JPH0254966A - ポリシリコン薄膜トランジスタ - Google Patents

ポリシリコン薄膜トランジスタ

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JPH0254966A
JPH0254966A JP20614288A JP20614288A JPH0254966A JP H0254966 A JPH0254966 A JP H0254966A JP 20614288 A JP20614288 A JP 20614288A JP 20614288 A JP20614288 A JP 20614288A JP H0254966 A JPH0254966 A JP H0254966A
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JP
Japan
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substrate
layer
polysilicon
thin film
film
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JP20614288A
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Mario Fuse
マリオ 布施
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリシリコンを活性層とする薄膜トランジス
タに係り、特に蓄積型ポリシリコン薄膜トランジスタの
ドレイン電流のリークを低減させるための構成に関する
〔従来の技術〕
近年、薄膜トランジスタを駆動素子等に使用したフラッ
ト・パネル・デイスプレィやイメージセンサ等の各種の
画像入出力デバイスの開発が精力的に行われている。薄
膜トランジスタを用いることにより、大面積化が容易で
あること、低価格化が実現されること、駆動素子を画像
入出力素子の近くに配置出来るため、配線容量の影響を
受けに(いなどの利点があげられる。
これは、大画面のフラット・パネル・デイスプレィでは
、致方から数十万の画素に対応して、同数のスイッチン
グ・トランジスタが必要となるが、薄膜トランジスタを
用いることによってこれを同時に形成することが可能で
ある。これはF4膜トランジスタの製造プロセスが大面
積にわたって形成可能であることによる。一方、ICプ
ロセスは大口径基板(例えば5吋ウェハ、8吋ウェハ等
)に対応しつつあるとはいえ、ページ・デイスプレィや
ページ・スキャナ等大面積画面に対応するには程遠い。
また薄膜トランジスタの製造工程が低温工程であるため
、例えばコーニンググラス社製の商品番号コーニング7
059等の安価なガラス基板が使用可能であること、さ
らに同一工程で全トランジスタが大面積基板上に形成さ
れるため、低価格化が可能となる。ICチップを外付け
あるいは基板上に実装していては、Icチップのコスト
及び実装コストは基板面積に比例して増加するため、コ
スト高は必至である。
薄膜トランジスタには通常、アモルファス・シリコン層
を可動キャリアが走行する活性層として用いるアモルフ
ァス・シリコン薄膜トランジスタとポリシリコン層を活
性層とするポリシリコン薄膜トランジスタがffl!さ
れている。
アモルファス・シリコン薄膜トランジスタは液晶デイス
プレィや直線状の一次センサであるリニア・イメージセ
ンサ等に応用されている。しかし、アモルファス・シリ
コン中のキャリアの移動度は高々l d / V s 
e cであるため、駆動電流はlo−6〜10−’Aと
余り大きくとれない。従って、この薄膜トランジスタの
応用範囲は制限され、集積化を困難にしている。
一方、ポリシリコン中のキャリアの移動度は、結晶化プ
ロセスの最適化により、100cj/Vsec、まで可
能となり、アモルファス・シリコンのそれに比べて2桁
以上多い駆動電流を得ることができる。これにより液晶
デイスプレィやイメジセンサの高解像度化を容易にする
だけでなく、大電流及び大電圧を要するE L D (
Electro Lum1nescent Displ
ay)駆動用、感熱ヘッド駆動用にも応用出来ることに
なる。
これは最近ポリシリコンあるいはアモルファス・シリコ
ンへのセルフ・インプランテーション(Self−4@
plantation)とその後の結晶化アニールによ
って、アモルファス・シリコンをポリシリコンへ変換し
たり、ポリシリコン自身の粒径(グレイン径)が1桁以
上増大することが明らかになったことによる(例えば、
Journal of Applied Physic
s57、No 12、pp5169−5175.198
5参照)。この技術を用いることによって前述の高い移
動度を有するポリシリコンを得ることができる。
ところで、薄膜トランジスタには、ゲート電極下の活性
層表面に、該活性層と同一導電型層を設ける蓄積型(a
ccuwlation−mode)薄膜トランジスタと
、ゲート電極下の活性層表面に、該活性層と反対導電型
の不純物を導入する反転型(Inversi。
n−mode) ’ii!膜トランジスタがある。
ポリシリコン薄膜トランジスタの場合、蓄積型の方が駆
動電流が多くとれ、闇値電圧も小さいことが報告されて
いる。
第8図は従来の蓄積型Pチャネルポリシリコン薄膜トラ
ンジスタの1例の断面図である。
第8図において、1はシリコン基板、2はシリコン熱酸
化膜、3はポリシリコン層で、ゲート電極下でノンドー
プあるいは低濃度にポロン(B)がドープされている。
5はゲート絶縁膜、6はゲート電極、7はポリシリコン
層に形成されたP。
型ソース領域、8は同様に形成されたドレイン領域であ
る。
ここで用いる基板はある程度耐熱性があり、絶縁性の材
料なら、何でもよ(熱酸化したシリコン基板に向わらな
い。
ポリシリコン層3はポリシリコンあるいはアモルファス
・シリコンにSi′″イオンをイオン注入した後、60
0〜700℃でアニールして再結化したものを用いる。
これにより、ポリシリコンの粒径は1μ以上となり、S
11イオンをイオン注入しないで、再結晶化したポリシ
リコン層に比較して、移動度の大幅な向上がみられる。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、蓄積型ポリシリコン薄膜トランジスタはリー
ク電流が大きいという問題点がある(例えばrEEE 
Transactions on Electron 
Devices 。
vol、 HD−32、No2.1985年2月pp2
58〜281参照)。
第4図に蓄積型p−チャネル薄膜トランジスタのソース
電極は接地され、ドレイン電極に■、=10Vの電圧を
印加した場合のドレイン電流1、とゲート電圧■6の関
係を示す。
第4図の実線1は、第8図に示す構造の薄膜トランジス
タのドレイン電流を示し、ゲート電圧V。=0あるいは
正の時、ドレイン電流+’o(即ち、リーク電流)は1
0−”A程度と大きく実用上問題が多い、即ち、ゲート
電圧V * = Oの時のリーク電流が大きいと、スイ
ッチングのオン/オフ比を悪くするばかりでなく、VG
=OからVG=VTh(闇値電圧)までのサブ・スレッ
ショルド領域でのドレイン電流1.の立ち上りを悪くし
、スイッチング速度の低下を招く。
このゲート電圧V、=Oの時のリーク電流の主要な原因
は、種々の実験から、基板(第8図の例ではシリコン基
板1)側の酸化シリコンPs、2に捕獲された負電荷に
よるものと判断される。
第9図に蓄積型p−チャネル薄膜トランジスタにおける
基板側界面のエネルギー・バンド図を示す。通常は接地
されている基板側の酸化シリコン膜(バック・ゲート酸
化膜)2中に捕獲された負電荷のため、ポリシリコンの
基板側のエネルギー・バンドは上側に湾曲(band 
bending)する。その結果正札がポリシリコンと
基板との界面に蓄積される。この蓄積した正孔がソース
・ドレイン電極間の電界によりドリフトしてドレイン電
極に集まるため、リーク電流が流れるものと考えられる
第4図の破線2は、基板側に電極を設け、このゲート電
極(バック・ゲート電極という)にvGll−−10V
を印加した場合の1.と■。の関係を示す。この場合に
はバック・ゲート酸化膜内の負電荷及び外部からの印加
した電界VGIにより、ポリシリコン層3の基板側のエ
ネルギー・バンドを故意に上側に湾曲させたため、より
多(の正孔が蓄積される。
その結果、ゲート電圧■6=0でも1O−hAA程度1
1、即ちリーク電極が流れている。
従って、リーク電流を少なくするには、ポリシリコン層
3と、シリコン基板1との界面に蓄積される正孔を空乏
化させればよいことになる。そこで第10図に示すごと
く基板側のバック・ゲート電極にVGII= +−10
Vの電圧を印加して、バック・ゲート電極側のフェルミ
レベルを下げで、ポリシリコン層3の基板側エネルギー
・バンドを下側に湾曲させる。この場合のドレイン電流
1.とゲト電圧vGの関係は第4図の点線3で示す如(
になる。予想通り、リーク電流の大幅な減少がみられる
以上の如(、リーク電流の原因は明らかになったが、バ
ック・ゲート電極による基板側ポリシリコン層のエネル
ギー・バンドベンディングのコントロールは、ガラス基
板を用いた場合、ガラス基板上にこのバック・ゲート電
極を構成するために後述の如き余計なプロセス・ステッ
プが必要となり好ましくない。
これは通常用いられるガラス基板は、例えば500μ程
度の如く非常に厚く、このガラス基板上のポリシリコン
層3と反対側に、バック・ゲート電極を形成するための
加工が困難であるのみならず、ガラス基板を介してバッ
ク・ゲート電極によって、基板側ポリシリコン層3のエ
ネルギー・バンドをコントロールするには、例えば数十
KV程程度非常に高い電圧を必要とし、実用的でない。
また、ガラス基板のポリシリコン側の表面にバック・ゲ
ート電極を形成し、これに例えば数1000人程度0厚
さの酸化シリコン膜を被覆し、これを介して活性層とな
るポリシリコン膜を形成することもできる。しかし、こ
れはプロセス的に工程数が多く好ましくない。
従って、本発明の目的は、蓄積型ポリシリコン薄膜トラ
ンジスタにおいて、リーク電流、特にゲート電圧をかけ
ない場合のリーク電流の低減を実現するための構造を従
供するものであり、特にバック・ゲート電極を用いずに
、基板側ポリシリコン層のエネルギー・バンド・ベンデ
ィングのコントロールを行うものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、上記
目的を達成するために、蓄積型ポリシリコン薄膜トラン
ジスタのポリシリコン層と基板との界面にカウンター・
ドープ層を設けるものである。
カウンター・ドープ層とは蓄積型p−チャネル・トラン
ジスタではリン(P)、砒素(As)、アンチモン(S
b)などのn型不純物でドーピングを行い、蓄積型n−
チャネル・トランジスタでは、硼素(B)、アルミニウ
ム(AIり、ガリウム(Ga)、インジウム(I n)
等のp型不純物でドーピングを行って形成された層であ
る。
ポリシリコン層の基板側界面にガウンター・ドブ層を形
成することにより、常にポリシリコン層の基板側界面の
正孔を空乏化することが出来、バック・ゲー、ト電極を
用いずにリーク電流の低減を図ることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第4図について説明する。
第1図はSiを基板として用いた本発明の蓄積型ポリシ
リコン薄膜トランジスタの断面構成図、第2図は本発明
の構造の基板側の界面のエネルギー・バンド図、第3図
は製造工程説明図、第4図はドレイン電流−ゲート電圧
の関係図である。
第1図、第3図において、lはシリコン基板、2は酸化
シリコン膜、3はポリシリコン層(チャネル部)、4は
カウンター・ドープ層、5はゲート酸化膜、6はゲート
電極、7はソース領域、8はドレイン領域、9は酸化シ
リコン膜、10は電極をそれぞれ示す。
第1図に示す如く、本発明においては、ポリシリコン層
3のシリコン基板1例の界面にn型のカウンター・ドー
プ層4が存在する。
第2図から明らかな如く、ポリシリコン層3とシリコン
基板1との界面に、n型にドーピングしたカウンター・
ドープ層4を設けたことにより、基板側酸化シリコン膜
2中に捕獲された負電荷は、正にイオン化したドナーで
中和されている。
ポリシリコン層3の基板側のエネルギー・バンドは上側
に湾曲しているが、可動正孔は空乏化している。
次に第3図によって本実施例の蓄積型p−チャネル薄膜
トランジスタの製造工程を説明する。
(1)  シリコン基板1上に熱酸化による酸化シリコ
ン膜2を約1000人成長させた。この厚さは10V程
度の低電圧でシリコン基板l@の界面を空乏化できるよ
うに選んだ。
次に減圧CVD法により、580℃の成長温度でポリシ
リコン膜3を約1000人の厚みだけ酸化シリコン膜2
上に堆積した。一般に減圧CVD法を用いると、580
℃ではシリコン膜はアモルファスになると知られている
が、X線回折により、このポリシリコン膜3は、(11
1)方位に優先配向した多結晶であることがわかった。
次にポリシリコン膜3に、110KeV、4×10Is
/Cm!の条件で、Si”イオンを注入した(第3図(
a)参照)。
(2)続いてこのポリシリコン膜3に75KeV、5 
X 10 ”/C1iの条件で、n型不純物であるP4
イオンの注入を行った。これが、本発明のカウンター・
ドーピングである。その後窒素雰囲気中で600℃、3
7時間のアニールを行って、シリコン膜を再結晶化させ
た。と同時にポリシリコン層3′の基板側にリンがドー
プされたカウンタドープ層4が形成され、これによって
、ポリシリコン層3の基板側界面の正孔の空乏化が実現
される(第3図(b)参照)。
(3)次に減圧CVD法により酸化シリコン膜5を約1
000人の厚みだけ、続いて、減圧CVD法により、ポ
リシリコン膜6′を約4000人の厚みだけ、前記ポリ
シリコン膜3上に堆積させた。
その後、該ポリシリコンg!6′にPOCI 3をドー
プして、高濃度にリンをドープした(第3図(c)参照
)。
(4)リンドープされたポリシリコン層6゛をドライエ
ツチングによりパターニングして、ゲート電極6を形成
した(第3図(d)参照)。
(5)ゲート電極6上に図示省略したフォトレジストを
用いて、ゲート酸化シリコン膜5を通してB°イオンを
注入して、ソース領域7、ドレイン領域8を形成した。
B゛イオンして、BFsp”を用い、130KeV、2
X10”/cjの条件でイオン注入を行った(第3図(
e)参照)。
(6)次いで約7000人の厚みの酸化シリコン膜9を
堆積した後、950℃で30分間、窒素雰囲気中でアニ
ールを行い、イオン注入したドーパントの活性化を行っ
た(第3図Cr)参照)。
(7)続いて、ソース、ドレインおよびゲート電極のコ
ンタクトホール用の六開けを、ドライエツチングにより
行った(第3図(g)参照)。
(8)Si含有量1%のAj!−5i’合金のスパッタ
リングにより、メタライゼーションを行った後、ソース
、ドレインおよびゲート電極等のノでターニングをし、
最後にフォーミングガス中で450℃30分間のシンタ
リングを遂行し薄膜トランジスタを完成する(第3図(
h)参照)、ただしこれは第1図と同様のものである。
プロセス終了後、ドレイン電流とゲート電圧の関係を測
定したところ、バック・ゲート電圧(V■)=0である
にもかかわらず、−点鎖線4の如く、ゲート電圧■。=
0の時のリーク電流が十分減少した。さらに、ゲート電
圧■6=0から閾値電圧までのサブシュレッショルド領
域でのドレイン電流の立ち上りも良好で、スイッチング
速度も十分速いものが得られる。
なお、本実施例においてはカウンター・ドープ層の形成
を不純物のイオン注入とアニールによって行っているが
、本発明はこれに限られず、他の方法によっても形成す
ることが出来る。
第5図〜第7図によって他の方法を説明する。
第5図では、カウンター・ドーパントとしてPを用いる
場合、シリコン基板l上に活性層を提供するポリシリコ
ン膜の形成前に、P S G (Phosph。
5ilicate Glass) 14で基板表面を被
覆しておく(第5図(a)参照)。
次にポリシリコン膜3を形成後、該ポリシリコンWA3
へのSi3イオン注入後の再結晶化のための低温アニー
ルを行う。その後、高温アニールにより、PをPSGか
らポリシリコン膜中へ拡散させる。この場合のアニール
法は急速熱アニール(Rapid Ther@o An
neal)を用い、短時間にアニールを行い、拡散距離
を長(しないものが選ばれる(第5図(b)参照)、。
この方法はカウンター・ドーパントをそれ自身の中に含
有する絶縁物で基板表面を被覆した後、Si+イオン注
入後のアニールにより、カウンタドーパントをポリシリ
コン膜中へ拡散させるものである。
また第6図に別の方法を示す。予め基板l内へカウンタ
ー・ドーパントとしてP1イオンをイオン注入により打
ち込んでおく (m6図(a)参照)。
次いで、ポリシリコン層3を堆積後、結晶化アニール時
に拡散させる(第6図(b)参照)。
さらに第7図の方法は、シリコン基板上に、カウンター
・ドーパントをその場ドープ(in−sttudopi
ng) したポリシリコン膜24を薄く堆積させておく
ものである。Ipち、酸化シリコン膜2を有するシリコ
ン基板上に、SiとPを含むガス例えばSiH4+PH
3或いは5i2Ha+PHs中でCVD法でPをドープ
したSi層24を薄く堆積する(第7図(a)参照)。
次いで、CVD法に用いるガスをシランのみにしてポリ
シリコン層3を堆積し、アニールにより再結晶化する(
第7図(b)参照)。
この場合、その場ドープしたポリシリコン層はノン・ド
ープポリシリコン層にPを熱拡散したりイオン注入する
ことによっても形成できることは云までもない。
上記の実施例では、ポリシリコン層を形成する基板とし
て、シリコン基板を用いた例について説明したが、耐熱
性のある絶縁基板であれば、使用可能であり、例えば、
石英基板やフーニンググラス社の商品番号、コーニング
1729、コーニング7059等のガラス基板を用いる
ことも出来る。
なおガラス基板を用いる場合は基板からの不純物侵入を
防ぐため基板表面を酸化シリコン酸で被覆しておくこと
が望ましい。
さらに、他の構成要素(ゲート絶縁膜、ゲート電極、保
護膜、電橋配wA)に用いる材料についても同様で、使
用可能な他の材料を用いることが出来る。
ポリシリコン膜の堆積方法も常圧CVD法、・プラズマ
CVD法、スパッタリング法、加熱蒸着法等が利用でき
る。但し、ポリシリコン膜の再結晶化法はシリコン膜へ
のS11イオン注入とその後のアニールによる。その際
、例えば580℃以下の低温で成長したアモルファスシ
リコン膜を再結晶化してポリシリコン膜としてもよい。
また、蓄積型n−チャネル薄膜トランジスタのカウンタ
ー・ドープ層の形成は、基板側の酸化シリコン膜中に捕
獲された負電荷によるエネルギー・バンドの湾曲のため
、界面では電子が既に空乏化しているので、必要ないよ
うに思われるが、負電荷量の変動を考慮して、完全な空
乏化を保証する意味で、カウンター・ドープ層の形成は
有効である。
〔発明の効果〕
本発明の構成にすることにより、蓄積型ポリシリコン薄
膜トランジスタにおいて、特にゲート電圧を印加しない
状態の時に流れるリーク電流の低減を図ることが出来た
特にバック・ゲート電圧を印加することなく、リーク電
流を低減し、スイッチング特性を向上することが出来る
ので、基板としてガラス基板等、安価で厚い基板も用い
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成説明図、第2図は本発
明の構造の基板側界面のエネルギー・バンド図、 第3図は本発明の一実施例の製造工程説明図、第4図は
ドレイン電流−ゲート電圧の関係図、第5図〜第7図は
本発明の他の製造工程説明図、第8図は従来例説明図、 第9図は従来例の基板側界面のエネルギー・ハンド図、 第10図は他の基板側界面のエネルギー・バンド図であ
る。 1− シリコン基板、 2〜酸化シリコン膜、 3−ポリシリコン層、 4−カウンター・ドープ層、 5−ゲート酸化膜、 6−ゲート電極、 7− ソース領域、 8− ドレイン領域。 特許出願人 富士ゼロックス株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、基板上に設けた第1の酸化膜と、前記第
    1の酸化膜上に形成した2つに分かれた第1の導電型部
    と、前記2つに分かれた第1の導電型部の間のチャネル
    部と、前記第1の導電型部と前記チャネル部の上部に形
    成した第2の酸化膜と、前記チャネル部の前記基板側境
    界部にカウンタードーピングにより形成した第2の導電
    型部と、前記第2の酸化膜のチャネル部上に設けたゲー
    ト電極部とを具備することを特徴とするポリシリコン薄
    膜トランジスタ。
JP20614288A 1988-08-19 1988-08-19 ポリシリコン薄膜トランジスタ Pending JPH0254966A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6982460B1 (en) 2000-07-07 2006-01-03 International Business Machines Corporation Self-aligned gate MOSFET with separate gates

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