JPH0252274A - 測深装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は測深装置に関し、特に多重測深方式を利用し、
かつ記録の拡大記録を併用しうる測深装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、多重測深方式を利用するこの種の測深装置は、記
録器に装備され記録ペンを装着して回転走行する記録ベ
ルトの長さを記録紙の有効記録幅の整数倍の長さとし、
記録ベル）・の長さを整数で等分した位置に記録ペンを
装着し、従って記録ペンのいずれかが必らず記録紙上に
あるようにして、記録ペンが記録紙上の零位置を通過す
るごとに送信トリガを発生し水中に超音波を発射して測
深結果を記録している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の多重測深方式による測深装置は、記録を
所望の大きさに拡大して記録させる拡大記録を行うと、
拡大程度に対応して記録ベルトの回転を速くしなけれは
ならず、そのため、回転ベルトがなわんで蛇行したり、
記録ペンが踊ったりして記録精度を劣化させるという欠
点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の装置は、多重測深方式によって得られる計測水
深をディジタル処理して記録するかもしくは前記記録の
拡大記録を行なう測深装置において、前記記録もしくは
拡大記録を記録するとともに送信トリガを一定時間間隔
で発生する記録器と、前記送信トリガごとに送信信号を
出力する送信回路と、前記送信信号を音響パルスに変換
し海底に放射してそのエコーを電気的受信信号に変換出
力する送受波器と、前記受信信号を受けてこれに増幅を
含む受信処理を施して出力する受信回路と、前記受信回
路の出力をディジタル化するＡ−Ｄ変換回路と、前記Ａ
−Ｄ変換回路の出力を前記送信トリガのタイミングで交
互に一方は、書き込み他方は通常出力として読み出すか
もしくは前記読出しにおいて読み出すべき記憶領域を前
記拡大記録の拡大率に対応する数ｎ（ｎは２を含み２よ
りも大きい正の整数）で等分したそれぞれを書き込みタ
ロツクの１７　ｎのクロックで同時にｎ個の拡大出力と
して読み出す２個のメモリ回路と、前記メモリ回路のｎ
個の拡大出力を加算出力する加算器と、前記メモリ回路
の通常出力もしくは前記加算器の加算出力する拡大出力
を受けてこれらをアナログ変換して記録信号として前記
記録器へ供給するＤ−Ａ変換回路と、前記送信トリガを
受けつつ前記Ａ−Ｄ変換回路およびメモリ回路の動作を
制御する制御回路とを備えて構成される。

〔実施例〕

次に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の測深装置の一実施例の構成図、第２図
は第１図の実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。

第１図に示す実施例の構成は、記録もしくは拡大記録を
記録するとともに送信トリガを一定時間間隔で発生する
記録器１．送信信号を出力する送信回路２．送信信号を
音響パルスに変換し海底に放射してそのエコーを電気的
受信信号に変換出力する送受波器３．送受波器３から出
力されるエコーの電気変換出力を受けて増幅等の受信処
理を施して出力する受信回路４．受信回路４の出力をデ
ィジタル化するＡ、−Ｄ変換回路５、Ａ−Ｄ変換回路５
の出力を送信１〜リガのタイミングで交互に一方は書き
込み他方は通常出力として読み出すかもしくは前記読出
しにおいて読み出すべき記憶領域を拡大記録の拡大率に
対応する数ｎで等分したそれぞれを書き込みクロックの
１　／　ｎのクロックで同時にｎ個の拡大出力として読
み出す２個のメモリ回路６ａ、６ｂ、メモリ回路６ａ、
６ｂのｎ個の拡大出力を加算出力する加算器７ａ、７ｂ
、メモリ回路６ａ、６ｂもしくは加算器７ａ、７ｂの出
力をスイッチングするアナログスイッチ１０、アナログ
スイッチ１０のディジタル出力を受けてこれをアナログ
化するＤ−Ａ変換口Ｂ８、送信トリガを受けつつＡ、−
Ｄ変換回路５およびメモリ回路６ａ、６ｂ、ならびにア
ナログスイッチ１０の動作を制御する制御回路９を備え
て構成される。

次に、第１図の実施例の動作について説明する。

記録器１から、記録ベル１〜の走行と対応して一定時間
間隔で送信トリガ１０コを発生し、送信回路２と制御回
路９に供給される。

送信回路２は、送信トリガ１０１を受けるごとに送信信
号を送受波器３に出力、これにより送波パルスが海底に
向けて放射され、エコーとなって再び送受波器３に入力
する。エコーは電気信号に変換されて受信回路４に供給
される。

受信回路４は、入力に増幅その他の受信処理を施し、Ａ
−Ｄ変換回路５に供給する。

Ａ−Ｄ変換回路５は、制御回路９の制御のもとに入力を
ディジタル化しメモリ回路６ａと６ｂに供給する。

メモリ回路６ａ、６ｂは、制御回路９の制御信号１０２
による制御のもとに交互に書込み読出しを繰り返し、こ
の状態で読み出される出力は通常出力としてアナログス
イッチ１０を介してＤ−Ａ変換回路８に供給されてアナ
ログ変換されて記録信号１０３となり記録器１に記録さ
れる。

上述した通常出力の記録時にあっては、メモリ回路６ａ
もしくは６ｂに対する書込みは、送信トリガ１０１の間
隔で実行されるように制御信号１０２によって制御され
る。

次に、通常出力を拡大して記録する拡大記録を第２図を
併用しつつ説明する。いま、例として拡大記録における
拡大の割合を５倍、従ってメモリ回路６ａ、６ｂにおけ
る等分分割の同時出力が５分割である場合について説明
する。

制御信号１０２により、２つのメモリ回路６ａ。

６ｂのうちのいずれか一方、たとえばメモリ回路６ａが
書込み状態にあるとする。この状態を第２図（ｄ）の書
込みモードとして示す。この書込みは送信トリガ１０１
と同じタイミングの書込みクロックで行なわれる。

他方のメモリ回路６ｂは、第２図（Ｃ）の読出しモード
として示すように１送信前に書き込まれた測深データが
読み出される。

メモリ回路６ｂは、送信トリガ１０１の間隔で書き込ま
れたデータを格納するメモリ領域を拡大率ｎの１　／　
ｎ、ここでは１１５に等分したそれぞれを第２図すに示
す読出しクロックで同時に読出すように制御信号１０２
の制御を受ける。

メモリ回路６ａ、もしくは６ｂからこうして同時に出力
される通常出力の５等分拡大出力は、次に加算器７ａ、
もしくは７ｂで加算され、出力タイミングを制御信号１
０２で送信トリガ１０１の１１５に制御されるアナログ
スイッチ１０を介して出力される。

送信トリガの間隔で書き込んで記憶しであるデータを、
その１１５、一般的には１　／　ｎに分割して、それぞ
れを同時に読み出して加算出力することは、記録ベルト
の速度を５倍、一般的には９倍して拡大記録することと
等価な結果を提供し、ＤＡ変換回路８を通してアナログ
化された記録信号１０３は拡大記録として記録器１に記
録される。

こうして、記録ベルトの速度を変えることなく、拡大記
録が可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、掃引データをメモリ回路
に記憶し、この記憶データをｎ分割して同時に出力、加
算することにより、記録ベルトの回転を速めることなく
多重測深における拡大記録を行うことができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の測深装置の一実施例の構成図、第２図
は第１図の実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。 １・・・記録器、２・・・送信回路、３・・・送受波器
、４・・・受信回路、５・・・Ａ−Ｄ変換回路、６ａ、
６ｂ・・・メモリ回路、７ａ、７ｂ・・・加算回路、８
・・・Ｄ−Ａ変換回路、９・・・制御回路、１０・・・
アナログスイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 多重測深方式によって得られる計測水深をディジタル処
   理して記録するかもしくは前記記録の拡大記録を行なう
   測深装置において、 前記記録もしくは拡大記録を記録するとともに送信トリ
   ガを一定時間間隔で発生する記録器と、前記送信トリガ
   ごとに送信信号を出力する送信回路と、 前記送信信号を音響パルスに変換し海底に放射してその
   エコーを電気的受信信号に変換出力する送受波器と、 前記受信信号を受けてこれに増幅を含む受信処理を施し
   て出力する受信回路と、 前記受信回路の出力をディジタル化するＡ−Ｄ変換回路
   と、 前記Ａ−Ｄ変換回路の出力を前記送信トリガのタイミン
   グで交互に一方は書き込み他方は通常出力として読み出
   すかもしくは前記読出しにおいて読み出すべき記憶領域
   を前記拡大記録の拡大率に対応する数ｎ（ｎは２を含み
   ２よりも大きい正の整数）で等分したそれぞれを書き込
   みクロックの１／ｎのクロックで同時にｎ個の拡大出力
   として読み出す２個のメモリ回路と、 前記メモリ回路のｎ個の拡大出力を加算出力する加算器
   と、 前記メモリ回路の通常出力もしくは前記加算器の加算出
   力する拡大出力を受けてこれらをアナログ変換して記録
   信号として前記記録器へ供給するＤ−Ａ変換回路と、 前記送信トリガを受けつつ前記Ａ−Ｄ変換回路およびメ
   モリ回路の動作を制御する制御回路と、を備えて成るこ
   とを特徴とする測深装置。