JPH0246155B2 - Wabuninjisochi - Google Patents

Wabuninjisochi

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JPH0246155B2
JPH0246155B2 JP15104484A JP15104484A JPH0246155B2 JP H0246155 B2 JPH0246155 B2 JP H0246155B2 JP 15104484 A JP15104484 A JP 15104484A JP 15104484 A JP15104484 A JP 15104484A JP H0246155 B2 JPH0246155 B2 JP H0246155B2
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paper
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platen
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Fumihiko Ozaki
Atsuko Nakada
Iwao Oomura
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J5/00Devices or arrangements for controlling character selection
    • B41J5/08Character or syllable selected by means of keys or keyboards of the typewriter type

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業の利用分野 この発明は和文印字装置、とくに直ちに使用で
きる状態で活字を従来の和文タイプライタの少く
とも2倍以上具備し、しかも高速印字を可能にし
たものに関する。
(ロ) 従来技術 従来の和文タイプライタにおいては、たとえば
当用漢字1850字,平仮名,片仮名,数字,符号な
ど351字,あわせて2201字の活字が使用度の多い
1級文字(271字)を中央に,左右に2級,3級
の順にそれぞれ収容し文字盤があり、さらにこの
文字盤の下方に、予備文字858字および貯蔵文字
2297字を収めたケースが用意してある。そしてタ
イプするときには、前記文字盤を左右に、タイプ
キーを前後左右にそれぞれ案内して、活字直視式
の場合には、所望の活字を直視してねらいを定め
てキーを押し、このプツシング動作によりタイプ
バーの先端部の角枠内に把持された所望の活字を
タイプバーとともに引上げながら90゜程度回動さ
せ、プラテンに巻付けられた用紙に印字し、印字
後はタイプバーが復帰し、活字をもとの場所へも
どすようにされている。
このように所望の活字を拾うのに文字盤および
タイプキーを動かしながら行わねばならないため
に時間がかかり、タイプ速度はたとえば10分間で
735字といつた記録があるものの、印字標準速度
は1級の場合、100分間で500字とかなり低く規定
されていることからわかるように、印字速度を高
めることはきわめて困難なものとされていた。
近時ワードプロセツサで漢字まじりの和文が和
文タイプの数倍の印字速度で打ち出せるようにな
つたが、印字がドツト方式で形成されているた
め、文字の大きさが公文書などに常用される4号
程度になると、従来の活字に比して仕上りに顕著
な差異が生じ見劣りすること、中には経年変化に
より印字が退色するものがあること、さらには、
たとえば戸籍薄などの人名、地名に用いられる特
異な漢字が印字できないことから、公文書の作成
などに当つては依然として従来の和文タイプが用
いられることが多い。
このような現状にあつて、和文タイプ業界で
は、従来と同様の活字で、その保有字数をさらに
増しながら熱練せずとも容易に所望の活字を拾い
だすことができ、印字速度を少くとも従来の10倍
程度に高め、多数台のタイプライタを備え、専ら
人海作戦で対処せざるをえなかつたことによる不
都合を解消しうる和文印字装置の開発が要望され
ている。
(ハ) 目的 この発明は和文タイプ業界がいだいている前記
要望に応えるためになされたものであつて、漢
字,非漢字,符号等を使用度に応じて配列したた
とえば文字タブレツトの中から所望の文字をスタ
イラスペンなどにより指定するだけで従来の活字
の拾い出し操作が代行でき、その他の動作がほと
んど自動的になされ、保有活字数を大幅に増しな
がら高速印字を行いうる和文印字装置を提供する
ことを目的とするものである。
(ニ) 構成 この発明にかかる和文印字装置は、所望の活字
2を印字領域Pt内の印字位置P,P′に搬送位置
決めする活字供給装置Aと、印字位置P,P′に対
向するプラテン26上の位置に用紙Sの印字箇所
を一致させるよう用紙Sを搬送位置決めする用紙
供給装置Bと、印字位置P,P′に位置決めされた
所望の活字2を、印字位置P,P′に対向するプラ
テン26上の前記位置に位置決めされた用紙Sに
インキリボンを介して強打する打撃装置Cと、碁
盤目状に文字,符号などが配列されたタブレツト
から所望の活字2を拾い出す入力装置50と、こ
の入力装置50が接続され、CPU55および前
記活字供給装置A、用紙供給装置B、活字打撃装
置Cの各駆動部へパルス信号もしくはON―OFF
信号を出力するインターフエース56を有する制
御装置53とからなり、活字供給装置Aは外周面
に一定のピツチtで活字2を配設したエンドレス
ベルト1と、このエンドレスベルト1を、それが
掛け渡される駆動プーリ5および複数のガイドプ
ーリ6,7を介してスリツプを伴わずにパルスモ
ータ10によつて走行させるように内蔵し、かつ
印字位置P,P′側が開口された偏平な筐体4と、
この筐体4を複数列隣接して衝立固定する台板8
と、この台板8を摺動自在に係合する基台17
と、この基台17に対して横移動させ、複数列の
筐体4を所定列数で群別した1群毎に、基台17
の中央部に設定した印字領域Ptに位置させる直
動形横移動機構22とからなり、用紙供給装置B
は、活字供給装置Aの前方に近接させてプラテン
26を保持するとともに、このプラテン26にそ
わせるように用紙Sが繰り出される繰出しリール
28およびこの繰出しリール28から繰り出され
た用紙Sをプラテン26を経て巻き取る巻取りリ
ール27を設けたキヤリツジ25と、パルスモー
タにより駆動され、前記キヤリツジ25を横送り
するねじ送り機構34,36とからなり、活字打
撃装置Cは、印字ハンマー38を印字位置P,
P′の高さで前後方向に摺動自在に保持し、かつこ
の印字ハンマー38を作動ロツドに連結した直動
形駆動機構を内蔵するケーシング40と、パルス
モータにより駆動され、ケーシング40を基台4
1に対し印字領域Pt内において横移動させるね
じ送り機構42,43とからなるものである。
(ホ) 実施例 この発明にかかる実施例装置について図面を参
照しながら説明する。
第1図はこの実施例装置の要部の構成を示す側
面図、第2図はその部分平面図である。
この装置は、所望の活字をプラテンに対向する
印字位置に搬送・位置決めする活字供給装置A
と、ロール状タイプ用紙を前記印字位置に搬送・
位置決めする用紙供給装置Bと、活字供給装置A
によつて印字位置に位置決めされた活字をインキ
リボンを介してプラテン上の用紙に打ち込む活字
打撃装置Cと、両図には示されていない入力装置
と、それに接続された制御装置とから構成されて
いる。
活字供給装置Aは、つぎのように構成される。
すなわちプラスチツク材からなるエンドレスベル
ト1の表面に、第4図に示すとおり、一定のピツ
チt(この例では6mm程度、正確には2πmm)で、
活字2が一定数たとえば200個、ベルト1と一体
に形成されており、このエンドレスベルト1が、
第3図に示した偏平な筐体(図では手前の側板を
除去してある)4に1本ず収められ、この筐体4
にそれぞれ固定した支軸に回転自在に係合される
駆動プーリ5、ガイドプーリ6,7に掛け渡さ
れ、さらに前記駆動プーリ5が、筐体4の台板8
に支持脚9を固定したフランジ形パルスモータ1
0によつてベルト駆動されるようにしてある。そ
して印字位置Pに所望の活字2を搬送し、位置決
めしなくてはならないから、エンドレスベルト1
には、図示のとおり裏面に断面形状が三角形の歯
状突起11が全幅にわたつて活字2の幅方向の中
心線に合致させて、活字2と同一のピツチtで設
けられ、このベルト1が掛け渡される駆動プーリ
5、ガイドプーリ6,7には、いずれも前記突起
11がはまりあう歯溝がそれぞれの外周部に同じ
ピツチtで刻設され、ベルト1がスリツプを伴う
ことなく走行するとともに、駆動プーリ5の回転
角度に比例した長さだけ移動することによつて活
字2を正確に移動させうるようにしてある。この
ことは、駆動プーリ5のパルスモータ10による
ベルト駆動に対しても同様に要求されるので、こ
のベルトにはミニチユアタイプのタイミングベル
トを用い、パルスモータ10の出力軸に取付けら
れる原動側プーリ12および被動側プーリ13に
はそれぞれ前記タイミングベルト用のプーリが使
用してある。
ガイドプーリ6,7はいずれも自由回転するよ
うに軸支されていることはいうまでもないが、駆
動プーリ5および被動側プーリ13には、ミニチ
ユアボールベアリングが装着され、筐体4に固定
した支軸上で円滑に回転するようにしてある。な
お活字2と一体のため、適度に硬くされているベ
ルト1には活字2間に溝3を設け、可撓性を補つ
てある。このようなエンドレスベルト1が1本ず
つ収められている筐体4が、第2図に示すように
台板8上にピツチTで多数列配設されている。
この実施例ではたとえば19列ずつ印字領域Pt
に位置させる1群として取り扱い、第5図の模式
平面図に示すとおり、左側から右側へ向つてL
群,M群,R群の3群が設けられている。
したがつてエンドレスベルト1の本数は全部で
57本となり、ベルト1毎に200個活字2が前記の
とおり形成されているのであるから、この活字供
給装置Aは、11400個の活字2を具備しているこ
とになる。従来の和文タイプライタにおいては、
たとえば当用漢字1850字,平仮名,片仮名,数
字,符号など351字,計2201字,さらに盤面下方
のケースに収められた予備858字のほか貯蔵文字
2297字を加えてもその保有する活字総数は、5356
字であるのに対し、2倍以上とそれを大幅に上ま
わる個数の活字2をいずれも直ちに使用できる状
態で備えていることに、この装置の特徴がある。
このように各群ごとにたとえば19列のエンドレ
スベルト1が配設されているので、各ベルト1を
駆動するフランジ形パルスモータ10は、第2図
に示すとおり、モータ相互間の干渉をさけるため
に、支持脚9を介する台板8上の固定位置が5列
または4列単位でそれぞれずらしてある。そして
筐体4にはたがいに近接して配設されるパルスモ
ータ10との干渉をさけるために、長方形状の開
口部15が設けられている。また、筐体4には、
印字領域Pt内をトラバースするようにされてい
る活字打撃装置Cとの干渉をさけるための開口部
16が設けられているとともに、印字位置P側は
全面的に開口されている。
前記したL,M,R各群のいずれか1群のみを
印字領域Ptに位置させることを要するから、57
個の筐体4が配設された台板8を第5,第6両図
に示すように1群の幅寸法Wだけ左方向へ、もし
くは図示されていないが右方向へトラバースさせ
ねばならない。そのために、台板8は基台17に
対して左右方向、すなわちエンドレスベルト1の
主たる走行方向に対して直交する方向に摺動自在
に係合されている。
この機構として、台板8には、ガイドブラケツ
ト20が幅方向での端部下面にそれぞれ固定され
ており、これら各ガイドブラケツト20が、たが
いに平行をなし両端部を、基台17に固定したブ
ラケツト18にそれぞれ支持される水平な一対の
ガイド軸19に摺動自在にはめあわされている。
さらに台板8を前記したとおりトラバースさせる
ために、両側にそれぞれ有効ストローク2Wの作
動ロツド21を有する複動エアシリンダ22が、
1対のガイド軸19の中間位置で、かつピストン
23が中立位置にあるときに、その中心横断面と
第5図のM群の中心線とが一致するようにして、
基台17に固定されている。そして左右にそれぞ
れ突出した作動ロツド21には、それぞれ各群の
幅寸法Wの1/2の長さだけの折り返し補助ロツド
24が接続されており、この補助ロツド24の端
部が、L群では左端,R群では右端に対応する位
置にて台板8に連結されている。したがつて第5
図のエアシリンダ22に、ピストン23がたとえ
ば左方へ移動するように電磁方向切換弁(図示せ
ず)を介して加圧空気が供給されると、第6図に
示すように、L,M,R各群は全体として1群の
幅寸法Wだけ左方へシフトされ、R群が中央位置
すなわち前記した印字領域Ptに位置決めされる
ようにしてある。第2図に示した部分平面図は、
第6図に対応するものである。<ただし活字打撃
装置Cはこの場合にはもつと右側に位置するので
あるが、図示の便宜上かきこんである。> ピストン23が前記とは反対に右方へ移動する
ようにエアシリンダ22に給気がなされた場合に
は、L,M,R各群は全体として前記したWだけ
右方へシフトされ、L群が印字領域Ptに位置決
めされる。第5図に示す位置に台板8を保持して
おくには、ピストン23を中立位置に停止させね
ばならない。その手段としては図示されていない
が、ガイド軸19にコイルばねを装着し、台板8
に押圧力を作用せしめるようにすればよい。
つぎに用紙供給装置Bの構成について説明す
る。用紙供給装置Bは、活字供給装置Aの前方に
近接して設けられており、印字位置Pに中心高さ
位置を合わされてキヤリツジ25に固定されたプ
ラテン26と、同じくキヤリツジ25の上部なら
びに外側部にそれぞれ設けられている用紙巻取り
用リール27と、用紙繰出し用リール28と、こ
の繰出し用リール28から繰り出された用紙(こ
の例ではリール軸に装着されたロール紙)をプラ
テン26をへて巻取り用リール27へ導くガイド
兼送り出し機構29,30,31,32と、キヤ
リツジ25を横行させるねじ送り機構34,36
とから構成されている。繰出し用リール28から
繰出された用紙Sは、キヤリツジ25にねじりコ
イルばね付きヒンジを介して取付けた枠体に複数
の小形ロール29が回転自在に軸支されてなる水
平案内部からガイドロール30をへて上方向に案
内され、プラテン26面にそわされて駆動ロール
31、押えロール32からなる送り出しローラを
とおされ、巻取り用リール27に巻取られるよう
にされている。そして巻取り用リール27の駆動
には、それを駆動するギヤモータとの間にすべり
継手を介在させ、パルスモータによつて間欠的に
駆動される駆動ロール31と用紙Sを介して摩擦
駆動される押えロール32とから送り出される用
紙Sを追随的に巻きとらせるようにされている。
したがつて用紙Sは巻取り用リール27の巻き径
の如何に拘らず前記駆動パルスモータの回転角度
に正確に対応して前記送り出しローラから送り出
される。また前記パルスモータと駆動ロール31
との接続には電磁クラツチが介在させてある。小
形ロール29に用紙Sをとおす場合には、前記し
た枠体をヒンジ部にて、反時計方向に回動させ、
小形ロール29をその当接面から引き離して用紙
Sの端部をガイドロール30、プラテン26にと
おしてから前記枠体をもとの位置に弾発的に復帰
させておけばよい。
キヤリツジ25は、さきに説明した活字供給装
置Aにおけると同様の部材を介して台板33に、
用紙Sの主たる送り方向とは直交する方向に摺動
自在に係合されており、キヤリツジ25の下面中
央に固定された送りナツト部34が、台板33の
両端部にそれぞれ固定した軸受35に回転自在に
支持される送りねじ軸36に螺合されている。そ
して軸受35の1つから外側へ延長された送りね
じ軸36の延長軸部が、軸継手を介してキヤリツ
ジトラバース用のパルスモータの出力軸に連結さ
れている。
さらに台板33は基台37に、キヤリツジ25
の前記送り方向とは直交する方向、すなわち前後
方向に若干量摺動できるように取付けられ、用紙
Sを前記したように繰出し用リール28から巻取
り用リール27に掛け渡しする場合等、必要に応
じて前方へ押し出せるようにしてある。
活字打撃装置Cは、印字ハンマー38が印字位
置Pの高さで前後方向に摺動自在にハンマーヘツ
ド39に支持され、この印字ハンマー38の後端
部が、ケーシング40に内蔵された直動形ソレノ
イドの作動ロツドの前端部に、中間より上方より
の位置でケーシング40に軸支されるリンクを介
して連接されており、ソレノイドコイルの励磁に
よつて、前記作動ロツドがそれに装着されている
コイルばねの弾発力に抗して急激に引き込まれる
と、その動きが前記リンクを介して印字ハンマー
38に増力されて伝達され、印字ハンマー38を
急激にハンマーヘツド39から押し出し、押し出
された印字ハンマー38が印字位置Pに位置決め
されている所望の活字2を、エンドレスベルト1
の裏面側から衝撃的に強打し、インキリボン(図
示せず)を隔ててプラテン26にそわされている
用紙Sに所望の活字2による印字が行われるよう
にされている。図には示されていないが、印字ハ
ンマー38の先端部には、第4図に示したエンド
レスベルト1の裏面の突起部11とほぼ共役をな
す形状の凹みが形成されている。ケーシング40
は、活字供給装置Aの基台17に取付けた台板4
1上に、エンドレスベルト1の主たる走行方向と
直交させ、たがいに平行に配設された案内ロツド
に摺動自在に係合されている。さらにケーシング
40には、その下面に送りナツト部42が固定さ
れ、この送りナツト部42が、送りねじ軸43に
螺合されている。そして送りねじ軸43は基台4
1に固定した1対の軸受にて回転自在に支持され
ており、第2図に示すとおり、前記軸受の左側の
ものから外側に延長された軸部が、たがいにかみ
あう歯車を介してパルスモータ44に接続されて
いる。したがつてパルスモータ44を作動せるこ
とによつて活字打撃装置Cに、第5図に示したM
群のエンドレスベルト1の占める印字領域Pt内
をトラバースさせるようにしてある。
なお、入力装置および制御装置については、つ
ぎに説明するこの装置の動作説明の中で適宜説明
する。
第5図に示した活字供給装置AのM群が中央位
置、すなわち印字領域Ptにおかれているものと
する。このM群が具備している活字2は全部で
3800字である。従来の和文タイプライターでは前
記したとおり文字盤下方のケースに収められた予
備を含め、常時使用できる状態におかれている数
は3059字であるから、この装置においては印字領
域PtにおかれているM群だけで従来のもの以上
の字数を保有していることになる。
ところでM群のエンドレスベルト1の19本のう
ち、真中位置のベルト1の200個の活字2に最も
使用頻度の高い文字および符号を、その左,右に
順次配列される各ベルト1の活字2に頻度が順次
低下する文字、符号をそれぞれ充当し、キヤリツ
ジ25および後記する活字打撃装置Cの印字領域
Ptにおけるトラバースを少くしてタイプがなし
うるようにしてある。
また各ベルト1には200個の活字が備えられて
いるが、これら活字に対して印字位置Pに位置す
る活字2をNo.1とし、たとえば時計まわりに順番
をつける。そして所望の活字2が、No.1〜No.100
の中にあり、これを印字位置Pに搬送し、位置決
めするには、エンドレスベルト1を矢印で示す反
時計方向に走行させるようにパルスモータ10で
駆動する。そしてNo.101〜No.200の中にある所望の
活字2を位字位置Pに搬送位置決めするには、エ
ンドレスベルト1を時計方向にパルスモータ10
により駆動する。したがつていま、No.1の活字2
が印字位置Pにあり、No.5の活字2を印字位置P
に位置決めする場合は、パルスモータ10によ
り、エンドレスベルト1を反時計方向に4ピツチ
分移動させるようにし、No.150のの活字2を同じ
く位置決めする場合には、パルスモータ10によ
りエンドレスベルト1を時計方向に51ピツチ分移
動させるようにしてある。このようにされている
ので、活字の位置決めに必要なエンドレスベルト
1の走行距離をできるだけ少くし、所望の活字2
の位置決め時間の短縮がはかられている。印字が
終了すれば、その都度活字2はもとの位置にもど
される。
また活字2の配列ピツチtをこの例では6mm程
度としてあるのは活字2の大きさによるのである
が、それをたとえば2πmmときめてあるのは、こ
の1ピツチの移動に対応するパルスモータ10の
作動パルス数を整数にするためである。
用紙Sを繰出し用リール28から繰出し、小形
ロール29、ガイドロール30をへてプラテン2
6にそわせ、駆動ロール31、押えロール32の
間から巻取り用リール27に巻付かせてセツトす
る。この場合前記したとおり、キヤリツジ25を
若干量前方へ押し出すとともに小形ロール29を
とおす際には前記保持枠体を反時計方向に回動さ
せて行えばセツトがし易い。そして手動で早送り
する場合には、駆動ロール31の前記電磁クラツ
チを解放し、左端のノブを手回しすればよい。
横書でタイプを行う横打ちの場合の行間送り、
すなわち縦方向の送りは駆動ロール31の前記パ
ルスモータを所定のパルス数だけ作動させればよ
く、文字間の送り、字あけなどいわゆるシフトに
対してはキヤリツジ25の送りねじ軸26の前記
パルスモータをそれぞれ所定のパルス数だけ作動
させればよい。
これまで厳密な定義をせずに印字位置という文
言を用いてきたが、この装置における印字位置P
は不動のものではない。それは印字位置Pはこの
装置においては、高さ方向、すなわちZ軸の定数
座標値と、印字領域Pt内で変化する左右方向、
すなわちX軸の変数座標値とによつて規定される
からである。
ただし、第5図に示したM群,第6図に示した
R群などの真中位置のベルト1に具備されている
活字2で印字がなされる場合には、前記X座標値
も一定となり、印字位置Pは固定するので、活字
打撃装置Cのトラバース動作は行うことを要しな
い。
しかし前記したM群のベルト1列を左から右へ
向つてM1〜M19と名付けることとし、所望の活
字2が、真中位置のベルト1、すなわちM10には
なく、たとえばその左方のベルトM7にあつた場
合、このベルトM7において前記のとおり印字位
置Pに所望の活字2を位置決めすると、そのX座
標値はエンドレスベルト1の配列ピツチがTであ
る故一3Tとなるから、この活字2を印字するに
は、活字打撃装置Cを左方向へ3Tだけパルスモ
ータ44により送りねじ軸43を駆動し、それに
よつてトラバースさせることを要する。この場合
パルスモータ44の作動パルス数は、送りねじ軸
43のねじピツチ、前記したたがいにかみあう歯
車の歯数比、パルスモータ44の出力軸の1回転
分のパルス数から単位ピツチTに対応する数が予
め割出してあるので、その3倍としてパルスモー
タ44に容易に設定することができる。
このように活字打撃装置Cを、印字領域Pt内
で移動する前記印字位置P′にシフトさせることに
よつて所望の活字2での印字がなされるのである
が、それに先立つて用紙S上の印字所定位置を前
記印字位置P′にあわせておかねばならない。
そのために、用紙供給装置Bをシフトさせる前
記パルスモータには、前記した各所定の作動パル
ス数の外に、活字打撃装置Cの印字領域Pt内で
行われるエンドレスベルト1の配列ピツチTの整
数倍に相当するトラバースと同量のシフト用作動
パルス数を入力するようにしてある。
活字打撃装置Cは印字動作終了後は直ちに本来
の印字位置Pに復帰する。一方用紙供給装置B
は、活字打撃装置Cによる印字が1回分終了する
都度,所定の文字間送りのシフトをキヤリツジ2
5によつて自動的に行うようにされているが、た
とえば前記したベルトM7において印字位置P′に
位置決めされた活字2による印字を用紙Sの所定
印字位置に行うため、キヤリツジ25は、引続い
て3Tだけ文字送りと同方向のシフトを行い、印
字終了後直ちに前記した余分のシフトをキヤンセ
ルためのシフトを自動的に行うようにされてい
る。
ところで、所望の活字2がM群の中にない場合
には、活字供給装置A全体のW幅だけのトラバー
スがエアシリンダ22の作動によつて行われる。
たとえば所望の活字2がR群にある場合には、第
6図に示すようにR群を中央位置にシフトさせ
る。それに続く各動作については前記したとおり
である。
以上この装置の、活字供給装置A、用紙供給装
置Bおよび活字打撃装置Cのそれぞれがシーケン
ス的に行う各動作について横書の場合をとりあげ
一通り説明した。
前記した各動作は、多数列(この実施例では57
列)のエンドレスベルト1のそれぞれの駆動用パ
ルスモータ10、エンドレスベルト1のL,M,
R各群のいずれか1群を印字領域Ptに位置させ
るエアシリンダ22の電磁方向切換弁、用紙供給
装置Bのキヤリツジ25をシフトさせるパルスモ
ータ、用紙Sの送り出し用パルスモータ、活字打
撃装置Cを印字領域Pt内にてトラバースさせる
パルスモータ44、印字ハンマー38を作動させ
るソレノイド等のそれぞれに方向性も含めた所定
のパルス数の作動パルス信号、もしくはON―
OFF信号を所定のシーケンスにしたがつてマイ
クロコンピユータを備えた制御装置からそれに接
続されたインターフエースを介して出力するよう
に予め前記コンピユータにプログラムが設定され
ておれば、オペレータは、タイプする文章に要す
る文字,数字,符号,文字間の送り、1行の字
数,行間の送り,行数等を印字時系列にしたがつ
て、これらの入力要素がたとえば使用頻度に応じ
て配列されているタブレツトとスタイラスペンと
からなる入力装置を介して前記制御装置に入力す
るだけで容易に行わせることができる。
また前記した入力装置に入力した信号を一旦フ
ロツピーデイスクに記録しておき、あとでこのフ
ロツピーデイスクを前記制御装置に読み取らせ、
前記同様に作動させ、夜間などにこの装置によつ
て全自動タイプを行わせることも可能である。第
7図は前記した入力装置、制御装置の概略構成を
示すブロツク図である。図中50は入力装置で、
文字、符号などが配列されたタブレツト51およ
び入力用スタイラスペン52からなる。53は制
御装置で、文字、数字、符号などのアドレス信号
をパルスモータ用信号やON―OFF信号などに一
定のルーチンにしたがつて変換する変換回路5
4、マイクロコンピユータ(CPU)55および
インターフエース56から要部が構成されてい
る。なお57はフロツピーデイスクである。は
活字供給装置Aのパルスモータ10および電磁方
向切換弁、は用紙供給装置Bのキヤリツジ25
のシフト用パルスモータおよび用紙Sの送り出し
用パルスモータ,は活字打撃装置Cのシフト用
パルスモータおよび印字ハンマー38の作動用ソ
レノイドにそれぞれ相当する。
この和文印字装置においては、入力装置50を
複数用意してこの印字装置とは独立的に前記のと
おり操作し、それぞれの入力信号をそれぞれのフ
ロツピーデイスク57に記録させる補助装置を付
設することによつて、この和文印字装置の稼働率
を高めると同時に見掛けの印字速度をさらに向上
させることができる。
以上の説明においては横書すなわち横打ちの場
合を例にあげて説明したのであるが、縦書の場合
には、活字2をエンドレスベルト1の表面に形成
する際に、第4図において上方からみて反時計方
向に90゜だけ回動させて活字2を形成しておくだ
けで、横書の場合と同様の動作によつてタイプす
ることができる。
(ヘ) 効果 この発明にかかる和文印字装置においてはつぎ
の効果を有する。
(i) 漢字,非漢字,符号などを使用度に応じて配
列したタブレツトの中から所望のものをスタイ
ラスペンによつて指定するだけで、従来の面倒
な活字拾い出し操作をしなくてもよく、その他
の諸動作はほとんど自動的に行いうるようにさ
れているので、さほど熟練せずとも印字速度を
従来の装置に比して格段にあげた高速印字を容
易に行うことができる。
(ii) 活字が多数一定のピツチで配設されたエンド
レスベルトを多数列備えることによつて常時直
ちに使用できる状態で、従来の装置の少くとも
2倍以上の活字をコンパクトに収容しておくこ
とができるので、戸籍薄等人名、地名などの特
異な文字でも省くことが許されない公文書を含
め、各種の文書の和文タイプ作業に支障を伴わ
ずに即応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる実施例装置の要部
の構成を示す側面図、第2図はその部分平面図、
第3図は、表面に活字が多数配設されたエンドレ
スベルトおよびその駆動機構を収めた筐体の側板
を除去して示した斜視図、第4図はエンドレスベ
ルトの拡大部分斜視図、第5図,第6図は、活字
供給装置のトラバース機構の作動状態を示す模式
平面図、第7図はこの装置における入力装置およ
びそれが接続される制御装置の要部のブロツク図
である。 1……エンドレスベルト、2……活字、4……
筐体、5……駆動プーリ、6,7……ガイドプー
リ、8……台板、10……パルスモータ、11…
…歯状突起、12……原動側プーリ、13……被
動側プーリ、15,16……開口部、17……基
台、19……ガイド軸、21……作動ロツド、2
2……エアシリンダ(直動形横移動機構)、24
……補助ロツド、25……キヤリツジ、26……
プラテン、27……巻取り用リール、28……繰
出し用リール、31……駆動ロール、32……押
えロール、33……台板、34……送りナツト
部、36……送りねじ軸、34,36……ねじ送
り機構、37……基台、38……印字ハンマー、
40……ケーシング、41……基台、42……送
りナツト部、43……送りねじ軸、42,43…
…ねじ送り機構、44……パルスモータ、50…
…入力装置、51……タブレツト、52……スタ
イラスペン、53……制御装置、55……コンピ
ユータ(CPU)、56……インターフエース、A
……活字供給装置、B……用紙供給装置、C……
活字打撃装置、P,P′……印字位置、Pt……印
字領域、S……用紙、t……活字のベルト上の配
設ピツチ、T……エンドレスベルトの配列ピツ
チ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所望の活字を印字領域内の印字位置に搬送位
    置決めする活字供給装置と、前記印字位置に対向
    するプラテン上の位置に用紙の印字箇所を一致さ
    せるよう用紙を搬送位置決めする用紙供給装置
    と、前記印字位置に位置決めされた所望の活字
    を、前記印字位置に対向するプラテン上の前記位
    置に位置決めされた用紙に対し、インキリボンを
    介して強打する活字打撃装置と、碁盤目状に文
    字、符号などが配列されたタブレツトから所望の
    活字を拾い出す入力装置と、この入力装置が接続
    され、CPUおよび前記活字供給装置、用紙供給
    装置、活字打撃装置の各駆動部へパルス信号もし
    くはON―OFF信号を出力するインターフエース
    を有する制御装置とからなり、前記活字供給装置
    は、外周面に一定のピツチで活字を配設したエン
    ドレスベルトと、このエンドレスベルトを、それ
    が掛け渡される駆動プーリおよび複数のガイドプ
    ーリを介してスリツプを伴わずにパルスモータに
    よつて走行させるように内蔵し、かつ前記印字位
    置側が開口され偏平な筐体と、この筐体を複数列
    隣接して衝立固定する台板と、この台板を摺動自
    在に係合する基台と、この基台に対して前記台板
    を横移動させ、前記複数列の筐体を所定列数で群
    別した1群毎に、前記基台の中央部に設定した前
    記印字領域に位置させる直動形横移動機構とから
    なり、前記用紙供給装置は、前記活字供給装置の
    前方に近接させてプラテンを保持するとともに、
    このプラテンにそわせるように用紙が繰り出され
    る繰出しリールおよびこの繰出しリールから繰り
    出された用紙を前記プラテンを経て巻き取る巻取
    りリールを設けたキヤリツジと、パルスモータに
    より駆動され、前記キヤリツジを横送りするねじ
    送り機構とからなり、前記活字打撃装置は、印字
    ハンマーを前記印字位置の高さで前後方向に摺動
    自在に保持し、かつ前記印字ハンマーを作動ロツ
    ドに連結した直動形駆動機構を内蔵するケーシン
    グと、パルスモータにより駆動され、前記ケーシ
    ングを前記基台に対し前記印字領域内において横
    移動させるねじ送り機構とからなる和文印字装
    置。
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