JPH0248006Y2 - - Google Patents

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JPH0248006Y2
JPH0248006Y2 JP1986046923U JP4692386U JPH0248006Y2 JP H0248006 Y2 JPH0248006 Y2 JP H0248006Y2 JP 1986046923 U JP1986046923 U JP 1986046923U JP 4692386 U JP4692386 U JP 4692386U JP H0248006 Y2 JPH0248006 Y2 JP H0248006Y2
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pipe
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filter element
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、フイルタエレメントを内蔵した本体
に原液を通過させて濾過する濾過装置に関し、工
業用水、工業廃水、下水、海水、その他の原液中
から、ゴミ、土砂等の所定固形物を取除くのに利
用される。 (従来の技術) 従来、この種の濾過装置としては、第7図に示
すものがある。このものは、フイルタエレメント
aを内蔵した本体bは、ストレートな胴を持つた
もので、これに原液cを導入する入口管dや濾液
eを排出させる出口管fがストレートな形状のま
ま接続されている。 (考案が解決しようとする問題点) 入口管dから本体bに流入する原液cの流れ
は、流路幅の急で大きな変化のため流線gで示す
ように管壁から大きなはがれを生じるとともに、
そのはがれ度に応じ流れに縮径現象や渦流も起
き、圧力損失やフイルタエレメントaの有効濾過
面積の減少を招く。 また、本体bから出口管fに流出する濾液eの
流れも、流路幅の急で大きな変化のため流線hで
示すように管壁から大きなはがれを生じ、それに
よる圧力損失も招く。 さらに、本体bのストレートな胴に入口管dや
出口管fが開口する入口d1や出口f1とフイル
タエレメントaとの距離が小さいために、フイル
タエレメントaを通過る原液cの流れに前記はが
れおよびそれによる縮径現象や渦流が大きく影響
し、圧力損失が大きく、しかもフイルタエレメン
トaの有効濾過面積が極端に小さいものとなる。
これを緩和しようとすれば入口d1や出口f1と
フイルタエレメントaとの距離を大きくすればよ
いが、本体bがいたずらに大型化、重量化し、高
価で取扱い難い使用に不便なものとなる。また原
液cのフイルタエレメントaに達する速度が大き
く、フイルタエレメントaに過剰な目詰りが生じ
早期に濾過効率が低下する原因となる。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、フイルタ
エレメントを内蔵する縦型本体の左右両端に入口
管および出口管が接続された濾過装置において、
縦型本体と入口管および出口管との接続部の少な
くとも一方に、その管より大径の筒管からなる副
室を形成し、副室の入側と出側とにおいて流路断
面積を非連続的に変化させるように構成したこと
を特徴とする。 又本考案は上記構成において、入口管や出口管
が副室ないし縦型本体に開口する入口および出口
の少なくとも一方を、縦型本体内に向つて突出し
且つ内径が増大するラツパ状に形成することもで
きる。 (作用) 副室により、本体全体が大型化することなく入
口管や出口管が本体に開口する入口とフイルタエ
レメントとの距離を大きくして、入口管から本体
内に原液が流入してから、濾液が出口管に流出す
る間の各部で生じるはがれや渦流、また縮径現象
が、圧力損失を招いたり有効濾過面積を極端に小
さくしたり、濾過性能に影響するのを抑制するこ
とができる。 しかも、本体に流入する原液や本体から流出す
る濾液は、副室によつて流路幅の急激な変化を緩
和されて、その分はがれ度が小さくなるし、原液
の本体への流入域径や濾液の本体における出口管
への流出域径が拡大するとともに流れもスムーズ
になり、圧力損失をさらに小さく有効濾過面積を
大きくすることができる。 さらに、前記原液の流入域径の増大と、入口と
フイルタエレメントとの距離の増大とで、原液が
フイルタエレメントに達する速度を遅くして、過
剰目詰りを防止することもできる。 又上記副室を、入口管や出口管より大径の筒管
で形成しているが、この副室はその入側と出側と
において流路断面積を非連続的に変化させるもの
であるので、前記筒管には例えば円筒管など成形
の容易な同一断面形状を有する筒部材を用いるこ
とができるので、上記のように優れた濾過性能を
有する濾過装置を廉価に提供することができる。 (実施例) 第1図,第2図に示す本考案の第1の実施例に
ついて説明すれば、本体1は上端を蓋2で密閉し
た圧力容器とされ、フイルタエレメント3で仕切
られた一方の室に原液4を導入する入口管5が接
続され、他方の室に濾液6を排出させる出口管7
が接続されている。 本体1と入口管5との接続部分に、入口管5よ
りも大径にした副室8が形成されている。 入口管5から本体1に流入する原液4は、副室
8に先ず流入して、副室8の出口部でその断面を
満たすように拡径した状態で流線9で示すように
本体1内に入る。本体1に入る際幾分はがれによ
る縮径を伴うが、前記拡径によつて従来例の流線
gで示す場合に比し原液4がフイルタエレメント
3を通過する流径を大幅に拡大することができ
る。しかも、入口管5が本体1に開口する入り口
5aとフイルタエレメント3との距離が副室8の
分だけ同じ本体径で従来例よりも大きくなり、前
記流径の拡大とともにフイルタエレメント3に達
する原液の流れをスムースにし、各部で生じるは
がれや縮径現象による影響を大きく緩和すること
ができる。これらにより、圧力損失の少ない有効
濾過面積の大きなものとなる。 なお、本体1と出口管7との接続部にも仮想線
のように副室8を形成すれば、出口管7が本体1
に開口する出口7aとフイルタエレメント3との
間でも、前記と同様な利点が得られる。場合によ
つては副室8を本体1と出口管7との接続部にの
み設けることもできる。しかも、原液4の本体1
内への流入域径の増大と、入口5aとフイルタエ
レメント3との距離の増大とによつて、原液4が
フイルタエレメント3に達する速度が低下するの
で、フイルタエレメント3が過剰に目詰りするの
を防止することができる。 第3図,第4図に示す本考案の第2の実施例
は、第1の実施例における入口5a及び出口7a
を副室8内および本体1内に突出するラツパ状に
形成したものであつて、入口管5から副室8内へ
原液4が流入する際、および本体1から出口管7
へ濾液6が流出する際の流れが、流線9,10で
示すようにはがれ現象の小さなものとなり、入口
5aや出口7a自体での原液4の本体1への流入
域径および本体1における濾液6の出口7aへの
流出域径が第1実施例の場合よりも拡大し、有効
濾過面積の大きい濾過状態がより圧力損失少なく
安定して得られる。 第5図,第6図に示す本考案の第3の実施例
は、本体1と入口管5および出口管7との各接続
部双方に副室8を形成し、入口5aおよび出口7
aの双方がラツパ状で副室8に突出したものとさ
れている。この場合、入口5a側および出口7a
側の双方で、前記副室8およびラツパ状口による
利点が発揮される。 なお、本考案者等が前記従来例および第3の実
施例における圧力損失Δpについて実験したとこ
ろによると、以下の表の通りである。但し、それ
ぞれの本体が10BSGP、入口管と出口管が4B
SCH40、入口管と出口管の中心点間距離が660
mm、フイルタエレメントが8MESH1.2〓アミの2
mm目開の条件で、水を用い、流量Qが177M3
M、流速Vpが6.0M/Sの場合と、流量Qが
276M3/M、流速Vpが9.3M/Sの場合との2回
ずつ通水した。
【表】 また、表には記していないが、第1の実施例で
もの場合約14%強、の場合約11%強、それぞ
れ圧力損失が従来例よりも低減しており、副室8
による圧力損失の低下は確実である。 (考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、装置全
体の大型化や重量化を伴うことなく、圧力損失が
少なく有効濾過面積の大きな、又フイルタエレメ
ントの過剰目詰りも解消される優れた濾過装置を
廉価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を縦断して示す
斜視図、第2図は第1図の説明用断面図、第3図
は第2の実施例を縦断して示す斜視図、第4図は
第3図の説明用断面図、第5図は第3の実施例を
縦断して示す斜視図、第6図は第5図の説明用断
面図、第7図は従来例を示す説明用断面図であ
る。 1……本体、3……フイルタエレメント、4…
…原液、5……入口管、5a……入口、6……濾
液、7……出口管、7a……出口、8……副室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フイルタエレメントを内蔵する縦型本体の左
    右両端に入口管および出口管が接続された濾過
    装置において、縦型本体と入口管および出口管
    との接続部の少なくとも一方に、その管より大
    径の筒管からなる副室を形成し、副室の入側と
    出側とにおいて流路断面積を非連続的に変化さ
    せるように構成したことを特徴とする濾過装
    置。 (2) 入口管や出口管が副室ないし縦型本体に開口
    する入口および出口の少なくとも一方を、縦型
    本体内に向つて突出し且つ内径が増大するラツ
    パ状に形成した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の濾過装置。
JP1986046923U 1986-03-29 1986-03-29 Expired JPH0248006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986046923U JPH0248006Y2 (ja) 1986-03-29 1986-03-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986046923U JPH0248006Y2 (ja) 1986-03-29 1986-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160619U JPS62160619U (ja) 1987-10-13
JPH0248006Y2 true JPH0248006Y2 (ja) 1990-12-17

Family

ID=30867038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986046923U Expired JPH0248006Y2 (ja) 1986-03-29 1986-03-29

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JP (1) JPH0248006Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132472U (ja) * 1976-04-05 1977-10-07
JPS5561417U (ja) * 1978-10-19 1980-04-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160619U (ja) 1987-10-13

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