JPH0249681Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0249681Y2 JPH0249681Y2 JP7465784U JP7465784U JPH0249681Y2 JP H0249681 Y2 JPH0249681 Y2 JP H0249681Y2 JP 7465784 U JP7465784 U JP 7465784U JP 7465784 U JP7465784 U JP 7465784U JP H0249681 Y2 JPH0249681 Y2 JP H0249681Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning arrester
- zinc oxide
- gas
- electrical equipment
- insulated electrical
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はガス絶縁電気装置に使用される酸化亜
鉛形避雷器に関するものである。
鉛形避雷器に関するものである。
従来の技術
一般に、第3図で示すようにガス絶縁電気装置
に使用される酸化亜鉛形避雷器1は、垂直に取付
けられている。なお同図において、2はガス絶縁
電気装置のケースでガスが充填されている。3,
4は夫々ガス絶縁電気装置を構成するための高電
圧の電気機器である。避雷器1は、第5図で示す
拡大図のように、酸化亜鉛を主成分とする素子1
1を所要特性に合せて積重ね電極13と共に複数
本(例えば4本)の絶縁物の支持棒12を介して
一体的に固着して構成されている。酸化亜鉛素子
11は、その上下面に夫々積重ねたときの電気特
性を保持するために、例えばアルミニウムや銅を
溶射した金属性電極が設けられている。そしてこ
のような酸化亜鉛素子11を積層して支持棒12
で一体化するとき、この素子11の製造過程で生
ずる直径寸法のばらつきを吸収するために、酸化
亜鉛素子11と支持棒12間に若干のすき間aが
設けられている。ところで、以上のように構成さ
れた避雷器1は、ガス絶縁電気機器が屋内に設置
される場合などのように、高さを制限される場合
には、第4図で示すように水平方向に取付けられ
て避雷器1の下部には他の高電圧電気機器4が設
置される。
に使用される酸化亜鉛形避雷器1は、垂直に取付
けられている。なお同図において、2はガス絶縁
電気装置のケースでガスが充填されている。3,
4は夫々ガス絶縁電気装置を構成するための高電
圧の電気機器である。避雷器1は、第5図で示す
拡大図のように、酸化亜鉛を主成分とする素子1
1を所要特性に合せて積重ね電極13と共に複数
本(例えば4本)の絶縁物の支持棒12を介して
一体的に固着して構成されている。酸化亜鉛素子
11は、その上下面に夫々積重ねたときの電気特
性を保持するために、例えばアルミニウムや銅を
溶射した金属性電極が設けられている。そしてこ
のような酸化亜鉛素子11を積層して支持棒12
で一体化するとき、この素子11の製造過程で生
ずる直径寸法のばらつきを吸収するために、酸化
亜鉛素子11と支持棒12間に若干のすき間aが
設けられている。ところで、以上のように構成さ
れた避雷器1は、ガス絶縁電気機器が屋内に設置
される場合などのように、高さを制限される場合
には、第4図で示すように水平方向に取付けられ
て避雷器1の下部には他の高電圧電気機器4が設
置される。
考案が解決しようとする問題点
避雷器1が水平取付けの場合、非常に稀ではあ
るが、例えば輸送時の過度の振動、衝撃が長時間
与えられたときには、酸化亜鉛素子11が支持棒
12とのすき間aだけ動くことがある。これが繰
返されると、酸化亜鉛素子11の金属性電極面が
摩擦されて摩耗し電極物質の微粉が落下して下に
設置された高電圧電気機器4に付着した場合に
は、機器4の信頼性を低下させることになる。こ
れを防止するためには一般的には、避雷器1と高
電圧電気機器4間に絶縁隔壁を設けて対処するこ
とが考えられるが、しかしガス絶縁電気装置は縮
小化されており、この隔壁を設けることが不可能
な場合が多い。また、第6図で示すように、酸化
亜鉛素子11全体を樹脂製絶縁筒14内に収納す
ることも考えられるが、この場合においても絶縁
筒14の内壁と素子11とのすき間aをなくすこ
とができず絶縁筒内で素子が動くのを防止するこ
とはできない。
るが、例えば輸送時の過度の振動、衝撃が長時間
与えられたときには、酸化亜鉛素子11が支持棒
12とのすき間aだけ動くことがある。これが繰
返されると、酸化亜鉛素子11の金属性電極面が
摩擦されて摩耗し電極物質の微粉が落下して下に
設置された高電圧電気機器4に付着した場合に
は、機器4の信頼性を低下させることになる。こ
れを防止するためには一般的には、避雷器1と高
電圧電気機器4間に絶縁隔壁を設けて対処するこ
とが考えられるが、しかしガス絶縁電気装置は縮
小化されており、この隔壁を設けることが不可能
な場合が多い。また、第6図で示すように、酸化
亜鉛素子11全体を樹脂製絶縁筒14内に収納す
ることも考えられるが、この場合においても絶縁
筒14の内壁と素子11とのすき間aをなくすこ
とができず絶縁筒内で素子が動くのを防止するこ
とはできない。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、素子相互間の移動を防
止し、電極物質の落下しないような避雷器を提供
せんとしたものである。
その目的とするところは、素子相互間の移動を防
止し、電極物質の落下しないような避雷器を提供
せんとしたものである。
問題点を解決するための手段
この考案は、ガス絶縁電気装置に内蔵される避
雷器において、酸化亜鉛素子を所要数積重ね、こ
の積重ねた酸化亜鉛素子の外周より収縮もしくは
可撓性を有する保護部材で被覆し、絶縁物よりな
る支持棒にて一体的に固着して避雷器を構成し、
この避雷器を水平方向に配設したものである。
雷器において、酸化亜鉛素子を所要数積重ね、こ
の積重ねた酸化亜鉛素子の外周より収縮もしくは
可撓性を有する保護部材で被覆し、絶縁物よりな
る支持棒にて一体的に固着して避雷器を構成し、
この避雷器を水平方向に配設したものである。
実施例
以下図に基いて本考案の実施例を詳述する。第
1図において、第5図と同符号のものは同一部分
を示す。15は保護部材で、この保護部材15は
熱収縮樹脂チユーブが用いられ、積重ねられた酸
化亜鉛素子11を外周全体よりこのチユーブで覆
う。熱収縮樹脂チユーブは、熱的にも電気特性的
にも満足される極く薄く、或る程度の柔軟性を有
する例えばテフロン樹脂等が好ましい。
1図において、第5図と同符号のものは同一部分
を示す。15は保護部材で、この保護部材15は
熱収縮樹脂チユーブが用いられ、積重ねられた酸
化亜鉛素子11を外周全体よりこのチユーブで覆
う。熱収縮樹脂チユーブは、熱的にも電気特性的
にも満足される極く薄く、或る程度の柔軟性を有
する例えばテフロン樹脂等が好ましい。
このように保護部材15である熱収縮樹脂チユ
ーブで素子11を覆うことによつて素子間の動き
が防止され、素子電極間の摩擦による摩耗もなく
なる。
ーブで素子11を覆うことによつて素子間の動き
が防止され、素子電極間の摩擦による摩耗もなく
なる。
第2図は保護部材15の他の実施例を示したも
ので、この例は熱的、電気特性的に満足されて若
干、可撓性を有した極く薄いマイカ板または合成
樹脂板を円筒状に巻いて形成したものである。こ
の場合、円筒の内径は素子11の直径より若干小
さくしてあり、合せ部はフリーの状態となつてい
る。このように形成された保護部材15を素子1
1に被せると、保護部材15は若干拡げられ、そ
の反力により素子11を保持することができ、前
記の熱収縮樹脂チユーブの場合と同様の作用をす
る。
ので、この例は熱的、電気特性的に満足されて若
干、可撓性を有した極く薄いマイカ板または合成
樹脂板を円筒状に巻いて形成したものである。こ
の場合、円筒の内径は素子11の直径より若干小
さくしてあり、合せ部はフリーの状態となつてい
る。このように形成された保護部材15を素子1
1に被せると、保護部材15は若干拡げられ、そ
の反力により素子11を保持することができ、前
記の熱収縮樹脂チユーブの場合と同様の作用をす
る。
考案の効果
以上のように構成された本考案によれば振動や
衝撃が生じても電極面の摩擦は発生せず、電極物
質の落下も生じないのでガス絶縁電気機器の信頼
性が向上する。しかも避雷器と他の高電圧電気機
器間に絶縁隔壁を設けることなく高極物質の落下
が防止されるため、ガス絶縁電気装置の本来の目
的である小形、縮小化に貢献でき、特に屋内に設
置される装置の場合にはその効果は極めて大であ
る。また保護部材そのものは構造が簡単で安価で
あり、ガス絶縁電気装置の製造コストが低減でき
る等の利点を有する。
衝撃が生じても電極面の摩擦は発生せず、電極物
質の落下も生じないのでガス絶縁電気機器の信頼
性が向上する。しかも避雷器と他の高電圧電気機
器間に絶縁隔壁を設けることなく高極物質の落下
が防止されるため、ガス絶縁電気装置の本来の目
的である小形、縮小化に貢献でき、特に屋内に設
置される装置の場合にはその効果は極めて大であ
る。また保護部材そのものは構造が簡単で安価で
あり、ガス絶縁電気装置の製造コストが低減でき
る等の利点を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す一部拡大図、
第2図は本考案に使用される保護部材の他の実施
例を示す斜視図、第3図、第4図は夫々説明のた
めのガス絶縁電気装置の概念図、第5図、第6図
は夫々説明のための避雷器の一部拡大図である。 1……避雷器、2……ガス絶縁電気装置のケー
ス、3,4……高電圧電気機器、11……酸化亜
鉛素子、12……支持棒、15……保護部材。
第2図は本考案に使用される保護部材の他の実施
例を示す斜視図、第3図、第4図は夫々説明のた
めのガス絶縁電気装置の概念図、第5図、第6図
は夫々説明のための避雷器の一部拡大図である。 1……避雷器、2……ガス絶縁電気装置のケー
ス、3,4……高電圧電気機器、11……酸化亜
鉛素子、12……支持棒、15……保護部材。
Claims (1)
- ガス絶縁電気装置に使用される避雷器に於て、
前記避雷器を水平方向に配設すると共に、酸化亜
鉛素子を所要数積重ね、この積重ねた酸化亜鉛素
子の外周より収縮もしくは可撓性を有する保護部
材で被覆し、絶縁物よりなる支持棒にて一体的に
固着して前記避雷器を構成したことを特徴とする
ガス絶縁電気装置用避雷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7465784U JPS60187501U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | ガス絶縁電気装置用避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7465784U JPS60187501U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | ガス絶縁電気装置用避雷器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60187501U JPS60187501U (ja) | 1985-12-12 |
JPH0249681Y2 true JPH0249681Y2 (ja) | 1990-12-27 |
Family
ID=30615154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7465784U Granted JPS60187501U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | ガス絶縁電気装置用避雷器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60187501U (ja) |
-
1984
- 1984-05-22 JP JP7465784U patent/JPS60187501U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60187501U (ja) | 1985-12-12 |
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