JPH0250179B2 - - Google Patents

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JPH0250179B2
JPH0250179B2 JP21127181A JP21127181A JPH0250179B2 JP H0250179 B2 JPH0250179 B2 JP H0250179B2 JP 21127181 A JP21127181 A JP 21127181A JP 21127181 A JP21127181 A JP 21127181A JP H0250179 B2 JPH0250179 B2 JP H0250179B2
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JP
Japan
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contact
brush
sliding
brush plate
wear
Prior art date
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Expired
Application number
JP21127181A
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English (en)
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JPS58112289A (ja
Inventor
Takaaki Sagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication of JPS58112289A publication Critical patent/JPS58112289A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、小型モータの整流子外周に摺接する
刷子接点の刷子板材を作る刷子用摺動接点材料
(以下「摺動接点材料」という。)の改良に関す
る。 従来より小型モータの整流子外周に摺接する刷
子接点の刷子板材を作る摺動接点材料としては
Be1.6〜2.0重量%、残部Cuより成るBe−Cuが用
いられてきたが、Be−Cuでは耐摩耗性が劣り、
摩耗粉が生じ易く、摩耗粉が生じるとノイズが発
生するという欠点があつた。 本発明は、かかる欠点を解消すべくなされたも
ので、耐摩耗性を向上させ且つ接触抵抗を低く安
定させたBe−Cu系の摺動接点材料を提供せんと
するものである。 本発明の摺動接点材料は、Be1.5〜2.0重量%、
Nb、In及びBaの少なくとも一種を合計で0.5〜7
重量%及び残部CuのCu合金から成るものである。 かかる本発明の摺動接点材料に於いて、Be1.5
〜2.0重量%、Nb、In及びBaの少なくとも一種を
合計で0.5〜7重量%及残部CuのCu合金とするの
は、Nb、In、Baの元素が潤滑剤となり、耐摩耗
性が向上するからであり、またこれら潤滑剤の摩
耗粉が軟らかくて摺動作用により容易に除去でき
て接触抵抗が低く安定するからで、Nb、In、Ba
の少なくとも一種を合計で0.5重量%未満ではそ
の効果が無く、Nb、In、Baの少なくとも一種を
合計で7重量%を超えると、酸化物の発生量が多
くなり、接触抵抗が高く不安定となるものであ
る。 なお、Be、Cuの含有量は、前記従来の合金材
料の組成比に変更を加えない範囲とすることによ
り、従来の合金材料の特性は損なわれることなく
発揮されることとなるものである。 次に本発明による摺動接点材料と従来の摺動接
点材料にて作つた刷子接点の刷子板材について説
明する。 従来の合金材料を基材とし、これにNbを添加
し、後記の表の実施例1に示す成分組成の摺動接
点材料とし、以下同様にして後記の表の左欄に示
す成分組成の本発明の実施例である摺動接点材料
と従来例の摺動接点材料にて作つた巾0.5mm、厚
さ0.15mmの刷子板材を長さ10mmに切断の上、図示
の如くこの刷子板材2を1枚保持して成る刷子接
点3の刷子板材2を、外周に厚さ0.2mmのAg−
Cu10重量%より成る接点片1aを3枚有する直
径10mm、長さ6mmの小型モータの整流子1の外周
に上下相対向するように摺接させて、後記の試験
条件にて整流子の回転試験を行い、刷子接点3の
刷子板材2の消耗量と接触抵抗を測定した処、後
記の表の右欄に示すような結果を得た。 試験条件 電 圧:24V 電 流:直流250mA 整流子の回転数:2000回転/分 整流子の回転時間:300時間 刷子接点の接触力:10g
【表】 前記の表で明らかなように従来例の刷子接点の
刷子板材の摩耗量は50〜70μmであつたのに対
し、実施例の刷子接点の刷子板材の摩耗量は20〜
30μmで著しく減少していて耐摩耗性に優れてい
ることが判る。また従来例の刷子板材では接触抵
抗が1〜5Ωであつたのに対し、実施例の刷子板
材では接触抵抗が0.6〜0.85Ωで低く安定している
ことが判る。これはひとえに実施例の刷子板材が
摺動中含有されたNb、In、Baが潤滑剤となつて
耐摩耗性が向上し、潤滑剤の軟らかい摩耗粉が摺
動作用により容易に除去されるからに他ならな
い。 以上詳記した通り本発明の摺動接点材料は、
Be−CuにNb、In、Baが含有されてこれら元素
が摺動中潤滑剤となり、またこの潤滑剤は摺動作
用により容易に除去されるので、これにより作つ
た刷子接点の刷子板材は耐摩耗性が向上してノイ
ズが発生することが無く、しかも摺動中の接触抵
抗が低く安定するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は小型モータの整流子と刷子接点との接触状
態を示す斜視図である。 1……整流子、1a……接点片、2……刷子板
材、3……刷子接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Be1.5〜2.0重量%、Nb、In及びBaの少なく
    とも一種を合計で0.5〜7重量%及び残部CuのCu
    合金であることを特徴とする刷子用摺動接点材
    料。
JP21127181A 1981-12-25 1981-12-25 刷子用摺動接点材料 Granted JPS58112289A (ja)

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JP21127181A JPS58112289A (ja) 1981-12-25 1981-12-25 刷子用摺動接点材料

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JPS58112289A JPS58112289A (ja) 1983-07-04
JPH0250179B2 true JPH0250179B2 (ja) 1990-11-01

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JPS58112289A (ja) 1983-07-04

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