JPH0248540A - p−メンタ−1,8−ジエン−4−オールの製造方法 - Google Patents

p−メンタ−1,8−ジエン−4−オールの製造方法

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JPH0248540A
JPH0248540A JP63197996A JP19799688A JPH0248540A JP H0248540 A JPH0248540 A JP H0248540A JP 63197996 A JP63197996 A JP 63197996A JP 19799688 A JP19799688 A JP 19799688A JP H0248540 A JPH0248540 A JP H0248540A
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JP
Japan
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reaction
epoxide
catalyst
dien
titania
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Pending
Application number
JP63197996A
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English (en)
Inventor
Kozo Tanabe
田部 浩三
Suguru Hattori
服部 英
Yasuhiro Tanaka
庸裕 田中
Kou Chiyou
耿 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASUHARA YUSHI KOGYO KK
Original Assignee
YASUHARA YUSHI KOGYO KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、p−メンタ−1,8−ジエン−4=オールの
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
p−メンタ−1,8−ジエン−4−オール(リモネン−
4−オール)は、天然精油中に広く存在するモノテルペ
ンアルコールで、工業的には合成香料の中間体として有
用な化合物である。
従来、p−メンタ−1,8−ジエン−4−オールの製造
方法としては、 ■テルビルンから光酸化反応により合成する方法(先行
技術1、例えば米国特許第3,505゜412号明細書
参照)、 ■テルピルンー4,8−エポキシドから、アミノ化、酸
化、加水分解くまたは熱分解)の3工程により合成する
方法(先行技術2、例えば米国特許第3,609.19
7号明細書、同3,676゜504号明細書参照)、 ■テルピルンー4.8−エポキシドから、pトルエンス
ルホン酸を触媒に用いて異性化する方法(先行技術3、
例えば西ドイツ特許筒2.151.492号明細書)、
あるいは ■テルピルンー4.8−エポキシドから、アルミナ触媒
を用いて異性化する方法(先行技術4、例えば特開昭6
2−145034号公報)、などが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、先行技術lの光酸化反応による方法では
、高価な特別の設備を必要とし、また反応に多量の電力
を必要とするため、製造コストが高くつ(。
また、先行技術2の3工程による方法では、全収率が低
く、しかも再使用不能の副資材を多種・多量に使用し、
さらに多くの複雑な工程を要することから製造工程上不
利であるばかりでなく、製造コストも高くつく。
さらに、先行技術3のテルピルンー4.8−エポキシド
からp−+−ルエンスルホン酸を触媒として異性化する
方法は、触媒の除去に水洗工程を必要とし、また同時に
廃水が生成するため、別に廃水処理工程が必要であるな
どの煩雑な工程を必要とする。
サラに、先行技術4のテルピルンー4.8−エポキシド
からアルミナ触媒により異性化する方法は、用いられる
アルミナ触媒の触媒活性が安定しておらず、再現性に問
題がある。
本発明は、以上のような従来技術の課題を背景になされ
たもので、特別な設備を必要とせず、また廃水も副生せ
ず、テルビルンー4.8−エポキシドから安定的に再現
性よく高収率でp−メンタ−1,8−ジエン−4−オー
ルを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、テルピルンー4,8−エポキシドをチタニア
−ジルコニア系触媒を用いて異性化するp−メンタ−1
,8−ジエン−4−オールの製造方法を提供するもので
ある。
本発明に用いられるテルピルンー4,8−エポキシドは
、テルピノレン(1,4(8) −pメンタジェン〕を
、有機過酸、過酸化水素、あるいは有機過酸化物などを
用いてエポキシド化することにより容易に合成すること
ができる(例えば、米国特許筒3,609,197号明
細書参照)。
このテルピノレンは、1位と4.8位に2個の二重結合
を有する単環状モノテルペン炭化水素であり、例えばオ
レンジ油から豊富に得られるdリモネンの異性化により
製造され、また天然物として豊富に存在するピネンから
も得ることができる。このテルピノレンは、エポキシ化
される際、4.8位の二重結合が優先的に反応するため
、高純度のテルピルンー4.8−エポキシドが高収率で
しかも容易に得られる。
次に、本発明で異性化触媒として使用されるチタニア−
ジルコニア系触媒とは、チタニア(酸化チタン;TiO
□)とジルコニア(酸化ジルコニウム; Z r Oz
 )の複合体であり、例えばチタン化合物とジルコニウ
ム化合物から共沈法により得ることができる。
ここで、チタン化合物としては、例えば四塩化チタ7;
TiC64、硫酸チタ7 ; T i  (S Oa 
) z、チタンテトライソプロポキシド; T i  (OCH(CH:+ )z )aなどが挙げ
られるが、これらの化合物に限定されるものではない。
また、ジルコニウム化合物としては、例えばオキシ塩化
ジルコニウム; Z r OCl z  ・8 Hz 
O1四塩化ジルコニウム;ZrC7!4、オキシ硝酸ジ
ルコニウムi ZrO(No:l )z  ・2Hz 
Oなどが挙げられるが、これらの化合物に限定されるも
のではない。
このチタニア−ジルコニア系触媒において、チタニアと
ジルコニアの組成比は特に限定されないが、通常、チタ
ニア/ジルコニア(モル比)はl/9〜9/11好まし
くは3/7〜7/3である。
本発明に用いられるチタニア−ジルコニア系触媒の調製
法は、例えば次のような方法で行われるが、これに限定
されるものではない。
すなわち、前記チタン化合物とジルコニウム化合物とを
混合し、大量の精製水に溶解させ、これに塩基性化合物
、例えばアンモニアや尿素を加えて中和する。この際、
場合によっては、中和を促進させるために加熱してもよ
い。このような操作を行うことにより、チタンとジルコ
ニウムの水和物が沈澱として生成するので、これをろ過
し、さらに水洗を行って可溶性イオンを完全に除去する
さらに、このようにして得られる水和物を乾燥して水分
を除き、さらに適当な温度で加熱することにより、チタ
ン−ジルコニウム系触媒が得られる。この際、加熱温度
は、通常、150〜1,000℃、好ましくは200〜
800℃であり、150℃未満、あるいは1,000℃
を超えると、得られる触媒の触媒活性が低くなり好まし
くない。
なお、この加熱においては、空気中でも真空排気下のい
ずれでも横わないが、加熱終了後は、空気中の水分や二
酸化炭素などの被毒性ガスを吸着しないようにただちに
密封しておくのが好ましい。
また、前記チタニア−ジルコニア系触媒の形状は特に限
定されるものではなく、粉末状、粒子状、ペレット状な
ど、いかなる形状でもよい。
本発明の異性化反応においては、懸濁状態で反応を行う
場合には粉末状のものが、また固定床タイプで反応を行
う場合にはペレット状のものが用いられるが、特に限定
されるものではない。
本発明において、前記触媒の使用量は、その形状、触媒
組成および反応条件によって異なるが、通常、原料であ
るテルピルンー4,8−エポキシドに対して0.1〜5
0重量%、好ましくは0.3〜30重量%であり、0.
1重量%未満では異性化反応が遅すぎて好ましくなく、
一方50重量%を超えると異性化速度が比例的に上昇し
ないばかりか、触媒のコストが高くなり好ましくない。
本発明の異性化反応を実施するに際しては、炭化水素な
どの反応溶媒を用いることができるが、必ずしもこの反
応溶媒を用いる必要はない。
この反応溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン、ヘプタン、オ
クタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素
などを挙げることができる。
反応溶媒を使用する場合のテルピノレン−4゜8−エポ
キシドの濃度は、通常、10〜90重量%、好まし、く
は30〜70重量%程度である。
本発明における異性化反応は、液相下で実施される。そ
の際の反応温度は、使用する触媒の組成および量によっ
て異なるが、通常、20〜160℃、好ましくは40〜
140°Cであり、20℃未満では反応速度が遅すぎ、
一方160℃を超えると脱水、分解、あるいは重合など
の副反応が多(なり、目的物であるp−メンタ−1,8
−ジエン−4−オールの収率(選択率)が低下するので
好ましくない。
さらに、本発明における異性化の反応時間は特に制限は
なく、使用する触媒の組成および量、反応温度、さらに
は反応形式などによって異なるが、操作性および経済性
の点より、通常、001〜30時間、好ましくは0.3
〜20時間である。
本発明の異性化反応を実施するに際し、その反応形式は
ハツチ反応、連続反応のいずれでもよく、また使用され
る反応器も攪拌槽、充填塔、攪拌槽と充填塔の併用など
、いかなる形式でもよい。
例えば、粉末状の触媒を使用する場合には、撹拌槽形式
が好ましく用いられ、テルピノレン−4゜8−エポキシ
ドおよび触媒、さらに必要に応じて溶媒を仕込み、所定
の温度下で攪拌することにより異性化反応が実施される
また、粒子状あるいはペレット状の触媒を使用する場合
には、充填塔形式あるいは攪拌槽と充填塔の併用が好ま
しく用いられる。
この充填塔形式の場合には、例えば所定の温度下に所定
の滞留時間でテルピルンー4,8−エポキシドを通過さ
せることにより、また攪拌槽と充填塔を併用する場合に
は、充填塔に所定量の触媒を充填し、攪拌槽からポンプ
でテルピノレン4.8−エポキシドを充填塔に導き、所
定の温度で充填塔内を通過させ、反応物を攪拌槽に戻す
というように、連続的に充填塔内を循環させることによ
り異性化反応を実施することができる。
さらに、本発明の異性化反応は、大気下または窒素もし
くはアルゴンなどの不活性ガス気流下で実施されるが、
特に限定されるものではない。
異性化反応終了後、反応生成物は、反応が懸濁状態で実
施された場合には、ろ過、沈澱分離などの手段により固
液分離し、また反応が固定床形式の場合には、反応生成
物は固液分離されることな(そのまま回収される。
本発明の異性化反応によって得られる反応生成物は、一
般に未反応の原料、炭化水素類、あるいは他のアルコー
ルなどの含酸素化合物類を不純物として含んでいるため
、通常、精溜によって精製することにより、高純度のp
−メンタ−1,8−ジエン−4−オールを得ることがで
きる。
また、このときの精留により、回収した未反応のテルピ
ルンー4,8−エポキシドは、反応原料として再使用す
ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない
なお、実施例中、特に断らない限り、部および%は重量
基準である。
実施例1 マグネチックスターラーを取りつけた内容積4mlのガ
ラス製反応器に、テルピルンー4.8−エポキシド(ガ
スクロマトグラフィーによる純度=98.5%)を0.
5g、トルエン0.5g、四塩化チタンとオキシ塩化ジ
ルコニウムからアンモニア共沈法により合成された沈澱
物を400℃で2時間真空排気下で加熱したチタニア−
ジルコニア触媒[T iOz / Z r O2(モル
比)=l/l]を100rrt仕込み、窒素ガス気流下
、100℃で1時間攪拌し反応させ、得られた反応油を
ガスクロマトグラフィーにより分析したところ、転化率
74%、選択率68%でp−メンタ−1,8−ジニンー
4−オールが得られた。
実施例2〜6 触媒の加熱温度、あるいは反応温度を第1表のように変
えた以外は、実施例1と同様にして異性化反応を行った
。反応生成物の転化率と選択率を第1表に示す。
第1表 〔発明の効果〕 本発明によれば、触媒としてチタニア−ジルコニア系触
媒を用いてテルピルンー4.8−エポキシドを異性化す
ることにより、高収率でかつ再現性よく安定的にp−メ
ンタ−1,8−ジエン−4−オールを得ることができ、
さらに従来技術にみられるように特別の設備や水洗工程
を必要とせず、極めて安価にp−メンタ−1,8−ジエ
ン−4−オールを製造することができる。
特許出願人 安原油脂工業株式会社 代理人  弁理士 白 井 重 隆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テルピノレン−4,8−エポキシドをチタニア−
    ジルコニア系触媒を用いて異性化するp−メンタ−1,
    8−ジエン−4−オールの製造方法。
JP63197996A 1988-08-10 1988-08-10 p−メンタ−1,8−ジエン−4−オールの製造方法 Pending JPH0248540A (ja)

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JP63197996A JPH0248540A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 p−メンタ−1,8−ジエン−4−オールの製造方法

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