JPH0254984A - マザーボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、複数のプリント基板が挿入できるコネクタ
を有し、それらコネクタ端子間を相互に接続したマザー
ボードに係り、更に詳しくはそのコネクタ端子間をツイ
スト伝送路で接続したマザーボードに関するものである
。

［従　来　例］ 従来、マザーボードは、例えば第３図に示す構成をして
いる。

図において、基板１にはコネクタ２の端子に対応して１
対のスルホール列３；４が対で配列されている。それら
スルホール列３；４と他のコネクタ５のスルホール列６
；７において、その１列のスルホール３，６同士は上記
基板１の一面（例えば裏面）に形成された直線状プリン
ト導体（破線）８にてそれぞれ結線され、他方の１列４
，７のスルホール同士はその他面（例えば表面）に形成
された直線状プリント導体（実線）９にてそれぞれ結線
される。このようにして、複数のコネクタを相互に接続
したマザーボードが一般的に利用されている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記マザーボードにおいては、コネクタ端子
間を相互に接続する直線状プリント導体８．９が平行に
配設されていても、そのプリント導体８，９に伝送され
る信号が低速度であったり、雑音の影響や波形歪の影響
等があまり問題とならない場合にはそれほど問題となら
ない。

しかしながら、上記マザーボードは、伝送する信号が高
速パルスである場合、雑音の影響が受は易く、そこでそ
のような雑音の影響が生じる個所には、上記直線状プリ
ント導体８，９を使用せずに、コネクタ２．５の端子間
をツイストペア線にて結線するようにしていた。そのツ
イストペア線の結線方法としては半田付けやワイヤラッ
ピングによるが、いずれも手作業に頼わざるを得す、製
造工程の効率低下、マザーボードの信頼性低下を招くと
い問題点があった。

この発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その
目的はツイストペア線をツイスト状のプリント導体をパ
ターン化することにより１作業効率の低下、信頼性の低
下を抑えることができるようにしたマザーボードを提供
することにある。

【課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、この発明は、２列の端子を
備えたコネクタを複数個有し、これらコネクタ端子間を
相互接続したマザーボードにおいて、上記コネクタ端子
が挿入される１対のスルホール列と他の１対のスルホー
ル列の間に、その１対のスルホール列間隔と同じ間隔の
スルホール列の対を所定間隔で複数個形成し、上記マザ
ーボードの一方の面においては上記１つのスルホール列
と２つ置いたスルホール列と、このスルホール列の１つ
前のスルホール列と２つ置いたスルホールとの関係にて
それらスルホール列のスルホール間を逆Ｓ字形プリント
導体にて順次結線し、上記マザーボードの他面において
は上記複数のＳ字形プリント導体を一つ置きに直線状プ
リント導体にて上記スルホール列のスルホールを介して
結線し、それら逆Ｓ字形プリント導体と直線状プリント
導体にて構成される伝送路導体を信号伝送方向から見て
螺旋状とし、これら螺旋状の伝送路にて上記コネクタ端
子間を相互に接続するようにしたものである。

［作　　用］ 上記構成としたので、マザーボードに設けられるコネク
タの端子間は、螺旋状のプリント導体にて接続される。

しかも、その螺旋状のプリント導体が２本毎に絡み合う
ように形成されるため、それら２本の螺旋状のプリント
導体はツイストペア線と同様のループを形成する。すな
わち、上記コネクタ端子間は全くツイストペア線にて相
互接続されたと同じとなり、その効果はツイストペア線
と変わることがない。

［実　施　例］ 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、図中、第３図と同一部分には同一符号を付し重複説
明を省略する。

第１図および第２図において、１対のスルホール列３；
４およびスルホール列６；７の間には所定間隔Ｓ毎にそ
れらと同じ間隔ｔのスルホール列１０；１１．１２；１
３．１４；１５がそれぞれ対で設けられている。

上記スルホール列３と２つ置いたスルホール列１１との
スルホール間は、基板１の一面（例えば表面）にて逆Ｓ
字形プリント導体１６により、他のスルホールと接触し
ないように結線される。さらに。

上記スルホール列１０と２つ置いたスルホール列１３゜
スルホール列１２とスルホール列１５、スルホール列１
４とスルホール列７のスルホール間は同様にそれぞれ逆
Ｓ字形プリント導体１６にて結線される。

また、上記スルホール列４と隣のスルホール列１０との
スルホール間は、基板１の他面（例えば裏面）にて直線
状プリント導体１７により結線される。

さらにスルホール列１１とスルホール列１２．スルホー
ル列１３とスルホール列１４．スルホール列１５とスル
ホール列６のスルホール間は同様にそれぞれ直線状プリ
ント導体１７にて結線される。

このようにして、各スルホール列のスルホール間が結線
されると、図の矢印Ａ方向から見て、逆Ｓ字形プリント
導体１６と直線状プリント導体１７にて構成されるプリ
ント導体は変形螺旋状となり。

しかも２つのプリント導体が絡み合う形となる。

さらに、第２図の斜線に示されるように、逆Ｓ字形プリ
ント導体１６と直線状プリント導体１７とにより形成さ
れたループはその面積が同じとなる。

なお、上記コネクタ２，５間のスルホール列の対は３つ
に限らない、また、そのスルホール列の対を奇数個にす
ればコネクタ２，５の同じ端子列同士（同一極性）で接
続することができる。

このように、コネクタ２，５の端子間が変形螺旋状のプ
リント導体にて結線されるので、従来のツイストペア線
による結線の場合と同じ効果を得ることができる。しか
も、その変形螺旋状のプリント導体にて形成されるルー
プは全て同じ形状であることから、従来のツイストペア
線による場合より雑音の影響を受は憎く、平衡回路の伝
送路として適したものが得られる。さらに、上記変形螺
旋のプリント導体はパターン化することができるので、
ツイストペア線の結線に際する半田付けやワイヤラッピ
ングの手作業工程が必要でなくなる。

なお、上記実施例では、コネクタ２，５間のスルホール
列の対が３つの場合について説明したが、その数を増減
した場合であっても同じ効果を得ることができる。その
場合、そのスルホール列の対を奇数個にすればコネクタ
２，５の同じ端子列同士（同一極性）で接続することが
できる。また、この実施例では２つのコネクタ２，５間
の接続について説明したが、それ以上のコネクタを接続
する場合であっても、全く同じである。

［発明の効果コ 以上説明したように、この発明のマザーボードによれば
、プリント基板が挿入されるコネクタ間を基板の両面に
て信号伝送方向より見て螺旋形となるプリント導体を形
成し、しかもその螺旋形のプリント導体の２本ずつがツ
イストされるので、コネクタ端子間の相互接続にツイス
トペア線を用いる必要がなくなり、ツイストペア線の半
田付けやワイヤラッピング作業を省くことができ、製造
工程の効率を上げることができ、しかも信頼性を向」ニ
させることができる。さらに、この発明のマザーボード
によれば、ツイストペア線と同様の効果を失うこともな
く、それ以上の効果を期待することができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すマザーボードの概略
的部分正面図、第２図は上記部分拡大図、３図は従来の
マザーボードの概略的部分正面図である。 図中、１は基板、２，５はコネクタ、３，４゜６．７は
コネクタ端子用のスルホール列、１０．１１゜１２、１
３．１４．１５は結線用のスルホール列、１６は逆Ｓ字
形プリント導体、１７は直線状プリント導体である。 特許出願人　　株式会社富士通ゼネラル代理人　弁理士
　　　大　原　　拓　化第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）２列の端子を備えたコネクタを複数個有し、これ
   らコネクタ端子間を相互接続したマザーボードにおいて
   、 前記コネクタ端子が挿入される１対のスルホール列と他
   の１対のスルホール列の間に、その１対のスルホール列
   間隔と同じ間隔のスルホール列の対を所定間隔で複数個
   形成し、前記マザーボードの一方の面においては前記１
   つのスルホール列と２つ置いたスルホール列と、このス
   ルホール列の１つ前のスルホール列と２つ置いたスルホ
   ールとの関係にてそれらスルホール列のスルホール間を
   逆Ｓ字形プリント導体にて順次結線し、前記マザーボー
   ドの他面においては前記複数のＳ字形プリント導体を一
   つ置きに直線状プリント導体にて前記スルホール列のス
   ルホールを介して結線し、それら逆Ｓ字形プリント導体
   と直線状プリント導体にて構成される伝送路導体を信号
   伝送方向から見て螺旋状とし、これら螺旋状の伝送路に
   て前記コネクタ端子間を相互に接続するようにしたこと
   を特徴とするマザーボード。