水分の経時変化を示す図である。
Claims (1)
- 1 カーボンおよび水分を含む高炉湿ダストに風
化の進んでいないCaOを含む塩基性転炉スラグ粉
末を添加して混練した後24時間以上養生すること
により当該混練物の含水分を15重量%以下とする
セメント原料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60141966A JPS623053A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 高炉湿ダストを利用したセメント原料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60141966A JPS623053A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 高炉湿ダストを利用したセメント原料の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS623053A JPS623053A (ja) | 1987-01-09 |
JPH0255388B2 true JPH0255388B2 (ja) | 1990-11-27 |
Family
ID=15304265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60141966A Granted JPS623053A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 高炉湿ダストを利用したセメント原料の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS623053A (ja) |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP60141966A patent/JPS623053A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS623053A (ja) | 1987-01-09 |
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