JPH024936A - 酸素機器用酸素不燃合金 - Google Patents

酸素機器用酸素不燃合金

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JPH024936A
JPH024936A JP15374488A JP15374488A JPH024936A JP H024936 A JPH024936 A JP H024936A JP 15374488 A JP15374488 A JP 15374488A JP 15374488 A JP15374488 A JP 15374488A JP H024936 A JPH024936 A JP H024936A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ 本発明は各種酸素機器の接ガス部等に用いる酸素機器用
酸素不燃合金に関するものである。
[従来の技術] 酸素圧縮機や液体酸素ポンプ又は酸素用弁類或いは圧力
計等の各種酸素機器は、可動部分や接続部分から出火し
易く、しかも、構成部品の大部分か酸素中で燃焼する素
材でてきているため、出火すると酸素プラント全体の大
火災に発展する危険性がある。
そこで、」1記したような各種酸素機器の多くは、特に
出火する危険が大きい部分のみに酸素中で不燃な金属を
用いるようにし、その他の部分を鉄鋼等の通常の金属で
構成するようにしている。
」1記、酸素中で不燃な金属は、銀、金、白金の貴金属
のみてあり、従来はこれらのうちでは人手し易い純銀を
用いていた。
又、酸素中で不燃な合金は従来開発されていなかった。
」−2各種酸素機器に酸素中で不燃な金属である純銀を
用いた例として、高圧酸素圧縮機のラビリンスシール部
を第5図で説明する。
圧縮機本体1の軸心に設けた回転軸2の外周に軸方向一
定間隔を置いて例えばニッケル製のフィン3を複数枚固
定し、圧縮機本体1内部には前記フィン3に対して僅少
な間隔!を有する厚肉の純銀製のブツシュ4を取付けて
、フィン3とフッンユ4によりシールを行うようにする
−に記純銀製のブツシュ4は、回転軸2か振れてフィン
3かブツシュ4に接触しても、不燃性であるので火災を
発生させず、又、厚肉としてあり且つ軟らかいのでフィ
ン3が接触した時のJ衝撃を緩和してフィン3等の破壊
を防止しシル性を保持するように機能する。
[発明か解決しようとする課題] しかしなから、各種酸素機器に酸素中で不燃な金属とし
て用いられる純銀は、極めて高価であるという問題を有
し、各種酸素機器の価格中純銀製の部品の割合か散開に
も及んでいた。
又、純銀は硬度或いは強度等の面で機械的部品としての
物理的特性か劣っており、部品に要求される物理的特性
を備えさせるようにするには純銀の肉厚を変える程度の
手段しかなく、この場合にも純銀の価格の問題か影響し
て部品コストの一層の増大を招いていた。
本発明は上述の実情に鑑み、安価で必要個所にふんだん
に使用することかでき、しかも機械部品として優れてい
る酸素機器用酸素不燃合金を提供することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は最大限93%の銅を含み、残りを銀で構成した
ことを特徴とする酸素機器用酸素不燃合金、及び最大限
93%の銅を含み、最大限10%の銅及び銀以外の金属
を含み、残りを銀で構成したことを特徴とする酸素機器
用酸素不燃合金にかかるものである。
[作   用コ 銅は貴金属を除いて最も酸素中での燃焼熱が低いため、
銅を最大限93%含み残りを銀とすれば酸素中で不燃な
合金か得られる。又、上記酸素不燃合金に最大限IO%
の銅及び銀以外の金属を混ぜることにより酸素不燃合金
の硬度或いは強度等の物理的特性を変えることができ、
優れた機械部品が得られる。
「実 施 例] 以下、本発明の詳細な説明する。
銅を最大限93%含み、残りを銀として酸素不燃合金を
つくる。又、場合により該酸素不燃合金中に最大限10
%以下の銅、銀以外の金属を含有させる。
第1図の金属の原子番号と燃焼熱の関係を示す線図を参
照すると、酸素中で燃えない金属として銀(Ag) 、
金(Au)等の貴金属があるのかわかり、又、酸素中で
燃えにくい金属として銅(Cu)かあるのがわかる。特
に銅は比較的安価で且つ入手し易いので、酸素不燃合金
に用いるのには最適である。
そこで、酸素中で燃えにくい合金即ち酸素不燃合金を得
るため、銀と銅から成る合金を作った。
このような銀と銅からなる合金は高価な銀の割合を可能
な限り少くすることか要求されるので、使用温度におい
て酸素中で不燃となる銅の濃度の限界を調べるために理
論計算を行った。
この理論計算の結果を、銀と銅のみから成る合金中の銅
の濃度と、合金の燃焼温度との関係を表わす線図にまと
めて第2図に示す。
第2図によれば、合金中の銅の濃度か高くなるに従い、
燃焼温度(燃焼したときの温度)が高くなって燃焼を持
続し易く、即ち燃焼し易くなって火災の危険性が増加す
ることがわかり、反対に合金が燃焼を持続できなくなる
燃焼温度即ち1500にとなる銅の濃度が求められる。
それによると、各種酸素機器の使用温度域である80に
〜600にの範囲では、銅の濃度が93%〜50%まで
が酸素中で不燃となる限界であるという結果が得られた
又、」二足酸素不燃合金に、銅及び銀以外の金属を含有
させることにより、酸素不燃合金の硬度或いは強度等の
物理的特性を変えることができる。これにより優れた機
械部品が得られるようになる。
そこで、銀、銀以外の金属の含有量の限界を調べるため
に理論計算を行った。この理論計算の結果を、50%の
銀、銅、及びそれ以外の金属(ここでは合金を柔かくす
るための鉛を用いている)から成る合金中の銅及び鉛の
濃度と、合金の燃焼温度との関係を表わす線図にまとめ
て第3図に示す。
第3図では、合金中の銅の濃度か低く即ち鉛の濃度か高
くなるに従い、燃焼温度が高くなりて燃焼を持続し易く
、即ち、燃焼し易くなって火災の危険性が増加すること
かわかり、反対に合金か燃焼を持続できなくなる燃焼温
度即ち1500にとなる鉛の濃度が求められる。
それによると、理論」二の各種酸素機器の使用温度域の
上限に近い600に付近では、銅の濃度が40%で鉛の
濃度か10%のとき酸素中で不燃となる限界であり、更
に銅の濃度を93%まで」二げてその分銀の割合を減ら
していくこと(即ちより燃焼性か高まる傾向にすること
)を考慮すると鉛の濃度を10%以下に抑える必要かあ
り、実用上は安全性からみて5%以下とするのが良いこ
とかわかった。
第4図は、実際に銀、銅、及び更に鉛から成る合金の濃
度を変化させてその燃焼性を調べた実験結果をまとめた
表である。
実験では、銀と銅のみの合金では銅の濃度を50%、7
1,9%としても酸素中で不燃となることか実際に確認
された。又、銀と銅と鉛から成る合金では鉛か10%の
ときに一部燃焼するという結果か出て、理論計算値とわ
ずかにくいちがいか生したか、これは点火の仕方に原因
かあると推定され、鉛が10%以下ならば、酸素中で不
燃性を保てることか確められた。
尚、本発明の酸素機器用酸素不燃合金は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、硬度或いは強度を変化
させるために加える金属は鉛に限らないこと、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
「発明の効果コ 以」二説明したように、本発明の酸素機器用酸素不燃合
金によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
<I)  酸素機器の使用温度域で不燃性か得られる。
<It)  純銀に比べて非常に安価に酸素中で不燃な
部品か得られ、酸素機器のコストを低減でき、しかも必
要箇所にふんたんに使用することができるので設計か容
易となる。
[相] 硬度及び強度等の物理的特性を変えることがで
きるので純銀に比べて優れた機械部品か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図であり金属の原子番
号と燃焼熱を示す線図、第2図は銅と銀から成る合金中
の銅の濃度と燃焼温度の関係を示す線図、第3図は銀と
銅と鉛から成る合金中の鉛の濃度と燃焼温度の関係を示
す線図、第4図は銀、銅、鉛の濃度を変化させたときの
合金の燃焼性の実験結果をまとめた図表、第5図は高圧
酸素圧縮機のラビリンスシール部の説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)最大限93%の銅を含み、残りを銀で構成したこと
    を特徴とする酸素機器用酸素不燃合金。 2)最大限93%の銅を含み、最大限10%の銅及び銀
    以外の金属を含み、残りを銀で構成したことを特徴とす
    る酸素機器用酸素不燃合金。
JP63153744A 1988-06-22 1988-06-22 酸素機器用酸素不燃合金 Expired - Lifetime JP2650328B2 (ja)

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JPH024936A true JPH024936A (ja) 1990-01-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154750A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 酸素圧縮機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61279650A (ja) * 1985-06-05 1986-12-10 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk コンミテ−タ用材料
JPS6247117A (ja) * 1985-08-27 1987-02-28 Nec Corp 複屈折制御による光cvd装置の光量補正装置

Patent Citations (2)

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