JPH0245820A - 座標入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、入力すべき座標データに対応した押圧位置
を電気信号に変換して検出する座標入力装置に関するも
のである。

（従来の技術） 計募機など種々の電子制御機器においては、手書きによ
って書かれた文字、曲線等の図形パターンを電気信号に
変換して検出し、その入力座標データに基づいてデータ
処理あるいは画像表示、消去等をすることが行われてい
る。これらのデータ処理装置、画像表示装置等に上記の
座標データを供給するようにした従来の座標入力装置と
しては、例えば第３図に示すようなものがある。図中、
１はその座標入力用パッド（ＰＡＤ）部１で、このパッ
ド部１は、位置検出軸が互いに直交する二枚の可撓性を
有したシート状電極群（押圧位置に対応した複数の電極
をシート状に形成したもの）２．３の間に感圧導電性シ
ート４が介在された構成となっている。そして、各シー
ト状電極群２．３は、Ａ／Ｄ　（アナログ／ディジタル
）変換部５を介して、ＣＰＵから成る演算部６と接続さ
れており、演算部６での処理結果は表示制御部７へ送出
され、ＣＲＴから成る表示部８に表示されるようになっ
てる。また、座標入力切替などの各機能スイッチ９が演
算部６に接続されている。

上記座標入力用パッド部１の上面をボールペンのような
加圧部分が小さな筆記具で押圧すると、その押圧位置に
対応する感圧導電性シート４の部分の上下方向の抵抗値
が減少し、その部分で上下の電極群２．３が導通状態と
なる。そして、この押圧位置に対応した座標データ（ア
ナログデータ）が、Ａ／Ｄ変換部５にてディジタルデー
タに変換された後、演算部６に送出される。その際、演
算部６はスイッチ９が押されたときのみ、この座標入力
用パッド部１から得られた座標データを確定し、表示制
御部７を介して表示部８のＣＲＴ上に表示する。

ここで、上記のような座標入力装置にあっては、座標デ
ータの入力方法が、加圧部分が小さな筆記具等によらな
ければならないという問題点があり、また、−度入力し
た図形パターンを部分消去する場合、消しゴムや指等の
加圧部分の大きなものは用いることができず、入力時と
同様の筆記具で、消去しようとする図形に沿って同一箇
所を加圧していかなければならない。そこで、第４図に
示すように消しゴムや指などで簡単に消去できるように
したものが開発されている（特開昭６１−１１７６１８
号公報参照）。即ち、第４図に示すものは、上記感圧導
電性シート４を挟持した二枚のシート状電極群２，３に
、同じく感圧導電性シート１０を挟持した二枚のシート
状電極群１１．１２を積層させたものであり、−層目を
加圧部分が小面積のものに対する座標入力部１３、二層
目を加圧部分が大面積のものに対する座標入力部１４と
し、全体で座標入力用パッド部１５を構成している。そ
して、一方の座標入力部１３の感圧導電性シート４は加
圧面積依存性を有したものを使用し、他方の座標入力部
１４の感圧導電性シート１０には加圧面積依存性のない
ものを使用している。

座標入力用パッド部１５の上をボールペン等の加圧面積
の小さなもので押圧すると、座標入力部１３及び１４の
両方から出力されたアナログ座標データがＡ／Ｄ変換部
５にてディジタル座標データに変換された後、演算部６
に送出される。演算部６は、座標入力部１３．１４のど
ちらの座標データを利用するかを予め決めておき、スイ
ッチ９が押されたときに座標データを確定し、上記と同
様表示制御部７を介して表示部８のＣＲＴ上に表示する
。

また、圧線入力用パッド部１５の上を指や消しゴムなど
の加圧面積の大きなもので押圧すると、加圧面積が大き
なものに対応する座標入力部１４から出力された座標デ
ータがＡ／Ｄ変換部５を通して演算部６に送出される。

そして、演算部６はスイッチ９が押されたときに、座標
入力パッド部１５から得られた座標データを確定し、表
示制御部７を介して表示部８のＣＲＴ上に表示する。そ
の際、他方の座標入力部１４を消去用に利用することに
より、消しゴム等で簡単に消去を行うことができる。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記のような座標入力装置にあっては、
入力した座標データが有効であるかを確立するためのス
イッチ９など、各機能スイッチが加圧用筆記具等と別に
設けられており、これを操作するためには筆記具等を把
持している手と反対の手を使用しなければならず、両手
を使用しなければならないという問題点があった。また
、これを解決するために、加圧筆記具に各機能スイッチ
を内蔵することが提案されているが、この場合、筆記具
にコードが付属するので操作性が悪く、また専用の筆記
具になってしまうという問題点がある。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、片手で座標入力及び機能スイッチの操作が
でき、しかも専用の筆記具が不要で、操作性の良い座標
装置を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段） この発明の座標入力装置は、入力すべき座標に対応した
押圧位置を電気信号に変換して検出する座標入力装置に
おいて、前記押圧位置に対応した複数の電極を有し且つ
感圧導電性シートを挟持した可撓性を有する座標入力用
の一対のシート状電極群に、眞記感圧導電性シートと異
なる入力加重感度を持つ感圧導電性シートを挟持した機
能スイッチ用の一対のシート状電極を一枚以上積層させ
た座標入力用パッドを備えたものである。

また、この発明の座標入力装置は、上記構成の座標入力
装置に以下の要素を付加したものである。

（イ）座標入力用感圧導電性シートは、スイッチ用感圧
導電性シートよりも導通抵抗値に達する入力荷重を小さ
くした。

（ロ）各感圧導電性シートの導通抵抗値に達する入力荷
重の差を略２０ｇとした。

（ハ）入力座標はＣＲＴ上に表示するようにした。

（ニ）機能スイッチの一つは、入力座標の表示制御を行
うスイッチとした。

（ホ）各感圧導電性シートは、同一組成にして肉厚の大
きさを異ならせて形成した。

（へ）各感圧導電性シートは、その片側あるいは両側に
接着するオープニングを有した絶縁メツシュの厚さある
いはオープニングを変えて形成した。

（作用） この発明の座標入力装置においては、加圧筆記具等を把
持した手で各機能スイッチを働かせることができ、しか
も専用の筆記具を必要としない。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例による座標入力装置の構成
図である。この座標入力装置は、押圧位置（座標入力位
置）の対応した複数の電極を有し且つ感圧導電性シート
４を挟持した可撓性を有する座標入力用の一対のシート
状電極群２．３に、上記感圧導電性シート４と異なる入
力加重感度を持つ感圧導電性シート１８を挟持した機能
スイッチ用の一対のシート状電極１６．１７を一枚以上
（ここでは−枚）積層させた座標入力用パッド部２０を
備えている。即ち、座標入力用パッド部２０を多層構造
とし、その中の一層を座標入力部１３、他の層をスイッ
チ部１９としたものである。

なお、図中５〜８は従来と同一の構成部分であり、それ
ぞれＡ／Ｄ変換部、演算部、表示制御部、表示部である
。

上記座標入力部１３及びスイッチ部１９の各感圧導電性
シート４．１８は、第２図に示すように、それぞれ導通
抵抗値Ｒに達する入力荷重Ｆ、、Ｆ２が相異しており、
ここでは各々の入力荷重をＦ、＝１００ｇ１０．５φ、
Ｆ２＝１５０ｇ１０．５φとしである。即ち、座標入力
部１３に必要な入力荷重を小さく（第２図のＡ参照）、
スイッチ部１９に必要な入力荷重を大きく（第２図のＢ
参照）している。なお、この入力荷重の差は、２０ｇ以
上とれば充分である。

また、各感圧導電性シート４．１８の入力荷重感度の調
整は、例えばその肉厚を変えるようにしても良く、肉厚
を大きくとれば上記導電抵抗値Ｒに達する入力荷重も大
きくなる。また、この感圧導電性シート４．１８の片側
あるいは両側に接着するオープニングを有した絶縁メツ
シュによっても入力荷重感度を変えることができ、この
場合、そのオープニングあるいはメツシュの厚さによっ
て入力荷重感度が変化する。

今、座標入力用パッド部２０の表面を例えばボールペン
にて１２０ｇ１０．５φの荷重で押圧すると、座標入力
部１３及びスイッチ部１９の各可撓性を有したシート状
電極群２．３及びシート状電極ｔｓ、ｔ’ｙが変形し、
感圧導電性シート４．１８にその加圧力が加わる。この
時、その加圧力により座標入力部１３の感圧導電性シー
ト４は導通状態となるが、スイッチ部１９の感圧導電性
シート１８は導通状態とはならない。従って、座標入力
部１３からのみ座標データがＡ／Ｄ変換部５を通して演
算部６に入力される。そして、この状態で上記ボールペ
ンによる押圧力を例えば１７０ｇ１０．５φにすると、
座標入力部１３と同様スイッチ部１９の感圧導電性シー
ト１８も導通状態となり、スイッチ部１９から演算部６
に確定スイッチ信号が入力される。これにより、上記座
標入力部１３から入力された座標データが確定され、演
算部６は、表示制御部７を介して表示部８のＣＲＴ上に
その座標位置を表示させる。

このように、ボールペン等による押圧荷重を変えること
によりスイッチ部１９を作動させることができ、片手で
座標入力及びスイッチ操作を行うことができる。その際
、ボールペン等の筆記具にはコードが付いていないので
操作性が良く、また専用の筆記具も不要である。

なお、上記実施例では座標入力用パッド部２０を座標入
力部１３とスイッチ部１９の二層構造としたが、他の機
能スイッチを設ける場合には更に一対のシート状電極を
積層させ、その電極間に入力荷重感度の互いに異なる感
圧導電性シートを介在させれば良い。また、隣接するシ
ート状電極（群）は、各層ごとに別々に設けても良く、
隣接層間で共用するようにしても良い。

（発明の効果） 以上のように、この発明によれば、座標入力用パッドを
座標入力部と各機能スイッチ部の多層構造とし、各々の
入力荷重感度を異ならせたため、両手を使用するとなく
片手で座標入力及び各機能スイッチの操作を行うことが
でき、しかも専用の筆記具が不要で操作性が良いという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す構成図、第２図は第
１図の感圧導電性シートの加圧力と抵抗値の関係を示す
特性図、第３図は従来の座標入力装置を示す構成図、第
４図は他の従来の座標入力装置を示す構成図である。 ２　、３−−−−−−座標入力用の一対のシート状電極
群４　、　１８−−−−−−感圧導電性シート１３−−
−−−−座標入力部 １６．１７−−−−−−機能スイッチ用の一対のシート
状電極 １９　・−−−−−スイッチ部 ２０−−−−−−座標入力用パッド部

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力すべき座標に対応した押圧位置を電気信号に
   変換して検出する座標入力装置において、前記押圧位置
   に対応した複数の電極を有し且つ感圧導電性シートを挟
   持した可撓性を有する座標入力用の一対のシート状電極
   群に、前記感圧導電性シートと異なる入力加重感度を持
   つ感圧導電性シートを挟持した機能スイッチ用の一対の
   シート状電極を一枚以上積層させた座標入力用パッドを
   備えたことを特徴とする座標入力装置。
2. （２）前記座標入力用感圧導電性シートはスイッチ用感
   圧導電性シートよりも導通抵抗値に達する入力荷重が小
   さいことを特徴とする請求項１記載の座標入力装置。
3. （３）前記各感圧導電性シートの導通抵抗値に達する入
   力荷重の差を略２０ｇとしたことを特徴とする請求項１
   または２記載の座標入力装置。
4. （４）前記入力座標はＣＲＴ上に表示することを特徴と
   する請求項１ないし３何れか記載の座標入力装置。
5. （５）前記機能スイッチは入力座標の表示制御を行うス
   イッチであることを特徴とする請求項１ないし４何れか
   記載の座標入力装置。
6. （６）前記二以上の積層された各感圧導電性シートを、
   同一組成にして肉厚の大きさを異ならせて形成したこと
   を特徴とする請求項１ないし５何れか記載の座標入力装
   置。
7. （７）前記二以上の積層された各感圧導電性シートを、
   その片側あるいは両側に接着するオープニングを有した
   絶縁メッシュの厚さあるいはオープニングを変えて形成
   したことを特徴とする請求項１ないし６何れか記載の座
   標入力装置。