JPH0246038Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246038Y2 JPH0246038Y2 JP15509685U JP15509685U JPH0246038Y2 JP H0246038 Y2 JPH0246038 Y2 JP H0246038Y2 JP 15509685 U JP15509685 U JP 15509685U JP 15509685 U JP15509685 U JP 15509685U JP H0246038 Y2 JPH0246038 Y2 JP H0246038Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic sealing
- sealing body
- electrolytic capacitor
- capacitor element
- metal case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 30
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は電解コンデンサ、特に弾性封口体を用
いて封口した小形電解コンデンサに関するもので
ある。 従来の技術 一般に小形電解コンデンサは、第5図に示すよ
うに陽極用および陰極用の電極箔に引出リード端
子1,2を接続し、電解紙などのセパレータを介
して巻回してコンデンサ素子3を形成し、これに
電解液を含浸させ、弾性封口体4に引出リード端
子1,2を貫通させて金属ケース5に収納し、該
ケース5の開口部を締付け封口して構成されてい
る。そして近年、電子機器の性能向上の要求に伴
い電解コンデンサの特性もより広温度範囲で特性
の良好なものに改善するため電解液の電導度を向
上させ、化学的により活性な溶媒、例えばジメチ
ルホルムアミドなどを含有した電解液がいられる
ようになり、弾性封口体4においてもエチレンプ
ロピレンターポリマー(EPDM)、プチルゴム
(IIR)、EPDMとIIRの混合物などからなる合成
ゴムなどが用いられている。(特開昭51−67958号
公報、実公昭50−4661号公報など) 考案が解決しようとする問題点 近年電解コンデンサの組立工程において自動化
が進展し、上述のように構成される小形の電解コ
ンデンサでは、使用部品がパーツフイーダから自
動供給されているが、上述の弾性封口体4、特に
プチルゴムを主体とする弾性封口体は組立前の洗
浄工程、部品整列工程において弾性封口体同志が
くつつき易く、洗浄が不完全となり腐蝕が発生す
る、パーツフイーダで連続して供給できず生産効
率が低下するなどの問題があつた。 問題点を解決するための手段 本考案は上述の問題点を解消したもので、コン
デンサ素子より導出した引出リード端子を弾性封
口体に設けた貫通孔に貫通させ、上記コンデンサ
素子を金属ケースに挿入し、該ケースの開口部に
嵌合した上記弾性封口体をケースと共に締付けて
密閉してなる電解コンデンサにおいて、上記弾性
封口体の表裏両面に先端が丸味を有し寸法Hが
0.03〜0.35mmの複数の線状突起を設けたことを特
徴とする電解コンデンサである。 作 用 プチルゴムを主体とする弾性封口体の表裏両面
に複数の線状突起が設けられているため、電解コ
ンデンサの洗浄工程、部品整列工程において、弾
性封口体同志が接触しても複数の先端が丸味を有
する線状突起が設けられているため面接触せず、
そのためくつつきが生ぜず洗浄が確実にでき、電
解コンデンサの使用中弾性封口体から不純物が出
て腐蝕が発生するといつた問題はない。また部品
整列工程においても溜り、空きが生ぜず連続的に
かつ効率よく生産できるなどの効果が生ずる。 実施例 以下、本考案を第1図〜第4図に示す実施例に
より説明する。 第1図イは弾性封口体の平面図、ロはその側面
図で、プチルゴム100部に対してカーボンブラツ
ク65部を混合してなる合成ゴムを用いて硬度70度
の円柱状に形成され、その表裏両面には、複数の
線状突起4aが一体に形成されている。そして上
記突起4aは弾性封口体4の表裏両面で環状に形
成され、第2図に示すように線状突起4aは先端
が丸味を有し寸法Hが0.04〜0.05mmの範囲内、線
状突起の間隔が0.4mm、幅Wが0.1mmで一体に形成
されている。線状突起4aと4aの間は平面部4
eを形成している。 表は外径3.5mm、厚さ2.0mmの寸法の上述の弾性
封口体を用いて外径4mm、長さ5mmの定格
50V1μFの電解コンデンサを製造し、製造過程に
おける洗浄工程におけるくつつきの発生率および
整列工程の処理速度を比較した結果を示す。
いて封口した小形電解コンデンサに関するもので
ある。 従来の技術 一般に小形電解コンデンサは、第5図に示すよ
うに陽極用および陰極用の電極箔に引出リード端
子1,2を接続し、電解紙などのセパレータを介
して巻回してコンデンサ素子3を形成し、これに
電解液を含浸させ、弾性封口体4に引出リード端
子1,2を貫通させて金属ケース5に収納し、該
ケース5の開口部を締付け封口して構成されてい
る。そして近年、電子機器の性能向上の要求に伴
い電解コンデンサの特性もより広温度範囲で特性
の良好なものに改善するため電解液の電導度を向
上させ、化学的により活性な溶媒、例えばジメチ
ルホルムアミドなどを含有した電解液がいられる
ようになり、弾性封口体4においてもエチレンプ
ロピレンターポリマー(EPDM)、プチルゴム
(IIR)、EPDMとIIRの混合物などからなる合成
ゴムなどが用いられている。(特開昭51−67958号
公報、実公昭50−4661号公報など) 考案が解決しようとする問題点 近年電解コンデンサの組立工程において自動化
が進展し、上述のように構成される小形の電解コ
ンデンサでは、使用部品がパーツフイーダから自
動供給されているが、上述の弾性封口体4、特に
プチルゴムを主体とする弾性封口体は組立前の洗
浄工程、部品整列工程において弾性封口体同志が
くつつき易く、洗浄が不完全となり腐蝕が発生す
る、パーツフイーダで連続して供給できず生産効
率が低下するなどの問題があつた。 問題点を解決するための手段 本考案は上述の問題点を解消したもので、コン
デンサ素子より導出した引出リード端子を弾性封
口体に設けた貫通孔に貫通させ、上記コンデンサ
素子を金属ケースに挿入し、該ケースの開口部に
嵌合した上記弾性封口体をケースと共に締付けて
密閉してなる電解コンデンサにおいて、上記弾性
封口体の表裏両面に先端が丸味を有し寸法Hが
0.03〜0.35mmの複数の線状突起を設けたことを特
徴とする電解コンデンサである。 作 用 プチルゴムを主体とする弾性封口体の表裏両面
に複数の線状突起が設けられているため、電解コ
ンデンサの洗浄工程、部品整列工程において、弾
性封口体同志が接触しても複数の先端が丸味を有
する線状突起が設けられているため面接触せず、
そのためくつつきが生ぜず洗浄が確実にでき、電
解コンデンサの使用中弾性封口体から不純物が出
て腐蝕が発生するといつた問題はない。また部品
整列工程においても溜り、空きが生ぜず連続的に
かつ効率よく生産できるなどの効果が生ずる。 実施例 以下、本考案を第1図〜第4図に示す実施例に
より説明する。 第1図イは弾性封口体の平面図、ロはその側面
図で、プチルゴム100部に対してカーボンブラツ
ク65部を混合してなる合成ゴムを用いて硬度70度
の円柱状に形成され、その表裏両面には、複数の
線状突起4aが一体に形成されている。そして上
記突起4aは弾性封口体4の表裏両面で環状に形
成され、第2図に示すように線状突起4aは先端
が丸味を有し寸法Hが0.04〜0.05mmの範囲内、線
状突起の間隔が0.4mm、幅Wが0.1mmで一体に形成
されている。線状突起4aと4aの間は平面部4
eを形成している。 表は外径3.5mm、厚さ2.0mmの寸法の上述の弾性
封口体を用いて外径4mm、長さ5mmの定格
50V1μFの電解コンデンサを製造し、製造過程に
おける洗浄工程におけるくつつきの発生率および
整列工程の処理速度を比較した結果を示す。
【表】
本考案品においては、洗浄工程においてくつつ
きは発生せず、また振動数50Hzにおける整列工程
においても溜り、空きなどが生ぜず処理速度は従
来品に比し1/2に短絡できた。 第3図は上述の弾性封口体の表裏両面で環状に
形成されている他の実施例の弾性封口体、第4図
は線状突起4cが格子状に形成された他の実施例
の弾性封口体で何れも上述と同様な効果が得られ
る。 なお、上述の実施例において線状突起の寸法H
は、小さい程望ましいが、0.03mm未満ではくつつ
きが発生し、0.35mmを超える寸法では、成型金型
から取出す際にひつかかりを生じ外観が悪くな
り、作業性が低下する、また製品寸法が大きくな
るなどの欠点があり、実用上0.03〜0.35mmの範囲
が有効である。そして弾性封口体の外径が5.7mm
未満、厚さ2.3mm未満の小形製品の場合は、0.03
〜0.10mmの範囲が望ましい。また上記プチルゴム
の代わりにエチレンプロピレンターポリマー5〜
15重量部、プチルゴム95〜85重量部の範囲の割合
で混合して製作した硬度65〜85の範囲の弾性封口
体についても同様な効果が得られた。そして上述
のプチルゴムを主体とした本考案の線状突起4
a,4b,4cを形成した弾性封口体4を用い
て、コンデンサ素子3より導出した引出リード端
子1,2を該弾性封口体の貫通孔6に貫通させ上
記コンデンサ素子3を金属ケース5に挿入し、該
ケース5の開口部に嵌合した上記弾性封口体4を
金属ケース5と共に締付け密閉して構成された電
解コンデンサは、高温で長時間使用しても腐蝕が
発生せず、信頼性の高い製品が得られた。 考案の効果 上述のように本考案の電解コンデンサは、電解
コンデンサの自動組立装置の生産性を著しく向上
させると共に信頼性向上の面においても極めて有
利となり実用的価値の大なるものである。
きは発生せず、また振動数50Hzにおける整列工程
においても溜り、空きなどが生ぜず処理速度は従
来品に比し1/2に短絡できた。 第3図は上述の弾性封口体の表裏両面で環状に
形成されている他の実施例の弾性封口体、第4図
は線状突起4cが格子状に形成された他の実施例
の弾性封口体で何れも上述と同様な効果が得られ
る。 なお、上述の実施例において線状突起の寸法H
は、小さい程望ましいが、0.03mm未満ではくつつ
きが発生し、0.35mmを超える寸法では、成型金型
から取出す際にひつかかりを生じ外観が悪くな
り、作業性が低下する、また製品寸法が大きくな
るなどの欠点があり、実用上0.03〜0.35mmの範囲
が有効である。そして弾性封口体の外径が5.7mm
未満、厚さ2.3mm未満の小形製品の場合は、0.03
〜0.10mmの範囲が望ましい。また上記プチルゴム
の代わりにエチレンプロピレンターポリマー5〜
15重量部、プチルゴム95〜85重量部の範囲の割合
で混合して製作した硬度65〜85の範囲の弾性封口
体についても同様な効果が得られた。そして上述
のプチルゴムを主体とした本考案の線状突起4
a,4b,4cを形成した弾性封口体4を用い
て、コンデンサ素子3より導出した引出リード端
子1,2を該弾性封口体の貫通孔6に貫通させ上
記コンデンサ素子3を金属ケース5に挿入し、該
ケース5の開口部に嵌合した上記弾性封口体4を
金属ケース5と共に締付け密閉して構成された電
解コンデンサは、高温で長時間使用しても腐蝕が
発生せず、信頼性の高い製品が得られた。 考案の効果 上述のように本考案の電解コンデンサは、電解
コンデンサの自動組立装置の生産性を著しく向上
させると共に信頼性向上の面においても極めて有
利となり実用的価値の大なるものである。
第1図〜第4図は本考案の電解コンデンサの弾
性封口体の実施例で、第1図イ、第3図および第
4図は平面図、第1図ロは側面図、第2図は第1
図におけるA−A′切断の要部断面図、第5図は
電解コンデンサの断面図である。 1,2:引出リード端子、3:コンデンサ素
子、4:弾性封口体、4a,4b,4c:線状突
起、5:金属ケース、6:貫通孔。
性封口体の実施例で、第1図イ、第3図および第
4図は平面図、第1図ロは側面図、第2図は第1
図におけるA−A′切断の要部断面図、第5図は
電解コンデンサの断面図である。 1,2:引出リード端子、3:コンデンサ素
子、4:弾性封口体、4a,4b,4c:線状突
起、5:金属ケース、6:貫通孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンデンサ素子より導出した引出リード端子
を弾性封口体に設けた貫通孔に貫通させ、上記
コンデンサ素子を金属ケースに挿入し、該ケー
スの開口部に嵌合した上記弾性封口体を金属ケ
ースと共に締付けて密閉してなる電解コンデン
サにおいて、上記弾性封口体の表裏両面に先端
が丸味を有し寸法Hが0.03〜0.35mmの複数の線
状突起を一体に設けたことを特徴とする電解コ
ンデンサ。 (2) 上記弾性封口体がブチルゴムを主体とする合
成ゴムから構成されていることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の電解コンデ
ンサ。 (3) 上記線状突起が、弾性封口体の表裏両面で環
状に形成されていることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の電解コンデンサ。 (4) 上記複数の線状突起が弾性封口体の表裏両面
で格子状に形成されれていることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の電解コン
デンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15509685U JPH0246038Y2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15509685U JPH0246038Y2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6263926U JPS6263926U (ja) | 1987-04-21 |
JPH0246038Y2 true JPH0246038Y2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=31075490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15509685U Expired JPH0246038Y2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246038Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6222424B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-11-01 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
-
1985
- 1985-10-09 JP JP15509685U patent/JPH0246038Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6263926U (ja) | 1987-04-21 |
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