JPH0247281Y2 - - Google Patents
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- JPH0247281Y2 JPH0247281Y2 JP19388681U JP19388681U JPH0247281Y2 JP H0247281 Y2 JPH0247281 Y2 JP H0247281Y2 JP 19388681 U JP19388681 U JP 19388681U JP 19388681 U JP19388681 U JP 19388681U JP H0247281 Y2 JPH0247281 Y2 JP H0247281Y2
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- Japan
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- pressure chamber
- switching
- piston
- tank
- switching valve
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、空気圧利用の産業機械に使用するエ
アシリンダの駆動装置に関するものである。
アシリンダの駆動装置に関するものである。
[従来の技術]
一般に、高速で駆動するエアシリンダは、その
内部にストロークエンドでの衝撃を緩和するため
にクツシヨン機構を内蔵しているが、そのクツシ
ヨン機構を有効なものとするためには、ストロー
ク速度をある程度以下に減速する必要がある。第
1図は、従来の減速回路を備えたエアシリンダ駆
動装置を示すものである。同図において、一方の
切換弁1をそのままとし、他方の切換弁2を通電
により切換えれば、高圧空気源3からの高圧空気
がエアシリンダ4の駆動圧力室4aに供給される
と共に、復帰圧力室4b中の高圧空気が切換弁2
を通して大気に排気され、それによりピストン4
c及びロッド4dが負荷5と共に矢印方向にスト
ロークする。その途中においてストロークが(L
−l)だけ進んで負荷5のドツク5aが位置セン
サ6を作動させると、切換弁1が通電により切換
えられ、復帰圧力室4bから大気への排気が可変
絞り7により制限され、それに伴う復帰圧力室4
bの昇圧によりピストン4c等のストローク速度
が減速し、それらはクツシヨン機構の働きにより
ストロークエンドに緩衝的に停止する。而して、
上記従来のエアシリンダ駆動装置における減速回
路では、復帰圧力室4bから大気への排気を制限
するのに可変絞り7だけを用いているので、位置
センサ6により負荷5が駆動ストロークにおける
減速指令位置にあることを検出して切換弁1を切
換えた時点で、エアシリンダ4の残存容積と可変
絞り7の開口量とが減速の固定値となり、例えば
可変絞り7の開口量が小さい場合には、ストロー
クエンド近くで復帰圧力室4bに生ずる背圧によ
つてピストン4cのバウンド現象が発生し、また
上記可変絞り7の開口量が大きすぎる場合には、
ピストン4cの速度が上昇した状態でストローク
エンドに到達することになり、しかも良好な緩衝
作用を得るための絞りの調整範囲が非常に狭く、
従つて上記可変絞り7の調整だけでは、減速駆動
しようとするピストン4cの駆動速度や、駆動す
る負荷5の大小の変化に応じて適切な減速調整を
行うことが困難であつた。
内部にストロークエンドでの衝撃を緩和するため
にクツシヨン機構を内蔵しているが、そのクツシ
ヨン機構を有効なものとするためには、ストロー
ク速度をある程度以下に減速する必要がある。第
1図は、従来の減速回路を備えたエアシリンダ駆
動装置を示すものである。同図において、一方の
切換弁1をそのままとし、他方の切換弁2を通電
により切換えれば、高圧空気源3からの高圧空気
がエアシリンダ4の駆動圧力室4aに供給される
と共に、復帰圧力室4b中の高圧空気が切換弁2
を通して大気に排気され、それによりピストン4
c及びロッド4dが負荷5と共に矢印方向にスト
ロークする。その途中においてストロークが(L
−l)だけ進んで負荷5のドツク5aが位置セン
サ6を作動させると、切換弁1が通電により切換
えられ、復帰圧力室4bから大気への排気が可変
絞り7により制限され、それに伴う復帰圧力室4
bの昇圧によりピストン4c等のストローク速度
が減速し、それらはクツシヨン機構の働きにより
ストロークエンドに緩衝的に停止する。而して、
上記従来のエアシリンダ駆動装置における減速回
路では、復帰圧力室4bから大気への排気を制限
するのに可変絞り7だけを用いているので、位置
センサ6により負荷5が駆動ストロークにおける
減速指令位置にあることを検出して切換弁1を切
換えた時点で、エアシリンダ4の残存容積と可変
絞り7の開口量とが減速の固定値となり、例えば
可変絞り7の開口量が小さい場合には、ストロー
クエンド近くで復帰圧力室4bに生ずる背圧によ
つてピストン4cのバウンド現象が発生し、また
上記可変絞り7の開口量が大きすぎる場合には、
ピストン4cの速度が上昇した状態でストローク
エンドに到達することになり、しかも良好な緩衝
作用を得るための絞りの調整範囲が非常に狭く、
従つて上記可変絞り7の調整だけでは、減速駆動
しようとするピストン4cの駆動速度や、駆動す
る負荷5の大小の変化に応じて適切な減速調整を
行うことが困難であつた。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案は、上記位置センサにより負荷が駆動ス
トロークにおける減速指令位置にあることを検出
して切換弁を切換えた際、復帰圧力室の残存排気
をタンクに充填させながらピストンを緩衝的に減
速停止させ、しかもそのタンクに設けた可変絞り
によつてタンク及び復帰圧力室の昇圧を調整可能
とすることにより、ピストンの駆動速度や駆動し
ようとする負荷の大小に対する調整範囲を広くと
ることができ、而して容易にピストンの減速の調
整をできるようにすることを、解決すべき問題点
とする。
トロークにおける減速指令位置にあることを検出
して切換弁を切換えた際、復帰圧力室の残存排気
をタンクに充填させながらピストンを緩衝的に減
速停止させ、しかもそのタンクに設けた可変絞り
によつてタンク及び復帰圧力室の昇圧を調整可能
とすることにより、ピストンの駆動速度や駆動し
ようとする負荷の大小に対する調整範囲を広くと
ることができ、而して容易にピストンの減速の調
整をできるようにすることを、解決すべき問題点
とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、エアシリンダにおける駆動圧力室及
び復帰圧力室と高圧空気源とを各別に連通させる
流路に、それらを交互に高圧空気源に切換連通さ
せる切換弁を接続すると共に、上記復帰圧力室側
を上記切換弁を通して大気に連通させる流路に、
その排気を順次タンクと可変絞りとを介して大気
に連通させる第1の切換位置と、上記タンクと可
変絞りとを介することなく大気に連通させる第2
の切換位置とを切換可能な第2の切換弁を接続
し、且つピストンロツドに連結されている負荷が
駆動ストロークにおける減速指令位置にあること
を検出して、上記第2の切換弁の第2の切換位置
から第1の切換位置に切換える位置センサを設
け、それによつて上記問題点を解決したものであ
る。
び復帰圧力室と高圧空気源とを各別に連通させる
流路に、それらを交互に高圧空気源に切換連通さ
せる切換弁を接続すると共に、上記復帰圧力室側
を上記切換弁を通して大気に連通させる流路に、
その排気を順次タンクと可変絞りとを介して大気
に連通させる第1の切換位置と、上記タンクと可
変絞りとを介することなく大気に連通させる第2
の切換位置とを切換可能な第2の切換弁を接続
し、且つピストンロツドに連結されている負荷が
駆動ストロークにおける減速指令位置にあること
を検出して、上記第2の切換弁の第2の切換位置
から第1の切換位置に切換える位置センサを設
け、それによつて上記問題点を解決したものであ
る。
[作用]
切換弁によつて高圧空気源の高圧空気を駆動圧
力室に供給すると、第2の切換弁は、復帰圧力室
をタンクと絞りとを介することなく大気に連通さ
せる第2の切換位置にあるので、ピストンは速や
かに駆動される。
力室に供給すると、第2の切換弁は、復帰圧力室
をタンクと絞りとを介することなく大気に連通さ
せる第2の切換位置にあるので、ピストンは速や
かに駆動される。
ピストンの駆動によつてピストンロッドに連結
されている負荷が所定距離移動し、減速指令位置
に達すると、位置センサがこれを検出して、第2
の切換弁を、復帰圧力室を順次タンクと可変絞り
とを介して大気に連通させる第2の切換位置に切
換えるので、復帰圧力室の排気がタンクに流入す
る。この場合に、タンクに接続した可変絞りから
の排気が0と仮定すると、上記切換え時における
復帰圧力室内の圧力空気がタンク内に充填された
状態でピストンがストロークエンドに到達し、こ
の場合のタンク内圧力がピストンの制動に必要且
つ十分な圧力であれば、ピストンはストロークエ
ンドにおいて緩衝的に減速停止する。
されている負荷が所定距離移動し、減速指令位置
に達すると、位置センサがこれを検出して、第2
の切換弁を、復帰圧力室を順次タンクと可変絞り
とを介して大気に連通させる第2の切換位置に切
換えるので、復帰圧力室の排気がタンクに流入す
る。この場合に、タンクに接続した可変絞りから
の排気が0と仮定すると、上記切換え時における
復帰圧力室内の圧力空気がタンク内に充填された
状態でピストンがストロークエンドに到達し、こ
の場合のタンク内圧力がピストンの制動に必要且
つ十分な圧力であれば、ピストンはストロークエ
ンドにおいて緩衝的に減速停止する。
一方、上記タンクに接続した可変絞りを調整す
ることによつて、タンクからの排気は自由に調整
することができ、従つて上記可変絞りによりピス
トンがストロークエンドに到達するときのタンク
内圧力を適切な値に設定することにより、ピスト
ンを緩衝的に停止させることができる。
ることによつて、タンクからの排気は自由に調整
することができ、従つて上記可変絞りによりピス
トンがストロークエンドに到達するときのタンク
内圧力を適切な値に設定することにより、ピスト
ンを緩衝的に停止させることができる。
而して、上記タンクを設け、しかもそのタンク
に可変絞りを設けることによつて、タンク及び復
帰圧力室の昇圧を調整可能とすることにより、前
記従来例に比して、ピストンの駆動速度や駆動し
ようとする負荷の大小に対する調整範囲を非常に
広くとることができ、従つて容易にピストンを緩
衝的に減速させるための調整を行うことができ
る。
に可変絞りを設けることによつて、タンク及び復
帰圧力室の昇圧を調整可能とすることにより、前
記従来例に比して、ピストンの駆動速度や駆動し
ようとする負荷の大小に対する調整範囲を非常に
広くとることができ、従つて容易にピストンを緩
衝的に減速させるための調整を行うことができ
る。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第2図において、11はエアシリン
ダで、駆動圧力室(ヘツド室)11aと復帰圧力
室(ロッド室)11bとを区画するピストン11
cにおけるロッド11dの先端に負荷12を連結
すると共に、負荷12にドツグ12aを設けて、
ストロークの途中で該ドツグ12aが位置センサ
13に接触してそれを作動させるように配設して
いる。上記エアシリンダ11における駆動圧力室
11a及び復帰圧力室11bには、それらを高圧
空気源14と大気とに切換連通させる切換弁15
を接続すると共に、該切換弁15と復帰圧力室1
1bとの間に切換弁16を接続し、該切換弁16
により復帰圧力室11bを切換弁15を通じて直
接大気に連通させる第1の切換位置と、順次タン
ク17及び可変絞り18を介して大気に連通させ
る第2の切換位置に切換可能に構成している。
説明すると、第2図において、11はエアシリン
ダで、駆動圧力室(ヘツド室)11aと復帰圧力
室(ロッド室)11bとを区画するピストン11
cにおけるロッド11dの先端に負荷12を連結
すると共に、負荷12にドツグ12aを設けて、
ストロークの途中で該ドツグ12aが位置センサ
13に接触してそれを作動させるように配設して
いる。上記エアシリンダ11における駆動圧力室
11a及び復帰圧力室11bには、それらを高圧
空気源14と大気とに切換連通させる切換弁15
を接続すると共に、該切換弁15と復帰圧力室1
1bとの間に切換弁16を接続し、該切換弁16
により復帰圧力室11bを切換弁15を通じて直
接大気に連通させる第1の切換位置と、順次タン
ク17及び可変絞り18を介して大気に連通させ
る第2の切換位置に切換可能に構成している。
上記構成のエアシリンダ駆動装置において、一
方の切換弁16を第2図に示すような切換位置に
保ち、他方の切換弁15を通電により切換えれ
ば、高圧空気源14が駆動圧力室11aに連通す
ると共に、復帰圧力室11bが切換弁16,15
を介して大気に直接連通する。これにより、駆動
圧力室11aに高圧空気が供給されると共に、復
帰圧力室11b中の高圧空気が排気され、ピスト
ン11c及びロッド11dは負荷12と共に矢印
方向に高速でストロークする。そのストロークが
(L−l)だけ進むと、負荷12のドツグ12a
が位置センサ13を作動させ、それに伴つて一方
の切換弁16が通電により切換えられる。これに
よつて、復帰圧力室11bと大気との連通は、排
気抵抗の小さい直接的なものからタンク17及び
可変絞り18を介した排気抵抗の大きい流路に切
換えられる。従つて、復帰圧力室11bの圧力
は、復帰圧力室11bの残容量、タンク17の容
量及び可変絞り18の開口量等の相互関係により
決定される速度で昇圧し、これによりピストン1
1cのストローク速度が徐々に減速し、緩衝機構
によりストロークエンドに緩やかに停止する。
方の切換弁16を第2図に示すような切換位置に
保ち、他方の切換弁15を通電により切換えれ
ば、高圧空気源14が駆動圧力室11aに連通す
ると共に、復帰圧力室11bが切換弁16,15
を介して大気に直接連通する。これにより、駆動
圧力室11aに高圧空気が供給されると共に、復
帰圧力室11b中の高圧空気が排気され、ピスト
ン11c及びロッド11dは負荷12と共に矢印
方向に高速でストロークする。そのストロークが
(L−l)だけ進むと、負荷12のドツグ12a
が位置センサ13を作動させ、それに伴つて一方
の切換弁16が通電により切換えられる。これに
よつて、復帰圧力室11bと大気との連通は、排
気抵抗の小さい直接的なものからタンク17及び
可変絞り18を介した排気抵抗の大きい流路に切
換えられる。従つて、復帰圧力室11bの圧力
は、復帰圧力室11bの残容量、タンク17の容
量及び可変絞り18の開口量等の相互関係により
決定される速度で昇圧し、これによりピストン1
1cのストローク速度が徐々に減速し、緩衝機構
によりストロークエンドに緩やかに停止する。
上記切換弁16の切換えに伴う復帰圧力室11
bの昇圧速度は、第1図の従来例にあつては可変
絞り7の調節のみによつて決定されるが、本考案
では主としてタンク17の容積により決定され、
さらに可変絞り18の調節によつても調整され
る。従つて、その昇圧速度を簡単な操作で大幅に
変化させることができるので、各種のエアシリン
ダの減速に使用するのに有効である。
bの昇圧速度は、第1図の従来例にあつては可変
絞り7の調節のみによつて決定されるが、本考案
では主としてタンク17の容積により決定され、
さらに可変絞り18の調節によつても調整され
る。従つて、その昇圧速度を簡単な操作で大幅に
変化させることができるので、各種のエアシリン
ダの減速に使用するのに有効である。
また、ピストン11c等を第2図の原位置に復
帰させるには、一対の切換弁15,16への給電
を停止して、それらを第2図の位置に切換えれば
よいのは当然である。
帰させるには、一対の切換弁15,16への給電
を停止して、それらを第2図の位置に切換えれば
よいのは当然である。
第3図乃至第8図は、本考案のそれぞれ異なる
他の実施例を示し、それぞれ往復両ストロークを
負荷の駆動に使用して、両ストロークエンドにお
いて減速可能に構成したものである。
他の実施例を示し、それぞれ往復両ストロークを
負荷の駆動に使用して、両ストロークエンドにお
いて減速可能に構成したものである。
第3図の実施例においては、切換弁21,2
2,23をそのままとし、切換弁24を通電によ
り切換えれば、エアシリンダ25におけるピスト
ン25c及びロッド25dを負荷(図示せず)と
共に矢印方向に駆動することができ、その途中に
おいて切換弁21を通電により切換えれば、第2
図の場合と同様に、タンク26及び可変絞り27
の作用によりピストン25cを減速することがで
きる。この後、切換弁23を通電により切換えれ
ば、タンク26内の残存高圧空気を急激に排気す
ることができ、次行程への待機が速やかに完了す
る。上記と反対の弁操作により、ピストン25c
を反対方向に駆動して減速することもできる。な
お、上記第3図においては、切換弁21,22の
ポート21a,22aに共通のタンク26及び可
変絞り27を接続しているが、それぞれ別体のタ
ンク及び可変絞りを接続することもできる。
2,23をそのままとし、切換弁24を通電によ
り切換えれば、エアシリンダ25におけるピスト
ン25c及びロッド25dを負荷(図示せず)と
共に矢印方向に駆動することができ、その途中に
おいて切換弁21を通電により切換えれば、第2
図の場合と同様に、タンク26及び可変絞り27
の作用によりピストン25cを減速することがで
きる。この後、切換弁23を通電により切換えれ
ば、タンク26内の残存高圧空気を急激に排気す
ることができ、次行程への待機が速やかに完了す
る。上記と反対の弁操作により、ピストン25c
を反対方向に駆動して減速することもできる。な
お、上記第3図においては、切換弁21,22の
ポート21a,22aに共通のタンク26及び可
変絞り27を接続しているが、それぞれ別体のタ
ンク及び可変絞りを接続することもできる。
第4図及び第6図においては、切換弁31,3
2,33及び切換弁41,42,43を通電によ
り切換えれば、エアシリンダ34,44における
ピストン34c,44c及びロッド34d,44
dを負荷(図示せず)と共に矢印方向に駆動する
ことができ、その途中において切換弁31,43
を非通電状態として切換えれば、タンク35,4
5及び可変絞り36,46によりピストン34
c,44cを減速することができる。上記と反対
に弁操作すれば、ピストン34c,44cを反対
方向に駆動して減速することができる。なお、第
4図及び第6図において、往復両ストロークの減
速をそれぞれ別体のタンクにより行うには、第4
図及び第6図における空気圧回路37,47をそ
れぞれ第5図及び第7図の空気圧回路51,61
と置換すればよい。また、第6図において、タン
クの内圧を急速に排気するには、同図に示す空気
圧回路47を第8図の空気圧回路71と置換すれ
ばよい。なお、上記各空気圧回路51,61,7
1において、52,62,72は切換弁、53,
63,73はタンク、54,64,74は可変絞
り、55は高圧空気源を示す。
2,33及び切換弁41,42,43を通電によ
り切換えれば、エアシリンダ34,44における
ピストン34c,44c及びロッド34d,44
dを負荷(図示せず)と共に矢印方向に駆動する
ことができ、その途中において切換弁31,43
を非通電状態として切換えれば、タンク35,4
5及び可変絞り36,46によりピストン34
c,44cを減速することができる。上記と反対
に弁操作すれば、ピストン34c,44cを反対
方向に駆動して減速することができる。なお、第
4図及び第6図において、往復両ストロークの減
速をそれぞれ別体のタンクにより行うには、第4
図及び第6図における空気圧回路37,47をそ
れぞれ第5図及び第7図の空気圧回路51,61
と置換すればよい。また、第6図において、タン
クの内圧を急速に排気するには、同図に示す空気
圧回路47を第8図の空気圧回路71と置換すれ
ばよい。なお、上記各空気圧回路51,61,7
1において、52,62,72は切換弁、53,
63,73はタンク、54,64,74は可変絞
り、55は高圧空気源を示す。
第9図及び第10図は、それぞれ第1図及び第
2図の回路構成において共に以下の条件のもとに
行つた実験結果を示す線図である。
2図の回路構成において共に以下の条件のもとに
行つた実験結果を示す線図である。
エアシリンダ4,11:63mmφ−1000mmストロー
ク(内容量2.8) 負 荷5,12:500Kgf 位置センサ6,13の位置l:480mm(エアシリ
ンダの残存容積1.35) タンク17の容積:0.6(上記残存容積の半分
程度が好ましい) 負荷5,12と床との摩擦係数:0.03(水平作動) なお、第9図及び第10図とも、可変絞り7,
18は、切換弁1,16を可変絞り7またはタン
ク17に切換えた時点(減速指令点)後に図示の
ピストン速度が得られるような開度とした。
ク(内容量2.8) 負 荷5,12:500Kgf 位置センサ6,13の位置l:480mm(エアシリ
ンダの残存容積1.35) タンク17の容積:0.6(上記残存容積の半分
程度が好ましい) 負荷5,12と床との摩擦係数:0.03(水平作動) なお、第9図及び第10図とも、可変絞り7,
18は、切換弁1,16を可変絞り7またはタン
ク17に切換えた時点(減速指令点)後に図示の
ピストン速度が得られるような開度とした。
一般に、63φエアシリンダのクツシヨン機構の
能力からすると負荷を500Kgfとした場合には、
クツシヨン突入速度を150mm/sec以内とする必要
がある。而して、第1図の従来例においては、減
速指令によつて切換弁1の切換えたとき、可変絞
り7によるロッド室4bの排気遅れがあり、その
ためロッド室4bの圧力が第9図のロッド室圧力
線図に示すように昇圧して、ピストン4cの駆動
の背圧となり、その後ピストン4cの減速によつ
て再びロッド室圧力が急速に低下し、ピストンの
速度が上昇して、ピストン4cがストロークエン
ドに衝突した。この衝突時におけるピストン4c
の速度は、Aに示すように、260mm/secになつた
が、第2図の場合は、第10図に示すようにロッ
ド室11bが急激に圧力上昇せず、且つ圧力が
徐々に低下したので、ピストン11cは図に示す
ように徐々に減速されて、Bに示すようにストロ
ークエンドにおいて50mm/secであつた。
能力からすると負荷を500Kgfとした場合には、
クツシヨン突入速度を150mm/sec以内とする必要
がある。而して、第1図の従来例においては、減
速指令によつて切換弁1の切換えたとき、可変絞
り7によるロッド室4bの排気遅れがあり、その
ためロッド室4bの圧力が第9図のロッド室圧力
線図に示すように昇圧して、ピストン4cの駆動
の背圧となり、その後ピストン4cの減速によつ
て再びロッド室圧力が急速に低下し、ピストンの
速度が上昇して、ピストン4cがストロークエン
ドに衝突した。この衝突時におけるピストン4c
の速度は、Aに示すように、260mm/secになつた
が、第2図の場合は、第10図に示すようにロッ
ド室11bが急激に圧力上昇せず、且つ圧力が
徐々に低下したので、ピストン11cは図に示す
ように徐々に減速されて、Bに示すようにストロ
ークエンドにおいて50mm/secであつた。
このように、従来例においてはクツシヨン機構
のクツシヨン能力を越えているため、ストローク
エンドでシリンダに衝突するが、本考案において
クツシヨン機構が有効に働いて衝撃なく緩やかに
停止する。
のクツシヨン能力を越えているため、ストローク
エンドでシリンダに衝突するが、本考案において
クツシヨン機構が有効に働いて衝撃なく緩やかに
停止する。
[考案の効果]
本考案は、エアシリンダの復帰圧力室に、その
排気を順次タンクと可変絞りとを介して大気に連
通させたので、ピストンを減速させた場合に、復
帰圧力室の残存排気の一部をタンクに充填して復
帰圧力室の圧力上昇を低下させると共に、絞りに
よつてその圧力を徐々に低下させ、ピストンをス
トロークエンドにおいて緩やかに停止させること
ができる。
排気を順次タンクと可変絞りとを介して大気に連
通させたので、ピストンを減速させた場合に、復
帰圧力室の残存排気の一部をタンクに充填して復
帰圧力室の圧力上昇を低下させると共に、絞りに
よつてその圧力を徐々に低下させ、ピストンをス
トロークエンドにおいて緩やかに停止させること
ができる。
また、ピストンのストローク速度や駆動する負
荷の大小の変化によつて、ピストンの減速が不十
分であつたり、または過大であつたりした場合に
は、可変絞りの開口量を調整して復帰圧力室の圧
力上昇を調整でき、しかもタンクに設けた可変絞
りによつてタンク及び復帰圧力室の昇圧を調整可
能とすることにより、ピストンの駆動速度や駆動
しようとする負荷の大小に対する調整範囲を広く
とることができ、容易にピストンの緩衝的減速の
調整を行うことができる。
荷の大小の変化によつて、ピストンの減速が不十
分であつたり、または過大であつたりした場合に
は、可変絞りの開口量を調整して復帰圧力室の圧
力上昇を調整でき、しかもタンクに設けた可変絞
りによつてタンク及び復帰圧力室の昇圧を調整可
能とすることにより、ピストンの駆動速度や駆動
しようとする負荷の大小に対する調整範囲を広く
とることができ、容易にピストンの緩衝的減速の
調整を行うことができる。
第1図は従来例の構成図、第2図乃至第8図は
本考案のそれぞれ異なる実施例の全体あるいは部
分構成図、第9図及び第10図はそれぞれ第1図
及び第2図の回路構成での実験結果を示す線図で
ある。 11……エアシリンダ、11a……駆動圧力
室、11b……復帰圧力室、14……高圧空気
源、15,16……切換弁。
本考案のそれぞれ異なる実施例の全体あるいは部
分構成図、第9図及び第10図はそれぞれ第1図
及び第2図の回路構成での実験結果を示す線図で
ある。 11……エアシリンダ、11a……駆動圧力
室、11b……復帰圧力室、14……高圧空気
源、15,16……切換弁。
Claims (1)
- エアシリンダにおける駆動圧力室及び復帰圧力
室と高圧空気源とを各別に連通させる流路に、そ
れらを交互に高圧空気源に切換連通させる切換弁
を接続すると共に、上記復帰圧力室側を上記切換
弁を通して大気に連通させる流路に、その排気を
順次タンクと可変絞りとを介して大気に連通させ
る第1の切換位置と、上記タンクと可変絞りとを
介することなく大気に連通させる第2の切換位置
とに切換可能な第2の切換弁を接続し、且つピス
トンロツドに連結されている負荷が駆動ストロー
クにおける減速指令位置にあることを検出して、
上記第2の切換弁を第2の切換位置から第1の切
換位置に切換える位置センサを設けたことを特徴
とするエアシリンダ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19388681U JPS58101003U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | エアシリンダ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19388681U JPS58101003U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | エアシリンダ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58101003U JPS58101003U (ja) | 1983-07-09 |
JPH0247281Y2 true JPH0247281Y2 (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=30107222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19388681U Granted JPS58101003U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | エアシリンダ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58101003U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210001A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | エアーシリンダー装置 |
-
1981
- 1981-12-29 JP JP19388681U patent/JPS58101003U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58101003U (ja) | 1983-07-09 |
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