JPH0247841B2 - Kodenatsuteikoki - Google Patents

Kodenatsuteikoki

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JPH0247841B2
JPH0247841B2 JP5109782A JP5109782A JPH0247841B2 JP H0247841 B2 JPH0247841 B2 JP H0247841B2 JP 5109782 A JP5109782 A JP 5109782A JP 5109782 A JP5109782 A JP 5109782A JP H0247841 B2 JPH0247841 B2 JP H0247841B2
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JP
Japan
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resistor
wire
electrode
face
insulator
Prior art date
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JP5109782A
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English (en)
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JPS58169901A (ja
Inventor
Tokio Yamagiwa
Atsushi Ozawa
Hiroshi Ito
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力用の高電圧抵抗器に係り、特に短
尺で高耐電圧の抵抗要素として用いることが可能
な高電圧抵抗器に関する。
従来の抵抗器の一例を第1図に示す。碍子ある
いは樹脂等の絶縁物円筒2の外周部にカーボンも
しくは樹脂あるいは粘土等を原料として製作され
た抵抗素線1を螺旋状に巻き、その両端に電極端
子3,4を取り付け、端子3,4間で所要の抵抗
値が得られるようにした抵抗器である。通常、図
示していないが素線1の固定および保護のため電
極端子部端を含む表面には樹脂による被覆が施さ
れている。このような抵抗器において、高電圧状
況下で使用する場合、抵抗素線1そのものの絶縁
耐力はその全長が長いためかなり強いが、電極端
子3,4と抵抗素線1の接触部では微妙な電位差
を生ずるため、部分破壊の可能性があり、この部
分で絶縁性能が決定される傾向にある。この点に
関し更に述べる。
第2図は第1図A部の詳細を示したものであり
第3図は第2図の平面図である。通常抵抗素線2
と端子3との接続部には導電塗料あるいは導電性
樹脂等による導電処理部10が施されている。こ
の境界を詳細に見ると、第2,3図中に示すよう
に微小ギヤツプgが存在する。このためギヤツプ
gでの電界強度が高くなり、部分破壊が発生しや
すくなつている。次に第4図は第3図C−C断面
図であり、導電処理部10と抵抗素線1の詳細を
示したものである。抵抗素線1の表面のみが導電
処理されているため、導電処理部10の端部では
図示のように電流Iが集中し、破線で示す電位分
布からも明らかなように電界集中が生ずる。この
ため、このような部分からの破壊も問題となる。
なお、導電処理部を介さず直接金属端子と抵抗素
線側面が接触する場合も同様なことが言える。
従来このような抵抗器は高電圧発生器等におい
て大気中で使用されているため、他の絶縁物と同
様気中沿面の破壊特性でその性能が決定されてお
り、高耐圧化においては抵抗器の長さを長くする
ことで対処でき、大きな問題はなかつた。
しかしながら、近年SF6ガスの利用により大幅
な機器の縮小化が進んでおり、これに使用する抵
抗器の縮小化も重要な課題となつてくる。SF6
ス中においては大気中に比ば3倍以上の絶縁耐力
を有するため、沿面放電が押えられ抵抗そのもの
の絶縁耐力が新たな問題になつてきている。すな
わち、前述したごとく抵抗器においては、端部の
部分破壊を押えることが最も重要なポイントとな
りつつある。
近い将来UHV送電を迎えるに至り、これに用
いる小形で高耐電圧の抵抗器の開発が望まれてい
る。
本発明の目的は、短尺で高耐電圧を有する高電
圧抵抗器を提供するにある。
従来技術における問題点は抵抗器の端部構造で
あり、電極端子と抵抗素線との接触部近傍に2つ
の問題点があることがわかつた。まず第1点は導
電部と巻線間の微小ギヤツプであり、これに対し
ては端部1ターンの間隔を広くし電界緩和すると
共に、抵抗素線の端面のみを導電処理することで
対処した。第2点は抵抗素線自体の電界集中であ
り、抵抗素線の側面には導電処理部が接しないよ
う抵抗素線端面を抵抗器の端面と同一平面に形成
し、この面のみを導電処理することにより対処し
た。
第5図は本発明の抵抗器の一実施例を示したも
のである。棒状の絶縁物、例えば絶縁物円筒2の
外周部に抵抗素線1を螺旋状に巻き付ける点は従
来技術と同様であるが、端部形状が異なる。本実
施例においては、抵抗素線1の両端部を絶縁物円
筒2の端面と素線1の端面とが同一平面上に形成
されるように、つまり抵抗素線の端部が絶縁物円
筒2の端面に対しほぼ直角となるよう湾曲させ、
その端面を銀焼付等により導電処理しリング状の
電極11としている。第6図は第5図の側面図で
あり、ハッチングを施した部分が電極処理部10
に相当している。なお、抵抗素線の固定および保
護等のため、図示していないが電極11を除く表
面にはエポキシ等による樹脂の被覆が施されてい
る。この様に構成することにより、抵抗素線1と
電極11との接触部は抵抗素線1の両端面だけと
なり、第5図のE部拡大図である第7図に示すよ
うに電流Iは抵抗素線端部からほぼ均一に流れる
形となるため、破線で示すような平等な電位分布
を示すようになる。この結果、部分破壊の要因に
なる不具合な電位差を発生する(電界強度が強く
なる)部分を無くすことができた。また素線1の
間隔変化部50から端までを除いて電極11から
最初の素線までの間隔l1と、それに続く素線間隔
l2との間に、l1>l2なる関係が成立するように形
成している。このため第3図に示したような微小
ギヤツプgが形成されないため、端部の破壊電圧
を大幅に向上させることができた。
このような抵抗器においては抵抗器20として
の絶縁性能限界は、抵抗素線そのものの絶縁破壊
または素線間の絶縁破壊のどちらかが発生するま
でに向上でき、従来品に比べ30〜50%絶縁性能向
上が図れた。すなわち、同耐電圧のものにおいて
は20〜35%短尺にすることが可能となり、特に
UHV用としては機器の縮小化の上で経済的に大
きな効果が得られている。
第8図および第9図も本発明になる一実施例を
示したものである。第5図と異なる点は素線1の
端部構造である。第5図では素線1が電極11に
接する部分の角度が電極面に対しほぼ直角になる
よう急激な間隔変化部50を形成しているが、第
8図では急激な変化部ではなく間隔変化部50か
ら除々に間隔を広げるようにしている。しかし先
の実施例と同じく、間隔変化部50から端までを
除いて、電極11と、これに面する最初の素線1
までの距離l1は他の部分の間隔l2よりも大きくし
ており、この部分の電界が緩和される。また、こ
の実施例によれば第5図の例よりも素線1の電極
面積を大きくとることができる。
第10図は第8図G部を示したものであり、通
電上は良好となる。電流Iは第7図の場合よりも
若干不均一になるため、素線部の電界緩和効果は
若干減少するが、第4図従来例のような局部的な
集中は避けられる。なお、素線間隔をすべてl1
する構造も考えられるが、この場合には同一長に
おいて巻回数が減少するため素線の全長が短くな
り、同一耐電圧を得るためには抵抗器全体の長さ
を長くしなければならず不利なものとなる。この
様な抵抗器においては中央部の素線間の耐電圧に
比べ抵抗器端部特に素線が電極に接する部分と次
の素線間との絶縁が重要であり、従来高耐電圧化
が困難とされていた電力用抵抗器の大幅な耐電圧
向上が図れた。抵抗器20を単独で用いるとき、
電極11はリング状でも円板状でも良く、また抵
抗素線1を巻回するのは棒状であれば良い。
第11図は前述の抵抗器を用いた電力機器の一
実施例を示したものであり、ガス絶縁断路器への
適用例である。接地タンク21内に固定電極2
2、可動電極23を配置し、支持導体27部分を
摺動する可動電極23を動作させることにより導
体25,26の間の電気的開閉を可能にしたもの
である。なお、本実施例では固定電極22の前方
周囲に抵抗器20が複数本並列に配置され、その
縦端部には発弧用電極24が取付けられている。
このような構成の断路器では、可動電極23の開
閉時に抵抗器20を介する回路が形成されるた
め、開閉時に発生するサージを抑制することがで
きる。ここで使用する抵抗器としては、前述によ
る抵抗器が使用されるが、第5図の抵抗器におい
ては電極端子が付備されていないため取付け構造
としては他の部材が必要となる。
第12図は上記取付けを示すものであり第11
図抵抗器20の取付方法の詳細を示したものであ
る。抵抗器20は第5図のものを用いているが、
これを複数本並列に接続するための構造である。
複数本の抵抗器20の両端に電極兼固定用の金属
端子金具31,32を配置している。金属端子金
具31,32と抵抗器20が対向する部分には穴
が開けられており、抵抗器20内を貫通する絶縁
ボルト40および締付ナツト33,34により、
金属端子金具31,32と抵抗器20が一体に取
り付けられる構造である。本構造によれば、抵抗
器端面導電部と金属端子金具の接続が完全に行な
われ、且つ絶縁構造的にも抵抗器が平行平板間に
挟まれる最も基本的構造のため、抵抗器単体と同
等な性能が得られる。これにより同電圧レベル用
の抵抗要素としては大幅な短尺化が可能となり、
これを用いた電力機器の縮小化にも貢献できる。
本実施例を示す第11図において、断路器のスト
ローク長はほぼ抵抗器20の軸長Lrと極間距離
Lgの和となるが、抵抗器20の軸長Lrを短尺化
することによりストロークを短くすることが可能
であり、断路器部の長さの縮小化、操作部の簡略
化が図れる。
なお、第12図において、両端を単に締め付け
るだけでなく、ばね等の緩衝材を介して締め付け
る構造を用いれば、抵抗器に加わる応力を緩和す
ることができ機械的な信頼性を向上することがで
きる。また、複数本を同一電極端子で固定してい
るが、一本一本の抵抗器を本構造で構成し、その
後一体の金属端子で支持しても同様の効果は期待
できる。
更に、第13図に示すように抵抗器20の外部
で絶縁ボルト40により締め付ける方法もある。
抵抗器の本数が多くなる場合には、必ずしも一本
一本締め付ける必要はなく、多数の抵抗器を少数
の絶縁棒により締め付けが可能であり、部品点数
の削減による経済的効果、絶縁性能信頼性の向上
が図れる。
なお、第12図及び第13図を併用した構造で
も同様な効果が期待できる。
本発明によれば従来品の弱点であった抵抗素線
と電極端子間で発生する部分破壊を防止できるた
め、絶縁性能を30〜50%向上することができる。
このため同電圧レベルの使用品においては20〜35
%の短尺化が可能となり、短尺で高耐電圧を有す
る高電圧抵抗器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の抵抗器を示す一部断面正面図、
第2図は第1図のA部詳細図、第3図は第2図の
平面図、第4図は第3図のC−C断面図、第5図
は本発明の一実施例を示す正面図、第6図は第5
図の側面図、第7図は第5図E部断面図、第8図
は本発明の他の実施例を示す正面図、第9図は第
8図の側面図、第10図は第9図のG部断面図、
第11図は本発明の適用例を示す断路器の断面正
面図、第12,13図はそれぞれ異なる実施例に
よる第11図の要部拡大図である。 1……抵抗素線、2……絶縁物円筒、3,4…
…電極端子、11……電極、20……抵抗器、2
1……接地タンク、22……固定電極、23……
可動電極、24……発弧電極、25,26……導
体、31,32……金属端子金具、33,34…
…締付ナツト、40……絶縁ボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒状の絶縁物の外周部に抵抗素線を螺旋状に
    巻回し、上記絶縁物の両端部に電極を有してなる
    ものにおいて、上記抵抗素線の端面は、上記絶縁
    物の端面と同一の面上に配置し導電処理をして電
    極と成し、上記抵抗素線の端部に間隔変化部を形
    成し、この間隔変化部から上記端面までを除いて
    上記端面とこの端面に面する最初の巻回抵抗素線
    までの間隔を、他の螺旋状抵抗素線の巻線間隔よ
    りも大きくしたことを特徴とする高電圧抵抗器。 2 上記特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、上記絶縁物は円筒状とし、上記円筒状絶縁物
    の端面にほぼ合致してリング状の上記電極を形成
    した高電圧抵抗器。 3 上記特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、上記間隔変化部は、上記抵抗素線の端が上記
    絶縁物の端面に対しほぼ直角になるようにした高
    電圧抵抗器。
JP5109782A 1982-03-31 1982-03-31 Kodenatsuteikoki Expired - Lifetime JPH0247841B2 (ja)

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