JPH0251217A - 複波長照明を用いた扇形フレネルゾーンプレートによる位置検出装置 - Google Patents

複波長照明を用いた扇形フレネルゾーンプレートによる位置検出装置

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JPH0251217A
JPH0251217A JP63202857A JP20285788A JPH0251217A JP H0251217 A JPH0251217 A JP H0251217A JP 63202857 A JP63202857 A JP 63202857A JP 20285788 A JP20285788 A JP 20285788A JP H0251217 A JPH0251217 A JP H0251217A
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sfzp
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mask
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、超精密位置計測(0,OIILmオーター
)装置、特にマスクとウェハーを0.O1pmオーダー
て位置検出装置な、複波長照明を用いたダブル扇形フレ
ネルゾーンプレートによる位置検出装置に関する。
[従来の技術] 本出願人は、昭和63年6月29F]に「複波長照明を
用いたダブルリニアフレネルゾーンプレートによる位置
検出装置」という名称て、新規な位置検出装置の特許出
願をしている。この位置検出装置は、X線露光光の光軸
方向に微小距離離間したマスクとウェハーの光軸に直交
する方向の相対位置を検出する位置検出装置であり、マ
スクとウェハーそれぞれにリニアフレネルゾーンプレー
ト(以下、LFZPと記す)からなるアライメントマー
クを、没け、これらLFZPを斜め上方の同一方向から
同時に複数の波長の光により照明し、上記LFZPの波
長ごとに位置の異なる回折焦点面にその波長の焦点面か
一致するような色収差を44する対物レンズを照明方向
とは反対の斜め上方に配置し、この対物レンズによって
上記LFZPの波長ごとに位置の異なる直線状の回折焦
点を同一・結像面上−に屯ね合せて結像させ、この直線
状の回折焦点像は−1−記結像面状に配置されたリニア
センサーによって、その長手方向に対して直角な方向に
1次元走査されて電気信号に変換されるようになってお
り、上記直線状の回折焦点像をその長手方向に圧縮して
上記リニアセンサー」−に結像するように、シリンドリ
カルレンズを上記対物レンズと−に記すニアセンサーの
間に配置し、に記すニアセンサーから得られた信号を処
理することにより上記各アライメントマークの位置を検
出するものである。
しかしながら、リニアフレ名ルンーンプレート(LFZ
P)の直線状の焦点は、第20図に示すように、LFZ
P面とモ行になるため、各アライメントマークの焦点面
はマスク及びウェハー面とモ行な面になることになる。
露光中の位置合せサーボを可能にするためには、ウェハ
ー(マスク)面の法線に対する対物レンズ以降の検出光
学系の検出角を大きくとる必要があるが、この角度を大
きくとると、検出光学系の光軸と各アライメントマーク
の焦点面のなす角度か90°から大きく外れることにな
り、検出光学系の結像範囲か狭くなってしまう。そのた
め、リニアセンサーによって十分な回折光強度を検出す
ることか極めて困難となる。これらの問題を解決する1
つの手段として、特公昭44−23794号公報に基づ
いた検出光学系の1没計変更を提案したが■光学設計製
造か煩雑になる ■光学性能か低下する ■光学性能の低下によって分解催か低下する■検出角度
の傾斜に限界がある 等の理由から、この設計変更は必ずしも好ましいものと
は言いがたい。
[発明か解決しようとする課題] したかって、この発明の目的は、上記した先願の欠点を
解決して、半導体の超高集積化か急ピッチで進む中で、
今後量産される16M、64M。
256Mなどのメモリー素子の生産に使われるSOR光
などを線源に持つX線アライナ−において、マスクとウ
ェハーを0.01gmオーダーで位n検出可能なアライ
メント装置を提供することである。
現在使用されている光ステッパー及びX線アライナ−に
おけるアライメント方式は、 ■ パターン計測法(コントラスト法、エツジ検出法)
、 ■ 回折光を利用した方式 の2つに大別される。これらの各々の方式においてはそ
れぞれ長所、短所があり優劣はつけかたいが、この発明
は上記■と■の方式の長所を融合させたハイソリツドな
アライメント方式を採用した位置検出装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明の位置検出装置は、X線露光光の光軸方向に微
小距離離間した第一の物体と第二の物体の光軸に直交す
る方向の相対位置を検出する位置検出装置であって、各
物体上にリニアフレネルゾーンプレート(LFZP)に
代えて扇形(Secto r)フレネルゾーンプレート
(以下、5FZPと記す)からなるアライメントマーク
を設け、これら5FZPを同一方向から同時に複数の波
長の光により照明するように照明装置を構成し、第一の
物体上の5FZPの波長ごとに位置の異なる回折焦点面
と第二の物体上の5FZPの波長ごとに位置の異なる回
折焦点面とが、少なくとも一つの波長の光において一致
するように各5FZPを構成し、第二の物体上の5FZ
Pの波長ごとに位置の異なる回折j、1A点面にその波
長の焦点面が一致するような色収差を有する対物レンズ
を備え、上記対物レンズによって同一結像面上に重ね合
せて結像された上記5FZPの直線状の回折焦点像を、
その長手方向に対して直角な方向に1次元走査して電気
信号に変換するリニアセンサーを上記結像面上に備え、
上記直線状の回折焦点像をその長手方向に圧縮して上記
リニアセンサー上に結像するように、シリンドリカルレ
ンズを上記対物レンズと上記リニアセンサーの間に配置
し、上記リニアセンサーから得られた信号を処理して上
記各アライメントマークの位置を検出する手段を有する
、複波長照明を用いたダブル扇形フレネルゾーンプレー
トによる位置検出装置である。
第一の物体のアライメントマークとして単一の5FZP
を用い、第二の物体のアライメントマークとして一対の
5FZPを用い、第一の物体の単一の5FZPを第二の
物体の一対の5FZPの間に入るような配置とすると都
合かよい。
第一の物体はマスクであり、第二の物体はウェハーであ
り、ウェハーのアライメントマークの入射光及び回折光
か通るマスク部分に透す1なウィンドウ領域を設けるこ
とか現実的である。
照明装置及び対物レンズを、第一の物体のアライメント
マーク及び第二の物体のアライメントマークのの左右斜
上方の対向する位置に配置し。
これらアライメントマークの面に対して、照14装置の
照射角が対物レンズを含む検出光学系の検出角に等しく
なるように配置することによって、この発明の位置検出
装置をXi露光領域外に配置することかてきる。
リニアセンサーから得られた信号を処理して上記各アラ
イメントマークの位置を検出する手段が、相似性パター
ンマツチング処理を行う手段であると高精度の位置検出
が可使である。
[作  用] 各物体上に設けられた5FZPを複数の波長の光で同時
に照明すると、これら波長に応じて焦点距離の異なる位
置に5FZPの回折焦点か形成される。少なくとも一つ
の波長の光に対して、両物体の5FZPの回折焦点か同
一焦点面上に位置するように、各5FZPの焦点距離は
選ばれる。第二の物体上の5FZPの各波長の回折焦点
面に対物レンズのその波長の焦点か一致するように色収
差を有する対物レンズか配置され、各波長の回折焦点像
はこの対物レンズによって同一結像面上に重ね合せて結
像される。同一結像面上の重ね合わせて結像されただ各
5FZPの直線状の回折焦点像は、上記結像面」二に配
置されたリニアセンサーによって、その長手方向に対し
て直角な方向に1次元走査されて電気信号に変換される
。この際上記対物レンズと上記リニアセンサーの間に配
置されたシリンドリカルレンズによって、上記直線状の
回折焦点像はその長手方向に圧縮して上記リニアセンサ
ーLに結像される。上記リニアセンサーから得られた信
号は処理されて上記各アライメントマークの位置か検出
され、両者はアライメントされる。
アライメントマークとして5FZPを用いるのて、検出
光学系を傾けても、その回折焦点面は対物レンズの光軸
に対して垂直になり、リニアセンサー上に全ての回折光
か結像光として入射させることができる。
[実 施 例] 第1図から第19図を参照して、この発明の複波長照明
を用いたセクター(扇形)フレネルゾーンプレート(S
FZP)による位置検出装置の構成と作用を説明する。
第1図はマスク及びウェハーに対してこの発明の位置検
出装置を適用する場合の側面概略図であり、第2図はそ
の−L、ii’jil!略図である。数10pmのギャ
ップ18をもって重ね合されたウェハー15とマスク1
4の左右斜め上方には照明光学装置5と検出光学装置l
Oか対向する位置に配置される。照明光学装置5の光軸
Aのマスク14の面又はウェハー15の面に対する斜入
射照明角度19と検出光学装置10の光軸A′の斜方検
出角度20とは等しく、通常は45°〜80″の範囲か
ら選択される(図の場合は65”)、この発明において
は、このように、照明光と検出光をマスク及びウェハー
に対して傾けることにより、X線露光領域13内にある
アライメントマーク16(マスク)、17(ウェハー)
を照明光学袋r15、検出光学装置lOを動かすことな
く検出てきるようにするものである。
このことは、特に第2図を参照にすると明瞭である。検
出光学袋2110は、露光領域13の光路外に設けられ
ているため、露光中もアライメントマーク16 (17
)を検出することかてき、また、検出光学装置10をア
ライメント毎に動かす必要かないのて高スルーブツトか
可能となる。
さて、照明光学装置5は、第1図においてはレーザー光
を使用しているが、他の照明光ても半値幅の狭い輝線か
得られるものてあれば種類は問わない。第1図の場合、
レーザーlからの波長入、のレーザー光とレーザー3か
らの波長入、のレーザー光(入1くλ2)とを、ヒ′−
ムスブリッター2で合成してミラー4て斜下方へ平行光
として反射させて照明を行なっている。検出光学装置1
0は軸」二色収差を有する対物レンズ9を備えており、
この対物レンズ9か波長入、と入2の光ては異なる焦点
距離を有しているために、異なる物体位置にある波長入
、の光の物点と波長入2の光の物点とを同し像点位とに
重ね合わせて結像できること(後述)を利用して、セク
ターフレネルゾーンブレー)−(SLZP)からなるマ
スク14のアライメントマーク16とウェハー15のア
ライメントマーク17の波長入、、入2の光によって位
置の異なる焦点(直線上の焦点)を対物レンズ9の入、
の光の焦点と入2の光の焦点に一致させ、対物レンズ9
とリレーレンズ8によって図のY方向に細長い検出領域
を有するリニアセンサー6上に重ね合わせて結像させる
ようになっている。なお、リレーレンズ8は必ずしも必
要てはない。リレーレンズ8とリニアセンサー6の間に
は、第1図の平面内に位置し、検出光学系10の光軸A
′に直交する直線上のマーク16.17の焦点をこの直
線方向に圧縮してリニアセンサー6上に結像されるシリ
ンドリカルレンズ7(後述)が配置されており、高速検
出な可能にしている。
リニアセンサー6からの検出信号は後記する信号処理か
ほどこされ、アライメントマーク16のY方向の位置と
アライメントマーク17のY方向の位置かそれぞれ検出
される。以下、マスク14゜ウェハー15面」−のアラ
イメントマーク16゜17、対物レンズ9、シリンドリ
カルレンズ7、リニアセンサー6からの信号の処理等に
ついて詳しく説明する。
まず、この発明の最大の特徴であるマスク14のアライ
メントマーク(マスクマーク)16とウェハー15のア
ライメントマーク17について第3図を参照にして説明
する。マスクマーク16及びウェハーマーク17として
は、この発明の先願にあっては、リニアフレネルゾーン
プレート(LFZP)を用いていたが、この発明におい
ては、マスクマーク16、ウェハーマーク17とも第1
図のX方向に中心線を有するセクターフレネルゾーンプ
レート(SFZP)からなっている。
5FZP23は、第4図(a)に示すように、扇形に伸
びる透明部23aと不透明部23bからなる!!(ゾー
ン)からなるフレネルゾーンプレートの一種であり、第
4図(b)に示すように、5FZP23面に垂直で5F
ZPの中心線(中心の縞の対称軸)を含む平面内に位置
し2方向と一定の角度0をなす直線上の焦点24(フレ
ネル焦点)を有するものである。その焦点距離は、X方
向において、縞の間隔か狭まるに従って比例的に短くな
り、かつ、波長に依存して異なるものである。
さて、第3図にもどると、ウェハー15上には、図に示
すように、第4図に示したような5FZPからなるウェ
ハーマーク17がY方向に所定距離離れて一対設けられ
ている。マスク14上には5FZPからなるマスクマー
ク16が2つのウェハーマーク17の中間に設けられて
いる。
マスク14上には、ウェハー5FZP l 7からの回
折光か透過できるように、ウェハー5FZPlT上の対
応位置に透明なマスクウィンドウ22か用意されている
。なお、ウェハーマーク17は、レジストやその他のf
j膜によりウェハー15上に形成されている。
このようなマスク14とウェハー15を第5図、第6図
に示すように、ギャップ18(δルm)だけ離して重ね
合わせ、第1図に示すように波長λ、とλ2の光29で
同時に照射すると、マスクマーク16.ウェハーマーク
17のそれぞれについて、入射波長入1.入2の光によ
るフレネル回折が起き、各波長により2つの焦点面か形
成される。マスク5FZP 16の光軸A′上の焦点圧
@ f mとウェハーS F Z P l 7(7)光
軸A′上の焦点圧#fwとは、光軸A′力方向ギャップ
(δ/Sin θ)たけ異なるように選択する(δ/5
inO= fw−flM)、5FZPの焦点距離は波長
によって異なるのて、図示したように、波長入、の光の
焦点面は符号25の面に、波長入2の光の焦点面は符号
26の面に形成される(λ、く入、)。
5FZP 16と17の焦点圧111fm、fwともδ
に比較して大きく選択する場合は、両者の波長入1.入
2の各焦点面はδ/Sinθs fw−fmの関係から
、図示のように相互に一致すると考えてもよい(必ずし
も一致しない場合は後述する)。そして、マーク16.
17によるx−Z平面における焦点面25.26 (焦
点はこの平面内で直線上となる)は、第6図に示すよう
に、検出光学系の光軸A′に対して垂直な面になるよう
に5FZP16.17の形状を選ぶ。
以下に、5FZPの形状を検討する。フレネルゾーンプ
レート(FZP)は、通常下式(1)に基づいて設計さ
れる。
入2 r、、’=mf入+m2    −−−・(1)ここで
、m :次数 r、:FZPのm次のゾーンエウジ の中心からの距離 f  :FZPの焦点距離 入 :入射光波長 この発明においては、FZPとしてリニアフレネルゾー
ンブレー)−(LFZP)を用いているが、この発明に
おいてはこの先願のLFZPを改良して5FZPを用い
る。5FZPは、先に述べたとおり、回折焦点をLFZ
Pの面に対しである角度(10”〜45’ )を持たせ
るために、LFZP?扇形に変形したものである。例え
ば、通常のLFZPは、第7図に示すように、LFZP
51の中心線方向に、同じ焦点圧1111f53の回折
焦点面52を有する。これに対して、改良した扇形FZ
P (SFZP)23は、第8図に示したように、焦点
距離fが54から55(ただし、f+〉f2)まで連続
的に変化しているため、結果的にその回折焦点面52は
、5FZP23の面に対して任意の角度(図面中のθは
、5FZPの光軸と回折焦点面52のなす角度)を持つ
ことになる。
このような5FZPは、第4図(a)に示したように縞
の形状か扇形になっている。第4図(a)においてマー
クの左側における縞の形状は下式(2)で表される。
λ2 r、”=mf、入十m”     −−−−(2)また
、第4図(a)においてマークの右側における縞の形状
は下式(3〉で表される。
入2 r、”=mf、  λ+m”        −・−(
3)たたし、上記(2)、(3)式において、m :次
数 rl ・FZPのm次のゾーンエウジ の中心からの距離 f++5FZPの左側の焦点距離 f2 :5FZPの右側の焦点距離 入 :入射光波長 また、回折焦点面の光軸となす角度0は、5FZPの長
さをLとして、次の(4)式 %式% この角度θは検出光学系lO(第1図)の検出角度20
に等しくすると(回折焦点面の5FZP光輌となす角度
=検出光学系の検出角度)、第6図に示したように、5
FZP 16.17による焦点面25.26は、検出光
学系の光軸A′に対して垂直な面になる。なお、焦点距
111f+、f2をマスクの5FZPの焦点距離とする
と、ウェハーの5FZPの対応する焦点距離f、、f、
はf、、f2にギヤツブ分たけ足せばよく、次の(5)
、<6)式で求められる。
fユ =f、  + δ/Si口θ  ・・・・ (5
)f、=f2 +δ/Sinθ  −−−−(6)(た
だし、f3 >f4) 説明か前後するが、第8図において、マークの左側から
任意の距ahaたけ離れた場所における焦点距離faは
下式(7)で表される。
fa  =f、+a/ Tan0  ・= (7)そし
て、場所aにおける縞の形状は下式(8)て求められる
λ2 r、”==mfa入+m2   −・−(8)上記(8
)式で求められる5FZPの縞の形状は、前記(2)、
(3)式で求めた両側の点を直線で結んだマーク形状と
一致する。
ところて、先の第6図に関する説明では、マスクマーク
16の2つの波長入1.及び入、の光の焦点面とウェハ
ーマーク17の2つの波長入、及びん、の光の焦点面と
は一致すると考えていたが、次にこの点を検討する。
第6図において2つの波長を入、及入、(入1〈入、)
とすると、マスクマーク16については、入、の光に関
して、焦点距離f+、f2は、上記(2)、(3)式に
基づいて、下式(9)。
(10)により求まる。
入。′ r m ” 2m f 1  人+ + m 2−  
++ 、、 (g )入1 r m ” = m f 2 人、+m2   −−−
・(10)一方、ウェハー7−ク17については、λ1
の光に関して、前記(5)、(6)式を前提にして焦点
距at−,,f4は、下式(11)、(12)により求
まる。
入 r m ” = m f 3 人1 +m2   −・
−(l l)人、の光に関して、マスクマーク16の焦
点面とウェハーマーク17の焦点面とを一致させるよう
に、上記(9)式から(12)式によりマスクマーク1
6、ウェハーマーク17の形状か決定される。次に、2
番JXIの波長λ2の光に対する各マークの焦点距tl
llf、、f6 、f、、fδを求める。上記(9)式
より、m=1におけるマスクマーク16のゾーンエ・ン
ジの中心からの距離径を「、とすると。
入2 r 、”= f 、J 入、+ 入、      4 上記(lO)式より、m=1におけるマスクマーク16
のゾーンエツジの中心からの距離径をrtとすると、 入2 r +”= f s 入2+ 入24 次に・、ウェハーマーク17について同様にして、上記
(工1)式より、m=1におけるゾーンエツジの中心か
らの距離径をrlとすると、入2 入24 上記(12)式より、m=1におけるゾーンエツジの中
心からの距離径をrlとすると、r 、2= f、λ2
十 入24 なお、上記(13)式から(16)式においては、全て
回じrlて表しているが、これは、式表現の繁雑さを避
けるために便宜的にそうしたまでで、本来はそれぞれ違
う値を持つものである。
以上(9)式から(16)式で求めた焦点距離f、〜f
aの関係を第9図に示す。図中、焦点面55は波長入、
の光にたいするもの、焦点面56.57は波長入2の光
にたいするマスクマーク16、ウェハーマーク17の焦
点面である。このようにマスクマーク16の2つの波長
入8、入。の光の焦点面とウェハーマーク17の2つの
波長入、、入2の光の焦点面とは必ずしも一致しない。
しかしながら、マスクマーク16からの回折光は、ウェ
ハーマーク17に比べて必要充分な強度か得られること
から、単波長(入、)の光による回折光を検出するよう
にし、ウェハーマーク17の方は、波長λ1と入2の複
波長の光による[すJ指光の和を検出するようにすれば
よい。これは、使用する波長か3波長以上になった場合
も原則的に回しである。なお、第9図において、入射光
軸Aとウェハー(マスク)16.17の面かなす角度と
、検出光軸A′とウェハー(マスク)面かなす角度とは
等しく、その大きさは1回折焦点面の光軸に対する角度
θに等しい。そして、厳密に言えば光軸A′に対して垂
直になるのは波長入、の光の焦点面のみである。2?I
i目の波長入2の光に対する回折焦点面は、光軸に対し
て完全には90″とはならず多少大きい角度となるが、
検出光学系の対物レンズ9(第1図参照)の焦点深度範
囲てほぼ完全にカバーできるため、90°と考えて問題
はない。図中で90′とならないのは角度58.59で
ある。
次に、第1図の色収差を利用した21焦点検出系12に
ついて説明する。この検出系の基本的なものは本出願人
によってすでに出願されているものである(特願昭62
−196174号)。まずこれを第10図を用いて説明
すると、対物レンズObは波長の異なる光線に対し色収
差を有し、例えば、g線(入=435nm)、e線(入
=546nm)の2種の光線に対し異なる焦点距離をも
っている。したがって、同一物点上にあるマークをg線
を使用して結像させた像点とe線を使用したときに生ず
る像点は異なることになる。
例えば、開口数NA=0.4、倍率n=10倍の対物レ
ンズobの焦点距離はe線、g線に対しそれぞれFe=
12.5mm、Fg=12.741mmとなり、物点距
離Sを!3.75mmとしたときに生ずる像点距@ s
 ”はそれぞれs″g=137.5mm、S” e=1
37..615mntとなる。このような対物レンズo
bを使用して微小間隔δ離れた物点、例えば、マスクM
AとウェハーWAが図に示すようにそれぞれ光軸上M。
M′にあるとすると、g線、e線の焦点距離Fg、Fe
が異なるため、2つの光線によるマスクMA上のマーク
の像はり、B点に生じ、ウェハーWA上のマークの像は
B、C点にそれぞれ生じることになる。つまり対物レン
ズ系の色収差によってB点にはマスクMA上のマークと
ウェハーWA上のマークの像が同−位はに生じている。
たたし、マスクMAhのマークはg線により形成された
像である。今、B点に例えばテレビカメラ等の検出系を
置いて観察すると、マスクMA上のマークとウェハーW
A上のマークを同時に観察することかできるが、色収差
のためにそれぞれにじみの像を伴って観察される。この
にじみの像をg線をカットしてe線を透過するフィルタ
ーおよび逆にg線を透過しe線をカットするフィルター
を組み合わせたフィルター(パターンバリアフィルター
と称す)を使用することにより、それぞれの色収差にに
じみを除去することによって同一のB点においてそれぞ
れ異なった位置におけるマスクウェハー上のアライメン
トマークの像を観察することが可能となる(特開昭62
−196174号参照)。
以上が先願発明の内容であるが、この発明て使用する対
物レンズは、このように色収差を績極的に生じさせ、か
つ諸収差をよく補正した色収差対物レンズである。以下
、その光学系スペックの一例を第1表に示す。たたし、
この発明に関しては、上記色収差2重焦点光学系の構成
において、パターンバリアフィルターは5FZPの性質
から使用しない。
ELLJ    ラ  ベ・・(対物レンズ。
フィールドレンズ1.リレーレンズを含む)この発明に
おいて、使用する対物レンズ9は第10図に示した対物
レンズObと同様な性質を有するもので、第5図の波長
入、の光の焦点面25を第1O図Mの位置に、光の波長
入2の光の焦点面26を第1O図のM′の位置に又は第
9図の波長入、の光の焦点面55と第10図のMの位置
に波長入2の光の焦点面57を第10図のM′の位置に
配置すると、第10図のBの位置には5FZP16,1
7のそれぞれ入、の光の焦点像と入2の光の焦点像が重
なって結像される。これを第11図を用いて説明すると
、アライメントマーク16.17のλ、の光による回折
焦点面25と入2の光による回折焦点面26は対物レン
ズ9の波長λ1.λ2の光に対する2重焦点面と位置関
係が完全に一致するように配置されている。したがって
、両方の焦点面25と26は対物レンズ9とリレーレン
ズ8を通ってリニアセンサー6上に重ね合わされて結像
する。
また、第9図にも、検出光学系の焦点面と回折焦点面と
の位置関係を示しである。この図面を用いて更に上記の
ことを詳しく説明すると、検出光学系の軸上色収差を有
する対物レンズ9は、2つの波長入、と入、の光に対し
ては、図に示すように2つの焦点面を持っており、波長
の長いん2の光か対物レンズ9からより遠い位置に焦点
を持つ。2つの焦点間の距離はα(gm)とする。
一方、5FZP16.17の回折焦点面55.56.5
7の位置は対物レンズ9と逆の性質を持ち、長い波及程
焦点距離が短く、波長入、の光の方か波長入、の光に比
べて、焦点距離が長い(入、く入2)。これは、FZP
の基本式[(2)、(3)式等]から明らかで、例えば
、あるFZPに、波長入、と入2の光を入射させ、波長
入、と入、の光の焦点距fif+、fzを考えてみれば
よい。つまり、m=1.ゾーンエツジの中心からの距離
r1において、 r 、”== f 、入、+λI2/4 −−−−(1
7)r +”= f 2 人、十人2′/4  ・・・
・(18)となる。
上記(17)、(18)式より、 f、=     (r、”−人+”/4)” (19)
入l f2”      (r+’−λ2”/4)−−−・ 
(20)入2 となり、上記(19)、(20)式より、4人、入2 4人、入。
・“、   tl>f2         ・・・・ 
(21)である。
上記(21)式で示される5FZPの性質は、検出光学
系との組み合わせて用いるのに極めて都合が良い。図に
示すように、FZPの性質により、波長入、と入2の光
に対して対物レンズ9の焦点面と、5FZP16,17
の焦点面55(マスクマーク16の波長入、の光の焦点
面、つ、エバーマーク17の波長入2の光の焦点面)、
57(ウェハーマーク17の波長入2の光の焦点面)か
一致する。ここで重要なことは、焦点面56(マスクマ
ーク16の波長λ2の光の焦点面)が対物レンズの焦点
面から外れていて検出されないことである。これは、基
本的に、マスクマーク16からの回折光は、ウェハーマ
ーク17に比べて必要十分な強度か得られることから、
単波長(入、)の光による回折光を検出することを前提
としている。一方、゛ウェハーマーク17の方は、波長
入、と入、の複波長の光による回折光の和を検出してい
る。これは、使用する波長か3波長以−Lになった場合
も、原則的に同しであり、マスクマーク16に対しては
波長入、の回折光を検出し ウェハーマーク17に対し
ては波長λ1、入2、入、・・・・の複波長による回折
光を検出する。
次に、第12図を用いて、第11図のリニアセンサー6
上の光強度分布の様子を説明する。図の(a)はマスク
マーク16及びウェハーマーク17からの波長入、の焦
点面25 (55)における回折光強度分布を示してお
り、波長入、の光の焦点面25は当然のことながら波長
入、の光によるフレネル焦点なので、波長入、による回
折光強度31がピークを示す。
一方、波長λ2の光による回折光は、その焦点から遠く
離れているため、その光強度32は大変弱く、図中で点
線で示すように低くなたらかな光強度分布となる。図の
(b)は(マスクマーク16及び)ウェハーマーク17
からの波長入2、の光の焦点面26 (57)における
回折強度分布を示しており、波長λ1の光の焦点面26
は波長入、の光のフレネル焦点なので、波長入2の光に
よる回折光強度31”かピークとなる。一方、波長入、
の光による回折光は、その焦点から遠く離れているため
、その光強度32′は大変弱く、図中て実線で示すよう
に低なだらかな光強度分布となる。図の(C)はマスク
マーク及びウェハーマークからの波長入、と入2の光に
よる回折光の結像面6での光強度分布を示しており、結
像面6ての光強度分布は、各波長による光がインコヒー
レントで互いに干渉することかないため、基本的に波長
入、と入、の光の焦点面での光強度の和31 ″ 32″として得られる。すなわち、光強度は、 (結像面6における回折光強度)= の加算として表現されるので、この加算のため、リニア
センサー6から得られるアライメント信号として使用す
るピーク信号のゲインは2倍に増幅されることになり、
S/N比も改善される。
次に、第1図、第11図におけるシリンドリカルレンズ
7の作用を説明する。色収差を利用した2重焦点検出系
12で拡大されたマスクマーク16とウェハーマーク1
7のフレネル回折焦点像を2次元カメラで検出すると、
カメラの検出速度か30Hzのため、それ以上に検出速
度を上げることか困難である。その上、焦点像か第11
図(b)の面内において光軸へ′に垂直に延びる直線で
あり、ディジタル的なラスター圧縮処理も必要となるた
め、処理速度は大きく低下する。そこで、2次元カメラ
の代りに1次元カメラ、すなわち、電荷結合妻子(CC
D)等からなるリニアセンサー6てこの焦点像を検出す
るようにすると検出速度を1OkHz前後まて飛躍的に
高めることができる。リニアセンサー6を焦点の直線に
直交する方向(Y方向)に配置したため、直線上の焦点
像は一部しかリニアセンサー6によって検出されない。
そこで、第11図(b)の面内において光軸A′に垂直
に延びる直線焦点像をその直線方向に圧縮するシリンド
リカルレンズ7を用いてより有効に焦点像を検出できる
ようにする。
この点を第13図を用いて説明する。この図においては
、5FZPの1つを例にとって示しであり、対物レンズ
9は省略しである。5FZP l 6又は17の中心の
縞と直交する方向(Y方向)に母線を有するシリンドリ
カルレンズ7を配置することによって、5FZP l 
6又は17の光軸A′に垂直に延びる直線上の焦点の光
強変分4j33をその直線方向に圧縮すると、符号34
て示したような分布になり、全ての光をY方向に配置し
たリニアセンサー6に入射させることかできる。シリン
ドリカルレンズ7の母線に直角な方向の圧縮を10とす
ると、シリンドリカルレンズ7を用いない場合に比べて
光量は10倍になり、そのため信−ツ強度は基本的に1
0倍になるので、十分な信号強度か1’)られる。また
、シリンドリカルレンズ7を用いることで、ディジタル
的に行なっていたラスター圧縮を光学的に行なわせるこ
とかでき、実質」ニラスター圧縮時間はゼロになり、ラ
スター圧縮と信号検出に要する検出速度は10kHz前
後と極めて高速化される。その上、ラスター走査におい
て混入する不必髪な白色雑音成分も低減され、結果とし
て高S/N比か得られる。
なお、以上のシリンドリカルレンズを用いる点について
は、本出願人によって[アライメントマークの位置検出
装置」という名称で特願昭63−63921号として特
許出願している。
次に、リニアセンサー6によって得られた信号を処理し
て位置検出を行なう信号処理方法について説明する。そ
の1つの方法として相似性パターンマツチング手法があ
る(同一出願人による特願昭62−243194号)。
この方法は、第14図(a)に示すように、同じ形の2
つのマークを所定間隔離して配置し、これをマークの間
隔方向へ走査して同図(b)に示すような入力画像信号
V(j)を得、この人力画像信号V(j)を微分して同
図(c)のようなエツジ抽出信号V′(j)を求め、次
の式(5)で定義される自己相151¥関数A (W、
P、R)を求める。
V  ′ (j+w)  ・・・・ (5)ここで、P
:相関区間の開始点 R:相関区間 W:左右パターンの幅 第14図(a)のマーク間の距離はA (W。
P、R)が最大値を取るWIと2番目の値を増るW2の
中間に存在する。
従来のパターンマッチング法による中心位置検出方法に
おいては、第14図(a)における各マークの対称性を
前提としているが、例えば半導体処理プロセスの影響で
その対称性は簡単に崩れてしまい、そのため中心検出精
度は低下してしまう。しかしながら、上記した相似性パ
ターンマツチングの手法によると、近接したマークは処
理プロセスにより相似性を保ちながら同時に崩れるとい
うプロセス上の特性に基づき、その位置を求める方法に
なっているため、半導体処理プロセス依存性の極めて低
い方法となっている。さて、リニアセンサー6から得ら
れる信号は第15図(a)のようなものである。これら
の位置関係はマスクマーク16の対応する信号42を中
心にその両側にウェハーマーク信号41.43が存在す
る。この出力信号はA/Dコンバータでディジタル化さ
れ、1次微分処理を受けて、第15図(b)のような信
号が得ら・れる。(b)図において、符号44.46の
信号はウェハーマークに、45はマスクマークにそれぞ
れ対応している。この(b)図の信号を、例えば上記し
た相似性パターンマツチングの手法を適用し、マスク1
4とウェハー15のY方向(第2図、第5図等)の位置
関係が検出でき、両者のアライメントか可能となる。
ここで、この発明の位置検出装置を用いてマスクマーク
16とウェハーマーク17をアライメントする原理を説
明しておく。セクターフレネルゾーンプレート(SFz
P)は、焦点距1tfを有する凸シリンドリカルレンズ
とほぼ同じ作用をする。第16図において、紙面に対し
て0の角度をなす5FZP23は紙面に垂直方向の直線
上の焦点24を有しており、したかってマスク又はウェ
ハー上の5FZPがその中心線に対して直角方向(Y方
向)にΔδpm動くと、焦点も同し方向に同じ量ΔδI
Lm動く。この焦点の移動量を5FZPのずれ量(66
μm)のみなすことができる。
したがって、焦点のずれ量を検出することによってマス
ク又はウェハーのずれ量を知ることかできるので、マス
クとウェハーそれぞれに5FZPからなるマークを設け
ておき、それぞれの焦点の位置を同時に検出することに
よってマスクマークとウェハーマークのアライメントを
行なうことかできる。この発明においては、5FZPを
複数(原理上必ずしも2色に限定する必要はない)の波
長の光で同時に照射し、5FZPの焦点距離が波長によ
って異なるのを色収差を有する対物レンズで補正して同
一焦点面へ結像させ、かつ、この対物レンズによって上
記ずれ量を拡大倍率分(N)だけ拡大して、Y方向に走
査するリニアセンサー上に結像させるものであり、第1
7図に示すように、結像面(リニアセンサー)6上にお
けるマスクマーク16又はウェハーマーク17の焦点の
移動量は(ΔδxN)4mと拡大される。この移動量を
マスク14及びウェハー15について同時にリニアセン
サー6からの信号を処理することによって求め、両者の
マークの位置を一致させる。
なお、シリンドリカルレンズ7は5FZP l 6゜1
7の紙面及び光軸へ′に直角な方向に延びる焦点をこの
方向へ圧縮して処理速度の高速化、信号強度の増幅等を
行なうものである。
この発明の位置検出装置を利用した第1図のアライメン
ト装δの概略的なスペックは次のとおりである。
1、アライメントマーク:ウェハーマーク=SFZPx
2 マスクマーク =SFZPx 1 2、検出信号:フレネル回折による集光焦点面における
波長λ1及び入2の光 による回折光強度 3、検出装首:複波長による色収差を利用した2重焦点
検出装芒とシリンドリ カルレンズによる光学的マスク 圧縮光学系 4、受光素子:リニアセンサー 5、信号処理方法:相似性パターンマツチング等による
アライメントマー クの位置検出 また、第4図(a)に示した扇形フレネルゾーンプレー
ト(SFZP)23の実際の設計例を一十吟嚇示す。
設−一一計一一一例 マスクとウェハーのギャップ δ=40gm入射波長 
     入+ =488nm(ブルー光) 入2 =632.8nm (グリーン光) 扇形FZPの長さ  L= 60 #Lm入射角度  
    0=60” 以上を初期条件とし、f3=100pmについて設計し
た例を示す。
以下、エツジ寸法は、第4図(a)に示した要領でとる
また、最高次数=21として、r21までのエツジ寸法
を求める。なお、表中の括弧内の数字はエツジ間の間隔
を表す。
■f:1=100 (単位μm) f+ =  53.81   fs =41.43f2
−23.81   f、=18.30f ! = 10
0      f y = 77 、05f< =  
70      fa =53.92次に、マスクに設
ける透明なウィンドウ部について、若干説明する。第3
図において、ウェハーのアライメントマーク17を照射
する光か通るウィンドウ22と反射する回折光か通るウ
ィンドウ22部分は、おおよそ第18図のようになる。
マスクマーク16の両側にウィンドウ部22が設けられ
、このウィンドウ部22を通って、ウェハーマーク17
(第3図)に照明光か入射され、かつそれからの反射回
折光が通っていく(野球のベースプレートとバッターボ
ックスの形に良く似ている)。最近のx1aマスクの動
向を見ていると、透明なウィンドウ部分は、SiN (
厚さ1〜2JLm)、不透明な部分はTa(0,81L
m前後)となっている。
最後に、検出光学装置の配置について説明する。この発
明においては、扇形FZPを用いることで、検出光学装
置の対物レンズを大きく傾けてX線露光領域外に配置て
きるため、その構成は、非常に簡単となることを第19
図に示す。この図において作動圧1fl=13mm、N
A=0.4相当の市販の対物レンズを用いることを想定
して、その外形図及びウェハー15との配置を示しであ
る。なお、検出角度20は、ウェハー及びマスク面14
.15に対して606である。
[発明の効果コ この発明の効果は、木質的には、先願発明の効果と同様
であり、特に、 (1)露光エリア内に設けたアライメントマークを検出
する露光中サーボ制御が可能である、(2)プロセス依
存性か極めて低い、 ■マークの対称性に依存しない ■薄膜などの光の干渉による定在波効果の影響を受けに
くい (3)ギャップ依存性か極めて低い、 (4)高速検出が可能、 である点において効果か大きい。
したがって、以上のことから、この発明によれば、超精
密位置計測(0,01ルmオーダー)、特に、マスクと
ウェハーを0.01gmオーダーで位置検出可能であり
、また、高スルーブツトが5丁能になる。
さらに、この発明においては、先願発明のLFZPに代
えて5FZPを用いているため、次のような大きな効果
を有する。
(1)検出光学装置の対物レンズを大きな角度で傾けて
検出することが可能となる。
(2)検出光学装置をX線露光領域外に傾けて配置する
ことか可能となる。
(3)露光中も、アライメントマークを検出することが
可能となる。
(4)X線露光領域内に、アライメントマークを用いる
ことが可1F、どなる。
(5)検出光学装置の対物レンズは、光学的分解俺な上
げるためにその開口数(NA)を大きくしなければなら
ないが、5FZPを適用することて対物レンズを大きく
傾けることか可能になり、露光領域と干渉しない範囲で
これを行なうことが極めて容易になるため、斜方角度か
ら設定できるNAの限界を通常極めて高く設定できるよ
うになる。
(6)露光領域内にアライメントマークを設け、そのマ
ークを露光波長(X線)と干渉することなく、露光中も
検出することが可能になるため、露光中も検出光学系を
退避させることなく、マスク/ウェハー位置を検出して
補正でき、ウェハー全面をステップ・リピート露光でき
るため、アライメント精度の向上及びスルーブツトの大
幅な向上が可能となる。
(7)LFZPに比べて、マークに角度の要素が加わっ
た分、マーク形状は多少複雑になったが、円形フレネル
ゾーンと比べるとはるかにシンプルで、簡素化されてい
るため、プロセス変化に基づくパターン変化か起きにく
い。
(8)斜入射角度を扇形FZPが損出するため、検出光
学系は、斜入射に関わる一切の設計上の工夫及び製造上
の困難さを負担する必要かないため、設計・製造の簡単
化及びコストダウンか極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の位置検出装置の側面概略図、 第2図は、その上面概略図、 第3図は、アライメントマークの−L面図、第4図(a
)、(b)は、5FZPの平面図とその作用の説明図、 第5図、第6図は、5FZPからなるアライメントマー
クのフレネル回折の説明図、 第7図、第8図は、LFZPと5FZPの焦点面の位置
の説明図、 第9図、第11図(a)、(b)は、フレネル回折焦点
と2重焦点検出装養の関係の説明図、第10図は、色収
差を有する対物レンズの作用を示す光路図、 第12図(a)、(b)、(c)はフレネル焦点面及び
結像面における回折光強度分布図、第13図は、シリン
ドリカルレンズによる光学的ラスター圧縮の説明図、 第14図(a)、(b)、(C)は、相似性パターンマ
ツチングの説明図、 第15図(a)、(b)は、検出信号及びその1次微分
信号の波形図。 第16、第17図は、本発明のアライメント原理の説明
図、 第18図は、マスクのウィンドウ部の配置説【11図、 第19図は、検出光学装置の配置の外形図、第20図は
、LFZPによるフレネル回折焦点の説明図である。 1:レーザー(波長入、)、2:ビームスプリッタ−,
3:レーザー(波長入2)、4:ミラー、5:照明光学
装置、6:リニアセンサー7:シリンドリカルレンズ、
8:リレーレンズ、9:対物レンズ、lO:検出光学装
置、llニジリントリカルレンズとリニアセンサーから
なる高速検出系、12:色収差を利用した2重焦点検出
系、13:X線露光領域、14:マスク、15:ウェハ
ー、16:アライメントマーク=SFZP、17:アラ
イメントマーク=SFZPX2.18:ギャップ、19
:斜入射照明角度(θ)、:斜方検出角度 22:マスクウィントウ 21:不透明部、 (透明部分) 第 図 特 復 許 代 出 願 理 人 人 住友重機械工業株式会社 小 山 田 光 夫 第3図 浮 呼 第 図 第 図 第 図 (a) (b) 第 図 りニアtブ寸−出力 、にイ式分 ・5−【 第 旧 図 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線露光光の光軸方向に微小距離離間した第一の
    物体と第二の物体の光軸に直交する方向の相対位置を検
    出する位置検出装置において、各物体上に扇形(Sec
    tor)フレネルゾーンプレート(SFZP)からなる
    アライメントマークを設け、 これら扇形フレネルゾーンプレート(SFZP)を同一
    方向から同時に複数の波長の光により照明するように照
    明装置を構成し、 第一の物体上の扇形フレネルゾーンプレート(SFZP
    )の波長ごとに位置の異なる回折焦点面と第二の物体上
    の扇形フレネルゾーンプレート(SFZP)の波長ごと
    に位置の異なる回折焦点面とが、少なくとも一つの波長
    において一致するように各扇形フレネルゾーンプレート
    (SFZP)を構成し、 第二の物体上の扇形フレネルゾーンプレート(SFZP
    )の波長ごとに位置の異なる回折焦点面にその波長の焦
    点面が一致するような色収差を有する対物レンズを備え
    、 上記対物レンズによって同一結像面上に重ね合せて結像
    された上記扇形フレネルゾーンプレート(SFZP)の
    直線状の回折焦点像を、その長手方向に対して直角な方
    向に1次元走査して電気信号に変換するリニアセンサー
    を上記結像面上に備え、 上記直線状の回折焦点像をその長手方向に圧縮して上記
    リニアセンサー上に結像するように、シリンドリカルレ
    ンズを上記対物レンズと上記リニアセンサーの間に配置
    し、 上記リニアセンサーから得られた信号を処理して上記各
    アライメントマークの位置を検出する手段を有する、 ことを特徴とする複波長照明を用いたダブル扇形フレネ
    ルゾーンプレートによる位置検出装置。
  2. (2)第一の物体のアライメントマークとして単一の扇
    形フレネルゾーンプレート(SFZP)を用い、第二の
    物体のアライメントマークとして一対の扇形フレネルゾ
    ーンプレート(SFZP)を用い、第一の物体の単一の
    扇形フレネルゾーンプレート(SFZP)を第二の物体
    の一対の扇形フレネルゾーンプレート(SFZP)の間
    に入るような配置とすることを特徴とする請求項1記載
    の位置検出装置。
  3. (3)第一の物体はマスクであり、第二の物体はウェハ
    ーであり、ウェハーのアライメントマークの入射光及び
    回折光が通るマスク部分に透明なウィンドウ領域を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の位置検出装置
  4. (4)照明装置及び対物レンズを、第一物体アライメン
    トマークの左右斜上方の対向する位置に配置し、これら
    アライメントマークの面に対して、照明装置の照明角が
    対物レンズを含む検出光学系の検出角に等しくなるよう
    に配置したことを特徴とする請求項1から3いずれかに
    記載の位置検出装置。
  5. (5)リニアセンサーから得られた信号を処理して上記
    各アライメントマークの位置を検出する手段が、相似性
    パターンマッチング処理を行う手段であることを特徴と
    する請求項1から4いずれかに記載の位置検出装置。
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