JPH0252500B2 - - Google Patents

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JPH0252500B2
JPH0252500B2 JP59004909A JP490984A JPH0252500B2 JP H0252500 B2 JPH0252500 B2 JP H0252500B2 JP 59004909 A JP59004909 A JP 59004909A JP 490984 A JP490984 A JP 490984A JP H0252500 B2 JPH0252500 B2 JP H0252500B2
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JP
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ray
pivot
axis
imaging plane
plane
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Josefu Myuuraa Robaato
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH0252500B2 publication Critical patent/JPH0252500B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4429Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
    • A61B6/447Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit or the detector unit being mounted to counterpoise or springs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating thereof
    • A61B6/587Alignment of source unit to detector unit

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
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  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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  • Pathology (AREA)
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  • Surgery (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] この発明は一般的に診断用X線装置、特に普通
の放射線写真法及び断層写真法を実施するのに適
したX線テーブル装置に関する。
普通の放射線写真法では、患者をX線透過性の
テーブル台の上に位置ぎめする。X線管が患者の
上方の下動位置にあり、バツキー・トレー
(bucky tray)に入つたフイルムの様なX線像受
容体をテーブル・ハウジング内で患者の下方の不
動位置におく。X線管の焦点が普通はフイルムの
中心上にあり、X線ビームの中心線はフイルム平
面と垂直であるのが普通である。X線ビームが患
者を透過したことによつて生じた差別的に減衰し
たX線像をバツキー・トレー内にあるカセツト内
のフイルムに投影して、この像がフイルムに記録
される様にする。投影形放射線写真法では、実際
には身体内の種々の高さの所にある組織及び骨を
含む種々の器官は放射線写真フイルム上の投影像
に重畳されるので、身体内の単一の平面又は高さ
にある様に見える。時には、この為に放射線写真
の解釈が困難になる。
公知の様に、投影形断層写真法は、関心がある
平面の上下にある解剖学的な組織の全ての層をぼ
かし、或いは一様に灰色にすることにより、身体
内の比較的薄い単一の平面又は高さをフイルムに
記録して可視化することが出来る。断層写真法を
実施するには、患者をX線テーブル台の上に位置
ぎめし、X線源を付勢して、X線源を患者内の関
心のある平面から一定の距離の所にある水平線に
沿つて一方の方向に並進させ、その間、フイル
ム・カセツトを収容したバツキー・トレーは、関
心のある平面から一定距離の所で、反対方向に並
進させる。X線管は並進する時にまた回転して、
中心X線が常に放射線写真フイルムの同じ点、普
通は中心を通る様にする。X線管とバツキー・ト
レーの統制のとれた反対向きの移動は、バツキ
ー・トレー及びX線管を入れ子式支点アームで一
緒に接続することによつて達成するのが普通であ
る。このアームはX線ビームの中心線と平行であ
る。典型的にはブラケツト又は往復台がX線テー
ブル台の片側に固定され、テーブル台の上方に延
在する。このブラケツトはテーブル台の平面に対
して上げ下げすることの出来る要素を持つてい
る。支点アームがこの要素上で旋回する。枢軸は
患者内の関心のある平面と一致する。枢軸が関心
のある平面上にあるから、この平面とX線ビーム
の間には相対運動はなく、これに対して関心のあ
る平面の上下にある平面は相対運動がある為、こ
れらの平面は投影像でぼやけ、関心のある平面の
比較的明確な像が残る。
X線テーブル台の上方に伸びて調節自在の枢軸
要素となる従来のブラケツトは、こゝで考えてい
る様な種類のX線装置を用いて実施しようとする
X線手順の妨げになる場合がある。例えば、X線
管は、X線管及びバツキー・トレーを並進させる
為に並進駆動を受ける垂直に伸びる柱に取付ける
のが普通である。この並進は、断層写真法に必要
であると共に、普通の放射線写真法でも、X線管
の焦点及び中心X線をフイルム平面と整合した状
態に保つと共にフイルム平面に対して垂直に保た
なければならない場合に必要である。然し、X線
手順によつては、放射線写真法で要求される様
に、垂直又は垂直から限られた角度だけ離してで
はなく、テーブル台と平行にX線ビーム、特にそ
の中心X線を投射する為に、X線管を回転させる
ことが必要である。例えば、患者をX線テーブル
台の上に乗せず、患者内の関心のある解剖学的な
部分と整合させる為に上げ下げすることの出来
る、壁に取付けたフイルム・カセツトと並置関係
を持つ様に、患者をテーブルから或る距離の所に
立たせる場合がある。このとき、X線管はその中
心X線を水平方向に投射する為に回転させなけれ
ばならないし、投影像がフイルム・カセツトに入
射する様に、関心のある解剖学的な組織と整合さ
せる為に上げ下げしなければならない。特に壁に
取付けたフイルム・カセツトと並ぶ様に立つてい
る患者の下部を撮影したい時、断層撮影用のアー
ム・ブラケツト又は枢軸要素支持体がビームの通
路と干渉する場合が非常に多い。この干渉は、垂
直平面内に保持されているフイルムに結像させる
為、テーブル台の上にのつている患者を介して、
テーブル台の横方向にX線ビームを投射しようと
する時にも起る。
米国特許第3838286号及び同第4335312号には、
断層写真用の支点アームの高さを調節し得る枢軸
要素が、X線テーブル台の上方に伸びる構造内に
配置されている様な断層写真装置が記載されてい
る。米国特許第4315156号には、断層写真用支点
アーム及びその枢軸がテーブルの下方に配置され
ていて、それらの作用がシヤフトを介して伝達さ
れ、断層写真法を実施する間、このシヤフトがX
線管を旋回させると共に、旋回並びに並進が出来
る様にX線管を支柱する柱の中に隠れている様な
複雑な機構を使うことにより、支点アームの枢軸
をテーブル台の上方に配置することを避けた断層
写真用X線テーブルが記載されている。
[発明の概要] この発明は断層写真撮影様式で装置を動作させ
る為の新しい機構を持つX線テーブルを提供す
る。このX線テーブルでは、実際の支点枢軸並び
にテーブル台の上方に伸びるその為のブラケツト
はなく、その代りにX線管と、バツキー往復台内
の放射線写真フイルムの平面の様な像受容体の平
面との間を伸びる断層写真用支点アームに対する
仮想の又はみかけの枢軸がある。
この発明では、X線テーブルは、基部、該基部
の上方にあるX線透過性テーブル台、テーブル台
の縦方向に動く様に取付けた直立柱、該柱を移動
させる手段、テーブル台の下側にあつて、その縦
方向に移動する、フイルム・カセツトの様な像受
容体用の往復台手段、X線管、及びテーブル台の
上方で柱上にX線管を支持していて、テーブル台
に接近する向き並びに遠ざかる向きに選択的に移
動すると共に、テーブル台の横方向に伸び且つ柱
の移動平面に対して略垂直である軸線の周りに選
択的に旋回する手段を含む普通の部品を持つてい
る。
汎用X線テーブル装置を断層写真法を実施する
ことが出来る様にするこの発明の手段は、テーブ
ル台の下側にある垂直方向に可動の支持部材と、
該支持部材に取付けられていて、横方向に伸びる
回転軸線の周りに回転する案内手段とを有する。
伸縮自在の(入れ子式の)リンク手段が案内手段
に取付けられていて、それと共に回転し、このリ
ンク手段の1端は回転軸線の上方で像受容体の往
復台手段に枢着され、他端は回転軸線の下方で可
動の柱に枢着されている。伸縮自在(入れ子式)
のアーム手段が、1端は像受容体の往復台に接続
されていて、像受容体の平面と一致する軸線の周
りに旋回出来る様になつていると共に、他端はX
線管の支持体に接続されていて、X線管の中心X
線をアーム手段と平行に保つと共に、断層写真手
順の間、像受容体の平面上の略同じ点に差し向け
る様な形で、X線管を旋回させる。柱が一方の方
向に移動すると、テーブル台の下方にあるリンク
手段が旋回して、像受容体の往復台を反対方向に
移動させ、そして上方にあるアームが、テーブル
台の上に位置ぎめされた身体の中の関心のある平
面と一致する、横方向に伸びる仮想軸線の周りに
旋回する。像平面からのリンク手段の枢軸の設定
距離が、像平面から関心のある平面上にあるアー
ムの仮想の枢軸までの距離を決定する。
X線テーブルを断層写真法を実施することが出
来る様に改善するこの発明の機構について、以下
図面を参照して更に詳しく説明する。
[好ましい実施例の説明] 第1図乃至第3図を参照して説明すると、X線
テーブルが基部又はハウジング10を有する。基
部10は金属箱11で構成され、これに上側の張
出し箱12が固定されていて、張出し箱12の頂
部には開口がある。箱12の頂部の開口の上方に
X線透過性テーブル台13が配置されている。第
3図に楕円14で示したのは、テーブル台13に
横たわる患者の身体を表わすものであり、この患
者は普通の投影形放射線写真手順又は断層写真手
順が出来る状態にある。テーブル台13は基部1
0に対して縦方向に、即ち第1図及び第2図で見
て左右に移動する様に取付けられていると共に、
横方向、即ち第1図及び第2図で見て手前及び遠
ざかる向き、或いは第3図で見て左右方向にも可
動である。用語を一貫して使う為、横方向とは、
テーブルの狭い方の寸法を横切る方向とし、縦方
向とはテーブル台の長さに沿つた方向とする。
第1図に見られる様に、テーブル台13は、テ
ーブル台に固定した棒に対して摺動する15に示
す様な直線軸受にのつて、基部12に対して横方
向に移動する。第6図に示す様に、テーブル台1
3は縦方向に伸びる平行な1対のレール16を持
ち、このレールが、横向きの軸線を持つローラ1
7にのつかる。ローラのシヤフトは18に示す様
なブロツクから伸びており、これらのブロツクが
板19の縁に取付けられている。図面には示して
ないが、板19には大きな開口があつて、X線ビ
ームが上側から基部の箱12の上部へとその中を
通過出来る様にしている。
直立柱又は垂直柱25が図示のX線テーブルで
示す様に、直立の姿勢でテーブル台13の縦方向
に動く様に取付けられている。柱25は、上側及
び下側の横方向に伸びる縦長のトラツク部材2
6,27、背板28及び箱形ハウジング29で構
成された枠又は固定部によつて支持されている。
部材26乃至29はX線テーブルの基部の一部分
とみなすことが出来る。これらの部材は床20に
自立にして、基部10の残りの部分から分離する
ことが出来る。上側の部材26には縦方向に伸び
るトラツク又はレール30,31が結合されてい
る。第3図に示す様に、32,33に示す様なロ
ーラが柱25上に回転出来る様に軸支されてい
て、柱をレール31で幾分か支持する。34に示
す様な別の一組のローラも柱25に回転出来る様
に軸支されていて、柱が基部10に近づく向き又
は遠ざかる向きに傾かない様にしながらも、柱が
レール30に沿つても縦方向に動く様にしてい
る。下側の部材27も縦方向に伸びるレール35
を持ち、これが柱25に結合されたブラケツト3
8に軸支される対のローラ36,37の間にはま
つている。この為、今述べたローラとレールが、
X線テーブル13と平行に柱25を縦方向に駆動
することが出来る様にしている。柱25の底と床
の線20との間にすき間があつて、柱が床から上
方に離れている。
柱25の駆動機構が第2図にごく概略的に示さ
れている。第2図で、この駆動機構は固着の可逆
モータ40を持ち、そのシヤフトにスプロケツト
41が設けられていることが判る。X線テーブ
ル・ハウジングの中でスプロケツト41から隔
てゝ遊動スプロケツト42が設けられている。チ
エーン43が各々のスプロケツトの周りに通る。
図面では示されていないが、チエーン43の上側
部分が柱25に接続されていて、可逆モータ40
が断層写真手順の際の様に回転する時、柱25が
モータの回転方向に応じて、縦方向の一方又は反
対の向きに動く様になつている。
第2図で、X線像受容体装置がテーブル台13
の下側でその縦方向に動く様に取付けられてい
る。この装置は全体を参照数字44で示してあり、
図示の場合は、バツキー往復台である。バツキー
往復台は基本的には第3図に示す箱45であり、
第3図では、図面を見易くする為に、X線透過性
テーブル台13の縦方向に拘束し又は縦方向に移
動させる為のトラツクは省略してある。この例で
は、実際の受容体又はX線像記録媒質は放射線写
真フイルム46であり、これが第2図ではバツキ
ー往復台内に破線で示されている。像受容体又は
バツキー往復台45が並進する時のトラツクが第
6図に示されている。この図にはバツキー往復台
45が倒立U字形の基部を持つていて、これが横
方向及び垂直方向に伸びる平行な側部(1つを51
に示す)を持ち、こゝに上側及び下側ローラ4
7,48が軸支されている。これらのローラが基
部ハウジング10に取付けられた縦方向に伸びる
トラツク49の上を走る。第6図では、バツキー
往復台から把手50が伸びていることが示されて
いる。この把手は図面に示していないトレーに取
付けられており、このトレーが図面に示してない
フイルム・カセツトを保持し、このカセツト内に
記録媒質又は放射線写真フイルム46が入つてい
る。
第3図に示す様に、X線管ケーシング55が機
構ハウジング57に入り込むアーム56を介し
て、並進可能な柱25に装着されている。細部は
示してないが、横方向に伸びるアーム56は柱2
5上で垂直方向に調節自在の移動が出来る様に柱
25に取付けられており、このアームは結像平
面、即ち、バツキー柱復台の中にある放射線写真
フイルム46の平面に対して、任意の所望の高さ
の所に固定することが出来る。X線管55がテー
ブル台13の上方の一定の高さの所を縦方向に移
動する断層写真様式で装置を動作させる時、この
垂直方向の固定が必要である。然し、後で説明す
るが、アーム56並びにそれに伴つてケーシング
55内にある図示してないX線管は、断層写真サ
イクルの間、縦方向に並進しながら、横方向に伸
びる軸線の周りに旋回することが出来る。X線管
ケーシング55は1つの旋回位置を第2図に示し
てあり、これは断層写真手順の1サイクルの始め
又は終りということが出来る。
第2図で、X線管ケーシングの横方向に伸びる
旋回軸線又は回転軸線を58に示してある。ケー
シング55内にあるX線管の焦点は軸線58上に
ある。X線ビーム・コリメータ59がX線管ケー
シング55に結合されている。コリメータは普通
のものであつて、X線管の焦点から出て来るX線
ビームの境界を定める為に使われる。断層写真用
支点アーム60がX線管の回転又は旋回軸線58
と一致する点とバツキー往復台の中にあるフイル
ム46の平面との間の接続部を形成する。第3図
に見られる様に、支点アーム60の下端はバツキ
ー往復台45の後端に枢着されており、その場所
は、参照数字61から伸びるリード線に付けた矢
印の指す場所である。参照数字61は支点アーム
60とバツキー往復台45の間の枢着部の枢軸を
表わすものである。断層写真法を実施する時に必
要となる様に、アーム60の下端をバツキー往復
台45に結合することが出来る様にすると共に、
他のX線手順を実施する時に必要となる様に、こ
の結合を外すことが出来る様にする装置62も設
けられている。支点アーム60を枢軸60の所で
バツキー往復台から切離す他の手順では、アーム
が自由に振れない様に、このアームが図に示して
ない手段によつて柱25にクランプされる。
断層写真法を実施する為には、X線管の焦点を
フイルムの結像平面から一定の垂直距離の所で動
かさなければならないし、支点アーム60は、垂
直柱25が一方の方向に移動する間に反対方向に
移動するバツキー往復台45に追従する為に垂直
平面内で旋回するから、柱、X線管及びバツキー
往復台のこの様な移動によつてアームの長さに生
ずる変化を補償することが必要である。この為、
支点アーム60は、X線管の焦点がある横方向の
軸線に対して伸縮又は摺動することが出来る様に
なつている。第4図及び第5図に見られる様に、
これは案内棒63を取うことによつて行なわれ
る。案内棒の中心が横方向に伸びるシヤフト64
に取付けられている。クラツチ装置がシヤフト6
4を別の同軸のシヤフト66に結合することが出
来る様になつている。断層写真法を実施する際、
X線管がシヤフト66の軸線上で旋回する。電磁
作動装置67がクラツチ65を係合並びに離脱さ
せる様に作用する。前に述べた様に、断層写真法
を実施する時は、クラツチが係合して2つのシヤ
フト64,66が結合される。案内棒63に上側
及び下側のローラ68,69を設け、これらのロ
ーラが、第4図にはつきりと見られる様に、溝形
をした支点アーム60の縁のフランジ70,71
の間にはまる。何れにせよ、支点アーム60がシ
ヤフト64の軸線に対して横方向に動くことが出
来、こうして断層写真法を実施する際、X線管及
びバツキー往復台が互いに反対向きに並進する
時、X線管の焦点とフイルムの間の変化する距離
を補償する摺動作用を行なうことは明らかであろ
う。この代案として、支点アーム60に整合した
入れ子の部分(図面に示していない)を形成し
て、一方の部分の下端を軸線61の所でバツキー
往復台に枢着し、他方の部分の上端をシヤフト6
4とX線管の回転軸線58の一致する軸線上で旋
回する様に接続することが出来る。どんなアーム
にせよ、その旋回により、断層写真法を実施する
際、X線管とフイルムの間の距離の変化を補償し
て、中心のX線をフイルムの中心と整合した状態
に保つアームであれば、それを使うことが出来
る。
これまで説明したX線テーブル構造は、受容体
44内の結像平面、更に特定して云えば、図示の
実施例では、フイルム46の平面上にある軸線6
1の所で、断層写真用の支点アーム60を像受容
体のバツキー往復台に直接的に枢着するという特
徴を別にすれば、基本的には普通のものである。
ごく普通には、一方で断層写真も出来る様にした
従来のX線テーブルでは、支点アームの下端をバ
ツキー往復台に枢着し、この端より上方の一点を
テーブル台の上方に伸びるブラケツトに枢着す
る。この枢軸の高さを調節して、断層写真用の層
を結像させる一致した平面を決定する。枢軸を支
持する為のブラケツト又はその他の手段を使わず
に、テーブル台の上方の予定の高さの所にあつて
身体内の結像しようとする層と一致する仮想の枢
軸の周りに断層写真用の支点アーム60を旋回さ
せるこの発明の機構を次に詳しく説明する。
第2図で、前に説明した様に、バツキー往復台
45が、断層写真サイクルを実行する為に、何れ
かの縦方向、即ち右へそして逆に左へ移動する様
に、テーブル台13の下側に取付けられている。
第2図で見て、バツキー往復台は、伸縮自在の又
は入れ子式のリンク手段75の作用によつて移動
する。この実施例では、リンク手段75は管状リ
ンク部材76を持ち、これが77の所でバツキー
往復台44に結合されたブラケツト78に枢着さ
れている。バツキー往復台とブラケツトとの結合
部は概略的に示してあり、数字79で表わす。結
合部79は電磁ロツク又は機械ロツクにして、少
なくとも断層写真法を実施する時、それを作動又
は係合させて、バツキー往復台をブラケツト78
に結合することが出来る。更にリンク手段75が
棒又はシヤフトの形のリンク部材80を持ち、こ
れが管状リンク部材76に入り込んでいてその中
で摺動自在である。管状部材76はスリーブ要素
又は案内手段81の中で摺動自在である。要素8
1は、垂直方向に調節自在の支持部材83上の横
方向に伸びる軸線82の周りに回転出来る様に枢
着されている。リンク部材80、従つてリンク手
段75の下端が縦方向に並進可能な柱25に接続
されていて、リンク手段が第2図に参照数字84で
示した横方向に伸びる軸線の周りにその下端で旋
回出来る様にしている。この枢着がどの様に行な
われているかは、第3図の左下部分に更によく示
されている。この図で、シヤフト又はピン85の
軸線を第2図の数字84で表わしてある。ピン85
とブラケツト38の間に別の結合及び切離し装置
86が介在配置されており、これによつてピンが
縦方向に並進可能な柱25の下端に実効的に接続
されている。
再び第2図について説明すると、この機構を断
層写真法を実施する様に設定した時、このリンク
手段75の下側が柱25に接続されている枢軸8
4は、支点アーム60の枢軸に相当する、X線管
の焦点の上側枢軸58と直接的に垂直方向に整合
していることに注意されたい。云い換えれば、断
層写真法を実施する時、X線管が柱25に対して
旋回する時の軸線58は、軸線58,84が柱2
5と共に移動するから、リンク手段75の下端が
柱25に対して旋回する時の中心の軸線84と常
に垂直方向に整合している。
リンク手段75の部材80の下端を可動の柱2
5に接続するピン85は、第2図及び第3図に示
す案内U字形リンク部材87に固定されている。
部材87が円形の2つの延長部88,89を持
ち、その中に直線軸受がある。これらの軸受が不
動の棒90に沿つて部材87を直線的に案内す
る。この為、例えば柱25が第2図に示す位置か
ら左へ駆動されると、リンク手段の下側軸線84
が、棒90に沿つて伸びる直線軸受の案内によ
り、水平の直線に沿つて左へ並進する。リンク手
段の枢軸84が左へ駆動されると、バツキー往復
台45が平行に右に駆動される。逆の場合も同じ
である。この様な柱の駆動が行なわれると、リン
ク手段75が垂直の姿勢に達するまで縮まり又は
短くなり、その後再び伸出しを開始する。この伸
出しは、柱25の縦方向の移動が終了した時に終
る。第2図で、背板25に溝孔91があつて、枢
軸ピン85及びその軸線84がこの溝孔を通つて
いることに注意されたい。
テーブル台の下方での伸縮自在のリンク手段7
5の枢軸82の高さは調節自在である。リンク部
材76がその中で摺動するスリーブ要素又は案内
手段81が、1対の平行な支持棒に枢着されてい
る。1つの支持棒83を第2図を示してあり、他
方の支持棒83′は第3図に示してある。第2図
では破線で示してあるが、1対の内ねじつき従動
ナツト95,96が支持棒83,83′の間に結
合されている。親ねじ97,98がこれらのナツ
トと螺合する。親ねじ97の上端は軸受ブラケツ
ト99内で自由に回転出来る様に軸支されてお
り、親ねじ98の上端はブラケツト100内で回
転出来る様に軸支されている。親ねじ97,98
が一方の方向に一緒に回転すると、親ねじが従動
ナツト95,96を通抜けている為、リンク手段
の枢軸支持手段83,83′と枢軸82のスリー
ブ81が上昇する。勿論、親ねじが反対方向に回
転すれば、支持手段83とリンク手段の枢軸スリ
ーブ及び軸線82が下降する。親ねじ97,98
には歯つき滑車101,102が結合されてい
る。これらの滑車に閉ループの歯つきベルト10
3がかけられていて、親ねじを同期して回転させ
る。親ねじ98には別の滑車104が結合されて
いてこの滑車は可逆モータ107のシヤフトに設
けられた滑車106はベルト105によつて接続
されている。この為、モータ107が一方の方向
に回転すると、支持手段83,83′が上昇し、
モータが反対方向に回転すると、支持手段が下降
する。実例では、テーブル台上に横たわつている
身体の、作像しようとする平面に従つて、入れ子
式リンク手段75の枢軸82の高さを調節する利
用者の指令によつて、モータが付勢される。実例
では、図面に示してないが、断層写真用の支点ア
ーム60のみかけの枢軸が存在する、テーブル台
の上方の平面の高さをオペレータに知らせる手段
が設けられており、これは作像しようとする平面
の高さに対応していて、リンク手段の下側の枢軸
82とバツキー往復台46内にあるフイルム平面
46との間の距離に比例する。
リンク枢軸手段に対する支持手段83は、側面
部材109の縁に沿つて一組のローラ108によ
り、更に垂直方向に案内される。これは親ねじ9
7,98を回転駆動する時、支持手段83,8
3′を平坦で歪みのない状態に保つのに寄与する。
装置の内、断層写真法を実施するのに関係する
部品を説明したので、支点アーム60に対するみ
かけの枢軸を得る為、並びに身体の内、フイルム
に結像させようとする層の、フイルム平面より上
方の高さを設定する為の部品の幾何学的な関係を
次に説明する。
第9図は、フイルム平面46の上方のX線透過
形テーブル台13上に横たわる身体の関心が持た
れる相異なる層の放射線写真を撮影する為の2種
類の異なる調節レベルにあるリンク手段75の枢
軸82を示す線図である。後で更に詳しく説明す
るが、第9図に示した幾何学的な関係は、第7図
及び第8図に線図で示した実例に相当する。第9
図で、一相の状態では、入れ子式リンク手段75
の枢軸の位置を参照数字82−1で示してある。
入れ子式リンク手段75と断層写真用支点アーム
60とは実線で示してあり、支点アームは実際に
は同じ数字で表わしたX線ビームの中心線と平行
である。この例の幾何学的な関係では、入れ子式
リンク手段75の上端が、第2図の実施例に示す
様に、フイルム平面より下方の軸線77の所でブ
ラケツトに接続するのではなく、バツキー往復台
にあるフイルム平面46と一致する軸線61で枢
着されている。第9図では、支点アーム60が軸
線61でバツキー往復台にも接続されている。第
9図で、入れ子式リンク手段75の下端が枢軸8
4の所で柱25の下端に結合され、X線管55の
回転軸線58はリンク手段の下側の枢軸84と同
じ垂直線110上にある。
第9図の幾何学的な関係を用いて、断層写真像
の作成がこれから始まると仮定し、X線管55及
びその焦点スポツトと横方向の軸線58及びリン
ク手段の下側の枢軸84が、参照数字111を付
した領域にある一番左側の位置にあると仮定す
る。こゝで断層写真法を実施する為、直立柱25
を第9図で右へ駆動し、付勢されたX線管の焦点
の軸線58及びリンク手段の下側の枢軸84が、
フイルム平面46に対して一定の高さの所で水平
に右へ運ばれる。支点アーム60と平行である、
X線ビームの中心線が、この場合は上側の支点ア
ーム60及び下側のリンク手段75がバツキー往
復台枢着されている枢軸61と一致するフイルム
上の点又は線に差し向けられる。支点アーム60
及びリンク手段75は実線で示してある。中心の
X線及び支点アームの軸線60は、第9図にみか
けの枢軸No.1として示したみかけの枢軸を通る。
このX線はフイルム平面の上方の同じ高さの所
を、みかけの枢軸No.1を通過し、最後にX線管5
5が第9図の一番右側の位置に達する。リンク手
段の枢軸82−1とフイルム平面46の間の距離
はフイルム平面46から一定距離の所に調節され
ているから、みかけの枢軸No.1は必然的にフイル
ム平面46の上方の一定距離の所にとゞまる筈で
ある。勿論、断層写真用の支点アーム60が、支
点アーム60とX線管の間の相対的な摺動によ
り、X線管が並進する時のX線管とフイルム平面
の間の距離の変化を補償するが、みかけの枢軸の
高さ、従つてテーブル台上にある身体の関心が持
たれる平面の高さは一定のまゝである。
第9図は、リンク手段75の枢軸82を下げ
て、枢軸82−2と記す位置にした時に何が起る
かを示している。アーム60及びリンク手段77
がこの例では破線で示されている。摺動距離を補
償する支点アーム60及び中心X線の初めと終り
の位置及びこの例の入れ子式リンク手段75が破
線で示されている。リンク手段の枢軸82−2が
図示の高さにある時、支点アーム60のみかけの
枢軸は前の場合より高いことが判るが、これをみ
かけの枢軸No.2として示してある。これも関心が
ある平面No.2上にあつて、この平面を定める。従
つて、リンク手段の枢軸82を下げると、アーム
60のみかけの枢軸が上昇し、リンク手段の枢軸
82を上昇させると、アームのみかけの枢軸が下
がることが判る。
第9図の線図に示した幾何学的な関係は正確で
あるが、リンク手段の下側の枢軸を相異なる高さ
の所に設定した時に起ることを強調して一層判り
易くする為に、アームとリンクとの寸法の割合は
変えてある。
第7図は前に説明した構造に更によく対応する
幾何学的な関係を示す線図である。この場合、入
れ子式リンク手段75の下端が、柱25上で旋回
する様に枢軸84で接続されていて、上端の枢軸
が、バツキー往復台45から下向きに伸びるブラ
ケツト78上の点77にある。第7図の枢軸82
は図示の高さに調節してある。柱25及びそれと
合せて下側アーム60の上側の枢軸58及びリン
ク手段の下側の枢軸84が第7図で見て右へ一緒
に移動すると、X線ビームの中心線及び支点アー
ム60の平面がアームのみかけの枢軸を通る。こ
のみかけの枢軸を表わす点が第7図に書込んで記
されており、図示の様に、関心のある平面上にあ
る。X線管55が最終位置又は第7図の一番右側
の位置に向つて移動する間中、支点アームと平行
なX線ビームの中心線は、前と同じく、アームの
みかけの枢軸を通る様に差し向けられる。従つ
て、動く部品の干渉を避けるという様な実際的な
理由で、リンク手段75の枢軸を軸線77の所で
接続することが出来れば、この軸線もフイルム平
面46により下方の一定の距離の所にある。何れ
にせよ、高さを調節し得るリンク手段の軸線82
とバツキー往復台に対するその接続点77との間
の垂直方向の距離が、身体の中の関心のある平面
とフイルム平面の間の距離を決定する。
第8図の線図は、第8図ではリンク手段の下側
の枢軸82が第7図に較べて下向きに調節されて
いることを別とすれば、第7図の線図と同等であ
る。即ち、第8図の線図で、身体の中の関心のあ
る平面と一致するアームのみかけの枢軸は、第7
図の場合より、フイルム平面からの距離が一層大
きい。
断層写真法で知られている様に、支点軸線の高
さの所では何の動きも発生しない。これは、支点
アームの枢軸の高さからの像の投影は、X線管及
びフイルムが一緒に動く間、常に放射線写真フイ
ルム上にぴつたりと同じ点に入射するからであ
る。動きによるぼやけは支点平面では生じない。
支点アームの枢軸の高さより上下の平面は、その
投影が、バツキー往復台の行程の間、フイルムの
1端から他端へ変位する。第7図乃至第9図の線
図から判る様に、行程の初めにフイルムの右の縁
にあつた点は、行程の終りには、フイルムの左の
縁で終る。この為、支点アームの枢軸が従来の様
に現実の枢軸であつても或いはこの発明の様に仮
想の枢軸であつても、枢軸の上下の区域はぼやけ
る。
支点の高さの上下にある層が、支点の高さに一
層接近していれば、動き及び変位の大きさが減少
するから、こういう層のぼやけはより少なくなる
ことは明らかであろう。身体の中にあつて、支点
の高さから一層遠い平面は、動き及び変位の大き
さが増加し、フイルム上に於けるぼやけの程度が
強くなる。
身体の薄い部分は、厚い部分よりも、放射線写
真で一層よく細部が得られる。フイルムに結像す
る或る部分の厚さを設定するには、2つの因子が
関係する。1つの因子はX線管の水平方向の移動
量又は振幅である。振幅が小さいと、支点より上
方および下方での動きが最小であつて、ぼやけは
殆んど起らないので、厚い部分の像が得られる。
振幅が増加すると、支点アームの枢軸の高さより
上方および下方での動きが増加して、この高さに
より近い所でもぼやけが生じ、薄い部分の像が得
られる。
身体の層の厚さの制御に関するもう1つの因子
は、X線管の焦点とフイルムの距離である。任意
の所定のX線管の振幅に対し、この距離が短かけ
れば短い程、部分の厚さは一層薄くなる。これ
は、動きの区域が一層大きくなり、支点アームの
枢軸の高さの上下の平面で一層大きなぼやけが起
るからである。逆に、焦点とフイルムの距離が大
きければ大きい程、部分の厚さが厚くなる。
断層写真法を実施するのに備えて、X線管を柱
25上の一定の高さの所に設定することが出来る
ことをこれまで説明したが、これによつて任意の
所望の、実用的な焦点とフイルムの距離が設定さ
れる。断層写真法を実施する際のX線管の移動距
離又は振幅を予め決定することは、X線管が露出
開始位置及び露出停止位置に夫々ある時に、X線
管をオン及びオフに自動的に転ずることによつて
行なうことが出来る。こういうことを行なう手段
は、公知であるから、図面に示してない。
X線装置の内、この発明の断層写真用のみかけ
の枢軸機構の構成並びに作用に関することをこれ
まで図示し且つ説明して来た。勿論、実際のX線
テーブル装置は、X線ビームを垂直に身体を通る
様に投射するか、又はX線管を回転して、X線ビ
ームの中心線が関心のある解剖学的な組織に対し
て所望の角度にある様な点を通る様にX線管又は
焦点を移動することにより、X線ビームを斜めに
身体を通る様に投射する普通の直接投影形放射線
写真を作ることも出来る。第1図について説明す
ると、図示の様に柱25がテーブルの中心にある
時、結合ロツク61を作動すると、支点アーム6
0がバツキー往復台に対して回転しない様に固定
され、この為柱25が移動する時、アームがX線
ビームと整合して移動する様に装置が設計されて
いる。これと同時に、ロツク86を係合させて、
断層写真用リンク手段75の回転を防止して、リ
ンク手段を支点アーム60と整合又は平行な状態
に保つことが出来る。普通の垂直放射線写真法で
は、X線管55が回転しない様に固定することが
出来る。こういう条件がある時、X線ビームの中
心線はフイルム平面に対して垂直に差し向けら
れ、柱25の縦方向の位置に関係なく、フイルム
の中心点を通る。
X線ビームを今述べた様に垂直ではなく、身体
に対して或る角度にして、普通の投影形放射線写
真を撮影したい場合、ロツク86を切離して、リ
ンク手段75が抵抗力を受けずに振れることが出
来る様にし、ロツク61を切離すが、支点アーム
の下端はバツキー往復台に対して相変らず旋回す
ることが出来る様にして、支点アームが斜め放射
線写真法の為、テーブル台に対して種々の角度を
とることが出来る様にする。この場合、X線管は
クラツチを外し、焦点と一致するその軸線の周り
に回転することが出来る様にし、X線ビームの中
心線は、柱25が縦方向に移動する為にX線管が
回転する時、移然として支点アーム60と平行な
まゝである。この場合、バツキー往復台も固定し
て、必要に応じてテーブル台13を横方向又は縦
方向に移動させることにより、テーブル台上の患
者は関心のある領域の放射線写真を撮影する為の
適正な位置におく。
実際の装置では、柱25は垂直軸線の周りに回
転出来る様に構成されている。第2図で柱25
は、テーブル台13の下方の僅かな距離の所に数
字115で示した平面の周りに回転し得る上側及び
下側部分に分割することが出来る。テーブル台に
着脱自在に装着したフイルム・カセツトを使い、
そのフイルム平面又は像平面を垂直に配置して、
テーブル台上に横たわる患者の横方向の放射線写
真を撮影することが出来る様に、X線管を縦方向
の一方又は反対方向に柱から変位させたい時、柱
25を回転することが出来る。柱25を垂直軸線
の周りに回転することを必要とする手順では、支
点アーム60をバツキー往復台から切離して、図
面に示してない手段によつて柱25にクランプし
なければならない。
調節自在な機械的な手段を用いて枢軸となる点
を設定することにより、支点アームのみかけの枢
軸を求める装置をかなり詳しく説明したが、以上
の説明はこの発明を制約するものではなく、例示
するものにすぎないことを承知されたい。この発
明の考えは、特許請求の範囲内で、いろいろな形
で実施することが出来るからである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の断層写真用機構を用いたX
線テーブル装置の正面図、第2図は断層写真用リ
ンク手段の細部を示す為に一部分を破断し、第1
図ではX線テーブル台の中心にある直立柱が断層
写真手順の終り又は初めにそれが占める位置であ
るテーブルの1端の方に移動しているX線テーブ
ル装置の正面図、第3図は第1図及び第2図のX
線テーブルの左側側面図、第4図は第3図の線4
−4で切つた垂直断面図、第5図は第4図の線5
−5で切つた垂直部分断面図、第6図は第5図の
線6−6で切つた垂直部分断面図、第7図、第8
図及び第9図はこの発明の断層写真装置の原理を
説明する為の線図である。 (主な符号の説明)、10:基部、13:テー
ブル台、25:柱、40:モータ、45:バツキ
ー往復台、46:フイルム、55:X線管ケーシ
ング、56:アーム、58,82,84:枢軸、
60:支点アーム、63:案内棒、75:リンク
手段、81:スリーブ、83:支持部材、95,
96:内ねじ付き従動ナツト、97,98:親ね
じ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基部、該基部に支持されたX線透過性テーブ
    ル台、該テーブル台の上下に伸びていて、テーブ
    ル台の縦方向に動く様に装着された柱、該柱を動
    かす手段、前記テーブル台の縦方向に移動する様
    に該テーブル台の下方に装着されている。結像平
    面を持つ像受容体用の往復台手段、X線管手段、
    及び前記テーブル台の横方向に伸び且つ柱の移動
    平面に対して略垂直な軸線の周りに前記X線管手
    段を旋回させる様に、前記X線管手段を前記柱か
    ら前記テーブル台の上方に支持する手段を持つて
    いて、断層写真法及びその他のX線手順を実施す
    る手段を有する診断用X線テーブル装置に於て、
    前記断層写真法を実施する手段は、前記テーブル
    台の下方にある支持手段と、前記結像平面から予
    定の距離の所に前記支持手段を固定する手段と、
    伸縮自在のリンク手段と、該リンク手段をその両
    端の中間で前記支持手段に枢着して、該リンク手
    段が横方向に伸びる枢軸の周りに旋回出来る様に
    する手段とを含み、前記リンク手段の1端は前記
    枢軸の片側で前記像受容体用の往復台手段に枢着
    され、且つ他端は前記枢軸の反対側で前記可動の
    柱に枢着されており、更に、前記断層写真法を実
    施する手段は、1端が像受容体用の往復台手段に
    枢着されていて、前記像受容体の結像平面と一致
    する横方向に伸びる軸線の周りに旋回する様にな
    つていると共に、他端が前記X線管手段の支持手
    段に結合されていて、前記X線管手段からのビー
    ムの中心X線を当該支点アーム手段と略平行に保
    ち且つ断層写真手順の間、該中心線を像受容体の
    前記平面上の略同じ点に差向けるように、前記柱
    の縦方向の移動中、前記X線管手段の支持手段と
    共に旋回する支点アーム手段を含んでおり、もつ
    て、前記柱が一方の方向に移動すると、前記リン
    ク手段がその支持手段上で旋回して、前記像受容
    体用の往復動手段を反対方向に移動させると共
    に、前記支点アーム手段を前記テーブル台上に配
    置された身体の関心が持たれる平面と一致する横
    方向に伸びる仮想軸線の周りに旋回させ、前記関
    心が持たれる平面は、前記リンク手段の枢軸が前
    記結像平面に対して設定された距離によつて決定
    される距離だけ前記結像平面から離れており、こ
    の為、前記X線管手段から前記身体を通る様に投
    射されたX線ビームが、前記像受容体の結像平面
    に前記関心が持たれる平面の断層写真像を発生す
    る様にした診断用X線テーブル装置。 2 特許請求の範囲1に記載した診断用X線テー
    ブル装置に於て、前記支持手段を動かし、従つて
    前記リンク手段に対する枢軸を移動させて、前記
    枢軸から前記結像平面までの種々の予定の距離が
    得られる様にする手段を有し、この為、前記枢軸
    が前記結像平面に対して垂直な線に沿つて前記結
    像平面から遠ざかる向きに移動する時、前記仮想
    軸線及び前記結像平面の間の距離が比例的に増加
    し、前記枢軸を前記結像平面に接近する向きに移
    動する時、前記仮想軸線及び結像平面の間の距離
    が比例的に減少する様にした診断用X線テーブル
    装置。 3 特許請求の範囲2に記載した診断用X線テー
    ブル装置に於て、前記支持手段を動かす手段が、
    前記支持手段に結合された内ねじ手段と、該内ね
    じ手段に螺合する親ねじ手段と、該親ねじ手段を
    回転出来る様に軸支する手段と、可逆モータ手段
    と、該モータ手段を親ねじ手段に作動結合して、
    モータ手段が回転する時、前記親ねじ手段が内ね
    じ手段内で回転して、前記支持手段を動かす様に
    する手段とで構成されている診断用X線テーブル
    装置。 4 特許請求の範囲1乃至3のいずれか1項に記
    載した診断用X線テーブル装置に於て、前記像受
    容体が前記結像平面と一致する放射線写真用フイ
    ルムである診断用X線テーブル装置。 5 特許請求の範囲1乃至3のいずれか1項に記
    載した診断用X線テーブル装置に於て、前記結像
    平面から遠ざかる向きに前記像受容体の往復台手
    段から突出する部材を含み、前記リンク手段の前
    記1端が前記フイルム平面から一定距離の場所で
    前記部材に枢着されている診断用X線テーブル装
    置。 6 基部、該基部に支持されたX線透過性テーブ
    ル台、該テーブル台の上下に伸びていて該テーブ
    ル台の縦方向に動く様に取付けられた柱、該柱を
    移動させる手段、前記テーブル台の縦方向に移動
    する様に該テーブル台の下方に取付けられてい
    る、結像平面を持つ像受容体に対する往復台手
    段、X線管手段、柱の移動平面に対して略垂直に
    テーブル台の横方向に伸びる軸線の周りに前記X
    線管手段を旋回させる様に、前記X線管手段を前
    記柱から支持する手段を持つていて、断層写真法
    及びその他のX線手順を実施する手段を有する診
    断用X線テーブル装置に於て、前記断層写真法を
    実施する手段が、前記結像平面と一致する横方向
    に伸びる軸線上で旋回する様に前記像受容体の往
    復台手段に枢着された下端領域を持つアーム手段
    と、該アーム手段の上端領域を前記X線管手段に
    対して摺動する様に該X線管手段に結合して、前
    記柱の縦方向の移動に応答して、前記アーム手段
    及びX線管手段を、前記X線管手段を旋回させる
    為の前記横方向に伸びる軸線の周りに一緒に旋回
    させて、断層写真法を実施する間、前記柱を縦方
    向に並進させる時にX線ビームの中心線が常に前
    記アーム手段と平行であつて、前記結像平面上並
    びにテーブル台上にある身体の作像しようとする
    平面上にある同じ点に差し向けられる様にする手
    段と、伸縮自在のリンク手段と、前記テーブル台
    の下方にあつて、横方向に伸びる軸線の周りに旋
    回する様にリンク手段を取付ける支持手段とを含
    み、前記軸線の片側にある前記リンク手段の一方
    の端領域は前記像受容体の往復台手段に枢着され
    ており、前記軸線の反対側にある他方の端領域は
    実質的に前記テーブル台の下方で前記可動の柱に
    枢着されており、もつて、前記柱が一方の方向に
    縦方向に移動すると、前記アーム手段及びテーブ
    ル台の上方のX線管手段に対する共通の旋回軸線
    が、前記リンク手段を前記柱に枢着する軸線と平
    行に移動して、前記アーム手段及びリンク手段を
    統制のとれた形で旋回させると共に前記像受容体
    手段及びその結像平面を反対方向に移動させ、前
    記アーム手段が、作像しようとする身体内の平面
    と一致する、テーブル台上方の一定の仮想軸線の
    周りに旋回して、該作像する平面から結像平面ま
    での距離が前記リンク手段の枢軸及び結像平面の
    間の距離に比例する様にした診断用X線テーブル
    装置。 7 特許請求の範囲6に記載した診断用X線テー
    ブル装置に於て、前記リンク手段の枢軸を選択的
    に結像平面に接近する向き及び遠ざかる向きに動
    かす様に前記支持手段を調節する手段を含んでい
    て、前記アーム手段の仮想軸線を身体内の対応す
    る選ばれた作像平面の所に設定する診断用X線テ
    ーブル装置。 8 特許請求の範囲6又は7に記載した診断用X
    線テーブル装置に於て、前記像受容体の往復台手
    段から下方に伸びる部材を有し、前記リンク手段
    の前記一方の端領域及び前記往復台手段の間の枢
    着が、前記像受容体の作像平面より下方の或る距
    離の所で前記部材上で行なわれる診断用X線テー
    ブル装置。 9 特許請求の範囲6又は7に記載した診断用X
    線テーブル装置に於て、前記アーム手段が真直ぐ
    な棒で構成され、前記結合する手段が共通の軸線
    上で前記X線管手段と一緒に回転する様に該X線
    管手段に取付けられた案内部材で構成され、前記
    棒が前記部材と係合して該部材内で摺動する様に
    した診断用X線テーブル装置。
JP59004909A 1983-01-17 1984-01-17 みかけの支点ア−ム枢軸を持つ断層写真用x線テ−ブル装置 Granted JPS59151945A (ja)

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