JPH0246851B2 - Sharyoyodanbosochinobaanaa - Google Patents

Sharyoyodanbosochinobaanaa

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JPH0246851B2
JPH0246851B2 JP15121485A JP15121485A JPH0246851B2 JP H0246851 B2 JPH0246851 B2 JP H0246851B2 JP 15121485 A JP15121485 A JP 15121485A JP 15121485 A JP15121485 A JP 15121485A JP H0246851 B2 JPH0246851 B2 JP H0246851B2
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combustion
fuel
tube
burner
temperature
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Yoshimitsu Kaneko
Masao Tanaka
Shigetoshi Hayashi
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SHINTACHIKAWA KOKUKI KK
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SHINTACHIKAWA KOKUKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用エンジンの冷却水の循環路中
に燃焼式の温水ボイラーを設けて冷却水を昇温し
て循環する燃焼式の車両用暖房装置のバーナーに
関するものである。
(従来の技術) 内燃機関を有する車両の車室内暖房方式とし
て、エンジン冷却後の温まつた循環水を車室内放
熱器に供給して暖房するものがあるが、この方式
の車両は厳寒時のエンジン始動時とか、アイドル
運転時とか、長い降坂路のエンジン出力の少ない
時に冷却水が温まらないので車室内の暖房効果が
充分に得られない。このためにエンジン冷却水の
循環路に燃焼式の温水ボイラーを設けて、冷却水
の温度を暖房効果が満たされる温度まで昇温する
燃焼式車両用温水ボイラーがある。
第7図はこのような従来装置の一例を示すもの
である。図中1は車両のエンジン、2はラジエタ
ー、3はラジエターキヤツプ、4は冷却水用サー
モスタツト、5は車室内放熱器、6はブロワー、
7は燃焼式温水ボイラー、8は燃焼送風機、9は
燃料ポンプ、10はバーナー、11は温水循環ポ
ンプ、12は高温水スイツチである。
上述した従来のボイラーは、燃料として軽油が
使われており、バーナーの底に設けた蒸発材に燃
料を浸み込ませると共に蒸発させて燃焼させる構
造のものが多用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述した従来装置では、寒冷時に
おける使用開始時に、最初から多量の燃料をバー
ナーに供給すると、バーナー部が冷えきつている
ため、点火栓コイルを赤熱して着火することによ
つて火焔が生じても、バーナーの底の温度が直ぐ
には上昇しないから、燃料の蒸発量が燃料の供給
量より少ない状態が続くため、余つた燃料がバー
ナーの底に溜る結果、煤煙を発生したり、燃料が
ドレンとして外部に流出するので火災が発生する
危険がある上に、燃焼が遅々として進展しないの
で循環水の昇温速度が遅くなるという問題点があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明において
は、エンジンの冷却水の循環回路を車室内放熱器
に連通して車室内の暖房を行う回路の途中に燃焼
式温水ボイラーを設けて冷却水の温度を昇温させ
る装置において、前記燃焼式温水ボイラーの円筒
形の燃焼筒に点火栓取付筒を燃焼筒の接線方向に
挿入して固着すると共に、その挿入した点火栓取
付筒の外周面と燃焼筒の内周面との間に隙間を設
け、燃料の蒸発部材を上面に添設したライナーを
燃焼筒の底部内周面に沿つてわずかに浮かせた状
態で設けると共に、このライナーの一部を前記隙
間に挿入し、前記点火栓取付筒の外表面を保温材
により被覆し、燃料ポンプの吐出側配管を燃焼筒
に接続した排気パイプに巻き付けると共に、その
先を点火栓取付筒の内部にのぞませて車両用暖房
装置のバーナーを構成する。
(作用) 上述のように本発明においては、バーナーに燃
料を供給する燃料パイプを燃焼筒の排気パイプに
巻き付けたから、この部分で予熱されるためバー
ナー内に入る燃料が昇温するから燃料が蒸発し易
くかつ燃焼し易くなる。
また本発明においては燃焼筒に挿入した点火栓
取付筒の外周面と燃焼筒の内周面との間に隙間を
設け、燃料の蒸発部材を上面に添設したライナー
を燃焼筒の底部内周面に沿つてわずかに浮かせた
状態で設けたから、前記燃料パイプによつてライ
ナー上の蒸発部材に供給された燃料が、燃焼筒の
外部から直接冷却されることがない。すなわちラ
イナーと燃焼筒の内壁面との間には空隙があるた
め熱がうばわれるおそれが少ない。さらに点火栓
取付筒の外表面も保温材によつて被覆されている
ため、この部分も保温効果がすぐれている。
したがつて本発明によれば、厳寒時において、
全くバーナーが冷えきつている場合でも、電熱な
どの予熱を行うことなく、灯油よりも蒸発温度が
高くて蒸発しにくいデイーゼルエンジンの燃料で
ある軽油でも、上述したようにまず排気熱で予熱
して保温された点火栓取付筒内に供給し、燃焼筒
から浮かせたライナー上で有効に加熱することに
より、完全に蒸発ガス化して完全燃焼させること
ができる。
したがつて本発明によれば、従来装置のよう
に、燃料がバーナーの底に溜つて煤煙を発生した
り、燃料がドレンとして外部に流出して危険を招
くおそれがなくなる。
(実施例) 以下、第1図〜第6図について本発明の一実施
例を説明する。図中1(第3図参照)は車両のエ
ンジン、2はラジエター、3はラジエターキヤツ
プ、4は冷却水用サーモスタツト、5は車室内放
熱器、6はブロワー、13は燃焼式温水ボイラ
ー、14は燃焼送風フアン、15は燃料ポンプ、
16はバーナー、17は温水循環ポンプである。
18は左右に出力軸を有するモータで、このモ
ータ18の一方の軸に燃焼送風フアン14を固着
し、他方の出力軸に燃料ポンプ駆動用プーリー1
9と、ポンプ駆動用プーリー20を固着してあ
る。前記燃焼送風フアン14はボイラー13のモ
ータ側のケースの中に入れてある。
燃料ポンプ15はその軸にプーリー21が固着
してあり、プーリー19とプーリー21にかけ渡
したベルト22を介してモータ18により駆動さ
れる。また温水循環ポンプ17はその軸にプーリ
ー23が固着してあり、プーリー20とプーリー
23にかけ渡したベルト24を介してモータ18
により駆動される。25は燃料ポンプ15吸入側
の配管で途中に燃料遮断弁26が介装されてい
る。27は燃料ポンプ15の吐出側の配管で、ボ
イラー13の排気パイプ28に巻き付けると共
に、その先をボイラー13のバーナー16に接続
してある(第1図参照)。29は燃料ポンプ15
に設けたソレノイドである。
30は円筒形のケース外周に四つの配管接続口
A,B,C,Dを有すると共に、その隣接する接
続口を連通する一つの溝を有する回転弁を内蔵す
る四方切換弁である。この四方切換弁30の配管
接続口Aは配管31を介して温水循環ポンプ17
の水吸入口に接続しており、配管接続口Aと隣接
している配管接続口Dは配管32を介してエンジ
ン1の冷却水の吐出口に接続している。またボイ
ラー13の吐出配管33を二つに分岐して、その
一方の配管34を車室内放熱器5の冷却水入口に
接続すると共に、他方の配管35を四方切換弁3
0の接続口Aと面対称の位置にある接続口Cに接
続してある。また車室内放熱器5の水吐出配管3
6を二つに分岐して、その一方の配管37をエン
ジン1の水戻り口に接続すると共に、他方の配管
38を四方切換弁30の前記接続口Dと面対称の
位置にある接続口Bに接続してある。
またボイラー13の上方の水出口付近に、T1
(例えば87℃)以上で電気接点が開となる高温水
スイツチ39が設けてあり、このスイツチ39は
前記燃料遮断弁26と電気的に接続している。ま
たほぼ同位置にT2(例えば82℃)以上で電気接点
が閉となる低温水スイツチ40が設けてあり、前
記ソレノイド29と電気的に接続している。なお
T1>T2である。41はボイラー13のバーナー
部の壁面に設けたバーナー温度スイツチで、設定
温度T3(例えば130℃)以下で開となるものであ
る。
第1図および第2図は燃焼式温水ボイラー13
の本発明バーナー部分の詳細図である。42は燃
焼筒で、43は燃焼筒42のほぼ接線方向に挿入
して固着した点火栓取付筒、44はこの取付筒4
3内に挿入してねじ止めした点火栓で、この点火
栓44には電熱コイル44aが巻きつけてある。
そして点火栓取付筒43の外周部には保温材45
を嵌着してある。46はフアン14と燃焼室との
間の仕切板で、この仕切板46には第1図に示す
ように開口47が設けてある。48はこの開口4
7に沿つて仕切板46に突設した湾曲案内板、4
9は燃焼空気吹出口、50は点火栓取付筒43内
への空気を導入する空気孔、51(第2図参照)
は燃焼筒42内における燃焼ガスの旋回流を旋回
縮流にするためのバツフルである。
前記点火栓取付筒43は第1図に示すように、
その筒体の外周面と燃焼筒42の内周面との間に
隙間aが設けてあり、第1図に示す正面形状が円
弧状で、第2図に示す側断面形状がチヤンネル状
のライナー52を、前記隙間aの間に一部を挿入
すると共に、燃焼筒42の底部内周面に対して隙
間bだけ浮かせた状態で燃焼筒42の底部内周面
に沿わせて設け、シリカウール等の繊維を層状に
した蒸発部材53を、点火栓取付筒43の内面の
下半部およびライナー52の上面に添設してあ
る。
また第1図に示す27は、前記したように燃料
ポンプ15の吐出側の配管で、ボイラー13の燃
焼筒42に接続した排気パイプ28に巻き付ける
と共に、その先をバーナー16の前記保温材4
5、点火栓取付筒43、および蒸発部材53に挿
通してバーナー16の内部に燃料を供給するよう
にしてある。
また第4図および第5図は燃料ポンプ15の詳
細を示すもので、54はポンプケース本体、55
はケース蓋である。ポンプケース本体54の内部
には円柱状のピストン56が回転自在であると共
に、軸方向に摺動自在に設けてあり、このピスト
ン56の下部の一側面には平らな切欠部56aが
形成されている。57はピストン56の下端面と
ケース本体54の孔底面との間に挿入したコイル
ばねである。ピストン56の上端部にはウオーム
歯車58が固着されており、このウオーム歯車5
8の上面には第4図に示すように高部59aと低
部59bとの間に段差cがあるカム面59が形成
されている。そしてウオーム歯車58はケース本
体54内に回転自在に設けたウオーム60と噛合
しており、このウオーム60の軸60aは前記し
たプーリー21とベルト22を介してモータ18
によつて駆動されるようになつている。
61はケース蓋55の下面に突出したカム受け
であり、このカム受61の下端面が前記カム面5
9と衝合するようになつている。62はケース蓋
55上に固定したプレートで、このプレート62
上には前記したソレノイド29が固定されてお
り、またブラケツト63が突設されている。64
はこのプレート62とケース蓋55を貫通すると
共に、その下端面がピストン56の上端面と衝合
するピンで、このピン64の上端面は、ソレノイ
ド29が消磁している時、第4図に示すようにプ
レート62上よりd(d<c)だけ突出している。
65はブラケツト63に軸66を介して回動自在
に枢支したL形アームで、このアーム65の上端
部はピン67を介してソレノイド29の作動杆2
9aと連結しており、アーム65の他方の端部は
前記ピン64の上面と接合している。したがつて
ソレノイド29が付勢した時、作動杆29aが引
込むと共に、アーム65が第4図において時計方
向に回動することにより、ピン64をdだけ下降
させるようになつている。
また54aはケース本体54に設けた吸入口
で、前記した配管25が接続しており、54bは
吐出口で、前記した配管27が接続されている。
さらに第6図は本実施例の制御回路を示すもの
で、Eは電源バツテリー、Fはヒユーズである。
バーナー温度スイツチ41はリレーR1、手動ス
イツチSWの接点SW−1およびヒユーズFを介
して電源Eに接続しており、モータ18はリレー
R1とバーナー温度スイツチ41に並列接続して
おり、ソレノイド29と低温水スイツチ40の直
列回路、およびタイマーリレーTRはそれぞれモ
ータ18と並列接続している。またタイマーリレ
ーTRの常開接点TR−1は低温水スイツチ40
と並列接続しており、リレーR1の常開接点R1
−1が前記接点SW−1と並列接続されている。
また接点R1−1とタイマーリレーTRの直列回
路に対して手動スイツチSWのもう一つの接点
SW−2と、リレーR1の常閉接点R1−3と、
リレーR2と、高温水スイツチ39との直列回路
が並列に接続されていると共に、リレーR1の常
閉接点R1−2と、リレーR2の常開接点R2−
1と、点火栓44との直列回路が、接点R1−1
とタイマーリレーTRの直列回路に対して並列接
続されている。さらに燃料遮断弁26はリレーR
2と並列接続されており、リレーR2の常開接点
R2−2は常閉接点R1−3に並列接続されてい
る。
つぎに上述のように構成した本実施例の作用を
説明する。
四方切換弁30の接続口Aと接続口Dを連通状
態にすると、エンジン1と水ポンプ17とが四方
切換弁30を介して連通する。この時四方切換弁
30の接続口Bと接続口Cとは閉止されているの
で、冷却水の循環回路はエンジン1からボイラー
13を通つて放熱器5からエンジン1に戻る循環
路が形成される。この水回路において循環水の温
度が高温水スイツチ39および低温水スイツチ4
0の設定温度よりも低く、バーナー温度がバーナ
ー温度スイツチ41の設定温度よりも低いとき
に、制御回路の手動スイツチSWをONにすると、
モータ18が回転し、フアン14で生起された風
が仕切板46の開口47を通つて燃焼空気吹出口
49から燃焼室内に吹き込まれ、点火栓取付筒4
3の空気孔50から入つた空気も点火栓取付筒4
3から燃焼室内に吹き出して合流し、燃焼室内で
旋回してバツフル51で縮流になり、熱交換器を
経て排気パイプ28より排出される。この場合燃
料遮断弁26は開いているので燃料を通すことが
できる。
水ポンプ17も水ポンプ駆動用プーリー23と
水ポンプ駆動ベルト24を介してモータ18の回
転と連動しているから循環水をボイラー13→放
熱器5→エンジン1→四方切換弁30→ボイラー
13の回路で循環させる。
また燃料ポンプ15も燃料ポンプ駆動用プーリ
ー19と燃料ポンプ駆動ベルト22を介してモー
タ18と連動しているから、ウオーム60と噛合
しているピストン56と一体のウオーム歯車58
が回転するので、カム受61とカム面59の段差
cの効果で、ピストン56が回転しながら軸方向
に往復動をくり返し、燃料遮断弁26側から燃料
を吸引して、排気パイプ28に巻き付けた燃料パ
イプ27を通つてバーナー16の蒸発部材53に
浸み込み、浸み込みきれない液は皿状のライナー
52の上に溜まる。
次に時間が経過してタイマーリレーTRが動作
して同接点TR−1が閉じると、ソレノイド29
の作動杆29aが引込む結果、アーム65と燃料
ポンプ15のピン64を介してピストン56を下
方にdの距離だけ押してピストン56の往復動距
離を(c−d)と少なくして、燃料ポンプ15の
吐出能力を減少させる。またスイツチSWを閉じ
た時点火栓44が通電してそのコイル44aが赤
熱するので、蒸発部材53に浸透している燃料が
蒸発し、点火栓取付筒43の空気孔50から吹き
込まれた空気と混合して着火する。
本実施例では熱交換器を兼ねた燃焼筒42から
皿状のライナー52をbだけ浮かしてあり、その
上に蒸発部材53が載せてあるので、着火した火
焔の熱により蒸発部材53と皿状のライナー52
は急速に加熱されるから燃料も急速に蒸発してガ
ス化するため燃焼が短時間に活発となる。その結
果バーナー壁が熱くなりバーナー温度スイツチ4
1が作動すると、リレーR1がONとなり、常閉
接点R1−2が開となつて点火栓44がOFFと
なるもバーナー16は勢いよく燃焼を継続する。
そしてタイマーリレーTRが時間が来て停止する
と、接点TR−1が開となり、ソレノイド29が
消磁して燃料ポンプ15のピン64を押し付けな
くなるので、燃料ポンプ15は能力いつぱいにバ
ーナー16に燃料を供給して強燃焼となり、燃焼
ガスはボイラー13内の熱交換器で循環水と熱交
換して、循環水を一気に昇温する。熱交換した燃
焼ガスは排気パイプ28から排出される。この際
排気ガスで排気パイプ28は熱せられて熱くなつ
ているから排気パイプ28に巻き付けた燃料パイ
プ27内の燃料は加熱されて蒸発しやすい状態で
蒸発部材53に供給される。また点火栓取付筒4
3の外部は保温材45で覆つてあるので冷気にさ
らされないから高温となりやすい。
ボイラー13内の循環水の温度が低温水スイツ
チ40の設定温度T2より高温になると、低温水
スイツチ40が閉となり、ソレノイド29を作動
させて燃料ポンプ15の吐出能力を減少させて弱
燃焼にする。循環水温度がT2より低くなると、
低温水スイツチ40が開となつてソレノイド29
を停止させる結果、燃料ポンプ15が能力いつぱ
いにバーナー16に燃料を供給するため強燃焼で
循環水を勢いよく昇温する。このように低温水ス
イツチ40の設定温度T2を境にして強燃焼と弱
燃焼をくり返す。この間モータ18の回転は一定
にしてあるので、循環水量は一定である。低温水
スイツチ40が作動した弱燃焼状態で水温が上昇
して、高温水スイツチ39の設定温度T1以上に
なると、高温水スイツチ39が開となり燃料遮断
弁26が閉止して燃焼を停止する。水温が高温水
スイツチ39の設定温度T1以下に下がり、かつ
バーナー温度がバーナー温度スイツチ41の設定
温度T3以下に下ると、点火栓44および燃料遮
断弁26に通電して自動的に着火を再開する。し
かしこの際はバーナーが温まつているのでタイマ
ーリレーTRは作動させないようになつている。
循環水はボイラー13で加熱され高温水となつ
て、車室内放熱器5を通過するので、ブロワー6
を廻すと車室内空気は車室内放熱器5と熱交換し
て温度上昇する。車室内放熱器5で放熱して温度
の下つた循環水はエンジン1から四方切換弁30
を経てボイラー13に戻る。
次に循環水温がエンジン1の発熱だけで車室内
が充分に温められる場合にはボイラー13のスイ
ツチSWをOFFとし、四方切換弁30の弁を廻し
て接続口Dと接続口Cを連通すると、エンジン1
の循環水は、ボイラー13を通過しないので流量
も減ることなく温度も下ることなく四方切換弁3
0の接続口DからCを通つて、車室内放熱器5で
空気と熱交換した後エンジン1に戻る。この四方
切換弁30の接続口Aは弁で閉まつているので、
ボイラー13内の水は静止した状態となる。又四
方切換弁30の接続口Bも閉じているので、車室
内放熱器5から出た循環水はエンジン1のみに流
れるのである。
次に四方切換弁30の弁を廻して接続口AとB
を連通すると共に、接続口DとCを閉じてボイラ
ー13をスイツチSWをONにして運転すると、
ボイラー13で循環水は加熱され、車室内放熱器
5で放熱して再び四方切換弁30の接続口Bから
Aを経てボイラー13に戻る。すなわちこの場合
は、車室内放熱器5とボイラー13の水回路だけ
を循環して、エンジン1を停止したまま、効率よ
く車室内を暖房することができる。
ボイラー13を停止する場合にスイツチSWを
OFFにすると、燃料遮断弁26が閉じて燃焼は
停止するが、バーナー温度スイツチ41が設定温
度以下になるまでの間はモータ18が廻つてバー
ナー16内の炉内ガスを掃気する。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、バーナー16
に燃料を供給する燃料パイプ27を燃焼筒42の
排気パイプ28に巻き付けたから、この部分で燃
料が予熱されてバーナー内に入る燃料が昇温する
ため、燃料が蒸発し易くかつ燃焼し易くなる。
また本発明においては、燃焼筒42に挿入した
点火栓取付筒43の外周面と燃焼筒42の内周面
との間に隙間aを設け、燃料の蒸発部材53を上
面に添設したライナー52を燃焼筒42の底部内
周面に沿つてわずかに浮かせた状態で設けたか
ら、前記燃料パイプ27によつてライナー52上
の蒸発部材53に供給された燃料が、燃焼筒42
の外部から直接冷却されることがない。すなわち
ライナー52と燃焼筒42の内壁面との間には空
隙bがあるため熱がうばわれるおそれが少ない。
さらに点火栓取付筒43の外表面も保温材45
によつて被覆されているため、この部分も保温効
果がすぐれている。
したがつて本発明によれば、厳寒時において、
全くバーナーが冷えきつている場合でも、電熱な
どの予熱を行うことなく、灯油よりも蒸発温度が
高くて蒸発しにくいデイーゼルエンジンの燃料で
ある軽油でも、上述したようにまず排気熱で予熱
して保温された点火栓取付筒43内に供給し、燃
焼筒42から浮かせたライナー52上で有効に加
熱することにより、完全に蒸発ガス化して完全燃
焼させることができるという効果が得られる。
また本発明によれば、従来装置のように、燃料
がバーナーの底に溜つて煤煙を発生したり、燃料
がドレンとして外部に流出して危険を招くおそれ
がなくなるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の燃焼式温水ボイラーのバーナ
ー部の断面図、第2図は第1図の−線による
断面矢視図、第3図は本発明装置を付した車両用
暖房装置を一部断面で示す説明図、第4図は燃料
ポンプの縦断面図、第5図は第4図の−線に
よる断面矢視図、第6図は制御回路図、第7図は
従来の車両用暖房装置を一部断面で示す説明図で
ある。 1……エンジン、5……車室内放熱器、13…
…燃焼式温水ボイラー、15……燃料ポンプ、1
6……バーナー、17……温水循環ポンプ、18
……モータ、26……燃料遮断弁、27……配管
(燃料パイプ)、28……排気パイプ、29……ソ
レノイド、30……四方切換弁、A,B,C,D
……配管接続口、39……高温水スイツチ、40
……低温水スイツチ、41……バーナー温度スイ
ツチ、42……燃焼筒、43……点火栓取付筒、
44……点火栓、45……保温材、52……ライ
ナー、53……蒸発部材、54……ポンプケース
本体、55……ケース蓋、56……ピストン、5
8……ウオーム歯車、59……カム面、60……
ウオーム、61……カム受、64……ピン、65
……L形アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの冷却水の循環回路を車室内放熱器
    に連通して車室内の暖房を行う回路の途中に燃焼
    式温水ボイラーを設けて冷却水の温度を昇温させ
    る装置において、前記燃焼式温水ボイラーの円筒
    形の燃焼筒に点火栓取付筒を燃焼筒の接線方向に
    挿入して固着すると共に、その挿入した点火栓取
    付筒の外周面と燃焼筒の内周面との間に隙間を設
    け、燃料の蒸発部材を上面に添設したライナーを
    燃焼筒の底部内周面に沿つてわずかに浮かせた状
    態で設けると共に、このライナーの一部を前記隙
    間に挿入し、前記点火栓取付筒の外表面を保温材
    により被覆し、燃料ポンプの吐出側配管を燃焼筒
    に接続した排気パイプに巻き付けると共に、その
    先を点火栓取付筒の内部にのぞませたことを特徴
    とする車両用暖房装置のバーナー。
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