JPH0251480B2 - - Google Patents

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JPH0251480B2
JPH0251480B2 JP57148532A JP14853282A JPH0251480B2 JP H0251480 B2 JPH0251480 B2 JP H0251480B2 JP 57148532 A JP57148532 A JP 57148532A JP 14853282 A JP14853282 A JP 14853282A JP H0251480 B2 JPH0251480 B2 JP H0251480B2
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Amachi Berunaa
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Sandoz AG
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Publication of JPH0251480B2 publication Critical patent/JPH0251480B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C9/00Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes
    • C14C9/02Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes using fatty or oily materials, e.g. fat liquoring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C3/00Tanning; Compositions for tanning
    • C14C3/02Chemical tanning
    • C14C3/04Mineral tanning
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C3/00Tanning; Compositions for tanning
    • C14C3/02Chemical tanning
    • C14C3/04Mineral tanning
    • C14C3/06Mineral tanning using chromium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C3/00Tanning; Compositions for tanning
    • C14C3/02Chemical tanning
    • C14C3/28Multi-step processes

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はなめし皮革基材の加脂方法に関する。
本発明によればなめし皮革基材の加脂方法が提供
されるのであつて、この方法は a) 基材に、加脂剤として、平均で1〜2(非
整数であつてよい)個の、下記式: −O[−A−O]−oR 〔上式中、Aはそれぞれ独立に(−CH2)−2又は
【式】を表わし、nは2〜10の数を 表わし(但し、Aが(−CH2)−2である場合には
2〜6であるものとする)、Rは未置換の線状
もしくは分枝(好ましくは線状)C14〜20アルキ
ル基又は未置換の線状もしくは分枝(好ましく
は線状)C14〜20アルケニル基を表わす〕 で示される、燐原子に結合された基を有する、
遊離酸又は塩形のオルト燐酸部分エステルの水
溶液又は水分散液を適用し、 b) 多価金属又はオキシ金属カチオンにより後
処理する、 ことを含んでなる。 オルト燐酸部分エステルが塩形にある場合、こ
の塩は好ましくはアルカリ金属(更に好ましくは
リチウム、ナトリウム又はカリウム、もつとも好
ましくはナトリウム又はカリウム)塩又はアンモ
ニウム塩(更に好ましくはモノ−、ジ−もしくは
トリ−アルキルもしくは、アルカノールアンモニ
ウム塩)である。 好ましくは、RはR′即ちテトラデカノール、
セチルアルコール、オレイルアルコール、ステア
リルアルコール又は牛脂アルコールから誘導され
たアルキル又はアルケニル基である。更に好まし
くは、RはR″即ちC16〜18アルキル又はアルケニ
ル、もつとも好ましくはC16〜18アルキルである。 好ましくは、nはn′即ち2〜6、更に好ましく
は3〜5である。 もつとも好ましくは式の基は下記式′で示
される基である。 −O[−CH2CH2O]−o′R ′ 上式中、Rはセチル又はステアリルを表わ
し、n′は2〜6である。 好ましいオルト燐酸部分エステルは下記式で
示されるもの及びそれらの混合物である。 上式中、Mは水素、アルカリ金属又はアンモニ
ウムを表わし、XはM(前記に規定)又は(−A−
O)−oR1を表わし、R1はそれぞれ独立に未置換の
C14〜20線状又は分枝アルキル又はC14〜20線状又は
分枝アルケニル基を表わし、Aはそれぞれ独立に
(−CH2)−2又は
【式】を表わし、nは 2〜10の数を表わす(但し、Aが(−CH2)−2であ
る場合には2〜6であるものとする。) 上記の各式において、指数nは平均値であり、
基Rは、特にRがアルコールの混合物から誘導さ
れている場合には、平均数の炭素原子を有する。 XがMである上記式の化合物において、基X
又はMはその一方が水素であり、他方がアルカリ
金属又はアンモニウム基であるのが好ましい。 合成された燐酸部分エステルは式の化合物で
あつてもよく、あるいは下記式の化合物であつ
てもよい。 上式中、各記号は前記規定に同一のものを表わ
す。式の化合物が水と接触されると、式の化
合物が生成する。 式の化合物の塩又は部分塩を形成するために
は、Mが水素である式又はの化合物を好まし
くは対応する塩により、所望ならば水の存在下
に、PHが5〜8、好ましくは6〜8、更に好まし
くは6〜7になるまで、処理する。 本発発明の方法に用いられる燐酸部分エステル
は水溶性であるか水分散性(即ち、追加の分散剤
によることなく水に分散する)である。「水溶性」
なる語はエステルが20℃において蒸留水中に少な
くとも3g/、好ましくは10g/の程度まで可
溶であることを意味する。「水分散性」なる語は
分散液中の粒子径が平均で5μmより大きくない
(好ましくは粒子は全て5μmより大きくない)こ
とを意味し、好ましくは分散液中の粒子径が平均
で1μmより大きくない(好ましくは粒子は全て
1μmより大きくない)ことを意味する。 後処理のための好ましいカチオンはマグネシウ
ム、カルシウム、バリウム、及び更に好ましくは
アルミニウム、クロム及びジルコニルカチオンで
あり、これらは好ましくはそれらの酸化物、水酸
化物又は好ましくは塩の形で用いられる。金属酸
化物の例はMgOであり、金属水酸化物の例はCa
(OH)2である。しかしながら、金属塩の方が好
ましい。好ましい塩は上記金属の水溶性塩であ
り、更に好ましくは硫酸アルミニウム、硫酸クロ
ム、ミヨウバン、クロムミヨウバン、ヒドロキシ
硫酸クロム、塩化ジルコニル、硫酸ジルコニル及
び酢酸ジルコニルから選ばれ塩である。 本発明によれば更に水性加脂組成物が提供され
るのであつて、この組成物は (i) 平均で1〜2(非整数であつてよい)の個の、
下記式: −O[−A−O]−oR 〔上式中、Aはそれぞれ独立に(−CH2)−2又は
【式】を表わし、nは2〜10の数を 表わし(但し、Aが(−CH2)−2である場合には
2〜6であるものとする)、Rは未置換の線状
もしくは分枝C14〜20アルキル基又は未置換の線
状もしくは分枝C14〜20アルケニル基を表わす〕 で示される、燐原子に結合された基を有する、
遊離酸又は塩形のオルト燐酸部分エステル、及
び (ii) モノ−もしくはジ−エチレングリコールモノ
−(C2〜8アルキル)エーテル、 を含んでなる。 好ましいジエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルはC5〜8アルキル基、更に好ましくはC7〜8
ルキル基を有するものである。成分(ii)のグリコー
ルエーテルのうちでは、モノエチレングリコール
モノアルキルエーテルが好ましい。 もつとも好ましい成分(ii)のグリコールエーテル
は2−n−ブトキシエタノールである。 好ましくは、本発明の加脂組成物は(iii)非加脂性
炭化水素オイル、及び好ましくは(iv)イソプロパノ
ールと、並びに所望により(v)成分(i)の1重量%
(乾燥重量)までの消泡剤及び/又は抗菌剤、を
含む。成分(iii)が存在する場合、成分(ii)はモノ−も
しくはジ−(C2〜8)アルキレングリコールで置き
換えられていてもよい。 好ましいモノアルキレングリコールはC2〜6アル
キレン基を有するもこであり、好ましくいジアル
キレングリコールはC2〜3アルキレン基を有するも
のである。モノアルキレングリコールはジアルキ
レングリコールよりも好ましい。 好ましい非加脂性炭化水素オイルは一般に天然
の半合成及び合成の炭化水素であつて、室温(20
℃)で液体であり、250℃以下の沸騰範囲又は沸
点を有するものである。好ましいオイルは実質的
に純粋な脂肪族もしくは実質的脂肪族オイル、特
に石油エーテル(沸騰範囲80〜110℃)及びホワ
イトスプリツト(沸騰範囲150〜250℃)である。
200〜250℃の範囲の沸騰範囲を有するホワイトス
プリツトがもつとも好ましい。 本発明の水性加脂組成物は水溶状又は水分散液
状であつてよい。液体濃厚物形においては、100
部の成分(i)に対して5〜100部(更に好ましくは
7〜50部)の成分(ii)及び少なくとも6部(更に好
ましくは6〜100部、更に好ましくは15〜50部)
の水が存在するのが好ましい。 水溶液状又は水分散液状の本発明の好まして加
脂組成物は下記を含む(成分(iii)又は(iv)を含まず)
。 30〜80重量%の成分(i) 4〜30重量%の成分(ii) 10〜66重量%の水。 更に好ましくは、本発明の水溶液又は水分散液
状の加脂組成物は下記を含む(成分(iii)又は(iv)を含
まず)。 60〜75重量%の成分(i) 5〜20重量%の成分(ii) 15〜35重量%の水。 オイルを含む形においては、本発明の組成物は
好ましくは、成分(i)100重量部当、15〜80(更に好
ましくは20〜50)重量部の成分(iii)を含み、成分(iv)
は成分(i)100重量部当り0〜80(更に好ましくは15
〜40)重量部の量で存在するのが好ましい。 好ましい本発明の水性加脂組成物は下記を含む
(成分(iii)及び所望により(iv)を含む)。但し、成分(
ii)
及び(iii)いつしよになつて組成物の少なくとも14、
好ましくは少なくとも20重量%を占めるものとす
る。 20〜55重量%の成分(i) 3〜20重量%の成分(ii) 7〜45重量%の水 3.5〜45重量%の成分(iii) 0〜30重量%の成分(iv)。 更に好ましい本発明の水性加脂組成物は下記を
含む(成分(iii)及び(iv)を含む)。但し、成分(ii)及

(iii)はいつしよになつて組成物の少なくとも14、好
ましくは少なくとも20重量%を占めるものとす
る。 40〜52重量%の成分(i) 4〜15重量%の成分(ii) 10〜24重量%の水 8〜26重量%の成分(iii) 6〜20重量%の成分(iv) 成分(iii)及び好ましくは(iv)を含む組成物は成分(ii
i)
及び(iv)を含まないものよりも好ましい。 用いられる燐酸部分エステルの乾燥重量に対し
て用いられる後処理剤の濃度は好ましくは1〜
100%、更に好ましくは5〜20%である。 燐酸部分エステルは公知の方法、例えば、対応
するポリアルキレングリコールモノエーテルと五
酸化燐、オキシ塩化燐又はポリ燐酸との、好まし
くは五酸化燐との反応により製造することができ
る。 成分(ii)の化合物は公知であり、例えば、アルコ
ールを触媒量の水酸化アルカリ金属の存在下にア
ルキレンオキシドと反応させてモノ−もしくはポ
リ−アルキレングリコールエーテルを生成させる
ことにより製造することができる。成分(iii),(iv)及
び(v)は公知であり、公知の方法に従つて製造する
ことができる。 本発明に係る加脂組成物は公知の方法により、
例えば、個々の成分(i)及び(ii)及び水、及び必要に
より成分(iii)、及び所望により成分(iv)及び(v)をいつ
しよに混合することにより形成することができ
る。 成分(iii)及び(iv)を含まない本発明の水性加脂組成
物を製造するために1つの好ましい方法は、先ず
C12〜14アルカノール又はアルケノールを所望の程
度にオキシアルキル化し、次いで燐酸もしくはそ
の無水物、オキシ塩化燐もしくはその無水物又は
ポリ燐酸で処理して燐酸部分エステルを製造する
ことである。次に、燐酸部分エステルを適当な塩
基により処理してPH5〜8において所望の塩とし
てもよく、次いで部分エステルを成分(ii)と混合す
る。あるいは、塩基の添加は成分(ii)の添加後に行
つてもよく、次いで水を添加してもよい。 成分(iii)及び(iv)を含む加脂組成物を製造するため
に好ましい方法は成分(i)のメルトに成分(ii)を添加
する(好ましくは、エステルに依存して20〜100
℃の範囲の速度で)ことを含む。次いで、塩基を
そしてイソプロパノールを添加してもよく、そし
て成分(iii)を添加し、次に水を添加する。組成物の
PHは好ましくは5〜8である。消泡剤及び抗菌剤
の如き他の添加剤が存在すべき場合には、これは
最終成分として組成物に添加することができる。 本発明に係る水性加脂組成物は好ましくは水溶
液を用いる公知の加脂方法に従つて皮革に適用さ
れる。 皮革の加脂のために、好ましくは成分(iii)及び更
に好ましくは成分(iv)を含む本発明の加脂組成物を
加脂剤として直接添加することができる。組成
物、特に成分(iii)を含むものは貯蔵に対し安定であ
る。貯蔵安定性の1つの試験は組成物を50℃に加
熱し、次いで20℃に放冷し、次いで組成物を20℃
(室温)で24時間放置することである。組成物は、
この時間の後においてもあまり変化していなけれ
ば、貯蔵安定性を有する。組成物はまたいかなる
程度にも水で稀釈することができる。 好ましい皮革基材はなめされたもの、例えば、
天然なめし革、複合なめし革又は合成なめし革
(例えばクロムなめし、ジルコニルなめし、もし
くはアルミニウムなめし革)又は再なめし革であ
る。 好ましい皮革基材はグレイン革、例えば羊又は
山羊からのナツパ又は子牛又は牛からのボツクス
革又はカウハイド又は好ましくは羊、山羊又は牛
からのベロア革、及び更に好ましくハンチング
革、牛又は子牛スキンからのスプリツトベロア及
びヌブク革である。また、毛皮ベロアを処理する
こともできる。 所望により、皮革は燐酸部分エステルによる処
理の前に染色されていてもよい。好ましい染料は
皮革の染色に通常のもの、更に好ましくはアニオ
ン型の、金属不含のもしくは金属化されたアゾ染
料である。 皮革の加脂は公知の方法、例えば、吸尽又は含
浸(例えばパデイング、スプレー又は泡処理によ
る)により実施することができる。しかしなが
ら、吸尽の方が好ましい。 好ましくは燐酸部分エステルの(処理皮革の重
量に対する)濃度は0.2〜15%、更に好ましくは
2〜8%である。 水性加脂浴は好ましくは2〜9、更に好ましく
は4〜7のPHを有する。PHの調整は適当な酸、塩
基又は緩衝溶液、好ましくは蟻酸又は炭酸アンモ
ニウムもしくはアルカリ金属の添加により行うこ
とができる。 皮革の加脂に好ましい温度は20〜70℃、更に好
ましくは40〜60℃である。 処理された皮革は公知の方法に従つて乾燥し、
仕上げすることができる。 前述した多価カチオンによる後処理は吸尽又は
含浸(例えばパデイング、スプレー又は泡処理)
により行うことができる。水性媒体からの吸尽が
より好ましい。後処理剤は、加脂プロセスに用い
たと同じ水性媒体を用いて、加脂プロセスの終り
に、加脂浴に添加されてもよい。 後処理は好ましくは20〜70℃、更に好ましくは
40〜60℃において実施される。 後処理のためにPHは好ましくは2〜9、更に好
ましくは4〜7である。PH調整は適当な酸、塩基
又は緩衝溶液、好ましくは蟻酸又は炭酸アンモニ
ウムもしくはアルカリ金属の添加により行うこと
ができる。 上記の後処理剤による処理後、皮革を公知の方
法に従つて仕上げすることができる。 本発明に係る加脂方法は本発明に係る加脂組成
物により処理され、次いで所望により金属酸化
物、水酸化物及び/又は塩により処理された皮革
は良好な引裂強度及び疎水性を有し、柔軟であ
り、例えば、良好な風合を有し、皮革に関する良
好な堅牢度特性、特にドライクリーニングに対す
る堅牢度を有する。 下記の例により本発明を更に説明する。例中
「部」及び「%」は他の断らない限り重量で示し、
温度は℃で示す。 例 1 270.5gのステアリルアルコール及び0.5gの微粉
砕水酸化ナトリウムを750mlの四ツ口フラスコに
入れ、150゜に加熱した。フラスコを減圧し、次い
で気体酸化エチレンを常圧にまで充填した。
176gの酸化エチレンが常圧及び150〜190゜の温度
で導入された。反応の終りにフラスコを窒素でフ
ラツシユし、70゜に冷却した。71gの五酸化燐を70
〜80℃で少しずつ添加した。添加後、反応混合物
を75〜80゜で6〜8時間反応させた。次に、反応
生成物を1645gの2.43%水酸化ナトリウムに注ぎ、
燐酸部分エステルの25%中性溶液を得た。 例 2 例1の方法と同様にして、242.5gのセチルアル
コールを174gの1,2−プロピレンオキシドと、
次いで264gのエチレンオキシドと反応させ、次
に混合物を85gのポリ燐酸(P2O5含量83〜84%)
と反応させた。反応生成物を1570gの3.6%水酸化
カリウム溶性に注ぎ、中性の35%粘稠ペーストを
得た。 例 3 例1と同様にして、268gのオレイルアルコー
ルを132gのエチレンオキシドでエトキシル化し、
次いで71gの五酸化燐と反応させた。次に、反応
生成物を1140gの1.5%アンモニア溶液に注ぐと、
30%の活性物質を含む1628gの粘稠な生成物を得
た。 例 4 260.4gの牛脂アルコール(ヒドロキシル価215)
を198gのエチレンオキシドでエトキシル化した。
生成粉を30゜に冷却し、最高40゜の温度において
153.5gのオキシ塩化燐をゆつくり添加した。反応
は60゜で5時間内に完了した。生成物を1500mlの
水に注ぎ、水酸化ナトリウム水溶液によりPH7に
中和した。 例 5 例1において燐酸部分エステルを水酸化ナトリ
ウム溶液に注いだが、ここではその代りに133g
の2−イソプロポキシエタノールを50゜で反応生
成物(6〜8時間後に)滴加した。68gの25%ア
ンモニア溶液を添加し、混合物を617gの水で稀
釈して40%の活性物質を含むペーストを得た。
750mlのフラスコの代に1500mlの四ツ口フラスコ
を用いた。 例 6 例2の反応生成物を水酸化ナトリウムに注ぐ代
りに、270gの2−エトキシエタノールを50〜60゜
の温度において注ぎ、生成物を61gのモノエタノ
ールアミンの添加により適当な塩に変成し、次い
でで310gの水で稀釈して60%の活性物質を含む
生成物を得た。750mlのフラスコの代に1500mlの
四ツ口フラスコを用いた。 例 7 例3においてアンモニア溶液に燐酸部分エステ
ルを注ぐ代りに、反応混合物を810gの2−(n−
ヘキシルオキシ)エタノールで稀釈し、149gの
トリエタノールアミンと反応させ、最後に2066g
の水で稀釈した。得られた混合物は30%の活性物
質を含んでいた。 例 8 260.4gの牛脂アルコール(ヒドロキシル価215)
を例1と同様にして167.2gのエチレンオキシドで
エトキシル化した。生成物を50〜70゜において71g
の五酸化燐と反応させて対応する燐酸エステルを
得、次いで生成物を80gの2−(n−ブトキシ)
エタノールで稀釈し、次に134.6gのトリエタノー
ルアミンと反応させ、最後に176gの水で稀釈し
た。得られたペーストは72%の活性物質を含んで
いた。 例 9 498gの燐酸エステル(260gの牛脂アルコール、
167gのエチレンオキシド及び71gの五酸化燐から
合成)を60゜に加熱し、得られたメルトに、次の
順序で、80gの2−(n−ブトキシ)エタノール、
134gのトリエタノールアミン、214gのイソプロ
パノール、145gの水及び214gのホワイトスピリ
ツト(沸騰範囲201〜243゜)を添加した。アミン
の添加の間に、温度は70〜80゜に上昇した。イソ
プロパノールの添加時に混合物は濁、水を添加し
た時に再び透明となつた。混合物は常に容易に流
動可能であつた。 例 10〜16 例9の方法と同様にして、下記の量の成分を用
いた(合計量に対する重量百分率)。
【表】 下記の適用例においては、用いる百分率は全
て、他に断らない限り、処理基材の重量に対すも
のである。ヒドロキシ硫酸クロムは25%のCr2O3
含量を有していた(滴定)。 適用例 A (牛からのボツクス革) 1枚の湿生皮を200%の水に40゜で5時間浸漬し
た。次に、これを2%のヒドロキシ硫酸クロム及
び4%のジメチロールエチレン尿素により30分間
処理し、次いで6%のミモーサ抽出物及び1%の
染料、C.Iアシツドブラウン359で1時間処理し、
次いで250%の40゜の水及び0.3%の85%蟻酸水溶
液を添加した。次に、この皮革を200%の水及び
20%の例1の生成物(皮革に対して5%の活性物
質)の浴におて45分間加脂した。その後、皮革を
2%のヒドロキシ硫酸クロム及び0.3%の85%蟻
酸水溶液中に30分間浸漬した。皮革を200%の20゜
の水で洗い、次いで吊るして一夜間乾燥させた。 例1の生成物の代りに例2〜16のいずれかの生
成物をも用いることができる。 適用例 B (ハンチング革) 湿生牛皮(カウハイド)を150%の30゜の水に浸
漬し、5%のヒドロキシ硫酸クロムにより3時間
なめした。皮革を次に200%の40゜の水で10分間洗
浄し、その後200%の35゜の水及び重炭酸アンモニ
ウムを含みPH6.5〜7の浴中に浸漬した。次に、
皮革を200%の35゜の水で洗い、次いで3%の染
料、C.I.アシツドブラウン126及び1%の25%ア
ンモニア溶液の浴中で45分間処理した。その後、
皮革を、23%の例2の生成物(皮革に対して8%
の活性物質)を適用することにより、45゜で1時
間加脂した。次に、皮革を2%のヒドロキシ硫酸
クロム及び2%の85%蟻酸水溶液で30分間処理す
ことにより固着した。次いで、皮革を吊して一夜
間乾燥した。 例2の生成物の代りに、例1、及び3〜16の生
成物を適当な量で用いることができる。 適用例 C (羊からのベロア) 1枚の湿生羊毛付皮を800%の56゜の水及び2%
の25%アンモニア水溶液中に1時間浸漬した。次
に、これを3%の硫酸ジルコニルでなめし、次い
で600%の50゜の水及び1%の25%アンモニア水で
10分間処理した。次に、この皮を4%の染料、C.
I.アシツドブラウン303を含む浴中で60分間染色
し、次に17%の例4の生成物(皮に対して5%の
活性物質)により60分間処理することにより加脂
した。加脂後、皮を、2%のヒドロキシ硫酸クロ
ム及び2%の85%蟻酸水溶液で40分間処理するこ
とにより、固着し、次いで皮を吊るして一夜間乾
燥した。 例4の生成物の代りに、例1〜3及び5〜16の
生成物を適当な量で用いることもできる。 適用例 A−2 20%の例1の溶液の代りりに12.5%の例5のペ
ーストを用いて例Aを繰に返した。 適用例 A−3 20%の例1の溶液の代りに10%の例15の溶液を
用いて例Aを繰り返した。 適用例 B−2 23%の例2の生成物の代に13.3%の例6の生成
物を用いて例Bを繰り返した。 適用例 B−3 23%の例2の生成物の代に16%の例14の生成物
を用いて例Bを繰り返した。 適用例 C−2 17%の例4の生成物の代に7%の例8のペース
トを用いて例Cを繰り返した。 適用例 C−3 17%の例4の生成物の代に10%の例9の生成物
を用いて例Cを繰り返した。 上記の例により処理された皮革は用いた染料に
準じ染色堅牢度を有し、フアツトリツカリング
(fat lickering)はドライクリーニングに堅牢で
あつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 なめし皮革基材を加脂するに当り、 a) 基材に、加脂剤として、平均で1〜2(非
    整数であつてよい)個の、下記式: −O[−A−O]−oR 〔上式中、Aはそれぞれ独立に(−CH2)−2又は 【式】 を表わし、nは2〜10の数を表わし(但し、A
    が(−CH2)−2である場合には2〜6であるもの
    とする)、Rは未置換の線状もしくは分枝(好
    ましくは線状)C14〜20アルキル基又は未置換の
    線状もしくは分枝(好ましくは線状)C14〜20
    ルケニル基を表わす〕 で示される、燐原子に結合された基を有する、
    遊離酸又は塩形のオルト燐酸部分エステルの水
    溶液又は水分散液を適用し、 b) 多価金属又はオキシ金属カチオンにより後
    処理する、 ことを含んでなる方法。 2 式の基が下記式′: −O[−CH2CH2O]−o′R ′ 〔上式中、Rはセチル又はステアリルを表わ
    し、n′は2〜6である〕 で示される基であり、カチオンが硫酸クロム、硫
    酸アルミニウム、ミヨウバン、クロムミヨウバ
    ン、ヒドロキシ硫酸クロム、塩化ジルコニル、硫
    酸ジルコニル及び酢酸ジルコニルから選ばれる塩
    からのカチオンである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 3 燐酸部分エステルが下記式で示されるもの
    又はそれらの混合物である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 上式中、Mは水素、アルカリ金属又はアンモニ
    ウムを表わし、XはM(前記に規定)又は(−A−
    O)−oR1を表わし、R1はそれぞれ独立に未置換の
    C14〜20線状又は分枝アルキル又はC14〜20線状又は
    分枝アルケニル基を表わし、Aはそれぞれ独立に
    (−CH2)−2又は【式】を表わし、nは 2〜10の数を表わす(但し、Aが(−CH2)−2であ
    る場合には2〜6であるものとする)。 4 オルト燐酸部分エステルの水溶液又は水分散
    液がモノ−もしくはジ−エチレングリコールモノ
    −(C2〜8アルキル)エーテルを含む特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5 下記: (i) 平均で1〜2(非整数であつてよい)個の、
    下記式: −O[−A−O]−oR 〔上式中、Aはそれぞれ独立に(−CH2)−2又は
    【式】を表わし、nは2〜10の数を 表わし(但し、Aが(−CH2)−2である場合には
    2〜6であるものとする)、Rは未置換の線状
    もしくは分枝C14〜20アルキル基又は未置換の線
    状もしくは分枝C14〜20アルケニル基を表わす〕
    で示される、燐原子に結合された基を有する、
    遊離酸又は塩形のオルト燐酸部分エステル、及
    び (ii) モノ−もしくはジ−エチレングリコールモノ
    −(C2〜8アルキル)エーテル、 を含んでなる水性のなめし皮革基材用加脂組成
    物。 6 オルト燐酸部分エステルが下記式で示され
    るもの又はそれらの混合物である特許請求の範囲
    第5項記載の組成物。 上式中、Mは水素、アルカリ金属又はアンモニ
    ウムを表わし、XはM(前記に規定)又は (−A−O)−oR1を表わし、R1はそれぞれ独立に未
    置換のC14〜20線状又は分枝アルキル又はC14〜20
    状又は分枝アルケニル基を表わし、Aはそれぞれ
    独立に(−CH2)−2又は【式】を表わし、 nは2〜10の数を表わす(但し、Aが(−CH2)−2
    である場合には2〜6であるものとする。 7 (iii)非加脂性の炭化水素オイル、及び好ましく
    は(iv)イソプロパノールと、並びに所望により(v)成
    分(i)の1重量%(乾燥重量)までの消泡剤及び/
    又は抗菌剤、を含み、所望により成分(ii)が水溶性
    のモノ−もしくはジ−(C2〜8)アルキレングリコ
    ールで置き換えられていてもよい特許請求の範囲
    第5項記載の加脂組成物。
JP57148532A 1981-08-29 1982-08-28 なめし皮革基材の加脂方法 Granted JPS5865800A (ja)

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DE3134283 1981-08-29
DE3134283.3 1981-08-29
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FR2559784B1 (fr) * 1984-02-22 1987-07-10 Sandoz Sa Procede de nourriture du cuir tanne et des peaux tannees
IT1200100B (it) * 1984-08-22 1989-01-05 Sandoz Ag Composizione a base di esteri parziali dell'acido fosforico, impiegabili per l'ingrasso in mezzo acquoso delle pelli conciate

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