JPH0248052Y2 - - Google Patents

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JPH0248052Y2
JPH0248052Y2 JP1982094536U JP9453682U JPH0248052Y2 JP H0248052 Y2 JPH0248052 Y2 JP H0248052Y2 JP 1982094536 U JP1982094536 U JP 1982094536U JP 9453682 U JP9453682 U JP 9453682U JP H0248052 Y2 JPH0248052 Y2 JP H0248052Y2
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compressed air
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nozzles
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧縮空気で薬液を霧化し、被散布物
に散布する防除機において、圧縮空気搬送管内に
収納・沿設した薬液供給管の先端に分岐体を介し
複数本の分岐管を連設し、これら分岐管の夫々か
らの薬液を、分岐管前端に連結せるノズル内に流
入させ、ノズル先端の噴出孔の内側において圧縮
空気と薬液とを混合・霧化し、ノズルの噴出孔か
ら噴出させることで、薬液の霧化率の増大化と形
態の大型化の回避とを所期可能な防除機の多口ノ
ズル噴頭に関するものである。
従来、圧縮空気で薬液を霧化し、噴出孔から噴
出させる防除機におけるノズル噴頭にあつては、
たとえば第1図のように、圧縮空気搬送管1に接
続されたノズル2の先端に渦流室3を形成したノ
ズル4を一個設け、該ノズル4に接続した薬液供
給管5を前記圧縮空気搬送管1の外側に沿設させ
た形式が一般的であつた。しかしてかかる形式の
ノズル噴頭において、大量の薬剤散布に際して
は、大型の圧縮空気源に加え、ノズル4自体も大
型に形成するのが通例であるが、圧縮空気量の増
大に伴いノズルの噴出孔径を大きくしても薬液の
適正な粒子が常時、得られるとは限らず、却て均
一な粒子化が困難となり、所謂「バラツキ」が発
生し、殊に粗大な粒子の濃厚な液が少量ながら被
散布物に散布されたとき、被散布物に薬害が発生
する惧れもあり、従つて圧縮空気量の増大化に伴
うノズルの噴出孔径の増大化は時として防除効果
を却て低下させる場合もある。また圧縮空気搬送
管1と薬液供給管5との双方が外部に並列・設定
されているため、特に長尺のとき、相互に絡み合
い、圧縮空気と薬液との夫々の通路を局部的に狭
小にして圧縮空気と薬液との混合が充分に行われ
ないときもあり、また、他所への移動時、異物に
当接・損傷する惧れもあるため、作業者はその取
扱に煩雑感を覚える等の欠点を有している。また
薬液供給管の先端に複数の噴出孔を形成したノズ
ルを送風管の先端に連設される断面ラツパ状の噴
頭体に定着し、噴出孔からの薬液と加圧風とを混
合・霧化させる散布機の噴頭が提案されてるが、
噴出孔から噴出される薬液が加圧風により稍々も
すれば充分に霧化されないで飛散・拡開する惧れ
があり、よつて霧化率の増大及び濃度の均一化が
充分に得られず散布効果の向上を必ずしも期待で
きない欠点がある。
また、液体タンクに下端を浸漬した送液管と噴
霧ノズルとの間に液体分配器を介在させ、液体タ
ンクから前記送液管を上昇せる液体を液体分配器
を経て混合筒内に噴出させ、高圧空気と混合させ
るように噴霧機が提案されているが、前記の液体
分配器は液体タンクから送液管内に吸入された液
体を、単に噴霧ノズル側に分配する機能を奏する
にすぎず、よつて液体を均等に必ずしも分配し得
るとは限らず、このため、噴霧ノズル側での液体
と高圧空気とが夫々の混合筒において均等に混
合・噴出されず、その結果、被散布物に対し所謂
「散布むら」の発生する惧れがある。
この考案は前述せる従来の欠点を鑑み提案され
たもので、圧縮空気搬送管に接続する噴頭本体の
前端に複数個のノズルを配設し、これらノズルと
薬液供給管とを連通する分岐体及び複数本の分岐
管を、前記噴頭体に内設する防除機の多口ノズル
噴頭において、前記噴頭本体の前記開口部を蓋で
閉塞する一方、前記圧縮空気搬送管に収納され、
かつ後端をポンプに連結した前記薬液供給管の前
端に、噴頭本体の後端開口部内に嵌着した多角形
状の分岐体を連結し、該分岐体の外周縁と前記噴
頭本体の内周縁との間に複数個の整流空間を形成
すると共に、この分岐体の前端に前記分岐管を介
し前記蓋の係止孔へ着脱自在に嵌着する前記ノズ
ルを夫々連通し、前記圧縮空気搬送管内を圧送さ
れる圧縮空気をノズル本体に被着せる被覆体の通
孔から前記ノズル内へ導入させると共に、前記分
岐管内を圧送される薬液を、前記ノズル本体の流
通孔から導入させ、これら圧縮空気と薬液とを前
記ノズル内で混合・霧化して噴出孔から噴出する
ようにすることで、薬液の充分な霧化率の向上と
濃度の均一化を図ると共に、被散布物への散布
「むら」の発生を阻止し、併せて形態の大型化を
回避しようとするものである。
以下第3図ないし第6図についてこの考案を実
施例で説明する。車輪Wを取付けた散布機Aに、
原動機、圧縮機、薬剤タンク、ポンプ(いずれも
図示しない)等を搭載し、圧縮機には適数個の継
手Jを介装せる圧縮空気搬送管11の後端(第3
図、第5図において左端を前方、右側を後方とす
る。)を、また前端をハウスHに設定された多口
ノズル噴頭Nの後端に接続する一方、ポンプに後
端を接続され、かつ中途に適数個の継手(図示し
ない)を介装した薬液供給管12の前端を噴頭本
体14内に収容・定着された分岐体Dの後端に挿
入・固定してある。しかしてこの多口ノズル噴頭
Nの構成において、前記圧縮空気搬送管11の前
端内周面に締着バンドbで締着された接続子13
の前方にオネジsを刻設し、該オネジsに後方を
螺合せる断面が略ラツパ状の噴頭本体14の後端
開口部14b内に前方が多角形たとえば(第6図
参照)正方形、長方形もしくは六角形のような形
状で、縦断面が横凸字形の分岐体Dを嵌着し、該
分岐体Dの外周縁と噴頭本体14の内周縁との間
に複数個(ここでは4個)の整流空間Vを形成す
る一方、この分岐体Dの後方における縮径部15
中央に刻設されたメネジfに、前記薬液供給管1
2の前端を螺合・定着してある。しかしてこの分
岐体Dの内側中間に形成された分岐通路16に、
複数本(ここでは4本)の薬液誘導用の分岐管1
7の後端を夫々挿通・定着し、これら分岐管17
の夫々前端を、外周縁に圧縮空気流入用の案内溝
uを、また中央に薬液流動用の流通孔tを夫々設
けたノズル本体18の後端に挿入し、袋ナツトg
で締着する一方、ノズル本体18を被覆・螺合せ
る円筒状の被覆体19の外周縁に、前記案内溝u
と連通せる通孔hを穿設し、この被覆体19の前
方内周縁に噴出孔j付きの受板20を嵌合すると
共に、被覆体19の前方外周縁に刻設したオネジ
eを、円盤状の蓋21の係止孔mに着脱自在に螺
合し、しかしてこの蓋21は噴頭本体14の前端
開口部14aをビスのような止着目iで固定して
ある。なお、前記ノズル本体18、被覆体19お
よび受板20の三者を含めてノズルQと称する。
図中、rは「0」リング、Cは連結子、22は
長さの調節可能な脚柱、23は脚柱22の上端に
取付けたU字形の保持体である。
この考案において、原動機の駆動で圧縮機を作
動させると、圧縮空気は圧縮空気搬送管11内を
前方に流動し、噴頭本体14の後端から複数個の
整流空間Vの夫々を経て前方に流れ、通孔h、案
内溝uを経てノズル本体18の前方に流入する一
方、ポンプにより薬液タンクから流出した薬液
は、薬液供給管12内を分岐体Dの分岐通路16
を介し夫々の分岐管17に流入し、ついで流通孔
tを通りノズル本体18の前方に達する。しかし
てノズルQの前方の噴出孔jと流通孔tとの間の
空所において前記圧縮空気と薬液とが渦流状態の
もとで混合し、薬液が霧化・微細化され、噴出孔
jから霧化状のもとに被散布物に向け散布され
る。
この考案によれば、(i)薬液供給管の前端に、噴
頭本体の後端開口部内に嵌着した多角形状の分岐
体を連結し、該分岐体の外周縁と前記噴頭本体の
内周縁との間に複数個の整流空間を形成すること
で、長尺な圧縮空気搬送管の屈曲や、この搬送管
内に収納した薬液供給管の変位により圧縮空気が
乱流状態となつても、噴頭本体の後部の複数個の
整流空間の存在で整流することができるため、圧
縮空気は噴頭本体内を均等下に流動し、複数個の
ノズル内へ夫々の通孔から流入し、夫々のノズル
から噴出する微粒子の不揃いを防止すると共に、
微粒子を均一のもとに拡散可能である。
(ii) 分岐体の前端に、複数本の分岐管を介し蓋の
係止孔に着脱自在に嵌着せる複数個のノズルを
夫々連通することで、圧縮空気量に対応し適数
のノズルを増減させうるので容量の異なる圧縮
空気搬送管をを連結・利用できると共に、被散
布物(作物)の種類、生育状況に適応した散布
ができる。
(iii) 圧縮空気搬送管内に圧送される圧縮空気を
夫々のノズル本体に被着せる被覆体の通孔から
ノズル内へ導入させると共に、分岐管内を圧送
される薬液を前記ノズル本体の流通孔から導入
させ、これら圧縮空気と薬液とを前記ノズル内
で混合・霧化して噴出孔から噴出することで、
夫々のノズル内で薬液が、圧縮空気により微細
化されるため、噴出孔から噴出する微粒子は極
めて微小(噴出孔の外側で微小化する微粒子径
の1/5以下)となると共に、各ノズルからの
薬液濃度が均一化でき、被散布物への薬害を防
止できる。
(iv) 圧縮空気搬送管内に薬液供給管を収納するこ
とで、これら二者を一体的のもとに移動・配設
できるため、防除機と散布地域とが長大化され
ても相互に絡み合う惧れがなく、その取扱時で
の労力が軽減できると共に、これら二者と異物
との当接による破損度合も低減できる。
なお、前述の分岐管は図示のように4本に限ら
ず、少くとも2本以上の複数本を設定可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来形式のノズル噴頭の要部正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は本案
品の使用時における防除態勢の要部説明図、第4
図は本案品の正面図、第5図は第4図のV−0−
V線断面図、第6図は第5図の−線拡大断面
図である。 11……圧縮空気搬送管、12……薬液供給
管、14……噴頭本体、17……分岐管、18…
…ノズル本体、19……被覆体、20……受板、
21……蓋、A……散布機、D……分岐体、Q…
…ノズル、h……通孔、i……噴出孔、m……係
止孔、t……流通孔、V……整流空間、14a…
…前端開口部、14b……後端開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮空気搬送管に接続する噴頭本体の前端に複
    数個のノズルを配設し、これらノズルと薬液供給
    管とを連通する分岐体及び複数本の分岐管を、前
    記噴頭本体に内設する防除機の多口ノズル噴頭に
    おいて、前記噴頭本体14の前記開口部14aを
    蓋21で閉塞する一方、前記圧縮空気搬送管11
    に収納され、かつ後端をポンプに連結した前記薬
    液供給管12の前端に、噴頭本体14の後端開口
    部14b内に嵌着した多角形状の分岐体Dを連結
    し、該分岐体Dの外周縁と前記噴頭本体14の内
    周縁との間に複数個の整流空間Vを形成すると共
    に、この分岐体Dの前端に、前記複数本の分岐管
    17を介し前記蓋21の係止孔mへ着脱自在に嵌
    着する前記ノズルQを夫々連通し、前記圧縮空気
    搬送管11内を圧送される圧縮空気を、ノズル本
    体18に被着せる被覆体19の通孔hから前記ノ
    ズルQ内へ導入させると共に、前記分岐管17内
    を圧送される薬液を前記ノズル本体18の流通孔
    tから導入させ、これら圧縮空気と薬液とを前記
    ノズルQ内で混合・霧化して噴出孔jから噴出す
    るようにした防除機の多口ノズル噴頭。
JP9453682U 1982-06-25 1982-06-25 防除機の多口ノズル噴頭 Granted JPS592448U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9453682U JPS592448U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 防除機の多口ノズル噴頭

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JP9453682U JPS592448U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 防除機の多口ノズル噴頭

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Publication Number Publication Date
JPS592448U JPS592448U (ja) 1984-01-09
JPH0248052Y2 true JPH0248052Y2 (ja) 1990-12-17

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JP9453682U Granted JPS592448U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 防除機の多口ノズル噴頭

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839686U (ja) * 1971-09-11 1973-05-17
JPS4912250U (ja) * 1972-05-12 1974-02-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839686U (ja) * 1971-09-11 1973-05-17
JPS4912250U (ja) * 1972-05-12 1974-02-01

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