JPH0253426A - 養殖用生簀 - Google Patents
養殖用生簀Info
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- JPH0253426A JPH0253426A JP63201778A JP20177888A JPH0253426A JP H0253426 A JPH0253426 A JP H0253426A JP 63201778 A JP63201778 A JP 63201778A JP 20177888 A JP20177888 A JP 20177888A JP H0253426 A JPH0253426 A JP H0253426A
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- sea
- fish
- cage
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Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 4
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- 238000009360 aquaculture Methods 0.000 claims description 21
- 244000144974 aquaculture Species 0.000 claims description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 16
- 238000013459 approach Methods 0.000 abstract 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
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- 238000003911 water pollution Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は台風がきた時などの暴風時あるいは水温の高い
時などに、海上に設置された養殖用生簀に収容されてい
る水産生物(養殖魚など)を守るために、複数の単位生
簀を一体として海中の任意の深さに設置することを可能
とする養殖用生簀に関するものである。
時などに、海上に設置された養殖用生簀に収容されてい
る水産生物(養殖魚など)を守るために、複数の単位生
簀を一体として海中の任意の深さに設置することを可能
とする養殖用生簀に関するものである。
従来、養殖用生簀としては、水深の浅い沿岸に設けられ
るものが一般的であるが、設置スペースや水質その他種
々の問題がある。これに対し、第14図に示すような複
数の単位生簀をはしけ型の台船本体に固定したものも知
られており、沖合まで曳航し、アンカーを降ろすことに
より、水質汚濁などの少ない沖合での養殖を可能として
いる。
るものが一般的であるが、設置スペースや水質その他種
々の問題がある。これに対し、第14図に示すような複
数の単位生簀をはしけ型の台船本体に固定したものも知
られており、沖合まで曳航し、アンカーを降ろすことに
より、水質汚濁などの少ない沖合での養殖を可能として
いる。
また、実開昭55−5710号公報には養漁設備として
、船の船倉を養漁場として改装したものが開示されてい
る。さらに、実開昭62−77566号公報にもはしけ
形式の台船に、生簀および養殖用の各種設備を設けたも
のが開示されている。
、船の船倉を養漁場として改装したものが開示されてい
る。さらに、実開昭62−77566号公報にもはしけ
形式の台船に、生簀および養殖用の各種設備を設けたも
のが開示されている。
しかし、従来の養殖用生簀には以下のような問題点があ
る。
る。
■ 従来の養殖用生簀は海上に設置されているため暴風
時に生簀が壊れたり、生簀内の流速が早くなることによ
り、養殖用生簀内の水産生物が死亡する恐れがある。ま
た、夏期においても、水温が高くなり、養殖用生簀内の
水産生物が死亡する恐れがある。
時に生簀が壊れたり、生簀内の流速が早くなることによ
り、養殖用生簀内の水産生物が死亡する恐れがある。ま
た、夏期においても、水温が高くなり、養殖用生簀内の
水産生物が死亡する恐れがある。
■ 単独の生簀を一つずつ海中に沈めることも考えられ
るが、その方法では多大の時間を要するとともに、生簀
を上昇させた時に、沈設前の位置にすべての生簀を戻す
ことが困難である。
るが、その方法では多大の時間を要するとともに、生簀
を上昇させた時に、沈設前の位置にすべての生簀を戻す
ことが困難である。
■ 複数の単位生簀をはしけ型の台船本体に固定する養
殖用システム(第14図)では、台風がくる恐れのある
時、アンカーを回収して風と波の弱い場所まで移動しな
ければならないが、多大の時間を要し、万−逃げ遅れた
場合、生簀が壊れる恐れがある。また、暴風時には、波
力、漂流力が大幅に増加し、本体の係留用チェーンが切
断する恐れがある。
殖用システム(第14図)では、台風がくる恐れのある
時、アンカーを回収して風と波の弱い場所まで移動しな
ければならないが、多大の時間を要し、万−逃げ遅れた
場合、生簀が壊れる恐れがある。また、暴風時には、波
力、漂流力が大幅に増加し、本体の係留用チェーンが切
断する恐れがある。
従来技術における以上の問題点を解決するためには次の
ようなことが要求される。
ようなことが要求される。
■ 暴風時に、生簀内の流速が過大となり、養殖魚は長
時間これに耐えることができないので、生簀内の流速を
低減する必要がある。
時間これに耐えることができないので、生簀内の流速を
低減する必要がある。
■ ある一定態上の水温になると魚は死亡するので、生
簀内の水温を生息限界内に維持することが必要である。
簀内の水温を生息限界内に維持することが必要である。
■ 本体の係留の安全性を増すためには、暴風時の波力
、漂流力を削減しておく必要がある。
、漂流力を削減しておく必要がある。
本発明では、本体に固定した複数の単位生簀を一体とし
て、海中に沈めることにより、以上の目的を満足させる
ことが可能となる。
て、海中に沈めることにより、以上の目的を満足させる
ことが可能となる。
以下、本発明の概要を実施例を示す図面の符号を用いて
説明する。
説明する。
本発明の養殖用生簀は複数の枠を構成するはしけ形式の
台船本体3(以下、単に本体3という)の各粋に単位生
簀1を設けてなる養殖用システムにおいて、複数の単位
生簀1を鋼管などからなるフレーム2で一体として本体
3に固定する構造とし、これを本体3から分離し、昇降
装置により海中の任意の深さまで沈め、海中に設置でき
るよう構成したものである。
台船本体3(以下、単に本体3という)の各粋に単位生
簀1を設けてなる養殖用システムにおいて、複数の単位
生簀1を鋼管などからなるフレーム2で一体として本体
3に固定する構造とし、これを本体3から分離し、昇降
装置により海中の任意の深さまで沈め、海中に設置でき
るよう構成したものである。
すなわち、台風がきた時などの暴風時あるいは水温の高
い時などには、生簀に収容されている水産生物を守るた
めにフレーム2を海中に沈め、台風が過ぎ去った後や水
温が下がった時、再びフレーム2を上昇させて本体3に
固定することができる。
い時などには、生簀に収容されている水産生物を守るた
めにフレーム2を海中に沈め、台風が過ぎ去った後や水
温が下がった時、再びフレーム2を上昇させて本体3に
固定することができる。
フレーム2は水平方向固定治具28と上下方向固定治具
23などにより本体3に対し、着脱可能に固定されてい
る。また、フレーム2と本体3との間に所定の遊間10
を設け、該遊間10に位置するエアーブロックフェンダ
−11を介して、位置調整および仮固定などを行なうよ
うにすれば、フレーム2と本体3との固定作業を容易に
することができる。
23などにより本体3に対し、着脱可能に固定されてい
る。また、フレーム2と本体3との間に所定の遊間10
を設け、該遊間10に位置するエアーブロックフェンダ
−11を介して、位置調整および仮固定などを行なうよ
うにすれば、フレーム2と本体3との固定作業を容易に
することができる。
本体3は例えばはしけ形式の船体を構成するセンターハ
ル5と、センターハル5の両側に設けられたサイドハル
6と、センターハル5および両サイドハル6間を繋ぎ、
複数の枠を形成する船体前部7、船体後部8およびトラ
ス形式の複数の繋ぎ材9などからなるものが考えられ、
多数の単位生簀1を有する大規模な養殖用生簀を構成す
ることができる。
ル5と、センターハル5の両側に設けられたサイドハル
6と、センターハル5および両サイドハル6間を繋ぎ、
複数の枠を形成する船体前部7、船体後部8およびトラ
ス形式の複数の繋ぎ材9などからなるものが考えられ、
多数の単位生簀1を有する大規模な養殖用生簀を構成す
ることができる。
昇降装置は例えばフレーム昇降用の吊り材(例えばワイ
ヤー13など)と、フレーム2を海中の任意の深さに維
持するための重りとしてのシンカー16を昇降させるた
めの吊り材(例えばチェーン17など)と、これらの昇
降速度を制御するためのウィンチ14などで構成される
。
ヤー13など)と、フレーム2を海中の任意の深さに維
持するための重りとしてのシンカー16を昇降させるた
めの吊り材(例えばチェーン17など)と、これらの昇
降速度を制御するためのウィンチ14などで構成される
。
前述のフレーム2にはそれ自体に若干の浮力を持たせる
ことができ、シンカー16から下向きの力を受ける。そ
のように構成することにより、沈設時にはシンカー16
が海底面に着地し、その状態でフレーム2およびこれと
一体の生簀が海中の任意の深さに維持される。
ことができ、シンカー16から下向きの力を受ける。そ
のように構成することにより、沈設時にはシンカー16
が海底面に着地し、その状態でフレーム2およびこれと
一体の生簀が海中の任意の深さに維持される。
第1図および第2図はそれぞれ一実施例における平常時
と生簀沈設時の概要を示したもので、本発明の養殖用生
簀は、主として、 (al 複数(例えば12個)の単位生簀1を一体と
して固定するためのフレーム2 011) このフレーム2を海上において固定するた
めの本体3 (C) フレーム2を本体3から切り離して沈めるこ
とにより海中に設置するとともに、海中に設置されたフ
レーム2を上昇させて本体3に固定するための昇降装置 とから構成されている。また、第3図〜第5図は平常時
の、第6図〜第9図は沈設時の上記各構成要素の関係を
具体的に示したもので、以下本実施例における養殖用生
簀の構成を分脱する。
と生簀沈設時の概要を示したもので、本発明の養殖用生
簀は、主として、 (al 複数(例えば12個)の単位生簀1を一体と
して固定するためのフレーム2 011) このフレーム2を海上において固定するた
めの本体3 (C) フレーム2を本体3から切り離して沈めるこ
とにより海中に設置するとともに、海中に設置されたフ
レーム2を上昇させて本体3に固定するための昇降装置 とから構成されている。また、第3図〜第5図は平常時
の、第6図〜第9図は沈設時の上記各構成要素の関係を
具体的に示したもので、以下本実施例における養殖用生
簀の構成を分脱する。
(1) フレーム2は複数の単位生簀1を一体として
固定するものであり、主として鋼管から構成されている
。フレーム2の上端には本体3とフレーム2とを固定す
るための固定装置(後に詳述する)と、フレーム2の昇
降速度を制御するためのフレーム昇降用ワイヤー13の
固定治具が取り付けられている。フレーム2には海中に
設置する際にフレーム2を係留するためのシンカー16
の昇降用チェーン17を固定するための固定治具が取り
付けられている。
固定するものであり、主として鋼管から構成されている
。フレーム2の上端には本体3とフレーム2とを固定す
るための固定装置(後に詳述する)と、フレーム2の昇
降速度を制御するためのフレーム昇降用ワイヤー13の
固定治具が取り付けられている。フレーム2には海中に
設置する際にフレーム2を係留するためのシンカー16
の昇降用チェーン17を固定するための固定治具が取り
付けられている。
また、フレーム2に固定される単位生簀lは主としてネ
ットから構成されており、単位生簀1の上面もネットで
覆われている。さらに、上面のネットには海中において
生簀の内容積を保持するために浮力材4が取り付けられ
、上面のネットが下がらないようになっている(第2図
参照)。
ットから構成されており、単位生簀1の上面もネットで
覆われている。さらに、上面のネットには海中において
生簀の内容積を保持するために浮力材4が取り付けられ
、上面のネットが下がらないようになっている(第2図
参照)。
(2) 本体3はセンターハル5とサイドハル6とを
トラス形式の繋ぎ材9で結合したはしけ構造となってお
り、海上において係留されている(実施例では4点係留
)。平常時は本体3にフレーム2が固定されており、海
上における養殖魚の管理が可能である。
トラス形式の繋ぎ材9で結合したはしけ構造となってお
り、海上において係留されている(実施例では4点係留
)。平常時は本体3にフレーム2が固定されており、海
上における養殖魚の管理が可能である。
(3)本体3には、このフレーム2を昇降させるための
昇降装置およびフレーム2を本体3に固定するための固
定装置が設置されている。各固定装置の概要を以下に示
す。
昇降装置およびフレーム2を本体3に固定するための固
定装置が設置されている。各固定装置の概要を以下に示
す。
■ 上下方向固定治具23(第10図参照、)フレーム
2と本体3のサイドハル6とをピン結合で固定する治具
であり、波による動揺でフレーム2が本体3から下方に
離れる動きを拘束している。
2と本体3のサイドハル6とをピン結合で固定する治具
であり、波による動揺でフレーム2が本体3から下方に
離れる動きを拘束している。
■ 水平方向固定治具28(第11図参照)本体3のセ
ンターハル5に取り付けられており、複数の油圧ジヤツ
キ30を連動させてフレーム2の固定板31の孔32に
固定棒29を差し込む構造になっている。この水平方向
固定治具28(アレスター)により、フレーム2が本体
3から水平方向に離れる動きを拘束することができる。
ンターハル5に取り付けられており、複数の油圧ジヤツ
キ30を連動させてフレーム2の固定板31の孔32に
固定棒29を差し込む構造になっている。この水平方向
固定治具28(アレスター)により、フレーム2が本体
3から水平方向に離れる動きを拘束することができる。
■ ローラーフェンダ−33(第12図参照)フレーム
2の上部に取り付けられており、フレーム2を上昇させ
た時、本体3のセンターハル5の下面に当たり、上下方
向固定治具23と水平方向固定治具28で完全に固定さ
れるまで、フレーム2の鉛直方向の動きを拘束するとと
もに、フレーム昇降用ワイヤー13の操作によりローラ
ーでフレーム2を水平方向に移動させることができる。
2の上部に取り付けられており、フレーム2を上昇させ
た時、本体3のセンターハル5の下面に当たり、上下方
向固定治具23と水平方向固定治具28で完全に固定さ
れるまで、フレーム2の鉛直方向の動きを拘束するとと
もに、フレーム昇降用ワイヤー13の操作によりローラ
ーでフレーム2を水平方向に移動させることができる。
■ ブロックフェンダ−27(第10図参照)フレーム
2の上部に取り付けられており、フレーム2を上昇させ
た時、本体3のサイドハル6の下面に当たり、上下方向
固定治具23と水平方向固定治具28で完全に固定され
るまで、フレーム2の鉛直方向の動きを拘束する。
2の上部に取り付けられており、フレーム2を上昇させ
た時、本体3のサイドハル6の下面に当たり、上下方向
固定治具23と水平方向固定治具28で完全に固定され
るまで、フレーム2の鉛直方向の動きを拘束する。
■ エアーブロックフェンダ−11(第13図参照)
本体3の前後の下面に取り付けられており、中空のブロ
ック(主にゴム製)の内部にエアーを入れることにより
膨らむ構造になっている。
ック(主にゴム製)の内部にエアーを入れることにより
膨らむ構造になっている。
フレーム2を上昇させて本体3に固定する際、ローラー
フェンダ−33とフレーム昇降用ワイヤー13によりフ
レーム2の大体の位置決めを行った後、エアープロッタ
フェンダ−11の空気圧を調整することにより、上下方
向固定治具23と水平方向固定治具28でフレーム2を
完全に固定できるように、フレーム2の細かい位置決め
を行う。
フェンダ−33とフレーム昇降用ワイヤー13によりフ
レーム2の大体の位置決めを行った後、エアープロッタ
フェンダ−11の空気圧を調整することにより、上下方
向固定治具23と水平方向固定治具28でフレーム2を
完全に固定できるように、フレーム2の細かい位置決め
を行う。
(4)昇降装置はフレーム昇降用のワイヤー13とシン
カー昇降用のチェーン17およびこれらの昇降速度を制
御するためのウィンチ14(ダブルドラム型)、フレー
ム2を海中に設置後、ワイヤー13とチェーン17の先
端を海上に浮上させておくためのブイ15から構成され
る。
カー昇降用のチェーン17およびこれらの昇降速度を制
御するためのウィンチ14(ダブルドラム型)、フレー
ム2を海中に設置後、ワイヤー13とチェーン17の先
端を海上に浮上させておくためのブイ15から構成され
る。
前述のフレーム2はそれ自体若干の浮力を有する浮体と
しての性質を有する。フレーム2の沈設に際しては、フ
レーム2はシンカー16から下向きの力を受け、ウィン
チ14の操作により所定の深さに達するとシンカー16
が海底面に着地し、その状態でフレーム2およびこれと
一体の生簀が海中の任意の深さに維持される。
しての性質を有する。フレーム2の沈設に際しては、フ
レーム2はシンカー16から下向きの力を受け、ウィン
チ14の操作により所定の深さに達するとシンカー16
が海底面に着地し、その状態でフレーム2およびこれと
一体の生簀が海中の任意の深さに維持される。
(5)単位生簀1上面の浮力材4により、海中に生簀を
沈設した際、各単位生簀1がコーン状になり、生簀の内
容積を保持するとともに、生簀を浮上させる際、各単位
生簀1が本体3の枠組みされた各スペースにスムーズに
入ることができる。
沈設した際、各単位生簀1がコーン状になり、生簀の内
容積を保持するとともに、生簀を浮上させる際、各単位
生簀1が本体3の枠組みされた各スペースにスムーズに
入ることができる。
以上の構成により、台風がくる恐れのある時や水温の高
い時、フレーム2に複数の単位生簀1を固定した状態で
、複数の単位生簀1を一体として、本体3から切り離し
、任意の深さにフレーム2を設置することができる。ま
た、台風が過ぎ去った後や水温が下がった時、生簀を上
昇させて本体3に固定することができる。
い時、フレーム2に複数の単位生簀1を固定した状態で
、複数の単位生簀1を一体として、本体3から切り離し
、任意の深さにフレーム2を設置することができる。ま
た、台風が過ぎ去った後や水温が下がった時、生簀を上
昇させて本体3に固定することができる。
次に、本発明の養殖用生簀の沈設方法および上昇方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
(1) フレームの沈設作業(第6図〜第9図参照)
■ 波高が生簀の強度、養殖魚の生息に危険とされる値
(有義波高H,,3=4m程度)になると予想される時
点で、沈設作業に入る。
■ 波高が生簀の強度、養殖魚の生息に危険とされる値
(有義波高H,,3=4m程度)になると予想される時
点で、沈設作業に入る。
■ フレーム昇降用のウィンチ14 (ダブルドラム型
)の一方のドラムに巻いであるシンカー昇降用チェーン
17を巻き戻して、4個のシンカー16を降下させる。
)の一方のドラムに巻いであるシンカー昇降用チェーン
17を巻き戻して、4個のシンカー16を降下させる。
シンカー昇降用チェーン17は、その中間に設けられた
ストッパー18がフレーム2の4隅に設けられたガイド
上端に当たり止まる。
ストッパー18がフレーム2の4隅に設けられたガイド
上端に当たり止まる。
■ フレーム昇降用ワイヤー13 (4本)をウィンチ
14に取り付け、自由落下しない程度にワイヤー13に
張力を作用させてブレーキをかける。
14に取り付け、自由落下しない程度にワイヤー13に
張力を作用させてブレーキをかける。
■ 各単位体1flのネットと本体3の手摺との結びを
ほどく。
ほどく。
■ 本体3のサイドハル6の外側に取り付けられた上下
方向固定治具23の止め金26をはずし、固定棒24を
海上に開いた状態で浮かせる。なお、固定棒24の他端
はヒンジ25でフレーム2に固定されている。
方向固定治具23の止め金26をはずし、固定棒24を
海上に開いた状態で浮かせる。なお、固定棒24の他端
はヒンジ25でフレーム2に固定されている。
■ 本体3のセンターハル5に取り付けられた水平方向
固定治具28の油圧ジヤツキ30のストロークを縮めて
、固定棒29をフレーム2の固定板31の孔32から抜
く。
固定治具28の油圧ジヤツキ30のストロークを縮めて
、固定棒29をフレーム2の固定板31の孔32から抜
く。
■ センターハル5の前後2箇所に設けられた4個のエ
アーブロックフェンダ−11のバルブを開放して、ブロ
ック内のエアーを抜き、フレーム2との縁を切る。
アーブロックフェンダ−11のバルブを開放して、ブロ
ック内のエアーを抜き、フレーム2との縁を切る。
■ シンカー昇降用のチェーン17をはずし、先端にブ
イ15を取り付ける。
イ15を取り付ける。
■ フレーム昇降用のワイヤー13を使って巻き降ろし
、シンカー16が海底に着くまで、所定の降下速度(1
,5cm/sec程度)でフレーム2を沈める。
、シンカー16が海底に着くまで、所定の降下速度(1
,5cm/sec程度)でフレーム2を沈める。
[相] フレーム昇降用のワイヤー13をウィンチ14
からはずし、その先端をシンカー昇降用チェーン17を
取り付けたブイ15に結合させる。
からはずし、その先端をシンカー昇降用チェーン17を
取り付けたブイ15に結合させる。
(2) フレームの上昇作業と本体への固定作業■
暴風雨が通過して1.海象条件が生簀の強度および養殖
魚の生息に安全な状態(H+zz≦1m、風速10m以
下)になった時、および海上の水温が所定の温度以下と
なった時、上昇作業に入る。
暴風雨が通過して1.海象条件が生簀の強度および養殖
魚の生息に安全な状態(H+zz≦1m、風速10m以
下)になった時、および海上の水温が所定の温度以下と
なった時、上昇作業に入る。
■ 一般に本体3とフレーム2との位置関係はかなり離
れていると予想されるため、海上の本体3の位置を本体
係留用ウィンチ22を操作することにより、はぼ海中の
フレーム2上に移動させる。
れていると予想されるため、海上の本体3の位置を本体
係留用ウィンチ22を操作することにより、はぼ海中の
フレーム2上に移動させる。
■ 海上に浮遊する4個のブイ15に取り付けられてい
たフレーム昇降用のワイヤー13の先端をつかみ、本体
3のウィンチ14側の昇降用ワイヤー13°と繋ぐ。
たフレーム昇降用のワイヤー13の先端をつかみ、本体
3のウィンチ14側の昇降用ワイヤー13°と繋ぐ。
■ 本体3の船尾側の本体係留用ワイヤー19を緩め、
昇降中のフレーム2が流れに影響されずに本体3の動き
に追随するようにする。
昇降中のフレーム2が流れに影響されずに本体3の動き
に追随するようにする。
■ フレーム昇降用ワイヤー13の4個のウィンチ14
を所定の速度以内で同時に巻き上げ、本体3とフレーム
2とが、はぼ一致するように操作する。
を所定の速度以内で同時に巻き上げ、本体3とフレーム
2とが、はぼ一致するように操作する。
■ フレーム昇降用ワイヤー13の張力を調整し、フレ
ーム2の船尾側が本体3下部のエアーブロックフェンダ
−11に当たるようにする。また、この操作でフレーム
2上のローラーフェンダ−33とブロックフェンダ−2
7とが本体3の下部に接触する。
ーム2の船尾側が本体3下部のエアーブロックフェンダ
−11に当たるようにする。また、この操作でフレーム
2上のローラーフェンダ−33とブロックフェンダ−2
7とが本体3の下部に接触する。
■ エアーブロックフェンダ−11にエアーを注入して
、前後左右をバランスさせ、フレーム2の位置の微調整
を行う。
、前後左右をバランスさせ、フレーム2の位置の微調整
を行う。
■ 本体3のセンターハル5に取り付けられた水平方向
固定治具28の油圧ジヤツキ3oのストロークを伸ばし
、固定棒29をフレーム2の固定板31の孔32に差し
込む。
固定治具28の油圧ジヤツキ3oのストロークを伸ばし
、固定棒29をフレーム2の固定板31の孔32に差し
込む。
■ フレーム2の外側に取り付けられた上下方向固定治
具23の固定棒24(海上に浮′f1)を起こし、止め
金26により、本体3のサイドハル6に固定する。
具23の固定棒24(海上に浮′f1)を起こし、止め
金26により、本体3のサイドハル6に固定する。
[相] 各単位生簀lのネットを本体3上の手摺に結束
する。
する。
■ シンカー昇降用チェーン17を取り付けていたブイ
15をウィンチ14で巻き上げた後、アンカー船のホイ
ストを利用してシンカー16を本体3上に引き上げる。
15をウィンチ14で巻き上げた後、アンカー船のホイ
ストを利用してシンカー16を本体3上に引き上げる。
■ 台風がくる恐れがある時、生簀を沈めることにより
、暴風時における生簀内の流速が、生簀を沈めない場合
と比べてはるかに小さくなり、養殖魚を守ることができ
る。
、暴風時における生簀内の流速が、生簀を沈めない場合
と比べてはるかに小さくなり、養殖魚を守ることができ
る。
■ 夏期において、海上近くの水温が高くなった場合、
養殖魚が生存できる水温の深さまで沈めることにより、
養殖魚を守ることができる。
養殖魚が生存できる水温の深さまで沈めることにより、
養殖魚を守ることができる。
■ 暴風時、生簀を本体から切り離しているので、本体
に作用する波力、漂流力が削減され、本体の係留の安全
性を増すことができる。
に作用する波力、漂流力が削減され、本体の係留の安全
性を増すことができる。
■ 各単位生簀の上面のネットに浮力材を取り付けるこ
とにより、海中に沈設した場合各単位生簀がコーン状に
なり、生簀の内容積を保持するとともに、生簀を浮上さ
せる際、各単位生簀を本体の各スペースにスムーズに入
れることができる。
とにより、海中に沈設した場合各単位生簀がコーン状に
なり、生簀の内容積を保持するとともに、生簀を浮上さ
せる際、各単位生簀を本体の各スペースにスムーズに入
れることができる。
■ 本体とフレームとの間に遊間を設け、エアーブロッ
クフェンダ−で位置調整することにより、波高の高い沖
合においても、本体と浮上したフレームとを容易に固定
することができる。
クフェンダ−で位置調整することにより、波高の高い沖
合においても、本体と浮上したフレームとを容易に固定
することができる。
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例における
平常時と生簀沈設時の概要を示す斜視図、第3図は平常
時の養殖用生簀の設置状態を示す側面図、第4図および
第5図はそれぞれ第3図の■■断面図およびV−V断面
図、第6図は生簀沈設時の設置状態を示す側面図、第7
図は同じく正面図、第8図はその時の本体の平面図、第
9図は同じく生簀部分の平面図、第10図は上下方向固
定治具およびブロックフェンダ一部分の側面図、第11
図は水平方向固定治具の平面図、第12図は水平方向固
定治具およびローラーフェンダ一部分の側面図、第13
図は本体後部のエアーブロックフェンダ一部分の平面図
、第14図は従来例の斜視図である。
平常時と生簀沈設時の概要を示す斜視図、第3図は平常
時の養殖用生簀の設置状態を示す側面図、第4図および
第5図はそれぞれ第3図の■■断面図およびV−V断面
図、第6図は生簀沈設時の設置状態を示す側面図、第7
図は同じく正面図、第8図はその時の本体の平面図、第
9図は同じく生簀部分の平面図、第10図は上下方向固
定治具およびブロックフェンダ一部分の側面図、第11
図は水平方向固定治具の平面図、第12図は水平方向固
定治具およびローラーフェンダ一部分の側面図、第13
図は本体後部のエアーブロックフェンダ一部分の平面図
、第14図は従来例の斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)複数の単位生簀を一体として固定するためのフレ
ームと、前記複数の単位生簀を海上において固定するた
めの複数の枠を構成するはしけ形式の台船本体と、前記
複数の単位生簀およびフレームを前記台船本体から分離
し、海中の任意の深さまで沈め、海中に設置するための
昇降装置とからなる養殖用生簀。 (2)前記単位生簀は主としてネットで構成されており
、上面もネットで覆われ、該上面のネットには浮力材が
取り付けられている請求項1記載の養殖用生簀。 (3)前記フレームは前記台船本体に対し所定の遊間を
もって嵌合され、かつ該遊間に位置する複数のエアーブ
ロックフェンダーを介して、位置調整および位置固定を
行なった状態で、前記台船本体または前記フレームの複
数箇所に設けた水平方向固定治具と上下方向固定治具と
で着脱可能に固定されている請求項1記載の養殖用生簀
。 (4)前記フレームは鋼管によって構成されている請求
項1または2記載の養殖用生簀。(5)前記台船本体は
はしけ形式の船体を構成するセンターハルと、該センタ
ーハルの両側に設けられたサイドハルと、前記センター
ハルおよび両サイドハル間を繋ぎ複数の枠を形成する船
体前部、船体後部およびトラス形式の複数の繋ぎ材とか
らなる請求項1記載の養殖用生簀。 (6)前記フレームは若干の浮力を有する浮体であり、
前記昇降装置はフレーム昇降用の吊り材と、前記フレー
ムに取り付けられ、該フレームに下向きの力を与える重
りとしてのシンカーおよび該シンカーを操作するための
シンカー昇降用の吊り材と、これらの昇降速度を制御す
るためのウインチとからなり、前記シンカーは海底に着
地した状態で、前記フレームを海中の任意の深さに維持
する請求項1記載の養殖用生簀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63201778A JPH0253426A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 養殖用生簀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63201778A JPH0253426A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 養殖用生簀 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0253426A true JPH0253426A (ja) | 1990-02-22 |
Family
ID=16446788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63201778A Pending JPH0253426A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 養殖用生簀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0253426A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2846630A4 (en) * | 2012-05-08 | 2016-01-20 | Sea Control Holdings Ltd | OFFSHORE AQUACULTURE SYSTEM |
WO2017069634A1 (en) * | 2015-10-18 | 2017-04-27 | Nevisdal Trond | Tipping bow for an ocean-going farming system for fish and other aquatic organisms |
KR20190079345A (ko) * | 2017-12-27 | 2019-07-05 | 한국해양과학기술원 | 이동식 양식장 및 양식장 이동시스템 |
US11013218B2 (en) | 2016-05-10 | 2021-05-25 | Viewpoint As | Sea pen arrangement |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP63201778A patent/JPH0253426A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2846630A4 (en) * | 2012-05-08 | 2016-01-20 | Sea Control Holdings Ltd | OFFSHORE AQUACULTURE SYSTEM |
AU2013257588B2 (en) * | 2012-05-08 | 2017-06-15 | Sea Control Holdings Ltd. | Offshore aquaculture system |
US9980469B2 (en) | 2012-05-08 | 2018-05-29 | Sea Control Holdings Ltd. | Offshore aquaculture system |
WO2017069634A1 (en) * | 2015-10-18 | 2017-04-27 | Nevisdal Trond | Tipping bow for an ocean-going farming system for fish and other aquatic organisms |
CN108137127A (zh) * | 2015-10-18 | 2018-06-08 | 埃文股份有限公司 | 用于鱼和其他水生生物的远洋养殖系统的倾斜式船首 |
AU2016340768B2 (en) * | 2015-10-18 | 2019-05-16 | Evn As | Tipping bow for an ocean-going farming system for fish and other aquatic organisms |
US10531647B2 (en) | 2015-10-18 | 2020-01-14 | Evn As | Tipping bow for an ocean-going farming system for fish and other aquatic organisms |
US11013218B2 (en) | 2016-05-10 | 2021-05-25 | Viewpoint As | Sea pen arrangement |
KR20190079345A (ko) * | 2017-12-27 | 2019-07-05 | 한국해양과학기술원 | 이동식 양식장 및 양식장 이동시스템 |
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