JPH0249626Y2 - - Google Patents

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JPH0249626Y2
JPH0249626Y2 JP1984090918U JP9091884U JPH0249626Y2 JP H0249626 Y2 JPH0249626 Y2 JP H0249626Y2 JP 1984090918 U JP1984090918 U JP 1984090918U JP 9091884 U JP9091884 U JP 9091884U JP H0249626 Y2 JPH0249626 Y2 JP H0249626Y2
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は投入ばねを蓄勢し、この蓄勢力を放
出して開閉機構を投入する投入ばね操作形の回路
遮断器の投入保持機構に関するものである。
従来の技術 従来、投入ばね操作形の回路遮断器において、
例えば特開昭59−829号公報に示されるように開
閉機構の一対のトグルリンクの連結部に設けられ
た投入ローラと、これと対応して回動自在に軸支
され、ばねによつて偏倚力を与えられる投入ラツ
チの一端とが係合することによつて両トグルリン
クを伸張した閉路状態を保持するようなされてお
り、両トグルリンクがくの字形に折れ曲がつた開
路状態において、投入ばね操作機構によつて蓄勢
された投入ばねを放出することによつて、投入ラ
ツチとは回動中心の異なる別軸により回動自在に
軸支されて投入ローラと対応するように設けられ
た投入レバーが投入ローラをガイドに沿わせて押
し上げながら滑動させ、折れ曲がつている両トグ
ルリンクを伸張し、且つ投入ラツチをばねの偏倚
力に抗して回動させて開閉機構を投入する。投入
レバーが投入ローラを投入方向に押圧する最大ス
トローク位置に達すると、投入ローラと投入ラツ
チの先端係合部との間にギヤツプを生じ、投入ラ
ツチはばねの偏倚力により投入ローラと対応する
位置に戻り、投入レバーが最大ストローク位置を
越えて元に戻り始めると、投入ローラに投入ラツ
チの先端が係合して開閉機構を閉路状態に保持す
るようになされている。
考案が解決しようとする問題点 このように投入ラツチと投入レバーとが別々の
回転中心に軸支され、投入レバーで投入ローラを
押し上げて開閉機構を投入し、投入ローラを投入
ラツチで受けて閉路状態を保持するようにしたも
のでは、投入ローラ、投入レバーならびに投入ラ
ツチの3者の部品寸法誤差ならびに組立誤差によ
り投入ローラと投入ラツチの係合状態に微妙な変
化を与え、トリツプ荷重、接触圧力等にバラツキ
を生じる欠点、および寸法位置誤差を吸収するた
めに投入レバーが投入ローラを投入方向に押圧す
る最大ストロークと投入ラツチの先端係合部との
間のギヤツプを大きくとる必要があり、一時的に
接触子装置を必要以上に閉路方向へ押圧せねばな
らず、開閉機構、接触子装置の一部に歪を生じる
欠点等がみられた。
考案の目的 従つて、この考案の目的は上述の従来における
欠点を解消するもので、投入ラツチを投入カムの
同一回転中心の投入シヤフトに設けて、投入状態
を投入ローラと投入カムの周縁或は投入ローラと
投入ラツチとのいずれかの係合により保持するよ
うにした回路遮断器の投入保持機構を提供するこ
とである。
問題点を解決するための手段 先の従来における問題点を解決するために、こ
の考案は要約すれば投入ばね操作形の回路遮断器
において、投入カムと回転中心が同一の投入シヤ
フトに設けられた投入ラツチと、開閉機構の一部
に装着された投入ローラとを備え、投入カムが投
入ローラを押し上げて開閉機構が投入され、投入
状態において投入ばねが放出状態にある場合には
投入ローラと投入カムの周縁との係合により投入
状態が保持され、投入ばねが蓄勢された場合には
投入ローラと投入ラツチとの係合により投入状態
が保持されるように構成されている。
この考案の他の目的と特長は添付図面に沿つて
の以下の詳細な説明から明らかとなろう。
実施例 この考案の一実施例の回路遮断器として第1図
に示すものにおいて、接触子装置として固定主コ
ンタクト1と固定アーキングコンタクト2とが固
定側端子導体3に固着され、可動主コンタクト4
と可動アーキングコンタクト5がそれぞれ固定主
コンタクト1と固定アーキングコンタクト2に対
接するように可動主コンタクト杆6ならびに可動
アーキングコンタクト杆7に装着され、可動コン
タクト杆6,7は可動コンタクト軸8により可動
コンタクトホルダー9に回動自在に軸支され、一
端を可動コンタクト杆6,7に、他端をコンタク
トホルダー9に架設されたコンタクトスプリング
10により接触圧力を与えるように形成されてい
る。可動コンタクトホルダー9は可動コンタクト
ホルダー軸11により可動コンタクト支持板12
に回動自在に軸支される。U字形に形成された可
撓リード導体13は一端を可動コンタクト杆6,
7に、他端を可動側端子導体14に接続される。
消弧装置15は周知の磁性板からなるV字形の切
欠き部を備えた消弧グリツド16が消弧グリツド
サポート17に多数装着された消弧グリツド群な
らびに排出口18側に冷却板19とが成形絶縁物
からなる消弧室カバー20内に収納支持されてい
る。
左右両側の固定フレーム21に亘つて成形絶縁
物からなるモールドベース22が取付けられ、こ
のモールドベース22に可動コンタクト支持板1
2と、固定側端子導体3ならびに可動側端子導体
14が背面外方に突出するよう装着支持されてい
る。各極の接触子装置充電部を夫々前面側からモ
ールドベース22に向けて蔽うように薄い透明性
の絶縁物からなる極間セパレータ23が設けら
れ、モールドベース22と消弧室カバー20なら
びに極間セパレータ23とにより端子導体3,1
4ならびに操作ロツド24を除いて消弧室と主回
路導電部を囲むように形成されている。
接触子装置の開閉機構として絶縁物からなる各
極の操作ロツド24の一端は接続調整ボルト25
を介してコンタクトホルダー9に一体に連結さ
れ、極間セパレータ23の開口部より前面側への
突出端はコネクターレバー軸26を介して各極を
連結するクロスバー27を具えたコネクタレバー
28および投入リンク29のそれぞれの一端に連
結される。投入リンク29の他端は投入ローラ軸
30を介してトリツプリンク31の一端に連結さ
れ、更にトリツプリンク31の他端はトリツプリ
ンク軸32によりトリツプレバー33の一端に連
結されている。このトリツプレバー33はトリツ
プレバー軸34により回動自在に軸支されてい
る。軸26と固定フレーム21に設けたスプリン
グ架け片35との間に架設された遮断ばね36は
閉路状態では常時可動側コンタクト4,5を固定
側コンタクト1,2から開離させるように、且つ
コネクタレバー28を時計方向に回転させるよう
に作用する。投入リンク29とトリツプリンク3
1とは一対のトグルリンク機構を形成し、コネク
タレバー28の回転力が投入リンク29とトリツ
プリンク31とをくの字形に折り曲げるように作
用するが、両方のリンク29,31を連結する投
入リンク軸30に設けられた投入ローラ37と投
入ラツチ38の腕38aの一端とが係合すること
によつて両リンク29,31を伸張した閉路状態
に保持するように作用する。投入ラツチ38は投
入シヤフト39に回動自在に支承され、投入ラツ
チばね(図示されない)によつて時計方向に偏倚
されている。トリツプレバー33はトリツプレバ
ースプリング40により時計方向に偏倚され、他
端33aがフツク41に設けられたフツクローラ
ー42と釈放自在に係合され、フツク41はフツ
ク軸43に回動自在に軸支されフツクスプリング
44により反時計方向に偏倚されており、フツク
41の外周縁41aとトリガレバー45の回動軸
に設けたトリガー爪46と係合している。遮断ば
ね36によるコネクタレバー28の時計方向の回
転力のトリツプリンク31側に作用する力は軽減
されてトリツプレバー33、フツク41を介して
トリガー爪46によつて支承され、投入ラツチ3
8と共に回路遮断器を閉路状態に保持する。
開閉インジケータリンク47は一端を開閉によ
つて動くコネクタレバー28に他端を開閉インジ
ケーター48に連結され、開閉インジケーター4
8は一端側の表示部48aがフロントカバー49
の表示窓49aと対応し、他端部をレリーズレバ
ー軸50に回動自在に支承され、同軸上に開閉イ
ンターロツクレバー51ならびにレリーズレバー
52が軸支されている。
開閉インターロツクレバー51は開閉インター
ロツク連動ピン53が両側に突出するよう設けら
れており連動ピン53の一側が開閉インジケータ
ー48の下側縁に常時圧接するよう時計方向の偏
倚力が与えられ、連動ピン53の他側に開閉イン
ターロツクリンク54を支持する。開閉インター
ロツクリンク54の下端折り曲げ部には開閉イン
ターロツクピン55が装着され、開閉インターロ
ツクピン55はフロントカバー49の外部より操
作しうるように設けられた投入ボタン56と対応
するように設けられる。投入ボタン56の一端は
ハンドルシヤフト57に回動自在に装着される。
投入レリーズ爪58はレリーズレバー52の一
端と係合釈放可能に回動自在に支承され投入レリ
ーズ板59が一体に装着される。レリーズレバー
52の他端は投入シヤフト39に投入ラツチ38
と共に一体に装着された投入カム60に設けられ
た保持ローラ61と係合釈放自在に対応し、後述
の投入ばねが蓄勢された場合にはレリーズレバー
52の一端は投入レリーズ爪58と、他端は投入
カム60の保持ローラ61と夫々係合し、投入状
態は投入ローラ37と投入ラツチ38との係合に
より保持される。投入ばねが蓄勢されていない場
合には投入カム60の周縁によつても投入ローラ
37が支承されて投入状態が保持される。トリガ
ー連動レバー62は連動レバー軸63に回動自在
に一体に装着されトリガー連動レバーピン64が
設けられ、トリガー連動レバーピン64がトリガ
ーリンク65の一端に設けられた長孔66と遊嵌
接続される。トリガーリンク65の他端はトリガ
ーレバー45の一端と接続される。トリガースプ
リング67はトリガーリンク65の一端と機構フ
レーム68との間に架設され、トリガーリンクス
プリング69はトリガーリンク65とトリガー連
動レバー62との間に架設されている。
フツク連動レバー70は回路遮断器が投入でき
る状態にある時以外は開閉インターロツクピン5
5を下方に押し下げて投入ボタン56を空動きす
るように設けられたもので連動レバー軸63上に
回動自在に支承され、フツクリンクピン71によ
りフツクリンク72の一端に設けられた長孔73
と遊嵌接続される。フツクリンク72の他端はフ
ツクリンク軸74によりフツク41に連結されて
いる。間隙を置いて開閉機構部材を支持する一対
の機構フレーム68,68′間に架設するように
機構フレーム68,68′のガイド長孔68aを
挿通して両側に突出して設けられた投入ばねガイ
ド軸75と、第2図、第3図に示すように機構フ
レーム68,68′の両側に突出する部分の投入
シヤフト39に一体に枢着された投入クランク7
6の投入クランク軸77との間に投入ばね78が
架設される。投入ばねガイド79が投入ばね78
のコイル内を挿通するように設けられている。
先ず、第1図の閉路状態において、手動或は電
気的引外し指令が与えられると連動レバー軸63
を回動するように設けられており、連動レバー軸
63を介してトリガー連動レバー62を反時計方
向に回転し、トリガーリンク65に連なるトリガ
ーレバー45を時計方向に回転してトリガー爪4
6とフツク41との係合が外れ、フツク41は時
計方向に回動し、フツクローラー42とトリツプ
レバー33との係合が外れ、トリツプリンク31
ならびに投入リンク29が下方に引き落され、コ
ネクタレバー28が時計方向に回転して開閉機構
が崩潰した第4図に示す状態となり、可動側コン
タクト4,5は固定側コンタクト1,2より開離
した開路状態となる。第4図は投入ばね78が放
出状態にあり、投入ローラー37は投入カム60
の外周に沿つて移動し引外し自由となつている。
次に、第4図の引外し状態から引外し指令が断
たれると、トリガー連動レバー62とトリガーレ
バー45がトリガーリンク65に設けられたトリ
ガースプリング67によつて元の状態への復帰力
が作用しており、この際に手動或は電動操作によ
り投入クランク76が反時計方向に回転されて投
入ばね78が蓄勢されると、これと連動する投入
カム60が反時計方向に回転し、投入カム60の
周縁凹部60aが第5図に示すように投入ローラ
ー37と対向してトリツプレバースプリング40
によつてトリツプレバー33、トリツプリンク3
1を介して投入ローラー37は投入カム60の凹
所60aに落ち込み、トリツプレバー33は反時
計方向に回転してフツクローラー42と摺動する
外周縁とから外れて一端33aと係合する。次
に、フツク41はフツクスプリング44によつて
反時計方向に回動し、トリガーレバー45もトリ
ガースプリング67によつて反時計方向に回動
し、第5図に示すリセツト状態となる。第4図の
引外し状態にあつて投入ばね78が放出状態にあ
るときは、トリツプレバー33、フツク41が拘
束されていてリセツトできない。
更に、第5図に示すように投入ばね78が蓄勢
されてリセツト状態にあるときは、投入ばね78
の作用力は投入ばねガイド79を介して投入クラ
ンク軸77に作用して投入クランク76を反時計
方向に回転させるよう作用力が加わつており、投
入クランク76は投入シヤフト39を介して投入
カム60に連繋されて投入カム60を反時計方向
に回転させようとする。
投入カム60は保持ローラー61を備え、保持
ローラー61はレリーズレバー52と係合され、
レリーズレバー52に反時計方向の作用力が加わ
り、この作用力が投入レリーズ爪58によつて保
持されている。
上述のリセツト状態より回路遮断器を投入する
場合、投入ボタン56を押すとハンドルシヤフト
57を支点として時計方向に回動して開閉インタ
ーロツクピン55を介して投入レリーズ板59が
押されて投入レリーズ爪58が反時計方向に回転
し、レリーズレバー52との係合が外れレリーズ
レバー52は反時計方向に回転し、投入カム60
は保持ローラー61での支えを失つて投入ばね7
8の放出作用によつて反時計方向に回転し、投入
カム60の外周が投入ローラ37を押し上げて投
入リンク29とトリツプリンク31の屈曲を伸張
させ、投入リンク29はコネクタレバー28を押
してクロスバー27を反時計方向に回転させ、各
極のコネクタレバー28に連結される操作ロツド
24を押し、可動コンタクトホルダー9を時計方
向に回転し、可動側コンタクト4,5を固定側コ
ンタクト1,2に圧接する。この投入のほゞ最終
ストロークにおいて投入カム60の外周はほゞ投
入シヤフト39を中心とする円弧状となつて投入
が完了する。投入動作中、投入ローラ37は投入
ラツチ38を反時計方向に押すが投入完了と同時
に投入ラツチ38は投入ローラ37の作用がなく
なり、投入ラツチばね(図示せず)によつて元の
状態に戻り投入ラツチ38の腕の一端38aと投
入ローラ37とが対向する状態となる。投入ばね
78の作用力は投入クランク76を第2図の状態
から反時計方向に回転させ、投入クランク軸77
が投入シヤフト39を中心にほゞ180度回転した
第3図の位置で最も弱くなつて停止して第1図の
閉路状態となる。投入状態において投入ばね78
が蓄勢されると、投入カム60は反時計方向に回
転し、投入カム60の凹部60aが投入ローラ3
7と対向し、投入ローラ37は投入ラツチ38に
よつて支承された投入状態が保持される。
第6図乃至第8図は投入ばね78の蓄勢機構を
示すもので投入ばね78の蓄勢操作は電動操作と
手動操作の両方が併用される。
第6図乃至第8図において、一側の機構フレー
ム68′の外側と投入クランク76との間に歯車
80ならびにチヤージングレバー81が投入シヤ
フト39に一体に枢着されている。歯車80の歯
とそれぞれ係合するように固定爪82と送り爪8
3が設けられる。固定爪82は一端をビス98に
より機構フレーム68′に固定され、他端部を投
入シヤフト39に支持された固定爪サポート板8
4に軸85により回動自在に支承され、固定爪ば
ね86により反時計方向に偏倚されている。送り
爪83は軸87によりチヤージングレバー81に
回動自在に軸支され、送り爪ばね88により反時
計方向に偏倚されている。チヤージングレバー8
1の一端はチヤージングレバーピン89によりチ
ヤージングリンク90の一端の長孔91に遊嵌連
結されチヤージングレバーピン89と機構フレー
ム68′との間にチヤージングレバースプリング
92が架設されている。
チヤージングリンク90の他端は手動チヤージ
ングハンドル93に連結される。手動チヤージン
グハンドル93はフロントカバー49の外部から
操作するように設けられ、下端部に設けられたハ
ンドルシヤフト57に回動自在に軸支されてい
る。チヤージングレバー81の他端部と対応する
ようにモーターの回動軸94に一端が固着された
モータークランク95の他端に、クランクピン9
6によりチヤージングローラ97が装着されてい
る。
投入ばね78が第3図に示されるように放出状
態にあるときに、投入カム60は第1図、第4図
の状態にあり、この場合の投入ばね蓄勢機構は第
6図の状態で示される。手動操作の場合、手動チ
ヤージングハンドル93をフロントカバー49の
前面側に引き倒して反時計方向に回転させること
によりチヤージングリンク90を引張り、長孔9
1にチヤージングレバーピン89が係合してチヤ
ージングレバー81を反時計方向に回動し、チヤ
ージングレバー31に装着された送り爪83と歯
車80と係合しているために歯車80は反時計方
向に回転して投入シヤフト39に連なる投入クラ
ンク76が一体に回動し投入ばね78を圧縮して
いき、投入ばね78による逆転の防止は固定爪8
2によつて歯車80が一歯ごとに支えられてい
く。第8図の如く手動チヤージングハンドル93
を停止位置まで回動すると歯車80は反時計方向
に数歯送られ、固定爪82によつて保持される。
手動チヤージングハンドル93を元に戻して同様
の操作を繰り返すことにより、更に歯車80は反
時計方向に送られ投入ばね78が圧縮されて蓄勢
されていき、操作過程では常に歯車80は時計方
向に回転しようとする力が作用し、固定爪82に
よつて支承されているが投入ばね78が最大に圧
縮されて投入ばね78の作用線が投入ばねガイド
軸75と投入シヤフト39とを結ぶ線が反対側に
越えると、投入ばね78の投入クランク76に対
する作用力が反転し、反時計方向に作用して固定
爪82では支承できなくなり、この回転力を投入
カム60に設けられた保持ローラ61ならびにレ
リーズレバー52を介して投入レリーズ爪58に
よつて支承して第2図の投入期待の投入ばね蓄勢
状態に保持される。
電動操作による場合にはモーターの駆動により
モーターの回動軸94に一端を固着されたモータ
ークランク95を介してチヤージングローラ97
が回転して1回転毎にチヤージングレバー81の
一端縁を第6図から第7図に示す如く押圧回動さ
せる。このチヤージングレバー81の押圧回動に
よりチヤージングレバー81に装着された送り爪
83が歯車80を一歯宛反時計方向に送り、固定
爪82によつて支承する。この動作が繰返される
ことにより手動操作の場合と同様に投入ばね78
は圧縮蓄勢されていき、投入ばね78が最大に圧
縮されて投入クランク76に作用する力の方向が
反転した直後に、送り爪83と対応する歯車80
の歯は2歯ほど欠落させてあり、チヤージングレ
バー81、モータークランク95は空転し、歯車
80を送らなくなり、モーターの電源が切られて
投入ばね78の作用力を投入カム60を介して最
終的に投入レリーズ爪58によつて支承された蓄
勢状態が保持される。
考案の効果 上述のようにこの考案によれば、投入ばね78
の蓄勢力が投入シヤフト39に一体に装着された
投入カム60に設けられた保持ローラ61とレリ
ーズレバー52との係合により保持され、この係
合の釈放により投入ばね78の蓄勢力が放出さ
れ、投入カム60の外周が投入ローラ37を押し
上げて開閉機構を投入し、投入動作中、投入ロー
ラ37により投入カム60の回転中心と同一の投
入シヤフト39に回動自在に支持された投入ラツ
チ38は投入ラツチばねに抗して回動されるが、
投入完了と同時に投入ラツチ38は投入ローラ3
7と対向する位置に戻り、投入ローラ37は投入
カム60の周縁と係合して投入状態が保持され、
投入状態において再び投入ばね78が蓄勢されて
いくと、投入カム60が反時計方向に回転し投入
カム60の周縁が投入ローラ37との係合が外れ
ると、投入ローラ37と投入ラツチ38とが係合
して投入状態が保持されるようになつている。
従つて、この考案は投入ラツチ38の回転中心
が投入カム60の回転中心と同一に設けられ、投
入ラツチ38の先端係合部と投入カム60の投入
状態での投入ローラ37に対向する円弧部外周と
は同心となるために、投入ラツチ、投入カムの両
者の投入ローラ37に対する寸法関係が正確とな
り、投入カム60がどのような回転位置にあつて
も投入カム60に代つて投入ラツチ38が投入ロ
ーラ37を円滑に投入状態に保持しうる効果があ
り、従来装置の如く投入ローラ、投入レバーなら
びに投入ラツチの3者の部品寸法誤差、組立誤差
による投入ローラと投入ラツチとの係合状態の変
化がなくなり、投入レバーの投入ローラを投入方
向に押圧する最大ストロークと投入ラツチの先端
係合部との間のギヤツプを大きくとる必要がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路遮断器
の閉路状態における中央断面側面図、第2図は投
入ばねの蓄勢状態を示す側面図、第3図は投入ば
ねの放出状態を示す側面図、第4図は引外し状態
を示す一部中央断面側面図、第5図はリセツト
(開路)状態を示す一部中央断面側面図、第6乃
至8図は投入ばね蓄勢機構を示す側面図であつて
第6図は電動操作による蓄勢開始の状態、第7図
は電動操作によりチヤージングレバーが駆動され
た状態、第8図は手動操作によりチヤージングレ
バーを駆動した状態を夫々示す図、第9図は投入
ばね蓄勢機構の要部分解斜視図、第10図は投入
カム、投入ラツチならびに投入ローラとの関係を
示す拡大斜視図、第11図は投入機構釈放部を示
す斜視図、第12図および第13図は投入機構釈
放部の動作説明図、第14図は引外しインターロ
ツク部材の斜視図である。 図中、1:固定主コンタクト、2:固定アーキ
ングコンタクト、4:可動主コンタクト、5:可
動アーキングコンタクト、6:可動主コンタクト
杆、7:可動アーキングコンタクト杆、9:可動
コンタクトホルダー、10:コンタクトスプリン
グ、15:消弧装置、16:消弧グリツド、1
9:冷却板、20:消弧室カバー、21:固定フ
レーム、22:モールドベース、23:極間セパ
レータ、24:操作ロツド、27:クロスバー、
28:コネクタバー、29:投入リンク、30:
投入ローラ軸、31:トリツプリンク、32:ト
リツプリンク軸、33:トリツプレバー、35:
スプリング架け片、36:遮断ばね、37:投入
ローラ、38:投入ラツチ、39:投入シヤフ
ト、40:トリツプレバースプリング、41:フ
ツク、42:フツクローラー、43:フツク軸、
44:フツクスプリング、45:トリガレバー、
47:開閉インジケータリンク、48:開閉イン
ジケーター、49:フロントカバー、50:レリ
ーズレバー軸、51:開閉インターロツクレバ
ー、52:レリーズレバー、54:開閉インター
ロツクリンク、56:投入ボタン、57:ハンド
ルシヤフト、58:投入レリーズ爪、59:投入
レリーズ板、60:投入カム、61:保持ロー
ラ、62:トリガー連動レバー、65:トリガー
リンク、67,69:トリガースプリング、7
0:フツク連動レバー、72:フツクリンク、7
3:長孔、76:投入クランク、78:投入ば
ね、80:歯車、81:チヤージングレバー、8
2:固定爪、83:送り爪、89:チヤージング
レバーピン、90:チヤージングリンク、91:
長孔、92:チヤージングレバースプリング、9
3:チヤージング手動ハンドル、95:モーター
クランク、96:クランクピン、97:チヤージ
ングローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 投入シヤフトに装着された投入クランクに一端
    が係止された投入ばねと、前記投入シヤフトに装
    着された投入カムと、前記投入カムに設けられた
    保持ローラと、前記保持ローラに一端が係合され
    たレリーズレバーと、一対のトグルリンク機構の
    連結部に装着された投入ローラを備えた開閉機構
    とを有し、保持ローラとレリーズレバーの係合を
    釈放することによつて投入ばねの蓄勢力が放出さ
    れて開閉機構が投入され投入カムの周縁部が投入
    ローラと係合して投入状態が維持される回路遮断
    器において、 前記開閉機構が投入状態で前記投入ばねが蓄勢
    された場合、前記投入ローラと係合して投入状態
    を維持するように前記投入シヤフトに設けられて
    前記投入カムと同心の投入ラツチを備えたことを
    特徴とする回路遮断器の投入保持機構。
JP9091884U 1984-06-20 1984-06-20 回路遮断器の投入保持機構 Granted JPS617847U (ja)

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JPH0531610A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Kiyoshi Takaura 穴明け装置

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JPS4922102A (ja) * 1972-06-16 1974-02-27

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