JPH0252036A - 無害ガス発生装置 - Google Patents

無害ガス発生装置

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JPH0252036A
JPH0252036A JP20128788A JP20128788A JPH0252036A JP H0252036 A JPH0252036 A JP H0252036A JP 20128788 A JP20128788 A JP 20128788A JP 20128788 A JP20128788 A JP 20128788A JP H0252036 A JPH0252036 A JP H0252036A
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JP
Japan
Prior art keywords
gas
cooling
agent
aluminum hydroxide
gas generator
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Pending
Application number
JP20128788A
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English (en)
Inventor
Akira Yokoyama
横山 章
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアジ化す) IJウムガス発生剤から発生した
高温ガスを効率よく冷却し、かつ無害化させる無害ガス
発生装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車や航空機等の高速乗物が衝突や脱輪等の衝撃事故
を起こした場合に、乗員をその衝撃から守るために乗員
と障害物の間にクツションとして柔軟な布製袋を膨張さ
せ、衝g11緩和する障害防止方法が用いられている。
この場合に袋を膨張させる気体は人体に無害であること
が望まれるので、主に窒素ガスが用いられている。
この目的には、高圧窒素ガス源は容器重量が重く、かつ
高圧ガス容器が破壊した場合の危険性が高いので、作動
するまでは常圧である火薬ガス発生剤を用いる必要があ
り、このガス発生原料には安全性、価格等の面から殆ど
アジ化ナトリウム(NaN3)が用いられている。
アジ化ナトリウムの窒素ガス(N2)発生の反応は次の
(1)式に示す通りである。
2NaN3+MONa2O+ M + 3N2  −−
− (1)MOは金属酸化物を表し、この反応は発熱反
応であり発生ガスの温度は約1000℃と高温であるた
めに、布製膨張袋を融解、破損させない温度である20
0℃以下に冷却させる必要がある。
この高温ガスの冷却方法としては、金属網やセラミック
粒子の熱容量や熱伝導を利用した物理的冷却方法と、化
学的吸熱反応を利用する方法が知られている。物理的方
法では上記(1)式の反応で発生する多量の有害な酸化
ナトリウムミストを完全除去することはできない。また
、化学的方法でも酸化す) IJウムを除去できるもの
は少なく、逆にCO,CO2,NOヶの如き有害ガスを
発生してしまうものが殆どであった。現在までに特許文
献に記載されている化学冷却剤を列記すると次の通りで
ある: Na1lCO3,KHCO3,KCl0.、 MAI(
叶) ・CO3・lI20゜(CoO)2CU、  (
COOLFe ’2M20.  (COOH)2 ’2
H20゜AlCl3・6H20,A12 (S04) 
3・18H20゜^IK(SO4)2・12H,0 これらの化学冷却剤の使用方法は、固体状態に於いて又
は水を用いてスラリー状にして単独で用いているのが殆
どであり、−例だけ分解温度の高い冷却剤を上流に、そ
の直後の別室に分解温度の低い冷却剤を直列に並べたも
のがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、これら多くの化学冷却剤が提案されているにも拘
わらず、実用化されているものが殆どないのは、これら
の冷却剤を用いた冷却装置から得られるガス温度が高温
から低温まで大きくバラつき、冷却作用の信頼性に乏し
いためである。この原因は、これらの化学冷却剤は高温
で脱ガス分解し、重量減少するために必ず体積が収縮し
、固形体又は結晶が破壊し冷却室内に空洞を生じ、この
空洞内を源流の高温ガスが吹き抜け、冷却されずに高温
のままガスが噴出することがあるからである。
本発明の目的は、アジ化す) IJウムを収容したガス
発生室から発生した高温ガスが冷却室内において吹き抜
は現象を起こさず、信頼性高く冷却され、かつ発生ガス
量を増加し、更にガス発生剤から発生する毒性を無毒化
するに適した無害ガス発生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は種々研究の結果、アジ化ナトリウムをガス発
生剤とするガス発生装置中に、特定の組成を有する固体
ガス冷却剤を配置することにより、上記目的を容易に達
成し得る無毒ガス発生装置が得られることを見出した。
即ち本発明は、アジ化ナトリウムをガス発生剤とする高
温ガス発生源の後流に、水酸化アルミニウム10〜45
重量%、塩基性炭酸マグネシウム10〜45重量%、セ
ラミック粒子10〜80重量%からなる固体ガス冷却錠
剤を直列に配置してなることを特徴とする無害ガス発生
装置に係るものである。
〔作  用〕
次に本発明を好適実施形式を図示した図面について説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
第1図に於いて1はガス発生剤を着火させるための点火
器であり、衝撃信号でガス発生剤3を着火させるための
火炎を発生する。この火炎で着火したガス発生剤3はガ
ス発生室2内で上記(1)式に示した反応に従い窒素ガ
スと酸化ナトリウム及び還元された金属を発生して、噴
出口4.5から高温状態で噴出し、ガス冷却室6に流入
し冷却剤7に接触し、冷却されながら布製膨張袋人口8
に流入する。9はフィルタの金網である。本発明の上記
水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム及びセラ
ミック粒子からなる冷却剤7は高温ガスに接触すると次
の(2)。
(3)及び(4)式の反応に従って吸熱分解し、水蒸気
と金属酸化物を生成し、酸化ナトリウムを中和無毒化さ
せる。
2AI(叶)3→Al、o3+]I2o       
    (2)4MgC[ls ・Mg(叶) z”4
Na2Q  →5!JgO+4Na2CO3+ I20
2AI (OH) 3+Na2O←2NaAlOz+3
HzO−−−(4)(2)式の反応は200℃で始まり
、吸熱量は470cal/gである。
(3)式の反応で脱水反応は350℃で始まり、260
ca l/gの吸熱を示し、脱炭酸反応は420℃で始
まり、203ca l/gの吸熱を示す。
冷却剤として塩基性炭酸マグネシウムのみを使用すると
、吸熱分解温度が350℃以上と高いために冷却効果が
低い。一方、水酸化アルミニウムは吸熱分解温度が20
0℃と低く低温のガスが得られるが、水酸化アルミニウ
ムのみでは高温で成形体が破壊粉化し、ガス通路を塞い
だり、逆に熱ガスの吹き抜は現象を起こす。しかるに水
酸化アルミニウムと塩基性炭酸マグネシウムを混在させ
ると低温分解し、粉化する水酸化アルミニウムに対し、
比較的高温で分解する未分解の炭酸マグネシウムが成形
体の骨格となり、その剥落を防止する。更に高温になる
と骨格のセラミック粒子、例えばα−アルミナ粒子は高
温で形状変化を起こさないために成形体の形状を維持さ
せ、熱ガスの封鎖や熱ガスの吹き抜けを防ぎ、冷却を効
率よく行うことができる。この場合、骨格のα−アルミ
ナの代わりに1500℃の温度でも形状が変化しない他
のセラミック粒子からなる耐熱材料も使用できるが、冷
却剤中10重屯%以下では熱ガスにより冷却剤成形体が
破壊し易く、80重量%以上ではセラミック粒子は吸熱
反応を示さないので化学冷却の作用が期待薄となる。ま
た、水酸化アルミニウムと塩基性炭酸マグネシウムの比
率は等量(重量)付近が望ましい。いずれかの比率が多
すぎると、成形体を構成する化学冷却剤の分解量がどち
らかの化合物の分解温度に集中するので成形体が破壊し
易くなる。
〔実 施 例〕
次に実施例により本発明になるガス発生装置の顕著な利
点を従来品との比較において述べる。
■) 化学冷却剤の製作 純度98%の水酸化アルミニウム粉末25%(重量%、
以下同じ)と、純度98%の塩基性炭酸マグネシウム粉
末(4MgCD3・Mg (DH> 2) (食品添加
物規格合格品)24%と1500℃で焼成された直径1
m+y+のα〜アルミナ粒子50%と滑沢剤のステアリ
ン酸マグネシウム1%をV型混合機で混合し、単発打錠
機で直径3mm、厚さ21T1mに打錠し、化学冷却剤
を作製した。
2) ガス発生装置の製作 直径11cm、厚さ5cmのステンレス製ガス発生装置
のガス発生室にアジ化ナトリウムと酸化鉄からなるガス
発生剤100gを配置し、実施例として後流直列の冷却
室に先に製作した化学冷却剤100 gを充填した。比
較例1として冷却室に物理的冷却材の30〜325メツ
シユステンレス金網を配置したものと、比較例2として
冷却室に化学冷却剤として直径3mm、厚さ2mmの炭
酸水素す) IJウムの錠剤(NaHCO3)を用いた
ことのみが異なるガス発生装置を作製した。
3)使用例 本発明になる装置と比較例の装置それぞれに衝撃信号を
与えて点火器を作動させると、本発明になるガス発生装
置は最高150℃のガスを80m5間発生し、ガス量は
73fであった。
発生ガスの組成は窒素ガス84%、水16%であり、凝
縮水の水素イオン濃度を表すpHは7.5を示し、中性
であった。
一方、比較例1では最高230℃のガスを80m5間発
生し、ガス量は68βであった。発生ガスの組成は窒素
ガス100%であるが、この発生ガスを蒸製水で洗滌し
pitを測定すると9.5の強アルカリを示した。この
アルカリ分を化学分析すると酸化ナトリウム(Na20
)として0.3gが検出された。
比較例2では噴出口の場所により最高温度200〜40
0℃と噴出ガス温度のバラつきが大きく信頼性に乏しい
データが得られた。
主な実験データを表1に示す。
表1かられかる様に比較例として示した従来のガス発生
装置から発生するガスは200℃以上と高温であり、比
較例1では有毒な酸化ナトリウムが発生している。比較
例2では吹出口によっては400℃のガスを噴出し熱ガ
スの吹き抜は現象を示しており、二酸化炭素の発生量も
多い。
これに対し本発明になるガス発生装置では、窒素ガス中
に水蒸気を含むために、袋を膨張させた浸水に凝縮する
ために袋の収縮完了時間が早くなり有利である。また、
発生ガス中の酸化ナトリウムは化学冷却剤と反応、吸収
されるので、膨張袋中に酸化す) IJウムを含んでい
ない。また、発生ガスの温度も150℃以下と低いため
に、汎用の安価な合成繊維を用いた膨張袋を使用するこ
とができる利点がある。
表 1) 冷却装置円周方向角度90°毎の噴出ガス温度。
番号は噴出口位置を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一例を示す概略斜視図である。 1・・・点火器 2・・・ガス発生室 3・・・ガス発生剤 4.5・・・噴出口 6・・・ガス冷却室 7・・・冷却剤 8・・・膨張袋人口 9・・・フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アジ化ナトリウムをガス発生剤とする高温ガス発生源の
    後流に、水酸化アルミニウム10〜45重量%、塩基性
    炭酸マグネシウム10〜45重量%、セラミック粒子1
    0〜80重量%からなる固体ガス冷却剤を直列に配置し
    てなることを特徴とする無害ガス発生装置。
JP20128788A 1988-08-12 1988-08-12 無害ガス発生装置 Pending JPH0252036A (ja)

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JP20128788A JPH0252036A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 無害ガス発生装置

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JP20128788A Pending JPH0252036A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 無害ガス発生装置

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JP (1) JPH0252036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009073676A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Daicel Chem Ind Ltd ガス発生剤組成物
DE102012217718A1 (de) 2011-09-30 2013-04-04 Diehl Bgt Defence Gmbh & Co. Kg Pyrotechnische Kaltgasgeneratoren

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009073676A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Daicel Chem Ind Ltd ガス発生剤組成物
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