JPH02501158A - 弁の少なくとも１個のリーク空洞への流体入口を制御する方法およびその実施のための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弁の少なくとも１個のリーク空洞 への流体入口を制御する方法およ びその実施のための装置 本発明は請求項１の前提部分にいう弁の少なくとも１個のリーク空洞（Ｌｅｃｋ ａｇｅｒａｕｍ）への流体入口（Ｍｅｄｉｕ曽ｅ１ｎｔｒｉｔｔｅｓ）を制御す る方法およびその実施のための装置に関する。

一般にいわゆる耐漏洩多方向切換弁の分野で知られている技術はたとえば西ドイ ツ特許第２０２７７９２号に示されている。洗浄位置および（または）消毒位置 で本邦は（５頁４０行以降参照）求められる最少限の要求、すなわち包装される べき充填物と、たとえば容器用の洗浄剤との間に、常時少なくとも２箇所のシー ルが存在し、かつそのシール間が洗浄剤ですすがれるという要求を満たす。

空気力学の分野と同じように、その公知の弁はいわゆる４／２方弁を構成してい る。というのはその弁は４個所の接続（３個のケーシング接続、１個のリーク空 洞接続）と２個の切替位置を有するからである。その弁には、弁ケーシングの中 央部から見たばあいに両サイドとも開くか、あるいは閉じているような標準位置 は与えられていない。前記引用された文献の第２図から、図示された弁の充填位 置においては、中央弁ケーシング部（ｍＩｔｔｌｅｒｅｎ　Ｖｅｎｔｉｌｇｅｈ ｉｕｓｅｔｃｉり　３と下部弁ケーシング部４の間に１個の単純なシールが存在 するだけであることが明らかである。その位置で生産物が上部弁ケーシング２か ら中央弁ケーシング３まで移送されている間に、加圧された洗浄液が基本的に下 部弁ケーシング４中に導かれる。

そのばあい下部のシート部での不完全なシールまたは下部弁ケーシング４からの 圧力による衝撃は生産物と洗浄液との混合を惹き起す。なぜなら下部シートは耐 漏洩とはなっていないからである。

西独特許出願第Ｐ　３７０１０２７．１号はさらに１個のリーク空洞を有する弁 についても言及しており、このものは直列に配列され、閉位置において流体が一 方の弁ケーシングから他方へ流入することを防止する２個所のシールを有してい る。

リーク空洞はシール部分の間に位置し、弁ケーシングを通して弁の外部と連通し ている。このいわゆるダブルシート弁の技術的課題は、それ自体公知の閉位置に おいて内部スペースからリーク空洞への流体入口を制御すること、およびそれに 加えて弁の他の位置においてもまたその入口を制御するように解決される。

手順上の問題は、弁の閉位置以外の位置での内部スペースとリーク空洞との連通 をリーク空洞との相互作用に関して閉止部材と代替する構成により、上記閉位置 におけるのと同一の方法により同一効果をもって制御することにより解決される 。

具体的な実現化のため、なかんづくロッキングエレメントが設けられており、そ のロッキングエレメントは閉止部材との関係では、その運動の自由度の方向に相 対的に可動の状態で配置され、リーク空洞と弁ケーシングの内部スペースとの間 の連通を制御する。その途中では、少なくとも閉弁状態では、ロッキングエレメ ントは２ｔｉ所のシール部に常に接触している。それらのことは、ロッキングエ レメントもしくは閉止部材側または弁ケーシング側にそれぞれ設けられているシ ール手段により実現される。

前記西独特許出願より、弁ケーシング側に配列された２つの別個のシールを有す るシール構造も知られており、前記西独特許出願の優先権主張を伴なうヨーロッ パ−ＰＣＴ出願（国際公開ｍ　８Ｂ／　０５５１２号公報）中において、それら の分離している２本のシールはなかんづく環状の横断面を有するシールである。

前述の従来技術から出発して本発明の課題は、供給およびドレンのケーシング部 を備えた２よりも多い弁ケーシングを有し、とくにリーク空洞と弁ケーシングの 内部スペース間の連通が制御可能な弁の少なくとも１つのリーク空洞への流体入 口の制御方法を提供することにある。

その課題は請求項１または２の特徴部分の構成を適用することにより解決するこ とができ、その方法は新規かつ有益な切換の機能および特性を有する弁を提供す る。

前記方法を実施する弁の好ましい実施例が従属請求項３〜１２に記述されている 。そこではその構成が従来知られていない弁が提案されていることが明示されて いる。

提案されている発明によれば、３個の弁ケーシングと５個のポートと３種の切換 位置を有する複雑な弁を実現することが可能である。

２個のシールの間に開口する１個のリーク空洞を有する特別のシート部を設計す ると、それにより、従来知られていない新規な切換機能、すなわち中央弁ケーシ ングに対し、その両外側の２個の弁ケーシングの同時閉止の位置を可能にするよ うな新規な構造がそれぞれ２個の隣接する弁ケーシングの間に１個のリーク空洞 が追加される構造によって、実現可能となる。

空気力学の技術分野における弁の分類と類似的にいえば、この新規な弁はいわゆ る５／３方弁（５１３−警ｅｇｅｖｅｎｔ　ｌ　１　）構成する。

そのような弁は５個の接続ポートと３Ｎの切換位置（Ａ％Ｂ％Ｃ）を有する。中 央の位置Ａ１いわゆる標準位置において、また閉止部材の寸法に応じて、中央弁 ケーシングはその両側を、外側の弁ケーシングに対してそれぞれ閉止または解放 されることができる。他の２個所の切換位置ＢおよびＣでは、中央弁ケーシング とそのそれぞれ外側の弁ケーシングとの間に切換作用を生じさせる。

中央弁ケーシングの連通口と外側の弁ケーシングとの連通口は、従来の命名法で いうと、１．２および４と記され、他の２個の連通口は３と５と記される。

下表を参照すると、切換位置Ａ、ＢＳＣにおける連通口１〜５がそれぞれ想定で きる。閉は「０」で、開は「１」で示す。

［以下余白］ 先行技術にかかわる５／３方弁の切換状態本標準位ｒＩｔＡにおいて閉 本本標準位置Ａにおいて開 上表からそのような弁は標準位置で閉か、または標準位置で開かのいずれかであ ることがわかる（Ａｍ参照）。

さらに５／３方弁はＢ−位置またはＣ−位置においてどの連通口同士がたがいに 連通するのかが明らかである。

本出願の主題はすでに前述したごとく、連通口および切換位置の数の点で５７３ 方弁であり、連通口３および５はそれぞれリーク空洞と弁ケーシングの内部スペ ースとの連通口を構成する。

本発明によれば、この連結は弁の閉状態と開状態とにかかわらず常に閉止されて いる。

下表は本発明の主題である切換位置を示しており、使用する命名法は空気力学上 で知られたのと同等である。

本発明の弁の切換状態 本標準位置Ａにおいて閉 ＊＊本標準位置において開 上表より本発明の弁において連通口１．２および４（連通口１は中央弁ケーシン グのためのものを示し、連通口２および４：それぞれ外側の弁ケーシングのため の連通口）は先行技術に示される５／３方弁におけると同一手法で切換られる。

位置Ｂにおいて、連通口１は連通口４に連通されるように切り換えられ、位置Ｃ においては連通口１は連通口２へ連通されるように切換えられる。２つの同種の 間３点が標準位置で閉のばあいに生じる。先行技術の５／３方弁においてはＢ位 置で連通口２が連通口３に連通され、Ｃ位置では接続口４が接続口５に連通され るのに対し、本発明の弁においては接続口３および５（リーク空洞と弁ケーシン グの内部スペースとの連通）は、これらの切換位置では常に閉状態である。

実施例の２個の弁を「標準位蓋開」において比較すると同じことが同時に発生し ないことがわかるだろう。

先行技術の弁においては、接続口１が閉で、接続口２と３または接続口４と５が 相互に連通しているが、本発明の主題からは接続口１．２および４が相互に連通 している間はリーク空洞の連結口３および５は意図するように閉位置であること がわかる。

後者の表から本発明の弁が５／３方弁を構成していることがわかるが、５／３方 弁はこのような構成で、また前記の特性を有するものとしては、弁業界、とくに 食品および飲料の工業分野においては販売されていない。そのものは切換弁とし ての機能のほか、弁が閉または開となるいずれの標準位置をも有する。さらに水 弁のシート部それぞれが耐漏洩性を有している。

現実の用途において要求されることから述べると、３個の弁ケーシングを有する 本発明の弁の一実施例では、両方のリーク空洞または２個のリーク空洞のうちの １個は省略できる。そのようにすると隣接する弁ケーシング間の２個所のシート 部のうち一個所においてリーク保護がない、あるいは１個のリーク保護だけがあ る多方向切換弁が達成される。１個所のシート部でリーク空洞が省略されている ばあいは、ロッキングエレメントはそのシールを伴なった相互作用の点で閉止部 材に置き換わる。

本発明で提案される弁は、前述の西独特許第２０２７７９２号公報の問題に適用 されるばあいには、閉止部材の寸法を対応するように定めて標準位置を省略する ことにより簡単にいわゆる５／２方弁に変更することができ、下方のバルブシー トが耐漏洩である解決手段にも導かれる。

本発明によるバルブにおいて標準位置を省略することが前記要求に合致する５／ ２方弁に導くが、そのため従来のバルブと異なり、本発明のバルブでは閉止部材 の長さを定めることにより実際の５／２方弁に変更することが可能である。とい うのは、一方の閉止部材が閉止位置から離れる前に、他方の閉止部材が閉止位置 を占めるようにバルブの寸法を定めることが簡単にできるがらである。いずれに しても従来の多方向切換弁では、切換動作中の中間位置で、中央弁ケーシング３ が同時に２個の外側の弁ケーシング２．４に連通することを容認しなければなら ない。

本発明のバルブにおいて、連結部材（複数のばあいも含む）を２個の閉止部材間 に配置することができる。あるいは１個の閉止部材の両側にそれぞれ少なくとも １個のロッキングエレメントを設けた解決手段も実行可能である。最初に述べた ケースでは、閉止部材はロッキングエレメントのばあいと同じように、たがいに 連結でき、それにより弁の制限のない機能（ｕｎｅｌｎｇｅｓｃｈｒｍｎｋｔｅ ｒＦｕｎｋｔｌｏｎ）において外部から２つの駆動動作だけが必要となる。２番 目のケースでは、そのような弁の駆動の設計について同じ利点かえられる。

前述のバルブは制限されない、無漏洩切換えができるが、本発明の他の実施例で は、無漏洩切換えが緩和されるもの、すなわち制限された切換え洩れを容認する ものであるが、バルブをただ１個の駆動動作で切換えるようにすることができる 。このものはロッキングエレメントを閉止部材に対して間隔をあけて固定的に連 結することにより達成される。

本発明のさらに他の実施例は、ロッキングエレメントが閉止部材の内側でその間 に配置されるばあいに、ロッキングエレメント同士を１個のロッキングエレメン トユニットとして結合することを提案しており、そのユニットは棒を介して、閉 止部材に対して相対的に動きうる関係で置き換えられ、閉止部材を貫通するその 棒の通路は簡単な方法で、かつベローズによって好ましい状態で封じられている 材料によって橋絡させることができる。

本発明の弁の他の実施例では、閉止部材がその軸方向の伸長についてテレスコー プ式に作用する構成に変更されており、閉止部材間の間隔は可撓性のある連結要 素で封じられた材料で橋絡されている。この手段により、相反する標準位置、す なわち「開」の標準位置または「閉」の標準位置を備えた弁を提供することが可 能となる。弁の標準位置で閉止部材のもっとも大きい軸方向の伸長は、閉止部材 がそれぞれのリーク空洞の全体を含む両方のシート部を覆うように寸法が定めら れる。

もっとも短い軸方向の伸長では、バルブはその標準位置で、中央弁ケーシングか らみて両側で開いている。

本発明の弁を用いるばあい、もしたとえばタンクからの供給管が中央弁ケーシン グに連結されており、外側の弁ケーシングが導通路に連結されているばあいは、 さらに小さくない利益かえられる。従来の多方向切換弁の組立体では多方向切換 弁の生産物と接触しているすべての領域は、両方の、または少なくとも一方の、 さらに離れた導管（ｅｎｔｆｅｒｎｔｅｒｅ　Ｌｅｌｔｕｎｇ）からの洗浄剤で 充填されたときにはじめて届くが、本発明で提案された弁では弁の全領域は２本 の導管の一方が洗浄されたときにすでにタンクから届いている。

〔以下余白〕

本発明の実施例は図面で示されており、以下に詳述さ３種の切換位置が可能な本 発明の弁の単純化した中心断面図（第１図：閉状態を示す標準位置Ａ１第２〜３ 図；２種の開状態を示す位置ＥＳＣ”）であり、これらは２個の閉止部材とその 内側に配置された１個のロッキングエレメントとを備えている。

第４〜６図 ３種の切換位置が可能な本発明の弁の他の実施例の中心断面図であり、２個の閉 止部材の内側に２個のロッキングエレメントが配置されており、それらのロッキ ングエレメントと閉止部材とはたがいに全体として１体に連結されている。

第７〜９図 ３Ｎの切換位置が可能な本発明の弁の、さらに好ましい実施例の中心断面図であ る。このロッキングエレメントと閉止部材は、その個数および配列に関しては第 ４〜６図の実施例と対応しているが、ロッキングエレメントと閉止部材とは相対 的に移動可能である。

第１Ｏ〜１２図 ３種の切換位置が可能な本発明の弁についてのさらに別の実施例の中心断面図で あって、ロッキングエレメントが１個の閉止部材の両サイドに配置され、しっか りと連結されている。

第１３〜１５図 本発明の弁の第１Ｏ〜１２図からさらに発展させた実施例を３種の切換位置にお いて示す中心断面図である。閉止部材に対してロッキングエレメントは相対的に 動きうる。

第１６図および１７図 本発明の手段の他の実施例をその標準位置において単純化して示す断面図である 。ここで閉止部材の軸方向の伸長はテレスコープ式になされる。（第１６図：ロ ッキングエレメントの周囲に設けられた閉止部材；第１７図：ロッキングエレメ ントの内側に設けられた閉止部材）〔以下余白〕 記号の表 １００．２００．３００　弁ケーシング２ａ／２ａｌ　排出口 ３　ケーシング閉止部 ４／４００／４０１　閉止部材 ４ａ／４００ａ　棒 ４ｂ／４００ｂ　開口部 ４ｃ／４００ｃ　橋絡部材 ４０２　第１閉止部材要素 ４０３　第２閉止部材要素 ４０４　第１テレスコピツク棒 ４０５　第２テレスコピツク棒 ４０６　第１柔軟連結要素 ４０８　第１ガイド孔 ４０９　第２ガイド孔 ５１５１　ロッキングエレメント ５０１１５００　ロッキングエレメントユニット ５ａ棒 ５ｂ／　５１ｂ　ブリッジ ５ｃ／　５１ｃ　通　路 ５２　第１連結部材 ５３　第２連結部材 ５４　第２通路 ６１６１　リーク空洞 ７０／　７０１　第１シール ７１／　７１１　第２シール ８１８１　第１シール部 ９１９１　第２シール部 １２　ケーシングシール １３　連結手段 １５／１５１　連通口 １Ｂ／１８１　チャンネル １ｇ／１８１　収集チャンネル ２１／２１１　第１補償ピストン ２Ｇ／２８１　第１ベローズ ３４　べ。−ズ Ｉ／１１　洗浄液の入口 ｎ／ｍｌ　洗浄液の出口 Ｖ／Ｖｌ　リーク通路または バイブ流れ 〔以下余白〕 第１図は２個の閉止部材４．４００の間の内側に設けられたロッキングエレメン ト５を有する弁を示す。３個の弁ケーシング１００．２００．３００を有する弁 はその標準位ＫＡにあり、そこでは中央弁ケーシング２００から見て、その両側 で閉止されている。

第２図および第３図においては、その弁の２種の開弁位置Ｂ％Ｃが示されている 。第２図においては上部閉止部材が開位置にあり、シール７０．７１のために閉 止位置であワたときに閉止部材４が占めていた位置にロッキングエレメント５が 置き換わっている。

下部閉止部材４００は、その開示される切換位置においてもシール７０１．７１ １を備えた下部シート部から離れないような寸法にされている。

第３図において、下部閉止部材４００はその開位置にあり、シール７０１．７１ １のために閉位置であったときに閉止部材４００が占めていた位置に前記単一の ロッキングエレメント５が置き換わっている。

そのため上部閉止部材４は下部閉止部材４００と同一要領で、弁ケーシング１０ ０．２００間士をいまだ相互に閉止するような寸法になっている。

いずれのばあいにおいても、シール７０．７１またはシール７０１　、７１１は 閉止部材４．４００によって、またはロッキングエレメント５によって区切られ ている。両シール７０．７１間にはリーク空洞６が構成され、また両シール７０ １　、７１１間にはリーク空洞６１が構成される。

第１〜３図のハツチングによって、図示されるそれぞれの切換状態で閉止部材４ と４００の間隔が相互に同一となっていることが示されており、それによりそれ らの閉止部材を弁外から延びた１本の棒（図示されてい〆；い）を介して連結し 、操作できる。

ロッキングエレメント５はそれぞれ独自の駆動が必要であり、その切換に必要な ストロークは閉止部材にとって必要なストロークより短かい。通路部５Ｃを備え たロッキングエレメント５は中央弁ケーシング２００から上部弁ケーシング１０ ０へ、または逆方向の流れＶの通路になっている。その通路は「内部通路」とい う。

第３図に示されているようにロッキングエレメント５の位置において通過する双 方の流れをＶｌとする。

弁ケーシング１００と２００の領域内にある残りの構成部材の構造および機能は 、西独特許出願第Ｐ３７　Ｄｉ　０２７．１号およびそれに基づく優先権主張を 伴なうヨーロッパ−ＰＣＴ出願国際公開第８８１０５５１２号公報から知られて いる。

このことはケーシング閉止部３、ケーシングシール１２および連結手段１３、第 １および第２のそれぞれのシール部８．９、連通口１５、チャンネル１６および 収集チャンネル１ｇ、および■で示される洗浄液または漏洩体が通過する排出口 ２ａの各部品についてはとくに正確である。接続口１５を通過する洗浄液の入口 を工と表示する。

弁ケーシング２００と３００との間に設けられているシート部は、弁ケーシング １００と２００との間のそれとまったく同一である。上部シート部の同一部材か ら区別できるように本シート部中の同一部材には１を追記した符号を用いている が、これは上記特許出願（第Ｐ３７０１０２７．１号；国際公開第８８７０５５ １２号公報）からも知られる。したがって、公知の弁の下部についての記述は省 略しうる。

それにもかかわらず第１〜３図に示される弁は上記特許出願からそれ自体既知の ２個の弁を重ね合わせたものを単に示しているのではない。

すでに解説したように、それ自体既知の２個の弁の組み合わせがすでにまったく 新しい弁を構成しているという事実は別として、単なる組合わせを超える実質的 な差異が以下の点に存在する。すなわち、１個のロッキングエレメント５および 相互に組となる閉止部材４と４００が設けられ、そのためにｖｉ雑な弁が、図示 されていない手段によって発生される２つの相違する運転動作で操作される点で ある。

第４〜６図において、本発明の手段の他の実施例が可能な３つの切換状態におい て示されている。それらの切換状態は第１〜３図のそれぞれと対応する。弁ケー シング１００．２００．３００およびその付属部材は第１〜３図に示されるそれ らと同一である。そのため、それらと後者の図面との間における完全な参照符号 の照合は省略する。

部材４と４００．６と６１，８と８１．９と９１．７０と７０１．７１と７１１ は細部まで一致しているが、それらの目的については再度関連づける必要はない 。なぜならばそれらは第１〜３図に関する記述においてすでに説明されているか らである。

第１〜３図に示されている実施例と比較すると、前記ロッキングエレメント５に 加えて第２０ツキングエレメント５１が設けられている。たとえばロッキングエ レメント５が連結ブリッジ４ｃを介して閉止部材４に、そしてロッキングエレメ ント５１は連結ブリッジ４００Ｃを介して閉止部材４００に、それぞれ同一距離 ｓｌだけ隔てて強固に固定されている。上部閉止部材４が下部閉止部材４００に 棒４００ａを介して向い合わせに強固に連結されているので、図示の弁は単一の 運転動作により切り換えられるが、その運転動作は図示されていない手段により 発生させられる。しかしながら閉位置から開位置への切換えは無漏洩では実施で きない。なぜならばロッキングエレメントと閉止部材５．５１または４．４００ との間に距ＭｓＬがあるからである。それらの連通作用は別にして、閉状態から 開状態へ、またはその逆の切換作動の間、それぞれ関連するシール７０．７１ま たは７０１　、７１１をそれぞれの必要位置に固定させることも連結ブリッジ４ Ｃおよび４００ｃの役割である。

第５図に示す開位置では、■で表示される通路の流れは弁ケーシング２００から 通路部５Ｃおよび開口部４ｂを通過して上部弁ケーシング１００へ流入する。

第６図に示す他の開位置では、その流れＶｌは同様な要領で中央弁ケーシング２ ００から、連結ブリッジ４０００間に構成される開口部４００ｂと、通路開口部 ５１ｃとを経て、下部弁ケーシング３００内へ、または逆方向へ流れる。

一点鎖線２１と２１１は、弁に組み込むことができ、閉止部材４と４００の完全 な圧力補償を行なう補償ピストンを設けることができることを示す。

第７〜９図に示す実施例においては、第４〜６図の実施例と同じ符号が用いられ ており、それら同一符号の構成要素は同一の構造および機能を有する。そのため 図面に関する以下の記述は実施例の相違点のみについて示している。２個の閉止 部材４と４００は、少なくとも１つの偏心して設けられた第２連結要素５３を介 して相互に連結されている。上部閉止部材４の駆動は、下部閉止部材４００につ いても同じであるが、棒４ａを介して行なわれ、その棒は中空となっている。ロ ッキングエレメントユニット５００に連結されている棒５ａは前記中空棒内にガ イドされている。前記ロッキングエレメントユニット５００は２個のロッキング エレメント５および５１からなり、それらは第１連結要素５２によって向かい合 わせで相互に強固に連結されている。ロッキングエレメントユニット５００は閉 止部材４．４００に対して相対的に可動に配置されており、合計で距Ｍｓ２の２ 倍だけ変位できるようになっている。前記距離ｓ２の２倍は弁の呼び断面積にほ ぼ一致する開口断面積によって決まり、その開口断面は弁のそれぞれの開状態に おいて、ロッキングエレメント５または５１とそれらとそれぞれ協働する閉止部 材４または４００との間に形成されるものである。棒５ａと閉止部材４との間で 構成される貫通孔のギャップは、より詳細には限定されないが、ベローズ３４を 介して閉じられて橋絡されたもの（ｖｉｒｄ　１ｂｅｒ　ｅｉｎｅｎ　Ｆａｌｔ ｅｎｂａｌｇ　２４　ｓｔｏＨｓｃｈｌｕｓｓｉｇｉｉｂｅｒｂｒｊｉｃｋｔ） である。

ロッキングエレメント５または５１の内部に、前述した流れＶまたはｖｌのため に設けられた通路部５ｃまたは５１８に加えて、第１連結要素５２の間に第２通 路部５４が設けられており、それらを通って前記流れＶおよびｖｌがロッキング エレメントユニット５００からその周囲にある弁ケーシング２（１（ｌへまたは その逆方向へ通過する。図示の実施例は弁の完全な無漏洩での切換操作を実現し ている。

この目的のためには棒４ａおよび（または）　５ａの独立した２つの駆動動作が 必要であり、それらは図示されていない手段により駆動される。

＠１０〜１２図には本発明のさらに他の実施例が示されている。以下に前掲図、 とくに第４〜６図との相違に関してのみ記載する。第４〜６図に示す実施例のご とくロッキングエレメント５と５１は閉止部材４０１に固定連結されているが、 閉止部材４０１は１個の構造要素となっており、また連結ブリッジ４ｃを介して ロッキングエレメント５を外側から支持し、連結ブリッジ４ＤＯｃを介してロッ キングエレメント５１を外側から支持している。ロッキングエレメント５または ５１と閉止部材４０１との距離はここでもＳｌである。これに加えて、水弁の他 の構成およびそれらの運転モードは完全に第４〜６図に示すそれらと対応する。

したがってこれ以上の記述および説明は不要である。

基本的な構成に関する限り第１３〜１５図に示す実施例は第１０〜１２図に示す 実施例との直接比較によって説明され、その中のロッキングエレメント５と５１ の機能および運転モードは第７〜９図と対応する実施例との直接比較により説明 される。単一の閉止部材４０１は少なくとも１本の偏心配置された棒４ａにより 駆動される。ロッキングエレメント５と５１は開示されていない手段により駆動 される棒５ａを介してたがいに連結されている。ロッキングエレメント５と５１ はそれぞれブリッジ５ｂまたは５１ｂを介して前記棒５ａに連結されている。ロ ッキングエレメント５と５１、棒５ａ、ブリッジ５ｂと５１ｂは合体して１個の ロッキングエレメントユニット５０１を構成し、そのロッキングエレメントユニ ットは閉止部材４０１に対し、相対的な可動性をもって変位する。

一方の開状態から他方の開状態への変位距離はｓ２の２倍となり、この５２の２ 倍の距離は開状態では弁の呼び断面積にほぼ一致する開口断面積を有する。

棒５ａと閉止部材４０１の間の上部および下部それぞれの貫通部は詳細に付記さ れていないが、ベローズ２６と２６１により密閉されて橋絡されたもののである 。

弁の標準位置（第１３図）において、前記ベローズ２６．２６１は引張が加わら ない状態で組み込まれており、弁の開位置においてベローズ２６．２６１は交互 に伸長しく第１４図の２６と第１５図の２６１）またゆるむ（第１４図の２８１ と第１５図の２６）。

第１〜１５図に示される弁は前記特許出願第Ｐ３７０ｆ　０２７．１号と国際公 開ａｌ１１０５１２から知られるような適切な制御部材のみならず、シール、リ ーク空洞、ロッキングエレメントおよび閉止部材についての特徴によっても実現 されうる。

第１６図および第１７図は、閉止部材４．４００（第１６図）および閉止部材４ ０１（第１７図）が、それらの軸方向の伸長に関し、テレスコープ式に作動する 組立体４０４．４０８または４０５．４０９により変更された実施例を示してい る。

４０４はテレスコピック捧を示し、４０Ｂは第１ガイド孔を示す。第１７図にお いて、前記構造要素は４０５および４０９で示される。閉止部材４と４００（第 １６図）との間隔または第１および第２の閉止部材要素４０２と４０３との間隔 はそれぞれ柔軟な連結要素４０６または４０７によって密閉されて橋絡されたも のである。

これら２つの実施例により、中央弁ケーシングに対して２個の外側の弁ケーシン グの切換状態に関して標準位置が相反するようなそれぞれの弁を設計することが できる。閉止部材４．４００問および４０２　、４０３間の距離が短いばあいは 弁はその標準位置で閉位置となり、可能な最大の距離のばあいは、弁はその標準 位置で開位置となる。

ＦｉＱ、ｉ　Ｆｉｇ、２　Ｆｉｇ、３ Ｆｉｇ、４　Ｆｉｇ、５　ＦＩＧ、６ Ｆｉ（］、ｉ０　Ｆｉｇ、５ｉ　Ｆｉｇ、１２Ｆｉｇ、ｉ３　Ｆｉｇ、ｉ４　Ｆ 均１５特表千２−５０１１５８（９） Ｆ：す’Ｇ　Ｆｉｇ、ｉ？ 国際調査報告 □、、、、、、、、ＰＣＴ／ＥＰ８９１０００４５国際調査報告 ＥＰ　８９０００４５ ＳＡ　２６３８０

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．供給および排出ケーシング要素を備えた３個の弁ケーシングが直列で設けら れ、そのうちの少なくとも２個の弁ケーシングが直列に配置された２個のシール 部によってたがいに分離されており、リーク空洞がその２個のシール部の間で弁 の外部に連通し、かつ弁の閉位置および開位置のいずれの位置においても弁の内 部スペースから閉止されており、前記シール部に対し１個の閉止部材と１個の内 部通路を備えたロッキングエレメントとが配役され、閉止部材は摺動状に並列ま たは回転運動が可能であり、ロッキングエレメントは閉止部材の遅動自由度の方 向に変位可能であり、シール部が弁ケーシング側に設けられたシールにより構成 され、かつ閉止部材またはロッキングエレメントと協働する弁の少なくとも１個 のリーク空洞への流体入口を制御する方法であって、 中央ケーシングから見たばあいに弁が両側開（５／３方弁）または両側開（５／ ２方弁）または両側開（５／３方弁）である標準位置を有し、該標準位置から変 位した位置で、切り換えられた弁シートのそれぞれにおいてリーク空洞を内部ス ペースから閉止するロッキングエレメントまたは閉止部材をそれぞれ相互に置き 換えることを特徴とする制御方法。
2. ２．シール部を１個だけ備えたシート部をさらに有する、請求項１の前提部にし たがって設計された弁のリーク空洞への流体入口を制御し、またはそれぞれ１個 のシール部だけを備えた、隣接する弁ケーシング間の２個のシート部を制御する 方法であって、中央弁ケーシングから見て両側開（５／３方弁）、両側開（５／ ２方弁）または両側開（５／３方弁）である標準位置を有し、該標準位置から変 位した位置で、切り換えられた弁シート部のそれぞれにおいてリーク空洞または シール部を内部スペースから閉止するロッキングエレメントまたは閉止部材をそ れぞれ相互に置き換えることを特徴とする制御方法。
3. ３．２個の隣接する弁ケーシング（１００、２００および２００、３００）の間 の各シート部にリーク空洞（６または６１）が設けられていることを特徴とする 請求項１記載の弁（第１〜１７図）。
4. ４．弁の閉位置において、リーク空洞（６、６１）および（または）シール部が それぞれ１個の閉止部材（４、４００）により閉止されること、および弁の他の ２種の位置において、リーク空洞（６、６１）および（または）シール部が、弁 ケーシング（１００、２００；２００、３００）の内部スペース内に開口する１ 個のロッキングエレメント（５、５１または５００）により弁の内部スペースか ら閉止されることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の弁（第１〜９図 および１６図）。
5. ５．弁の閉位置において、リーク空洞（６、６１）および（または）シール部が 閉止部材（４０１）によって閉止されること、および弁の他の２種の位置におい て、各リーク空洞（６、６１）がそれぞれ１個の内側通路を有するロッキングエ レメント（５、５１または５０１）の１個により弁ケーシング（１００、２００ ；２００、３００）の内部スペースから閉止されることを特徴とする請求項１〜 ３のいずれかに記載の弁（第１０〜１５図および第１７図）。
6. ６．閉止部材（４、４００）が棒（４００ａ、５３）により相互に固定連結され ていることを特徴とする請求項４記載の弁（第４〜９図）。
7. ７．ロッキングエレメント（５および５１）がある距離（ｓ１）だけ隔って閉止 部材（４、４００；４０１）に固定連結されていることを特徴とする請求項４〜 ６のいずれかに記載の弁（第４〜６図、第１０〜１２図）。
8. ８．前記距離（ｓ１）が弁の呼び断面積にほぼ一致する開口断面積を規定するこ とを特徴とする請求項７記載の弁。
9. ９．前記ロッキングエレメント（５および５１）が連合してロッキングエレメン トユニット（５００および　５０１）を構成し、このロッキングエレメントユニ ットが棒（４ａ）を介してトータルで短艇（ｓ２）の２倍だけ閉止部材（４、４ ００、４０１）に対して相対的に変位することを特徴とする請求項４〜６のいず れかに記載の弁（第７〜９図および第１３〜１５図）。
10. １０．前記距離（ｓ２）の２倍が弁の呼び断面積にほぼ一致する開口断面積を規 定することを特徴とする請求項９に記載の弁。
11. １１．閉止部材（４、４００；４０１）がその軸方向の伸長についてテレスコー プ式の操作機構（４０４、４０８；４０５、４０９）によって変更され、閉止部 材（４、４００；４０２、４０３）相互の間がフレキシブルな連結要素（４０６ ；４０７）により密封されて橋絡されたものであることを特徴とする請求項４〜 １０のいずれかに記載の弁（第１６、１７図）。
12. １２．閉止部材（４、４００）、ロッキングエレメント（５）、シール部（８、 ９、８１、９１）、リーク空洞（６、６１）、補償ピストンおよびロッキングエ レメントと閉止部材の駆動要素のシールが国際公開第０５５１２号公報の請求項 ４〜５４および５４〜６５の少なくともいずれか１つにしたがって組み立てられ ていることを特徴とする請求項１または２記載の弁（第１〜１７図）。