JPH0253417B2 - - Google Patents

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JPH0253417B2
JPH0253417B2 JP2191685A JP2191685A JPH0253417B2 JP H0253417 B2 JPH0253417 B2 JP H0253417B2 JP 2191685 A JP2191685 A JP 2191685A JP 2191685 A JP2191685 A JP 2191685A JP H0253417 B2 JPH0253417 B2 JP H0253417B2
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carbon atoms
lactate
alcohol ethoxylate
ethylene oxide
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Hitoshi Ozaki
Juson Hayashi
Koji Kakehi
Hiromi Yokoyama
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は無臭でしかも品質の経時変化が極めて
少ない安定化した炭素数6〜30の脂肪族第1級ア
ルコールエトキシレートに関する。 さらに詳しくは炭素数6〜30の脂肪族第1級ア
ルコールとエチレンオキシドとを反応させて得ら
れる炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエト
キシレートの品質の経時変化が極めて少ない安定
化した炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエ
トキシレートに関するものである。 (産業上の利用分野) 炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエトキ
シレートは界面活性剤として広い分野で使用され
る。たとえば、 (1) 繊維関係 ポリエステル、綿、原毛洗浄、湿潤剤、染色
助剤、繊維漂白、仕上剤、帯電防止剤、繊維油
剤、乳化剤。 (2) 紙パルプ関係 湿潤剤、仕上げ用、脱墨剤、漂白剤、脱樹脂
剤、サイジング剤 (3) 金属関係 脱脂洗浄剤、除錆・防錆剤、機械工作、潤滑
剤、メツキ用、焼入れ焼きもどし剤、浸透探傷
検査液用。 (4) 農林関係 農薬乳化剤、展着剤、各種洗浄剤。 (5) 皮革関係 クロム酸なめし、染色、仕上げ用。 (6) 洗剤関係 工業用、液体家庭用、粉末家庭用、住居用、
クリーニング用、自動車用。 (7) 化粧品関係 軟膏用、乳化剤、シヤンプー用。 (8) その他 防塵剤、流失油処理剤、油分離剤 等に使用される。 (従来の技術) 一般に炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコール
のエトキシ化物は、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、ナトリウムアルコキシド等のアルカリ触
媒または三フツ化ホウ素、三フツ化ホウ素−錯
体、五塩化アンチモン、四塩化スズ等の酸性触媒
の存在下、第1アルコールにエチレンオキシドを
付加して製造される。 このような方法で得られた炭素数6〜30の脂肪
族第1級アルコールエトキシレートは未反応の炭
素数6〜30の脂肪族第1級アルコールを含む外
に、触媒、アルデヒド類、遊離酸類、エステル
類、過酸化物類およびその他の悪臭あるいは着色
の原因となるような不純物を微量含有している。
このアルデヒド類、遊離酸類、エステル類、過酸
化物等の不純物はアルカリ水溶液による洗浄、ケ
ン化、蒸留およびアルカリ触媒を通常、硫酸、リ
ン酸等の鉱酸あるいは酢酸等を添加して中和処理
して精製される。このようにして得られた第1級
アルコールエトキシレートはこの他にも悪臭およ
び着色の原因となる不純物があつて、経時変化と
共に悪臭を発生する問題がある。また、経時変化
した炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエト
キシレートに三酸化硫黄、クロルスルホン酸等の
硫酸化剤で硫酸化した場合には生成した硫酸化物
の色相が著しく悪化するという問題がある。以上
のように従来技術で得られた炭素数6〜30の脂肪
族第1級アルコールエトキシレートを用いて目的
とする製品にした場合、製品の品質および劣化の
原因となる問題があり好ましくない。 特に炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールと
エチレンオキシドとを反応させて炭素数6〜30の
脂肪族第1級アルコールエトキシレートを製造す
る際に使用される水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、ナトリウムアルコキシド等のアルカリ触媒
は通常、硫酸、リン酸等の鉱酸あるいは酢酸のご
とき中和剤を添加して中和処理して精製される
が、従来の中和剤では中和剤の影響により炭素数
6〜30の脂肪族第1級アルコールエトキシレート
の臭気および品質について経時変化に問題があつ
た。 (発明が解決しようする問題点) 本発明の目的は、炭素数6〜30の脂肪族第1級
アルコールとエチレンオキシドとを反応させて得
られた炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエ
トキシレートについて、カルボニル価、酸価、
PH、色相および臭気について経時変化が極めて少
ない炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエト
キシレートを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコー
ルエトキシレートに乳酸および/または乳酸塩を
含有することを特徴とする安定化した炭素数6〜
30の脂肪族第1級アルコールエトキシレートに関
するものである。 本発明で使用する乳酸は醗酵法および合成法い
ずれの方法で製造されたものでもよく、また乳酸
の純度は特に限定するものでないが通常市販され
ている工業用、醸造用、食品添加用のいずれにも
使用できる。 本発明で使用する乳酸塩は乳酸ナトリウム、乳
酸カリウム、乳酸リチウム等の乳酸のアルカリ金
属塩、乳酸カルシウム、乳酸マグネシウム、乳酸
バリウム等の乳酸のアルカリ土類金属塩、乳酸ア
ルミニウム、乳酸亜鉛、乳酸銀、乳酸銅、乳酸
鉄、乳酸マンガン、乳酸アンモニウム等があり、
特に乳酸ナトリウム、乳酸カリウムが好ましい。 本発明で使用する乳酸および/または乳酸塩の
添加量は炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコール
エトキシレート100重量部に対して5〜0.001重量
部、好ましくは1〜.05重量部である。添加に際
し、水溶液のPHは4〜9好ましくは、5〜7の範
囲にすることが好ましい。 本発明の乳酸および/または乳酸塩の添加方法
は炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールとエチ
レンオキシドとをアルカリ触媒の存在下に反応さ
せて得られる未中和の炭素数6〜30の脂肪族第1
級アルコールエトキシレートに乳酸を添加する方
法、あるいは触媒を中和した状態または口過等の
公知の方法によつて触媒を除去した炭素数6〜30
の脂肪族第1級アルコールエトキシレートに乳酸
を添加する方法がある。乳酸および/または乳酸
塩の添加は炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコー
ルエトキシレートに乳酸および/または乳酸塩を
そのまま、または溶液にして添加し30分程度撹拌
し、完全に溶解させるのが好ましい。 本発明で用いられる炭素数6〜30の脂肪族第1
級アルコールエトキシレートの炭素数6〜30の飽
和および/または不飽和脂肪族第1級アルコー
ル、たとえばヤシ油、ココナツツ油等の植物油の
水素化で得られる第1級アルコール、牛脂、鯨
油、羊毛油等の動物油の水素化で得られる第1級
アルコール、ステアリン酸、オレイン酸等の有機
酸の水素化で得られる第1級アルコール等が挙げ
られる。また、エチレンよりチーグラー触媒によ
る重合ならびに酸化工程を経て偶数個の炭素原子
をもつチーグラーアルコール。市販されているも
のにコンチネンタルオイル社製の商品名
「Alfonic」がある。また、α−オレフインまたは
内部オレフインと一酸化炭素と水素とよりコバル
トカルボニル触媒の存在下、オキソ反応によるオ
キソアルデヒドを経て水素による還元で得られる
オキソアルコールがある。市販されているものに
は、Shell社製「ドバノール 」および「ネオド
ール 」、日産化学社製「オキソコール 」、三菱
化成社製「ダイヤドール 」がある。本発明で用
いられる炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコール
エトキシレートは前記炭素数6〜30の脂肪族第1
級アルコールに水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムおよびナトリウムアルコキシド等のアルカリ触
媒、または三フツ化ホウ素、三フツウ素−錯体、
五塩化アンチモン、四塩化スズ等の酸性触媒の存
在下エチレンオキシドを付加反応して得られたも
のが挙げられる。エチレンオキシドの付加モル数
は特に限定するまのではないが通常平均付加モル
数で0.1〜100モル範囲、特に、1〜50モルの範囲
が実用的である。 (作 用) 炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールとエチ
レンオキシドとを反応させて得られた炭素数6〜
30の脂肪族第1級アルコールエトキシレートに乳
酸および/または乳酸塩を含有させることによ
り、カルボニル価、酸価、PH、硫酸着色
(APHP)および臭気の経時変化が極めて少なく
なる作用を発揮することがわかつた。 (実施例) 以下、実施例をあげて、本発明の実施の態様を
具体的に例示して説明する。本発明はこれからの
実施例に限定されるものではない。 実施例で行なつた各試験方法は以下の通りであ
る。 《経時変化試験》 試料250gを入れた500ml透明ガラスビンを温度
50℃に調製された空気温風循環式恒温槽に設置し
経時変化試験に供した。 (1) カルボニル価 μmol/g (2) 酸 価 mgKOH/g (3) PH 5重量%水溶液 (4) 硫酸着色(APHA) 100mlのビーカーに試料1mlを取りテフロン
シールド回転子を用いて撹拌し、ついで試薬特
級濃硫酸40mlを速やかに投入し、5秒間撹拌し
た後、直ちに比色管に移し着色度をハーゼン標
準液と比較測定した。 (5) 臭 気 試料0.5mlに水50mlを加え温度50℃にて判定
した。臭気の判定は次の通りとした。 A:臭気ほとんどなし B:わわずかに臭気あり C:臭気が強い 実施例 1 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水素化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド244
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に50重量%乳酸水溶液2.8
gを添加し、よく撹拌した。得られた第1級アル
コールエトキシレートについて経時変化の試験を
行なつた。結果は第1表に示すとおりであつた。 比較例 1 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド244
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に酢酸0.9gを添加し、よ
く撹拌した。得られた第1級アルコールエトキシ
レートについて経時変化の試験を行なつた。結果
は第1表に示すとおりであつた。
【表】 実施例 2 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数11〜15
平均分子量202の第1級アルコール(三菱化成社
製、商品名、ダイヤノール )362g、触媒とし
て水酸化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド238
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に50重量%乳酸水溶液2.8
gを添加し、よく撹拌した。得られた第1級アル
コールエトキシレートについて経時変化の試験を
行なつた。結果は第2表に示すとおりであつた。 比較例 2 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数11〜15
平均分子量202の第1級アルコール(三菱化成社
製、商品名、ダイヤノール )362g、触媒とし
て水酸化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド238
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に85重量%のリン酸水溶
液0.9gを添加し、よく撹拌した。得られた第1
級アルコールエトキシレートについて経時変化の
試験を行なつた。結果は第2表に示すとおりであ
つた。
【表】 実施例 3 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(SheII社製、
商品名、ドバノール )356g、触媒として水酸
化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド244gを仕
込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応させた。
得られた第1級アルコールのエチレンオキシド平
均3.0モル付加物に50重量%乳酸水溶液2.8g添加
し、よく撹拌した。得られた第1級アルコールエ
トキシレートについて経時変化の試験を行なつ
た。結果は第3表に示すとおりであつた。 比較例 3 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(SheII社製、
商品名、ドバノール )356g、触媒として水酸
化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド244gを仕
込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応させた。
得られた第1級アルコールのエチレンオキシド平
均3.0モル付加物に50重量%硫酸水溶液2.8gを添
加し、よく撹拌した。得られた第1級アルコール
エトキシレートについて経時変化の試験を行なつ
た。結果は第3表に示すとおりであつた。
【表】 実施例 4 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化カリウム1.0g、エチレンオキシド24g
を仕込み、温度150℃、圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に50重量%乳酸水溶液3.1
gを添加し、よく撹拌した。得られた第1級アル
コールエトキシレートについて経時変化の試験を
行なつた。結果は第4表に示すとおりであつた。 比較例 4 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化カリウム1.0g、エチレンオキシド244g
を仕込み、温度150℃、圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に酢酸1.1gを添加し、よ
く撹拌した。得られた第1級アルコールエトキシ
レートについて経時変化の試験を行なつた。結果
は第4表に示すとおりであつた。
【表】 実施例 5 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド404
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物に50重量%乳酸水溶液2.8
gを添加し、よく撹拌した。得られた第1級アル
コールエトキシレートについて経時変化の試験を
行なつた。結果は第5表に示すとおりであつた。 比較例 5 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化カリウム0.6g、エチレンオキシド404g
を仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応させ
た。得られた第1級アルコールのエチレンオキシ
ド平均3.0モル付加物に酢酸0.9gを添加し、よく
撹拌した。得られた第1級アルコールエトキシレ
ートについて経時変化の試験を行なつた。結果は
第5表に示すとおりであつた。
【表】 実施例 6 容量1000mlステンレス製反応器にヤシ油を水素
化して得られる炭素数12〜16平均分子量197の第
1級アルコール198g、触媒として水酸化ナトリ
ウム0.6g、エチレンオキシド402gを仕込み、温
度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応させた。得られた
第1級ヤシ油アルコールのエチレンオキシド9.0
モル付加物に50重量%乳酸水溶液2.8gを添加し、
よく撹拌した。得られた第1級アルコールエトキ
シレートについて経時変化の試験を行なつた。結
果は第6表に示すとおりであつた。 比較例 6 容量1000mlステンレス製反応器にを水素化して
得られる炭素数12〜16平均分子量197の第1級ヤ
シ油アルコール198g、触媒として水酸化ナトリ
ウム0.6g、エチレンオキシド402gを仕込み、温
度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応させた。得られた
第1級ヤシ油アルコールのエチレンオキシド9.0
モル付加物に酢酸0.9gを添加し、よく撹拌した。
得られた第1級ヤシ油アルコールエトキシレート
について経時変化の試験を行なつた。結果は第6
表に示すとおりであつた。
【表】 実施例 7 容量1000mlステンレス製反応器に炭素数12〜13
平均分子量194の第1級アルコール(日産化学社
製、商品名、オキソコール )356g、触媒とし
て水酸化ナトリウム0.6g、エチレンオキシド244
gを仕込み、温度150℃圧力6.0Kg/cm2Gで反応さ
せた。得られた第1級アルコールのエチレンオキ
シド平均3.0モル付加物にキヨワード600PUPS12
g添加し80℃で30分間撹拌した後、ケイソウ土で
プレコートした口過器へ移し、触媒を吸着したキ
ヨワード600PUPSを除去した。つぎに口過した
エチレンオキシド平均3モル付加物へ50重量%乳
酸ナトリウム水溶液3.5gを添加し、よく撹拌し
た。得られた乳酸ナトリウムを含有する第1級ア
ルコールエトキシレートについて経時変化の試験
を行なつた。結果は第7表に示すとおりであつ
た。 比較例 7 実施例7においてに乳酸を添加しない以外は同
様にし、第1級アルコールエトキシレートについ
て経時変化の試験を行なつた。結果は第7表に示
すとおりであつた。
【表】
【表】 (発明の効果) 本発明の実施により、従来の炭素数6〜30の脂
肪族第1級アルコールエトキシレートに比較しカ
ルボニル価、酸価、PH、硫酸着色(APHA)お
よび臭気の経時変化が改善された。さらには目的
とする製品の品質および劣化を起させない界面活
性剤の基材として十分使用できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエト
    キシレートに乳酸および/または乳酸塩を含有す
    ることを特徴とする安定化した第1級アルコール
    エトキシレート。 2 炭素数6〜30の脂肪族第1級アルコールエト
    キシレートが炭素数6〜30の飽和脂肪族第1級ア
    ルコールエトキシレートである特許請求の範囲第
    1項記載の第1級アルコールエトキシレート。 3 乳酸塩が乳酸のアルカリ金属塩である特許請
    求の範囲第1項記載の第1級アルコールエトキシ
    レート。 4 乳酸塩が乳酸ナトリウムである特許請求の範
    囲第1項記載の第1級アルコールエトキシレー
    ト。 5 乳酸塩が乳酸カリウムである特許請求の範囲
    第1項記載の第1級アルコールエトキシレート。
JP2191685A 1985-02-08 1985-02-08 安定化した第1級アルコ−ルエトキシレ−ト Granted JPS61183241A (ja)

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CN198686101284A CN86101284A (zh) 1985-02-08 1986-02-06 稳定的烯化氧加合物的制备方法及其应用
GB08602954A GB2172290B (en) 1985-02-08 1986-02-06 Stabilised alkylene oxide adducts
DE19863604035 DE3604035A1 (de) 1985-02-08 1986-02-08 Stabilisierte alkylenoxidaddukte
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