JPH0250498A

JPH0250498A - 導電性ガスケット

Info

Publication number: JPH0250498A
Application number: JP20115288A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Nakamoto; 高行中本
Original assignee: IWATA DENKO KK
Current assignee: IWATA DENKO KK
Priority date: 1988-08-12
Filing date: 1988-08-12
Publication date: 1990-02-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建築物や各種電子機器における扉や蓋等のい
つも開閉するところなどに設置されて、電磁波および磁
気シールドする導電性ガスケットに関する。

（従来の技術）従来の導電性ガスケットとしては、導電性およびバネ性
の良好なスズメツキベリリウム銅やステンレス製のもの
があり、所要のシールド効果を上げている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、その電磁波、磁気シールド能力について、ス
ズメツキベリリウム銅やステンレス製のもの以上のもの
は存在せず、同能力以上の導電性ガスケットの出現が望
まれている。

一方、非晶質材料のアモルファス金属はその優れた特性
の一つである＾透磁性により電磁波および磁気シールド
材として注目されている。

そこで、導電性ガスケットをアモルファス金属で形成す
ることが考えられる。

しかしながら、アモルファス金属の優れた特性の一つで
ある高強靭性および高硬度性が欠点として働いてしまう
同居がある。

すなわち、アモルファス金属を、バネ性を有する形状た
とえば山形状に屈曲成形した場合、その屈曲部分が裂損
し易（なり、しかも内部応力が生じて透磁性および耐久
性が低下した。

又、これら透磁性およ゛び耐久性の低下を避けるため、
そのコーナ一部分をアールを持たせた曲げ程度に成形加
工しようとしても、優れた高強靭性によるスプリングバ
ックが強すぎるために、原形の板状に弾性復帰してしま
い、バネ力を発揮しろる形状にならなかった。

そこで、発明者は、非晶質材料であるアモルファス金属
と結晶質材料を組合せることに着眼し、夫々ガスケット
の展開形状に型抜き成形したアモルファス金属薄板と結
晶質材料製の薄基板を接着して一体的に重合し、乾燥後
にプレスしてガスケット形状に成形した。

ところが、結晶質材料はその折り曲げ部が予測通りに所
望の異形状に塑性変形したのに対し、アモルファス金属
は長所である高強靭性が災いして折り曲げ部において接
着面から剥れてしまい、結果としてバネ性を有するガス
ケット形状にならなかった。

又、接着されたガスケットは結晶質材料の熱伸縮がアモ
ルファス金属に影響を及ぼして、アモルファスの特性の
軟磁性が低下することを確認した。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたちので、その
目的とすることろは、所望のバネ力を発揮する形状を呈
していて、格段高いレベルで電磁波および磁気シールド
することのできる導電性ガスケットを提供しようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段）本発明の導電性ガスケットでは、アモルファス金属薄板
と結晶質材料製薄基板との二重構造状で、バネ性を有す
る形状のバネ部が、同バネ部におけるアモルファス金属
薄板のバネ部分全体を薄基板の把持部で挾み把持して形
成されている長尺状のものとしたものである。

本発明におけるアモルファス金属としては各種の合金が
挙げられ、又、電磁波のシールド効果を上げる銅メツキ
等しているものからも選択される。

又、アモルファス金属薄板は二枚重ね以上の多層状のも
のであっても良く、シールド効率の向上に有効である。

結晶質材料としては塑性変形良好な金属が対象となるが
、一般金属に比べて透磁性、ｆａ歪性、鉄損、高周波磁
気特性、磁場中の冷却効果が優れている高機能磁性薄鋼
板（但しアモルファス金属と比べると一段劣る）たとえ
ばケイ素鋼板等が挙げられる。又、バネ性が良好なステ
ンレスやベリリウムカッパー、その他、通電性のためメ
ツキ処理したもの等も含まれる。

（作用）バネ部における結晶質材料製薄基板が塑性変形していて
バネ部形状を呈すると共にその把持部がアモルファス金
属薄板のバネ部分全体を挾み把持して、同バネ部形状に
アモルファス金属薄板を保形している。

バネ部における薄基板とアモルファス金属薄板とは相互
に面方向に沿う方向に干渉しない重合関係になる。

そして、バネ部におけるアモルファス金ｆｆ薄板のバネ
部分は、同バネ部にバネ性を付与して働く。

（実施例）以下図面を参照して本発明の実施の一例を詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図には本発明の導電性ガスケットの第１
実施例を示しており、このガスケット（Ａ）は夫々型抜
き成形（第３図）された長尺状のアモルファス金属薄板
（１）と結晶質材料製基板（２）との二重構造状のもの
で、長手方向の左右両側に沿い斜め上向き状のバネ部（
３）を並設している。

各バネ部（３）はアモルファス金属薄板（１）における
バネ部分（４）全体を７１１ｍ板（２）の把持部（５）
で挾み把持し、且つ対角線部（６〉を山部として略へ形
状に折曲形成している、具体的には、プレスして、把持
部（５）における外側部（５ａ）をバネ部分（４）面に
折返して把持し、この把持部（５）をバネ部分（４）と
もども外側部（５ａ）先端を山部と６で斜め上向き状且
つ対角線部（６）を山部とする略へ形状にプレス成形し
ている。

第４図乃至第６図ではＭ２実施例のものを示しており、
導電性ガスケット（Ａ）は夫々型抜き成形（第６図）さ
れた長尺状のアモルファス金Ｊｉ薄板（１０）と結晶質
材料製ｉ１基板（１１）との二重構追試のもので、長手
方向の左右両側に沿い斜め上向き状のバネ部（１２）を
並設している。

各バネ部（１２）はアモルファス金属薄板（１０）にお
けるバネ部分（１３）全体を薄基板（１１）の把持部（
１０で挾み把持している。具体的には、プレスして、把
持部（１４）における外側部（１４ａ）をバネ部分（１
３）面に折返して把持し、この把持部（１４）をバネ部
分（１３）ともども外側部（１４ａ）先端近くを谷部と
して斜め上向き状にプレス成形している。

第７図乃至第９図では第３実施例のものを例示しており
、導電性ガスケット（Ａ）は夫々型抜き成形（第９図）
された長尺状のアモルファス金属薄板（２０）と結晶質
材料製Ｒ基板（２１）との二重構造状のもので、半折状
の上面側部に断面弓形状のバネ部（２２）を並設してい
る。

各バネ部（２２）はアモルファス金ＷＡＮ板（２０）に
おけるバネ部分（２３）全体をＷＩ基板（２１）の把持
部（２４）で挾み把持している。具体的には、プレスし
て、把持部（２４）における外側部（２４ａ）をバネ部
分（２３）面に折返して把持し、この把持部（２４）を
バネ部分（２３）ともども弓形状に形付けした後、外側
ｇｌｌ（２４ａ）先端近くを谷部として半折して成形し
ている。

第１０図乃至第１２図では第４実施例のものを例示して
おり、導電性ガスケット（Ａ）は夫々型抜き成形（第１
２図）された長尺状のアモルファス金属薄板（３０）と
結晶質材料製薄基板（３１）との二重構造状のもので、
長手方向の一半部に断面弓形状のバネ部（３２）を並設
している。

各バネ部（３２）はアモルファス金属薄板（３０）にお
けるバネ部分（３３）全体を薄基板（３１）の把持部（
３４）で挾み把持している。具体的には、プレスして、
アモルファス金属薄板（３０）の中央部分を谷部として
半折し、その−半部の把持部（３４）をバネ部分（３３
）ともども弓形状にプレス成形している。

又、導電性ガスケット（Ａ）の態様は、前記した各実施
例のものに限定されず、バネ部を有する種々の態様にす
るも任意である。

（発明の効果）したがって本発明によれば次の利点がある。

■　アモルファス金属薄板と結晶質材料製薄基板との二
重構造状のバネ部を有するガスケット形状を呈していて
、アモルファス金属の優れた特性の一つである高強靭性
に基づくバネ力によって、扉や蓋との間の隙間をなくせ
ると共にその格段優れた高透磁性により、扉や蓋部分を
高レベルでＮ１１波および磁器シールドすることができ
る。

■　アモルファス金属薄板と結晶質材料製薄基板とが相
互に面に沿う方向に干渉しない関係の二重構造状になっ
ていることにより、薄基板の熱伸縮がアモルファス金属
に影響せず、アモルファス金属の特性を維持して当初の
シールド効果を持続することができる。

■　バネ部におけるアモルファス金ＩＮ板部分は必要最
小限の屈曲角度状になっていて、同部分の内部応力も僅
かに生じるだけで、シールド効果の低下はほとんどない
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の導電性ガスケットの一例を
示し、第１図は斜視図、第２図は■−■線に沿える拡大
縦断面図、第３図はアモルファス金ｊｉｌ板と結晶質材
料製１基板の縮小斜視図。第４図乃至第６図は他の例の
導電性ガスケットを示し、第４図は斜視図、第５図はＶ
−Ｖ線に沿える拡大縦断面図、第６図はアモルファス金
属薄板と結晶質材料製薄基板の縮小斜視図。第７図乃至
第９図はその他の例の導電性ガスケットを示し、第７図
は一部切欠して示す斜視図、第８図は■−■線に沿える
拡大縦断面図、第９図はアモルファス金属薄板と結晶質
材料製、１基板の縮小斜視図。第１０図乃至第１２図は
別の例の導電性ガスケットを示し、第１０図は斜視図、
第１１図はＸＩ　−ＸＩ線に沿える拡大縦断面図、第１
２図はアモルファス金属薄板と結晶質材料製ＷＩ基板の
縮小斜視図。第１３図は使用例を示す斜視図である。図中（１）（１０）（２０７（３Ｇ）はアモルファス金属薄
板（２）（１１）（２１）（３１）は結晶質材料製薄基
板（３Ｎ１２）（２２）（３２）はバネ部（４Ｎ１３）
（２３）（３３）はバネ部分（５Ｎ１４Ｎ２４）（３４
）は把持部（５ａ）（１４ａ）（２４ａ　）は外側部特許出願人磐田電工株式会社手続？Ｉｌｉ正書昭和６３年９月２０日１、事件の表示昭和　６３年特許願第号２、発明の名称ｌ電性ガスケット３、補正をする者事件との関係氏名（名称）

Claims

【特許請求の範囲】

　アモルファス金属薄板と結晶質材料製薄基板との二重
構造状で、バネ性を有する形状のバネ部が、同バネ部に
おけるアモルファス金属薄板のバネ部分全体を薄基板の
把持部で挾み把持して形成されている長尺状の導電性ガ
スケット。