JPH0245431A - ベンゼンまたはモノ置換ベンゼンの塩素化方法 - Google Patents

ベンゼンまたはモノ置換ベンゼンの塩素化方法

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JPH0245431A
JPH0245431A JP63194383A JP19438388A JPH0245431A JP H0245431 A JPH0245431 A JP H0245431A JP 63194383 A JP63194383 A JP 63194383A JP 19438388 A JP19438388 A JP 19438388A JP H0245431 A JPH0245431 A JP H0245431A
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谷藤 守
Kisaku Abe
安部 喜作
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猪村 武
Shigetoshi Yamaki
八巻 茂利
Kentaro Otawara
健太郎 大田原
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種々の有機化合物を合成する際の原料として
有用なバラ位が塩素で置換されたベンゼン誘導体を、ベ
ンゼンスはモノ置換ベンゼンと塩素ガスから液相でゼオ
ライト触媒を用いて製造するための31!続塩素化方法
に関する。
従来の技術 従来ベンゼン又はモノ置換ベンゼンの塩素化方法として
は、例えば、塩化第二鉄、五塩化アンチモンなどのルイ
ス酸を触媒とする方法が知られているが、目的とするパ
ラ置換体の他に、オルト置換体やトリクロロベンゼンな
どが副生じ、パラ置検体生成の選択率が高々60%程度
である。パラクロロベンゼン誘導体の選択率を高める方
法として、特開昭59−163329号公報には、触媒
としてL型ゼオライトを用いる方法が開示されている。
そこでは、触媒とするL型ゼオライトがイオン交換可能
なカチオンとして、カリウムイオンを有するKL型ゼオ
ライトを用いる場合が例示されており、例えばバラジク
ロロベンゼンの選択率は90%以上に達している。しか
しながら、KL型ゼオライトを用いてベンゼン又はモノ
置換ベンゼンを塩素化する際、触媒として新たに調整さ
れたKL型ゼオライトを用いた場合には、高反応率、高
選択率でパラ置換体か得られるが、触媒を繰り返し使用
するときは、反応率、選択率の低下が起こると同時に、
ベンゼン又はモノ置換ベンゼンの異臭のある多塩素性加
物や多塩素置換物の生成量が増大してくるという不都合
がある。
本発明者等は、この触媒の繰り返し使用による反応率及
び選択率の低下を抑制するべく研究した結果、L型ゼオ
ライトに於けるイオン交換可能なカチオンとしてのカリ
ウム含量が、酸化カリウムとして6〜14重量%である
L型ゼオライトを用いることにより、触媒の繰り返し使
用による反応率の低下を著しく抑制することに成功した
(特開昭62−87536号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この様に調整されたL型ゼオライト触媒
を使用し、連続運転のために液外部面環エアーリフト型
の反応器を用いて、原料ベンゼン又はモノ置換ベンゼン
及び塩素ガスを上昇管の下部より供給して塩素化する場
合、異臭のあるペンタクロロシクロヘキセンのような多
塩素性加物が選択率として0.2モル%〜0.6モル%
副生じ、1゜2.4−トリクロロベンゼンのような多塩
素置換物も0.3モル%〜1.2モル%副生してくる。
更に原料のモノ置換ベンゼンがトルエンのようなアルキ
ルベンゼンの場合には、側鎖の塩化物が1モル%〜2モ
ル%副生じてくる。気相反応の場合、多塩素性加物がゼ
オライト触媒の活性を経時的に低下させることが特開昭
61−171444号公報に記載されているが、液相反
応の場合も同様である。したがって、この様な多塩素性
加物や多塩素置換物の副生を抑制することが望まれる。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、ベンゼン又はモノ置換ベンゼンを、
液外部循環カスリフト型反応器を用い、ゼオライト触媒
の存在下、塩素ガスにより塩素化するに当り、ペンタク
ロロシクロヘキセンのような多塩素性加物及び1,2.
4−トリクロロベンゼンのような多塩素置換物、更には
アルキルベンゼンの側鎖塩素化物の副生を制御できる塩
素化方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は、上記副生物の生成は、導入塩素ガスが局
部的に高濃度に存在するときに多くなることをつきとめ
、塩素ガス導入部として、液外部面環ガスリフト型反応
器の上昇管の断面積の2倍以上の断面積を有し、かつ、
導入塩素ガスの空塔速度が1m/sec以下となる反応
槽を設けることにより、上記副生物の生成を抑制するこ
とに成功し、本発明を完成するに至った。
本発明は、ベンゼン又はモノ置換ベンゼンのパラ位を塩
素化する方法であって、パラ位への選択率の高いゼオラ
イト触媒を用い、ゼオライト触媒の使用時に副生し易い
多塩素性加物及び多塩素置換物の生成を制御しながら、
高反応率かつ高選択率でパラ位が塩素で置換されたベン
ゼン誘導体を製造する方法に関する。
本発明の構成上の特徴は、ベンゼンまたはモノ置換ベン
ゼンをゼオライト触媒の存在下、塩素ガスにより液相で
塩素化するに当たり、下段反応槽、該下段反応槽の上部
に設けた上昇管、該上昇管の上部に設けた上段反応槽及
び下降管よりなり、冷却手段を上昇管及び/又は下降管
に付した液外部循環ガスリフト型の反応器及び固液分離
機を少なくとも有する装置を用い、ベンゼンまたはモノ
置換ベンゼンを該装置のいずれかの位置に供給し、塩素
ガスを下段反応槽または下段反応槽と上段反応槽に供給
し、反応器より抜き出した反応液を固液分離機に導入し
てゼオライト触媒を分離し、分離液は精製工程に送り、
ゼオライト触媒を反応器に戻すことにある。
本発明を図面を参酌して説明する。
第1図は本発明の工程の一例を示す工程図であって、連
続塩素化装置を用いて塩素化する場合を示している。本
発明において用いる連続塩素化装置において、液外部循
環ガスリフト型の反応器は、下段反応槽2、該下段反応
槽の上部に設けた上昇管1、該上昇管の上部に設けた上
段反応槽3及び下降管4よりなり、冷却手段が上昇管及
下降管の一方又は双方に付されている。第1図の場合は
、冷却手段5か下降管に付されている。
本発明において用いる反応器の上昇、管の直径としては
、下段反応槽への供給塩素ガス基準の空塔速度が0.0
1m/SeC以上、好ましくは0.1〜5m/ sec
になるように選ばれる。空塔速度が小さいと、ゼオライ
ト触媒の流動化ができず閉塞し、液循環ができなくなる
。空塔速度を大きくシ痛ぎると流動の抵抗が増大し、液
循環の流速がそれ程大きくならず、したがって液循環流
量か減少して好ましくない。上昇管の長さは少なくとも
、0.5 m以上、好ましくは3〜10mである。短い
と冷却のためのf公然面積が不足し、また長過ぎると装
置が大型化する。
下段反応槽としては、上昇管の断面積の少なくとも2倍
以上、好ましくは30〜500倍の断面積を有し、かつ
、導入塩素ガスの空塔速度が1m/!+eC以下となる
槽であり、深さは3cm以上、好ましくは101以上の
ものであればよく、特に好ましくは、深さ/直径が0.
5〜2程度のものが用いられる。
上段反応槽は、上昇管の断面積の少なくとも2倍以上好
ましくは30〜500倍の断面積を有し、全供給塩素ガ
スの空塔速度が1m/sec以下好ましくは0.1 m
/sec以下になる断面積が選ばれる。液深は浅ずぎる
と未反応塩素が多くなるので、少なくとも51以上、好
ましくは30cInνしFのものか用いられる。なお、
上段および下段反応槽の下部はゼオライト触媒粒子の堆
積を防止するためにコニカル状にするのか好ましい。
また、冷却手段としては、大量に発生する反応熱の除去
のために、液外部循環による多管式熱交換器を使用する
のが好ましい。
一方、固液分離機は、ゼオライト触媒を分離するための
らのであって、−過器、遠心沈降機、シックナーなどか
用いられるか、濾過器が好ましく用いられる。濾過器と
しては、例えば沢布またはセラミックスよりなる円筒状
のr材を内在し、加圧逆洗可能な密閉型濾過機が特に好
ましい。第1図の場合は、密閉型の濾過器6か使用され
ている。
また、第1図は、濾過器によって分離されたゼオライト
触媒が、塊状をなす場合であって、分離された塊状のゼ
オライトをスラリー状にするための撹拌槽7か設けられ
ている。
本発明においては、ベンゼン又はモノ置換ベンゼンか原
料として用いられるか、モノ置換ベンゼンとしては、ク
ロロベンゼン、ブロモベンゼン、トルエン、アニソール
などがあけられる。
原料のベンゼン又はモノ置換ベンゼンは、予め脱水器1
8で水分100 ppl(重量)以下、好ましくは10
ppn  (重fi>以下になるように脱水される。
水分含量が多くなると、ベンゼンスはモノ置換ベンゼン
の多塩素付加物及び多塩素置換物の生成量が急激に増加
する。脱水処理さたベンゼン又はモノ置換ベンゼンは反
応器に供給されるか、反応器に直接供給される場合のほ
か、固液分離器6や攪拌槽7に供給されてもよい、第1
図においては、下段反応槽2へ連続的に供給される。
一方、塩素ガスは、下段反応槽2、又は下段反応q2と
上段反応槽3とに分割して、それぞれの反応槽底部の多
孔管より供給される。塩素ガスは、水分か400ppm
 (容量)以下、好ましくは120ppm(容量)以下
のものを用いる。供給する塩素ガス量は、モノ置換ベン
ゼンに対しては、モル比で0.5〜0.7、ベンゼンに
対してはモル比で1,5〜1.7である。塩素カスは、
必要量の20〜100%、好ましくは40〜70%を下
段反応槽2に導入し、残量は上段反応槽に導入される。
塩素ガスの必要量の少なくとも20%を下段反応槽2に
導入することにより、そこで発生する塩化水素ガスが液
循環の推進力となる。因みに、下段反応槽を設けず、上
昇管に塩素ガスの全量を直接導入するときは、多塩素行
加物や多塩素置模糊の生成量が増大する。
ゼオライト触媒は、予め所定濃度になる量か、上段反応
槽3に仕込まれ、運転中反応器にはゼオライト触媒を所
定濃度で含む反応液が循環しており、循環液量は、渦流
量計17で測定できる。勿論、ゼオライト触媒を連続的
または断続的に供給し、使用済みゼオライト触媒を連続
的または断続的に抜き出して、ゼオライト触媒を所定濃
度に保つのが好ましい。
ゼオライト触媒としては、カリウム含量が酸化カリウム
として6〜14重量%、好ましくは8〜12重量である
L型ゼオライトか好ましい。ここで使用するL型セオラ
イトは、酸化アルミニウム/酸化ケイ素かモル比で0.
1〜0.2の範囲にあるものである。反応液中における
ゼオライト触媒濃度は、0.1〜10重量%、好ましく
は1.5〜3重量%である。ゼオライト濃度が高くなる
と塩素の反応率は高いが、多塩素行加物の副生が多くな
り、また低濃度に過ぎると塩素反応率が低く、しかも多
塩素行加物及び多塩素置模糊の副生が多くなる。
反応温度は、上段反応槽3における温度が50〜100
℃好ましくは60〜80℃になるように冷却手段5で冷
却することによって調整される。冷却手段5としては例
えば多管式熱交換器が用いられる。
反応液の一部は、圧力差により反応器より濾過器6に送
られる。濾過器における濾過は、上段反応槽3と分離液
(P液)抜出しライン14との圧力差により行われる。
したがって、P液抜出しライン14の内圧は通常大気圧
程度であるので、上段反応′MI3の圧力は0.5〜5
kg/adG、好ましくは1〜3kg/aJGに保たれ
る。濾過器6でゼオライト触媒を炉別した反応液は、分
離液抜出しライン14を経て、目的生成物を分離するた
めの精製工程に送られる。濾過器6による濾過中は、バ
ルブ8゜9を開け、バルブ10,11,12.13を閉
めている。
定時間濾過後、バルブ8.9を閉め、バルブ12より窒
素によって約6kf/−Gに加圧した後、バルブ12を
閉め、バルブ10を数秒間開けて、濾過器6の上部に溜
まっている温液で加圧逆洗し、炉材に付着しているゼオ
ライト触媒を剥離させると同時に、前回の濾過で剥離し
て濾過器6の底部に溜まっているゼオライト触媒を撹拌
槽7に送り出す、送り出されたゼオライト触媒は、剥離
片として塊になっているため、撹拌槽7でスラリー状に
分散される。このスラリー液は濾過中にバルブ11から
上段反応槽3に戻される。加圧逆洗後、バルブ13を数
秒間開いて、濾過器6内圧を上段反応槽3内圧より低く
して濾過を再開する。上段反応槽3の液面調節は、液面
調節弁も兼ねるバルブ8を、図中点線で示される信号情
報により自動的に開閉することによって行われる。この
ような濾過器の加圧逆洗を一定時間ごと、好ましくは2
0分〜60分ごとに自動的に繰り返すことにより反応器
内の触媒ゼオライトを略一定に保つことができる。
塩素化反応により生成した塩化水素ガスは上段反応槽3
の上端部より冷却器15を経て、図中点線で示される信
号情報に応じて圧力調整弁16で所定圧に調整されて排
出され、排ガス処理工程に送られる。
上記の*a<r、てベンゼン、クロロベンゼンを塩化度
1.5〜1.7、他のモノ置換ベンゼンを塩化度0.5
〜0.7まで塩素化した反応液を濾過器に供給するとき
、塩素反応率99%以上、パラ選択率85%以上で、パ
ラジクロロベンゼン、パラクロロトルエンなどのパラ位
が塩素で置換されたベンゼン類が得られる。多塩素行加
物の選択率は0.02モル%以下、多塩素置模糊は0.
3モル%以下となる。また、トルエンなどのアルキルベ
ンゼンを原料とするときの側鎖塩化物の副生量も0.5
モル%以下となる。
なお、ここでいう「塩化度」及び[is!i択率1は、
それぞれ下記式により定義される。
を表わし、nは0〜6の整数を表わす)Xt 選択率=      xto。
ΣXi (式中、Xiは各生成物のモル分率を表わす)上記第1
図の場合、大量に発生ずる反応熱の除去のために、液外
部循環による多管式熱交換器を使用している。
本発明においては、約0.3μmの結晶粒子からなる5
0μn以下の凝集粒子であるゼオライトを触媒として用
いるか、反応液より触媒分離の為の固液分離機として濾
過器を用いる場合、使用する炉材によっては、ゼオライ
ト1放 易い9例えば、本発明の方法により得られる生成物かバ
ラジクロロベンゼンである場合、その精製を??(+よ
りバラジクロロベンゼンを晶析後、連続多段溶融精製装
置(例えは、特公昭4 7−4062 1号公報に記載
の結晶精製装置)により溶解精製するとき、枦?へ中に
ゼオライト触媒の微粒子かリークすると、精製バラジク
ロロベンゼン中に残留して好ましくない。多孔質のセラ
ミックよりなるP材を用いれば、この様な問題は回避す
ることができる。
作用 本発明において、反応器F部の管状部に塩素カスを導入
せず、下段反応槽を設けてそこに塩素カスを導入すると
、多塩素付加物及び多塩素置模糊の生成か減少する理由
に関して、詳細には明らかではない。下段反応槽を有し
ない反応器を用い、反応器下部の管状部に塩素カスを導
入すると、塩素ガスは急激に吸収され、反応するか、気
液がピストンフローで上昇するため、液中溶解塩素濃度
か高くなり、多塩素付加物及び多塩素置模糊の生成が多
くなると推定される。しかしなから5本発明においては
、塩素カスの一部または全量を下段反応槽に導入するの
で、塩素カスのバブリングにより下段反応層内に液の循
i流が起こり、反応液と塩素ガスは良く混合し、また滞
留時間か大きく反応が十分に進むので、液中溶解塩素濃
度を低く保つことかでき、多塩素付加物と多塩素置模糊
の生成か抑制されると推定される。
また、本発明の方法では、湾外部循環カスリフト型反応
器を使用することで、大きな総括伝導係数と大きな循環
液流量か得られ、容易に反応熱を除去し、同時にゼオラ
イトRf! 111.の沈積防止をしなから、多塩素付
加物や多塩素置模糊の副生を抑制し、更に固液分離機、
撹拌槽との組合わせによって、長期間安定にバラ位か塩
素化されたベンゼン誘導体を製造することかできる。
実施例 次に、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 内径50(7)、長胴部長さ50■の下段反応槽、内径
4、3 cm、長さ4.5mの上昇管、内径60cm、
直胴部長さ1.5mの上段反応槽、及び直径20.2n
m、長さ5mの冷却管を3本設けた多管式熱交換器を有
する下降管で構成される第1図に示すような液外部循環
カスリフト型反応器を用い、含水率1oppn以下のク
ロロベンゼン44kft/hrと塩素カス17〜18b
g/hrを下段反応槽に供給し、反応液を3.7 rt
?/hrで循環させた。下段反応槽に於ける反応温度か
70°Cになるように下降管で冷却し、上段反応槽の圧
力を1.5bg/cIilGに調節した。上段反応槽よ
つ、塩化度 1.61〜1.63の反応液を上段反応槽
の液面が一定になるように抜き出し、平均孔径10μm
、外径7儂、内径4個、長さ50■の多孔質シリコンカ
ーバイド製置筒状枦材を三本内在しな濾過器に送り、七
オライド触媒と反応液の分離を行った。濾過器は30分
ごとに圧力6kir/caGの窒素カスにより加圧逆洗
し、ゼオライト触媒は、撹拌槽でスラリー状にして上段
反応槽に戻し、循環使用した。
なお、セオライト触媒は、カリウム含量か酸化カリウム
として、11.8重量%のL型上オライドを0、1mm
1IQ、150℃で24時間乾燥し、反応液中濃度か1
.75重量%になるように反応開始前に上段反応槽に投
入して用いた。
北記のようにして、400時間連続塩素化した。
50時間後、200時間後、300時間後、及び400
時間後の塩素反応率及び主な生成物の各選択率を第1表
に示す。反応液は、カスクロマトグラフィーで分析した
また、連続塩素化50時間後でと過開@10分後のP液
中のゼオライト触媒濃度を第3表に示ず。P液中のゼオ
ライト触媒濃度は、沢液500  njを窒素気流中1
00°Cで2時間、次に200℃で1時間加熱した後、
500℃で2時間加熱して、残留したものをゼオライト
触媒として計算した。
第1表 合、上段反応槽の反応温度は72℃になり、液循環′a
量は2.7 nr/hrであった。結果を第2表に示す
第2表 注)DCBニジクロロベンゼン 丁CB:)リクロロベンゼン 実施例2 実施例1と同じ反応器を使用し、塩素ガスの供給方法を
、塩素カス量の50%を下段反応槽に、残りの50%を
上段反応槽に供給するように変える以外は実施例1と同
様な条件で塩素化した。たたし、下段反応槽の反応温度
を70°Cに調整した。その陽性)DCBニジクロロベ
ンゼン TCBニトリクロロベンゼン 実施例3 シリコーンカーバイド製濾材を、通気度1.5c//−
・secのポリプロピレン製の炉布に変えた以外は、実
施例1と同様な条件で連続塩素化した。
連続塩素化50時間後で濾過開始10分後のP液中の七
オライド触媒濃度を第3表に示す。
第3表 第4表 比較例1 下段反応槽を除いて、上昇管をその部分まで延長し、塩
素カス及びモノクロロベンゼンの導入管を接続した以外
は、実施例1と同じ反応器を使用し、塩素カスを上昇管
下部より供給し、実施例1と同様な条件で塩素化した。
但し、反応温度を上段反応槽で70℃になるように冷却
した。液W1環流量は3.2 %/hrであった。結果
を第4表に示す。
注)DCBニジクロロベンゼン TCB:)リクロロベンゼン 発明の効果 本発明の方法によれば、ゼオライト触媒存在下、塩素カ
スを用いてベンゼンまたはモノ置換ベンゼンを連続塩素
化するに当り、液外部循環ガスリフト型反応器を用いる
ことにより、大きな総括伝導係数と大きな循環液流量が
得られ、容易に反応熱を除去することができ、そして、
その反応器において、上昇管の下部に下段反応槽を、ま
た上部に上段反応槽を設け、塩素ガスを下段反応槽また
は下段反応槽と上段反応槽に供給することにより、多塩
素性加物や多塩素置模糊の副生を抑制して、パラ位が塩
素で置換されたベンゼン誘導体を長期開にわたり安定に
製造することかできる。したかって型頭発明は、パラ位
か塩素で置換されたベンゼン誘導体を製造するのに、工
業的に極めて有用な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の工程の一例を示す工程図である。 1・・・上昇管、2・・・下段反応槽、3・・・1段反
応槽、4・・・下降管、5・・・冷却手段、6・・・固
液分離機、7・・撹拌槽、8.9.10.11.12.
13・・・バルブ、14・・・分離液抜出しライン、1
5・・・冷却器、16・・・圧力調整弁、17・・・渦
流量計、18・・・脱水器。 特許出願人 呉羽化学]−業株式会社 代理人   弁理士  蒲郡 剛 第1図 一手MQ全市−1三書 (自発) 平成 1年 7月lO日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事1牛の表示 昭和63年 特許願 第194383号2、発明の名称 ベンゼンまたはモノ置換ベンゼンの塩素化方法31山i
[をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番11号
代表者 児玉 俊一部 4代理人 住所 〒101 東京都千代田区神田錦町1丁目8番5号6、補正の内容 (1)明細書第4頁第9行目の「エアーリフト型」を「
ガスリフト型」に補正する。 (2同第8頁第8行目ないし第9行目の「深さは3cm
以上、・・・・・特に好ましくは、」を削除する。 c3)同第8頁第15行目ないし第16行目の「少なく
とも5 cm以上、」を削除する。 (4)同第14頁第7行目のrO,02モル%」をro
、(16モル%」に補正する。 ■ 同第16頁第2行目ないし第19行目の「作用・・
・・・・・抑制されると推定される。」を削除する。 (61同第17頁第1行目の「総括伝導」を「総括伝熱
」に補正する。 ■ 同第17頁第11行目の「長胴部」を「直胴部」に
補正する。 (8)  同第20頁第2行目の次の「第2表」を次の
通り補正する。 「 第2表 (g) 同第22頁上段の 「第4表」を以下の通り補 正する。 「 第4表 同第22頁下から第8行目の 「総括伝導」 を 「総括伝熱」 に補正する。 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベンゼンまたはモノ置換ベンゼンをゼオライト触
    媒の存在下、塩素ガスにより液相で塩素化するに当たり
    、下段反応槽、該下段反応槽の上部に設けた上昇管、該
    上昇管の上部に設けた上段反応槽及び下降管よりなり、
    冷却手段を上昇管及び/又は下降管に付した液外部循環
    ガスリフト型の反応器及び固液分離機を少なくとも有す
    る装置を用い、ベンゼン又はモノ置換ベンゼンを該装置
    のいずれかの位置に供給し、塩素ガスを下段反応槽また
    は下段反応槽と上段反応槽に供給し、反応器より抜き出
    した反応液を固液分離機に導入してゼオライト触媒を分
    離し、分離液は精製工程に送り、ゼオライト触媒を反応
    器に戻すことを特徴とするベンゼンまたはモノ置換ベン
    ゼンの塩素化方法。
  2. (2)固液分離機が間欠的に加圧逆洗が可能な密閉型濾
    過器である特許請求の範囲第1項に記載の方法
  3. (3)固液分離機が多孔質セラミックスよりなる濾材を
    有する濾過器である特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の方法
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