JPH02504027A - プロスタグランジン‐脂質製剤 - Google Patents

プロスタグランジン‐脂質製剤

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 プロスタグランジン−8製 関 した米 出  料 この出願は1987年5月22日に出願された共係属特許出願第053,3Q、 ’)号の一部継続出願である。
見見例里見 本発明は、アラキドン酸代謝物−結合リボンーム製剤およびその製造方法に関す る。このアラキドン酸代謝物としてはその構造類似体1合成i*r凹害剤および アラキドン酸それ自体が挙げられる。アラキドン酸代謝物の一つの種類として、 プロスタグランジン類として知られている生物活性剤のグループがある。この発 明はプロスタグランジンE、を用いたプロスタグランジン−結合リポソームを特 に開示している。この「プロスタグランジン」という語は天然に存在するプロス タグランジンに構造的に関連した合成化合物をも包含している。
プロスタグランジンは本質的に全ての人間の組織および体液中に見出される物質 であり、事実止金ての生物学的機能を包含する広範囲の効果を奏している。これ らの物質は20個の炭素原子の必須脂肪謙(アラキドン酸、最も登高な前耗体) から得られ、このものは以下に示される20−炭素プロスタグランジンサグクラ スE、(rPGE、J )のような構造を生物学的に合成されるので他のプロス タグランジンのサブクラス類は文字によって指定され、またそのシクロペンタン 環における置換によって区別される。
このようなサグクラス類としてはプロスタグランジンEおよびFaシリーズがあ り、これらはEの誘導体であるサグクラスA、BおよびCと共に、最も集中的に 研究されてきたものである。プロスタグランジンAからFまではr第一のプロス タグランジン類」と考えられており、プロスタグランジンG2およびH,(環状 エンドパーオキシド類)およびスロンボキサンA2およびB2の構造はより最近 になって解読された[Goodmanら編、ザファーマコロジカルベーンスオブ セラボイティクス(The Pharmacological Ba5is o f Therapeutics)、 Maemillian Publishi ng Co、、New York。
PP 668−676:1.本発明に用いることのできる他の生物活性剤として はブロスタサイタリン類およびロイコトリエン類がある。
プロスタグランジン類は、血管拡張作用、末梢血管循環改善および抗脂肪分解作 用のような種々の生理作用を有する。このプロスタグランジン類は種々の状態で 治療的に指示され、その状態としては動物における動脈管(ductus ar tiosus)、 ’JB産と同様、出産予定日における陣痛を誘導する子宮収 縮の刺激、気管支喘息の処置、および胃潰瘍の抑圧等があるが、これらに限定さ れるものではない、これらはまた動脈硬化の予防に用いられる。
リポソームは取り込まれた水性容量を有する完全に閉鎖された二分子膜層である 。リポソームはユニラメラ小胞体(unilaiellarvesieles)  (単−膜二分子層を有す)もしくはマルチラメラ小胞体(多数の膜二分子層に よって特徴づけられる玉葱様構造をもち、各層は水性層によって次の層と分けら れている)であることもできる、この二分子層は疎水性“尾部”領域と親水性“ 頭部”領域を有する2つの脂質モルイフ−(一分子層)から成っている。膜二分 子層の構造は、単分子膜の疎水性(無極性)の脂質モルイヤの”尾部″が二分子 層の中心に向かっており、一方親水性(極性)の”頭部”が水性層に向かうとい ったものとなってぃ机 パンガム(Bangham)等の、初期のリポソーム製造〔ジャーナルオブモレ キュラーバイオロジー(J、M。1.Bユ。1.)、12,238−252,1 965〕は有機溶媒中にリン脂質を懸濁させ2次いでこの溶媒を蒸発乾燥させ、 反応容器上にリン脂質の膜を残留させるものである。
続いて適当量の水性相を添加し、この混合物を”膨潤(swell)″させ、そ して得られたマルチラメラ(multilamellar)小胞体(MLνS) からなるリポソームを機械的手段で分散させる。この技術が。
パパハジョボウロス(Papahadjiopoulos)らによって記載され た〔バイオヒミカエトバイオフィジカ ラント アクタ(Biochim。
Biophys、Acta、)135,624−638.1968)音波処理さ れた小さなユニラメラおよび大きなユニラメラ小胞体の開発のための基礎を提供 している。
ユニラメラ小胞体はCu1lis等、PCT公開番号8610 O238,19 86年1月16日1名称“ユニラメラ小胞体製造のための押し出し手法″に記載 されている方法によって押出機を用いて製造することができ、これはここで引用 している。この手法によって作られた小胞体は、LUVETSと呼ばれ、加圧下 で膜フィルターを通して押し出される。小胞体は、200nmのフィルターを通 す押し出し技術によって作られてもよい、このような小胞体は、 V E Tz oe Sとして知られている。
リポソームを製造するための他の技術としてはパパジョボウロス(米国特許第4 ,235,871号、1980年11月25日発行)の[逆相蒸発(REV)J 法がある。この方法はオリゴラメラ脂質小胞体を製造し、ここでは取り込まれる べき水性物質が有機溶媒中の脂質に添加され、油中水型エマルジョンを形成する 。
この有機溶媒が除去されてゲルを形成する。このゲルは水性媒体中に分散され、 それをM濁液に変える。また別の方法としては洗浄剤−透析法〔ニック(Eno eh)ら、 1979.プロシージングスオブザナショナルアカデミーオブサイ エンス(Proc、Natl、Acad、sci、)、76:145)である、 この方法では、脂質をデオキシコレートのような洗浄剤と水中で混合し、音波処 理を行い、ゲルろ過によってこの洗浄剤を除去する。更に別の技術としては、小 さなユニラメラ小胞体を製造するためのバツリイ(Batzri)  ら(19 73,パイオヒミカバイオフィジカ ラント アクタ(Biochim。
B4ophys、Acta、)、298:1015)のエタノール注入法であり 、ここでは脂質のエタノール溶液が目的とする水性相に注入され、直径が約30 nmから2umのリポソームを形成するものである。残っているエタノールは続 いて回転蒸発により除去することができる。
本発明において使用することのできる他の種類のリポソーム類に、実質的に均一 なラメラ溶質分布を有することを特徴とするものがある。この種のリポソーム類 は、 Lenk等米国特許第4,522.803で定義されているように、安定 複ラメラ小胞体(SPLV)、ハウンライン(Fountain)等、米国特許 第4.588゜578号に記載されているような単相性/J%胞体及びこの方法 はBa11yらのPCT公開No、87100043.1987年1月15日、 発明の名称は“改善された取り込み効果を有するマルチラメラ リポソーム類” に記載されているが、該小胞体は少なくとも1回の凍結融解をサイクルにさらさ れた。凍精解凍した多重ラメラ小胞体(FA丁MLV)と呼ばれている。これら の文献の関連ある部分は参考のためにここに引用されている。
リポソーム−薬搬送(del 1very )系において、薬のような生物活性 剤をリポソーム中に取り込むか或いは会合させ1次いで治療すべき患者に投与す る。例えば、ラーマン(Rahman)等、米国特許第3,993,754号;  5ears、米国特許第4,145,410号;パパジョボウロス等、米国特 許第4,235,871号;シュネイダー(Sehneider) 。
米国特許第4,114,179号;レンダ(Lenk)等、米国特許第4,52 2,803号;及びファウンティン(Fountain)等、米国特許第4,5 88,578号参照。
薬を投与するためのリポソーム類の使用は、薬の取り込みおよび治療の間の薬放 出の両者に関して問題を生ぜしめた。取り込みに関しては、患者に与えられる脂 質の負荷を最小限にするよう取り込み効率を増加させることがこれまでずっと必 要とされてきた。
これに加えて、高取り込み効率とは、はんのわずかな量の薬だけしかこの取り込 み工程の間に失われないことを意味しており、これは高価な薬を扱うときに重要 な利点である。薬放出に関しては、多くの薬がカプセルに包まれた後リポソーム から急速に放出されてしまうことが見出された。このような急速な放出はリポソ ームカプセル包囲の有利な効果を消滅させるものである。したがって。
リポソームからの薬の放出の割合を減少させる方法を見出すために、当業者によ り努力が続けられている。
カプセル包囲および放出に関するこれらの問題に加えて、薬含有リポソームを臨 床医に提供するための商業上許容し得る方法を見出すという最大の問題がある。
リポソームの製造および「必要とさ九る」基本上にリポソームを装薬することは 実験の状態では許容し得る手法であるが、それは一般的には@床の状態では不満 足なものである。したがって、カプセルに包まれた薬を含有するものも含有しな いものも含めてリポソームを輸送し、貯蔵し、実質的な損害なしに通常の商業的 な流通手段と通して移動させる手段を見つけるための重大な必要性が継続的にあ るのである。
l匪ム11 本発明は、プロスタグランジンをリポソーム中に区画分割(partition ing)およびそれに続く取り込みの両者およびリポソーム−取り込みプロスタ グランジン製剤の安定性を非常に改善させるカプセルに包む方法を開示している 。より特定すれば、このリポソームはまず比較的塩基性のpHの水溶液中で製造 され、このpHは後から比較的酸性のPHに調整される。リポソームの外部溶液 を急性化するとき、プロスタグランジンはリポソームと結合する。このような結 合物は区画分割によりリポソーム膜中に及び膜を通じて入っていくのである。こ の方法では驚くべきことに、プロスタグランジンのリポソーム中への50〜10 0%の取り込みという結果となる。この取り込みを獲得するために用いられるこ の緩衝系はしたがって区画分割−強化緩衝剤と呼ばれる。
得られたリポソームは均一なサイズの分布となるまでサイズの減少が行われる。
pHの調整に続き、vfられた溶液は脱水されるか凍結粉砕され、使用まで貯烹 され、使用時には水溶液を用いて再水和することができる。このような方法はそ の乾燥工程(脱水もしくは凍結乾燥)の前に乾燥保護剤(protectant  )の添加を必要とし、乾燥工程は再水和後のリポソーム粒子のサイズを維持す るものである。このような乾燥保護剤がないと、水性懸濁液中にあるときのリポ ソームの完全な状態(ユntegrユty)を維持する力が除去される。このよ うな保護剤としてはシュークロース、デキストロース、マルトース、マンノース 、ガラクトース、ラフィノース、トレハロースもしくはラクトースのようなサツ カロイドを挙げることができる。マンニトールはどのようなサツカロイドとも一 緒に用いることができる。アルブミン、デキストランもしくはポリ(ビニルアル コール)のような他の物質もまた用いることができる。
高価でない脂質が本発明で用いることができ、広範囲の脂質組成に対し約50% およびそれ以上(好ましくは80−100%)の取り込み効率が容易に得られる のである。このpH−N動取り込み方法のもう一つの独特の利点は、薬がリポソ ームから数比される割合を減少させることで、その結果、消極的に取り込まれた (pH勾配なし)プロスタグランジンを有するリポソームと比べて安定性が増大 する。取り込まれた生物活性剤の数比の減少された割合は、この製剤中で用いら れている水溶液のPHの相違(区画分割強化緩衝系)によって測定される。すな わち、この区画分割強化緩衝剤もしくは緩衝系がリポソームにおけるプロスタグ ランジンの維持を助けるのである。
すなわち1本発明は好ましくはプロスタグランジンであるアラキドン蛮代謝物、 脂質、乾燥保護剤および区画分割−強化緩衝剤もしくは緩衝系を含有するリポソ ーム組成物を開示している。このプロスタグランジンとしてはプロスタグランジ ンE、が好ましい、このリポソームは濃度勾配等のような、それは好ましくはp H勾配であるが、膜間化学電位をもつことができる。この区画分割−強化緩衝系 は2つの溶液を含有し、1つは乾燥保護剤溶液でその好ましいものはサツカロイ ト溶液であり、2つ目は好ましくはクエン散溶液である。このサツカロイド溶液 としてはデキストロース、シュークロース、もしくはマルトースが好ましいが、 これらのうちいずれもマンニトールと一緒に用いることができる。
使用し得る他の保護剤としてはデキストラン、ポリ(ビニルアルコール)もしく はアルブミンが挙げられる。保護剤溶液のPHは比較的塩基性であることが好ま しく、約pH3から約p H1,1であり、最も好ましいのはpH7である。乾 燥保護剤溶液、好ましくはサツカロイト溶液であるが、約5重量%から約20重 量%存在し、最も好ましいのは約10ないし約12%である。リポソーム溶液は 例えば押出もしくは乳濁化(homogenization )手段によってサ イズkm少させることができる。得られた溶液は脱水もしくは凍結乾燥手段によ って乾燥させることができる。クエン3溶液は約2.5ないし約4.5のpHで あるのが好ましく、p)(3,0であれば最も好ましい。
脂質はリン脂質を含有するのが好ましく、より好ましいのはホスファチジルコリ ンであり、最も好ましいのは卵ホスファチジルコリンである。リポソームは直径 100ないし500nmであるのが好ましく、最も好ましいのが約200nmで ある。リポソーム中へのプロスタグランジンの取り込みは約50ないし約100 %であり、特に約60ないし100%である。このリポソーム組成物は患者に静 脈注射をすることができる。このリポソーム性プロスタグランジンの薬剤組成物 は、薬剤用担体もしくは希釈剤と混合することによって製造することができる。
本発明の組成物におけるプロスタグランジンに対する脂質の重量割合は約150 :1から約1000:1であり、より好ましくは約300:1から800:1、 最も好ましいのは約600 : 1である0本発明のリポソーム性プロスタグラ ンジン組成物はまた凍結乾燥することもできる。
本発明のリポソームは該プロスタグランジンと該脂質を膜透過(transII lembrane) p )(勾配手段によって結合させて!I!1812する ことができる。この勾配はまず塩基性水性媒体中でリポソームを形成し、この水 性懸濁液にプロスタグランジンを添加、次いでリポソームの外部(水性)媒体を 酸性化することによって得ることができる。この塩基性外部媒体はサツカロイド 溶液であることができ、上記急性化はクエンra溶液のような酸性溶液を使用す ることによって達成することができる。
本発明のリポソームは直線経路もしくは曲りくねった経路をもつフィルターを通 じてそれらを押比すことによって、もしくは均質化によって均一なサイズ分布に までサイズを減少させることができる。このサイズ−減少工程はプロスタグラン ジン添加、乾燥工程および膜透過pH勾配の形成に先立って行われるのが好まし く)。
また別法として、本発明のリポソームは消極的装薬技術を用いることにより製造 することができ、このときには脂質は、プロスタグランジンをも含有する乾燥保 護剤の水性溶液を混合される。
この脂質は乾燥した脂質膜の形態のものでよい、消極的に装薬されたリポソーム はまた凍結乾燥することができる。
21し列色舅μm斃コ一 本発明のリポソームはリポソームと結合したアラキドン酸代謝物、特にプロスタ グランジンを提供する。該結合としてはリポソーム中へのプロスタグランジンの 取り込み、およびリポソームの外部もしくは内部膜表μsとプロスタグランジン との電位的結合を上で述べたように1本発明のリポソームはリポソームを製造す るための公知の方法のいずれによっても製造することができるが。
Bal]yらのイオン化し得る抗腫瘍剤、PCT畠U411i6101102号 、1986年2月27日に記載された方法で参考のためにここにも引用されてい るものにしたがって生物活性性が装薬されているものが好ましい、この技術はリ ポソームにイオン化し得る生物活性剤を装薬させるものであり、その場合に膜透 過濃度勾配がリポソームの膜を横切って生じ、その薬はこの勾配手段によってリ ポソーム中に装薬される。この膜透過濃度(イオン)勾配はリポソーム膜を横切 って工ないしはそれ以上の荷電種(例えばNa ” gCQ−、に+、Li◆、 H+)のための濃度勾配を創ることによってつくられるものである。これらのイ オン勾配はpH(H+)勾配であるのが好ましい。これらのPH@Qはそのリポ ソーム膜を横切ってイオン化し得る生物活性剤(プロスタグランジンのような薬 )の取り込みを推進することができる。
本発明によれば、最初の水性媒体(相対的に急性もしくは塩基性)をカプセルに 包んでリポソームが調整される。PGE、の場合には、第一の水性媒体が相対的 に塩基性(第2の水性媒体に関連して)であるカプセル包囲形式の場合に高い取 り込みの結果となることを見出した。
濃度勾配を形成するために、第一の外部媒体が調整(外部pHの調整により)さ れるか、第二の外部媒体が添加される(例えば最初の外部媒体に関して相対的に 塩基性もしくは急性のいずれかであることができる)、PGE、取り込みの場合 には、第一の外部媒体に対して散性である第二の外部媒体の添加が好ましい、篤 −のもしくは第二の外部媒体のいずれかがイオン化し得るプロスタグランジンの ようなイオン化し得る生物活性剤?含有するならば、この膜透過pH(H+)勾 !2(外部によって内部が塩基性である)が装薬をリポソーム中に、遊離の小胞 体−結合生物活性剤比が〔H+〕内〔H◆〕外比を反映するように区画分割させ る。イオン勾配は、この装薬が完了した後もリポソーム内に残る。
この膜透過pH勾配装薬法は、適当な水性媒体中に溶解したときイオン化し得る 状態で存在できるいずれのプロスタグランジンについても本質的に使用すること ができる。プロスタグランジン類の場合、イオン化し得る基としては脂肪酸類( 上記Iを参照)上のカルボキシル基であることができる。プロスタグランジンは 、リポソーム膜中に区画分割するので相対的に親油性であることが好ましい。こ の方法によりリポソーム中に装薬でき、そのため本発明で用いることのできるプ ロスタグランジンの例としては、PGE、、PGE2.PGG、およびPGF等 が挙げられる。
単一のプロスタグランジンをリポソーム中に装薬させることに加えて、このpH 勾配装薬法は、多数のプロスタグランジン類を同時もしくは逐次のいずれかで装 薬するために用いることができる。
一般に、本発明の背景の所で述べたようにリポソーム形成法のいずれかの方法も 本発明の実施に用いることができるが、ユニラメラ小胞体を形成する方法が好ま し、<、大ユニラメラ小胞体のものが最も好ましい、これらのユニラメラ小胞体 形成する2つの方法が好ましい:第一の技術は生物活性剤(薬、特にプロスタグ ランジン)と脂質のエタノール溶液との結合であり、これはBa1lyら(前出 )に記載されている様に、生物活性剤を装薬するために膜透過濃度勾配を使用し てバラツリ(Batzri )らの技術〔1973、バイオヒミカ エト バイ オフィジカ ラント アクタ(Bi。
chf、et Ba1phys、Acta、)、298:1015)と同様の方 法である。この技術においては脂質とプロスタグランジンを総水性容量の5%を エタノール水溶液のような水混合性有機溶媒中に共溶解させ、続いてこれらを第 一の水性溶液にゆっくりと添加する。この第一の水性溶液は、好ましくは乾燥保 護剤、もしくは緩衝剤2例えばクエン数基もしくはリン酢塩のような水性溶液で あることができる。
このような緩衝溶液は更に乾燥保護剤を含有することができる。
この乾燥保護剤はシュークロース、マルトース、ラクトースもしくはデキストロ ースのようなサツカライド、或いはシュークロース、マルトース、ラクトースも しくはデキストロースのいずれかとマンニトールとの組合せのようなサツカロイ ドの組合せを包含することができる。マルトースを使用するのが好ましい、他の サツカロイドとしては例えばマンノース、ガラクトース、ラフィノースもしくは トレハロースを挙げることができる。他のものとしては、デキストラン、アルブ ニンおよびポリビニルアルコールのような他の保護剤をも用いることができる。
この第一の水性溶液のpHは相対的に塩基性であり(第二の水性溶液に比して、 以下参照)5例えば約3.oから約11.○であり、最も好ましくは約7.0で ある。言葉を換えて言えば、第二の水性溶液に比して、第一のものはより塩基性 である。この緩衝剤はまた相対的に酸性(第二の水性溶液に比して)であること もできる。
得られた単−相リポソーム溶液は1例えばフィルターを通した押出しによって均 質な集団となるまでサイズが減少され、このフィルターは好ましくは0.2ミク ロンの孔サイズで、直・線経路もしくは曲りくねった経路のいずれかである。こ のような集団はクリス(Cu1lis )ら、PCT公開第8610 O238 号、1989年1月16日の押出法により形成され、その内の関連ある部分は参 考のため、ここに引用される。加圧下リポソームをフィルターを通過させるこの ような押出法により、サイズに関して均質な集団のリポソームの形成が行われる 。この押出はフィルターを1回もしくは数回通過することによって行うことがで きる。フィルターとしては例えば直線経路膜フイルタ−〔例えばヌクレオボーア (λuc1.eopora )ポリカーボネートフィルター〕もしくは曲りくわ った経路のフィルター〔例えば0.2umサイズのヌクレオボーアメンブランフ ィルタ−(混合セルロースエステル)〕である。
リポソームがフィルターを1回以上通過するとき、必要とされる通過回数は目的 のリポソームサイズ、すなわち好ましくは約0゜20umを得るのに必要な回数 ということで決定される。
本発明で用いられるフィルターのサイズは最終的なリポソーム生成物の目的とす るサイズによって選択される1本発明では例えば、約0.20uoの平均直径を 有するリポソームが好ましい。
本発明のリポソームは直径が約500nmより小であることが好ましく、直径1 100nから30On+oが好ましい0本発明では約200nmのものが最も好 ましい、というのはこのサイズのリポソームは肺の毛細床を通過し、そこを通っ て他の器官および組織へと通っていくことができることが知られているからであ る。したがって約0.20umの孔サイズを有するフィルターがこの押出し工程 における使用に選ばれる。
上で定義したような均質なサイズ分布までリポソームをサイズ減少させる他の方 法は超音波照射、プレンチプレス技術、液体力学剪断1例えばコロイドミルもし くはガラリン(Gaulin )ホモジナイザーを用いた均質法、もしくは他の サイズ減少化技術である。例えばガラリン均質化法が使われるとき、サイズを調 整されるリポソーム類は貯槽から例えばホモジナイザーへ2Q/分の流速で、す なわち1リツトルのバッチに対してリポソームは4分間の間約14,0OOps iで再W環されるように、継続的に循環される。熱交換器がこのバッチ温度を約 30℃より下に維持するために使用することができる。
得られたサイズ減少化リポソームはサイズに関して均質である。
例えばこのリポソームは約20ないし約500nmの範囲、平均200n−のガ ウス分布を有している。
得られたサイズの減少された生成物は追加の水性溶液で希釈し。
乾燥、使用まで貯蔵することができる。またこのPHは膜透過pH勾配を介して 薬を装薬するために変化させることができる。しかしながらこの大きさを決める 工程は最終的なpHTA整の前に行われなければならない。
本発明のリポソームを形成するための第二のそしてより好ましい方法は、バラツ リら(前出)のエタノール注入法を用いるもので、まず脂質と防腐剤1例えばブ チル化ヒドロキシトルエン(BHT)とを全水性容量の5%のエタノール中で混 合し1次いでこの混合物を最初の水性媒体にゆっくりと添加する。この第一の水 性媒体はこれまで述べてきたいずれのものでもよいが、例えばマルトースのよう なサツカライド溶液が好ましい、この第一の水溶液のpHは第二の水性溶液に比 べて塩基性であり、pH3,0から約11.0が好ましく、最も好ましいのは約 pH7,0である。
この方法でサツカライド溶液を取り込むリポソームを形成する。
得られたリポソーム溶液は上述のいずれの方法によっても均質な集団にまでサイ ズの減少を行うことができるが、記載したようにガラリンの均質化方法によるの が好ましい、約20〜500nmのリポソーム、好ましくは直径約300nmか ら約500nmOもの、好ましくは平均サイズ200nmのリポソームが形成さ れる。
得られたサイズの減少されたリポソーム生成物は0.2umのミリパック(Mi llipak )フィルター(ミリポア社、ベットフォード、マサチニーセッツ )を通して無菌的にろ過することができる。
得られたサイズの減少されまたろ過されたリポソームは続いて、エタノールに溶 解された生物活性剤と混合される0例えばエタノール中に溶解されたプロスタグ ランジンはリポソーム撹拌溶液に加えられる。このプロスタグランジン−リポソ ーム生成物は続いて0.2u+aのフィルターを通して無菌的にろ過することが できる。
この生成物はまた追加の水溶液で希釈、およびまたは乾燥(脱水)。
使用まで貯蔵することができる。好ましい実施態様では、この大きさが減少され た生成物はガラスびんにつめられ、凍結乾燥し。
使用するまで貯蔵する。
使用直前にこの凍結乾燥生成物は第一の水性媒体に対し相対的に酸性もしくは塩 基性のpHを有する水性溶液で再構成化される。
この第二の水性媒体は相対的に酸性であるのが好ましい、この水性媒体の添加に よりPHH2O形成される。
使用されるリポソーム形成法にかかわらず、膜透過PH勾配を形成するために、 第一の外部媒体に対し相対的に酸性のPHを有する第二のpH(第二の外部媒体 )の水性溶液を含有する外部媒体をリポソーム溶液に添加される。この第二の水 性溶液のPHは一般的に約2.5から約4.5.好ましくは約3.0から3.5 、最も好ましくは約pH3,0である1例えばこの第二の水性溶液の添加により 第一の外部婢体をtAWすると、そのリポソーム溶液のPHは約3.5から4. 5.最も好ましくは約pH3,0である。また選択的に、第一の水性溶液が相対 的に散性であるなら、第二の水性溶液は相対的に塩基性であろう。
外部媒体のpHをこのように調整すると、リポソーム膜の中および通して生物活 性剤(プロスタグランジン)を区画分割させ、効率的にプロスタグランジンをリ ポソーム中に装薬することになる6本発明の区画分割強化緩衝剤と上述のpH勾 配とを使用すると、プロスタグランジンの取り込み率は約50ないし100%、 より特定すればGoないし100%、そして最も好ましくは80ないし100% である。
いずれの理論にも拘束されるものではないが、製剤中の乾燥保護剤の役割は乾燥 工程の間、および再水和後のリポソームのサイズおよび保全を保持することであ る。リポソーム製剤から乾燥保護剤が除外されると、再水和リポソームは低い取 り込み効率(約30%およびそれより低いもの)を有し、凍結乾燥に続くリポソ ームサイズは保持されない。
脱水もしくは凍結乾燥手段はpH勾配の確立の前もしくは確立後に行うことがで きる。PHH2O確立の前に行われるのが好ましく、最も好ましいのは第一の水 性媒体が相対的に塩基性で、第二の媒体が相対的に酸性のものである。この場合 、乾燥されたリポソーム−プロスタグランジン製剤の再水和は第二の(相対的に 酸性の)溶液を用いて行われ、それによって濃度勾配が確立され。
プロスタグランジンを効率的にリポソーム中に装薬する。この諺性化が脱水もし くは凍結乾燥に先だって行われれば、第二の溶液は乾燥保護剤、およびBHTの ような防腐剤、および/またはエチレンジアミン四酢象(EDTA)を含有する こともできる。この第二の水性(酸性化)溶液のPH約1.5から約3.5で好 ましくは約3.0である。しかしながら、この酸性化が脱水もしくは凍結乾燥に 続いて行われるのであれば、再水和はpH約2.5から約4.5.好ましくは約 3.0の水性溶液を用い、乾燥保護剤は存在させずに行われる。この後者の方法 、即ち乾燥工程後に溶液を酸性化するのが好ましい。
両リポソーム形成法において、得られたプロスタグランジン−結合リポソームは 公知のいずれの方法によっても脱水もしくは凍結乾燥することができる。この乾 燥工程はリポソーム懸濁液への乾燥保護剤の添加を必要とする。この乾燥保護剤 はリポソーム中への脂質の再編成(rearrangemennt)を妨げ、こ の乾燥手段および再水和の間、サイズとその中身を保持するものである。このよ うな乾燥保護剤の適当な特質はそれらが強い水素結合受容体であり、リポソーム 二分子層成分の分子間空間を保護する立体化学的性質を有することである。乾燥 保護剤の一部たるサツカロイド糖はリポソーム製剤に含まれたとき、再水和後の リポソーム粒子サイズを維持するのに特に有用であることが見出されている。こ のサツカロイドの特定のグループとしては例えばデキストロース。
シュークロースおよびマルトースがあり、これらは水性相の5ないし20重量% 、好ましくは1o重量%で使用することができる。
使用することのできる他のサツカロイドとしてはマンノース、ガラクトース、ラ フィノース、トレハロース、ラクトースもしくはトリオース糖がある。マンニト ールはいずれのサツカロイドとも一緒に用いることができるが、単独で用いたと きは、マンニトールはリポソームのサイズを維持することには成功しないという ことが驚くべきことに見出された。マンニトールはサツカロイトと共に約0−2 %の濃度で、好ましくは1%の濃度で用いることができる。用いられるサツカロ イドの総濃度は約5%から約20%。
好ましくは10%から12%、最も好ましくは約10%である。
製剤中におけるBHTもしくはEDTAのような追加する防腐剤は1例えばエタ ノール1μΩにつき0.02mgBHT、また10%デキストロース中の0.0 1%EDTAといったものも含まれる。尿素、アルブミン、デキストランもしく はポリ(ビニルアルコール)のような他の物質もまた月いることができる。
脱水もしくは凍結された生成物の再水和に当たっては、、(pH勾配が凍結乾燥 に先立って確立されていたならば)蒸留水のような水性溶液を添加することがで きる。リポソームがその元来の外部水性溶液中で凍結乾燥された場合、以下に記 載されるように(それが相対的に酸性もしくは塩基性であるもの)、再水和はp H勾配を確立する第二の水性溶液を用いて行われる。好ましい方法においては、 pH勾配は相対的に酸性水性溶液を製剤に添加することにより、好ましくは例え ばクエン酸溶液を添加するが、それによって確立される。全ての場合、再構成は 約20ないし30℃、好ましくは25℃で行うことができ、この溶液は必要に応 じて希釈され投与される。
本発明においては、ここで用いられる脂質という語は水性媒体との混合によって 脂質化合物の疎水性部分が二分子層の方を向き。
親水性部分が水性相の方向を向く形の二分子層となるいずれの好適な物質も意味 する。脂質としては、トリグリセライドのようなよび両親媒性脂質が挙げられる 1本発明のリポソーム製剤において好ましく用いられる脂質としては、ホスファ チジルコリン(PC)、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチ ジルセリン(PS)、ホスファチジルグリセロール<pa)、ホスファチジンa  (PA)、ホスファチジルイノシトール(PI)。
スフィンゴミエリン(SPM)等のようなリン脂質が、単独もしくは組合せて用 いられる。このリン脂質は合成のものでもよいし、卵もしくは大豆のような天然 物出来のものでもよい、好ましい実施態様としてはリン脂質卵ホスファチジルコ リン(EPC)が用いられる。リポソームはまたコレスタノール、コレスタノー ルもしくはコレスタンのような他のステロイド成分、およびEPCとコレステロ ールの組合せをも包含することができる。リポソームはまた糖脂質を含有するこ とができる。
pH勾配を介してリポソームに装薬を行い第一の外部媒体が塩基性であるような 場合、好適な水性媒体としてはpH3,0から約11.0、好ましくは約pH7 ,0に調整された例えばクエン酸、コハク諧もしくはマレイン酸緩衝剤のような ものが挙げられるが、これに限定されることはない、使用される第一の緩衝剤が 塩基性である他の場合にはリン酸塩緩衝液もしくは0.9%水性塩化ナトリウム のような緩衝剤がPH7−9で使用することができる。さもなければ、炭酸ナト リウムもしくは重炭酸塩緩衝剤に使用することができる。他の緩衝塩がこの混合 物に約PH8,0で含むことができる。このような緩衝塩としては、リン酸緩衝 生理食塩水rPBS」、)−リス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタン塩化水 素(「トリスJ)緩衝液、もしくはN−2−ヒドロキシエチル ピペラジン−N ’2−エタンスルホン酸Cr’HEpESJ)あるいはグリシンが挙げられる。
最も好ましいものとしては、第一の水性溶液が乾燥保護剤の溶液゛二部ちサツカ ロイド溶液で5例えば約5ないし20%のマルトース(好ましくは約1o%マル トース)、pHは約7.0のものである。この溶液はEDTAもしくは同じよう な防腐剤(BHT)を薬剤生成物に対し許容し得るいずれの濃度においても含有 することもできる(好ましくは約0.01%のEDTA)。
pH勾配を確立するために、第二の外部媒体が添加され(脱水工程の後が好まし い)、即ち第一の媒体が好ましくは酸性のPHに調整される。第一の外部媒体に 取って替わることのできるこのような第二の外部媒体としては例えばPH約2. 5から4.5゜最も好ましくは約PH3,0のクエン酸、乳酸もしくはリン酸の ような緩衝液を含有することができる1例えば0.INの水性塩酸で適当なpH (上記のような)に調整された生理食塩水(0゜9%)もまた使用することがで きる。最も好ましいのは、外部媒体のpHがおよそ等量のクエンa溶液(pH約 2.5ないし約4゜5、好ましくは3.0)をリポソーム溶液に添加することに よって調整することができる。どちらの場合も外部リポソーム溶液の最終PHは 約2.5から約4.5であり、好ましくは3.0−3゜5、最も好ましくは3. 0である。このクエン諺溶液はまた5ないし2o重量%の乾燥保護剤(サツカロ イド、好ましくはマルトースを好ましくは10重量%)を含有することができ、 そしてBHTおよび/またはEDTAのような防腐剤を薬剤生成物が許容し得る 濃度で含有することもできる(好ましくは最終溶液1+nflにつき0.01% EDTAおよび0.02mgBHT)。
相対的に酸性の第一の外部媒体の場合、約pH5ないし約6のクエン象ホスフェ ート緩衝液、あるいはHCQで約3.0のPHにrAaされた0、9%水性塩化 ナトリウムまたは他の上述の鼠性溶液のいずれも用いることができる。この場合 、濃度勾配を確立するために使用される相対的に塩基性の媒体は約pH8,○の ホスフェート緩衝液、水蓬化ナトリウムで約pH7−10に調整された塩化ナト リウム水溶液(0,9%)、炭酸ナトリウム、重炭酸塩緩衝剤または上述の塩基 性溶液のいずれかである。
最も好ましくは、初期の塩基性媒体、好ましくは約pH7から約8まで、最も好 ましくは約PH7,0の塩基性サツカライド溶液を有するリポソームがつくられ る。濃度勾配が第二の(相対的に酸性の)緩衝液、好ましくはpH約2.5ない し4.5の0゜01Mクエン徴の添加により確立され、このものは第一の(相対 的に塩基性の)外部媒体に添加されたとき最終pHが約3.0となる。このよう な相対的に塩基性/相対的に散性溶液の対(緩衝液の対)がプロスタグランジン のリポソーム中への区画分割を強化するのである。この濃度勾配は脱水もしくは 凍結乾燥工程の前もしくは後のいずれかで確立できるが、しかし、上述のように 、この脱水もしくは凍結乾燥工程は製剤の酸性化の前に行われるのが好ましい。
本発明において、リポソームはまた消極的技術によって(pH勾配なし)装薬さ れることができ、この場合水性溶液は蒸留水のような水性溶液、水性緩衝液、も しくは乾燥保護剤、例えばデキストロースもしくはマルトール溶液のようなサツ カライド溶液を含有することができる。これらの方法はマルチラメラ小胞体(M LV)、安定プリルラメラ小胞体(SPLV)、押出し手段により形成された大 ユニラメラ小胞体(LvVET法)とし・て知られているリポソームを形成する 方法、または他の公知のリポソーム形成法を包含することができる。5PLVs を形成する方法はレンダ(Lenk )ら、米国特許第4,522,803号、 1985年6月11日発行に開示されており、そしてLvVET法はクリス(C u1lis )ら、PCT公開第8610 O23号、1986年1月16日に 記載されており、そして各々の関連した部分は参考のためにここに引用されてい る。この場合、リポソームは濃度勾配の利益なしに形成されている1本発明のリ ポソームを形成するためのこの別途の技術において、乾燥保護剤およびプロスタ グランジンを含有する水溶液を、これまで述べられてきた本発明で用いられる好 適な脂質のいずれかを含有する乾燥フィルムに添加することができる。この脂質 膜は管、注射器もしくはフラスコのような容器面を覆うことができる。得られる リポソーム溶液は前述のように脱水もしくは凍結乾燥することができる。
本発明で用いられる脂質対プロスタグランジンの重量比は約1000 : 1の ように高いものであることができる。好ましくは。
それらは1000:1から約150:1.更に好ましくは約900=1から20 0:1.最も好ましいのは約600:1の範囲である。脂質対薬の重量比が約1 50:1およびそれ以上のものは60%以上のPGE、の取り込みをもたらし、 80−100%の取り込みをもたらすことができる。
本発明のリポソーム類の脱水および凍結乾燥はリポソーム類を脱水または凍結乾 燥するための技術分野における既知の方法で行うことができる。脱水に対しては 、例えばリポソーム類をジャノフ等: 1986年2月27日PCT出願No、 86101103に従って乾燥することができ、そして、それはここに参考に引 用されている。
本発明のリポソーム類は好ましくは凍結乾燥の停止器の取付けられた血清ガラス びん中にその水性−懸濁液リポソーム類の一定量をピペットで取り、その凍結乾 燥器に入れて凍結乾燥される。
このガラスびんをついで約1分間から約24時間、0℃から50℃、好ましくは 、約10℃で好ましくは約1時間保持する。この槽温度を1分間当たり約20” Cから0.005℃、好ましくは1分間当たり約1℃の割合で、約−12℃から 約−80℃、好ましくは約−40”Cまで減少させる。このガラスびんをこの温 度に約0.1時間から約120時間、好ましくは3時間保持した。約0゜2時間 から約27時間、好ましくは0.6時間、約0.OmrrIHgから約100−  Om rn Hg +好ましくは0.005mmHHの真空が適用される。こ の槽温度をついで1時間当たり約20℃から約0.005℃、好ましくは1時間 当たり約10℃の割合で約−40℃から0℃、好ましくは約−25℃まで上昇さ せる。
このガラスびんを上記の温度(好ましくは約−25℃)に約0゜1から約120 時間、好ましくは約12時間保持し、その後、この槽温度を1時間当たり約20 ℃から約0.005℃、好ましくは1時間当たり約10”Cの割合で約−20℃ から0℃、好ましくは約−10℃まで上昇させ、そして約0.1から約120時 間。
好ましくは8時間保持する。この槽温度をついで1時間当たり約20℃から約0 .005℃、好ましくは1時間当たり約10℃の割合で約2℃から約40℃、好 ましくは約10”Cまで上昇させ。
そして約0.1から約120時間、好ましくは8時間保持した。
ついでこの槽温度を約20”Cから約80℃、好ましくは約40℃に上昇させ、 約0.1から約120時間好ましくは約16時間保持した。最後にこの槽温度を 、1時間当たり20℃から約0.005℃、好ましくは1時間当たり約xo”c :の割合で約5℃から約30℃に減少させ、そしてこの温度を停止するまで保持 した。このガラスびんをついで窒素を充満させ、そして栓をした。
凍結乾燥技術の脱水に関係なく、この操作は約2%より少なく、好ましくは約1 %より少なくなるまで試料の水性含量を減少させる。この現在の方法を用いて、 このリポソーム性プロスタグランジンの製剤は0〜2%水性含有量、そして好ま しくは0〜1%水性(水)含有量の点まで凍結乾燥される。
この凍結乾燥されたプロスタグランジン−リポソームの製剤は6℃または25℃ で貯蔵されるとき、少なくとも1年間安定であることができる。安定性の研究は 実施例4の方法により行われ、そしてその製剤の高圧液体クロマトグラフ(HP LC)分析を用いる。1年間6℃で貯蔵後、PGE、の分解生成物は存在しなか った・ この凍結乾燥されたリポソーム類が用いられるとき、再水和は水性溶液、例えば 蒸留水、注射のための水(WFI)、または上記したような緩衝剤または適当な pHの水性溶液をこのリポソーム類に加え、そしてそれを再水和するまで静置す ることにより達成される。このリポソームをゆっくりと混合しながら、その水溶 液中に再懸濁することができる。この再水和化は約25℃で行われる。もしもそ のプロスタグランジンが脱水前にそのリポソーム類中にまぜ合わされ、そして更 に組成の変化を望まないならば。
その水和されたリポソーム類は薬を取り込んだリポソームを投与するための既知 の方法により治療に直接用いることができる。
このリポソーム類の製造中に、有機溶媒がその脂質を懸濁するために用いること ができる。適当な有機溶媒は脂質を溶解する種々の極性および誘電性を有するも のであり、メタノール、エタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、メチ レンフロライドおよびヘキサン:エタノール(95:5)のような溶媒混合物を 包含するが、それに限定されるものではない、ヘキサン:エタノール(95:5 )はその脂質を最初に懸濁するのに好ましく用いられ、そしてエタノールは脂質 とプロスタグランジンの共−混合を行うのに好ましく用いられる。WI媒はそれ らの生的適合性、低毒性および可溶化力を基にして選択される。
本発明の方法により得られたリポソーム類は、その生活性の形態での薬の持続し た搬送を必要とする伝染病或いは状態の治療において、人間を含む哺乳動物に用 いることができる。そのような状態とは、プロスタグランジンで処置できるもの のような病気の状態を含むが、これに限定されるものではない。
その製剤の投与形態が、その化合物が搬送される組織中の部位及び細胞を決定す ることができる1本発明のリポソーム類は単独で投与することができるが、一般 的には投与の意図されたルート及び標準の裏薬学的ブラクティスに関して選択さ れた製薬上の担体と混合して投与される。この製剤は非経口的に1例えば動脈内 または静脈内注射することができる。又この製剤は口、皮下又は筋肉内ルートを 経由して投与することができる。非経口的投与のために、その他の溶質例えば、 その溶液を等張性とするための十分な塩またはグルコースを含有する滅菌された 水性溶液の形態で用いることができる。例えば本発明のプロスタグランジンE1 すポソーム類は1分間当たり、1kg体重当たり5.0ngの服用量で、2時間 にわたり、1日1又は2回に非経口的に与えることができる。この製剤の特別の 性質による他の方性は当該技術の当業者により予見することができる。
投薬の経口的態様のために、この発明のプロスタグランジン−リポソーム組成物 は錠剤、カプセル、ローゼンゲ(ユ。senges )、粉末、シロップ、エリ キシル、水性溶液及び懸濁液及びそれと同等のもの形態で用いることができる0 錠剤の場合において、用いることのできる担体はラクトース、クエン准ナトリウ ム及び燐象塩を包含する。でん粉のような種々の崩壊剤、ステアリン准マグネシ ウムのような潤滑剤が通常錠剤中に用いられる。カプセルの形態での投薬のため に、有用な希釈剤はラクトース及び高分子量のポリエチレングリコールである。
水性懸濁液が経口使用のために要求されるとき、成る種のせ剤及び/又は風味剤 が添加され得る。
プロスタグランジン療法に反応する病気の状態の治療処置における人間への投薬 のために、前述の医師は究拐的には与えられた患者に応じて適当な服用量を決定 するであろう、そしてこれは患者の病気の性質及び重さはもちろん、個々の人の 年齢1体重及び応答により変化することが期待され得る。リポソーム形態での薬 の服用量は一般に、その遊離の薬に対して用いられるものであろう、成る場合に は、しかしながら、これらの限定外の服用量を投与することが必要であり得る。
次の実施例は説明のためにのみ記載されるものであり、この発明の範囲を限定す るものではない。
z311辷 ヘキサン:エタノール(95:5)中の卵ホスファチジルコリン(200+ng )137℃で水浴中で減圧下回転蒸発し、フラスコの側部上に薄膜を形成した。
この膜を200.OuΩのエタノール中に再ff1ffiし、それに1.0■の PGE、及び2.0■のBHTを加えた。このエタノール溶液をユ、Omρ容量 のツベルクリンaJM器中に引き入れ、pH7,0(7)EDTA  0.01 %(W/V)水溶液を含む4.0mQの10%(W/V)デキストロース水溶液 中にかきまぜながら約2滴/秒で210径針を通して注入した。エタノール/脂 質混合物の添加により、この溶液は濁って来た。この溶液を0.2umのポリカ ーボネート(直線通路型)フィルターを通して5回押出し1次いで第2番目の同 一の0.2umのフィルターを通して第2回目の5回の押出しを行った。得られ たリポソーム類の粒子サイズは準弾性光散乱(QELS)にコンブパーティクル サイザー社)を用いて0.24um±22%であると測定された。この!I!濁 液をついで1o%デキストロース、0.01%EDTA、PH7,Q%を用いて 100mQまで希釈し、そして1.0mHの一定量をガラスびん中にピペットで 入れ、そして実施例9の操作により凍結乾燥した。この生成物を0.OIMクエ ンmo、1mΩで再水和し、水醋化ナトリウム(N a OH)でp)(3,0 に調節した。得られた懸濁液のPHは約3.0であった。リポソーム中のPGE 、の取り込みは、実施例8の技術によりHPLCにより測定された。
!uuL8一 実施例1の操作及び物質を用いたが、粒子サイズの測定後、この懸濁液を10% デキストロース及び0.01%EDTA+ PH2,3を含有する0、01%ク エン散4.○mΩで2回希釈した。
これを更にpH4,5の0.01%EDTAを含有すSXO%デキストロースに より100m1に希釈した。この懸濁液のI&1kpHは約3.5であった。こ のWPFA液の一定量(1,○+nfl)をガラスびん(ν1al)中にピペッ トで入れ、そして実施例9の操作により凍結乾燥した。この生成物を蒸留水1. 0mΩで再水和し、最終PHを約3.4にした。取り込みは実施例8の技術によ り測定された。
失亙板1 10%デキストロース、0.01%EDTA及び1%マンニトール(全11%糖 類)の4.0mΩを含有する撹拌水溶液を用いて、実施例1の操作及び物質を行 った。取り込みは実施例8の技術に従って江定された。QELSはこのリポソー ム粒子のサイズが約0.247um±10%であると決定した。
叉り匹土 p)(7,4の撹拌水溶液を用いて、実施例1の操作及び物質を行った。取り込 みは実施例8の技術に従って測定された。QELSはこのリポソーム粒子のサイ ズが直径0.288um±44%であると決定した。
11仁旦 P、H7,4の撹拌水溶液、及び2%マンニトール、10%デキストロース、及 び0.01%EDTAを用いて、実施例2の操作を行った。取り込みは実施例8 の技術に従って測定された。QELSにより測定されたこのリポソームの粒子サ イズは0.288um±44%であった。
去」E母J− 10%デキストロース、0.01%EDTA、及び2%マンニトール(全12% 糖類)の4. Orr+flを含有する撹拌水溶液を用いて、実施例1の操作及 び物質登行った。
叉庭籠I ヘキサン:エタノール(95:5)中の卵ホスファチジルコリン(100■)を 減圧下回転蒸発し、フラスコの側部上に薄膜を形成した。その膜を渦巻き状混合 により0.3Mクエン酸溶液(pH3,0)の1.Omfl中に再憩濁し、そし て室温で1時間放置した。このリポソーム溶液の最終pHは3゜5であった。こ の懸濁液を0.2umの直線通路のポリカーボネート フィルターを通して5回 押出し、そして得られたW8濁液のpHをNaOHを用いて6.9に調節した。
PGE、と脂質の結合は実施例8中で用いられているフィコール(Ficoll  )操作により再構成する前及び後で測定された。
夫庭皿旦 実施例1のリポソーム類を1.0mQ水溶液中に懸濁し、15mΩコレックス( Covex)管に移した。このリポソームを含有しているガラスびんをヒストバ フラ(’ histopaque )フィコール溶液(シグマケミカル社)5m Ωで2回洗浄し、そしてコレソクス管の内容物と混合した。この管をツルパル( 5orvall )遠心分離器中で10分間16 + 320 X gで遠心分 離した。脂質がフィコールの頂部に定着した。底部の洗浄液0.5−1.○mρ 及びこの脂質層以外はすべて螺動ポンプを用いてこの管から除去した。脂質がマ イクロベビット抽出管にくっついて残らないように注意が払われた。テトラヒド ロフラン(THF)(2,5mU)をこの管中に残っている脂質に加え、そして 完全に混合した。この溶液を箔で包まれた30mQコレソクス管に移した。この 15mkコレックス管を0.1%燐謙10.0mff1で洗浄し、この洗浄液を そのリポソーム溶液に加えた。更に0.1%燭謎の7.0mgを付加的にこのリ ポソーム溶液に加えた。このリポソーム溶液を、メタノール5.0mffを通過 し1次いで蒸留水10.0mgを通過させて調製された5ep−Pak  C, 、カートリッジを通して通過した。この脂質から分離するPGE、はこのカート リッジ中に保有される。メタノール(7,0mg)を5ep−Pakを通して通 過し、PGE、を溶出し、このPGE、を小さい丸底フラスコ中に集めた。この 調製物におけるメタノールは35℃以下の温度で減圧下回転蒸発により除去した 0次いでこのPGE、を50ug/mf11度の内部標準ベーター−ナフトール を含有する1、0mgのHPLC流動相〔アセトニトリル: pH2,0(pH 2,2,燐酸と共に)40:60容量部〕で溶解した。この懸濁液をついで、) (PLC中に注入する前に0.45um注射器−先端フイルター〔ミリボーア  ミレックス(阿111ipore Millsス)HV、型)を通してろ過した 。
上記操作を上記実施例2−7のリポソーム類に繰り返した。
失庭史主 割れ目を有する頂部、ブチルゴムの栓を有するこはく色の凍結乾燥ガラスびんを 、取り込まれたPGE、を含有する水性−S濁すボソーム1.0mffで満たし た。これらのガラスびんをホネイウエルDCP 7700 ディジタルコントロ ールプログラマ−(Honeywell DCP7700 Digital C ontrol Program+mar)を装備した凍結乾燥機(PV−24ス トークス リオファライザー)中のステンレススチール トレイ上に置いた。こ のガラスびんを10℃で1時間保持した9この板温度をついで1分間当り1℃の 速度で一40℃まで減少させた。−40℃の温度に到達した後、0.005mm Hg以下の真空に0.6時間適用し、3時間、−40℃にこのガラスびんを保持 した。その板温度を、ついで0.005mm Hg以下の真空下で1時間当り1 0℃の速度で一25℃まで上昇させた。
このガラスびんを0.005mmHg以下で12時間、−25℃に保持した。こ の板温度を、ついで1時間当り10”Cの速度で一10℃まで上昇させ、8時間 保持した。ついでこの板温度を1時間当り10℃の速度で+10℃まで上昇させ 、8時間保持した。
ついでこの板温度を40℃に上昇させ、0.O05mmHg以下で16時間保持 した。最後に、この板温度を1時間当り10℃の速度でQ、o○5mmHg以下 で20℃に減少させ、栓をするまで保持した。このガラスびんを窒素で充満させ 、栓をした。
11艶よ立 ヘキサン:エタノール(95:5)中の108 m g / m n溶液として 、卵ホスファチジルコリン(41mA)、(全4,428mgEPC)を500 mg容量の丸底フラスコ中に秤量し、そのヘキサン:エタノールを37℃に設定 された水浴中で回転蒸発により除去した。BHT30mgを含有するエタノール (2,0mg)をこのフラスコに加え、その乾燥脂質膜を懸濁した。付加的にエ タノール1.0mgを加え、そのEPCを充分に懸濁させた。
10%マルトース溶液1Ωを調製し、そのPHを1.ONN水化化ナトリウム7 .4にTABした。この溶液を、殺菌した水で予め濡らされたQ、22umミリ パック40フィルターを通過させて滅菌した。
このEPC/BHT/エタノール溶液を、2000mgビーカー中の10%マル トース約800mQの撹拌溶液中に、約1.0mρ/分の速度で210径針を取 付けた1、0mA注射器から滴下して加えた。これをEPC/BHT/エタノー ルの全量、約8゜0+nflに対して繰り返し行った。脂質の全てを加えた後、 この丸底フラスコをマルトース溶液約3.0mgの一定量で2回連続して洗浄し 、そしてこのマルトースのビーカーに加えた。この溶液を付加的に10%マルト ース溶液を加え1000mgとした。
夫り五よ上 実施例10の方法によって形成したリポソーム類をガラリンモデル(Gauli n Model ) 30 CDホモゲナイザーを用いて均質化した。このリポ ソーム類を、ガラリンへの配管、そして316Lステンレススチール、衛生的外 部、及びガラリンの下流の端に取付けられた管状熱交換器の取付けられた5L密 閉貯N器中に置き、30℃以下の温度にこのリポソーム溶液の温度を保った。
窒素!(20spi)をガラリン中のリポソームに与えられる圧力のために、そ の5L貯蔵器に連結した。このリポソーム溶液を1分間当り約1/2ガロンの流 れ速度で、約4分間14,000psiの圧力でそのガラリンを通して循環した 。均質化を行ったこのリポソームは、ニコプンパーティクルサイザー(Nico mpParticle 5izer ) にコンブインストルーメンツインク、 ゴレタ、カナダ)を用いて準−弾性光散乱により測定したところ、約20〜50 0nmのサイズ分布領域を有し、平均直径約コ50〜200nmを有するもので あった。
災り樵上l 実施例11の操作に従って均質化されたリポソーム類(700mg)を0.2u mミリバック フィルターでろ過し、1500mmビーカー中で撹拌板上で撹拌 した。プロスタグランジンE。
のエタノール溶液(1,4m12エタノール中に3.85mg  PGE、)を 5.0rnQのピペットで滴下して加えた。このPGE。
の添加後、この懸濁液を0.2umミリパック フィルターでろ過してti菌し 、1.0mffの一定量を血清ガラスびん中に充満した。この充満ガラスびんを 実施例9の方法に従って凍結乾燥した。
1庭性よ主 実施例12の凍結乾燥された1本のガラスびんのリポソームを。
1.0mffの滅菌クエン1lfitpH3,0を用いて、このガラスびんを手 で振って完全に再懸濁して再構成した。
失り且よ土 実施例12の凍結乾燥された1本のガラスびんのリポソームを標準流動相HPL C(60%水、PH2,2,50ug/rnQの濃度のB−ナフトールを含有す る40%HPLC級アクリロニトリル)1.0mgで再懸濁した。この試料を、 注射器先端フィルターであるミリボアHV40.45umフィルターを通して2 ゜0mg容量のHPLCガラスびん中にろ過した。この試料を、205nmに設 定されたギルソン(G11son ) 116探知器に取付けられた15cm逆 相カラム〔レイニン(Rainin)C−18カラム〕の上に1.2mg1分の 流出速度で20uQ充填#(環)上に過負荷される50uΩ装置を用いるレイニ ンHPLC上に流した。
このクロマトグラフカラムを13分間流した。PGE、及びB−ナフトールに相 当するピークが確認された。
この試料びんのPGE、濃度を、ピーク域の標準直線回帰分析により計算し、P GE、HPLCの標準曲線と比較した。試駆される各試料に対して3つのびんに ついて行なわハ、その平均濃度を計算した。
xl」LL望 実施例1の方法に従って作られたリポソーム類に対して、ユ週間、2i!!闇、 30日、3力月、6力月、9力月及び1年の間隔で実施例14の方法を繰り返し た。
匡際調査報告

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.アラキドン酸代謝物,脂質,及び乾燥一保護剤を含有するリポソーム組成物 であって、その際、該リポソームが区画分割−強化緩衝剤を含むことを特徴とす るリポソーム組成物。
  2. 2.アラキドン酸代謝物がプロスタグランジンである請求の範囲1記載のリポソ ーム組成物。
  3. 3.プロスタグランジンがプロスタグランジンE1を含有する請求の範囲2記載 のリポソーム組成物。
  4. 4.リポソームが膜透過濃度勾配を有するものである請求の範囲1記載のリポソ ーム組成物。
  5. 5.膜透過濃度勾配がイオン勾配である請求の範囲4記載のリポソーム組成物。
  6. 6.イオン勾配がpH勾配である請求の範囲5記載のリポソーム組成物。
  7. 7.区画分割一強化緩衝剤が乾燥一保護剤溶液及びクエン酸溶液を含有する請求 の範囲1記載のリポソーム組成物。
  8. 8.乾燥−保護剤溶液が糖類溶液である請求の範囲7記載のリポソーム組成物。
  9. 9.糖類溶液のpHが約3.0から約11.0である請求の範囲8記載のリポソ ーム組成物。
  10. 10.糖類溶液のpHが約7.0である請求の範囲9記載のリポソーム組成物。
  11. 11.クエン酸溶液のpHが約2.5から約4.5である請求の範囲8記載のリ ポソーム組成物。
  12. 12.クエン酸溶液のpHが約3.0である請求の範囲8記載のリポソーム組成 物。
  13. 13.該溶液の糖類がデキストロース,シュークロース又はマルトースを含有す る請求の範囲8記載の糖類溶液。
  14. 14.糖類がマルトースを含有する請求の範囲13記載の糖類溶液。
  15. 15.約5%から約20%の糖類を含有する請求の範囲8記載の糖類溶液。
  16. 16.約10%から約12%の糖類を含有する請求の範囲15記載の糖類溶液。
  17. 17.脂質が燐脂質を含有する請求の範囲1記載のリポソーム組成物。
  18. 18.燐脂質がホスファチジルコリンを含有する請求の範囲17記載のリポソー ム組成物。
  19. 19.ホスファチジルコリンが卵ホスファチジルコリンを含有する請求の範囲1 8記載のリポソーム組成物。
  20. 20.リポソーム類が直径が約10nmから約500nmである請求の範囲1記 載のリポソーム組成物。
  21. 21.リポソーム類が150から200nmの平均直径を有する請求の範囲20 記載のリポソーム組成物。
  22. 22.組成物が凍結乾燥されている請求の範囲20記載のリポソーム組成物。
  23. 23.リポソーム中へのプロスタグランジンの取り込みが約50%から100% である請求の範囲2記載のリポソーム組成物。
  24. 24.プロスタグランジンE2,卵ホスファチジルコリン及び10%マルトース を含有するリポソーム組成物であって、その際リポソーム類が区画分割一強化緩 衝剤を含有するリポソーム組成物。
  25. 25.患者に該組成物を静脈注射することを含む請求の範囲24記載のリポソー ム組成物を投与する方法。
  26. 26.請求の範囲24記載のリポソーム組成物及び製薬学的に許容し得る担体又 は希釈剤を含有する製薬学的組成物。
  27. 27.脂質対プロスタグランジンの重量比が約300:1から約1000:1で ある請求の範囲24記載のリポソーム組成物。
  28. 28.脂質対プロスタグランジンの重量比が約300:1から約800:1であ る請求の範囲27記載のリポソーム組成物。
  29. 29.脂質、プロスタグランジン及び約10%乾燥保護剤を含有する凍結乾燥さ れたリポソーム性ープロスタグランジン組成物。
  30. 30.凍結乾燥剤が糖類を含有するものである請求の範囲29記載の凍結乾燥さ れた組成物。
  31. 31.糖類がデキストロース,シュークロース,マルトースを含有するものであ る請求の範囲30記載の凍結乾燥された組成物。
  32. 32.プロスタグランジンをリポソーム類と膜透過pH勾配の手段により結合す る工程を含有するリポソーム性ープロスタグランジン組成物の製造方法。
  33. 33.膜透過pH勾配が以下の工程により得られる請求の範囲32記載の方法。 (a)相対的に塩基性水溶液中でリポソームを形成する工程;(b)上記(a) 工程の懸濁液にプロスタグランジンを加える工程、及び (c)リポソーム類の外部媒体を酸化する工程。
  34. 34.(a)工程のリポソーム類がサイズー減少されたものである請求の範囲3 3記載の方法。
  35. 35.リポソーム類がねじれた通路型フィルターを通してろ過することとにより サイズ減少される請求の範囲34記載の方法。
  36. 36.リポソーム類が真直な通路型膜フィルターを通してろ過することによりサ イズ減少される請求の範囲34記載の方法。
  37. 37.リポソーム類が均質化によりサイズ減少される請求の範囲34記載の方法 。
  38. 38.リポソーム類が凍結乾燥されている請求の範囲33記載の方法。
  39. 39.脂質対プロスタグランジンの重量比が約300:1から1000:1であ る請求の範囲33の方法。
  40. 40.脂質対プロスタグランジンの重量比が約300:1から800:1である 請求の範囲39記載の方法。
  41. 41.プロスタグランジンを含む乾燥保護剤の水溶液を乾燥脂質フィルムと混合 する工程を含有する、脂質、プロスタグランジンE2、及び乾燥保護剤を含有す る、リポソーム性ープロスタグランジンの製造方法。
  42. 42.リポソーム類が凍結乾燥されているものである請求の範囲41記載の方法 。
  43. 43.脂質、プロスタグランジンE1、乾燥保護剤及び区画分割−強化緩衝剤を 含有し、以下の工程を含有するリポソームープロスタグランジン組成物の製造方 法:(a)脂質のエタノール溶液を乾燥保護剤の相対的に塩基性溶液と混合し、 リポソームを形成する工程;(b)リポソーム類のサイズ減少工程;(c)リポ ソーム類をプロスタグランジンE2のエタノール溶液と混合する工程; (d)工程(c)のリポソーム類を凍結乾燥する工程、及び(e)リポソーム類 を相対的に酸性のクエン酸溶液を用いて再構成する工程。
  44. 44.脂質が卵ホスファチジルコリンである請求の範囲43記載の方法。
  45. 45.乾燥保護剤が糖類である請求の範囲43記載の方法。
  46. 46.糖類がテキストロース,シュークロース又はマルトースである請求の範囲 45記載の方法。
  47. 47.糖類がマルトースである請求の範囲46記載の方法。
  48. 48.工程(a)のリポソーム類が均質化によってサイズ減少される請求の範囲 43記載の方法。
  49. 49.請求の範囲43記載の方法によって形成されたリポソーム類を含有する製 薬学的組成物。
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