JPH0244098B2 - Kairoshadanki - Google Patents

Kairoshadanki

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JPH0244098B2
JPH0244098B2 JP15913284A JP15913284A JPH0244098B2 JP H0244098 B2 JPH0244098 B2 JP H0244098B2 JP 15913284 A JP15913284 A JP 15913284A JP 15913284 A JP15913284 A JP 15913284A JP H0244098 B2 JPH0244098 B2 JP H0244098B2
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lever
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spring
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JP15913284A
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JPS6139427A (ja
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Masao Horikawa
Junichi Sonoda
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Terasaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Terasaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は投入ばね蓄勢形の回路遮断器に関
し、特に閉路状態において投入ばねが蓄勢されて
いても投入ボタンの作動で投入ばねが釈放される
ことを防止するものである。
従来の技術 従来装置として回路遮断器が閉路位置にあり、
投入ばねが蓄勢された状態で投入操作子を投入位
置に移動しても投入ばねの蓄勢力を放出できない
ように構成されたものが例えば実公昭50−26907
号公報に開示されている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、この様な装置は投入操作子上に中間部
が軸支されてその一端の変位によつてラツチを外
す解錠レバーと、この解錠レバーの他端と係合し
うる変位可能な係合子と、接点の閉成動作と連動
して係合子を解錠レバーの他端から離れた位置に
変位させるレバーとを備え、接点の閉合時には投
入操作子の変位にもかゝわらずラツチの解錠動作
を不能にしたものであるが、回路遮断器が投入さ
れており、投入ばねが蓄勢された状態で投入操作
子を投入位置に保持した操作中に回路遮断器が事
故によりトリツプして開路された場合、開路時に
開閉機構と連動するレバーが係合子を変位させて
解錠レバーならびに投入操作子を介して操作者に
大きな衝撃力を与えるか、或は係合子の変位によ
り解錠レバーの一端が支点となり、他端がラツチ
を解除して回路遮断器が再投入されて事故の拡大
に発展する欠点がみられる。
発明の目的 従つて、この発明の目的は上述の従来における
欠点を解消するもので、回路遮断器が投入されて
投入ばねが蓄勢された状態において、投入ボタン
を操作しても投入ばねの蓄勢力を放出することが
できず、また投入ボタンを投入位置に保持した操
作中に回路遮断器がトリツプした場合にも再投入
することのない回路遮断器を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 この発明を要約すれば、投入ばね操作形の回路
遮断器において、開閉機構の閉路方向の動きと連
動して回動され、閉路方向に対してはばねによつ
て偏倚力が与えられる開閉インターロツクレバー
と、開閉インターロツクレバーに一端が回動自在
に保持され、他端部が投入ボタンと対応する開閉
インターロツクリンクと、投入ばねの蓄勢力を釈
放自在に保持する投入レリーズ爪と一体に装着さ
れた投入レリーズ板とを備え、回路遮断器の開路
時には投入ボタンと投入レリーズ板との間に連動
し得る対応位置に開閉インターロツクリンクの他
端部が介在し、閉路時には開閉インターロツクリ
ンクの他端部が対応位置を離脱するように設けら
れたものである。
発明の実施例 この発明の一実施例の回路遮断器として第1図
に示すものにおいて、接触子装置として固定主コ
ンタクト1と固定アーキングコンタクト2とが固
定側端子導体3に固着され、可動主コンタクト4
の可動アーキングコンタクト5がそれぞれ固定主
コンタクト1と固定アーキングコンタクト2に対
接するように可動主コンタクト杆6ならびに可動
アーキングコンタクト杆7に装着され、可動主コ
ンタクト杆6,7は可動コンタクト軸8により可
動コンタクトホルダー9に回動自在に軸支され、
一端を可動コンタクト杆6,7に、他端をコンタ
クトホルダー9に架設されたコンタクトスプリン
グ10により接触圧力を与えるように形成されて
いる。可動コンタクトホルダー9は可動コンタク
トホルダー軸11により可動コンタクト支持板1
2に回動自在に軸支されている。U字形に形成さ
れた可撓リード導体13は一端を可動コンタクト
杆6,7に、他端を可動側端子導体14に接続さ
れている。消弧装置15は周知の磁性板からなる
V字形の切欠き部を備えた消弧グリツド16が消
弧グリツドサポー17に多数装着された消弧グリ
ツド群ならびに排出口18側に冷却板19とが成
形絶縁物からなる消弧室カバー20内に収納支持
される。左右両側の固定フレーム21に亘つて成
形絶縁物からなるモールドベース22が取付けら
れ、このモールドベース22に可動コンタクト支
持板12と、固定側端子導体3ならびに可動側端
子導体14が背面外方に突出するよう装着支持さ
れている。各極の接触子装置充電部を夫々前面側
からモールドベース22に向けて蔽うように薄い
透明性の絶縁部からなる極間セパレータ23が設
けられ、モールドベース22と消弧室カバー20
ならびに極間セパレータ23とにより端子導体
3,14ならびに操作ロツド24を除いて消弧室
と主回路導電部を囲むように形成されている。
接触子装置の開閉機構として絶縁物よりなる各
極の操作ロツド24の一端は接続調整ボルト25
を介してコンタクトホルダー9に一体に連結さ
れ、極間セパレータ23の開口部より前面側への
突出端はコネクタレバー軸26を介して各極を連
結するクロスバー27を具えたコネクタレバー2
8および投入リンク29のそれぞれの一端に連結
される。投入リンク29の他端は投入ローラ軸3
0を介してトリツプリンク31の一端に連結さ
れ、更にトリツプリンク31の他端はトリツプリ
ンク軸32によりトリツプレバー33の一端に連
結されている。このトリツプレバー33はトリツ
プレバー軸34により回動自在に軸支されてい
る。軸26と固定フレーム21に設けたスプリン
グ架け片35との間に架設された遮断ばね36は
閉路状態では常時可動側コンタクト4,5を固定
側コンタクト1,2から開離させるように、且つ
コネクトレバー28を時計方向に回転させるよう
に作用する。投入リンク29とトリツプリンク3
1とは一対のトグルリンク機構を形成し、コネク
トレバー28の回転力が投入リンク29とトリツ
プリンク31とを「く」の字形に折り曲げるよう
に作用するが、両方のリンク29,31を連結す
る投入リンク軸30に設けられた投入ローラ37
と投入ラツチ38の腕38aの一端とが係合する
ことによつて両リンク29,31を伸張した閉路
状態に保持するように作用する。投入ラツチ38
は投入シヤフト39に回動自在に支承され、投入
ラツチばね(図示されない)によつて時計方向に
偏倚されている。トリツプレバー33はトリツプ
レバースプリング40により時計方向に偏倚さ
れ、他端33aがフツク41に設けられたフツク
ローラ42と釈放自在に係合され、フツク41は
フツク軸43に回動自在に軸支され且つフツクス
プリング44により反時計方向に偏倚されてお
り、フツク41のフツク爪41aとトリガレバー
45の回動軸に設けたトリガー爪46と係合して
いる。遮断ばね36によるコネクタレバー28の
時計方向の回転力のトリツプリンク31側に作用
する力は軽減されてトリツプレバー33、フツク
41を介してトリガー爪46によつて支承され、
投入ラツチ38と共に回路遮断器を閉路状態に保
持する。
開閉インジケータリンク47は一端が開閉によ
つて動くコネクトレバー28に且つ他端が開閉イ
ンジケーター48に連結され、開閉インジケータ
ー48は一端側の表示部48aがフロントカバー
49の表示窓49aと対応し、他端部がレリーズ
レバー軸50に回動自在に支承され、同軸上に開
閉インターロツクレバー51とレリーズレバー5
2が軸支されている。また、開閉インターロツク
レバー51は開閉インターロツク連動ピン53が
両側に突出するよう設けられており、連動ピン5
3の一側が開閉インジケーター48の下側縁に常
時圧接するよう時計方向の偏倚力が与えられ連動
ピン53の他側に開閉インターロツクリンク54
を支持する。開閉インターロツクリンク54の下
端折り曲げ部には開閉インターロツクピン55が
装着され、開閉インターロツクピン55はフロン
トカバー49の外部より操作しうるように設けら
れた投入ボタン56と対応するように設けられて
いる。また投入ボタン56の一端はハンドルシヤ
フト57に回動自在に装着されている。
投入レリーズ爪58はレリーズレバー52の一
端と係合釈放可能に回動自在に支承され、投入レ
リーズ板59が一体に装着されている。レリーズ
レバー52の他端は投入シヤフト39に投入ラツ
チ38と共に一体に装着された投入カム60に設
けられた保持ローラ61と係合釈放自在に対応
し、後述の投入ばねが蓄勢された場合にはレリー
ズレバー52の一端が投入レリーズ爪58と、他
端が投入カム60の保持ローラ61と夫々係合
し、投入状態は投入ローラ37と投入ラツチ38
との係合により保持される。投入ばねが蓄勢され
ていない場合には、投入カム60の周縁によつて
も投入ローラ37が支承されて投入状態が保持さ
れる。
トリガー連動レバー62は連動レバー軸63に
回動自在に一体に装着され、トリガー連動レバー
ピン64が設けられていて、トリガー連動レバー
ピン64がトリガーリンク65の一端に設けられ
た長孔66と遊嵌接続される。トリガーリンク6
5の他端はトリガーレバー45の一端と接続され
ている。トリガースプリング67はトリガーリン
ク65の一端と機構フレーム68との間に架設さ
れ、トリガーリンクスプリング69はトリガーリ
ンク65とトリガー連動レバー62との間に架設
されている。フツク連動レバー70は回路遮断器
が投入できる状態にある時以外は、開閉インター
ロツクピン55を下方に押し下げて投入ボタン5
6を空動きするように設けられたもので、連動レ
バー軸63上に回動自在に支承され、フツクリン
クピン71によりフツクリンク72の一端に設け
られた長孔73と遊嵌接続される。フツクリンク
72の他端はフツクリンク軸74によりフツク4
1に連結されている。間〓を置いて開閉機構部を
支持する一対の機構フレーム68,68′間に架
設するように機構フレーム68,68′のガイド
長孔68aを挿通して両側に突出して設けられた
投入ばねガイド軸75と、第2図、第3図に示す
ように機構フレーム68,68′の両側に突出す
る部分の投入シヤフト39に一体に枢着された投
入クランク76の投入クランク軸77との間に投
入ばね78が架設される。また、投入ばねガイド
79が投入ばね78のコイル内を挿通するように
設けられている。
第1図の閉路状態において、手動或は電気的引
外し指令が与えられると連動レバー軸63を回動
するように設けられており、連動レバー軸63を
介してトリガー連動レバー62を反時計方向に回
転し、トリガーリンク65に連なるトリガレバー
45を時計反向に回転してトリガー爪46とフツ
ク41との係合が外れ、フツク41は時計方向に
回動し、フツクローラー42とトリツプレバー3
3との係合が外れ、トリツプリンク31と投入リ
ンク29が下方に引き落され、コネクトレバー2
8が時計方向に回転して開閉機構が崩漬した第4
図に示す状態となり、可動側コンタクト4,5は
固定側コンタクト1,2より開離した開路状態と
なる。また、第4図は投入ばね78が放出状態に
あり、投入ローラ37は投入カム60の外周に沿
つて移動し引外し自由となつている。
更に、第4図の引外し状態から引外し指令が断
たれると、トリガー連動レバー62とトリガーレ
バー45がトリガーリンク65に設けられたトリ
ガースプリング67によつて元の状態への復帰力
が作用しており、この際に手動或は電動操作によ
つて投入クランク76が反時計方向に回転され、
投入ばね78が蓄勢されると、これと連動する投
入カム60が反時計方向に回転し、投入カム60
の周縁凹部60aが第5図に示すように投入ロー
ラ37と対向してトリツプレバースプリング40
によつてトリツプレバー33、トリツプリンク3
1を介して投入ローラ37は投入カム60の凹所
60aに落ち込み、トリツプレバー33は反時計
方向に回転してフツクローラー42と摺動する外
周縁とから外れて一端33aと係合する。次に、
フツク41はフツクスプリング44によつて反時
計方向に回動し、トリガレバー45もトリガース
プリング67によつて反時計方向に回動し、第5
図に示すリセツト状態となる。第4図の引外し状
態にあつて投入ばね78が放出状態にあるとき
は、トリツプレバー33、フツク41が拘束され
ていてリセツトできない。
第5図に示すように投入ばね78が蓄勢されて
リセツト状態にあるとき、投入ばね78の作用力
は投入ばねガイド79を介して投入クランク軸7
7に作用して投入クランク76を反時計方向に回
転させるよう作用力が加わつており、投入クラン
ク76は投入シヤフト39を介して投入カム60
に連繋されて投入カム60を反時計方向に回転さ
せようとする。この投入カム60は保持ローラ6
1を備え、保持ローラ61はレリーズレバー52
と係合され、レリーズレバー52に反時計方向の
作用力が加わり、この作用力が投入レリーズ爪5
8によつて保持されている。
上述のリセツト状態より回路遮断器を投入する
場合、投入ボタン56を押すとハンドルシヤフト
57を支点として時計方向に回動し、開閉インタ
ーロツクピン55を介して投入レリーズ板59が
押されて投入レリーズ爪58が反時計方向に回転
し、レリーズレバー52との係合が外れ、レリー
ズレバー52は反時計方向に回転し、投入カム6
0は保持ローラ61での支えを失つて投入ばね7
8の放出作用によつて反時計方向に回転し、投入
カム60の外周が投入ローラ37を押し上げ、投
入リンク29とトリツプリンク31の屈曲を伸張
させて投入リンク29はコネクトレバー28を押
し、クロスバー27を反時計方向に回転させ、各
極のコネクタレバー28に連結される操作ロツド
24を押し、可動コンタクトホルダー9を時計方
向に回転し、可動側コンタクト4,5を固定側コ
ンタクト1,2に圧接する。この投入のほゞ最終
ストロークにおいて、投入カム60の外周はほゞ
投入シヤフト39を中心とする円弧状となり投入
が完了する。投入動作中、投入ローラ37は投入
ラツチ38は反時計方向に押すが、投入完了と同
時に投入ラツチ38は投入ローラ37の作用がな
くなり、投入ラツチばね(図示せず)によつて元
の状態に戻り、投入ラツチ38の腕の一端38a
と投入ローラ37とが対向する状態となる。投入
ばね78の作用力は投入クランク76を第2図の
状態から反時計方向に回転させ、投入クランク軸
77が投入シヤフト39を中心にほゞ180度回転
した第3図の位置で最も弱くなつて停止して第1
図の閉路状態となる。投入状態において投入ばね
78が蓄勢されると、投入カム60の反時計方向
に回転し、投入カム60の凹部60aが投入ロー
ラ37と対向し、投入ローラ37は投入ラツチ3
8によつて支承された投入状態が保持される。
第6図乃至第8図は投入ばね78の蓄勢機構を
示すもので投入ばね78の蓄勢操作は電動操作と
手動操作の両方が併用される。
これら第6図乃至第8図において、一側の機構
フレーム68′の外側と投入クランク76との間
に歯車80とチヤージングレバー81とが投入シ
ヤフト39に一体に枢着される。歯車80の歯と
それぞれ係合するように固定爪82と送り爪83
が設けられる。固定爪82は一端がビス98によ
り機構フレーム68′に固定され、他端部が投入
シヤフト39に支持された固定爪サポート板84
に軸85により回動自在に支承され、固定爪ばね
86により反時計方向に偏倚されている。送り爪
83は軸87によりチヤージングレバー81に回
動自在に軸支され送り爪ばね88により反時計方
向に偏倚される。チヤージングレバー81の一端
はチヤージングレバーピン89によりチヤージン
グリンク90の一端の長孔91に遊嵌連結され、
チヤージングレバーピン89と機構フレーム6
8′との間にチヤージングレバースプリング92
が架設されている。
また、チヤージングリンク90の他端は手動チ
ヤージングハンドル93に連結されている。手動
チヤージングハンドル93はフロントカバー49
の外部から操作するように設けられ、下端部に設
けられたハンドルシヤフト57に回動自在に軸支
されている。チヤージングレバー81の他端部と
対応するようにモーターの回動軸94に一端が固
着されたモータークランク95の他端にクランク
ピン96によりチヤージングローラ97が装着さ
れている。
投入ばね78が第3図に示すように放出状態に
あるとき、投入カム60は第1図、第4図の状態
にあり、この場合の投入ばね蓄勢機構は第6図の
状態で示される。手動操作の場合、手動チヤージ
ングハンドル93をフロントカバー49の前面側
に引き倒して反時計方向に回転させることにより
チヤージングリンク90の引張り、長孔91にチ
ヤージングレバーピン89が係合してチヤージン
グレバー81を反時計方向に回動し、チヤージン
グレバー81に装着された送り爪83と歯車80
と係合しているために歯車80は反時計方向に回
転して投入シヤフト39に連なる投入クランク7
6が一体に回動し、投入ばね78を圧縮してい
き、投入ばね78による逆転の防止は固定爪82
によつて歯車80が一歯ごとに支えられていく。
従つて、第8図の如く手動チヤージングハンドル
93を停止位置まで回動すると、歯車80は反時
計方向に数歯送られ、固定爪82によつて保持さ
れる。手動チヤージングハンドル93を元に戻
し、同様の操作を繰り返すことによつて、更に歯
車80は反時計方向に送られ投入ばね78が圧縮
され蓄勢されていき、操作過程では常に歯車80
は時計方向に回転しようとする力が作用して固定
爪82によつて支承されているが、投入ばね78
が最大に圧縮され、投入ばね78の作用線が、投
入ばねガイド軸75と投入シヤフト39とを結ぶ
線が反対側に越えると、投入ばね78の投入クラ
ンク76に対する作用力が反転し、反時計方向に
作用して固定爪82では支承できなくなり、この
回転力を投入カム60に設けられた保持ローラ6
1とレリーズレバー52を介して投入レリーズ爪
58によつて支承して第2図の投入期待の投入ば
ね蓄勢状態に保持される。電動操作による場合は
モーターの駆動によりモーターの回動軸94に一
端を固着されたモータクランク95を介してチヤ
ージングローラ97が回転して1回転毎にチヤー
ジングレバー81の一端縁を第6図から第7図に
示す如く押圧回動させる。このチヤージングレバ
ー81の押圧回動によりチヤージングレバー81
に装着された送り爪83が歯車80を一歯宛反時
計方向に送り、固定爪82によつて支承する。こ
の動作が繰返されることにより手動操作の場合と
同様に投入ばね78は圧縮蓄勢されていき、投入
ばね78が最大に圧縮された投入クランク76に
作用する力の方向が反転した直後に送り爪83と
対応する歯車80の歯は2歯ほど欠落させてあ
り、チヤージングレバー81、モータークランク
95は空転し、歯車80を送らなくなり、モータ
ーの電源が切られて投入ばね78の作用力を投入
カム60を介して最終的に投入レリーズ爪58に
よつて支承された蓄勢状態が保持される。
上述の如く構成されたこの発明での回路遮断器
の投入ボタン56による投入操作と投入阻止につ
いて第10A,B図乃至第13図を参照して説明
する。
回路遮断器が開路状態にあり、投入ばね78が
蓄勢されて投入カム60に設けられた保持ローラ
61と、レリーズレバー軸50に回動自在に軸支
されたレリーズレバー52の一端と係合され、レ
リーズレバー52の他端が投入レリーズ爪58に
係合されて蓄勢状態が保持されたリセツト状態を
第11図に示すもので、回路遮断器の開閉によつ
て動く開閉機構のコネクタレバー28は開路位置
にあり、コネクタレバー28に開閉インジケータ
リンク47を介して連結される開閉インジケータ
ー48はレリーズレバー軸50を支点として時計
方向に回動され表示部28aが表示窓49aに表
示する対応位置にある。開閉インターロツクレバ
ー51は一端がレリーズレバー軸50に回動自在
に軸支され、開閉インターロツク連動ピン53を
装着し、開閉インターロツク連動ピン53を介し
て開閉機構との動きと一体に連動する開閉インジ
ケーター48の閉路方向の動きと連動して一方向
に回動され、開路方向に一端が開閉インジケータ
ー48に他端が開閉インターロツクレバー51に
架設される開閉インジケータばね99によつて開
閉インジケーター48の下辺に圧接するよう偏倚
されている。
この開閉インターロツクレバー51は分岐腕5
1aを有し、その先端はマイクロスイツチ作動ピ
ン100を備え、マイクロスイツチ作動ピン10
0がマイクロスイツチ101の作動レバー101
aを作動した状態に維持している。開閉インター
ロツクレバー51には開閉インターロツク連動ピ
ン53に一端が回動自在に保持され、他端部の開
閉インターロツクピン55が投入ボタン56と作
動的に対応する位置にくるように開閉インターロ
ツクリンク54が設けられ、開閉インターロツク
レバー51と開閉インターロツクリンク54との
間に架設された開閉インターロツクばね102に
より投入ボタン56と対応するよう時計方向に偏
倚力が与えられている。投入レリーズ板59は投
入レリーズ爪58に一体に装着され、投入ボタン
56と対応するように延長され、投入レリーズ板
59と投入ボタン56との間に開閉インターロツ
クリンク54の開閉インターロツクピン55が連
動し得るように設定され、ハンドルシヤフト57
を支点として投入ボタン56を押圧回動すること
により開閉インターロツクピン55を介して投入
レリーズ板59を回動させ、投入レリーズ爪58
を反時計方向に回転し、レリーズレバー52との
係合が外れ、レリーズレバー52と投入カム60
の保持ローラ61との係合が外れ、投入ばね78
の蓄勢力を放出して回路遮断器を閉路する。
また、投入ボタン56によらずに電気的に回路
遮断器を投入する場合は、回路遮断器が開路して
おり、投入ばねの蓄勢機構がリセツトされた第1
1図の状態を検出したマイクロスイツチ101の
閉接点を投入ばね78を釈放する電磁装置の電磁
コイル(図示されない)に接続して電気投入回路
を設けることにより電気的な投入操作が可能とな
る。
次に回路遮断器が閉路状態で、投入ばね78が
蓄勢保持された第12図の状態においては開閉機
構が閉路位置へ動くことによりこれと連動する開
閉インジケーター48により開閉インターロツク
ピン53を押圧して開閉インターロツクレバー5
1がレリーズレバー軸50を支点として反時計方
向に回動され、これに保持される開閉インターロ
ツクリンク54は下方に移動して下端部に設けら
れている開閉インターロツクピン55が投入レリ
ーズ板59と投入ボタン56との連動対応する位
置により下方にずれた位置に運ばれており、投入
ボタン56を投入方向に押圧しても投入レリーズ
板59が動作せず投入ばね78を釈放することが
できず、不必要な投入ばね78の空釈放が防止さ
れる。この場合、開閉インターロツクレバー51
のマイクロスイツチ作動ピン100はマイクロス
イツチ101の作動レバー101aを解放して投
入ばね78を釈放する電気投入回路はマイクロス
イツチ101の開接点により回路遮断器を投入で
きないように形成できる。
更に、回路遮断器が閉路されて投入ばねが蓄勢
された状態であつて投入ボタン56を投入位置に
操作して維持されている際に回路遮断器がトリツ
プした場合、第13図に示すように開閉機構によ
り開閉インジケーター48は時計方向に回動され
て第11図に示す開路位置となるが、開閉インタ
ーロツクリンク54は一端の開閉インターロツク
ピン55が上方に移動する途中に投入ボタン56
と係合して投入レリーズ板59と投入ボタン56
との連動対応する位置により下方にずれた位置に
保持され、投入ボタン56により投入レリーズ板
59が動作せず、投入ばね78は釈放されず且つ
再投入されず、回路遮断器を再投入するためには
投入ボタン56の投入指令を解除して第11図の
状態に戻してからでなければ再投入できない。
また、この場合には投入ボタン56と開閉イン
ターロツクピン55との係合により開閉インター
ロツクリンク54を介して開閉インターロツクレ
バー51も時計方向に回動された状態で保持さ
れ、マイクロスイツチ作動ピン100はマイクロ
スイツチ101の作動レバー101aを開放した
状態が維持されるために電気投入回路はマイクロ
スイツチ101の開接点により回路遮断器が電気
的な操作により再投入されることもない。
発明の効果 以上のように、この発明は投入ばね操作形の回
路遮断器において、開閉機構の閉路方向の動きと
連動して回動され、開路方向に対してはばね99
によつて偏倚力が与えられる開閉インターロツク
レバー51と、開閉インターロツクレバー51に
一端が回動自在に保持され、他端部が投入ボタン
56と対応する開閉インターロツクリンク54
と、投入ばね78の蓄勢力を釈放自在に保持する
投入レリーズ爪58と一体に装着された投入レリ
ーズ板59とを備え、回路遮断器の開路時には投
入ボタン56と投入レリーズ板59との間に連動
し得る対応位置に開閉インターロツクリンク54
の他端部が介在し、開路時には開閉インターロツ
クリンク54の他端部が対応位置を離脱するよう
に設けられたものであるので、回路遮断器が閉路
状態で投入ばねが蓄勢されていても投入ボタン5
6を投入位置に操作しても投入ばね78を釈放す
ることができず、不必要な投入ばねの空釈放が防
止される。また、回路遮断器が投入された状態で
投入ボタン56が投入位置に押しつづけ、回路遮
断器がトリツプした場合にも再投入することが防
止できる。この上に、開閉インターロツクレバー
51の位置状態を検出するスイツチ101を設
け、スイツチ101を電気投入回路に接続するこ
とにより電気的な投入操作に対しても投入ボタン
56の投入操作と同様に不必要な投入ばね78の
空釈放ならびに再投入が簡単に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路遮断器
の閉路状態における中央断面側面図、第2図は投
入ばねの蓄勢状態を示す側面図、第3図は投入ば
ねの放出状態を示す側面図、第4図は引外し状態
を示す一部中央断面側面図、第5図はリセツト
(開路)状態を示す一部中央断面側面図、第6乃
至8図は投入ばね蓄勢機構を示す側面図であつて
第6図は電動操作による蓄勢開始の状態、第7図
は電動操作によりチヤージングレバーが駆動され
た状態、第8図は手動操作によりチヤージングレ
バーを駆動した状態を夫々示し、第9図は投入ば
ね蓄勢機構の要部分解斜視図、第10A図はこの
発明の回路遮断器での要部斜視図で、第10B図
は要部組立部品の分解斜視図、第11乃至第13
図はこの発明による要部動作説明図である。図
中、1:固定主コンタクト、2:固定アーキング
コンタクト、4:可動主コンタクト、5:可動ア
ーキングコンタクト、6:可動主コンタクト杆、
7:可動アーキングコンタクト杆、9:可動コン
タクトホルダー、10:コンタクトスプリング、
15:消弧装置、16:消弧グリツド、19:冷
却板、20:消弧室カバー、21:固定フレー
ム、22:モールドベース、23:極間セパレー
タ、24:操作ロツド、27:クロスバー、2
8:コネクタバー、29:投入リンク、30:投
入ローラ軸、31:トリツプリンク、32:トリ
ツプリンク軸、33:トリツプレバー、35:ス
プリング架け片、36:遮断ばね、37:投入ロ
ーラ、38:投入ラツチ、39:投入シヤフト、
40:トリツプレバースプリング、41:フツ
ク、42:フツクローラー、45:トリガレバ
ー、47:開閉インジケータリンク、48:開閉
インジケーター、49:フロントカバー、51:
開閉インターロツクレバー、52:レリーズレバ
ー、54:開閉インターロツクリンク、56:投
入ボタン、57:ハンドルシヤフト、58:投入
レリーズ爪、59:投入レリーズ板、60:投入
カム、61:保持ローラ、62:トリガー連動レ
バー、65:トリガーリンク、67,69:トリ
ガースプリング、70:フツク連動レバー、7
2:フツクリンク、76:投入クランク、78:
投入ばね、80:歯車、81:チヤージングレバ
ー、82:固定爪、83:送り爪、89:チヤー
ジングレバーピン、90:チヤージングリンク、
92:チヤージングレバースプリング、93:手
動チヤージングハンドル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 投入シヤフトに装着された投入クランクに一
    端が係止された投入ばねと、前記投入シヤフトに
    装着された投入カムに設けられた保持ローラと、
    前記保持ローラに一端が係合されたレリーズレバ
    ーと、前記レリーズレバーの他端と係合される投
    入レリーズ爪とを有し、投入ボタンの投入操作に
    より前記投入レリーズ爪とレリーズレバーとの係
    合を外すことによつてレリーズレバーと保持ロー
    ラとの係合が釈放され、これによつて投入ばねの
    蓄勢力が放出されて開閉機構が投入されるように
    成つた回路遮断器において、 開閉機構のコネクタレバー28と接続された開
    閉インジケータリンク47に一端が連結されて、
    他端が前記レリーズレバーの回動軸50に軸支さ
    れた開閉インジケータ48と、 前記レリーズレバー52の回動軸に軸支されて
    開閉インターロツク連動ピン53を介して前記開
    閉インジケータ48に連動された開閉インターロ
    ツクレバー51と、 前記開閉インターロツクレバー51の開閉イン
    ターロツク連動ピン53に一端部が回動自在に保
    持され、他端部が前記投入ボタン56と対応され
    た開閉インターロツクリンク54と、 前記投入レリーズ爪58と一体に装着された投
    入レリーズ板59と、 前記投入ボタン56と前記投入レリーズ板59
    との間に介在する開閉インターロツクリンク54
    の前記他端部に設けられた開閉インターロツクピ
    ン55と、 から構成され、回路遮断器の開路時に前記開閉イ
    ンターロツクピン55が前記投入ボタン56およ
    び投入レリーズ板59と連動される対応位置に設
    定されて、回路遮断器の閉路時には前記対応位置
    より離脱された不連動位置に設定されることを特
    徴とする回路遮断器。
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