JPH02500703A - 低減された静電場を持つディスプレイスクリーン、およびこの様なスクリーンを作るための方法と手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 低減された静電場を持つディスプレイスクリーン、およびこの様なスクリーンを 作るための方法と手段 技術分野 本発明は、低減された静電場を持つディスプレイスクリーンに関し、また、この 様なスクリーンを製造するための方法ならびに手段に関する。

背景技術 種々の夕・イブのディスプレイスクリーンを仕事の対象とする人々はスクリーン の静電場に高度に曝される。静電場は著しい健康障害を構成するという疑いが持 たれている。というのは、ディスプレイスクリーンを仕事の対象とする人々は、 他の人々よりも一層高度に、例えば、発疹の形式の皮膚刺激に悩まされることが 見出されているからである。ディスプレイスクリーンを仕事の対象とする妊婦は 高度の危険に曝されるという疑いが持たれている。それ故、ディスプレイスクリ ーンに結び付いて起こる静電場を除くか、または少なくとも実質的に低減させる のは非常に緊急性のある事である。

発明の開示 この観点において、非常に低減された静電場を持つディスプレイスクリーンを提 供するのは、本発明の目的の一つである。

この目的は、本発明により、Ｓ　ｎ　Ｏ２と５ｂ２０３を９９：１乃至９１：９ 、好ましくは９５：５の重量比率で含み、かつ、アースされた薄膜が適用されて いることを特徴とするディスプレイスクリーンによって達成される。膜は好まし くは、５乃至１００μｍの厚さを有する。

本発明のその他の目的は、非常に低減された静電場を持つディスプレイスクリー ンを作る方法を提供することである。

この目的は、本発明により、９９：１乃至９１：９゜好ましくは９５：５の重量 比率のスズ（ＩＶ）ハロゲン化物化合物とアンチモン（ＩＩＩ）ハロゲン化物化 合物とから作られ、生成したハロゲン化水素が除去された水性溶液を、乾燥され アースされているスズ膜の形態としてディスプレイスクリーンに適用することに 特徴のある方法で達成される。

図面の簡単な説明 添付図面は、本発明に係るディスプレイスクリーンの模式化された断面図である 。

発明を実施するための最良の形態 ハロゲン化物化合物の例はスズ（ＩＶ）およびアンチモン（ｍ）のフッ化物、塩 化物、臭化物およびヨウ化物である。

スズハロゲン化物化合物は好ましくは塩化スズであり、アンチモンハロゲン化物 化合物は好ましくは塩化アンチモンである。

水性溶液は好ましくはスクリーニング手法によってディスプレイスクリーンに適 用される。

水性溶液は好ましくはう乃至１００μｍの厚さの薄膜の形のディスプレイスクリ ーンに適用される。

本発明の更なる目的は非常に低減された静電場を持つディスプレイスクリーンを 作る手段を提供することである。

この目的は、本発明により、９９：１乃至９１：９、好ましくは９５：５の重量 比率のスズ（ｒＶ）ハロゲン化物化合物とアンチモニ−（ｍ）ハロゲン化物化合 物から作られ、生成したハロゲン化水素が除去された水性溶液からなることに特 徴のある手段によって達成される。

スズハロゲン化物化合物は好ましくは塩化スズであり、アンチモンハロゲン化物 化合物は好ましくは塩化アンチモンである。

本発明を、本発明によるディスプレイスクリーンの模式化された断面図である添 付図面を参照して更に詳しく述べる。

添付図面に示すように、ディスプレイスクリーン１は、ガラス壁２と、このガラ ス壁２の前面に形成された全被覆層（ａｌ　ｌ−ｃｏｖｅｒｉｎｇ　１ａｙｅｒ ）３を包含する。層３は５乃至１００μｍの厚さを有する。しかし、図面の明瞭 性を高めるため、この層はガラス壁２の厚さに関して、著しく厚く示されている 。更に、ディスプレイスクリーン１は、アース接続５によって模式的に示される よう１；、アースされている円周方向に伸びる金属枠４を有する。層３は金属枠 ４に接続されており、銅または高度に導電性の物質の円周方向に伸びるストリッ プ６によってアースされる。

層３を設けるには、以下のように行う。

水性溶液は、９９：１乃至９１：９．好ましくは９５：５の重量比率のスズ（Ｉ Ｖ）ハロゲン化物化合物とアンチモン（ＩＩＩ）ハロゲン化物化合物から作られ 、その中に生成したハロゲンハロゲン化物が除去される。水性溶液は次に全被覆 層ｗ３の形態でディスプレイスクリーン１のガラス壁２に適用される。膜が厚す ぎるか、生成したハロゲン化水素が適用前に除去されなければ、次の乾燥で亀裂 が起り易くなり、また、膜が薄すぎれば抵抗が高くなり過ぎる。この観点で、膜 は好ましくは５乃至１００μｍの厚さを与えられる。水性溶液は勿論他の適当な 方法で適用され得るが、好ましくはスクリーニング手法で適用される。適用は２ ０乃至５０℃の温度で好適に起こる。適用された膜３は乾燥され最後に円周方向 に伸びるストリップ６によってアースされた金属枠４に接続される。実際の試験 では２：ｆ４ｍｌのＳ　ｎ　Ｃ１４と２１．５ｇの５ｂＣ１３との１リツトルの 水性溶液が調製された。５ｂ０１３が水に溶けるとき、ヒドロキソ錯体が以下の 反応に従って形成される。

５ｂＣ１＋　４ＨＯ−５ｂ（ＯＲ）４　＋３ＨＣ１＋　Ｈ” Ｓ　ｎ　Ｃｌ　４が水に溶けるとき、対応する反応、ＳｎＣｌ　＋５ＨＯ→Ｓｎ 　（ＯＨ）　５−＋　ＨＣ１作られた水性溶液は一週間、常圧、室温で貯蔵され 、その間に塩酸が溶液から無くなった。

その後、水性溶液は完全清浄化されたディスプレイスクリーンに、室温で約９０ μｍの厚さを持つ薄膜の形でスクリーニング手法を用いて適用された。形成され た膜は次に乾燥された。

５ｂ（ＯＨ）　−は水酸化物Ｓ　ｎ　（ＯＲ）　４とり順番に酸化物ＳｎＯおよ びＳ　ｂ　２０３に変換される。

Ｓｎ　（ＯＨ，）　４−　ＳｎＯ２＋　２Ｈ２０２Ｓｂ（ＯＲ）　−Ｓｂ　Ｏ＋ 　３Ｈ２０゜水は膜を離れる。

乾燥後、９５：５の重量比率でＳ　ｎ　０２および５ｂ２０３を含む膜がこの様 にして得られた。形成された膜は添付図面で枠４に対応するアースされた枠と円 周方向に伸びる銅ストリップで接続され、かくして、膜がアースされた。

膜の適用の前後に行なはれた測定で、ディスプレイスクリーンでの静電場が約１ ５．０ＯＯＶ／ｍから約１００Ｖ／ｍに低減したことが示された。

上述の実際的試験で作られた水性溶液の濃度は勿論変化し得る。例えば、この変 化は（２３４ｍｌ）のＳｎＣ１と（２１，５ｇ）の５ｂＣ１３との同じ量で１／ ２リツトル乃至２リツトルの間の容積の水性溶液を作ることによって達成される 。

上述の静電場を低減する方法は、その適用と膜の乾燥が室温で行こなわれるので 、現存するディスプレイスクリーンに対しても良く使用され得ることは強調され るべきである。

国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．ＳＯ２とＳｂ２Ｏ３を９９：１ないし９１：９、好ましくは９５：５の重量 比率で含み、かつ、アースされた薄膜（３）が形成されてなることを特徴とする 、低減された静電場を持つディスプレイスクリーン。
2. ２．膜（３）が、５ないし１００μｍの厚さを有する、請求項１に記載のディス プレイスクリーン。
3. ３．９９：１ないし９１：９、好ましくは９５：５の重量比率のスズ（ＩＶ）ハ ロゲン化物化合物とアンチモン（ＩＩＩ）ハロゲン化物化合物とから調製し、生 成したハロゲン化水素を除去した水性溶液を、乾燥されアースされている薄膜の 形態でディスプレイスクリーンに適用することを特徴とする、低減された静電場 を持つディスプレイスクリーンを作る方法。
4. ４．前記スズハロゲン化物化合物が塩化スズであり、前記アンチモンハロゲン化 物化合物が塩化アンチモンである、請求項３に記載の方法。
5. ５．水性溶液をスクリーニング手法によってディスプレイスクリーンに適用する 、請求項３または４に記載の方法。
6. ６．水性溶液を５ないし１００μｍの厚さの薄膜の形でディスプレイスクリーン に適用する、請求項３、４または５に記載の方法。
7. ７．９９：１ないし９１：９、好ましくは９５：５の重量比率のスズ（ＩＶ）ハ ロゲン化物化合物とアンチモン（ＩＩＩ）ハロゲン化物化合物とから調製し、生 成したハロゲン化水素が除去された水性溶液からなることを特徴とする、低減さ れた静電場を持つディスプレイスクリーンを作るための手段。
8. ８．前記スズハロゲン化物化合物が塩化スズであり、前記アンチモンハロゲン化 物化合物が塩化アンチモンである、請求項７に記載の手段。