JPH0254207A - 光合分波器 - Google Patents

光合分波器

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JPH0254207A
JPH0254207A JP20595288A JP20595288A JPH0254207A JP H0254207 A JPH0254207 A JP H0254207A JP 20595288 A JP20595288 A JP 20595288A JP 20595288 A JP20595288 A JP 20595288A JP H0254207 A JPH0254207 A JP H0254207A
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JP
Japan
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optical
lens
light
face
demultiplexer
Prior art date
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Application number
JP20595288A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Kato
邦治 加藤
Norio Nishi
功雄 西
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH0254207A publication Critical patent/JPH0254207A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4246Bidirectionally operating package structures

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、小型にして簡易な構造を有する光合分波器に
関するものである。
(従来の技術) 干渉膜フィルタの波長選択特性は、その主面への光入射
角度が垂直から大きく外れた範囲では偏波依存性が大き
くなる。そこで、波長分割多重伝送システム用光合分波
器に干渉膜フィルタを適用する場合、空気から干渉膜フ
ィルタへの光入射角度が約90±23度以内となるよう
に設定される場合が多い。従って、干渉膜フィルタから
の反射光は光軸に対して約46度以内の傾きとなり、入
射ボートと反射ボートが接近するため、部品の配置が困
難となる場合が多い。
この欠点を解決するため、従来の光合分波器では、干渉
膜フィルタを多角形プリズムの一面に接着し、他の面に
平面反射器を設け、干渉膜フィルタで反射された入射光
をこの平面反射器で再度反射し、入射光に対して垂直な
方向に取り出すようにしていた。
第2図は、従来のこの種の光合分波器を示す断面図であ
る。第2図において、1は光ファイバ、2は光ファイバ
1を保持、固定したフェルール、3はフェルール2を保
持したフェルールホルダ、4はファイバ結合用分布屈折
率レンズ(以下、ファイバ用レンズと称す)、5はレー
ザダイオード(以下、LDと称すン、5はLD5が搭載
されたLD搭載用ステム、7はLD用窓付キャップ、8
はその一面がLD5の光出射端面と対向するように配置
されたLD結合用分布屈折率レンズ(以下、LD用レン
ズと称す)、9はLD搭載用ステム6カ固定され、かつ
LD用レンズ8を保持したレンズホルダ、10はフォト
ダイオード、11はフォトダイオード10が搭載された
フォトダイオード搭載用ステム、12はフォトダイオー
ド用窓付キャップ、13はその一面がフォトダイオード
1゜の受光面と対向するように配置されたフォトダイオ
ード結合用分布屈折率レンズ(以下、フォトダイオード
用レンズと称す)、14はフォトダイオード搭載用ステ
ム11が固定され、がっフォトダイオード用レンズ13
を保持したレンズホルダ、15は合分波器ホルダである
前記ファイバ用レンズ4とレンズボルダ9とは、ファイ
バ用レンズ4とLD用レンズ8とが互い対向して光軸が
ほぼ一致するように合分波器ホルダ15に配置、固定さ
れている。レンズボルダ14は、フォトダイオード用レ
ンズ13の光軸がファイバ用レンズ4及びLD用レンズ
8の光軸と直交するように、またフェルールホルダ3は
ファイバ用レンズ4の一面とフェルール2の端面、即ち
、光ファイバ1の光入出射端面とが対向するようにそれ
ぞれ合分波器ホルダ15に固定されている。
16はファイバ用レンズ4とLD用レンズ8との間に配
置された五角形プリズムで、ファイバ軸と直交する面1
6aにはファイバ用レンズ4の他面が接着固定されてい
る。この面16aと対向しファイバ軸に垂直な面に・対
して15度(空気中で23度)の角度をもって形成され
た傾斜面16bには第1の干渉膜フィルタ17の一面が
接着固定されている。面16aと隣接し、ファイバ軸方
向と30度の角度をもって形成された面16cには、第
1の干渉膜フィルタ17で反射された光を再度反射する
平面反射器18が配置されている。面16aと直交しか
つ隣接する面16dには平面反射器18の反射光路に第
2の干渉膜フィルタ19の一面が接着固定されている。
さらに、第1の干渉膜フィルタ17の他面には、三角プ
リズム20の傾斜面が接着固定され、この三角プリズム
20の傾斜面と対向する面はLD用レンズ8の他面に接
着固定されている。
このような構成を有する光合分波器においては、フェル
ール2の光ファイバ1に入射した光は、ファイバ用レン
ズ4で平行光束に変換され、五角形プリズム16を通過
して、第1の干渉膜フィルタ17に入射する。ここで、
第1の干渉膜フィルタ17の阻止波長帯域に該当する波
長成分は反射されて、平面反射器18に導がれ、この平
面反射器18で再度反射されて、光の入射方向とは垂直
な方向に導かれる。さらに、この反射光は、第2の干渉
膜フィルタ19で不要な波長成分を除去された後、フォ
トダイオード用レンズ13で収束されて、フォトダイオ
ード10に到達する。
一方、LD5から出射した光は、LD用レンズ8で平行
光束に変換され、次いで三角プリズム20でこの平行光
束の光軸がファイバ軸と平行にされた後、第1の干渉膜
フィルタ17に入射する。
ここで、第1の干渉膜フィルタ17の通過波長帯域に該
当する波長成分の光は、五角形プリズム16を通過した
後、ファイバ用レンズ4で収束され、光ファイバ1の光
入出射端面上に結像する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記光合分波器によれば、光路変換用に
五角形プリズム16、三角プリズム20のような特殊な
形状を有する光学部品が必要となり、かつ、これらの光
学部品中を通過する光路長が長くなるため、光ファイバ
1から入射した光をファイバ用レンズ4で平行光束に変
換した後、光学部品に導く必要があり、部品点数の増加
、構造の複雑化並びに大型化を招くという問題点があっ
た。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、特殊な形状の光学
部品等を必要とすることなく、簡易な構造で簡易組立て
が可能な小型の光合分波器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)では、所定の長
さを有する筒状の保持部材と、該保持部材の両端面間に
保持、固定された集光用レンズと、光入出射端面が前記
レンズの一面側に対向するようにファイバ保持部材に保
持された光ファイバと、光出射端面が前記レンズの他面
側に対向するように支持基板に支持された第1の光半導
体素子と、前記レンズと前記第1の光半導体素子との間
に前記レンズによる光の光軸に垂直な面に対して所定角
度をもって配置された干渉膜フィルタと、前記光ファイ
バからの出射光の前記干渉膜フィルタによる反射光を受
光する第2の光半導体素子とを備え、前記レンズの主面
から前記光ファイバの光入出射端面までの距離と、前記
レンズの主面から前記第1の光半導体素子の光出射端面
までの距離の比をほぼ1に設定した。
また、請求項(2)では、前記光ファイバの光入出射端
面を所定の位置に保持する前記ファイバ保持部材の基準
面を前記保持部材の一端面に密着、固定し、かつ前記第
1の光半導体素子の光出射端面を所定の位置に保持する
前記支持基板の基準面を前記保持部材の他端面に密着、
固定した。
(作 用) 請求項(1)または請求項(2)によれば、ファイバ保
持部材に挿入、固定された光ファイバの光入出射端面か
ら出射した光は、集光用レンズを透過した後、収束光と
なって干渉膜フィルタに入射する。ここで、干渉膜フィ
ルタの阻止波長帯域に該当する波長成分の光は反射され
、この反射光が第2の光半導体素子で受光される。
一方、第1の光半導体素子の光出射端面から出射した光
は、干渉膜フィルタの通過波長帯域に該当する波長成分
の光のみが、この干渉膜フィルタを通過し、さらに集光
用レンズにより収束光にされて、光ファイバの光入出射
端面に結像される。
また、請求項(1)では、集光用レンズの主面から光フ
ァイバの光入出射端面までの距離と、集光用レンズの主
面から第1の光半導体素子の光出射端面までの距離の比
をほぼ1となるように、保持部材と支持基板が配置され
て、集光用レンズの固定位置の設定誤差による光結合効
率への影響が防止される。
さらに、請求項(2)では、光ファイバの光入出射端面
を所定の位置に保持するファイバ保持部材の基準面が保
持部材の一端面に密着、固定され、かつ第1の光半導体
素子の光出射端面を所定の位置に保持する支持基板の基
準面が保持部材の他端面に密着、固定されることにより
、集光用レンズの主面から光ファイバの光入出射端面ま
での距離と、集光用レンズの主面から第1の光半導体素
子の光出射端面までの距離の比がほぼ1となるように設
定され、集光用レンズの固定位置の設定誤差による光結
合効率への影響が防止される。
(実施例) 第1図は、本発明による光合分波器の一実施例を示す断
面図である。図中、21は所定の長さを有する筒状の合
分波器ホルダ(保持部材)で、軸方向中心部には図面に
向ってほぼ上半分を後記するフェルール26の外径とほ
ぼ同一の径となした小径孔22aと、下半分を小径孔2
2aより大きな径となした大径孔22bからなる貫通光
路22が形成され、かつこの貫通光路22の大径孔22
bの側部には階段状となした開口部23が形成されてい
る。24は大径孔22bの径とほぼ同一の直径を有する
集光用の球レンズで、貫通光路22の大径孔22bの小
径孔22aとの境界部に保持、固定されている。
25は光ファイバ、26は光ファイバ25が挿入された
フェルールで、光ファイバ25の光入出射端面25aと
フェルール26の先端面とが一致するようになっている
。27はフェルール26の後端部を保持したフェルール
ホルダである。フェルール26並びにフェルールホルダ
27は、以下のように組立てられてファイバ保持部材を
構成する。即ち、フェルール26の先端側が合分波器ホ
ルダ21の一端面21aから貫通光路22の小径孔22
aに挿入され、光ファイバ25の光入出射端面25aを
貫通光路22の軸方向に対して所定の位置に保持するた
めの基準面となるフェルールホルダ端面27aと合分波
器ホルダ21の端面21aとが当接した状態で、ろう付
けあるいは溶接等の手段により密着、固定される。
28はLD(第1の光半導体素子)、29はLD28が
搭載されたLD搭載用ステム(支持基板)、30はLD
用窓付キャップ、31はキャップ30の窓30aに配置
された第1の干渉膜フィルタで、合分波器ホルダ21の
貫通光路22の軸に垂直な面に対して22.5度の角度
をもって取り付けられている。これらの部材からなるL
D搭載用ステム29はキャップ30が合分波器ホルダ2
1の他端面21bから貫通光路22の大径孔22bに挿
入され、LD28の光出射端面28aを貫通光路22の
軸方向に対して所定の位置に保持するための基準面29
aと合分波器ホルダ21の他端面21bとが当接した状
態で、ろう付けあるいは溶接等の手段により密着、固定
されている。
32は第1の干渉膜フィルタ31で反射された反射光を
受光するフォトダイオード(第2の光半導体素子)、3
3はフォトダイオード32が搭載されたフォトダイオー
ド搭載用ステム、34はフォトダイオード用窓付キャッ
プ、35はキャップ34の窓34aに配置された第2の
干渉膜フィルタで、第1の干渉膜フィルタ31の反射光
の光軸に垂直な面に対して22.5度の角度をもって取
り付けられている。これらの部材からなるフォトダイオ
ード搭載用ステム33は、ステムホルダ36に嵌合され
て固定され、ステムホルダ36が合分波器ホルダ21の
開口部23に固定されている。
さらに、前述したように、貫通光路22の軸方向に対し
て所定の位置に保持された光ファイバ25の光入出射端
面25a及びLD28の光出射端面28aと球レンズ2
4の配置関係は、光ファイバ25の光入出射端面25a
から球レンズ24の主面(レンズ中心)までの距離と、
この球レンズ24の主面からLD28の光出射端面28
aまでの距離の比がほぼ“1”を満足するように各部材
の寸法が設定されている。このように設定し、構成する
ことにより、球レンズ24の固定位置の設定誤差が、通
常の設定容易な誤差範囲の100μm程度であったとし
ても、光結合効率に対してほとんど無影響にできる。そ
のメカニズムを、第3図並びに第4図に基づいて以下に
説明する。
第3図は、光ファイバ25、球レンズ24とLD28が
所望の理想位置に配置された状態を示しており、図中、
Zpは光ファイバ25の光入出射1面25aから球レン
ズ24の主面(レンズ中心)24aまでの距離、ZLD
はこの主面24aからしD28の光出射端面28aまで
の距離を表している。第1図の構成においては、フェル
ールホルダ端面27aは合分波器ホルダ21の一端面2
1aに密着、固定され、LD搭載用ステム29の基準面
29aは合分波器ホルダ21の他端面21bに密着して
いることから、距離Z と距離ZLDとの和(Z、+Z
LD)は、合分波器ホルダ21の長さで決定できる。こ
の所定の長さを有する合分波器ホルダ21に、球レンズ
24を保持、固定する場合、実際には設定誤差が生じる
。図中、−点鎖線で示す光軸の右方向を正方向とし、設
定誤差を(−)ΔZRとすると、理想位置に対する光フ
ァイバ25の相対的な位置変動量ΔZ はΔZp−ΔZ
nであり、LD28の相対的な位置変動量ΔZ はΔZ
 −ΔZ となり、ΔZp−ΔZLDP      L
D      it の関係を満足する。ここで、球レンズ24の設定誤差が
正方向にΔZflのときは、光ファイバ25とLD28
は、それぞれ負の方向に位置変動した事と等価となり、
それぞれの位置変動量の関係はく−)ΔZ  −(−)
Z、、となる。
第4図は、球レンズ24として2,5龍Φのレンズを適
用した場合の、光結合効率の1dB劣化分に対する、上
記光ファイバ25並びにLD28の位置変動量ΔZ、と
ΔZLDの特性図である。第4図中Aで示す曲線は、第
1図の構成(球レンズ24の像倍率1程度、光結合効率
5%)の、最適光結合効率に対して1dB劣化時の等効
率曲線を示している。また、球レンズ24の設定誤差に
よる光ファイバ25とLD28の位置変動量ΔZFとΔ
zLDの関係は、前述のようにΔZp−ΔzLDの直線
となる。
第4図から明らかなように、第1図の構成による光合分
波器の等効率曲線Aは、ΔZp−ΔZLDの直線を包含
する特性を有するため、球レンズ24の設定誤差に対す
る光結合効率の劣化は極めて少ない。ちなみに、光結合
効率1dB劣化許容時の球レンズ24の設定誤差は±2
50μm250μm程通常の設定容易な誤差範囲の10
0μm程度では、光結合効率に対してほとんど無影響に
できることがわかる。さらに、1dB劣化時の等効率曲
線AがΔ2−ΔzLDの直線に対して縦軸、横軸の両方
向に±50〜70μm程度の余裕があるため、貫通光路
22の軸方向、即ち光軸方向の他の誤差要因となる、光
ファイバ25あるいはLD28の位置設定誤差(それぞ
れ±20〜30μm)や合分波器ホルダ21の長さ誤差
(±10μm)があったとしても、はとんど最適光結合
効率に対して1dB劣化以内で、光軸方向に関する調整
を行なうことなく組立てが可能となっている。
なお、光軸に垂直な方向に関する調整は、球レンズ24
並びにフェルールホルダ27を合分波器ホルダ21に固
定した後、LD搭載用ステム29の基準面29aを合分
波器ホルダ21の他端面21bに当接し密着した状態で
2軸調整を行ない、最大結合が得られた時点でステム2
9を合分波器21の他端面21bに固定することにより
完了する。また、光結合効率の1dB劣化を許容する場
合の光軸に垂直な方向へのLD2gの位置ずれ許容量は
士数μmであり、固定時に生じる位置ずれが許容可能と
なっている。
次に、上記構成による動作を説明する。フェルル26に
挿入固定された光ファイバ25の光入出射端面25aか
ら出射した光は、球レンズ24を透過した後、収束光と
なって第1の干渉膜フィルタ3115入射する。ここで
、第1の干渉膜フィルタ31の阻止波長帯域に該当する
波長成分の光は反射され、この反射光が第2の干渉膜フ
ィルタ35に入射する。反射光はこの第2の干渉膜フィ
ルタ35で不要の波長成分を除去されて、フォトダイオ
ード32の受光面に到達する。
一方、LD28の光出射端面28aから出射した光は、
第1の干渉膜フィルタ31を透過した後、球レンズ24
により収束光とされて、光ファイバ25の光入出射端面
25aに結像される。
以上のように、本実施例によれば光ファイバ25の光入
出射端面25aからの出射光の集光用レンズと、LD2
8の光出射端面28aからの出射光の集光用レンズを1
個の球レンズ24で共用すると同時に、所定の長さを有
する光合分波器ホルダ21を光合分波器の支持母体とす
ると共に、球レンズ24の像倍率がほぼ1となるように
、先ファイバ25の光入出射端面25a並びにLD28
の光出射端面28aの光軸方向に対する固定位置を設定
したので、多角形プリズム等、特殊な形状の光学部品が
不要となる。従って、部品点数の削減、光路長の短縮化
、小型化を実現できると共に、球レンズ24の設定誤差
によって光結合効率が劣化する恐れはなく、光軸方向に
関する調整を行なう必要もなくなり、簡易な組立が可能
な光合分波器を実現できる。
なお、本実施例においては、光半導体素子であるLD2
8の配置条件について説明したが、同じく光半導体素子
であるフォトダイオード32についても、球レンズ24
の主面から第1の干渉膜フィルタ31の光反射点までの
距離と、この反射点からフォトダイオード32の受光面
までの距離の和が、光ファイバ25の光入出射端面25
aから球レンズ24の主面までの距離との比がほぼ1と
なるように設定することにより、前述したLD28の場
合と同様の効果を得られることは勿論である。また、フ
ォトダイオード32としては、通常、受光径が50μm
程度以上のものが使用されるので、第1の干渉膜フィル
タ31による反射光の光軸に垂直な面に対する位置ずれ
は許容量も大きく、本実施例のようにフォトダイオード
32の受光面に対して斜めに光が入射する構成でも、充
分な組立固定精度を容易に確保できる。
さらに、本実施例においては、光ファイバ25の光入出
射端面25aは光軸に対して垂直としたが、この光ファ
イバ25の光入出射端面25aからの反射戻り光のLD
28に与える影響を軽減するため、光ファイバ25の光
入出射端面25aを光軸に対して5度程度傾斜すること
が有効であることは、従来のLDモジュールの例と同様
である。
さらにまた、本実施例では、球レンズ24を用いている
が、これに限定されるものではなく、所定の焦点距離を
有する分布屈折率レンズ、先球加工分布屈折率レンズ、
ドラムレンズ、非球面レンズ等を用いることが可能であ
ることはいうまでもない。
また、本実施例で合分波器ホルダ21やステムホルダ3
6の材質は鉄系の金属を使用することで、各固定箇所は
ろう付は固定や溶接固定の適用が容易である。さらに、
LD28とフォトダイオード32間の電気的結合を遮断
するために、ステムホルダ36の材質をアルミナなどの
セラミックスにすることが可能である。アルミナの場合
には、必要な箇所のみメタライズを施し、フォトダイオ
ード搭載用ステム33と合分波器ホルダ21との固定箇
所はろう付は固定される。また、上記の電気的絶縁と固
定箇所の高安定化を図るため、ステムホルダ36の最外
周部と内周部を金属とし中間層をセラミックスとした三
層構造のホルダとして、ステムホルダ36と合分波器ホ
ルダ21との接合箇所及びステムホルダ36とフォトダ
イオード搭載用ステム33との接合箇所に溶接固定を適
用することも可能である。
さらに、本実施例においては第1の干渉膜フィルタ31
はLD用窓付キャップ30に、光軸に垂直な面に対して
22.5度の傾斜で取りつけられており、第2の干渉膜
フィルタ35は、第1の干渉膜フィルタ31で反射され
た光の光軸に垂直な面に対して22.5度の角度をもっ
てフォトダイオード用窓付キャップ34に取り付けられ
ているが、前記の傾斜角は本実施例に限定されるもので
なく、光ファイバ25からの出射光及びLD28からの
出射光の中心波長間隔や波長帯域等の特性を基に、所望
の阻止波長特性が得られるように、上記傾斜角を設定す
れば良い。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)によれば、所定の長
さを有する筒状の保持部材と、該保持部材の両端面間に
保持、固定された集光用レンズと、光入出射端面が前記
レンズの一面側に対向するようにファイバ保持部材に保
持された光ファイバと、光出射端面が前記レンズの他面
側に対向するように支持基板に支持された第1の光半導
体素子と、前記レンズと前記第1の光半導体素子との間
に前記レンズによる光の光軸に垂直な面に対して所定角
度をもって配置された干渉膜フィルタと、前記光ファイ
バからの出射光の前記干渉膜フィルタによる反射光を受
光する第2の光半導体素子とを備え、前記レンズの主面
から前記光ファイバの光入出射端面までの距離と、前記
レンズの主面から前記第1の光半導体素子の光出射端面
までの距離の比をほぼ1に設定したので、光路変換用の
多角形プリズム等の特殊な形状の光学部品が不要となり
、部品点数の削減、光路長の短縮化、構造の簡易化並び
に小型化を図れる利点がある。
また、光入力端末と光合分波回路部を一体部品とするこ
とが可能であり、各光学部品を保持固定する機構の簡略
化を図れ、これに伴ない、組立て工程の簡易化をも図れ
る利点がある。
また、請求項(2)によれば、光ファイバの光入出射端
面を所定の位置に保持するファイバ保持部材の基準面を
保持部材の一端面に密着、固定し、かつ第1の光半導体
素子の光出射端面を所定の位置に保持する支持基板の基
準面を保持部材の他端面に密着、固定するので、レンズ
による光の光軸方向に関する調整を行なう必要がなくな
り、請求項(1)の効果に加え、さらに組立て工程の簡
易化を図れると共に、精度の良い光合分波器を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による光合分波器の一実施例を示す断面
図、第2図は従来の光合分波器を示す断面図、第3図は
本発明に係る光ファイバ、球レンズ、LDの相対的な位
置変動量の説明図、第4図は本発明に係る光結合効率の
劣化骨に対する位置変動量の特性図である。 図中、21・・・合分波器ホルダ(保持部材)、24・
・・球レンズ、25・・・光ファイバ、26・・・フェ
ルール、27・・・フェルールホルダ、28・・・LD
(レーザダイオード、第1の光半導体素子)、29・・
・LD搭載用ステム、30・・・LDチップ用窓付キャ
ップ、31・・・第1の干渉膜フィルタ、32・・・フ
ォトダイオード(第2の光半導体素子)、33・・・フ
ォトダイオード搭載用ステム、34・・・フォトダイオ
ード用窓付キャップ、35・・・第2の干渉膜フィルタ
、36・・・ステムホルダ。 特許出願人  日本電信電話株式会社 代理人 弁理士  吉 1)精 孝 ΔZF=ΔZLD(=−Δ2見) 一ΔZF =−ΔZLo(=ΔZt)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の長さを有する筒状の保持部材と、該保持部
    材の両端面間に保持、固定された集光用レンズと、 光入出射端面が前記レンズの一面側に対向するようにフ
    ァイバ保持部材に保持された光ファイバと、 光出射端面が前記レンズの他面側に対向するように支持
    基板に支持された第1の光半導体素子と、前記レンズと
    前記第1の光半導体素子との間に前記レンズによる光の
    光軸に垂直な面に対して所定角度をもって配置された干
    渉膜フィルタと、前記光ファイバからの出射光の前記干
    渉膜フィルタによる反射光を受光する第2の光半導体素
    子とを備え、 前記レンズの主面から前記光ファイバの光入出射端面ま
    での距離と、前記レンズの主面から前記第1の光半導体
    素子の光出射端面までの距離の比をほぼ1に設定した ことを特徴とする光合分波器。
  2. (2)前記光ファイバの光入出射端面を所定の位置に保
    持する前記ファイバ保持部材の基準面を前記保持部材の
    一端面に密着、固定し、かつ前記第1の光半導体素子の
    光出射端面を所定の位置に保持する前記支持基板の基準
    面を前記保持部材の他端面に密着、固定した請求項(1
    )記載の光合分波器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5495545A (en) * 1994-10-24 1996-02-27 International Business Machines Corporation Method for extending bandwidth of large core fiber optic transmission links
US5504828A (en) * 1994-06-29 1996-04-02 International Business Machines Corporation Apparatus for extending bandwidth of large core fiber optic transmission links
JP2005070301A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 光モニタリングシステム
US9118434B2 (en) 2013-03-27 2015-08-25 Mitsubishi Electric Corporation Optical transmitting apparatus and optical detecting apparatus

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