JPH02532B2 - - Google Patents

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JPH02532B2
JPH02532B2 JP59129437A JP12943784A JPH02532B2 JP H02532 B2 JPH02532 B2 JP H02532B2 JP 59129437 A JP59129437 A JP 59129437A JP 12943784 A JP12943784 A JP 12943784A JP H02532 B2 JPH02532 B2 JP H02532B2
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fuel
gas
engine
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JP59129437A
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JPS6035129A (ja
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Danrotsupu Utsudohausu Jefurii
Buruusu Matsutoson Jooji
Bairon Jansen Haabei
Robaato Adamusu Miruton
Kuno Jiihaado Hyuubaa Kurausu
Buraian Sumeeji Robaato
Emiiru Boritsugaa Furederitsuku
Anson Robaato
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Garrett Corp
Original Assignee
Garrett Corp
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Publication date
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Publication of JPH02532B2 publication Critical patent/JPH02532B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/26Control of fuel supply
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C6/00Plural gas-turbine plants; Combinations of gas-turbine plants with other apparatus; Adaptations of gas-turbine plants for special use
    • F02C6/20Adaptations of gas-turbine plants for driving vehicles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスタービンエンジン、特に地上を走
る車両の動力装置として有効なガスタービンエン
ジンに関する。
近年ガスタービンエンジンの技術が向上し、オ
ツトー又はデイーゼルサイクルエンジンのよう
に、従来の内燃機関による動力装置と同等の総合
効率および経済性を有するまでに改善されてい
る。例えば、ガスタービンエンジン技術は航空用
エンジンとして大巾に導入されている。同様に、
路上での自動車および大型トラツクのような量産
されている地上走行車の従来の内燃機関と匹敵し
うるガスタービンエンジンの開発がなされてき
た。ガスタービンエンジンは、内燃機関に比べ作
動効率が同程度以上で燃料効率もよく排気ガス汚
染も少ない上、更に経済性の点で有利な各種燃料
を使用できる利点がある。更にガスタービンエン
ジンは、多くの場合、車両に適用して寿命が長く
経済性が高い。
ガスタービンエンジンには通常ガス発生部が包
有されており、ガス発生部から燃焼器へ高圧縮空
気を送りそこで圧縮空気と燃料が混合・点火され
る。従つて燃焼に伴い空気流の温度が大巾に上昇
される。高温の圧縮空気により一又はそれ以上の
タービンが駆動され機械的な回転出力が得られ
る。通常これらタービンの一はガス発生部の一部
をなし、大量の圧縮空気を導入すフアンを駆動す
る。下流部に配設される動力出力タービンにより
有効な機械的出力が発生される。この場合、ガス
発生部からの高速かつ大量の空気流により比較的
高速でタービンが駆動される。ガスタービンエン
ジンの他の特性は、その作動効率が空気流の温度
の上昇に応じて大巾に上昇することにある。
しかしながらガスタービンエンジンの動作特性
上、地上走行車に適用したロータリピストン式の
内燃機関の正常な動作に比べいくつかの欠点があ
る。即ち、内燃機関は駆動力を発生する往復移動
部に対し燃料供給量を減少させることにより、車
両に大きな減速力を与える。これに対し、ガスタ
ービンエンジンにおいては大きな慣性回転力があ
るから、ガスタービンエンジンの燃焼器へ送られ
る燃焼供給量を減少しても、直ちに車両に対し相
対的に大きな制動力を迅速に与えることができな
い。この欠点を解決するため、現在まで種々の構
成が提案され、車両の駆動装置としてのガスター
ビンエンジンの制動特性の改善がなされている。
これらの提案は主に、燃焼器内で燃焼工程を完全
に消滅させて最大制動力を得る方法である。この
場合ガスタービンエンジンにおいては燃焼工程を
消滅させる毎に、エンジン全体に断続的に熱サイ
クルが生ずることになり、各構成部材の劣化が早
くなつて耐用性が低減される。更にこれらの方法
によれば燃焼に断続により不完全燃焼が多くなり
排気も悪化する。他の改絶方法としては、ガス発
生部および動力駆動部が相互に機械的に直結され
車両を駆動するよう設けられたガスタービンエン
ジンが提案されている。この構成により制動力は
改善されるが、ガス発生部と動力駆動部が直結さ
れて共働するため、自在性がなく、車両用の駆動
力を発生すべく他の工程を実行させなければなら
ず汎用性に乏しく、このため大量生産による車両
の動力装置として使用する場合好適ではなかつ
た。この種のガスタービンエンジンの一例として
は米国特許第3237404号に開示されるが、航空機
に係りその制動力に関するものであつて無論地上
走行車に容易に応用できるものでもない。
また地上走行車用としてのガスタービンエンジ
ンの従来の構成は、内燃機関に比べ効率並びに加
速性の点で劣つていた。ガス発生部と動力駆動部
を直結しない、いわゆるフリー型ガスタービンエ
ンジンによれば通常、車両を加速するのに必要な
最大トルクを発生させるのに極めて長い時間がか
かる。この問題を解決する従来の方法は、単に一
定の最大速度でガス発生部を作動させるような方
法等によつており依然として不充分であつた。総
じて地上走行車用の従来のガスタービンエンジン
は、エンジンの加速・減速特性を改善しようとす
れば動作効率が低下し、また燃料の燃焼により得
ることができる。出力タービン部の流入気が大巾
に変動することにより動作効率が低下する欠点が
あつた。即ち従来の方法によれば通常、車両を駆
動してガスタービンエンジンの全動作中安全性、
信頼性、動作特性の良好な制御機構を提供するこ
とができなかつた。更に、従来のガスタービンエ
ンジンは内燃機関により車両を駆動する場合に比
ベ運転者の操作が大巾に異なつており、使い勝手
が悪かつた。
地上走行車への適用する際の他の問題点として
は、故障時における制御機構の安全性および信頼
性、エンジンの総合動作効率、制御装置の安全性
および信頼性の欠如が上げられる。これは、好適
な内燃機関の動作に近いガスタービンエンジンを
提供しようとする場合必然的に要求されることで
あろう。
従つて、ガスタービンエンジンと内燃機関の両
方の長所を有するガスタービンエンジンを提供
し、地上走行車用として大量生産可能で信頼性、
安全性、経済性に優れている利点を有することが
好ましいことは理解されよう。
本発明の一目的はエンジン出力増減制御に関
し、在来のピストンエンジンの特性に近いガスタ
ービンエンジンを提供することにある。
本発明によればこの目的は、出力タービン部
と、出力タービン部の上流に配設され、出力ター
ビン部に固定された羽根と固定羽根と対峙され且
つ変位可能に設けられた可変案内羽根とを備え、
可変案内羽根を固定羽根に対し変位させることに
より、固定羽根へのガス流の流入角を正から負に
亘り変化せしめて、出力タービン部を通過するガ
ス流の圧力比を変化させ出力タービン部の回転数
を増減する羽根装置と、羽根装置を調整する作動
器とを包有し、前記作動器は羽根装置に連結され
る出力部材と、出力部材の移動を制御する入力部
材と、速度検出装置により検出される出力タービ
ン部の実際の速度と加速機により制御される機械
的入力信号により表わされる出力タービン部の所
定速度との差を表わす第1の力を入力部材に与え
る比較装置と、入力部材と出力部材とを機械的に
連結するフイードバツク装置と、電気制御装置と
を備え、入力部材と出力部材との連結により両者
の位置に応じて帰還されて力が入力部材に与えら
れ、入力部材は第1、第2の力と帰還されて加わ
る力とに応じて移動し入力された力に従い出力部
材の位置を制御可能に設けられ、電気制御装置は
エンジン速度以外の一以上のエンジン駆動パラメ
ータを検出するセンサと、検出したエンジン駆動
パラメータに従い入力部材に加わる第2の力を制
御する電気・機械変換器とを備えてなるガスター
ビンエンジンによつて実現される。
上述の構成の本発明によるガスタービンエンジ
ンにおいては入力部材に入力された力に応じて出
力部材が迅速に動作せしめられ、これに伴い一組
の可変案内羽根の相対位置が迅速に変えられ得
る。
本発明による他の目的と利点は以下の好ましい
実施例に沿つて説明するに応じ明らかとなろう。
以下、本発明を好ましい実施例にそつて説明す
る。
以下の説明中並びに図面中のパラメータの意味
は次の通りである。
Npt……出力タービン部54の回転速度 Ngg……ガス発生部52の回転速度 Ngg *……ガス発生部52の所定速度 Nti……入力伝達シヤフト36の回転速度 e……入力伝達シヤフト36の所定の最小回転
速度 Wf……燃料流量 B……羽根120,122の角度 B*……羽根の所定角度 a……絞りレバー184の位置 a*……絞りレバーの所定位置 T2……ガス発生部のコンプレツサの流入気温
度 P2……外気圧 T3.5……燃焼器の流入気温度 T3.5……燃焼器の圧力 T3.5 *……燃焼器圧力の所定の中間値 T4……出力タービン部の流入気温度 T6……出力タービン部の排気温度 図面には本発明によるガスタービンのエンジン
30を示す。第1図のエンジン30は車両、例え
ば450乃至600馬力級の通常のトラツクの駆動列に
連結されている。即ち前記エンジン30の出力部
は動力出力シヤフト32を介しクラツチ34と連
結され、且つ動力入力シヤフト36がクラツチ3
4と変速機38との間に連結されている。本発明
の変速機38としては手動でシフトできるギヤ式
のものが好適であるが、各種変速機が適用可能で
あることは理解されよう。周知のように、変速機
38にはいくつかの前進ギヤ、後進ギヤおよびニ
ユートラルギヤ等が具備されている。仮りにニユ
ートラルの位置にある場合周知の如く動力入力シ
ヤフト36と最後段の駆動部42および駆動車輪
44に連結される動力出力シヤフト40との間に
動力は伝達されない。手動によるシフトレバー4
6により所望のギヤ比が選定され、速度センサ4
8から入力シヤフト36の回転速度を示す信号を
発生する。第1図の速度センサ48は以下に詳述
するが、エンジン30の制御系に適合できるもの
が使用される。速度センサ48により発生された
電気信号は導線50を通してエンジン30の電子
制御部68へ送出されることが好ましい。
第1図乃至第4図のエンジン30はガス発生部
52と、前記ガス発生部52とは別のシヤフトに
装着される出力タービン部54と、エンジンの排
気から廃熱を利用して燃焼前の圧縮空気を予熱す
る復熱室56とを具備した復熱式ガスタービンエ
ンジンである。エンジン30には更に、可燃焼料
供給源58と内部に燃料ポンプを備えた燃料調整
部60と、ガス発生部52へ通じる燃料供給導管
64を介しエンジンを加速又は減速する時燃料流
量を正常に制御する調整弁62と、出力タービン
部54内の可変羽根を位置調整する羽根制御部6
6とが包有される。一方、電子制御部68は各種
の入力パラメータ信号を入力し処理して、制御信
号を燃料調整部60および羽根制御部66へ送
る。
また周知のように、バツテリ70と、好ましく
はガス発生部52およびエヤポンプ74の両方に
選択的に連結される起動モータ72とが具備され
ている。始動動作時に、モータ72が付勢され
て、エアポンプ74およびガス発生部52のメイ
ンシヤフト76が駆動される。第2図に明示され
るように、本考案による好ましい実施例のエンジ
ンには、シヤフト76と連係する駆動歯車列78
と、出力タービン部54のメインシヤフト82に
より駆動される別の駆動歯車列80とが包有され
る。2駆動歯車列78,80はクラツチ84を介
し比較的低出力が伝達されうる。前記クラツチ8
4は通常出力フイードバツククラツチと呼ばれ第
3図に詳示されており、その詳細な動作は後述す
る。
ガス発生部52には通常好適にロ過機能を果す
エヤ入口部86が具備され、前記エヤ入口部86
を通し外気が一組の直例に配列された遠心コンプ
レツサ88,90へ供給される。圧縮空気がダク
ト92を通し、第1のコンプレツサ88から第2
のコンプレツサ90へ運ばれる。ガス発生部52
には更にダクト94が設けられ(第5図参照)、
コンプレツサ90の円周部から圧縮空気を収集し
て、一組の供給ダクト95を経、圧縮空気を復熱
室56へ送り、復熱室56において混合されるこ
となく、熱交換のみを行なうよう機能せしめる。
本発明に各種の復熱室が適用可能であるが、一例
として1975年7月15日のフレツド・ダブリユー・
ジヤコブセン他による「成形管・シート熱交換器
のマニホルド構造法」と題した米国特許第
3894581号が挙げられる。この場合ダクト95か
らの圧縮空気がエンジン30の排気流の排熱によ
り復熱室56において予熱されることになる。次
に予熱された圧縮空気はダクト96を経て筒状燃
焼器98へ送られる。即ち第5図に示すように、
復熱室56からの予熱された空気は多数の開口部
97からダクト96の充気部に、更に開口部97
Aから燃焼器98の一部に流動される。燃焼器9
8には多孔ライナ99が内装され、開口部97A
からの予熱された圧縮空気流は多孔ライナ99の
内外に移動し更に多孔ライナ99から燃焼部分に
導入される。一又はそれ以上の電気点火プラグ1
00が周知の方法で高圧源に好適に接続されてお
り、電気点火プラグ100を駆動して燃焼器98
内部で連続的に点火動作が行なわれる。燃焼器9
8に対し燃料供給導管64から送られる燃料はダ
クト96からの圧縮空気と混合され燃焼される。
ガス発生部52には更に内向半径流ガス発生タ
ービン102が包有されている。前記燃焼器98
から送られる予熱された圧縮空気流は、輪形入口
部106近傍に、円形に配列されたタービン入口
チヨークノズル104を経、ガス発生タービン1
02へ向かつて送られる。エンジン作動中、ター
ビン入口チヨークノズル104により燃焼器98
の内部圧力が外気より高く維持される。ガス発生
タービン102間を通り予熱された圧縮空気流に
よりガス発生タービン102延いてはメインシヤ
フト76が高速で回転され、この回転により2コ
ンプレツサ88,90が駆動される。前記シヤフ
ト76はエンジン30の固定ハウジング110に
軸受108を介し好適に装着される。
出力タービン部54には通常ダクト部112お
よび好適な羽根114が内蔵され、圧縮空気流を
ガス発生部のガス発生タービン102から出力タ
ービン部54のメインシヤフト82に装着される
一組の出力タービン116,118へ送るように
機能する。出力タービン部54には更に位置を変
えうる可変案内羽根120,122が包有されて
おり、夫々軸方向に配置される出力タービン11
6,118および羽根117,119の上流に配
設される。第13図に示すように各組の可変案内
羽根120,122は環状に配列されて空気流路
内に位置せしめられ、且つ共に共通駆動機構12
4と連結されている。駆動機構124には各組の
可変羽根に対し夫々対応する一組の輪歯車12
6,128とプレート129Aを介し、輪歯車1
26,128に連結されるリンク129とが具備
される。ベルクランク130はハウジング110
に枢支されており、ねじられたリンク131の両
端部には夫々リンク129およびベルクランク1
30が連結される。従つて入口ロツド368が直
線状に移動すると、枢支リンク132およびベル
クランク130のアームを介し、軸133を中心
にベルクランク130が旋回され同時に輪歯車1
26,128が旋回される。また入力ロツド36
8が移動した場合、被駆動のメインシヤフト82
の回転軸と一致する軸を中心に輪歯車126,1
29が旋回されることになり、空気流に対し可変
案内羽根120,122が回転される。この場合
可変案内羽根120あるいは122は、第13図
〜第16図に加えて第13a図並びに第13b図
を併照すれば明らかな如く、本実施例では各々羽
根本体120aまたは122aとラツク部120
bまたは122bとで構成され得る。羽根本体1
20aまたは122aは平面から見て弧状をなし
ており、且つラツク部120bまたは122bは
平面から見て扇状をなすと共に、両者の基部12
0a′または122a′と120b′または122b′と
がピン部120cまたは122cを介し一体に結
合されて案内羽根120あるいは122が構成さ
れることになる。このときラツク部120b,1
2bの基部120b′,12b′のピン部120c,
122cは羽根本体120a,122aとは反対
側にも延長され、且つ羽根本体120aまたは1
22aの基部120a′または122a′全体を挿通
してラツク部との連結側と反対側まで突出される
かあるいはラツク部との連結側と反対側に突出す
る別のピン120d,122dが突設される。こ
れらのピン120c,122cの端部若しくはピ
ン120d,122dの端部はハウジング140
内の仕切壁140a,140bに形成された受部
に枢支されており、従つて輪歯車126,128
のある方向の回動に伴いラツク部120b,12
2bがピン120c,122c,120d,12
2dを支点として軸χを中心に回動すると、ラツ
ク部と一体の羽根本体120a,122aも軸χ
を中心に回動せしめられ得る。更に第14図及至
第16図について詳述するに、固定羽根117,
119、駆動機構124並びに輪歯車126,1
28等と相俟つて羽根装置をなす可変案内羽根1
20が第14図の如く“ニユートラル”位置に位
置決めされた場合、下流に配設される出力タービ
ン116の羽根117間との面積比がほぼ最大に
又圧力比が最小にされて、空気流を介し出力ター
ビン116に伝達される出力は最低となる。第1
4図のニユートラル位置は第18図のグラフの0
度で示される位置である。可変案内羽根120の
位置が第15図に示す位置(第18図の+20゜に
あたる位置)へ変えられると、羽根間の圧力比が
高くなり出力タービン116へ伝達される出力は
最大となり、出力タービン116が回転されて最
大出力がシヤフト82に与えられる。又各可変羽
根が第16図の位置(第18図の−95゜の位置)
へ逆向きに旋回された場合、前記可変羽根120
を空気流が通過することにより出力タービン11
6の回転が減速せしめられる。上記においては可
変案内羽根120および羽根117のみを第14
図乃至第16図に沿つて説明したが、出力タービ
ン118の案内羽根122と羽根119にもほぼ
同様の関係が成り立つ。
更に出力タービン118から流出する空気流は
復熱器56に連結されている排気ダクト134に
集められる。出力タービン118の出力シヤフト
82は好適な減速ギヤを介しエンジンの出力シヤ
フト32と連係されている。又空気又は水を媒体
とする冷却器87が包有されており、エンジン3
0の潤滑油を冷却するよう機能し、又冷却器87
はホース91を介して液体タンク89と連通され
る。
次いで第4図、第6図、第6A乃至6D図を参
照して上記燃料調整部を詳述するに、燃料調整部
60は可燃料供給源58から好適なフイルタ13
6を経て燃料ポンプハウジング140の入口部に
燃料が入力される。前記ハウジング140は主エ
ンジンハウジング110の他端部に付設されるか
又は一体成形される。燃料調整部60を作動して
出力ダクト142,144の一方又は両方を流れ
る燃料の流量を調整し調整弁62に供給する。前
記燃料調整部60は概して油圧又は機械的な力を
利用して作動されるが、外部からの機械的又は電
気的信号に応答して動作するよう設けることがで
き、更に、点線146で示される好適な駆動連結
部とギヤ150と駆動シヤフト152を駆動する
減速歯車部148とを包有する。シヤフト152
の回転により、容量形ロータリギヤポンプとして
形成された燃料ポンプ154が駆動され、入口部
138から燃料を導入して出力導管156から極
めて高圧の燃料を流出する。第6A図に示す如
く、ギヤポンプは一組の噛合ギヤ158,160
有し、前記ギヤ158,160の一は駆動シヤフ
ト152により駆動され、他方のギヤはハウジン
グ140内に枢支される遊びシヤフト162に装
着されている。3つの流路、すなわち出力ダクト
142、バイパス開口部164、および主流量調
整導管166には同時に出力導管156から燃料
が供給される。前記バイパス開口部164内には
摺動可能なバイパス調整弁ポペツト168が収容
され、出力導管156から戻し管170へ更に燃
料入口部138への流量を調整する。前記バイパ
ス開口部164における燃料の圧力により、バイ
パス調整弁ポペツト168が下方に押圧されて戻
し管170を流れるバイパス流が増加される反
面、圧縮バネ172を介し燃料の圧力に抗して、
バイパス調整弁ポペツト168が上動されバイパ
ス開口部164から戻し管170へ流れる流量が
減少される。また前記パイパス開口部164の下
端部は圧力管182を介して燃料供給導管64と
連通している。従つて燃料供給導管64の液圧が
パイパス調整弁ポペツト168の下側部に加えら
れ、出力導管156の高圧液体により生じる力に
対向する際圧縮バネ172のバネ力に相乗され
る。主流量調整導管166の終端部には調整ノズ
ル174がプレート176を介しハウジング14
0に固設され、かつ中央の空胴部180と連通す
る内径が先細状の開口部178を具備している。
燃料調整部60には更に手動絞り入力部とし
て、ハウジング140に調整可能に装着される止
め部材186,188間に、絞にレバー184が
移動可能に付設されている。内部空胴部180内
に延びるシヤフト192は、好適な軸受190を
介しハウジング140に対し回転可能に支承され
る。夫々ローラ198を支承する一組のシヤフト
196がカム部194を介してシヤフト192に
一体に固着されている。絞りレバー182および
シヤフト192が回転するとシヤフト196も回
転されるよう構成されているので、バネ止め部材
200の下部肩部に当接するローラ198はロー
ラを介しバネ止め部材200が垂直方向に移動さ
れるよう作用する。前記バネ止め部材200が垂
直方向即ち長手方向に移動する際、バネ止め部材
200はその中央開口部を摺動するよう貫通せし
められた上部案内ローラピン204を有する案内
シヤフト202により案内され移動される。前記
案内シヤフト202は例えば固定ナツト206に
よりハウジング140に螺着される。
燃料調整部60には更に機械的な速度センサが
包有されており、前記速度センサはシヤフト15
2に枢支される重量支承体208を具備する。前
記重量支承体208には、ピン212を介し一定
間隔を置いて枢支された複数個の重量体210が
支承体208と共に回転可能に保持されている。
従つてシヤフト152の回転速度に応じた遠心力
により、ピン212を中心に重量体210が回転
され、第6図から明らかな如くシヤフト152の
下端部において、ころ軸受装置の内部回転レール
214が下方に駆動される。前記内部回転レース
214の下動力は、玉軸受216を介しころ軸受
装置の非回転外部レース218に伝達されて、非
回転セグメント220も下動される。セグメント
220は下部にバネ止め部をなす肩部222を有
しており、バネ224がセグメント220の肩部
222と絞りレバー184と連通するバネ止め部
材200との間に張設される。セグメント220
に加わるバネ224の予荷重により、重量体21
0は上向きの力が加えられていて通常第6図に示
すような零(セグメント220の移動量)即ち低
速位置に押し上げられている。シヤフト152の
速度が増すとセグメント220が下方に移動され
る。従つて、シヤフト152の回転で発生する遠
心力により生ずる下動力に相乗するようバネ22
4を、絞りレバー184を旋回するように圧縮し
得る。従つて絞りレバー184を介しシヤフト1
52の速度に相応するガス発生部の速度を調整で
きることになる。このためセグメント220の垂
直位置は重量体210を介して検出されるガス発
生部の実際の速度と絞りレバー184の位置によ
り定まる速度との差を示すことになる。第19図
には絞りレバー184が位置aに移動された時の
ガス発生部の速度Nggに対するバネ224の作用
がグラフで示されている。
更に燃料調整部60にはピン228を介しハウ
ジング140に枢支される主燃料絞りレバー22
6が具備されている。主燃料絞りレバー226の
一アームの先端部には球状部230が形成され、
前記セグメント220の受容溝232に受容され
る。主燃料絞りレバー226の反対側のアーム2
34は、セグメント220の移動に応じて制御オ
リフイスを区画すべく開口部178に対し接近又
は離間するよう移動可能であり、これにより主流
量調整導管166から空胴部180に流れる燃料
を制御し得る。調整弁ポペツト168は、開口部
178の下流の燃料供給導管64と主流量調整導
管166との間の圧力差に応じて変位し、戻し管
170を流れる燃料量を制御して、開口部178
と主燃料絞りレバー226のアーム234間に区
画される液量制御オリフイスとの間の圧力差をほ
ぼ一定に維持し得る。従つて主流量調整導管16
6から空胴部180および出力ダクト144へ送
られる燃料の割合は、開口部178が燃料制御パ
ラメータをなすとすれば開口部178に対するア
ーム234の位置のほぼ関数となる。また例え
ば、オリフイス236を圧力検出導管182内に
形成して調整弁ポペツト168の移動の安定化を
図ることができる。
空胴部180内にはソレノイド239が配設さ
れており、上記プレート176と共にハウジング
140に固定される外側ハウジング238が包有
される。前記外側ハウジング238の内部にコイ
ル240が配設され、且つ前記コイル240の中
央部に接極子242が配設される。主燃料絞りレ
バー226のアーム234と上部245において
係合可能なプランジヤ・シヤフト244が接極子
242の中央に一体化される。比例するバネ力を
持つバネ246,248が外側ハウジング238
に形成した止め部材間に配設されており、通常図
示の消勢位置にプランジヤ・シヤフト244を位
置決めする。好適な導線250を介しソレノイド
239が付勢されると、接極子242およびプラ
ンジヤ・シヤフト244が上動され、プランジ
ヤ・シヤフト244が主燃料絞りレバー226に
かかるバネ224の力に抗し主燃料絞りレバーの
アーム234を上方へ押し上げる。
所望ならばプランジヤ・シヤフト244はアー
ム234に直接当接するよう設けることもできる
が、好ましくはアーム234に間挿体が配設され
る。即ちポペツト形の間挿体252はアーム23
4内に保持され且つ開口部178と整合される。
前記間挿体252は通常オリフイスに向つてバネ
254により押圧され、プランジヤ・シヤフト2
44の上部においてオリフイスを区画する。間挿
体252は、実際上比較的平らな面部が確実に開
口部178と整合され、開口部178から流出す
る燃料の流出方向に対し直角に位置していて、燃
料を好適かつ確実に制御するよう機能する。一
方、バネ254に抗しアーム234を旋回するこ
とにより間挿体252がプランジヤ・シヤフト2
44の上部245と当接するまで燃料量を増大で
きる。この場合アーム234の旋回動作が規制さ
れるが、開口部178と間挿体252との間に区
画される輪形のオリフイスを流通する燃料量を最
大にする場合支障を与えない。
第6B乃至6D図に詳示する如く別のソレノイ
ド257が具備されており、そのハウジング25
6はアーム234を挟んで前記ソレノイド239
と反対側に配設されている。ソレノイド257に
は、コイル258と、移動可能に配設された接極
子260並びにプランジヤ262とが包有され
る。好適な止め部材を介してバネ264,266
によりプランジヤ262が通常図示の消勢位置に
移動される。好適な導線268を通しコイル25
8を付勢すると、接極子260並びにプランジヤ
262が下動され、プランジヤ262が主燃料絞
りレバーのアーム234と当接し、その当接力は
バネ224のバネ力に相乗せしめられるように作
用し、主燃料絞りレバー226を旋回して、アー
ム234が開口部178から離れる方向に移動さ
れる。ソレノイド257のハウジング256は例
えばボルト又はピン270によりプレート176
に固設される。好ましい実施例によれば、プラン
ジヤ262はアーム234に直接当接せずにその
押圧力がアーム234に内装した、前記間挿体2
52と実質的に同様のピン272を介し加えられ
る。前記ピン272はバネ274により予荷重さ
れており、プランジヤ262等に製造公差がある
場合でも、又ピン228を介し枢支した主燃料絞
りレバー226の位置ズレがあつてもアーム23
4に確実かつ好適に当接し力が伝達され得るよう
構成される。
両ソレノイドはバネにより消勢位置に移動され
ると共に、各コイルに対する電流あるいは電圧の
入力変化により、ソレノイド239のプランジ
ヤ・シヤフト244の位置が連続的に変化せしめ
られ、且つプランジヤ262は第6C図又は第6
D図のいずれかの位置に位置することになる。
即ちソレノイド257のプランジヤ262は第
6B図の消勢位置から第6C図および第6D図の
2付勢位置へ移動される。所定の一電気入力信号
により、接極子260は第6C図に示す如く移動
され、プランジヤ262を移動して調整可能な止
めナツト263の突部がバネ止め部材267と当
接する。プランジヤ262が移動すると、プラン
ジヤ272が押圧されバネ274を圧縮して、開
口部178から離れる方向にアーム234が移動
され、燃料が増大されソレノイド257への入力
に応じた値までガス発生部52の回転速度が上昇
される。従つてプランジヤ272とバネ274に
より、最大出力以下の出力信号に応じてアーム2
34に所定の大きさの回動力を与えることができ
る。
また別の大出力を与えるべき入力電気信号によ
り、接極子260は接極子260の面部261が
第6D図に示すようにハウジング256の止め面
部259と当接されるまで完全に移動される。こ
の移動によりプランジヤ262がバネ266を圧
縮し、プランジヤ262の下端部はアーム234
と直接当接するようになり、アーム234が押さ
れて開口部178と面部252との間のオリフイ
スを流れる流量が最大にされる。後述する如く、
ソレノイド257を付勢して第6D図の位置にす
る場合、主燃料絞りレバー226を押し最大燃料
供給量すなわち最大出力位置にする時のガス発生
部からの所定速度の2倍にされる。
第7乃至11図を参照して調整弁の構成を詳述
するに、調整弁62には通常、ハウジング140
および固定エンジンハウジング110の両方と一
体に形成され得るハウジング276が包有され
る。前記ハウジング276は燃料調整部60およ
び燃焼器98の両方に近接して配設されることが
好ましい。ハウジング276は内部に空洞部27
8が形成されており、2燃料出力ダクト142,
144と燃料供給導管64と燃料を再び可燃燃料
供給源に戻す低圧戻し管280が前記空洞部27
8と連通されている。開口部284,286を有
した調整弁体282が空洞部278内で長手方向
に摺動可能かつ可動可能に配設されており、前記
開口部284,286は不均一に形成され、かつ
調整弁体282の内部の中空空洞部288と連通
されている。従つて出力ダクト142,144が
前記中空空洞部288と連通されることになる。
調整弁体282には更に、燃料供給導管64と連
通する開口部290が具備される。一方の減速用
の開口部286は通常出力ダクト142と整合さ
れ、他方の加速用の開口部284は通常開口部2
90と整合される。各開口部284,286の構
成を第10図および第11図に詳示してある。
調整弁体282は好ましくは第9図の具体例の
如く、止め部材294を介しハウジング276に
作用するバネ292により長手方向の一方に押圧
せしめられ、一方止め部材294は例えばスナツ
プリング300を介してハウジング276に装着
される密封ブロツク298と整合点296で接触
する。この場合バネ292の端部においてはハウ
ジング276に対し調整弁体282を回転可能な
ように前記整合点の如き点接触せしめているが、
第7図に示すようにボール302を介在してもよ
い。調整弁体282の対向端部には調整弁体28
2を回転可能にすべくボール304を介してピス
トン306が配設されている。感温体312、例
えば長手方向長さが感温チヤンバ310内の空気
又は他の流体の温度に応じて変化する感温筒体が
ハウジング276に固定される。ハウジング27
6は特に筒状感温体312のチヤンバ310と連
通されかつ燃焼器98に送られる圧縮空気と同一
温度T3.5に維持されるよう、エンジン30に装備
される。断熱材311が必要に応じて付設され調
整弁62の過熱を防止する。また、第9図の右端
部の多孔シリンダ壁でなる感温体312は、燃焼
器98へのエア入口部即ち復熱室56から燃焼器
98へ空気を送るダクト96に配設され得る。い
ずれにしても調整弁62は感温体312が燃焼器
98の流入気温度の増減に応じて長手方向に伸張
又は収縮するよう構成される。調整弁体282自
体は温度に実質的に左右されないセラミツク製ロ
ツド308を介し感温体312と連係される。従
つて調整弁体282はダクト142および開口部
290に対し燃焼器98の流入気温度に応じて長
手方向に移動される。従つて開口部284を通る
燃料は、開口部284が開口部290に対し長手
方向に移動する時、燃焼器98の温度に応じて変
化されることになる。
ハウジング276には更に本体に対し直角に開
口部314が形成される。一組のダイヤフラム形
密封体318,320を有するロツド・ピストン
装置316は開口部314内において長手方向に
往復動可能に配設され、密封体318,320の
外端部は、ハウジング276に内装した間挿体3
22に対し閉鎖プラグ324を螺合して押圧する
ことによりハウジング276内に固定できる。ま
た密封体320の内面は可動ロツド・ピストン装
置316に固定される。閉鎖プラグ324と当接
する密封体320により内部圧力を検出するチヤ
ンバ326が区画され、ロツド・ピストン装置3
16一端部がチヤンバ326に突出している。例
えば燃焼器98の圧力P3.5が検出導管328を経
てチヤンバ326に送られロツド・ピストン装置
316の一方に作用する。開口部314の対向部
では、止め部材332を介しハウジング276に
保持されるバネ330が配設されており、前記バ
ネ330はチヤンバ326内の圧力に抗しロツ
ド・ピストン装置316を弾圧するよう機能す
る。また前記ロツド・ピストン装置316の対向
部334は好適な出口部336を介し大気圧を受
けるよう設けられている。密封体318,320
および間挿体348から成る密封体と同様の密封
体を符号335の位置で対向部334に付設する
こともできる。従つて外気圧と燃焼器98内の圧
力との差が、ロツド・ピストン装置316に作用
し、開口部314内のロツド・ピストン装置31
6が移動される。
アーム338の一端部が調整弁体282内の開
口部に螺着されており、前記アーム338の他端
部にはロツド・ピストン装置316の凹所342
に受容されるボール340が具備されている。従
つて前記開口部314内のロツド・ピストン装置
316が移動されると、前記調整弁体282はそ
の軸線を中心に回転されることになる。このため
開口部284,290間および開口部286、ダ
クト142間の各連通領域は調整弁体282が回
転されるので燃焼器98のゲージ圧力の大きさに
より変化される。凹所342にボール340が単
に係入されているだけであるからアーム338は
調整弁体282と共に軸方向に移動される。ロツ
ド・ピストン装置316は各種の構成のものが使
用可能であるが、第8図に示す好ましい実施例に
よればネジ山付端部344を有し、好適な螺合体
346が螺合されており、間挿体348を介し密
封体318,320の中央部を固定している。
従つて調整弁62総体は燃焼器圧力P3.5および
燃焼器の流入気温度T3.5の2パラメータを乗算す
る、いわば機械式アナログ計算機として機能し、
調整弁体282および開口部284,286の位
置は、燃焼器圧力P3.5と燃焼器の流入気温度T3.5
との積の関数となる。
第4図に示すように、エンジン30には周知の
如く、ソレノイドにより作動される常開の電磁弁
350および手動又はソレノイドにより作動され
るしや断弁352が包有される。こられの弁35
0,352は調整弁62の下流に配置され、好ま
しい実施例によれば調整弁62のハウジング27
6内に又は前記ハウジングに近接して配設され
る。
第9図乃至第11図に示すような各開口部28
4,286は次の式に基づいて形成される。すな
わち Wf=(K1−K2・T3.5) ×P3.5+K3・T3.5 ……(i) ここにK1乃至K3はガスタービンエンジンの動
作特性により決まる定数である。
開口部284,290の相関関係を好適に公式
化することにより、調整弁62に与えられるこの
式によれば、ガス発生部52の全加速中又は少な
くとも一部において出力タービン部54の流入気
温度T4が最大となる。従つて開口部284が燃
料量の制御パラメータである時、機械的アナログ
計算機として機能する調整弁62により燃料量が
制御され、出力タービン部54の流入気温度T4
がほぼ一定に維持される。以下に詳述するよう
に、エンジンの加速中開口部284は主動作バラ
メータとなる。一方開口部286はエンジンが減
速中の制御パラメータである。加速時開口部28
4の口径が変化せしめられて出力タービン部54
の流入気温度が最大かつほぼ一定値に維持され、
通常のエンジンの温度範囲内で最大の加速性能を
発揮し、一方減速時開口部286の口径部が変化
されて燃料量が制限され燃焼損失が防止れ、エン
ジンが顕著に減速される。燃焼器98のゲージ圧
力でなく絶対圧力を用いる温度計算弁を具備した
同種のタービンの動作説明がレインホールド・ウ
エルナによる米国特許第4057960号に詳述されて
いる。
尚更に特に第12図および第13図に沿つて羽
根制御部66の詳細な構成を詳述する。羽根制御
部66は、本質的に油圧および機械的に駆動され
るよう構成されており、通常夫々高圧ポンプ36
0および低圧ポンプ362から加圧液を移動させ
る一組の加圧液の供給管356,358を有した
ハウジング354を具備している。前記の各ポン
プ360,362はエンジンの好適な予備動力機
構により駆動される。ポンプ360,362によ
りエンジン内の潤滑等の各種機能が与えられるこ
とは理解されよう。
ハウジング354の内部には液体を受容するシ
リンダ364が具備され、且つ前記シリンダ36
4の内部には液圧室を区画する出力部材なすピス
トン366が往復動可能に装着されている。ピス
トン366と一体のロツド368はハウジング3
54の外部へ延出しており、第13図のベルクラ
ンク130と連係可能に連結されており、従つて
ロツド368が直線状に往復動すると、ベルクラ
ンク130、輪歯車126,128、および対を
なす可変案内羽根120,122が回転される。
供給管356からの高圧液はシリンダ364に
近接配置されたハウジング354内の開口部37
0に供給される。また高圧液排出ダクト372が
供給管356の延長方向に形成され、一組の液作
動導管374,376が夫々シリンダ364に対
しピストン366の両側において連通される。入
力部材をなす制御弁体380は供給管356から
の高圧液が排気ダクト372のみと連通する図示
の中央開位置に位置決め可能であり、開口部37
0内に往復可能に内装される。通常バネ381乃
至385により図示の位置に制御弁体380が偏
位される。制御弁体380は四方向弁であり、制
御弁体380が上動すると供給管356から導管
374およびピストン366の上側部へ高圧液が
送られ、一方導管376を介し、シリンダ364
内のピストン366の下側部は導管388を経て
戻し管386と連通される。制御弁体380が反
対方向に移動されると、高圧液が供給管356か
ら導管376およびピストン366の下側部へと
送られ、一方導管374はチヤンバ378および
戻し管379を介し戻し管386と連通される。
ピストン366はハウジング354の内壁突出部
390と協働して、チヤンバ378とシリンダ3
64との間に液が流れないように構成されてい
る。
第1のバネ382は、制御弁体380に作用す
るフイードバツク装置としてピストン366の位
置と案内羽根122の角度を検出するよう機能す
る。バネ382はバネ383乃至385に比べピ
ストン366が迅速に移動せしめられるよう充分
大(例えば14倍)のバネ力を有し、制御弁380
の上部を弾圧するよう作用し制御弁を中央位置に
戻すべく機能する。従つてピストン366はいわ
ば入力ピストンをなす制御弁380の移動に追従
するサービス形ピストンであることは明らかであ
ろう。
一方、ピストン機構392がその肩部393に
働く導管394からの液圧の大きさに応じ移動す
るように前記開口部370内に配設される。また
前記ピストン機構392には第3のバネとしての
バネ383の圧縮バネ力を変化させるべく調整可
能な第2の止め部材(図示せず)が設けられる。
前記肩部393に働くバネ383の加圧力はバネ
385のバネ力に抗する。ロツド395はその上
端部と制御弁380との間に配設される第2のバ
ネとしてのバネ384に対し位置調整可能な第1
の止め部材として機能し、ピストン機能392の
中央部に摺動可能に貫通して配設されている。ロ
ツド395は、枢支部398を中心にハウジング
354に枢支される支点レバー396の回動に応
じて長手方向に移動可能である。
羽根制御部66には更に別の空洞部400が包
有され、空洞部400内には制御圧力絞り弁40
2が装着される。前記絞り弁402はエンジンの
絞りレバー184による押圧力により移動可能な
バネ止め部材404が押されてバネ406を介し
次第に増大する力の作用により下動される。前記
バネ406のバネ力に抗するよう螺旋状の圧縮バ
ネ408が配設される。絞り弁402の位置変化
に判いライン358から導管410へ流れる液量
が調整される。また導管410はオリフイス41
4を有する導管412を介し絞り弁402の下方
とも連通されている。且つ前記導管410はハウ
ジング354の別の空洞部418に往復動可能に
装置される段付ピストン416の大面部の下方に
連通される。空洞部418の一端部はオリフイス
419を介し戻し管387と連通される。ピスト
ン416の小径部は導管420を介し圧縮液を受
けるよう設けられている。また適切な排出導管4
24を介し、ピストン416の中間部および絞り
弁402の上方は導管388から低圧用の戻し管
386へと連通されている。
前記導管420には出力タービン部54のメイ
ンシヤフト82の回転を示す如く作用する液体が
与えられる。このため羽根制御部66には、例え
ばメインシヤフト82に装着されかつ回転される
油圧ポンプ422が包有される(第4図参照)。
前記油圧ポンプ422は非容量形であり、前記油
圧ポンプにより圧縮液が導管420へ送られる。
この場合段付ピストン416の小径面部にかかる
圧力はシヤフト82の回転の2乗の関数であるよ
うに構成される。同様に絞り弁402の作用によ
り、絞りレバー184の回動に応じてピストン4
16の大径面部に加わる圧力が発生される。
絞り弁402およびピストン416はいわば機
械的な入力信号装置および比較装置として使用さ
れ、実際の出力タービン部の回転速度と絞り弁の
位置に応じる出力タービン部の回転速度との差す
なわち誤差の関数に対応してバネ384の圧縮力
が変化される。第19図に前記の要求される出力
タービン部54の回転速度Nptをグラフで示す。
羽根制御部66には更に、導線427を介し電
子制御部68に制御された正比例して動作するソ
レノイド426が包有される。前記ソレノイド4
26には、コイル430を囲繞するハウジング4
28と、制御弁432と連結される中央の接極子
とが包有される。前記制御弁432は正常時には
バネ434により戻し管386と導管394とを
連通させる位置に上動されている。制御弁432
は印加される電子信号の大きさに応じ下方に比例
的に移動されてダクト372、導管394間の流
量が比例的に増大され、かつ導管394と戻し管
386間の流量が比例的に減少される。この結
果、導管394の圧力は電子信号の大きさまで比
例的に増大することになり、この圧力はソレノイ
ド426へ送られる電子信号がない場合ほぼ零に
なる。導管394内の圧力が最低の場合、バネ3
83,385により制御弁380に最大のバネ力
が加わり、導管394内の圧力が上昇するとピス
トン392が下動されて制御弁380に加わるバ
ネ385のバネ力が減少され、バネ383のバネ
力が減少される。
また電気信号がソレノイド426へ送られない
場合、最小の圧力が肩部393に印加されること
になり、案内羽根120,122が出力タービン
の回転速度に応じて制御される。従つて始動の際
案内羽根120,122は第14図に示す位置に
あり、エンジンの始動状態以外では、通常第15
図で示す最大出力位置に移動される。
第18図に示すように、羽根制御部66が作動
されて案内羽根120,122の角度Bぱ0度か
ら+20度へ変位され、出力タービン部の羽根11
7,119に加わる空気流が正の流入角度を持つ
よう変化させて、当該空気流による出力タービン
部の出力を変化しつつ、出力タービン部を車両に
対し原動力を伝達する方向に回転する。羽根制御
部66は又案内羽根120,122を出力タービ
ン部の羽根117,119に対し負の流入角度を
持つように設けられ、案内羽根120,122の
位置が第18図の領域“d”内に位置するよう移
動される。前記の負の流入角度を持つ位置では空
気流は逆向きに向けられるので出力タービン部の
回転を減速させるよう機能することになる。
第4図に併せ第17図に沿つて更に電子制御部
68を説明する。第17図には電子制御部68を
構成する電子制御論理回路の一部が示されてい
る。前記電子制御部68には出力タービン部54
のメインシヤフト82に固設されるチヨツパ43
6および導線440からの出力タービン部の回転
速度を示すような電子信号を伝送する好適な磁気
モノポール438を介して、出力タービン部の回
転速度(Npt)示す入力電気信号が入力される。
同様にガス発生部52の回転速度Nggはチヨツパ
442、モノポール444、および導線446を
介し検出される。また変換器448,450,4
52は各部の温度、すなわちガス発生部の導入気
温度T2、出力タービン部の導入気温度T4、およ
び出力タービン部の排気温度T6を示す入力電気
信号を発生する。図示のように、これら温度信号
はライン454,456,458から伝送され
る。又電子制御部68には外気圧センサ460お
よびライン462から、外気圧P2を示す電気信
号が入力される。また電子制御部68には更に好
適な検出装置から、絞りレバー184の位置
“a”を示す電気信号がライン464を介し入力
される。一方スイツチ466が、出力フイードバ
ツクブレーキ(以下に詳述する)を必要とする時
車両の運転者により手動で操作可能に配設され
る。更に可変案内羽根120,122が所定の位
置B*を通過すると、変換器544はインバータ
546への信号を発生するよう構成されている。
電子制御部68はライン519を具備し、且つ
各々が各種の論理回路を構成するソレノイド25
7、電磁弁350のソレノイド、ソレノイド23
9、ソレノイド426等の夫々導線268,35
1,250,427を介して付勢又は滅勢する各
種出力信号が与えられる。電子制御部68には関
数発生器514,550,552が内蔵される。
前記関数発生器514は定格トルクを制限する関
数を与えるよう機能し、かつ各種の条件即ち吸気
温度T2、外気圧P2および出力タービン部の回転
速度Nptの関数としてガス発生部の最大許容速度
を表わす信号を発生する。関数発生器550は絞
りレバーの位置信号“a”をガス発生部に要求さ
れる回転速度を指示する電子信号に変換し、関数
発生器552は導線446からのガス発生部の回
転速度Nggの関数としての信号を発生する。また
前記電子制御部68は比較回路497,534,
540,554,556および論理素子498,
500,538を内包する。これら論理素子は代
数的に最下位入力信号を通過させる。
論理素子498は比較回路534,540に発
生された信号536,542を選択し、出力ター
ビン部の流入気温度T4および出力タービンの排
気温度T6より上又は下の温度を示す。センサ信
号T4が欠如した場合更にライン456から入力
が論理素子498に与えられる。論理素子500
は比較回路497および論理素子498から入力
を受ける。比較回路497は要求される速度とガ
ス発生部の実際の速度446とを比較し、エンジ
ンが加速されたか又は定常状態にあるかが判別さ
れる。論理素子500の出力はインバータ546
を介して、ソレノイドドライバ558に好適な信
号として送られ、次にソレノイドドライバ558
により導線427に生ずる大きさに比例する距離
だけ制御ソレノイド426が移動される。論理素
子538は比較回路554,556、論理素子4
98、および微分器548から入力を受ける。従
つて論理素子498は2温度T4,T6の小さい方
を示す。比較回路556からはドライバを介し要
求される出力タービンの回転速度Nptと出力ター
ビン部の実際の回転速度Nptと差が出力される。
比較回路554は関数発生器514により決定さ
れるガス発生部の最大許容速度とガス発生部の実
際の回転速度446とを出力する。論理素子53
8は代数的に最低の信号を選択し、前記の最低の
信号をソレノイドドライバ560へ送り、燃料調
整部のソレノイド239へライン250を介し出
力されて燃料調整部60へ入力される。
更に電子制御部68には比較回路468および
関数発生器470,472,474が包有され
る。前記関数発生器470は、出力タービン部の
回転速度とガス発生部の回転速度との差が所定最
大値例えば5%より小さいか否かを示す出力信号
をライン478に発生する。関数発生器472
は、出力タービン部の回転速度がガス発生部の回
転速度より大きいか否かを示す信号をライン48
0に発生し、一方関数発生器474は、ガス発生
部の回転速度が最大速度の45%より大きいか否か
を示す信号をライン482に発生する。電子制御
部68には尚更に関数発生器486,488が包
有され、入力伝達速度が所定最小値“c”より大
きいか否か並びに絞りレバー位置が絞りレバーの
所定位置a*より小さいか否かを示す信号を夫々
ライン490,492に発生する。絞りレバー位
置“a”は例えば可変抵抗ポテンシヨメータのよ
うな好適な位置センサにより得られる。この場合
ライン464に生ずる出力信号は絞りレバーの位
置“a”を示す。
加えて電子制御部には論理回路502,50
4,506,508,562が内包される。アン
ド回路502はライン478およびアント回路5
06から入力を受け、ソレノイドドライバ516
に出力信号を送りライン519並びに制御弁51
8を介して動力フイードバツククラツチ84を駆
動する。前記アンド回路506はライン482、
スイツチ466、およびライン492から入力を
受け、アンド回路502と共にアンド回路504
にその出力信号を送る。アンド回路504はまた
ライン480からの入力およびライン478から
の反転入力を受ける。アンド回路504の出力は
ガス発生部の50%の回転速度信号を発生し、オア
回路562からソレノイドドライバ564を割込
可能にして、ガス発生部の50%の回転速度信号と
論理素子566の出力との和の“a”信号をライ
ン268に発生し、前記ライン268を介して燃
料調整部60のソレノイド257を駆動する。ア
ンド回路508はライン490,492から入力
を受ける。前記アンド回路の出力信号を受けて関
数発生器568からガス発生部の20%の回転速度
信号が発生され、アナログ加算器570によりガ
ス発生部の50%の回転速度信号と加算され、ソレ
ノイドドライバ564およびライン268を介し
燃料調整部のソレノイド257への迅速なアイド
リング信号(ガス発生部回転速度の70%)が作ら
れる。アンド回路508の出力は又ソレノイドド
ライバ564への割込可能信号を発生する。尚更
に第3図に沿つて出力フイードバツククラツチ8
4を詳述する。出力フイードバツククラツチ84
として各種クラツチが使用できるが、第3図に示
す好適な実施例においてはガス発生部のメインシ
ヤフト76と連係される駆動歯車列78からのシ
ヤフト520と、出力タービン部のメインシヤフ
ト82と連係される駆動歯車列80と連結された
シヤフト522とを具備する油圧により作動され
るクラツチが示されている。前記の出力フイード
バツククラツチ84は潤滑冷却液を充填した槽内
で作動するよう構成されており、いわば“湿式”
のクラツチである。ガス発生部のシヤフト520
により複数デイスク524が駆動されるよう設け
られており、前記デイスク524は出力シヤフト
522に連結されるデイスク526間に位置され
る。クラツチ作動装置はソレノイドにより作動さ
れる油圧制御弁518であり、第3図の付勢位置
では低圧ポンプ362から液圧チヤンバ528へ
圧液が流入されて、バネ532バネ力に抗しピス
トン530が移動せしめられる。従つてデイスク
524,526が連結されて、シヤフト522か
らの出力がガス発生部52へ伝送されブレーキが
かけられることになる。前記制御弁518が消勢
されると、チヤンバ528内の圧液は低圧になる
まで排出され、バネ532によりピストン530
が移動せしめられてデイスク524,526が切
離される。
更に本実施例の動作を詳述する。
ガスタービンエンジンの始動時に、起動モータ
72が付勢されて、ガス発生部52のメインシヤ
フト76および燃料調整部60の駆動シヤフト1
52の回転が開始される。電子制御部68により
常開の燃料シーケンス用の電磁弁350が付勢さ
れ、しや断弁352が開成状態にあるから燃料供
給導管64を介し燃料が燃焼器98へ送られる。
必要に応じエアポンプ74により、電気点火プラ
グ100の作動と好適に適合させるよう燃焼器9
8に圧縮空気が供給される。ガス発生部52がそ
最大回転速度の約40%の正常な速度に達するま
で、起動モータ72は駆動される。
ガスタービンエンジンの始動時には、燃料調整
部60の駆動シヤフト152の回転が低速度であ
り、バネ224のバネ力に抗することができず、
主燃料絞りレバー226は開口部178から離間
して主流量調整導管166から出力ダクト144
へ燃料が流れる。又このガスタービンエンジン起
動時に、燃焼器の流入気温度T3.5および燃焼器の
圧力P3.5は共に比較的低く、調整弁62を介し燃
料供給導管64から燃焼器98へ燃料が比較的多
量に流れる。
一方低アイドリング時には、ガス発生部52の
メインシヤフト76の回転速度が定常速度を越え
ると起動モータ72が消勢され、燃焼動作により
ガス発生部52は自転する。バネ224のバネ力
は通常ガス発生部52の最大回転速度の約50%に
低アイドリング値を維持すべく設定される。従つ
て例えば機械式はずみ車でなる燃料調整部60は
バネ224に抗するよう作動し、主燃料絞りレバ
ー226を調整し開口部178からの燃料量を一
定に維持して最大回転速度の50%にガス発生部5
2の回転速度を保持する。この最大回転速度の50
%の低アイドリング回転速度はソレノイド257
が第6図の消勢状態にある時有効である。
電子制御部68は通常ソレノイド257を消勢
状態にしており、回転速度が速度センサ48によ
り検出され入力シヤフト36が定常の回転速度で
回転している時、ガス発生部の低アイドリング回
転速度を維持するよう作動する。これは通常クラ
ツチ34がニユートラル位置にある時、又はクラ
ツチ34の連結・切断に関係なく自動車が走行し
ている時に生じ得る。従つてガスタービンエンジ
ンの加速がなされないアイドリング時には、電子
制御部68の比較回路486により入力シヤフト
36の回転速度が所定の最小値“e”より大き
く、関数発生器486からアンド回路508へ信
号が伝送されない。ソレノイド257は消勢され
たままであり、ガス発生部52の回転速度は最大
回転値の約50%まで燃料調整部60により制御さ
れる。
更に高アイドリング時には最大出力が車両が静
止した状態から加速する時に、ガスタービンエン
ジンから発生されねばならない。静止状態から起
動する時入力シヤフト36は、シフトレバー46
が作動され、ギヤと噛み合わされ、クラツタ34
が切断されると零又は極めて低速な状態となる。
一度入力シヤフト36の回転速度が所定速度”
e”より低下すると、電子制御部68の比較回路
486がアンド回路508へ出力信号を送る。絞
りレバー184はまだアイドリング位置にあるの
で、ライン464に付設されるセンサにより信号
が発生され比較回路488が付勢されて信号がア
ンド回路508へ送られる。アンド回路508の
出力により関数発生器568が付勢され最大回転
速度の50%のアイドリング指令に最大回転速度の
20%加算されて、アナログ加算器570はソレノ
イドドライバ564へ最大回転速度の70%の回転
指令信号を送り、ソレノイドドライバ564はア
ンド回路508およびオア回路562の出力によ
り割込可能にされる。従つてソレノイド257は
ライン268からの好適な電流信号により付勢さ
れ第6C図の位置へ移動される。この第6C図の
位置では、ソレノイド257は好適に付勢されて
第6C図のようにプランジヤ262およびピン2
72を駆動し、主燃料絞りレバー226に作用し
て開口部178から離間する方向に主燃料絞りレ
バー226旋回させ開口部178での流量を増大
させる。従つてソレノイド257により開口部1
78を流れる燃料量が増大され、ガス発生部52
の回転速度を所定の値まで例えばガス発生部52
の最大回転速度の70%まで上昇させるに充分であ
る。はずみ車でなる燃料調整部60はガス発生部
52の回転速度を上記所定値に保持すべく動作す
る。
このように、ガス発生部52のアイドリング速
度は所望の加速を想起して高値にリセツトされて
いるので、出力を上げて加速したい場合直ちに得
られる。同時に、入力シヤフト36が回転又は静
止しているかにより決られるが加速されない場
合、電子制御部68により作動してソレノイドが
消勢状態に置かれるからガス発生部52の回転動
作を維持するに必要な値より少し高い低アイドリ
ング値にまでガス発生部の速度を低下する。この
ように、加速に必要な動力は必要な時得られる
が、アイドリング中燃料供給量すなわちエンジン
の燃料消費量は極めて小さくされる。これは、車
両を駆動するのに動力を大巾に増加するよう要求
する後の信号即ちレバー184の旋回を想起し
て、動力出力シヤフト36に最小回転速度をなさ
しめる信号を発生することにより得られる。
また加速は絞りレバー184を押すことにより
手動で達成される。これにより、シヤフト192
が回転し機械式はずみ車でなる速度センサにより
生じる力に比べバネ224の圧縮力が大きく、ガ
ス発生部52の回転速度信号が発生され燃料調整
部60へ送られる。主燃料絞りレバー226は開
口部178における開度を大巾に増大させる方
向、即ち開口部178から大きく離間する方向に
旋回し、燃焼器98へ送られる燃料量が増大す
る。
同時に絞りレバー184を押すと出力タービン
部54の回転速度信号が発生され、羽根制御部6
6へ送られる。更に詳述すると、絞りレバー18
4を押すことによりバネ406が圧縮されつつ絞
り弁402が下動され、開口部418内に油圧ポ
ンプ422により加圧力が生じピストン416の
他側部にかけられる圧力より大巾に大きくなる。
従つてレバー396は第12図の枢支部398を
中心に時計方向に旋回され、プランジヤ395が
下方に移動されてバネ384の圧縮力が減少され
る。
電子制御部68の比較回路497はレバー18
4の位置とガス発生部52の回転速度との間の大
きな差を判別し、論理素子500への電子信号を
発生し、論理素子500へ送られた他の信号を無
効にしライン427の前記電子信号を零にして、
羽根制御部66のソレノイド426が消勢され
る。
好適なバネ力により、プランジヤ430および
制御弁432が第12図に示す位置に移動され、
導管394を介しピストンの肩部393に作用す
る油圧力が最小にされる。羽根制御部66に関し
て上述したように、バネ381乃至385により
制御弁体380が位置決めされる。ピストン36
6も“ニユートラル”位置へ移動される。ピスト
ン366およびロツド368がニユートラル位置
にある場合、案内羽根120は第14図の状態に
位置せしめられ、燃焼器98からの空気流は案内
羽根120に最小の力を加えるよう出力タービン
116の羽根117に向けられる。更に詳述する
に、案内羽根120は第14図に示す位置にある
場合、羽根117との間の圧力差又は圧力比は最
小であり、この位置は第18図の0度位置にあ
る。
ノズル104により燃焼器98が絞り状態に維
持されるので、案内羽根120とタービン羽根1
17間の圧力比が減少すると、ガス発生部52の
ガス発生タービン102間の圧力比が大巾に増大
する。従つてバネ381乃至385を介し制御弁
380およびピストン366を“ニユートラル”
位置にすることにより第14図の位置に案内羽根
を位置決めすると、ガス発生タービン102と出
力タービン116との間の出力の度合が変化し、
空気流を介し所定の最大出力がガス発生タービン
102に伝達される。この結果、低又は高アイド
リング速度から最大速度へガス発生部52を最大
限に加速できる。上述したように、加速を妨げる
条件が検出されても、エンジンはすでに高アイド
リング状態に維持されているので、ガス発生部5
2の回転速度は迅速に最大値に近づく。
ガス発生部52の回転速度が上昇すると、燃焼
器98の圧力P3.5がそれに伴つて上昇する。この
ため調整弁62の調整弁体282が回転され、調
整弁体282の開口部284,290間の重なる
部分が多くなる。開口部284と290と重なり
部分が大になると、燃焼器98へ流れる燃料量が
増大して復熱室56の作用により燃焼器の流入気
温度T3.5が上昇する。
ガスタービンエンジン30の動作に際し燃焼器
98の流入気温度T3.5の上昇に伴い実質的に燃料
供給量の増加を伴うが、上記の(i)式を満足して適
正な燃料供給量が与えられるよう開口部284は
燃焼器の流入気温度T3.5の増大に伴い燃料供給量
が減少されるよう移動する、すなわち検出された
燃焼器の圧力P3.5で実際の燃料供給量と流入気温
度T3.5とが適正に選択され所望温度の燃焼排気す
なわちガス発生部の出力タービン部の流入気温度
T4が得られる。
調整弁体282を軸方向に移動することにより
補償される燃料供給量の増減により効果的な燃料
供給量が与えられ、空気流を介しガス発生部52
のガス発生タービン102へ伝達される動力が増
大する。このため、ガス発生部52の速度が更に
上昇し、燃焼器98の圧力P3.5が再び上昇する。
従つて調整弁体282はガス発生部52を更に加
速するよう動作する。上述したように、調整弁体
282は、上記(i)式が満足された燃焼器の圧力
P3.5が連続的に増加し、更には出力タービン部流
入気温度T4が比較的高い値で一定に維持される
よう調整される。このように出力タービン部流入
気温度T4が一定高値に保持されているので、ガ
ス発生部52は極めて迅速にかつ最大効率で加速
される。
開口部284,290は相対的に移動可能に配
置され、加速中出力タービン部の流入気温度T4
を一定にするよう構成されており、好ましい実施
例によればいつたん出力タービン部が回転される
とその流入気温度T4がほぼ一定となるよう構成
され、かつ加速当初に出力タービン部の排気温度
即ち復熱室56の流入気温度を制限する。このよ
うにして出力タービン部54の排気温度、即ち復
熱室56への流入気温度T6は出力タービン部5
6が実際に減速している状態にある時も過大にな
ることが避けられる。更に詳述するに、車両の加
速開始時、出力タービン部54およびメインシヤ
フト82は静止又は慣性力により極めて低速で回
転していることは理解されよう。従つて空気流は
出力タービン部を流通する間温度降下がほとんど
なく、復熱室56の流入気温度T6はガス発生部
52のガス発生タービン102に存在する空気流
温度に近づく。燃焼器98の排気温度すなわち出
力タービン部の流入気温度T4がこの時点で一定
な最大値に維持されると、出力タービン部の排気
温度T6は、出力タービン部の減速時間が延びる
場合、極めて高くなりうる。無論、出力タービン
部54が慣性力に打ち勝ち高速になると、出力タ
ービン間の温度降下が生じ復熱室56の流入気温
度T6まで低下され保持される。
このようなフリータービン式エンジンの場合、
適度に高い出力タービン部の排気温度T6を避け
かつ種々の条件下でも加速させるために、通常か
なり複雑で高価な機械又は電子式制御装置が必要
となつているが、上述の如き本発明による調整弁
62によれば、出力タービン部の減速期間中その
排気温度T6を制限し、かつエンジンを極めて迅
速にしうる極めて簡単で低廉な機械構成が得られ
ることになる。同時に、車両に対し高度に変化に
より生ずる外気圧の大巾なバラツキに対応させる
構成を具備する必要がない。このため、燃焼器9
8の圧力P3.5は、調整弁が燃焼器の燃焼による出
力タービン部の流入気温度T4と燃焼器の流入気
温度T3.5とを容易に演算するよう、上述の式(i)を
解く場合のパラメータでなければならないことは
容易に理解されよう。
一方、本実施例の特徴は、開口部284,29
0の寸法および構造で決まる定数K1,K2を好適
に選択することにより、および燃焼器の絶対圧力
でなく燃焼器のゲージ圧力を利用することによ
り、加速中流入気温度T6,T4を好適に制御可能
であり、且つ機械式で構成が簡単かつ低廉で制御
が比較的簡単であることにある。開口部284,
290は、燃焼器の圧力が最小になるまで調整弁
282が回転される時開口部284,290間に
僅かに重なり部分があるよう形成される。従つて
燃料の最小供給量Wfは、調整弁282が依然と
して軸方向に移動可能であるから燃焼器の流入気
温度T3.5の関数であるこの状態に保持される。こ
れにより上述の式(i)の第3項のK3・T3.5が与えら
れ、開口部284は加速開始の際燃料量パラメー
タとなる時の燃料量の頭初の状態になる。
定数K1,K2が選定され、これら実際の値は、
最大値と最小値の間の所定値P3.5 *で開口部28
4により燃料供給量が制御され出力タービン部の
流入気温度T4が一定に維持されるよう、空気力
学および熱力学特性から求められる。この所定値
P3.5 *より低い燃焼器の圧力では、開口部により
燃料が与えられ出力タービン部の流入気温度T4
が所定の最大値以下に低下される。選定された値
K1,K2およびK3により求められる最小圧力での
燃料の所定最小供給量を得、絶対圧力でなく燃焼
器のゲージ圧力を用いることにより、燃料供給量
が開口部により制御され出力タービン部の排気温
度、即ち復熱室の流入気温度T6が所定値を越え
ないことが判明している。この構成は燃焼器98
流入気温度T3.5と圧力P3.5との積を機械的に演算
すると共に矩形の簡単な開口部284,290を
利用するものである。従つて出力タービン部が減
速するとき生じる圧力P3.5 *より低い圧力では、
燃焼器のゲージ圧力を利用すると出力タービン部
の排気温度T6が適度に高くなることを防ぎ得る。
無論、開口部284を形成する場合出力タービン
部のメインシヤフト82にかかる車両の最大慣性
力に充分に留意する必要があり、この慣性力が小
さくなれば減速状態でももメインシヤフト82の
回転速度の上昇が急激となり時間も短かくなる。
上述(i)式を満足すべく形成された調整弁282
により、燃料量Wfは第20図に示すように燃焼
器圧力P3.5の比例関数すなわち直線で表わされ、
傾きはK1,K2により決められ、切片はK3により
指定され、所定の中間圧力値P3.5 *で出力タービ
ン部の流入気温度T4を発生する点を通過する。
この場合、これら直線群は異なる燃焼器の流入気
温度T3.5に対するWfとP3.5の関係を示している。
所望ならば開口部284,290の関係をグラフ
上で曲線となるべく変化させて所定の中間圧力
P3.5 *又はそれ以上の正確な圧力で流入気温度T4
を維持することもできるが、好ましい実施例によ
れば製造面を考慮し開口部284,290をグラ
フ上曲線を描くように構成してない。開口部28
4,290は矩形にされるので、流入気温度T4
は圧力P3.5 *より高い燃焼器の圧力で極めて僅か
に上昇する。一方この構成により理論的に正確な
所望値に燃焼器の流入気温度T4に近似させるこ
とができるので、一度ゲージ圧力が所定値P3.5 *
を越えると事実上所望の最大値で流入気温度T4
をほぼ一定に維持させ得る。従つて本発明によれ
ば、出力タービン部の排気温度、即ち復熱室の流
入気温度T6が制限されて大きな慣性力で加速す
る時復熱室のオーバヒートの問題が解決され、か
つ一度慣性力が実質的になくなると実質的に全加
速中最大の流入気温度T4が維持されエンジンの
効率は高くなる。同時に、最小の燃焼器圧力で燃
料供給量が最小となりかつ最小燃料供給量は燃焼
器の流入気温度T3.5に正比例変化するので、高度
の変化に対応する構成をとる必要がないことが判
明した。しかして本発明による簡単な機械的構成
により、異なる2流入気温度T4,T6を制御し、
復熱室の過熱を防止する複雑な問題が解決され、
エンジンの高い作動効率および高加速性が得られ
る。
ガス発生部52が加速すると、燃料調整部60
の支承体208により大きな力が下方に加わり、
バネ224のバネ力に抗する。従つて主燃料絞り
レバー226は第6図の反時計方向に回転され、
開口部178から制御された燃料が流出しはじめ
る。開口部178は一旦調整弁62の開口部28
4を調整することにより与えられる量より小さく
なるので、調整弁62の動作が無効にされ、燃料
調整部60を介してガス発生部52の速度を調整
することにより燃焼器へ送られる燃料供給量が制
御され、燃料調整部60の絞りレバー184と連
係するシヤフト192を回転することにより選択
される速度が与えられる。
同様に、ガス発生部52の回転速度の上昇は比
較回路498により電子制御部68で検出され、
ガス発生部の回転速度Nggが一旦ライン464か
ら電子的に検出される加速ペダルの位置により選
択される速度に近づくと、比較回路497により
発生される無効信号がしや断される。また論理素
子500により信号が発生されると、羽根制御部
66のソレノイド426を付勢するよう機能す
る。ソレノイド426と連係する制御弁432が
移動され、ピストンの肩部393にかかる圧力が
上昇され、ピストン366および案内羽根177
は第14図の位置から第15図の位置へと移動す
る。こ案内羽根177の移動により、再びガス発
生部52のガス発生タービン102と出力タービ
ン116,118との出力比が変わり、大きな出
力が出力タービンとの間に発生されてメインシヤ
フト82へ伝達されかつ一部がガス発生タービン
102へ伝達される。
従つてエンジンすなわち車両の加速はまずガス
発生部52のガス発生タービン102により最大
出力が発生されるようにされ、次に所定の工程に
従つて燃料供給量を増加し、ガス発生部52に生
じた出力を更に増大し、ほぼ一定の最大値となる
よう燃焼器の排気温度即ち出力タービン部の流入
気温度T4を維持することにより実現されること
は明らかであろう。一度ガス発生部52が大巾に
加速されると案内羽根117が回転されて出力が
変化し、出力タービン116,118とメインシ
ヤフト82との間に大きな圧力比が生じ、大きな
出力が伝達される。
尚更に比較的一定速度で走行している場合の通
常の動作について述べる。この場合羽根制御部6
6は、主にガス発生部52のガス発生タービン1
02と出力タービン116,118との出力を変
化し、燃焼器の排気温度即ち出力タービン部の流
入気温度T4をほぼ一定に維持するよう機能する。
これは、比較回路534を内蔵する電子制御部に
より行なわれ前記比較回路は所望の出力タービン
部の流入気温度T4と実際の温度との差を示す。
論理素子498へ送られる出力信号ををライン5
36に発生させる。更に詳しく説明するに、上述
したように、ソレノイド426は通常付勢されて
おり、羽根制御部66のピストン肩部393に最
大圧力がかかつている。例えば出力ガスタービン
部の流入気温度T4が所定値より大きい場合、信
号がライン536および論理素子498に発生さ
れライン427からソレノイド426へ送られる
電気信号の大きさが減少される。従つてソレノイ
ドのバネ434によりダクト372と導管394
間を流通する流体が減少するように制御弁432
が移動され、これに伴い導管394、戻し管38
6間を流れる流量が上昇する。従つてピストンの
肩部393にかかる圧力が減少すると、バネ38
5によりバネ383のバネ力が上昇され、制御弁
体380が上動されこれに伴いピストン366が
下動されて、第15図の位置(第18図の+20度
の位置)から大きく回転した位置へ可変案内羽根
が駆動され、出力タービン116,118の羽根
間の面積比が上昇し、圧力比が減少する。従つて
出力タービン部の流入気温度T4が過度に上昇す
ると可変案内羽根が僅かに上方に開され、タービ
ン116,118間の圧力比が減少される。この
動作に応じてガス発生部52のガス発生タービン
102との間に圧力比が上昇し、ガス発生部52
の回転速度が上昇する。ガス発生部52の回転速
度の上昇は燃料調整部60の重量支承体208に
より検出され、主燃料絞りレバー226を反時計
方向に回転させ開口部178を通過する燃料の供
給量が減少される。従つて燃焼器98へ送られ
る。燃料量が減少し、所定値に向つて燃焼器の排
気即ち出力タービン部54の流入気温度T4が低
下する。羽根制御部66は必要に応じ可変案内羽
根の位置を調整するよう機能するので、ガス発生
部52の回転速度Nggが変化すると燃料調整部6
0により燃料量が調整され、出力タービン部の流
入気温度T4が所望の最大直に維持される。所望
値以下に出力タービン部の流入気温度T4が減少
すると、可変案内羽根120,122が移動し出
力タービン116,118間の圧力比が上昇する
ことになる。従つてガス発生部のガス発生タービ
ン102との間の圧力比が減少しガス発生部52
の回転速度が低下される。これに応じ燃料調整部
60においては第6図の時計方向に主燃料絞りレ
バー226が移動せしめられて、燃焼器へ送られ
る燃料量が増大され出力タービン部の流入気温度
T4が再び所望値へと上昇される。又可変案内羽
根の位置が変化すると、可変案内羽根を通過する
空気流量の差により燃焼器の排気温度即ち出力タ
ービン部54の流入気温度T4が直接変化させら
れる燃焼器の排気温度は上述したように燃料量を
変えることにより大巾に変化される。
上述からエンジンの定速運転中、燃料調整部6
0により、絞りレバー184の位置に応じてガス
発生部52の回転速度を維持するよう燃料供給量
が調整されることは明らかであろう。この場合燃
料調整部60はガス発生部52の回転速度Ngg
みに対応してあるいは羽根制御部66と関連して
作動する。
電子制御部68により可変案内羽根を制御する
ソレノイド426が作動され、定速運転中出力タ
ービン部の流入気温度T4が調整され、羽根制御
部66の油圧および機械的な部分が比例的にフイ
ードバツク動作して出力タービン部54のメイン
シヤフト82の速度を調整する。詳述するに、導
管420に生じる圧力により検出される出力ター
ビン部の実際の速度は導管410の圧力で検出さ
れる絞りレバー184の位置と常に比較される。
第19図に、バネ384を圧縮し出力タービン部
の回転速度Nptを要求する絞り弁402とピスト
ン416の作用の関係が絞り位置aに対してグラ
フで示されている。従つて絞りレバー184を旋
回することにより選択される速度を越え出力ター
ビン部のメインシヤフト82の速度が上昇する
と、ピストン416の小径部での圧力が大径部で
の圧力より大巾に大きくなり、支点レバー396
が旋回されバネ384が次第に圧縮されて制御弁
380に作用する。このため制御弁380が上動
されてピストン366が下動されるので、第14
図の位置へ可変案内羽根が移動される、すなち可
変案内羽根が開かれ2出力タービンの羽根11
7,119との間の圧力比が減少される。これに
より圧縮空気流から出力タービンへ伝達される動
力が減少されるので、絞りレバー184により選
定される速度まで出力タービン部のメインシヤフ
ト速度が僅かに減少される。出力タービン部のメ
インシヤフト82の速度が絞りレバー184によ
り選択される速度より小さい場合は、バネ384
の圧縮力が減少され、出力タービンの羽根11
7,119間の圧力比を上昇させて出力タービン
部の回転速度Nptを上昇させる。
絞り位置に対する出力タービン部の回転速度を
調整する羽根制御部66は、第19図に示すよう
に絞りレバーの位置が僅かに変化すると25%から
100%の所望の回転速度Nptに増加するので、デ
イジタル的に作動することが好ましい。絞り弁4
02、ピストン416およびロツド395は絞り
レバー184がa*より大きい位置にある時羽根
制御部は約105%の出力タービン部の回転速度
Nptを連続的に必要とするよう構成される。この
羽根制御部の構成により加速位置に比例する出力
タービン部の回転速度が得られる。絞りレバーを
この小さな角以下の角度に位置させると、羽根制
御部により最大の回転速度Nptの約25%のみの回
転速度となる。
従つて通常の定速運転中、羽根制御部66は燃
料調整部と協働し出力タービン部の流入気温度
T4をほぼ一定に維持し、燃料調整部60は絞り
レバー184により選択される値にガス発生部の
回転速度Nggを調整するよう機能し、羽根調整部
66の油圧・機械部は加速ペダルすなわち絞りレ
バー184の位置により定まる値に出力タービン
部の回転速度Nptを調整するよう機能する。更に
定速度運転中、燃料調整部の開口部178により
形成されるオリフイスは調整弁62に与えられる
燃料量に対する開口部より大巾に小さく、調整弁
62は定速運転中ではエンジンを制御しないこと
は理解されよう。
加えてエンジンが定速運転又は他の動作状態に
ある時、いくつかの抑制動作が連続的に行なわれ
る。例えば、燃料調整弁60のソレノイド239
は、バネ224の作用を実質的に減少させ絞りレ
バー226に力を加え第6図の反時計方向に旋回
させることにより、オリフイス178から燃料供
給量が減少されるよう機能する。第17図に示す
ように、電子制御部68には論理素子538が包
有されており、出力タービン部の回転速度Npt
ガス発生部の回転速度Ngg、出力タービン部の流
入気温度T4および出力タービン部の排気温度す
なわち復熱室の流入気温度T6に応答する。従つ
て出力タービン部の流入気温度T4が所定の最大
値を越えると、これに比例した電気信号がライン
250へ送られソレノイド239を付勢しエンジ
ンへ送られる燃料供給量が減少される。同様に、
出力タービン部の排気温度T6が過大になると、
ソレノイド239がこれに比例して付勢され燃焼
器へ送られる燃料量が減少されて出力タービン部
の排気温度T6が低下される。又論理素子538
は出力タービン部の回転速度に応答し出力タービ
ン部の回転速度が所定の最大値を越えるとこれに
比例してソレノイド239が付勢される。同時
に、ガス発生部の回転速度が外気圧P2、ガス発
生部の流入気温度T2、出力タービン部の回転速
度Nptの関数として関数発生器514により作ら
れる所定最大値を越えると、電子制御部68はソ
レノイド239を付勢するよう機能する。正常
時、所定の最大パラメータ値は、通常動作にある
ときのパラメータ値より僅かに大きいので、ソレ
ノイド239はこれらのパラメータの一が所定値
を越えた場合以外は通常作動しない。従つて例え
ば定速運転中又は車両それ自体の慣性で丘から下
つている状態では、ソレノイド239は燃焼器へ
の燃料量を抑制する回転速度を越える出力タービ
ン部のメインシヤフト82の速度上昇に応答し出
力タービン部の回転速度を制御するよう機能す
る。
車両の定速運転に関し上述したように、羽根制
御部66は通常論理素子498により信号発生部
で示される燃焼器の排気温度即ち出力タービン部
の流入気温度T4に応答するが、論理素子498
は又比較回路540により決まる所定の最大値と
比べて出力タービン部の排気温度T6に応答し、
出力タービン部の排気温度T6が所定の最大値を
越えると比較回路540は論理素子498へ送る
信号542を発生する。論理素子498はライン
542又は536のいずれかからの信号に応答し
てライン427からソレノイド426へ送られる
電子信号の大きさを低め、従つて出力タービン1
16,118間に圧力比が減少される。上述した
ように、圧力比が変化するとガス発生部の回転速
度が上昇され、それに伴い燃料調整部60は燃焼
器への燃料供給量を減少するので、出力タービン
部の排気温度T6が所定の最大値より大きくなる
ことが防止される。
所望によりソレノイド239は他の抑制を生ぜ
しめるパラメータに応答して付勢されうる。例え
ば復熱室56の熱応力が過大にならないようにす
るため、論理素子538には出力タービン部の排
気温度T6からの信号と連係される微分器548
が内蔵され、出力タービン部の排気温度T6の変
化率を示す信号を発生する。従つて論理素子53
8は出力タービン部の排気温度T6の変化率が所
定の最大値を越えるとソレノイド239を付勢す
る信号を発生する。このように、ソレノイド23
9は復熱室の最大温度変化率すなわち熱応力を調
整可能である。同様に論理素子538は出力ター
ビン部ないしはガス発生部のシヤフト間に生ずる
最大出力を制限するよう機能可能である。
変速動作を行なう際、エンジン30はメインシ
ヤフト82がガス発生部のメインシヤフト76に
機械的に直結されていないタービン形エンジンで
あるから、出力タービン部のメインシヤフト82
の回転速度は通常変速作動中大巾に上昇し、クラ
ツチ34を切断して変速機38の変速を行なう
際、案質的に全負荷が出力タービン部のメインシ
ヤフト82と協働する動力出力シヤフト32とか
ら除去される。無論変速時手動により動作を行な
う場合、絞りレバー184を解放して燃料調整部
60は直ちに燃焼器98へ送られる燃料量を大巾
に減少する。加えて出力タービン部のメインシヤ
フト82の慣性による回転力は大きくかつ燃焼器
からの空気流の容量が大きいので、出力タービン
部のメインシヤフトは依然として過大速度であ
る。
従つて本発明による制御機構には羽根制御部が
具備されており、案内羽根120,122を第1
6図の“反対”の位置へ移動させ、エンジンから
の空気流が出力タービン部の回転を阻止するよう
に出力タービンの羽根117,119に逆向に当
たるよう構成する。従つてエンジンからの空気流
は出力タービン部のメインシヤフト82を減速さ
せるよう機能する。このため出力タービン部のメ
インシヤフトは、変速機38延いてはクラツチ3
6が同期して好適に再連結されて変速され、つエ
ンジン又は被駆動列への支障が生じない速度まで
減速される。
更に詳述するに、羽根制御部66においては、
例えば変速中絞りレバー184を解放すると極め
て大きな差信号が出力タービン部の速度検出用の
導管420から高圧で発生され、支点レバー39
6を反時計方向に旋回しバネ384の圧縮を大巾
に増加させるよう構成される。バネ384が大巾
に圧縮されると制御弁380が上動され且つピス
トン366が第12図に示す位置へ下動される。
ピストン366のこの位置は第16図の位置に可
変案内羽根120,122を位置せしめた場合に
相応する。従つて燃焼器からの空気流はメインシ
ヤフト82の回転方向と逆方向に出力タービン1
17,119間において流動され、前記メインシ
ヤフト82が減速される。即ちクラツチ34は変
速作業中切断されるので、出力タービン部のメイ
ンシヤフト82が第16図の位置に可変案内羽根
120を位置させたことにより作られるメインシ
ヤフト82の回転方向と逆方向の空気流によつて
迅速に減速されることになる。更に、バネ40
6,408の構成および導管410,420内の
圧力により羽根制御部66のいわば油圧・機械作
動部が上述のように作動して、可変案内羽根12
0を第16図に示す逆の位置へ移動させ、絞りレ
バー184が所定の位置a*より小さな範囲で移
動されると、出力タービン部の回転速度Nptが過
大な場合第18図の領域“d”内にある可変案内
羽根の位置が調整される。出力タービン部のメイ
ンシヤフト82の回転速度が減少すると、ピスト
ン416が反対方向に移動し始め、一旦出力ター
ビン部の回転速度が所定値まで低下するとバネ3
84の圧縮が軽減される。好適な実施例によれ
ば、ピストン416の動作により出力タービン部
の回転速度Nptの大きさに対しバネ384の圧縮
程度と調整可能である。ガス発生部と出力タービ
ン部との速度差が大きければ大きいほど、可変案
内羽根が“より強力”な制動力を与える位置へと
旋回される。従つて可変案内羽根は制動位置に保
持され、出力タービン部の速度差に対し第18図
に示す最大制動位置である−95度付近の領域
“d”に調整される。無論変速動作が完了すると、
当該羽根制御部は上述した加速動作を経て再び出
力タービン速度を上昇させる。
一方減速動作を述べるにエンジンは、調整弁6
2の開口部286を小さくすることにより燃料量
を減少して第1の減速状態が得られる。詳述する
に、絞りレバー184を解放することによつて燃
料調整部60の開口部178を通る燃料量が正確
に制御される。この結果、燃焼器98へ最小量の
燃料出力ダクト142および調整弁62の開口部
286を通し与えられる。上述したように、開口
部286は、燃焼器98内の燃焼を維持最低限の
燃料量まで流通される燃料量を連続的に減少し、
燃焼を“車両を駆動するに要する度合”以下に維
持するよう構成される。また上述のように、ある
場合絞りレバー184を旋回することなく、ソレ
ノイド239を付勢して主燃料絞りレバー226
へ送る加速信号を発生させ燃料量を確実に制御す
ることにより減速可能である。
燃料供給量を制御して減速する場合、所定の加
速位置a*又はその僅かに上方の位置まで絞りレ
バー184を、加速方向と逆方向に回動すること
により行なわれる。この加速位置a*は最小の加
速位置の僅かに上位であり、エンジンが、例えば
車両が丘を惰性で下る時のように惰性により駆動
される“惰性運転”状態にあるときの絞りレバー
の位置にあたる。燃料量を制限することにより減
速は燃料調整部60によつてのみ行なわれている
ので、羽根制御部はこの影響を受けず上述した状
態で連続動作せしめられることは明らかであろ
う。これは絞りレバーが羽根制御部66の油圧・
機械作動部に応動する所定の加速位置a*以下に
ならない位置に位置せしめないことにより実現さ
れる。
所定の位置a*以下にかつその最小回転位置へ
と絞りレバー184を更に旋回することにより、
第2の一層強力な減速状態、即ち制動状態を実現
できる。この減速状態では、所定の位置a*以下
に加速レバーを移動した場合、羽根制御部66の
油圧・機械作動部が出力タービン部の回転速度に
起因して極めて大きな差信号を発生し、第16図
の逆すなわち”制動”位置に可動案内羽根120
を旋回させる。更に詳述するに、車両の変速動作
に関し上述したように、絞りレバー184の位置
に比べ出力タービン部の回転速度に応じた大きな
差信号により支点レバー396が反時計方向に大
きく旋回され、従つてバネ384が圧縮される。
このためピストン366および案内羽根が第13
図の位置へと駆動される。この結果、ガス発生部
からの空気流はタービン116,118の回転に
抗してメインシヤフト82の回転を大巾に減速さ
せる。450乃至600馬力のガスタービンエンジンの
場合、開口部286で許容される燃焼器への最小
燃料量の供給構成と相俟つて可変案内羽根の逆転
構成をとることにより、メインシヤフト82に約
200馬力以上の制動力が与えられることが判明し
ている。
より強力な減速状態では、可変案内羽根が通常
と逆の位置にあるので、ソレノイド426を制御
して出力ガスタービン部の流入気温度T4又は出
力ガスタービン部の排気温度が高くなることを防
止する場合、電子制御部68によつても通常とは
逆の動作が行なれることは理解されよう。即ち電
子制御部68には変換器544が包有されてい
て、可変案内羽根が第18図の所定角B*を越え
て移動し、空気流が逆方向に導入される位置にあ
るとき検出動作が行なわれるよう構成されてい
る。変換器544から発生されているこの信号に
よりインバータ546のような反転装置が付勢さ
れ、ソレノイド426へ送られる信号が反転す
る。可変案内羽根が第16図の逆の位置にあつて
減速状態にある場合、燃焼器の排気温度即ち出力
タービン部の流入気温度T4又は出力タービン部
の排気温度T6が過大になり、論理素子500に
より発生された電流の大きさを減少させる信号が
インバータ546により反転される。従つてイン
バータ564が付勢される間生じる高温の出力タ
ービン部の流入気温度T4又は出力タービン部の
排気温度T6に応じて電気信号が発生されソレノ
イド426に対する力が増大される。これに伴い
ソレノイド426が導管394および肩部393
にかかる圧力を増加する方向に弁432を駆動す
る。このためバネ383のバネ力が減少され弁3
80が下動される。次いでピストン366が上動
してバネ382の圧縮力が減少される。従つて可
変案内羽根120は第16図に示す最大制動位置
から再び第14図のニユートラル位置へと逆に移
動される。この移動により、可変案内羽根120
が逆旋回される際空気流により生ぜしめられる出
力が減少され、上述のように燃料供給量が減少さ
れる。燃料量が減少されるので過大温度パラメー
タを示す出力タービン部の流入気温度T4又は出
力タービン部の排気温度T6が低下される。この
場合出力タービン部の流入気温度T4又は出力タ
ービン部の排気温度T6を制御する作用は、燃焼
器へ送られる燃料量が開口部286を通して与え
られる量より多い時にのみ生じる。従つてこの作
用は強力な制動状態にある場合よりも“惰性運
転”中に生じやすい。一方この動作は強力な制動
状態中燃焼器へ送られる燃料量が最小であり、燃
焼器の排気温度即ち出力タービン部の流入気温度
が比較的低いので、エンジンに対し極めて自然に
付与される。無論通常の状態でない場合可変案内
羽根が逆の位置にある場合でも、電子制御部は依
然ニユートラル位置へ可変案内羽根を戻し過大温
度状態を低下させるよう機能する。
尚更に運転者は出力フイードバツク制動動作を
手動により行ない、別の減速状態を実現すること
ができる。これは通常、上述の2減速状態の開始
後自動車が依然極めて高い速度で惰性により走行
している、すなわち出力タービンのメインシヤフ
ト82の回転速度Nptが依然極めて高い場合に生
じる。従つて出力タービン部のメインシヤフトの
回転速度Nptは、ガス発生部の回転速度Nggがガ
ス発生部の最大速度の約50%の低アイドリング速
度に又はその近傍まで低下される間、出力タービ
ン部の最大回転速度の約90%の範囲にある。
出力フイードバツク制動と呼ぶこの第3の減速
状態は出力フイードバツクスイツチ466を閉じ
ることにより手動で行ない得る。これに応じて電
子制御部68により信号が発生され、ガス発生部
のメインシヤフトが出力タービン部のメインシヤ
フトと機械的に連結されて、ガス発生部のメイン
シヤフトの慣性力が車両の駆動列に加えられ制動
作用が生じる。更に詳しく説明するに、出力フイ
ードバツクスイツチ466を閉じると、絞りレバ
ー184は所定位置a*より下にあり関数発生器
488がアンド回路506へ送る信号を発生し、
かつガス発生部は関数発生器474により決まる
所定値の45%以上の速度で作動しているので、ア
ンド回路506はアント回路504に送る信号を
発生する。関数発生器472は、出力タービン部
の回転速度がこの状態ではガス発生部の回転速度
より大きいので、ライン480を介しアント回路
504へ送る信号を発生する。また関数発生器4
70は、ガス発生部のメインシヤフトおよび出力
タービン部のメインシヤフトの有効相対速度が例
えば比較回路468に示す±5%だけ所定値から
外れていることを識別する。従つて関数発生器4
70はアンド回路502,504への信号を発生
しない。関数発生器470はかならずしもガス発
生部と出力タービン部のメインシヤフトの実際の
相対速度を比較する必要はない。むしろ関数発生
器470は、出力フイードバツククラツチ84の
シヤフト520,522の相対速度が所定限界範
囲内にある場合、アンド回路502,504へ送
る信号を発生するよう構成される。従つて比較回
路468により必要に応じガス発生部および出力
タービン部のメインシヤフトの実際の速度の差、
およびフイードバツククラツチ84の2シヤフト
502,522と連係する2駆動列78,80の
各歯車比を変えることができる。
出力タービン部の回転速度Nptとガス発生部の
回転速度Nggに差があるので、関数発生器470
からの信号はアンド回路502又は504のいず
れにも送られない。関数発生器470からアンド
回路504へ入力する際この入力は反転され、ア
ンド回路504は関数発生器470からの信号が
なく、且つアンド回路および関数発生器472か
ら入力されているので出力信号を発生する。アン
ド回路504からの出力信号は2機能を行なう。
第1にガス発生部の回転速度Nggの大きさの50%
の信号が論理素子566で作られアナログ加算器
570の一定した50%バイアス信号に加算され
る。この信号は100%のガス発生部の回転速度
Ngg指令に相当する。第2に、アンド回路504
からの出力はオア回路562を通過し、ソレノイ
ド257へ送る信号を発生する。この信号は、燃
焼器へ大巾に燃焼を送るよう開口部178を開放
する第6D図の位置にソレノイド257を移動す
る大きさを有する。第6D図の位置にソレノイド
257を付勢させることにより、主燃料絞りレバ
ー226は絞りレバー184を最大燃料位置に位
置させることにより生じる位置に旋回されること
は明らかであろう。次にアナログ加算器570か
らの信号は比較回路497への一入力であり、上
述の第2の減速状態で第16図の制動位置に可変
案内羽根を維持する付勢信号を無効にするよう機
能する全開絞り信号が発生される。可変案内羽根
のソレノイド426を付勢すると導管394の圧
力が上昇し、バネ381乃至385によりピスト
ン366および可変案内羽根を第14図の“ニユ
ートラル”位置へ移動させる。
従つてアンド回路504からの信号によりエン
ジンに対する加速信号が発生され可変案内羽根1
20,122をニユートラル位置に位置させて、
最大圧力比がガス発生部のタービン102との間
に発生され同時に燃焼器98へ送られる燃料供給
量が大巾に増加される。これによりガス発生部の
速度は、フイードバツククラツチのシヤフト52
2の回転速度が他のシヤフト520の回転速度に
近づくような値へ迅速に増加し始める。
一旦出力タービン部およびガス発生部の各メイ
ンシヤフトの速度が、フイードバツククラツチの
2シヤフト520,522の速度が電子制御部の
関数発生器470により決まる所定の範囲内にあ
るよう好適に調整されると、電子制御部68は2
アンド回路502,504へ送る正の信号を発生
する。この正の信号により直ちにアンド回路50
4からの出力信号が停止され、燃料調整部のソレ
ノイド257が消勢され再び再小値まで燃料供給
量が減少され、同時に論理素子500へ送られる
無効信号が抑止されて、可変案内羽根120,1
22は第2の減速状態に関し上述した動作に従つ
て第16図の制動位置へと再び移動される。
アンド回路502はここで正の出力信号を発生
しソレノイドドライバ516を駆動し、制御弁5
18を付勢する。これに応じてクラツチ84が連
結され、シヤフト520,522およびガス発生
部と出力タービン部の各メインシヤフト76,8
2が機械的に連結される。上述した機能の外電子
制御部には関数発生器470が内包されており、
2シヤフト520,522はほぼ同期速度にある
ので、クラツチのデイスク524,526間にお
いては比較的小さなトルクの不整合が生じるのみ
で済む。従つてクラツチ84は比較的小形にでき
る。電子制御部68は、まずガス発生部の回転速
度を上昇して出力タービン部の回転速度に実質的
に整合させ、次にクラツチ84が連結されると同
時に第16図の制動位置に可変案内羽根を戻すよ
う自動的に作動することは理解されよう。
エンジンの駆動列がガス発生部のメインシヤフ
ト76と連結されると、ガス発生部のメインシヤ
フト76の回転慣性力が生じ減速される。上述し
た450乃至600馬力級のエンジンの場合、この出力
フイードバツク制動状態で、第16図の位置に可
変案内羽根120,122が位置させることによ
り生じる200馬力程度の制動作用の他に、約200乃
至250馬力程度の制動力が付加されることが判明
している。燃料調整部は再び開口部178を通る
燃料量を正確に制御するので、燃料供給量が開口
部286により制御され、ガス発生部の回転が減
速されかつ燃焼器98内の燃焼工程が適度に維持
される。従つて燃料量が減少されると、車両の駆
動列にかかるガス発生部の回転慣性力の作用が減
少される。
本実施例によれば、減速のため大なる制動力が
与えられ、かつガス発生部が手動により“確実”
に第3の減速状態にされた場合にのみ出力タービ
ン部と機械的に連結される、ガスタービンエンジ
ンの最適な動作特性を利用していることは上述よ
り明らかであろう。全ての減速状態および作動状
態にわたつて燃焼器内の燃焼工程は連続的に維持
される。従つて燃焼工程を中断することなく大巾
に減速しうる。
この出力フイードバツク制動動作は(1)手動によ
りスイツチ466を開にしアンド回路506から
の出力信号を停止し、(2)否定信号を与えてソレノ
イドドライバ516およびソレノイド518しや
断してクラツチ84を切離すこと等により打ち切
られる、更に、手動スイツチが開にされずエンジ
ンが連続的に減速する場合、関数発生器474は
又、ガス発生部の回転速度Nggが最大速度の45%
より小さい速度まで減少すると、出力フイードバ
ツク動作が打ち切られるよう機能する。又絞りレ
バーを所定値a*以上の値まで押すと、アンド回
路506からの出力信号を停止することにより出
力フイードバツク動作が打ち切られる。
本実施例によれば、特に地上走行車を駆動可能
なガスタービンエンジンの動作サイクルが改善さ
れかつガスタービンエンジン固有の利点を損わな
いことは上述より明らかとなろう。更に詳しく説
明するに、本実施例によるガスタービンエンジン
を使用することにより、エンジンの動作の適合性
および汎用性を向上できる。同時にこのエンジン
は全作動サイクルにわたつて動作可能であり、か
つ燃焼器98内で燃焼工程を連続的に維持でき
る。このため、燃焼工程を反復して開始、停止さ
せることから生じる種々の作動上の問題点を解決
し得、且つ寿命をを延ばし得る。この新規なガス
タービンエンジンには絞りノズル104を具備す
る燃焼器98が使用されており、ガス発生部の回
転速度が変化すると燃焼器内の圧力が変化され
る。ガス発生部の回転速度は通常絞りレバー18
4の位置に対し所定値に調整され、一方可変案内
羽根120,122はほぼ一定の所定値まで出力
タービン部の流入気温度T4を調整してエンジン
の作動効率を高くするよう機能する。更に、羽根
制御部はガス発生部の回転速度を変えることによ
り燃料調整部を流れる燃料供給量を直接変化さ
せ、各制御部が互いに干渉し合うことなく好適に
作動する。同時に出力タービン部のメインシヤフ
トの回転速度Nptは羽根制御部66により調整さ
れる。
更に、本実施例によれば、内燃機関によるのと
同様な加速性がガスタービンエンジンによる自動
高アイドリング動作および加速工程により与えら
れるので、特に地上走行車を駆動可能なガスター
ビンエンジンを提供できる。これは、ガス発生部
に最大出力を発生させることにより得られる。次
に調整弁62は燃焼器へ送る燃料供給量を増大
し、ガス発生部の回転速度を上昇しかつ出力ター
ビン部の流入気温度T4をほぼ一定の最大値に維
持してエンジンを過熱させることなく最大加速さ
せる。加えて調整弁により、エンジンが“減速”
状態になると加速時の慣性による出力タービン部
の排気温度T6が制限される。次に出力タービン
116,118間に大きな出力を発生することに
より、一旦ガス発生部が大巾に加速されると、加
速動作が完了される。
更に本実施例によれば、まず燃料供給量を減少
し次に制動状態に可変案内羽根を位置させ、更に
手動で出力フイードバツク動作を選択することに
よる3段動作で自動車を減速させる装置および方
法が提供されることは理解されよう。
燃料調整部60は調整弁62、および羽根制御
部66の主な素子は実質的に油圧・機械作動であ
る。通常付勢されている羽根制御部のソレノイド
426を用いることにより種々の故障状態におい
てエンジンを完全に作動可能なエンジンおよび制
御機構が与えられる。詳述するに、電子制御部6
8へ送られる電気的出力が完全に失なわれても、
燃料調整部60の機械的作動部により絞りレバー
184により選択される燃料量に対し燃料量を連
続的に調整し得る。調整弁62は、この電気的故
障に影響されることなく、かつ加速中エンジンの
過熱を防止し、減速中燃焼工程を維持するよう加
速ないしは減速制御可能である。羽根制御部の油
圧・機械作動部は、電気的な故障があつた場合で
も作動し、好適にエンジン動作を維持するよう可
変案内羽根を調整可能である。電気的故障の場
合、羽根制御部のソレノイド426は消勢され、
制御ピストン329の肩部393にかかる圧力が
消失せしめられる。一方支点レバー396による
速度制御は依然維持され、可変案内羽根は電気系
統の故障中エンジンの作動を維持すべく好適に位
置決めされる。従つて電気的故障の場合エンジン
制御のある所望の特徴は失なわれるが、エンジン
は好適な加速および減速状態をもつて依然として
好適に機能し得るので、作動効率が低下され出力
フイードバツク制動動作を行ない得なくなつて
も、車両は安全に駆動されうる。
また本実施例によればガス発生部のアイドリン
グを自動的にセツト又はリセツトして、例えば車
両の加速時のように出力が上昇する場合にエンジ
ンの応答性を極めて良好にできる。且つ本実施例
はガス発生部の回転速度に対し油圧・機械的に燃
料供給量を制御し、かつ燃料調整部の正規の速度
制御動作を無効にしてソレノイド239,257
のいずれかを付勢する各状態が生じると燃料量を
増減させる構成を提供する。更に本実施例は加速
中燃焼器へ送られる燃料量を制御して出力タービ
ン部の流入気温度T4がその間一定に維持し、又
減速中燃料量を制御して燃焼器内の燃焼工程を中
断させない構成を提供する。更に本実施例は、例
えば出力タービン116,118のような回転体
の回転速度を油圧・機械的に、更にソレノイド4
26の付勢量に応じて電気的に、即ち2つの動作
により可変案内羽根の位置を制御する構成を提供
する。
上述の本発明によるガスタービンエンジンにあ
つては第13図並びに第14図〜第16図に示さ
れるような燃焼ガス流の流入角度の変化に応じて
通過するガス流の圧力比を変化させる一組の案内
羽根に対し、その作動装置として殊に第12図か
ら明らかなような羽根制御部でなる作動器を具備
し、特に当該作動器は加速機と出力タービン部の
各出力を受ける入力部材と、一組の案内羽根と連
係する出力部材とを包有してなり、この場合作動
器においてその入力部材に加速機による出力ター
ビン部の設定回転速度と出力タービン部の実際の
回転速度の差を示す入力が与えられると共に、入
力部材と出力部材との位置に応じて帰還が与えら
れるように設けられているから、入力部材に入力
された力に応じて出力部材が迅速に動作し、延い
ては一組の案内羽根の相対位置が迅速に変えられ
ることとになる。従つて出力タービン部を通過す
るガス流の圧力比が直ちに変化せしめられて、出
力タービンの回転速度が迅速に増減され得るか
ら、この面において従来のピストンエンジンと近
似の出力増減制御を遂行し得る等の顕著な効果を
実現できる。
上述した本発明のガスタービンエンジンによれ
ばまた出力タービン部を通過するガス流の圧力比
がエンジン速度以外のエンジン駆動パラメータに
応じて直ちに変化せしめられ、出力タービンの回
転速度が迅速に増減され得、また特に第2の力を
制御するに電気・機械変換器を採用するからエン
ジン駆動パラメータに正確に比例させて入力部材
に加わる第2の力を制御できる。
本発明は図示の実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲の技術的思想に含まれる設計
変更を包有することは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガスタービンエンジンの
斜視図、第2図は同一部を切開いて示す部分拡大
斜視図、第3図は第2図のほぼ線3−3に沿つて
切断した部分拡大縦断面図、第4図は同簡略全体
説明図、第5図は同一部を切開いて示す部分斜視
図、第6図は同部分拡大断面図、第6a図は第6
図のほぼ6a−6bに沿つて切断した部分縦断面
図、第6b,6c,6d図は同動作説明図、第7
図は同部分簡略説明図、第8図は同部分拡大断面
図、第9図は第8図のほぼ線9−9に沿つて切断
した断面図、第10図および第11図は第7図の
線10−10、および11−11に沿つて切断し
た部分拡大側面図、第12図は同部分拡大説明
図、第13図は同部分拡大分解斜視図、第13a
図は同部分拡大斜視図、第13b図は一部を側面
で示す部分断面図、第14乃至16図は同動作説
明図、第17図は同部分回路図、第18図乃至第
20図は同動作特性図である。 30……エンジン、32……動力出力シヤフ
ト、34……クラツチ、36……入力シヤフト、
38……変速機、40……出力シヤフト、42…
…駆動部、44……駆動車輪、46……シフトレ
バー、48……速度センサ、50……導線、52
……ガス発生部、54……出力タービン部、56
……復熱室、58……燃料供給源、60……燃料
調整部、62……調整弁、64……燃料供給導
管、66……羽根制御部、68……電子制御部、
70……バツテリ、72……起動モータ、74…
…エヤポンプ、76……メインシヤフト、78,
80……駆動歯車列、82……メインシヤフト、
84……クラツチ、86……エヤ入口部、87…
…冷却器、88,90……遠心コンプレツサ、8
9……液体タンク、91……ホース、92,9
4,95,96……ダクト、97,97A……開
口部、98……燃焼器、99……多孔ライナ、1
00……電気点火プラグ、102……ガス発生タ
ービン、104……タービン入口チヨークノズ
ル、106……輪形入口部、108……軸受、1
10……固定ハウジング、112……ダクト部、
114……羽根、116,118……出力タービ
ン、117,119……羽根、120,122…
…可変案内羽根、124……共通駆動機構、12
6,128……輪歯車、129……リンク、12
9A……プレート、130……ペルクランク、1
31,132……リンク、133……軸、134
……排気ダクト、136……フイルタ、138…
…入口部、140……ハウジング、142,14
4……出力ダクト、146……点線、148……
減速歯車部、150……ギヤ、152……駆動シ
ヤフト、154……燃料ポンプ、156……出力
導管、158,160……ギヤ、162……遊び
シヤフト、164……バイパス開口部、166…
…主流量調整導管、168……バイパス調整ポペ
ツト、170……戻し管、172……圧縮バネ、
174……調整ノズル、176……プレート、1
78……開口部、180……空胴部、182……
圧力管、184……絞りレバー、186,188
……止め部材、190……軸受、192……シヤ
フト、194……カム部、196……シヤフト、
198……ローラ、200……バネ止め部材、2
02……案内シヤフト、204……上部案内ロー
ラピン、206……固定ナツト、208……重量
支承体、210……重量体、212……ピン、2
14……内部回転レース、216……玉軸受、2
18……レース、220……セグメント、222
……肩部、224……バネ、226……主燃料絞
りレバー、228……ピン、230……アーム、
232……溝、234……アーム、238……オ
リフイス、238……外側ハウジング、239…
…ソレノイド、240……コイル、242……接
極子、244……プランジヤ・シヤフト、245
……上部、246,248……バネ、250……
導線、252……間挿体、254……バネ、25
6……ハウジング、257……ソレノイド、25
8……コイル、259……止め面部、260……
接極子、261……面部、262……プランジ
ヤ、263……止めナツト、264,266……
バネ、267……バネ止め部材、268……導
線、272……プランジヤ、274……バネ、2
76……ハウジング、278……空洞部、280
……戻し管、282……調整弁体、284,28
6……開口部、288……中空空洞部、290…
…開口部、292……バネ、294……止め部
材、296……整合点、298……密封ブロツ
ク、300……スナツプリング、302,304
……ボール、306……ピストン、308……ロ
ツド、310……チヤンパ、311……断熱材、
312……感温体、314……開口部、316…
…ロツド・ピストン装置、318,320……密
封体、322……間挿体、324……閉鎖プラ
グ、326……チヤンバ、328……検出導管、
330……バネ、332……止め部材、334…
…対向部、335……密封部、336……出口
部、338……アーム、340……ボール、34
2……凹所、344……ネジ付端部、346……
螺合体、348……間挿体、350……電磁弁、
352……しや断弁、354……ハウジング、3
56,358……供給管、360,362……ポ
ンプ、364……シリンダ、366……ピスト
ン、368……ロツド、370……開口部、37
2……ダクト、374,376……導管、378
……チヤンバ、379……戻し管、380……制
御弁体、381〜385……バネ、386,38
7……戻し管、388……導管、390……突出
部、392……ピストン機構、393……肩部、
394……導管、395……ロツド、396……
支点レバー、398……枢支部、400……空洞
部、402……絞り弁、404……バネ止め部
材、406,408……バネ、410,412…
…導管、414……オリフイス、416……ピス
トン、418……空洞部、419……オリフイ
ス、420……導管、422……油圧ポンプ、4
26……ソレノイド、427……導線、428…
…ハウジング、430……コイル、432……制
御弁、434……バネ、436……チヨツパ、4
38……磁気モノポール、440……導線、44
2……チヨツパ、444……モノポール、446
……導線、448,450,452……変換器、
454,456,458……ライン、460……
外気圧センサ、462,464……ライン、46
6……出力フイードバツクスイツチ、468……
比較回路、470,472,474……関数発生
器、478,480,482……ライン、48
6,488……関数発生器、490,492……
ライン、497……比較回路、498,500…
…論理素子、502,504,506,508…
…アント回路、514……関数発生器、516…
…ソレノイドドライバ、518……制御弁、51
9……ライン、520,522……シヤフト、5
24,526……デイスク、528……チヤン
バ、530,532……ピストン、534……比
較回路、536……ライン、538……論理素
子、540……比較回路、542……ライン、5
44……変換器、546……インバータ、548
……微分器、550,552……関数発生器、5
54,556……比較回路、558……ソレノイ
ドドライバ、、560……ドライバ、562……
オア回路、564……ソレノイドドライバ、56
6……論理素子、568……関数発生器、570
……アナログ加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 出力タービン部と、出力タービン部の上流に
    配設され、出力タービン部に固定された羽根と固
    定羽根と対峙され且つ変位可能に設けられた可変
    案内羽根とを備え、可変案内羽根を固定羽根に対
    し変位させることにより、固定羽根へのガス流の
    流入角を正から負に亘り変化せしめて、出力ター
    ビン部を通過するガス流の圧力比を変化させ出力
    タービン部の回転数を増減する羽根装置と、羽根
    装置を調整する作動器とを包有し、前記作動器は
    羽根装置に連結される出力部材と、出力部材の移
    動を制御する入力部材と、速度検出装置により検
    出される出力タービン部の実際の速度と加速機に
    より制御される機械的入力信号により表わされる
    出力タービン部の所定速度との差を表わす第1の
    力を入力部材に与える比較装置と、入力部材と出
    力部材とを機械的に連結するフイードバツク装置
    と、電気制御装置とを備え、入力部材と出力部材
    との連結により両者の位置に応じて帰還されて力
    が入力部材に与えられ、入力部材は第1、第2の
    力と帰還されて加わる力とに応じて移動し入力さ
    れた力に従い出力部材の位置を制御可能に設けら
    れ、電気制御装置はエンジン速度以外の一以上の
    エンジン駆動パラメータを検出するセンサと、検
    出したエンジン駆動パラメータに従い入力部材に
    加わる第2の力を制御する電気・機械変換器とを
    備えてなるガスタービンエンジン。 2 ガス発生部および出力タービンを含む出力タ
    ービン部が具備され、速度検出装置は出力タービ
    ン部の出力タービンの速度を検出するように構成
    されてなる特許請求の範囲第1項記載のガスター
    ビンエンジン。 3 電気制御装置の出力がないとき入力部材は帰
    還されて加わる力および第1の力に応じて移動可
    能に設けられてなる特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のガスタービンエンジン。 4 エンジン駆動パラメータには出力タービン部
    から送出されるガス流の温度が含まれてなる特許
    請求の範囲第2項または第3項記載のガスタービ
    ンエンジン。 5 ガス発生部には燃焼器が包有され、エンジン
    駆動パラメータには燃焼器から送出されるガス流
    の温度が含まれてなる特許請求の範囲第2項〜第
    4項のいずれか一項記載のガスタービンエンジ
    ン。 6 電気制御装置は検出温度の上昇に応じ案内羽
    根が移動され出力タービン部間の圧力比が減少す
    るように構成されてなる特許請求の範囲第4項ま
    たは第5項記載のガスタービンエンジン。 7 電気・機械変換器は電気駆動信号が最小値で
    あるとき第2の力が加わる作動器により案内羽根
    を移動し出力タービン部間の圧力比が最小となる
    ように構成されてなる特許請求の範囲第4項〜第
    6項のいずれか一項記載のガスタービンエンジ
    ン。
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